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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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種子島レポート

こんにちは、田村です。
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さる5月22〜25日かけての3泊4日で、
種子島を訪れました。そのレポートを。

鉄砲伝来の地であり、宇宙センターがあることで
知名度は非常に高い種子島ですが、
サイクリスト的にどうなのか?
という情報が少ない島ではないでしょうか。
自分も今回が初訪問であります。
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種子島は本土最南端で知られる佐多岬から
南東に約40kmの洋上に浮かぶ島。
かなり大きな島が二つありますが、いうまでもなく
東の細長い島が種子島で、
西の丸いのは屋久島。
屋久島は標高2000m近い山が突き出してますが、
種子島は対照的に最高標高が300mに満たず、
一見すると平らな島に思えます。
実際、20数年前に屋久島を訪れた際に
遠望した種子島は「なんか空母みたい」と思えたほど
平べったく見えました。
しかし、実際に訪れるとなかなかどうして……。
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空路での訪問となります。
羽田から鹿児島行きに乗り、鹿児島で乗り換え。
もちろん、今回も自転車キャンプ×釣り。
新調したオルトリーブのバッグを使うのも楽しみ。
シートパックQRと、フォークパックを採用しました。
いずれも着脱が容易で、これまで以上に
輪行がラクなことを実感。
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7:45羽田発の鹿児島行きスカイマークで出発。
代わり映えのしない737型機ですが、
ウイングレットのハートがかわいい。
2時間弱で鹿児島に到着。
梅雨前の貴重な晴れ間に恵まれ、
霧島が遠望できました。

晴れ間に恵まれた……というのは
ある意味では当然で、無数にある行きたい場所のなかから、
晴れそうなエリアを出発の前日に選んだのでした。
だからあまり安いチケットが取れないのは
致し方ありません。
種子島往復で7万円少々……。
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鹿児島空港でATR42に乗り換え。
大昔、屋久島へ行った時はYS-11がまだ現役でしたが、
最近のローカル空路はATR42が席巻してる感あり。
個性はないですが、機能美を感じる機体です。
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ぶおーんと離陸すると、
すぐに桜島が眼下に現れます。
マグマが作り出した地形が圧巻。
日程に余裕があれば、桜島も走ってから
フェリーで種子島へ渡りたいところですが、
今回は4日間しか確保できず、
鹿児島空港と鹿児島港が遠いこともあって
空路で時短せざるをえません。
ATR42は大隅半島を横切って洋上へ。
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種子島に向かって高度を下げ始めると、
馬毛島が見えました。
「空母艦載機陸上離着陸訓練」の施設を
作る・作らないで物議をかもしている無人島。
全島がすでに滑走路のように平ら。
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30分で種子島上空に到達。
たいした標高はないものの島のほとんどが段丘に覆われ、
平地が極端に少ない地形。
海外線に沿った道はまれで、丘の裾を
横切っている様子がくっきり……。
サイクリスト目線で俯瞰すると、
「こういうのがキツイんだよな〜」と
不安を覚えます。
事前にRide with GPSでルートを作っているので、
意外と多い獲得標高などは知ってるつもりでしたが、
所詮は机上の計画なのでナメてた感もあり、
実際に種子島を目の当たりにすると
走る前からビビってきました。
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定刻通りに着陸。
タラップを降り、歩いてターミナルへ向かう間に、
自分の輪行袋が降ろされる様子を目撃。
大きな空港だと目にすることがない光景だから新鮮。
ATR42の貨物室は機体の前部なのか。
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コスモポート!
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手荷物引取り所でいきなりキタ!
まさにktkr!
アニメ・ゲーム「ロボティクス ノーツ」の
痛い美少女、フラウ坊がお出迎え。
ポスターの軽い退色に歴戦の風格がありますな〜。
アニメが放映されたのは10年前ですが、
こうして掲示されていることに感動。
すでに訪問の目的を半ば達成したも同然だw
種子島を訪れたモチベーションも
アニメ舞台の訪問だったりするのですよ。
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預けた自転車とバッグを受け取り、
走行状態が整ったのはお昼すぎ。いよいよ出発。
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初日のルートはこんな感じ。
島の中ほどにある空港から、種子島随一の街である
西之表を経て、キャンプOKな浦田の海水浴場まで。
距離は50kmほど。
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空港から海岸までは一気呵成の下り。
畑越しに海が見える光景は
三浦半島に似てます。
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種子島で唯一の国道が58号。
鹿児島市から沖縄まで続くことで知られ、
海上区間(航路)が長い国道です。
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雄龍雌龍の岩。
海に投げされた夫婦の生まれ変わりだとか。
一対の岩を夫婦に見立てるのは
全国的に見られる風習。

浜津協〜西之表の国道58号は
おおむね海外線に沿った爽快なルート。
交通量はとても少ないです。
日曜なのにサイクリストも皆無。
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鉄砲のモニュメントが迎えてくれる赤尾木橋。
これを渡ると西之表の市街地。
人口3万人近い種子島の首都であり、
航路の玄関口となる城下町です。
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銃身を打つ鉄匠、八板金兵衛の像。
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まずは「鉄砲館」へ。
南蛮船をかたどったユニークな外観。
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若狭姫は、鉄砲の製造を命じられた
八板金兵衛の娘。
鉄砲に欠かせない尾栓の秘密「ねじ」を
知るためにポルトガル人に嫁いだとか。
当時の日本には「ねじ」という概念がなく、
若狭姫がリバースエンジニアリングの
尊い犠牲になったわけだ……。
一説には日本史上初の国際結婚と言われてます。
(アジア圏を除いて、ということでしょう)
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さすがに鉄砲の展示は圧巻。
伝来当時〜幕末頃までの
さまざまな銃器が展示されてました。
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「女の殿様」として種子島で敬慕されている松寿院。
島津家から腰入りするも世嗣ぎに恵まれず、
自ら政治をとったとか。
幕末の将軍家に嫁いで
大河ドラマになった篤姫のおばさんに
当たる方でもあります。
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種子島に伝わるエギ。
自分が悪戦苦闘しているイカ釣り用の
ルアーは、薩摩が発祥と言われてます。
種子島は大隈の国に入るらしいですが、
歴史的には薩摩とのつながりが深いようなので、
エギも古くから使われているようです。

ただの木片のような素朴なエギから、
現代とほぼ同じ形のエギまで多様。
前方に重りをつけ、後端に針(カンナ)を付けるという
基本構造は共通。
地方の歴史民族資料館などに寄ると
漁労具の展示があることが多いです。
以前は見向きもしませんでしたが、
釣りをするようになってからは
途端に興味が湧いてきました。
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鉄砲館の向かいは種子島氏の城跡で、
14代である時堯の像が立ってます。
鉄砲伝来時の当主、という知識しかありませんでしたが、
当時は若干16歳。
すでに前年には「禰寝戦争」で活躍して家督を継いでたとか。
漂着したポルトガル人から鉄砲を買い上げ、
さっそく国産化を命じたあたり、
才気にあふれた若殿だったようです。
像も、若いイケメン風にすればよかったのにw
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あちこちに解説板があり、
うろうろしてるだけで知識が身につきます。
戦国時代だけでなく、
種子島には縄文時代の遺跡も多いようです。
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西之表の港には、松寿院の統治中に
造られたという築島や岸岐(堤防)が残ってます。
斜面なので釣りの足場としてはイマイチですが、
歴史を感じさせる造形です。
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馬毛島について、島論は二分されているようです。
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表通りの観光案内所には、
控えめながらロボノのポスター。
10周年まであと37日と表示がありました。
案内所の方に、
「街に他にもアニメのパネルとかありますか?」
と尋ねたところ、「ないですね」とのこと。

スーパーで最低限の食材を物色し、
併設されてた100円ショップで
固形燃料などを調達してから、
キャンプ場がある島の北部へ向かいます。
重いビールは、もっとキャンプ場に近づいてから
買うつもり。
ちなみに、シートパックQRの左側に
差してる棒状のは袋に入れた釣竿です。
シートパックQRは側面に2対のベルトがあり、
棒状の荷物を合理的に懸吊できます。
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キャンプ場まで2kmという至近距離に
商店を見つけました。事前にキャンプ場の受付に
電話した際に商店の有無を確認してはいたのですが、
ちゃんと営業中のようでひと安心。
お店に入り、何時までやってますか?と確認。
20時まで開いてるそうなので、
「あとで夕暮れ頃にビール買いにきます」と伝えて
先へ進みました。
これで冷えたビールの目処がたち、
軽く心が躍ります。
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ゆるいアップダウンをこなして北上すると、
浦田の海水浴場が見えてきました。
なんだか凄い建造物が建ってます。
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白砂が美しい海水浴場。
ここがテントサイトなら最高なのですが、
残念ながら陸地側になります。
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巨大な管理棟の脇がテントサイト。
スタッフの方に利用料1000円を支払い、設営。
この日は申し分のない快晴でしたが、
翌日以降の天候がいまいち怪しいので、
テントは雨に強いダブルウォールを持参。
ここはシャワーがあり、トイレはウオッシュレット装備。
かなり清潔で文化的です。
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管理棟に貼られていたパネル。
ビーチといえば水着だなw

設営を終えたのが16時。
心置きなく釣行へでかけます。
浦田海水浴場の左右に漁港があるのですが、
左(西側)の大久保港のほうが
こじんまりしてそうなので、そちらへ。
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わずかな漁船に似合わないほど
立派な堤防がありました。
港内側が低いので、釣りの足場としては完璧。
ほかに釣り人はおらず、貸し切り。

さっそくエギを放り込みます。
以前はいろんな色のエギをとっかえひっかえしてましたが、
イカは色盲らしいので、明度以外は釣果に関係ない
という説が有力。そこで、自分からの視認性が高い
ピンクやオレンジ色のエギを投げることが多くなりました。
小一時間ほど投げ、
うーん釣れないなあ、移動するかと考え出した頃……
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やや小ぶりですが、実に美味しそうな
アオリイカを釣り上げました。
やっぱり離島は釣れる確率が高い。
きた甲斐があるってものです。
先の四国一周では、3週間いて
1杯しか釣れませんでしたからね。

なにはともあれ、1杯釣れればソロキャンのツマミとしては
十二分なので、さきほどのお店経由で
とっととキャンプ場に戻ります。
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ささっと捌いてイカ刺しに。
ほのかな甘みと弾力ある歯ごたえに
脳がとろけます。ビールがすすむことすすむこと……。
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こうして、旅の初日から
最高の一夜を過ごすことができました。

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2日目、出発前に自転車と装備の記念撮影。
管理棟の階段が足場になってくれたので、
このように俯瞰写真を取ることができました。
黄色い寝袋は、スタッフバッグに入れず、
シートパックの先端に直接押し込むと、
容量を効果的に使えます。
ただし、オルトリーブのように防水性に信の置ける
バッグに限ります。

調理の火器を固形燃料とすることなどで
だいぶ荷物を減らしたつもりですが、
釣り具などを含めるとけっこうな荷物量となり、
自転車やバッグを含めた総重量は18kgほど。
ウルトラライトどこいった?という重装備。
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2日目は、島を縦断して
南種子町の宇宙ヶ丘公園をめざしました。
走行距離は約100km。
種子島の広さと意外なほどの険しさを
実感する1日となりました。
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種子島北端の灯台、喜志鹿灯台。
晴天なら薩摩・大隅半島を望むそうですが、
薄曇りでよく見えませんでした……。
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灯台を回り込んで東岸に降りていくと、
湊川の河口に至ります。メヒルギが自生していて、
いかにも熱帯といった光景が広がります。
いわゆるマングローブです。
集落にはコンクリート打ちっ放しの塀を備えた
民家が多く、台風への備えを感じさせます。
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川筋に沿って林道へ進むと、
「ヘゴ」という大きなシダ科の群落が出現。
恐竜の図鑑で見たような気がします。
天候のせいもありますが、肌がしっとりするほど湿度が高い
山中を抜けて南下していきます。
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県道に戻ると、標高差100mくらいの
アップダウンが繰り返されます。
眺望がよいカーブには、木折坂という名がありました。
その昔、島主の娘さんが狩りに出かける際、
帰り道に迷わないように木を折りながら
上った坂とのこと。
晴天なら海と丘の共演が見事そうですが、
この日はどんより。
どこまでも海岸段丘が続く地形は
よくわかりました。
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種子島氏が航海の安全を祈願したという
風本神社。風はサイクリストにとっても
非常に重要ですから、心を鎮めて参拝。
風の神様であり、縁結びの神様であり、
女児をさずかるご利益もあるとか。
夜になると女児が出てくる、といった
ミステリアスな解説もありました。
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ちょっと上ると、すぐに下る県道。
交通量がほとんどなく、静かなのはいいのですが、
風向きもいまいちで(神様……)
まったくペースが上がりません。
峠のように、ガーッと上ってガーッと下る、という道は
けっこう好きなのですが、
うねうね続くアップダウンは苦手なんですよ……。

種子島の観光サイトや、とある本には
「種子島は高い山がないから走りやすい」みたいなことが
書かれてましたが、
「本当に自転車で走ったのかよ〜」と
問い詰めたくなります。
キャンプ道具の重さもあいまって、
けっこうしんどい時間が続きました。
加齢による体力低下も否めませんし……。

もっとも、このしんどさは地形だけが理由でなくて、
「お腹が減ったから」という気もしてきました。
朝、袋麺ひとつ食べただけで7時前に出発して
なにも食べずに3時間以上も走ってましたから……。
手持ちの羊羹を食べると、少し元気が出てきました。
時々は自販機も現れます。
なんにせよ、サイクリングの印象なんて十人十色。
どこまでも個人的なものです。
タフな剛脚さんなら、「種子島は平ら」という
印象が残るのかもしれません(ほんとかよー)。
種子島レポート_d0211129_14574125.jpg
一転して妙に平坦なエリアに出たら、
海軍航空隊の遺構だという煙突が出現。
戦時中、飛行場を作り出したものの、未成に終わったそうです。
鹿児島には鹿屋と知覧に有名な航空基地がありましたが
(前者は今も海自の基地)
それでも足りず、種子島のような離島の丘に
平坦な滑走路を造るのは、さぞ大変だったことと思われます。
このあたりには増田宇宙通信所という施設もあります。
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増田でようやく県道が海沿いに出たので、
見かけた堤防で竿を出してみました。
残念ながらエギにもメタルジグにもアタリがなく、
魚影も見えないので、
海に別れを告げて中種子の市街地へ向かいます。
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標高100mくらいまでのろのろ上ると、
パーっと視界が開けるように中種子の街が出現。
久しぶりに現れた信号の向こうにはAコープ。
島なのに街が海沿いになく、
丘の上にあることが意外に感じます。
ここまで60km近い距離を走ってきたので
疲労もたまってきましたが……
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中種子はロボティクスノーツのメイン舞台なので、
見所が多くて不思議と元気が湧いてきます。
初訪問なのに既視感に包まれるという
倒錯気味の心地よさが舞台めぐりの醍醐味でしょう。
オタクはゲンキンなものです。

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愛のスコール飲んで元気一発!がんばれる!!
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ちゃんと案内があります。
放映当時はそうとう盛り上がったのでしょうか。
10年遅れの訪問となりましたが、
「聖地」として今も存在してくれてるのが
ありがたくて涙ぐんできます。
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思いきり街中にある旧種子島空港。
2006年に廃止されたそうですが、ターミナルや
ハンガーが往時のままに残ってます。
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あのハンガーに巨大ロボットが入ってたかと思うと
たぎるものがありますw
近年も演習などに利用されることがあるそうです。
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中学校。あまりうろついてると事案になりそうなので、
さりげなく拝見して先へ進みます。
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国道でとっとと南種子へ向かいます。
県道のほうに見所が多いのですが、それは明日にする予定。
しかし、国道を進んでもアップダウンが多いこと……。
やっぱりラクじゃない島ですよ。
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宇宙センターがある南種子町。
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南種子の市街地も、標高100mほどの丘に広がってます。
まずは役場に出向いて、宇宙が丘公園でのキャンプを
申請します。これも事前に電話で確認していたことですが、
役場にリアルで出向いて紙の用紙に
必要事項を記入する、という昭和レトロな申請方法。
情弱な自分にはお似合いです。
種子島レポート_d0211129_15203641.jpg
役場にあったのぼり。
アキちゃん(CV.南條愛乃)がんばってます。
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上皇さまの歌碑が立つ宇宙ヶ丘公園。
街から2kmと近いですが、
標高200mほどにあり、東方に宇宙センターの発射塔が
うすぼんやりと見えます。
ロケット発射の際は大勢で賑わうそうです。
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この日のテントサイト(中央広場)は貸切。
美しい芝生の広場です。
アニメに出てきた郷土資料館はなくなり、
サテライトオフィスなるものが建ってました。
設営後、せっかくの標高を失いながら
西岸の漁港(砂坂漁港)へ降りたのですが、
あいにく釣果ゼロ。種子島とはいえ甘くない……。
残念ですが、初日に釣れただけでも御の字。
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帰路、Aコープで買い出したお肉など。
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焼肉用の肉を、すき焼きでいただきます。
手っ取り早いし、焦げたりしないのでお気に入り。
食べて飲んだら寝るだけ〜。
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3日目の朝。
予報だと雨が降りそうでしたが、
まずまずの朝日が昇ってきました。
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宇宙ヶ丘公園に連泊するので、
周回ルートで見所を訪れます。
連泊だとキャンプ道具を置いていけるのがメリット。
距離60kmほどで、あちこち観光と釣りを
楽しもうという欲張りな計画です。
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朝食は南種子のコンビニ。
イートインで充電するのが真の目的だったりします。
複数泊キャンプでいちばん悩ましいのがコレで、
3日目にもなると持参したモバイルバッテリーが枯渇し、
なんらかの方法とタイミングで充電しないと
なりません。そんなにはネットに依存してないつもりですが、
ついつい見ちゃって、いつの間にか……。
コンビニにもそうそう長居はできないので、
ほどほどで出発。
種子島レポート_d0211129_08595293.jpg
長谷まで国道で北上してから、
太平洋に面した東岸へ。
大浦川の河口は一面のマンブローブに
覆われております。木々の根元には
シオマネキなどの小さなカニが
うごめいてました。
いっぱい捕まえて素揚げにでもすれば……
キャンプ旅だと、生き物を食材として
見てしまうことが多いですw
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種子島を代表する観光スポット、
千座の岩屋(ちくらのいわや)にやってきました。
ちょうどタイミングよく干潮だったので、
海蝕洞窟のなかを散歩できました。かなり広い。
こうした洞窟がいくつもつながっており、
身を縮めれば本当に1000人くらい座れそう。
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千座の岩屋に隣接した漁港にある温泉。
まだ8時で営業前(10時から)だったのが残念。
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道なりにすすんでいくと、
ついにロケットの発射場が見えてきました。
これ以上は近づけませんし、
発射予定がないのでロケットは不在ですが、
ニュースやアニメなどで「見たことある」風景を
目の当たりにできました。
このあたりは地形が込み入っていて、
アップダウンも続くのですが、
メリハリが効いていて不思議と楽しい
道筋だと感じました。
種子島レポート_d0211129_10301826.jpg
一般向けの宇宙科学技術館がある
竹崎エリア。
昔はここも射場だったらしいですが、
いまは公園として整備されてます。
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宇宙科学技術館の開館は9時半。
それより前に着いてしまったので、
隣接した竹崎港で竿を出してみました。
こじんまりとした漁港で海水の透明度が高く、
一瞬ですがアオリイカの姿が見えました。
粘れば釣れる可能性が高そうでしたが、
宇宙科学技術館も気になるので、
そこそこで竿を納めました。
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宇宙科学技術館は、パネルや映像展示がおもで、
実物の展示が少なかったのが残念。
どちらかといえば広報色が強く、
開発が遅れている新型エンジンの
有用性を前のめりにPRしてました。
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近くの食堂でいただいた宇宙ラーメン。
ゲテモノかと思いきや、普通に美味しかったです。
宇宙センターから南端の門倉岬までは、
めずらしく平地が続いていて、上越あたりを思わせる
水田が広がっていました。
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鉄砲伝来の地として知られる門倉岬。
大海原に面した断崖絶壁にあり、
一部の柵が壊れて立ち入り禁止なのが怖い。
まさかアニメのシーンを再現したとも思えませんが、
(ロボノで一番ダークなシーンの舞台が門倉岬)
ちょっとブルッときました。

「じゅーごよさんで」と覚えた1543年に
漂着したポルトガル人から2丁の鉄砲を
買い上げたと伝わります。
それからわずか30年後には
はるか遠くの三河長篠で何千丁もの鉄砲が
実戦投入されているのですから、当時の日本にも
すごい技術力、生産力があったんだなと実感。

種子島のあちこちにある鉄砲関連の案内には
決まり文句のように
「鉄砲が戦国時代を終焉させた」みたいな
平和に結びつけた記述があります。
実際のところはどうなんでしょうね……。
その論でいけば、航空機もロケットも核兵器も
平和に貢献しそうですが……。
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門倉岬の下には、かなり長い堤防が伸びる
漁港があったので、せっせと竿を出します。
外洋に面して潮通しがよく、となりの釣り師は
大きなスズキを釣り上げてましたが、
自分のエギには反応なし。風が強まってきたこともあり、
風裏になるであろう西側の漁港へ移動。
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屋久島の大きなシルエットが迫る田尻港。
竿を出しやすい堤防が伸びてましたが、
ここも反応なし。次行ってみよう。
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南種子市街の直下にあたる
大川港へ移動。釣りを始めて実感したのが、
全国どこもかしこも多くの漁港が整備されており、
立派な堤防が伸びていること。
漁業に必要なのはもちろんなのでしょうが、
土木工事による雇用創出の効果が高そう。
おかげで、サイクリングしながら気軽に
釣りができます。岩場とか船釣りだと、
サイクリングと両立させづらいですから。
堤防さまさまです。
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アオリイカ、いただきました!
これで心置きなく宇宙ヶ丘公園に戻れます。
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コインランドリーで洗濯し、その間に
買い物など済ませてから宇宙ヶ丘公園に引き上げて
さっそくイカ刺しをいただきます。
手持ちの醤油が切れたので、Aコープで
九州風の刺身醤油を買ったのですが、
さっぱりした甘みがイカと相性がよくて絶品。
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イカ刺しだけでは腹がふくれないので、
モツ鍋も。好きなものを好きなだけ
食べられるのがキャンプの醍醐味ですよ。

この晩は夜半から激しい雨が降りましたが、
居住性が高いテント(ニーモのバイクパック1P)を
選んできたので、快適に寝付くことができました。
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朝になっても小雨がぱらついてましたが、
どんどん撤収して出発準備。
シートパックQRとフォークパックによって、
撤収がずいぶんと楽になりました。
シートパックQRの固定力は完璧で、
ダンシングしてもほとんど揺れません。
なかの荷物が増減しても、内部のフレームと
底面のプレートのおかげで
外形がシャキッとします。

フォークパックもパニアバッグより揺れず
(小ぶりなので当然ですが)
これまでより走りの快適さが高まりました。

今回、エアロバーをつけているので
フロントバッグは割愛し、ハンドルにはテントを吊るしてます。
ニーモのバイクパック1Pの収納袋は、
それ自体がハンドルなどに吊るせるよう工夫されてます。
(自分は別途、スキーストラップを使ってますが)
すると、他のバッグへの荷物収納を終えた後に
テントだけ最後に撤収することができるので、
屋外での作業時間が減ります。
雨の日は特に有効です。
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さらば、宇宙ヶ丘公園。
快晴の日に再訪したい。
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旅の最終日となる4日目は、
海沿いルートを選びつつも
シンプルに空港をめざしました。
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ずいぶん古びた公共施設が目立つ南種子町。
ロケット打ち上げ施設が作られ出した昭和40年代に
公共施設も一気に整備されたのでしょうか。
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進んでいくと、天気が回復してきました。
2日目に走った東岸に比べると、
西岸は平坦な区間が多いです。
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火力発電所がある島間港。
広い岸壁から竿を出してみましたが、
なんの反応もありません。昨夜の雨のせいか
海が濁り気味。
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北上していくと、
砂丘に半ば埋もれた広大な廃墟が出現。
広大なプールのような囲いが散見されます。
養殖場かなにかだったのでしょうか。
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西岸は県道もかなり高規格で、
丘の谷間を長い橋梁でわたっていきます。
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中種子の歴史民族資料館。
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やはりエギの展示がありました。
いずれも20cmくらいあり、自分が使ってる13cmくらいの
エギに比べると巨大です。
大きいエギで大きいイカを釣る……漢のロマン。
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旧空港を再訪。
アイショップでお弁当をいただいたあと、
現役の空港をめざします。
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雨が降る前に……と、セッセと走ったら、
お昼過ぎには空港に着いてしまいました。
取っておいたフライトは18時。
空港のカフェはあいにく定休日で、
周りにはなにもありません。
幸か不幸か天候が回復してきたので、
漁港へ降りることにしました。
標高250mからゼロになるので戻るのが億劫ですが、
何時間もボーッとしてるよりマシでしょう。
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古風な堤防が伸びる牧川港へ。
午前中より透明度が増してきて、
なかなか有望な印象……に反して何も釣れませんでしたがw
釣りのおかげで退屈せずにすみました。
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空港に戻って輪行支度。
キャリアがなく、いずれのバッグも
ほぼワンタッチで外せるので、あっという間に
準備完了。テントなどはつけたままで輪行袋に
収まります。
種子島〜鹿児島の日本エアコミューターと、
鹿児島〜羽田で利用したスカイマークも
自転車に対して料金を取らないのがうれしい。
ジェットスターなんかは4000円も取りますからね……。
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「おじゃり申せ」は「いらっしゃい」。
「よいら〜いき」は「みんな一緒に」。
「のっちいよ〜」は「また会いましょう」。

ありがとう種子島!
今度は船で訪れたいと思います。


# by cyclotourist | 2022-05-28 12:04 | おしらせ | Comments(0)

伊豆で自転車×キャンプ×釣り

こんにちは、田村です。
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3年ぶりに外出自粛などから解放された
ゴールデンウィーク。やっと……という感じ。
この季節は、「舞台サイクリング研究会」の
ミーティングと称した集合ランに
参加するのが恒例なのですが、
今年はひさしぶりの開催です。
衆議の結果、舞台は伊豆が選ばれ
二泊三日で自転車キャンプ×釣りを楽しむことに。

いつもお世話になってる四国の先輩、ジェームス氏は
寝台特急サンライズ瀬戸で沼津へお越しになることに。
なんと、朝の5時半には沼津に着くという素晴らしさで、
唯一残った実用的な寝台特急の面目躍如といったところ。
そのご到着をお迎えするため、自分は三島に前泊。
沼津の隣である三島には、
愛用している格安ビジネスホテル、α-1があるのです。
こうして、5月2日が前泊、3〜5日が
サイクリングという予定になりました。
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2日の当日になって、
あわただしく旅装を整えたジェイミス・レネゲードC2。
ひさしぶりの出番。
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今回の新装備はエアロバー。
ツーリング用途のグラベルバイクに
ミスマッチなアイテムだとは承知してますが、
中二病っぽいカッコよさが魅力ではないでしょうか。
「ぼくがかんがえたさいきょうのじてんしゃ」って感じw
プロファイルデザインのソニックエルゴ45ARという
短めのタイプです。
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取り扱い代理店のホームページに
ちゃんと「バイクパッキング」って書いてありますw
海外のバイクパッキング(もともと舶来ですが)では、
グラベル+エアロバーという仕様は
珍しくないみたいです。

私の限られた走行速度で空気抵抗が
気になるシーンはまれですが、
ポジションが増えることで体への
ストレスを分散できるかなあ……と。
しかし、伊豆はアップダウンが多いですし、
今回はたいした距離も走らないので
有用性が低いのは百も承知です。
まあ、試せる時に試しておきましょう。
バッグの取り付け方が変則的
(イス外付け+アクセサリーパック)
になってしまったのは致し方ないところ。
(改善したい)
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イス、焚き火台、そして釣り道具などを目一杯セレクト。
釣竿は2本、釣りバケツは、小さくたためる
オルトリーブのフォウルディングボウルで代用。
沈めるためのオモリは携帯工具でw
気候がよい時期であり、好天も予想されたので、
テントはヘリテイジの自立型シェルターを登用。
大きな黄色は寝袋。この季節は薄いタイプで済むので、
バッグに詰めれば小さくなります。
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ガスバーナーはどうしてもかさばるので
(それでいて焚き火台を持つという矛盾…)
今回は固形燃料を前提とした調理器具を選びました。
それでも全体としては結構な荷物量に。
こんなので予定ルートの戸田峠に上れる自信はありませんが、
そこはプランニング次第。
連泊できる周回コースを組むことで、
2日目はキャンプ道具なしの軽装で走るつもり。
それでもけっこうシンドイことが
予想されるのですが、何度も走ったエリアなので
なんとかなるでしょう。
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新幹線で三島へ。
ゴールデンウィークで混雑も危惧されますが、
始発の東京駅から「こだま」に乗る限り、
空いた自由席を確保できる可能性が高いです。
指定席だと「特大荷物スペースつき座席」の予約が
必要になったので、それが不要な自由席が気楽です。
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予定通り三島駅で降車しましたが、
出発間際の「こだま」に近づく乗客がいて出発延期。
(自分は降りたから関係ないのですが)
その乗客は、あっという間に駆け寄った駅員に
誘導されてました。車中に忘れ物したらしいですが、
なんとも非常識な……。
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夕方にはα-1に投宿し、
明日からの旅に向けて英気を養いました。
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翌朝、5時前には宿を出発。
三島から沼津まで6kmほどを走ります。
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沼津駅改札。5時台に来るなんて初めてなので新鮮。
電光掲示板に表示された寝台特急の名前が神々しい。
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入場券を買ってホームへ。
こちらは差し込む朝日で神々しい。
数え切れないくらい訪れた沼津駅ですが、
時刻が違えば新鮮そのもの。
かつては東海道本線の中核駅だったので、
いまでもホームが長くて立派。
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5時20分過ぎ、列車名どおりに朝日をさんさん浴びながら、
サンライズが入線。堂々たる風格です。
もう20年以上走ってて、本来ならそろそろ車両を
更新してもよい時期でしょうが、そんな話は聞きません。
末長く運行を続けて欲しいと思いつつも、
乗れる時に乗っておくのが正解でしょう。
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四国の兄貴、ジェームス氏がご来着。
サンライズで沼津入りとはうらやましいかぎり。
今回の旅が楽しみすぎて、車中であまり眠れなかったとか。
なにはともあれ、再会を祝して改札を出ます。
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スポルティーフを組み立てる兄貴。
氏の自転車はこだわりが満載で
見飽きることがありません。
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ほかのメンバーが来着するのは9時。
ずいぶん時間があるので、
兄貴を沼津市街にご案内。
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7時から開いてる沼津港の丸勘さんへ。
開店前に列ができていて、
ゴールデンウィークであることを実感。
サクッとしらす丼をいただいて出発。
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展望水門びゅうお。
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びゅうおの脇から千本浜へ。
きれいな富士山が顔をだしてくれ、
先輩も大喜び。
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狩野川沿いをサイクリング。
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9時前、沼津駅に戻ると全員集合。
京都からの北山先輩と、千葉からの隊長殿が合流し、
総勢4人で出発。
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初日は大瀬崎にあるキャンプ場へ走るだけ。
堤防で竿を出しつつのポタリングといった計画。
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みんなで再訪。
いちおう「舞台サイクリング」なので。
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梨子ちゃんのマンホール。
放送時は「?」といった印象で
推しではなかったのですが、最近見直すと、
梨子ちゃんの魅力がわかってきたようなw
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再び沼津港へ行き、今度は「あじや」さんで天丼。
3時間前にも食べたばかりですが、ペロッと完食。
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四国の兄貴が頼んだアジ三昧定食がすごい。
フライ、干物、そして刺身。
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激混みの国道から逸れて、
駿河湾沿いに南下。伊豆に入ります。
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ほどなくして内浦。
観光案内所前の小さな堤防で投げてみますが、
なかなか当たりがありません。
ほどなくして、四国の兄貴はエソを
釣り上げましたが、小さいのでリリース。
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このあたりでは一級の釣り場とされる
木負の堤防。しかし釣れません。
このエリアにはコンビニしかなく、
生鮮食品の買出しに適したスーパーがありません。
(伊豆長岡か戸田に出ればあるけど)
つまり、釣れなければコンビニ食材で
キャンプ飯をまかなうことになります。
それだけに、各自真剣にルアーを投げるのですが、
釣れない時は釣れない……。
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釣れないまま先へ進み、
江梨の集落にある酒屋で飲料を調達。
この酒屋さんが大瀬崎の手前3kmほどにあることで、
同地でのキャンプが可能になると言っても過言ではありません。
食材は乾きものしかありませんが……。
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けっきょく坊主のまま、大瀬テント村へ。
以前は、釣れないと悔しくて死にそうでしたが、
そんな体験を何十回も重ねてきたので
最近は「まあそんなもんだよね」とサッパリしたもんです。
翌日に賭けよう、ということの繰り返しw
なにはともあれ、
あいかわらず野趣あふれるキャンプ場。
急峻で棚田ような区画に設営します。
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さすがに利用者が多く、
どうにかこうにか設営。
四国と京都の兄貴はツエルト泊です。
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四国の兄貴こだわりのクッカー。
ダイソーのあれこれを
高密度に組み合わせてました。
こうしたコンパクト化の積み重ねで、
前後バッグしかないスポルティーフでも
キャンプを可能にしているのです。
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なにはともあれ乾杯。
こうしてリアルで宴会できることが
うれしくて泣きそう。
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釣果ゼロなので夕食が寂しいのは否めません。
自分はもうコンビニのおでんでいいやと
ハナからあきらめていた感もありますが、
四国の先輩は小さなクッカーを駆使して
何種類もつまみを作ってふるまってくれました。
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こうして夜は更けていったのでした。
この日は珍しく(?)、自分はわりと紳士を保ち、
一方、四国の先輩が「殿ご乱心」状態に酩酊して
崖を転がったりして興を添えてくれました。
それでも21時過ぎには
全員が寝につきました。
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2日目も快晴。7時過ぎにはサイクリング開始。
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距離こそ60km少々ですが、
それで獲得標高1300mに及ぶルートへ。
大瀬崎〜内浦は平坦ですが、
それ以降は上りか下りしかありません。
伊豆ですと戸田峠から
西伊豆スカイラインを南下するのが定番ですが、
連泊するために西伊豆スカイラインには入らず、
戸田へ降りる周回コースとしました。
連泊するなら、キャンプ場に道具を
置いて走り出せますから。
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伊豆長岡からは狩野川に沿って修善寺へ。
城山などのダイナミックな景観が
伊豆の山深さを教えてくれます。
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伊豆は初訪問という四国の兄貴のご要望で、
修善寺をルートに組み込みました。
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竹林の小径。このあたりは、
自分としてもスルーすることが多いので、
なかなか新鮮。
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撮影に興じる兄貴。
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兄貴のトーエイ・スポルティーフ。絵になる……。
フランス生まれの旅行車である
ランドナーやスポルティーフが日本の風景に
似合うのは不思議な感じもしますが、
歴史や様式美のなせる技でしょうか。
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こういうのもカッコいいとは思いますが
(自分の自転車ですしw)
景色に馴染んでるとは言えない……。
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何はともあれ、自転車の本質は
走ることにあります。
修善寺を後にして、せっせと戸田峠をめざします。
虹の郷がある県道はクルマばかりでつまらないですし、
二本南にある細道を進みます。
修禅寺の奥の院があったり、棚田が現れたりして
雰囲気がよいのが魅力。
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奥の院を過ぎると路面は簡易舗装になり、
時おりはグッと背中を引かれるような急勾配が現れ……
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四国の兄貴、必死の形相で押し……。
自分含め3人は、ギヤ比一対一以下になる
グラベル系の自転車で来てますから
なんとか走れましたが……。
それにしても緑が爽やか。
標高が500mを超えてくると風もひんやりとして
火照った体に心地いい。
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終盤は県道に出て、達磨山レストハウスへ。
この季節としては最高と思える天候に恵まれ、
富士山と駿河湾の共演がお出迎え。
自分はともかく、遠方からお越しの
仲間にこの景色を見てもらえたことが嬉しかった〜。
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標高700m少々の戸田峠に到着。
ここではEバイクで上ってきた少女といあわせ、
時代は変わったな〜と実感。
左折すれば西伊豆スカイラインですが、
今回は直進して戸田の街へ急降下。
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ディスクブレーキの有り難みを実感しつつ、
感覚的には一瞬で道の駅くるら戸田へ。
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金目バーガーをいただきました。
正直、「金目鯛どこ?」って感じの味でしたが、
補給できることが大事。
以前はメヒカリ丼などご飯ものもメニューにあったのですが、
こうしたバーガーとおにぎりメインになってました。
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キャンプ道具は置いても釣具は各自持参。
さっそく戸田港で投げてみますが、当たりなし。
まわりでサビキやってる方々は小魚が釣れてましたが、
我々はルアーだったせいか、釣果ゼロ……。
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戸田には小ぶりなスーパーがあるので、
食材を調達。ここからキャンプ場までの距離は
10km少々しかないのですが、その間のアップダウンを知ってる
自分としては、労力的にも鮮度的にも
生物を買う気にはなれません。
棚を探すと、常温保存できるモツ煮などがあったので、
そういうのを選んで買いました。
ご当地グルメを期待していた四国の兄貴には
申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
堤防で調達できることを期待して出発。
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戸田の街を後にすると、すぐにガーッと150mくらい上ります。
だからビューポイントには事欠かないのですが、
標高ゼロからの上りは心身にこたえます。
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戸田から上り、井田の集落で標高を下げ、また上り……。
「あそこまで上るんかい!」と京都の兄貴は
あきれつつも笑い出してました。
この険しさが西伊豆なのです。
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標高190mほどの井田トンネルを抜けると、
大瀬崎を見下ろすコーナーが現れます。
あの砂州の付け根にキャンプ場はあります。
あとは下るだけ、と思うと絶景を楽しむ
余裕も少しは生まれてきます。
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千葉の隊長さんは一泊のみでお帰り。
お見送りしてから、
残る3名はキャンプ場に近い江梨の堤防で懲りずに釣り。

自分はエギング(イカ釣り)がメインですが、
この堤防を実に過去20回くらいは訪れてます。
いずれもサイクリングの一環としての釣りなので、
1回に投げる時間は1〜2時間ていど。
ガチな釣り師のように朝夕の「まずめ」を
狙うこともほとんどありません。
いわんや夜釣りは未経験。
夜はキャンプでビール飲みたいからw
そんな「にわか」釣り人に釣られるほど
沼津のイカは甘くなく、
いまだ1杯のイカも
沼津で釣れたことがありません。

サンシャイン!!のセリフで「ゼロから1へ」というのが
あるのですが、自分もその心境w
いつか1杯あがることを夢見て
エギを投げ、沈め、しゃくり……といった動作を
繰り返します。
どこか祈りに似た儀式のようでもあります。

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なんと、釣れました!
念願のアオリイカです。
諦めずに続けていれば、いつか釣れるだろうと
思ってましたが、仲間とのキャンプ旅という
絶好のシチュエーションで釣れたことに感動。
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さほど大きくはありませんが、
ツマミとしては十分なボリューム。
感謝の念をもってシメます。
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眉間を刺してシメると、
スーッと色がひいて透明になっていきます。
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さっそくキャンプ場に戻り、近くの民宿で入浴してから、
イカをさばきます。
イカは血がなく、骨は軟骨が一本あるだけなので
さばくのがとても簡単です。
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薄皮をはいで、短冊切りに。
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四国の兄貴にお借りしたマナ板に
盛り付けると、かなり映えるイカ刺しに。
味がよいことは言うまでもなく、
三人でペロッといただきました。
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メインのモツ鍋も美味しゅうございました。
こうして過去最高レベルに幸せな
夜を過ごしたのでした。
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翌朝は大瀬崎の観光。
朝から大勢のダイバーでにぎわってます。
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砂州の先端近くにある神社に参拝。
自転車柄のお守りもいただけます。
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無数のコイが泳ぐ神池。
砂州にあるのに淡水だそうです。
とある猛者が水を舐めたところ
少し塩っけがあったとか……。
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「伊豆七ふしぎ」とされる神池。
あと六つはなんだろう?と調べたら、
ちゃんとWikipediaに載っていました。
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最終日は基本的に駅をめざすだけ。
連日の走りと飲酒で少々けだるく、
別れの寂しさとあいまってノンビリ進んでいきます。
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長浜城址に上ると、
沼津市街まで見渡せます。
戦国時代、北条氏の長浜城と、
武田氏が沼津に築いた三枚橋城が
対峙していたそうで、いずれも水軍を要し、
駿河湾海戦があったと記録されています。
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内浦と長岡を分かつ三津坂へ。
明治時代のトンネルが残る旧道は
かなりぬかるんでいましたが、押し歩きで越えました。
太宰治や井上靖の小説にも登場する
正統派の舞台でもあります。
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長岡で入浴。
サイクリスト歓迎の宿として知られる
コナステイを利用しました。
源泉掛け流しの贅沢なお風呂でした。
サイクリストは定価の半額、500円で
利用できます。
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心身ともにサッパリして、
いつも華やかな伊豆長岡駅へ。
ここで自転車を輪行袋にしまいました。

そして三島駅で軽く反省会。
心は早くも次の旅へと向かうのでした。
仲間との旅はいいものですね。



# by cyclotourist | 2022-05-10 07:45 | おしらせ | Comments(0)

ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ

こんにちは、田村です。
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昨年に購入した14インチ小径車、ダホンK3。
軽くて小さくなる折りたたみ自転車であり、
気軽なサイクリングに最適なモデルです。
輪行が気負いなくできるのも魅力。

当然ながら、ロングライドとか重装備のキャンプとかには
本質的に向いてません。
モノには向き不向きがあるのが道理です。

しかし、僕のサイクリング仲間であり
京都在住の先輩が、
「14インチでビワイチすれば変態の仲間入りや」
などと言い出しました。

「ビワイチ」とは言うまでもなく琵琶湖一周のことで、
その距離は185km前後とするのが一般的です。
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数年前にロードバイクでビワイチしましたが、
14インチで走れるものなのだろうか……。

先輩氏の14インチ車は、K3そっくりで
ダホンOEMのキャプテンスタッグ・リライトというモデル。
シングルスピードなのですが、
怪しい中華パーツで3速化したり、ギヤ比を変えたり、
あれこれいぢりだして、しまいには
「ビワ練」などと呼称して、
毎週のように琵琶湖を100kmくらい
走ってる様子……どうやら本気だと気付いたので、
僕も対策を考えることにしました。
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己のK3と脚力を見極めるべく、
せっせと岩槻まで走ること数度。
岩槻は自分が住む池袋から距離40〜50kmにある城下町で、
行程の大半をサイクリングロードで組むことができます。
荒川〜芝川〜見沼の各河川を結べば、
クルマを気にせずに走ることができ、地形も平坦。
京都の先輩と違って琵琶湖で練習などできませんから、
岩槻を目標として、平坦メインのロングライドに
慣れておこうと思った次第です。
あと、最近始まった推しのアニメで
岩槻が描かれているのも動機だったりします(笑)。
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日光御成道の宿場としても栄えた岩槻。
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時の鐘があったりして、地味な川越、といった風情。
太田資正という戦国武将が活躍した
地としても(一部で)有名です。

本来、「歩くより速ければOK」くらいのつもりで
局地サイクリング用に導入したK3ですが、
ある程度でもまとまった距離を走ってみると、
いろいろと気になってきます。

まず、53×9Tのトップギアが
自分の限られた脚力には重くて踏みづらいのです。
重けりゃ使わなきゃいいや〜と思ってましたが、
ビワイチとなると
貴重なトップが
使えないようでは話になりません。

フラットハンドルなので、乗車姿勢が
限られるのもウイークポイント。
しかし、これをドロップなどに変えたら
あまりに大人気ないので、
サドルの位置を念入りに調整し、
少しでも疲れにくいポジションを模索。

しかし、自分で考えてるだけでは
氏の魔改造に及ぶべくもないので、
プロの力をお借りすることにしました。
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とある週末、池袋〜岩槻〜佐野〜小山と115kmほどを自走して、
K3の購入店であるオレンヂジュースさんを訪ねました。
小径車にめっぽう強いショップさんです。
同店の店長に「なりゆきでビワイチすることになって……」と
半ば泣きつき、チューンナップをお願いしました。
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チェーンリングを53Tから48Tに交換してもらいました。
これで、リアのトップ9Tがだいぶ踏みやすくなりました。
昨今の部品不足の中、用立てていただき
感謝の念にたえません。
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K3およびリライト用3速カセットは、
トップ9Tがロックリングを兼ねてて交換不可なので、
チェーンリングを小さくするしかないんです。
そのままでは2段目が軽くなりすぎるので
13Tから12Tへ変更。これでトップとの差が広がらず、
平坦路で有用なクロスレシオ(とはほどとおいですが)に
近づかせました。
ローギアは軽くなるほど助かるシーンが多いので、
オリジナルの17Tのままとしました。
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店長の提案によって、
タイヤを標準のケンダからトレンクル用の
パナレーサーに交換。これは自分では思いもよらず、
さすがはプロだとうなりました。
(在庫してるのもすごい)
ZSGコンパウンドによる現代的なグリップ感と
しなやかさが魅力で、だいぶ乗り味が向上しました。

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TOGS(トグス)というアシストバーを追加。
これも店長のご提案で、京都の先輩も同様の
バーを導入されてました。
グリップとブレーキレバーの間に取り付け、
親指をひっかけます。
グリップの中央寄りを握った時の安定感が高まるので、
脇を締めた姿勢がとりやすくなります。
乗車ポジションが限られるという
フラットハンドルの弱点をカバーする
ニッチなアイテムです。

こうして、近年まれにみるほど
入念にチューンナップしました。
人事を尽くして天命を待つ、といった
気分です。

こうして来るべきビワイチに備えたのですが、
言うまでもなく東京から滋賀県はかなり遠く、
けっこうな交通費を要します。
ビワイチだけで遠征するのももったいなく思えたので、
プラスαの計画を盛ることにしました。
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滋賀県まで足を伸ばせば、
小豆島がそれなりに近いです。
なぜ突然に小豆島? と思われそうですが、
これもアニメの影響で、「からかい上手の高木さん」という
作品の舞台が小豆島なのです。
「二十四の瞳」の舞台としても有名ですが、
僕は訪れたことがなく、いつか機会あれば……と
思っていたのです。
JR琵琶湖線には姫路行きの快速列車が
頻繁に走ってるので、それに乗って姫路から
小豆島行きのフェリーに乗ろう、と思いました。

成功するかどうかおぼつかないビワイチだけでは
不安で胸がつぶれそうですが、小豆島は
逃げも隠れもしません。訪れれば必ず楽しめそうです。

ビワイチのためにビジネスホテルを取りましたが、
小豆島ではキャンプで夜を過ごすべく、
準備を進めました。
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キャンプ道具を選抜し、
35リットルのドライバッグにおさめて
K3に付けたヴァリオラック(の、ターンOEM版)に
どかっと搭載。
もちろん、ビワイチの時には
キャリアごと外します。
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バックパックには釣り道具を満載。
もはや何をしたい旅なのか支離滅裂になってきましたが、
遊びのネタは多いほうがいいじゃないですか。

そして3月11日の夕刻に
大津のホテルα-1にチェックイン。
控えめにビールを飲んで
とっとと寝に着きました。
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迎えた運命の12日。
朝6時前に大津駅で待つことしばし……。
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京都の先輩がご到着。
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ここに2台の14インチ車が揃いました。
いい歳したオッサンがなにやってんだか……。
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いよいよビワイチのはじまりです。
幸いにも風は弱く、気温も高めで
走行環境としては申し分ない天候に恵まれました。
あとはせっせと走るのみ。
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守山に登場した新しいモニュメント。
でっかいBIWAKOに小さな自転車が
ミスマッチで笑えます。
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琵琶湖は、湖北を除けば基本的に街が多く
人家が途切れたりしません。コンビニがいい間隔で
現れるのも助かります。サイクリストも多いです。
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田舎っぽくなる湖北では、
道の駅で近江牛バーガーをいただきました。
なかなか美味。
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賎ヶ岳にはまだ雪が残ってました。
風情のあるトンネルが次々と現れ、
ツーリング的には湖北がハイライトです。
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山には雪が残りながら、
春らしい霞に包まれた奥琵琶湖。
一昨年は、このあたりでハンモックを破いたり
お財布を落としたりと散々だったことを思い出しました。
その時、仕事中にもかかわらず駆けつけてくれたのも
京都の先輩でした。
こうして二人でビワイチするのは
運命だったのかもしれません(笑)。
なにはともあれ、マイペースで
進んでいきます。

事前の悲観的観測では
15時間ちかくかかるのではと危惧してましたが、
湖北までグロス平均速度18kmを維持しており、
上々のペースです。
やはり、二人で走ると張り合いがあります。
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TOGSポジションはかなり快適。
下りと変速時以外は
大半がTOGSポジションとなりました。
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基本的に走りやすい道が続くビワイチですが、
湖西まで至ると飽きてきます。
「飽きますね〜」と訴えると、
「とっくに飽きてるに決まってるやん」と先輩。
地元ですから、なおさらでしょう……。
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コーラ飲みつつSNSでつぶやく先輩。
大津が近づくほど、ロングライドらしい
哀愁が漂いだしました。
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所要11時間、なんと17時過ぎには大津に戻ってきました。

暗くなることを覚悟していただけに、
望外の好ペースでの完走に心底ほっとしました。
ありがとう琵琶湖、ありがとうK3、
ありがとうございます先輩。
「もうしばらくミニはええわ」とつぶやいた先輩でしたが、
二人めでたく変〓の仲間入りですよ(笑)。
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翌13日、朝5時過ぎには大津駅に再び参上。
今度はひとりで輪行モード。
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9時前には姫路港に到着。
鉄道の姫路駅はリニューアルが進んでましたが、
港のターミナルは古いままです。
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かなり大きなフェリーに乗船。
大人一人1000円ほど、自転車は500円。
たためば自転車料金はいらないそうですが、
ここまで来てケチるのもあれですし、
輪行袋に入れたK3を客室まで持って上がるのも面倒なので、
そのまま積んでもらいました。
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2時間弱の船旅。
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小豆島の北東部にある福田港へ。
西にある土庄が小豆島の表玄関で、
こちらは裏口といった感じ。
それにしても山のボリュームがものすごく、
島とは海に突き出た山であることを実感。

念のために、島の中部を貫くスカイラインを進む
ルートデータもGPSに入れてはあったのですが、
この光景を見て却下することを決定。
もうミニではがんばりませんよ(汗)。
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四国でおなじみのブルーライン。
瀬戸内海に浮かぶ島は、関東人からすると
何県に所属してるのか曖昧に思えますが、
小豆島はれっきとした香川県です。
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海岸沿いを進みます。
やはりアップダウンが多めで、6kgほどの
キャンプ道具を積んだK3ではノロノロ進むしかありません。
島のセオリー通り時計回りに進み、
池田湾に面したキャンプ場をめざします。
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小豆島の輪郭は、「西を向いた牛」と称されます。
利用するキャンプ場は、前足の付け根にある
小豆島ふるさと村です。
ここに2泊の予定。すると、2日目は軽装で
走ることができるのです。
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小豆島は石材の産地として著名で、
大坂城の石垣を作る際に利用されたという
石切り場が点々とあります。
加藤清正や小西行長といった
全国区レベルの武将が寄り集まって、
天下人のためにせっせと切り出したそうです。

小豆島と言えばオリーブ、というイメージでしたが、
坂と石という文字通り硬派な印象が
強くなってきました。
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小さな坂をいくつも越えていくと、
自転車キャンプのグループに遭遇。
4台くらい停めてありましたが、
どれも装いがおしゃれで素敵。
自分のドカ積みK3が若干場違いに思え、
そそくさと通りすぎました。
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後ろ足あたりの街に入ると、
醤油の大きな醸造所が現れました。
濃厚な醤油の香りも漂い、
関東では馴染みの野田や銚子のような
雰囲気。いろんな表情を見せてくれる島です。
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半島から半島が生えるような
複雑な海岸線を進んでいきます。
ほとんどC字型に囲まれた内海湾は、
昨日さんざん見てきた琵琶湖を思わせます。
このあたりが「二十四の瞳」のメイン舞台で、
作中通り、陸路より海路のほうが
移動距離が短くなりそうな入江を形成してます。
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「岬の分教場」に到着。
昭和46年まで使われていた分校で、
ちょっと駅舎っぽい素朴な校舎。
ヒロインの大石先生が12人のお子らを
教えた分教場のモデルです。
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今回の小豆島訪問にあたって、
「二十四の瞳」を読み返したのですが、
激動の昭和を背景とした
感動ぼろ泣きの小説なのは間違いない名作です。
ただし、
書かれたのが戦後まもない時期だからか、
作者の思想信条からか、
かなりあざとい反戦表現が散見され、
端的に言えば「左」アピールが強い作品なので
人によっては受け付けないかもしれないですね。
過去2回映画化されてるそうで、
そちらのイメージが強い人も多いでしょう。
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本物の分教場跡の少し先に、
映画のロケセットを活用した「映画村」があります。
まさに岬の村全体が再現された感があり、
CGなどない時代の映画は
気合い入ってるなあと驚きました。
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映画村にも当然ながら分教場。
そして……
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優雅な婦人車がさりげなく置かれてます。
「二十四の瞳」では、ヒロインのキャラを際立たせる
道具として、自転車が大活躍してます。
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分教場のなかにもう一台。
映画で使われたらしいです。
安藤自転車工場製の「オリバー」というモデルのようです。
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バッヂはオリーブがモチーフ。
レトロ自転車に詳しくなく、映画も見てないので
詳細は判断できませんが、小豆島にぴったりの
自転車だと思いました。
作中では自転車の仕様に関する記載はないものの
(ピカピカした、とかそのくらい)
昭和3年に新米教員(ヒロイン)が
5回払いで買ったという記述がありました。
この映画用のオリバー号が
昭和3年当時の自転車を再現してるのかはわかりませんが、
昨今のシティサイクルとは比較にならないほど
高級な乗り物だったことは間違いないでしょう。
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映画村では、給食を模した
食事をいただきました。
揚げパンとカレー。
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映画村を後にしてサイクリング再開。
すると、4サイドでさらにリアキャリアに
でかい荷物箱を積んだ重装備サイクリストを追い抜きました。
とっさのことで写真も撮りませんでしたが、
「日本一周」と看板つけてました。
僕はそういう看板をつけることに「?」なのですが、
日本一周してる中で小豆島を訪れるのは
なかなか渋いなあと思いました。
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島の南側は割と都会的で、
コンビニもある街が次々と現れます。
しかし、「オリーブ〜」が多いこと多いこと……。
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40kmほど走って15時前に
小豆島ふるさと村に到着。
小山の麓を切り開き、ひな壇状に
テントサイトやコテージが設けられてます。
自転車・徒歩旅向けのスペースと料金設定があり、
1泊1000円でした。
シャワーあり、東屋にコンセントありで、
なかなかのグランピング仕様。
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ささっと設営。
ドームシェルターと薄い寝袋を採用した分のスペースで
イスや焚き火台なども持参。
外で過ごしやすい季節になってくると、
道具の選択肢が広がります。
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至近距離に釣り桟橋があり、300円ほどで
利用できます。
隣接した道の駅で料金を払うのですが、その際に
「釣れてますか?」と受付の方に聞いたところ、
「まだ寒いですからね……」と
可哀想と思われたようなお返事。
投げてみなけりゃわからない、ということで
ジグサビキしてみましたが、魚影ひとつ見えず、
当たりも皆無。それでいて藻が多いようで、
メタルジグを2つも喪失して撤退。
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池田の桟敷。棚田? と思いましたが、
なんとも豪壮な、お祭りの見学席です。
これも石材に恵まれた島ならではなのでしょう。
すぐ近くのコンビニで食材を調達し、
キャンプ場に戻ります。
小豆島の首都である土庄も近いのですが、
それは明日のお楽しみ。
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コンビニおでんにウインナーを追加しただけの
夕食。十分十分。
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岩槻が舞台のアニメが
最新話配信されていたので視聴。
なんとも文化的でオタクなキャンプ、たのしー(笑)。

そこそこ酔っ払って寝に着くと、
次第に雨が……。夢見心地でしたが、
一時はかなり激しく降ったようでした。
まとまった雨が降る予報じゃなかったのに。
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翌朝もどんより。
シングルウォールのシェルターは、
やはり浸水と結露がそこそこあって、
中に敷いたエマージェンシーシートによって
かろうじて寝袋の水没を防いだ感じでした。
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10kmほど走って、土庄のエンジェルロードへ。
干潮になると島への道が現れる……という
伊豆で言うところのトンボロって現象ですが、
ここでは恋人の聖地として目玉スポット。
干潮でないと、ただの島w
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エンジェルロードの近くに伸びる堤防へ。
天候も回復し、気温も上昇。
これならお魚も活性化すると思いましたが、
まるで反応なし。海の透明度も低く、
やはり雨の後は釣れないのでしょうか。
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ほどほどで釣りを切り上げ、
趣味性が強いサイクリングにレッツゴー。
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既視感がある素敵な神社。
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押上(東京)にある高木神社の絵馬もあって、
参拝者の篤い信仰心を感じます(笑)。
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オリーブ大樹。
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どんどん晴れてきて海が輝きだしました。
そして竿を出しましたが、やはり無反応。
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土庄港へ。
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満足。
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尊い。
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街中を流れる河川、ではなくて、
本島と前島を分かつ土淵海峡。
ギネスに登録された、世界一狭い海峡とのこと。
いろんな世界一があるもんだなあ。
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路地裏サイクリング。
やっと本領を発揮するK3。

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大きなダイソー。
土庄には大きなスーパー(マルナカ)や書店、自転車店もあり、
仕事さえあれば住んでもいい、というか住みたいレベル。
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最近は釣り具も充実してるダイソー。
ワームというのを買って初挑戦。
しかし、釣れない時は釣れない……。
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そうこうしてるうちに、
エンジェルロードが出現してきました。
すると、観光客が集まりだしました。
お若い女性同士が多いようでした。
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おっさんの居場所なし(汗)。
マルナカで食材を買って、早めに
キャンプ場に戻りました。
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濡れたあれこれを干します。
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オリーブ牛を奮発して
すき焼き。
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調理スキルを問わず、
食材が味を保証してくれるレシピが
ソロキャンプには最適でしょう。
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夜も気温10度を下回ることなく、
シェルターの外で心ゆくまで
焚き火とお酒を満喫。
ちょっと前まで雪中キャンプしてたことを思うと、
日本という国の季節感の多様さに
感動するばかり。
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翌15日は、家に帰えるための
旅のはじまりです。
帰れるうちは旅じゃない、という説もありますが、
帰れないと旅が生活になってしまいますからね……。
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昨日は温存しておいた、
富丘八幡神社へ。
ここも桟敷が立派です。というか、小豆島以外で
こんな石造りの桟敷を見たことがありません。
「高木さん」の作中で見た時は、
なんだろうコレ? と違和感を覚えるほど
非現実的と思えた光景でしたが、こうした目の当たりにしても
なんだか信じられないような……。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21001572.jpg
まるで山城ですが、
これを桟敷、つまりはお祭りの鑑賞席として
作った小豆島の人々の情熱と技術がすごい。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21021716.jpg
天空に伸びるかのような参道。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21025561.jpg
圧巻の展望。
屋島がよく見えます。
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山門が額縁のように
瀬戸内を飾ります。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21035788.jpg
控えめに掲示された高木さん。
ここを訪れることができただけで、
小豆島に足を伸ばした甲斐がありました。

当初、入島した福田港まで走って、いちおうは
島を一周しようかと思ってましたが、
すっかり満ち足りた上に重装備のK3で走るには
手強い島だと痛感したので、
土庄港から岡山に渡ることにします。
小豆島は、あちこちの港にあちこちからフェリーが
就航してます。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21064835.jpg
早めに着いた土庄港でぼんやりしてると、
高松からのフェリーが入港してきました。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21072546.jpg
船のアニメラッピングは
寡聞にして初めて。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21075630.jpg
尊い。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21081978.jpg
まるでK3に乗ってるようだ(笑)。

このフェリーに乗って高松に
行ってしまいたくなりましたが、
仕事や旅費などもろもろ
その後の人生が破綻しそうなので、
拳を握ってぐっと我慢。
ダホンK3でビワイチ&小豆島キャンプ_d0211129_21093311.jpg
岡山行きのフェリー。
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さらば、小豆島。
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新岡山港から岡山駅へ走り、
桃太郎さんに見送られて家路についたのでした。

以上、ビワイチ&小豆島の旅でした。

正直なところ、
いわゆるビワイチはもういいかな〜という気持ちですが
(もっと時間をかけて旅の濃度を上げたい)
小豆島は今すぐにでも再訪したいくらい。

今度は、高松や観音寺とからめた
旅を実現したいものです。
あとは釣果だよ!




# by cyclotourist | 2022-03-16 21:39 | おしらせ | Comments(0)

薪ストーブ導入

こんにちは、田村です。
薪ストーブ導入_d0211129_18201680.jpg
先日、「薪ストーブ」なるものを導入しました。
雪国の旅館などで見かける暖房器具ですが、
最近は冬キャンで見かけることが多くなったアイテムです。
ほとんどの方がクルマ移動だと思いますが、
なかには自転車キャンプで採用している方もいるようで、
ちょっと気になっていたのです。

寒さは寝袋とマット、そしてウエアで
対応するのが基本とは思いますが、
モノは試しというわけで、自転車に積めそうな
軽量コンパクトな薪ストーブを探してみました。
薪ストーブ導入_d0211129_18374961.jpg
Pomolyという、おそらく中国ブランドの
TIMBER Miniというモデルを選びました。
ざっと調べたところ、これが一番小さくなって軽いようなので……。
チタン製で重量は2kg、収納サイズはA4で厚さ4cmくらい。
お値段は4万6000円ほど。
リアル店舗での取扱はないようなので、同ブランドの
サイトでぽちりました。
高額製品をネットで買うのは気が進まない
世代のおっさんですが(スタッフからノウハウ得られませんし)
仕方ありません。
1週間ほどで、しっかりした梱包で
届きました。
薪ストーブ導入_d0211129_18422722.jpg
ストーブ本体に加え、巻き煙突なるものと
その根元につけるダンパー、先端につけて火の粉を抑える
スパークアレスターなど一式がセット。
収納袋と軍手まで入ってます。
薪ストーブ導入_d0211129_18455393.jpg
0.6mm厚のチタン板を組み合わせる
素朴な構造。
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四隅に長いシャフトを通してナットで
締め上げれば完成。
薪ストーブ自体が初購入なので
よいも悪いもわかりませんが、
実測でちゃんと2000gだったので
軽いのは間違いありません。
薪ストーブ導入_d0211129_18492917.jpg
ベランダで火を入れてみました。
奥行きが限られているので、長い薪は
切る必要があります。
薪ストーブ導入_d0211129_18502807.jpg
薪が燃えだすと、煙突から
盛大に煙が出ます。長い煙突(3m)が
上昇気流を生み出して、
本体の燃焼室に空気がすーすー吸い込まれるようになり
どんどん薪が燃えていきます。
しかし、池袋の路地裏に建つ狭小住宅で
こんなことしてると通報されそうなので、
早々に薪を取り出してバケツへ。
なにはともあれ使えることがわかりましたので、
翌日にはキャンプ場を目指しました。
薪ストーブ導入_d0211129_18545364.jpg
常磐線の石岡駅まで輪行。
めざすキャンプ場は、勝手知ったる大洗です。
道中もキャンプ場も見知った環境でないと、
新しい道具を試すのは不安ですからね〜。
薪ストーブ導入_d0211129_18555777.jpg
薪ストーブを収めるために、
フロントにチューブスのエルゴというキャリアを付け
(10年以上前に買ったのをガレージで発掘)
オルトリーブのグラベルパックを吊るしました。
いわゆる「2サイド」と呼ばれるスタイルと
バイクパッキングの折衷です。
このグラベルバイク、レネゲードはキャリア用の
アイレットも豊富なので、いろんな搭載方法を
実践することができます。
薪ストーブ導入_d0211129_18583313.jpg
霞ヶ浦を経て大洗へ。
荷物重量は10kg近いですが、
坂がなければどうということはありません。
ルートは100%舗装路としたので、
パニアバッグでも不安定さは
感じませんでした。
薪ストーブ導入_d0211129_19003794.jpg
涸沼湖畔の食堂「いきいき」でお昼。
ハゼ丼が定番です。
ハゼが美味しいのは言うまでもないですが、
ご当地野菜の数々も美味。
ボリューム満点です。
薪ストーブ導入_d0211129_19021659.jpg
14時過ぎには大洗の街に到着。
ノコギリを忘れたので、豊年屋さんで
「黒森峰」の軍手とともに調達。
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薪ストーブ導入_d0211129_19035073.jpg
ひさしぶりの訪問でしたが、
やはり「帰ってきた」感のある大洗キャンプ場。
一時は毎週のように訪れてましたからねえ……。
薪ストーブ導入_d0211129_19060961.jpg
薪ストーブがあるとはいえ、
それがなくても耐えられるくらいの
防寒着やマットは持参しました。
海水浴のイメージが強い大洗ですが、
北関東ですから東京よりは
ぐんと冷え込みます。
分割式にしたサーマライトのZライトソルは
北海道で申し分のない機能を発揮してくれたので
今回も起用しました。
一方、薪ストーブで調理することを前提に、
バーナー類は割愛しました。
薪ストーブ導入_d0211129_19085041.jpg
巻き煙突を展開。
幅20cmほどの短辺で巻いてあるチタンシートを
長辺で巻き直して長さ3mの煙突にするという、
「無茶言うなよ」と突っ込みたくなる仕様ですが、
ぐりぐりやってるうちに巻き直せるから
不思議なものです。
薪ストーブ導入_d0211129_19110842.jpg
本体は、ベランダで短時間火入れをしただけで
虹色に変色してます。
美しいか汚いかは、意見が分かれるところでしょう(笑)。
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薪ストーブ用のワンポールテントも
初使用。これもPomoly。インナーテントが付属しますが、
今回は家に置いてきました。
床なんて飾りですよ(冬場で条件がよければ)。
煙突の上部につけるスパークアレスターに
3本のガイラインを接続し、地面にベグで固定してます。
松林にある大洗キャンプ場は
風が弱いので、スムーズに設営できました。
薪ストーブ導入_d0211129_19154483.jpg
テント内上部に一酸化炭素チェッカーを吊るしました。
薪ストーブを使うなら必携らしいです。
フロアレス運用なので換気はよいと思いますが、
念のため……。ただし、このチェッカーは
常に「ゼロPPM」でした。
安い製品を買ったからか、
実際に換気がよかったからかは不明……。
こうした保安装置には
もうすこし投資してもよかったかな、とは思いました。
クルマのマフラーに近づけることで
動作確認できるそうですが、クルマ持ってないし(汗)。
薪ストーブ導入_d0211129_19193694.jpg
キャンプ場で薪を調達し、点火。
しかし、いまいち薪が湿気っていて元気ないので、
すぐ裏にあるスーパーで買い直しました。
すると、固形燃料一発で盛大に燃えだしました。
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スルメをあぶったり。
津軽鉄道のストーブ列車でこれを
いただいたことがあり、再現したかったのです。
薪ストーブ導入_d0211129_19213143.jpg
鍋なんかも天板で余裕です。
外は氷点下4℃くらいまで冷え込みましたが、
なかは10℃近い暖かさ。
こんなアイテムがあるから冬キャンする人も
増えたんだな〜と、半ば悔しさと共に実感しました。

とはいえ、先の北海道のような
極寒&野良キャンでは使えません。
設営にかなり時間と手間を要するので、
氷点下10℃といった環境では凍えてしまいます。
また、薪が調達できないと
テーブルにしかなりません(笑)。
そういう意味では、薪ストープは
好条件で楽しむ遊び道具のひとつであり、
寝袋のような必須アイテムではないな、とも思いました。

天国のように暖かいのは間違いありませんが、
つきっきりで世話をしないといけないので、
自分のように泥酔して寝るような
輩には一抹の不安もあります。
本当に天国へ行きかねない(汗)。

薪ストーブは、
暖かい寝袋やらあれこれを用意した上で、
もう何もキャンプ道具を買う必要がないのだけど
なにか欲しい……みたいな、
「沼」を感じさせるアイテムかもしれません。
ランドナーを持っていて、次はスポルティーフ、
さらにブルベ用に軽快な自転車もほしい、
あと折りたたみ自転車もね……みたいな
自転車の沼と同じですね(汗)。
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せっかくの薪ストーブを活用すべく、
つい先日は長野を訪れました。
自分は大宮駅から北陸新幹線に乗るのですが、
すると1時間弱で長野駅。
なんど乗っても、その速さに感動します。
長野駅前にはほとんど雪がなく、
再装備したスパイクタイヤは
無駄だったかと思いましたが……。
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国道406号を進むと、
場所によってはいい感じに積もってます。
スパイクタイヤは重量も転がりもズッシリきますが、
滑りにくいという安心感が頼もしいです。
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裾花ダムは凍って雪が積もってました。
なかなか新鮮な光景。
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鬼無里の集落を抜けて嶺方峠へ。
今回も当然ながら(?)ソロ。
2年前までは、ここに仲間とよく一緒に来ていたことを
思い出して涙ぐみます。
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標高1100mまでゆっくりゆっくり上り
(荷物が重いし、汗をかかないように)
待望の白沢洞門へ。さて、北アルプスは……
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惜しくも雲がかかってました。
青空が出てるだけよしとしましょう。
薪ストーブ導入_d0211129_19411210.jpg
三脚を割愛したので自撮りができないのですが、
通りすがりの方が撮ってくれました。
ありがとうございます。
長野駅を8時過ぎに出発して、
およそ40km走って嶺方峠に着いたのが12時。
かなりゆっくりですが、この装備と路面では
上々でしょう。
やっぱり峠を越えると達成感があります。
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下りはいっそう慎重に……。
途中の分岐で、木崎湖方面へショートカットすべく
県道に入ったところ、途端に
路面の積雪が増えました。
何年か前にも経験したので予期していましたが、
その時はMTBで日帰り。グラベルバイクで
フロント2サイドだと、写真のようにわずかな
わだちでもハンドルを取られてしまい、
かなり難儀しました。万一にも転びたくないので、
部分的に押し歩いたほどです。
薪ストーブのために採用したフロント2サイドですが、
雪道では厳しいことを痛感しました。
薪ストーブ導入_d0211129_20182370.jpg
13時半くらいに青木湖のゼーブリックさんに到着。
辛めのネギラーメンがうまいことうまいこと……。
実はここで、関西の自転車仲間と偶然に遭遇。
この世相ですから疎遠になりがちでしたが、
それだけに偶然が必然に感じられて癒されました。
薪ストーブ導入_d0211129_20211591.jpg
ほどなくして木崎湖キャンプ場に到着。
この季節は無人だろうなと思ってましたが、
ソロキャンパーやコスプレ撮影の方が
次々といらっしゃっていて驚きました。
薪ストーブ導入_d0211129_20232218.jpg
ワンポールテントを張ります。
さすがに竹べらの雪ベクでワンポールを
張るのは無理なので、長めのX字型ペグで。
しかし手や足では凍結した雪や土になかなか差し込めず、
近くの方にハンマーをお借りしました。
新しい装備だと反省に事欠きません……。
ちなみに、翌日にペグを抜くのも大変でして、
沸かしたお湯を注ぎ込んでなんとか……。
これは凍りやすいアルミペグだからだと思われ、
こうした環境では鍛造の鉄ペグが
よかったのかもしれません。
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大洗で一度使っただけで、
すでに10年もののような風格を出してきた
薪ストーブ。
加熱を経た本体はベコンベコンに歪んでおり、
組み立てるのが最初の5倍くらい手間でした。
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なんとか設営を完了し、
薪ストーブが本気を出してきたら
極楽です。なにかと手間がかかるブツですが、
それだけに可愛らしいと言えなくもない……。
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おでんに熱燗……冬キャンの
醍醐味を満喫しました。
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翌朝は氷点下7℃まで冷え込みました。
就寝中は当然ながらストーブに薪を追加できないので、
やはり寝袋が頼れないとヤバイのは
間違いありません。
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ゆっくり撤収して、
大町の山岳博物館へ。小高い立地にあり、
街から1kmしか離れてないのにこの絶景。
博物館は臨時休館中でしたが、
足を伸ばしてよかったです。
しかし、あの山並みに自分の足で登る
人がいるということに驚きます。
薪ストーブ……なんてできる
自転車キャンプはお気楽なものです。
薪ストーブ導入_d0211129_20391751.jpg
信濃大町駅から新宿駅へ直行する
「あずさ」で家路へ。
新幹線に比べると3倍くらい遅いですが、
車窓は楽しめます。

こうして、大洗と木崎湖、
二箇所で薪ストーブありのキャンプを体験しました。
「アリ」か「ナシ」か極論すれば、
アリだとは思う道具です。
なにより暖かいですし、使って面白い。

ただし、薪ストーブを使うためのキャンプ、
という様相を呈してくるのは間違いないです。
バッグなどを吟味すれば、峠越えとも両立しますが、
道中の快走感は薄れます。まあ、キャンプという時点で
それはそうなのですが(汗)。
寒さをしのぐだけなら、寝袋と防寒着が
しっかりしていれば問題ないです。
もともと趣味の世界のキャンプに、さらに一段と
欲張りな趣味を突っ込む、という感じかもしれません。

ちょっと前まで、キャンプでも
「いかに軽くするか?」といった
ウルトラライト風を追求していた自分ですが、
いまは「いかに何を持っていくか?」を
考えるのが楽しいですね。




# by cyclotourist | 2022-02-16 21:04 | Comments(0)

道東ツーリング【装備編】

こんにちは、田村です。
道東ツーリング【装備編】_d0211129_15202170.jpg
忘れないうちに、先の道東ツーリングの
装備についてまとめておこうと思います。
今回の準備にあたって、一昨年の
道北ツーリングを記録した自分のブログが大変役立ったので
(2年前のことなんて覚えてないw)
後日の自分のためです。つまり備忘録。

冬の北海道をキャンプツーリングしたい! という
奇特な人がいたら、ぜひ参考にしていただきたいと思いつつ、
あくまで「参考」にとどめてください。
自転車キャンプには、そもそも正解や決まりなどはなくて
十人十色の自由なものです。
筆者がよいと思っても、使い手と環境が違えば
「だめだこりゃ」ということもあるでしょうし、
筆者自身も、明日には違う自転車や装備で
旅立つかもしれません。
また、氷点下で過ごすことになると、
「あ〜失敗したw」みたいに笑ってすまない事態に
陥ることもあるかと思います。
要は
「田村がいいって言うから試したけどダメじゃん!」
とか怒らないでね、ということです(汗)。
道東ツーリング【装備編】_d0211129_15274533.jpg
自転車はジェイミスのレネゲードC2という、
ド定番のアドベンチャーバイク(グラベルバイク)です。
これに、仲間から借りパクしてる
シュワルベのマラソンウインター700×40Cという
スパイタイヤを履かせています。

今回の道東は雪が比較的少なく、
除雪も行き届いてましたが、
当然ながら路面に雪が皆無ということはなく、
通常のタイヤでは即スリップ、転倒というシーンは
無数にありました。
スパイタイヤは必須装備でしょう。
ほかに自転車側に特別な追加装備はありません。
尾灯を3つ付けたくらいでしょうか。

バッグ類は、いつも愛用しているオルトリーブ。
最近出たハンドルバーパックQRは、
容量に余裕があっていい感じです(11ℓ)。
フォークに付けたケージはトピークです。
ドライバッグの固定には、
ブラックダイヤモンドのスキーストラップを使ってます。
道東ツーリング【装備編】_d0211129_15313618.jpg
持って行ったキャンプ道具一式。
よくもまあこれだけのモノを自転車に
積んだと思われるような物量ですが、
寝袋とマットが異様にかさばっているほかは、
意外とシンプルで軽量・小型の道具を選んだつもりです。
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1. 寝袋
 イスカの630EXというモデルで、
 最低対応気温マイナス15℃をうたってます。
 今回、シェルター内でも
 マイナス10℃以下の気温を経験しましたが、
 ダウンウェアをがっつり着込んで寝袋に入れば、
 ほぼ快適に眠ることができました。
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この寝袋が巨大で搭載に悩むのですが、
今回はコイツにシートバッグをほぼ占有させることに。
スタッフバッグを用いず、シートバッグに
直接押し込みました。
一昨年はフォークラックに懸吊しましたが、
今回フォークラックはマット類に譲りました。
シートバッグは最大サイズまで伸びてパンパンですが、
寸法の割に軽くなり、サドル下への取り付け作業などが
行いやすく、走行中の揺れも減らせたと思います。

2. シュラフカバー
 30年以上前に親父から借りパクした年代物。
 いちおうゴアテックス採用ですが、加水分解でぼろぼろ。
 しかし、シェルターの結露で寝袋を濡らさないように
 採用しました。また、ブーツやグローブ、水など
 凍ったらまずいものを入れておくにも
 役立ちました。寝袋に直接入れるよりも寝心地がよく、
 特にブーツは、寝たときの足置きのようにもなって
 冷えを防いでくれました。

3. 銀マット
 1mm厚くらいの汎用品です。
 シェルターの底面サイズぴったりに切り出してます。
 これを敷いておかないと、後述のマットから
 手足がはみ出た時にヒヤッと冷たくてやりきれません。

4. エバニュー・トレイルマット
 厚さ9mmのポリエチレンフォーム。
 フォークラックに吊るしやすいように
 カッターで三分割。ベルクロ(面ファスナー)で
 合体できるように加工してます。
道東ツーリング【装備編】_d0211129_15454545.jpg
5. サーマレスト・Zライトソル
 クローズドセルマットの大定番ですね。
 ふだんは小さくしまえるエアマット派なのですが、
 パンクしたら保温力が失われて寝てられません。
 夏場なら「またパンクしやがって」と
 呆れながら買い直せばすみますが、
 冬の北海道では致命的……。
 そこでパンクの心配が物理的にない
 クローズドセルマットを起用。
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しかし、そのままではバッグに収めようがありません。
キャリアかバッグの上にくくりつけるのが一般的ですが、
入るものならバッグに収めたい……。
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こちらもカッターで一刀両断。
これを思いついたので、あとからエバニューのマットも
加工したのです。
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使う際は、ベルクロで合体させます。
瞬時に使える、というクローズドセルマットの
手軽さは損なってしまいますが、エアマットを膨らませるよりは
楽でした。
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半分をフロントバッグに、もう半分をシートバッグの
最後尾に収納しました。
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こうして、銀マット+トレイルマット+Zライトソルという
三重マットを構築してシェルター内で過ごしました。
おかげで地面に体温を吸われることなく、
座っても寝ても快適でした。
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右のフォークラックには、
トレイルマットの半分を丸めて
ドライバッグに入れて懸吊、
左のフォークラックには、
ドライバッグにトレイルマットの残り2/3ほどを入れ
間にダウンウェア類を詰めました。残り1/3だけ、
どうしてもバッグに収まらず、
左フォークラックに外部懸吊しました。

6. ツールボトル×3
 2つに工具類やライトの予備バッテリーを、
 1つにバラクラバ(目出し帽)を。
 今回はディレーラーハンガーもしっかり携行しました(汗)。

7. ツーリングマップル北海道2021
 いまや紙の地図を持つことは滅多にないのですが、
 経験的に北海道ではアドリブでコースや
 キャンプ地を決めることが多いので携行。
 スマホでもいいといえばいいのですが
 (ツーリングマップルの電子版も持ってます)
 寒冷下では電池の減りがかなり早く、
 そのストレスを少しでも減らすには紙がいいです。
 あと、古いツーリングマップルを使ってる人が多いですが、
 毎年少しずつでも情報が更新、追加されているので、
 最新版をおすすめします。

8. モバイルバッテリー(合計容量34000mAh)
 これだけあれば4日は持つだろうと思ってましたが、
 ギリギリでした。しかも、昨今はコンビニのイートインスペースが
 閉鎖されていることが多く、道中での充電が
 難しいのもネック。
 また、マイナス5℃を下回ると、うまく給電しない
 ことが多かったです。ふところであたためることで
 回復しましたが、やはり容量の減りが激しく、
 それも5泊目に民宿を利用した大きな理由です。

9. ウエストバッグ
 おもにカメラ入れとして。
 ダイヤさんのカラビナが付いてますがw
 これはお店などに入る時に外したグローブを
 下げるためです。自転車に置いておくと凍ります。

10. 自転車用サーモス
 これがないと凍ってしまいます。
 冷水をいれるとやはり凍ってしまうので、
 沸かした湯を足したり、ホットドリンクを
 買って入れてました。

11. クッカー
 ユニフレームの角形クッカーの小さいほう。
 袋麺は割れば入ります。
 チタンカップがふたつあれば、
 熱燗ができます。
 
12. ヘッドライト
 ちょっとお高いのですが、ペツルの
 充電・乾電池にどちらも対応するモデル。

13. リモート温度計
 SwitchBotというリモート温湿度計。
 外に転がしておけば、シェルター内にいながら、
 スマホで外気温がわかります。ログもとれますので、
 あとからも気温を確認でき、
 防寒具の妥当性などを検証できます。

14. ポーチ(調味料入れ)

15. SOTO・レギュレーターストーブ ST-310
 レギュレーターの効果かどうか、
 通常のCB缶でもなんとか使えました。
 イワタニのより薄くたためるのがいいですね。

16. ユニフレーム・バーナーシート小
 シェルター内、マットの上で調理するので
 少しでも防炎のためにと……。

17. ヘリテイジ・クロスオーバードームf
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 自立式のシングルウォールシェルター。
 一般的なテントより素早く設営できるので導入。
 600gを切る軽さと小ささも魅力。
 また、設営サイズ(特に幅)が小さいので、
 整地(雪を踏みしめる)が楽。
 保温効果も高いと思われました。実際、
 外気温より中は3〜5℃は暖かくなりました。
 その分、結露がすさまじいのはリポートしたとおり。

18. 雪ペグ
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 100円ショップの竹しゃもじを加工。
 ガイラインへ素早く接続するためカラビナを結んでます。
 冬の北海道で野良キャンする場合、
 通常のペグはまず刺さりません(いちおう持ちましたが)。
 凍った土には刺せず、雪には効きません。
 そこで、こうした雪ペグを雪に埋めます。
 10cmくらいでも雪をかぶせて踏みしめると
 しばらくするとカチカチに凍ってガッチリ固定できます。
 回収するときは、ブーツで蹴り出します。

19. 三脚
 地鶏よう。当初はフレームバッグに収まってたのですが、
 凍ったシェルターが小さくたためなくなり、
 押し出される格好でシートバッグのバンジーコードに
 固定することが多かったです。

20. ダウンパンツ
21. ダウンジャケット
22. テントシューズ
 シェルター内ではこの三点を重ね着。
 また、コンビニでカイロを買って、
 靴下に貼ったり、ジャケットのポケットに
 入れたりしました。

こうして列記してみると、どれもおおむね
期待どおりの役割を果たしてくれました。
モバイルバッテリーだけは再考を要しますが……
耐寒仕様とかあるんですかね。

これらのおかげでマイナス17℃までは大丈夫でしたが、
マイナス20℃とかになっていたら、こうしてブログなど
書いてないような気もします……。
もちろん、本当にやばければ、自転車の場合は
宿を取るなり列車に乗るなりで回避できます。
雪山登山に比べれば、はるかに安全でしょう。
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身につけたウェア。
これは、一昨年の道北ツーリングとほぼ同じ。
出番が少ないので傷まず、ほとんど流用できました。
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1. アウタージャケット
 ファイントラックのエバーブレス
2. ゴールドウインの0℃対応ジャージ
 (今は輪界から撤退……)
3. フリースシャツ
4. ゴールドウインの0℃対応レーパン
5. モンベルの最厚手インナータイツ
6. ニッカ
7. レインパンツ
8. グローブ(額面上はマイナス25℃対応)
9. ネックウォーマー
10. バラクラバ(目出し帽)
 *これは雪が痛いときだけ着用し、
  通常は薄手のヘッドキャップを
  ヘルメットの下に着用。ちょっと耳が寒い。
11. インナーグローブ
12. 腹巻き的なウォーマー
13. モンベルの最厚手インナーウェア
14. ウールソックス
15. 勇者部てぬぐい

バラクラバやレインパンツは外すときも多かったですが、
これらすべて重ね着して行動しました。
シェルター内でもアウタージャケットを脱ぐだけで、
ほかは着たまま、ダウンを重ね着です。

いずれもかさばるので、基本的に着替えなし。
流れるほど汗をかくことがないので、
少なくとも本人は気になりません。

ただ、今回は途中で民宿を想定していたので、
上下インナーと靴下だけ、もう一着ずつ持って行きました。
その上に浴衣を着れば、ちゃんと一般人ですw

こうしたウェアも、今回のツーリングでは
大きな不満はありませんでした。
自転車用と登山用を組み合わせてるわけですが、
アウタージャケットだけは、自転車用として
デザインされた耐寒バージョンがほしいとは思いました。
乗車姿勢で使い易く大きなポケット、十分に高い前たて、
大面積の再帰反射プリントなどを備えた上で、
軽い防水透湿素材で作ってくれたら……。
こうした限られたニーズに応えてくれる
メーカーがあるとも思えませんがw

大切なモノを忘れそうでした。
今回のために導入したブーツです。
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コロンビアのウインターブーツ「サップランドアーク」に
フラットペダルという組み合わせです。

これまでは、トレッキングシューズか
防寒SPDシューズでした。
しかし、前者は重くて堅すぎて漕ぎづらく
後者はイマイチ寒い上に履くのが面倒でした。
そこで、北海道の人はどんな靴を履いてるのだろうと
調べたところ、こうしたブーツを
選んでいる人が多いようでした。

結果的に、これは大正解でした。
とても暖かく、そこそこペダルとの食いつきもよく
雪や氷の上で歩きやすかったです。
マイナス10℃での峠の下りでも、
つま先が痛くなるようなことはありませんでした。
価格も18700円と、まあ出せる範囲。
なお、購入の際は、現地で履くであろう
極厚ソックスを履いた上で
フィッティングしましょう。

以上、今回の装備でした。
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思い出の漁師さんグローブ、
次の冬キャンでも使うぞ!




# by cyclotourist | 2022-01-16 17:16 | おしらせ | Comments(0)