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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

新装備と伊豆オフ

こんにちは、田村です。

先週は毎年恒例となっている
南伊豆での一泊二日ツーリングを
満喫してきました。
敬愛する大先輩、高地さんが主催している
Fサイクルのミーティングであります。

走る予定があると、自転車や装備のほうも
いろいろとこだわりたくなってきました。
今回、かねてから計画していた
三つの新装備・アイテムを導入しました。
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グラベルロードに、アルミ製フェンダーを装備。
ツーリングにはフェンダー(泥除け、マッドガード)が
あったほうが助けられるシーンが多いのは事実です。
ないほうがいいシーンがあるのも事実ですが(汗)、
このグラベルロードにはフェンダー用のアイレットが
各所に備わっているので、いずれ装備したいなと
思っていたのです。
現代的なロードにフェンダーは似合わない傾向も
ありますが、黒いフェンダーを選んだので
意外と違和感がないのではと思います。
きっちりタイヤに沿ったフルフェンダーです。
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自分でキレイに取り付ける技術はありませんので、
いつもお世話になっているベロクラフトの
大槻店長に取り付けていただきました。
ガードを付けたいと相談したところ、
この黒くてハンマートーン(亀甲)のガードを
提案していただいたのも大槻さんです。
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アイレットの向きが一般的なツーリング車と違ったりして
そのままポン付けというわけにはいかず、
大槻さんにダルマねじなどをさまざま加工していただきました。
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ベロオレンジの700C用ガードなのですが、
そのロゴがフレームの指し色と同じ色なのが
うれしかったりします。
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新装備その2。
オルトリーブのコックピットパック、いわゆる
トップチューブバッグを導入しました。
各種バッグが揃っているオルトリーブですが、
これまでトップチューブバッグだけなかった。
それが最近ようやく発売されました。
やっぱり使うバッグはブランドが揃っているほうが
気分がよいものです。
もっとも、やや幅が広いので
ダンシング時にヒザが当たりやすく、
防水性を優先するためかジッパーが横にあるため
物の出し入れがしづらいことには
すぐに気付きました。これが実際のツーリングで
どういう印象なのか、試してみたいと思います。
この程度の容量(公称0.8L)のバッグなのに
7200円するのもアレですが、全バッグを
オルトリーブで揃えられる、という無形の
喜びがあります。見栄っ張りなので(汗)。
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新装備その3。
新しいレインジャケットを購入。
モンベルのサイクル ドライシェル。
いわゆるゴアテックスを使ったモノですが、
そのメンブレン(防水透湿性素材)を
外側に配置している、というのが特徴。
一般的なゴアを使ってるウェアは
ナイロン生地で表裏をラミネートして
耐久性を確保しているのですが、
外側のナイロン生地を割愛することで、
表面が保水せず、高い透湿性を発揮する……
という触れ込みです。

いままでも各種のレインジャケットを使ってきましたが、
表面の撥水加工が傷んでくると、
濡れた感じがするものばかりで、
それによって透湿性も損なわれて
蒸れるものばかりでした。
また、軽量化を優先してゴアを使ってない物は、
ほとんどウインドブレーカーみたいなもので
浸水する物も多かったです。
モンベルのU.L.サイクル レインジャケットとか。

最近、ファイントラックのレインジャケットを
携行することが多く、けっこう優秀だったのですが、
やはり自転車用じゃないので袖が短めだったり、
収納時にかさばるのがネックでした。

そこで、最近発売されたサイクル ドライシェルを
買ったのでした。25000円とけっこうお高いですが、
同様にメンブレン外側が直の他社製よりは安い。
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そして軽くて省スペース。
ゴアを使ったジャケットでこの軽さと小ささは圧倒的。
もっとも、公称平均重量は171gなので、
自分の185gは少し重い……。

このサイクル ドライシェルの凄いところは
軽くて小さいだけでなく、透湿性98,000g/m²・24hrsという
他を圧倒する蒸れなさにありそう。
この数値、比べづらいのですが、ほかの製品だと
15,000g/m²・24hrsくらいが普通なので、
凄いです。
そして、その凄さの現れとも言えそうなのが、
「バックパック等を背負った状態で使用しないで下さい」
と、注意書きがあることです!
それだけ生地が弱いということなのでしょうが、
つまり、登山やハイキングではまったく使えず、
荷物を背負わないで済む(ことが多い)
サイクリングだからこそ許される仕様。
お店で買う際、「メッセンジャーバッグはダメですか」と
意地悪い(?)質問をしたのですが、
避けて下さい、とのことでした。
もっとも、その店員さんが実際にこのウェアを
使った経験はなさそうでしたが……。

着てみると、生地が実にしなやかで柔らかい。
軽いこととあいまって、着てることを
忘れるような印象。それはとてもよいことなのですが、
うっかり輪行袋を担いだら、
それだけで表面に妙なシワがよって、
ああ、これは本当に気を使わないと
破れそうだな……と感じました。個人的には、
こういう特定の性能を追求した製品は好感です。
役立てるのも自分のスキルですし、
ダメにするのも自分次第。面白い。

自転車にガードを付け、防水が売りの
オルトリーブのトップチューブバッグを付けたし、
キレた仕様のレインジャケットも新調したので、
ツーリング意欲も大きく高まりました。
いつもは晴天を祈るのに、雨が降ってもいい、
むしろ降ってくれ! くらいの気持ちで
伊豆に向かったのでした。
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輪行で三島へ向かいます。
やはり、ガードがあると輪行が面倒。
いつもなら5分で済む準備が、15分かかりました。
(復路は11分で収納できました)
このガードは特に輪行用の加工をしてもらってないので、
リアガードを丸ごと外す必要があります。
スポルティーフやランドナーでは、ガードを分割加工して
もらったりしてるのですが、それはそれで走行中に
なんとなく気になりますし……。
縦型の輪行袋だと、前のガードは外さないで済みますが、
ステムを緩めてハンドルを切る必要があるので、
フォークの玉あたりも兼ねてる
アヘッドステムだとちょっと気を使います。
輪行とガードが相性悪いのは否めませんな。
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やたら御託が長くて恐縮ですが、
三島にやってきました。
ここで我らが舞台サイクリング研究会の仲間3名と合流し、
引き続き伊豆長岡まで輪行。
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伊豆箱根鉄道の三島駅ホームで
サンシャイン!!ラッピング電車が揃い踏み。
この勇姿を拝んだ後、右の電車に乗って伊豆長岡へ。
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伊豆長岡から走り出し、修善寺経由で
天城峠の旧道へ。
京都からお越しの北山さん、千葉のミウラSVさん、
そしていつも一緒の(?)トシさんと
ダート走行の開始。
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小春日和でしたが、旧道は残雪タップリ。
気は使いますが、舗装路よりも楽しいのは間違いなし。
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ぬかるんだ道でも、ガードがあると
自転車や乗り手が汚れないので気が楽。
雨が降れば、レインウェアを上下着るので
ガードがなくても実質上問題ないのですが、
こうしたぬかるみや水たまりで
ガードは真価を発揮します。
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歴史的なトンネルが待つ天城峠。
下りの防寒として、例のドライシェルを着てみました。
この目立たない色はレインウェアとして
どうかと思いますが、この色しかないのです。
背中に反射テープはありますが、本来なら
オレンジとか黄色がいいなとは思います。
メンブレンが外側だと、汚れやすいので
あえてこんな色なのでしょうか。
自転車用だけあって、ばたつかないように
適度なフィット感があります。
それでいてお腹まわりは少し余裕があるのが
モンベルの優しいところでしょうか(汗)。
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北山さんのビゴーレ山旅車ディスク仕様。
650Cの車輪です。
自分もそうですが、バイクパッキング的なバッグは
着替えなどが余裕で入るので、宿泊まりの
ツーリングでも有用です。
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トシさん愛用のスペシャライズド・ルーベ。
32Cのタイヤが入るのでダートも余裕。
ロード系の自転車だと、自分はサドルバッグを常に使うのですが、
トシさんはフロントバッグメインの積載スタイルも
臨機応変に採用します。
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ミウラSVさんのケルビム・ランドナー。
こういう道だと、ランドナーがやっぱり似合います。
大きなフレームサイズを生かして
(シフトレバーがヘッドチューブにある!)
縦に長いオーダーの素敵なフロントバッグを装備。
ここに輪行道具をはじめ、一泊二日の装備を
すべて収めてました。荷物の出し入れのしやすさと
稼げる容量のバランスは、こうした角形フロントバッグが
優れているところだと思います。
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ガードがあるおかげで、我がグラベルロードは
ほとんど汚れません。一方で……
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比較して恐縮ですが、ガードとサドルバッグなしの
ルーベはフレームの後ろ周りがドロドロ。
これを見ると、ガードを付けてよかったなとは思いますが、
輪行の面倒臭さや、もっと荒れたダートだと
ガードを壊す可能性があることを考えると、
採用の是非は人それぞれでしょうね。
もちろん、ランドナーなど伝統的なツーリング車だと
ガードがないということは、スタイルとして
ありえないと思いますが。

以前、先輩のツーリストがスポルティーフで
ブルベに参加した際、周りの人に
「え、泥除けつけてんですね。今日は雨振るんですか」と
聞かれたとか。その先輩は
雨が降るからガード付けるとか、そういう自転車じゃ
ないんだよ、と軽く憤慨したとか。
ガードの有無は、実用性以上に、車種としての
アイデンティティに影響するのです。
それはすなわち乗り手の趣味志向、
いい悪いじゃない、価値観なのです。

閑話休題。
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ループ橋を下って河津へ。そこから
下田経由でお宿がある妻良へ向かいました。
ループ橋は全国的にしばしばありますが、
この河津のループ橋は、径が小さく標高差も大きいので
屈指の怖さを感じます。
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お宿に集まったのは11人。
ひさしぶりにお会いする方も多く、美味しいお魚と
相まって至福の時間。ひとかかえあるようなヒラメが
目にも口にも幸せをもたらしてくれました。
オジさんメインの集まりですが、
今回は新婚さんご夫婦も参加され、例年以上に
華やいだ宴に。素直に祝う人、我が身を思って(?)
なんとなく遠い目をする人、いつも通りマイペースな
人……。何はともあれうらやましい。
当然、ビールも進んでしまう訳で……。
もう寝る、という先輩に抱きついて寝かせなかったとか、
また自分の悪い武勇伝を残してしまいました(汗)。
申し訳ありません……。
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翌日は南伊豆の海岸線を中心にサイクリング。
下賀茂の桜は五分咲きでしたが、十分に
華やかでした。
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菜の花の香りにむせる……。
こうして、一泊二日の南伊豆サイクリングは
過ぎていったのでした。
あいにく、雨も降らず雨天装備の数々は
本領を発揮できませんでしたが、
せっかくのグループサイクリングが
予報以上の晴れに恵まれたのはなによりでした。

ご一緒していただいた皆様、
ありがとうございました。
先々週に続いてのお泊まりツーリングでしたが、
やっぱりいいものです。
帰宅してからの妻子がなんとなく怖いのが
唯一の難点ですが(汗)。



# by cyclotourist | 2018-03-04 22:31 | おしらせ | Comments(2)

四国ゆゆゆツアー

こんにちは、田村です。
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先の週末は、同好の士と共に
四国は香川県を訪れ、舞台めぐりサイクリングを
満喫してきました。
その舞台とは、「ゆゆゆ」と呼ばれるアニメ。
『結城友奈は勇者である』の略称です。
最近のアニメは妙に長いタイトルが多いのですが、
ご丁寧に略称が用意されてるんですね。
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』→「ダリフラ」、
『宇宙よりも遠い場所』→「よりもい」
って感じですね。

で、「ゆゆゆ」の主要舞台が香川県なのです。
アニメに限らず何からの作品て関東に偏重してるので、
四国が舞台だと旅情がかきたてられます。
もちろん、キャラや物語も好みではあるのです。
一昨年から行きたい行きたいと思っていたのですが、
まさにその香川県在住の先輩サイクリスト、
ジェームス吉田さんも「ゆゆゆ」におハマりになってると知って、
舞台の案内をお願いしたのでした。
そして仲間内に声をかけたところ、
関東から自分含め3人、関西から一人参集することになり、
総勢5名で舞台めぐりを決行することに
なったのでありました。
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寝台特急で高松入りしたかったのですが、
きっぷが取れず、当日の新幹線で。
これでも10時半前に高松に着くのが新幹線のすごさ。
四国だと、乗車券を往復で買うと割引があるのが救い。
飛行機だとジェットスターが安くていいのですが、
成田からというのがネック。
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岡山で快速マリンライナーに乗り換え、瀬戸大橋を通過。
みな年甲斐もなく(?)大はしゃぎ。
9km続く空中散歩。今更ながら、すごい橋ですな。
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予定どおり高松に到着。
お出迎えいただいたジェームス氏と合流し、
笑顔がこぼれます。昨年は、ジェームス氏から
大洗キャンプのためにお越しいただいたのですが、
こちらから訪ねるのもいいものですね。
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高松駅で個人的に外せないのが、海峡うどん。
東京なら空腹を充たすだけの駅うどんですが、
ココは讃岐うどんの本場。駅でもさすがに美味いのです。
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駅前で自転車を組み立て。
自分はここのところコレばかりのグラベルロード、
メルクスのストラスブール71。今回は宿泊まりの一泊二日ですが、
それなりの荷物を収めるのに大型サドルバッグは
やっぱり便利です。
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ジェームス氏はキャノンデール・CAAD12ディスク。
氏が挑戦中のブルベで活用してるディスクロードです。
自分もまったく同じモデルを持ってるので、
なんだか不思議な感じ。
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京都は宇治からお越しの北山先輩は
ビゴーレのロード。タイヤにセミノブの
グラベルキングを選ばれており、荒れた路面も含めた
ツーリング適性を高めています。
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北山さんのサドルバッグに吊るされた反射マスコット。
これ、アニメが場違いだよと突っ込みましたが、
思い起こせば自分がプレゼントしたものでした(汗)。
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千葉からお越しのミウラSV先輩は
金色のケルビムロード。サイズが大きなフレームは
各種のバッグ装着が容易なのでうらやましい。
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ガンダムスタンプラリーに続いて、トシさんもご一緒。
というよりむしろ、最近はトシさんとばかり走ってます(汗)。
自転車はカーボンディスクロードのルーベ。
今回はあえてサドルバッグを装備せず、フロントバッグが
メインなのが興味深いところ。臨機応変ということでしょう。
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高松市街を抜けて海岸線を西へ。
瀬戸内海は海の色が淡いと感じます。
あいにくの向かい風でしたが、
四国にいるというだけで気分が高まります。
まだアニメの舞台でないのに、
やっぱり遠征は非日常的です。
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坂出の手前で二件目へ。
飲み屋じゃなく、うどん屋さんを
ハシゴできるのも香川の楽しみですよ。
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坂出にキター! 写真は駅前のイオン。
だからなに? って感じの方が大多数だと思いますが、
この風景がアニメで描かれていたのです。
それだけで「お〜!」と面白がれるのが
舞台めぐりサイクリングの醍醐味。
坂出では、ほかにも庭園や昔の学校などが
アニメで描かれていて、きっちり存在します。
もっとも、坂出の観光施策的には
「ゆゆゆ」をまったくノーチェックらしく、
アニメ舞台であることをアピールする
なにがしかのポスターやバナー類は一切ナシ。
来訪者を増やす振って湧いたようなチャンスだと
思われますのに、もったいない……。
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瀬戸大橋に肉薄。
坂出にとって、これが30年前から
キラーコンテンツなんでしょうね。実際、何度見ても
圧倒的な迫力があります。
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アニメで描かれていたとおりに
砂浜を歩いてみたり(照)。
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瀬戸大橋の記念館を見学。
新幹線が通れるように作ってあるんですね。
展示モデルが300系新幹線というのが、
開通30年の歴史を感じさせます。
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今宵の宿がある丸亀へ。
かつて本州との連絡船で栄えた港町。
これまでも通ったことはありますが、
街を見たり泊まるのは初めてなので興味津々。
この灯籠や街道などは、かつて
「シクロツーリスト」誌でジェームス氏に
リポートしていただいたこともありました。
時を経ての対面に個人的には感無量。
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丸亀城。石垣が圧倒的。時代は違えど、
瀬戸大橋に匹敵する人智の結晶でしょう。
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ジェームス氏に取っていただいた激渋の「獅々友旅館」。
宇治からお越しの北山さんは、
三十年も前に出張で投宿したそうで、
感無量の様子で女将さんと語らってました。
そして、かるく風呂をいただいた後は……
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地元の名店「一鶴」で骨付き肉。
ちょっとカレー風味(?)でビールが進むこと進むこと……。
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店で痛飲した後も、スーパーでがっつり買い込んで部屋飲み。
そして、ひとり、またひとりと寝落ち。
まさに合宿という風情で夜も更けていくのでした。
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翌日も快晴。しかも風が弱まってくれたので快走。
瀬戸内海に突き出した荘内半島を回ったりしつつ、
香川県の最西部にあたる観音寺をめざします。
もっとも、昼過ぎまで自分だけは
ひときわ不調だったのは言うまでもなく(汗)。

荘内半島には、旧海軍の水上機・飛行艇の基地跡があったり、
浦島太郎伝説が各地で語られていたりで、
その海岸美と適度なアップダウンが相まって
絶好のサイクリングルートでした。
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観音寺に到着。この橋は、「ゆゆゆ」劇中で
ひときわ印象的に描かれていたもの。
やっと見ることができました。
ここをあのコとあのコが一緒に……と
劇中を思い起こすだけで軽く泣けますね。
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坂出とはうってかわって、
観音寺は「ゆゆゆ」ムードばっちり。
なんだかうれしいです。アニメがきっかけで訪れた
我々を歓迎しくれるようで、ホッとするのです。
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駅前で客待ちするタクシーもご覧のとおり。
大洗や秩父ほど、同好の士が街を闊歩している
様子はありませんが、それだけに一種の
プレミア感に包まれます。
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劇中の勇者たちが通っていたうどん屋さんのモデル。
かなりの人気店のようで席はぎっしり。
フツーの(?)お客さんばかりですが、
お店の片隅にファンが持ち寄ったという
「ゆゆゆ」のポスターがひっそり貼られていて、
とても微笑ましく感じられたのです。
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観光案内所は「ゆゆゆ」全開。
地元の名所を訪れるキャラクターが
描き下ろされた素晴らしいポスターです。
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琴弾公園に隣接する道の駅。
我らがオタクの大好きなパネルが集合。
顔出し看板がアレなのがアレですね。
銀ちゃんがいないのはちょっと寂しいけれど……。
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「勇者部利用ルーム」があるカラオケへ。
昼間っからカラオケなんて……これも
舞台めぐりならでは?
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声優さんのサインも。
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しばし絶唱。ジェームス氏が圧倒的にうまくて選曲も渋く、
感動と爆笑が渦巻くことしばし……。
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夢のような時間が過ぎるのは
あまりにも早すぎて……。浦島太郎ならずとも
百年くらい遊びたくなりましたが、
後ろ髪を引かれる思いで輪行。
観音寺からそれぞれの帰路についたのでした。

サイクリングは、どこだろうといつだろうと
基本的には走るだけで楽しいものですが、
訪れる先が不思議と見覚えある舞台だったり、
気の合う仲間と一緒だったりすると、
飛躍的に楽しさが倍増されます。

峠越えもキャンプもブルベも一人旅も大好きですが、
今回のような舞台プラス仲間の存在が
自分にとっての理想的な旅を形作る要素であり、
望んでいる時間の過ごし方なんだな〜と
あらためて実感した二日間でした。
ご案内いただいたジェームス吉田さんには
ひときわ感謝なのでございます。



# by cyclotourist | 2018-02-23 22:33 | おしらせ | Comments(7)

ガンダムスタンプラリー

こんにちは、田村です。

お正月明けから仕事で忙しく、
すっかりサイクリングもご無沙汰しちゃいました。
しかし、それも先週で一段落しましたので、
かねて実行の機をうかがっていた
参加してきました。
詳細はリンク先を見ていただければ分かりますが、
東京および周辺の65駅に設置された
スタンプを集めるラリーです。
そして私の場合、当然ながら自転車でめぐることを
考えたわけです。
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ラリーのエリアマップ。あらかじめ入手しておいた
スタンプ帳に記載されています。
北端は赤羽駅、南端は羽田空港、東端は茨城県の取手駅、
西端は西荻窪駅となっており、
この範囲内にあるJR駅の大部分がスタップ設置駅となります。
これを広いと見るか、狭いと見るかは人次第でしょうが、
駅の多さは圧倒的です。

スタンプはすべて駅の改札外に設置されているので、
フツーは「都区内パス」という、おとな750円の
一日フリー切符を使うらしいですが、
自転車でめぐったって問題ないでしょう。
そのほうが単純に面白そうですし、
一部を除いて駅間距離が短いので、
もしかしたら自転車のほうが効率よく
スタンプを集められるかもしれません。

まずはルートを考えます。
エリアマップを俯瞰すれば一目瞭然ですが、
65駅の立地はふたつに区分できそうです。

ひとつは、中央線〜常磐線の各駅が並ぶ横のライン。
もうひとつは、山手線+αの環状ラインです。

本来、65すべての駅を一筆書きで結ぶことが
できればサイクリング的には効率がよいのですが、
ちょっとそれは難しそう。
そこで、上記のように二分割し、
二日間でまわるルートを考えました。

初日はこちら。
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西荻窪駅から取手に向かい、32駅を制覇します。
当初は取手スタートを考えたのですが、
この季節は西風が常なので、それを利用できる
西荻窪駅スタートとしました。
新宿周辺と上野・秋葉原周辺の駅も含みます。
中盤までは2、3kmごとに続々と駅が現れるので、
スタンプを荒稼ぎできます。その分、
停車時間が増えそうです。
後半は駅間距離が伸びるのでルート選択の余地が
増えますが、国道6号など自転車向きでない
幹線道路が多いエリアなのが悩ましいところ。
なぜ茨城県の取手駅が含まれているのか謎でしたが、
この駅までJR東日本の東京支社管轄とのことで、
その関係なんでしょうね。
都区内パスのエリア外なので、JR東が儲かるのかも?

ルート設計時のポイントは、スタンプ台設置改札に近い
駅の出入り口を経由することですね。
特に大きなターミナル駅だと重要です。
スタンプ台の設置場所はWebで分かります。
こうして考えたルートは、だいたい距離80km。
32駅で必ず停車時間が生じるので、
まあこのくらいが穏当な距離でしょう。
始発から終電まで、駅が空いてる時間を丸々費やすなら
一日で65駅制覇も可能かもしれませんが……。
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二日目は環状エリアを攻略します。
北端の赤羽駅をスタートし、
山手線の北と西側へ進行。
d0211129_15211955.png
赤羽駅や王子駅はもちろん、尾久駅や板橋駅など、
山手線外の駅にもスタンプ台があります。
そのため、序盤は少し右往左往するようなルート取りに。
幸い、このあたりは比較的土地勘があるエリアなので、
すんなり線を引くことが出来ました。
もっとも、最短経路とか最高効率のルートは、
スーパーコンピュータでも使わないと出せないでしょうね。

二日目ルートの鬼門は、やはり羽田空港駅の存在です。
d0211129_15250321.png
蒲田まで南下してから羽田空港へ。
ほかの駅から突出して離れているだけでなく、
自転車で通行できる道が限られます。
過去に自転車で羽田空港へ行ったことはあるので
自転車通行可の歩道で行けることは承知してます。
二日目は33駅をめぐります。
駅数と走行距離は、両日ともほとんど同じようにしました。

さて、実行にあたって最大の懸念事項は、
スタンプ押印時に自転車をどこに停めるか? です。
特に、改札が地下や高架上にある駅だと
自転車を離れる時間が相応に長くなるため、
ちゃんとした駐輪場に停めないと不安です。
さりとて、ひと駅ごとにそんなことをしていては、
時間が過ぎるばかりで全駅制覇は遠い夢、です。

これを解決するには、二人で走る必要があります。
一人が自転車のそばにいて、もう一人が
スタンプ帳を持って押印しにいくわけです。
そこで、おなじみ(?)トシさんにお声がけしたところ、
「行きたい」とおっしゃってくれました。
彼は自分以上のガンダムフリークでもあり、
最近は、ラブライブ!のキャラを
ガンプラで再現するという芸風(?)を確立している
希有なモデラーでもあります。
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土曜日の9時、西荻窪駅に集合。
自分は自宅からほど近いので自走、トシさんは輪行。
ご覧のように残雪が思いのほか多いです。
空気も肌を割くような冷たさでしたが、
全駅制覇の野望に燃える我々には
むしろ心地よく感じられました。
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スタンプ帳とスタンプ台。
各駅にキャラクターかモビルスーツが割り当てられてます。
西荻窪駅はワッケイン。「寒い時代〜」のセリフが
この季節にぴったり。
スタンプ台にはキャラの説明と、駅の意気込みなどが
書かれており、なかなか見応え・読み応えがあります。
スタンプ帳は、クリアファイルに入れてフロントバッグに
収めましたが、出し入れ・持ち歩きの便を考えると、
サコッシュのようなものに入れて身につけたほうが
よかったかもしれません。
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荻窪がキシリア、阿佐ヶ谷がウッディ、高円寺がイセリナ。
ばんばんスタンプを押していきます。
イセリナのスタンプ台の横では、「王子でガルマが待ってる」とか、
気の利いたパネルを立てていました。
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アムロが待つ中野あたりまでは、残雪が多くて
押しを強いられる場所も。そして都心が近づくと
ほとんど雪は消えました。わずかな地域差で降雪量や気温が
異なるのか、たんに除雪の具合なのか?
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新宿駅で早くもチーム二人の本領発揮。
トシさんにスタンプ帳を預け、押してきてもらいました。
「スタンプ帳は一人一冊」がルールですが、
こういう場合は許されるのではないでしょうか。
実際のところ、ひとりで三冊も四冊も押してるような
いかがわしい輩も大勢いて、困ったものです。
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ラスボスともいえるジオングを水道橋でゲット。
まだ15駅目で先は長く思えますが、
ふだんは面白くもない都心を
飽きることなく走ることができます。
ちょっとずつスタンプ帳が埋まっていくのは快感です。

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秋葉原はスレッガーさん。となりの壁で
ミライさんが「心配だわ」とか呟いたりしてます。
こんな粋な工夫が駅ごとに見られます。
各駅のキャラ・モビルスーツは、アンケートのうえで
抽選で決めたそうですが、なかには「8位までの希望に入ってなかった」とか、
明らかに不本意なモビルスーツを当てられた愚痴を書いてる
パネルもあったりして、微笑ましいです。
ちなみに、アンケートで一番人気だったのは
シャア専用ザクだったそうです。
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ギャンが割り当てられた金町駅。
駅員さんが作ったガンプラが展示され、ノリノリの様子。
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柏あたりで日が暮れ、利根川を越えて
初日ゴールの取手に着いたのは18時半くらい。
スタンプ停車と無数の信号ストップのおかげで
思いのほか時間がかかりました。
しかし、予定どおり32のスタンプを集め、
かなりボリュームのある達成感を味わうことができました。
そして、駅ビルのサイゼリア飲みでのどを潤した後、
輪行で帰宅したのでした。

翌日も9時集合。
赤羽をスタートして、せっせとスタンプを集めます。
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十条駅のセイラさん。このセリフ、いまでは
セクハラかつパワハラと呼ばれるかもしれませんな。
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車両基地で知られる尾久駅はボール。
トシさん的に妙にツボだったらしく、
ボールの旧キットが欲しいとつぶやいてました。
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一番人気のシャアザクを射止めたのは巣鴨駅。
どの駅も普段は利用しないので新鮮。
昔の記憶とまるで違うリニューアル駅も多く、
年をとるわけだぜと痛感することも。
スタンプを押していく人は、自分たちのように
不惑過ぎと見受けられるオッサンが多かったですが、
お子さん連れの女性や若いカップルもちらほら。
ガンダムは世代を超えた文化です。
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池袋にある旧知のプラモ屋さんに立ち寄り、
トシさんご所望の旧キットボールを購入。
「旧キットのボール、珍しいんですよ」と
妙に胸熱なトシさん。つられて自分も買いました。
最近、一部で旧キットが人気なのです。
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渋谷駅がこんなことになるとは……。
ガンダム屈指の雑魚メカがザクレロです。
メジャーな駅では割とメジャーなキャラかモビルスーツが見受けられ、
本当に抽選で決まったのか? と疑問も湧いてましたが、
渋谷がザクレロ、という事実を見たら、
ガチで抽選したんだなと実感しました。
それとも、渋谷駅にザクレロ好きがいて希望したんでしょうかね。
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五反田でカツを入れる総帥。
これから羽田方面に向かう我らへの激励と感じました。
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苦手な環八で羽田エリアへ。
コンコルドを模した橋の飾りが素敵。
これを作った時は、未来の空港には超音速旅客機が
あふれていると思ったんでしょうね。
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トンネルを歩道でくぐります。
ここから新整備場を経てターミナルまで、
ほとんど歩道を行くことになるので、走りづらいのです。
慣れないと迷いやすいですし、まったく自転車向きじゃないのが
羽田空港の残念なところです。
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羽田空港で折り返し、大森、大井町、大崎を経由して品川へ。
品川がシャアって、なんか似合ってる?
スタンプ押印も長蛇の列。たまたまかも知れませんが、
女性の多さも印象的。さすが。
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東京駅はタムラ料理長。
海軍でいうところの烹炊員ですな。
下の名前もないモブ寸前キャラですが、覚えてますか?
個人的にはうれしいスタンプでした。
その一方、ハモンさんが選に漏れているのが
謎であり、残念なところでもあります。
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神田駅のコイツで65駅制覇。
「アムロを殴ったことのない父」と紹介されてて
微笑ましい。もう19時を回りましたが、
これで終わりじゃありません。

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秋葉原に設けられたゴールセンターへ。
ここで全駅押印したスタンプ帳を見せると、
その証明であるホワイトベースのスタンプと、
JR仕様の特製ガンプラがいただけるのです。
ジワジワ達成感が湧いてきて、
なかなかよい気持ちに浸ることができました。

そして驚いたことに、妻子が思いのほか
「すごいね」と感心してくれました。
何キロのブルベを走ろうが、日本縦断しようが
「ふ〜ん、だから?」くらいの薄い反応だったのに……。
やはりガンダムは偉大、なのかもしれません。

このスタンプラリー、2月27日までやってます。
ガンダム好きのサイクリストには
手放しでお勧めです。
ちなみに、毎日1000人くらいが全駅制覇を遂げて
ガンプラをもらいにきてるらしいです。
数に限りがあるので、欲しい方は早めに実行したほうが
よさそうです。

必ずしも自転車で回る必要はないですが(当たり前)、
東京というつかみ所のない巨大都市が、
たくさんの駅とその賑わいで成り立っていることを
肌で実感できました。
疲れが翌日にき〜っちり残るほど、
走りごたえもありましたよ。



# by cyclotourist | 2018-01-29 17:26 | おしらせ | Comments(6)

走り初め

こんにちは、田村です。

今ごろでなんですが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
〜初めというのは、何でも不思議とワクワクします。

リポートが遅くなりましたが、
お正月早々の2日に走り初めを行ってまいりました。
それも、キャンプ+ダート林道ランです。
大晦日も走ってキャンプ、もとい天体観測してましたから、
元旦を挟んでの行動です。
年末年始は妻子が実家に帰っているので
やりたい放題なのです(汗)。
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走り出したのは土浦駅。すぐに霞ヶ浦に出て、
もうなんど目指したか知れない大洗へ。
……と、その前に。
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家を出る時点でスローパンクしていて、
輪行で土浦駅に到着してからチューブ交換。
この駅にはサイクルルームがあって、このように待ち合わせや
ちょっとしたメンテに最適です。ポンプもあり。
特にこの寒い季節は助かりますね。
ここで、同行いただくトシさん、ばっきーさん、そして
YUKI隊長殿と合流したのであります。
今回は総勢4名の中所帯。YUKI隊長殿は日帰りですが、
3名は大洗でキャンプして、翌日はダート林道も
走ろうというプランです。
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ばっきー氏の新車が凄い。
知る人ぞ知るサーヴェロのエンデュランスモデル、
C5です。自転車を価格で判断するのはアレですが、
このC5は天井に届かんばかりの代物。
しかもスラムeタップHRD(無線変速+油圧ディスクブレーキ)という
究極のコンポで組まれています。ああ、うらやましい。
その新車を、ご覧のようにバイクパッキング仕様にしての
ばっきー氏の記念すべき
キャンプツーリング初体験なのです。
半ば強引に自分が誘った感がなきにしもあらずですが、
興味を持って実践していただけるとは
うれしいかぎりです。
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さて、大洗へのルートは無数にバリエーションが
組めますが、今回は百里基地(茨城空港)経由と
しました。ご覧のようなダートも現れ、
ちょっと変化があるので好きなルートです。
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空港側のゲートに展示されているファントム。
男なら好きですよね!?
これは偵察機に改修したタイプ。
いまのステルス機より段違いに迫力があります。
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空港前のセイコーマートで補給&休憩。
この日は快晴で暖かく、しかも風向きがよいという
絶好のサイクリング日和でした。
この時期は北風ばかりで苦労するのが常なので、
ラッキーです。
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14時半ごろ大洗に到着。
一ヶ月半くらいのご無沙汰でした。
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まずは大洗磯前神社で初詣、と向かったのですが、
あまりに長蛇の列。参拝は翌日として、キャンプ場へ。
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各自ツェルトを張って、荷を下ろします。
ばっきー氏が新調したツェルト(左奥)は、
ファイントラックのツェルト2ロング。
自分の(手前)より寸法がひとまわり広く、
居住性の高いタイプです。色も渋いですね。
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身軽になって、まずは温泉へ。
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さっぱりしてから、海岸通りの市場へ。
あんこうが並ぶ季節になりました。
もちろん我らも購入……ですが、写真のブツではなく
切り身を選んだのは言うまでもありません。

大洗でのキャンプは、この利便性が魅力。
お風呂も市場もスーパーも近く、そしてスーパーには
100均ショップまでもあり、ぶっちゃけ
大抵のモノは現地調達できます。
都市型キャンプとでも申しましょうか、
ワイルド感はとぼしいですが、
とにかく便利なのです。
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ウスヤさんで串カツを買ってキャンプ場に戻るという、
トシさんと自分にとっては定番の回遊ルート。
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あんこう鍋に焼肉と何でもありの宴。
メヒカリという小振りな魚も買ったのですが、
これが油タップリでうまいのなんの。

ばっきー氏は初の寒中キャンプということもあり、
不安も垣間見えましたが、0度対応の寝袋を持参しており、
その暖かさにホッとした様子。
実際、気温は0度くらいまで下がったようですが、
みな無事に朝を迎えることができました。

やってみないと分からないことですが、
装備さえ整えておけば、冬のキャンプは快適なのです。
虫はいないですし、汗はかかないですし、
キャンプ場は空いてるし、食べ物は美味い。
「寒い」という一点がネックですが、
これは装備で解決できる事柄です。
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いつも以上に睡眠時間を確保でき、
寒いだけに深酒もしなかったので、みな元気。
ちゃっちゃと一夜の宿を撤収し、
サイクリングスタート。
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トシさんのスペシャライズド・ルーベ。
自分のより格段に小さなサドルバッグながら
見事に装備一式を収めています。
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あらためて磯前神社に参拝し、
交通安全の御守りをいただきました。
これで今年も安心してサイクリングが楽しめます。
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二日目は、那珂川沿いにぐんぐん北上して
常陸大宮は御前山周辺のダート林道をめざします。
しかし、北風が強く、辛いのなんの……。
あとで聞けば、トシさんもばっきー氏も、
誰かが「帰る、止める」と言わないかなと
期待していたとか(笑)。
結果論ですが、常陸大宮まで水郡線で輪行して南へ走り出せば、
終始追い風で楽ができたなと思いましたが、致し方なし。
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ずっと平坦な道のりでしたが、
那珂川を離れて城里に入ると
わずかなアップダウンが現れました。
自分としては、多少上りがあったほうが
飽きないですむので助かります。
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小さな峠に至ります。
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待望のダート林道にたどりつきました。
トシさんおすすめのコースで、自分は初体験の林道。
「林道交通安全」の幟を肝に命じて入っていきます。
砂利混じりの土が締まっており、
我々30〜35Cのタイヤを履いたロードなら
問題なく楽しむことができそうです。
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これがダート林道デビューのばっきー氏。
こえーと言いつつ走ってましたが、
カメラを向けるとこのポーズ。意外と余裕?
タイヤが太いロードは、新しい世界を
楽しませてくれるのです。
体重100kgを超える巨漢のばっきー氏。
それでいてブルベの大ベテランなので
何の心配もしてませんでしたが、
やっぱり心配なかったですね(笑)。
体格がいい人は、
不思議とダートが似合う気がします。
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見事な杉林を通り過ぎます。
山の中は陽射しが届かず寒いですが、
非日常的な高揚感のおかげで楽しい時間。
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お昼もとおに過ぎているのに、こんな凍結箇所も。
さすが北関東、侮れません。
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ダート区間は5kmくらいでしたが、
一般道に出ると、緊張が解けてやっぱりほっとします。
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実寸32C近いタイヤを履いていた、ばっきー氏のC5。
まだタイヤクリアランスは十分です。
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32Cを履いていた、トシさんのルーベ。
フォーククラウンに泥も目立ち、
許容一杯のタイヤ幅といえますね。
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自分のエディメルクス・ストラスブール71。
三台のなかで唯一、グラベルにメインを置いた自転車なので、
32Cのタイヤだとタイヤクリアランスは
ありあまるほど。
タイヤクリアランスの広さはフレームの
冗長性の証でもあるので、シビアなロードレースで
選ばれることはないですが、
こうしたツーリングではタイヤ選択の幅が広がって
頼もしい限り……こういう真面目な事を書いていると、
仕事みたいでツマンナイな(汗)。
まあ、気に入ってる自転車ということです。
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日暮れ前、無事に水郡線の常陸大宮駅に到着。
初日も二日目も、走行距離は70kmほど。
日が短いこの季節、キャンプやダートありだと、
このくらいの距離がほどよいですな。
妙にカラフルなディーゼルカーに乗って、
水戸経由で家路につきます。
もうこれで労せずして家に帰れる、
もう何も怖くない、とすっかり安堵したのですが、
そのゆるみがフラグを立てちまいました……。

水戸で三人とも上りの常磐線に乗り換えたのですが、
強風の影響でダイヤ乱れ。
途中の石岡駅で特急の通過待ちをするとのアナウンスがあり、
こりゃしばらく止まるだろうと思った僕は、
いさんで列車を降り、駅の売店へ買い出しに。
ホームに売店はなく、高架上まで階段を上り、
もろもろ買ってからホームに戻ると……

列車いない。

輪行袋やバッグはもちろん、スマホまで
先の列車に置きっぱなしです。持っているのは、財布と
買い出した物品のみ……万事休す。

しかし、慌ててもどうしようもない状況。
やってきた次の列車に乗り、思案を巡らします。

当然ながら、乗り過ごした列車には
トシさんとばっきーさんが乗ってます。
彼らが降りる駅か、途中の停車駅で
待っていてくれるかも知れない……それなら、
自分は先頭に近い車両の窓際に乗って、ホームに
立っているかも知れない仲間の
姿を見逃さないようにしよう。
まるで友を信じて待つメロスのように、
列車に乗ることしばし……。

土浦駅に着いて減速する車窓から、
ホームに立つトシさんとばっきーさんの姿が!
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自分の荷物と共に、先行列車から降りて
待ってくれていた二人。
感動の再会。涙が出るほどホッとしました。

恥ずかしいオチがついてしまいましたが、
こうして無事に(?)走り初めが終わったのでした。

トシさん、ばっきーさん、本当にありがとうございました!
これに懲りず、またご一緒して下さい。

これはあれですね。勝って兜の緒を締めよ、的な
輪行して気を許すなという教訓、ですね。
昨年の日本縦断中も「何も怖くない」とか
言った途端にシフトワイヤーが切れたりしましたし、
言葉が油断を呼ぶことはあるのかも
しれないと思いました。
そんなセリフを発する時点で油断してると言えますし、
ボケが始まっている兆しかもしれません(汗)。
重々注意したいと思った走り初めでした。

今年一年も、みなさんの
サイクリングが素晴らしいもので
ありますように!



# by cyclotourist | 2018-01-12 01:30 | おしらせ | Comments(8)

走り納め

こんにちは、田村です。

おそくなりましたが、
今年もよろしくお願いいたします。

みなさま、走り納めや走り初めは
いかがでしたでしょうか。
走り初めはまだ、という方も
いらっしゃることと思います。
新しい一年も、みなさんと充実した
サイクリングが過ごせることを祈っております。
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走り納めは沼津スタートでした。
この日もトシさんとご一緒させていただきました。
集合は年も押し迫った30日の12時、お昼です。
ふつう、なるべく早い時間に集合するのが
セオリーですが、今回は急ぐ必要がない、むしろ
遅い時間が望ましいサイクリングでした。
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まずは沼津港の沼津バーガーでランチ。
駅から2kmくらいですから、いきなり休憩です。
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人気メニューの「深海魚バーガー」なるものを
いただきました。経験済みのトシさんいわく、
ただのフィレオフィッシュバーガーだよ、と夢のない
コメントをいただきましたが、そのとおりでした(汗)。
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15kmほど南下して内浦へ。
漁港では大漁旗をかかげた船ばかり。
年末だからお祝いモードなのでしょうか。
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富士山がよく見えます。
冬らしいスカッとした空気が気持ちいい。
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しばし内浦を散策した後、セブンイレブンで買い出し。
4kgほどの重量となるでしょうか。
この夜の「天体観測」に備えての食材です。
今回のサイクリングは、西伊豆スカイラインの途中にある
土肥駐車場で星を見よう! というのが
テーマだったりするのです。
なにそれ? といぶかる方が多いと思いますが、
星を見るのがけっこう好きだったりするのです。
特に最近……。
輝く星を見るのって、みんな好きですよね!?
星は夜じゃないと見えませんから、
そのためにスタート時間を遅くしたわけで、
プチナイトランの実行なのです。
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フル装備のメルクス・ストラスブール71。
天体観測に備えた各種の耐寒装備と買い出しスペースを
確保するため、リュックも併用です。
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トシさんもほぼ同様の装備。
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15時半から戸田峠へ上り始めました。
いつもは考えられない行動ですが、
夜も走る、とあらかじめ決めていたので
躊躇はありません……ありませんが、
この季節、この時間帯に、標高700mの峠まで
上るのは覚悟がいるのは確かです。
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途中の真城峠までの急登がしんどいのなんの……。
食材をがっつりかかえているため、
通常のキャンプツーリング装備よりも
ずっしり重いのが堪えます。
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真城峠を越える頃には、
月が煌煌と輝き出しました。
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17時過ぎには沈みゆく夕陽。
戸田港の輝きが眼下にきらめき、
非日常的な光景が広がります。このルートを
この時間帯に走っていることが
新鮮でなりません。
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戸田峠に着いたのは17時半。
やはり荷が重いことと自分が衰えていることが相まって、
けっこう時間がかかりました。
夏場であれば明るい時間ですが、今はもう夜です。
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西伊豆スカイラインきっての絶景が広がる
達磨山のふもと。その絶景は闇に沈んでいますが、
駿河湾に輝く街並が幻想的でした。
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戸田峠を過ぎてしばらくすると下りになるので、
寒さに震えながら土肥駐車場へ。
到着は18時半近く。やはり日中以上に
時間を要しましたが、目的地に着いて感無量。
自分はこれまで知りませんでしたが、
この駐車場は天体観測の有名スポットなのです。
年末でもあり、ここまで来る酔狂な人も
いないだろうと思ってましたが、
そこは有名スポット、後から後から
同好の方々がやってきました。
「シャイニー!」と、歓声がしばしば聞こえます。
もちろん、みなクルマですが、一組二人だけ、
自転車でやってきた方もいて驚きました。
彼らはしばらくして三島方面へ下るとのことでしたが、
(それはそれで凄い)
手前どもは夜を徹して
天体観測を遂行します。
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稜線にある駐車場だけあって風が激しく、
そのままでは冗談ではなく凍死しそうだったので
持参の耐寒装備を展開します。
駐車場の東屋ですが、このような条件下での
展開に備え、ふたりともペグなしで自立できる
シェルターを持参しました。
気温は2°ほどまで下がったようですが、
外に出ていると体感気温は
いっそう激しく低く耐え難く、
シェルター内からの天体観測となりました。
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持参した火器で暖かい食事をいただきつつ、
ふたり静かに天体観測。
煌めく星々のドラマは期待を上回るものでした。
気がつけば日付が変わり、
大晦日を迎えた我々は、時間が経つのも忘れて
天体観測にふけったのでした。
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夜半から薄い雲が流れ出し、
満点の星とはなりませんでしたが、
月と雲の競演は悪くありませんでした。

そして、気がつけば朝。
我々は土肥駐車場で見た輝きのドラマを胸に、
下界へ戻ったのでした。

ブルベ以外でナイトランを実践することは
ほとんどありませんでしたが、
装備をキチッと整えたうえで(重要)、天体観測のように
夜しか楽しめない目的と強いモチベーションがあるのなら、
ナイトランも悪くないものです。

サイクリングは、走ること自体が趣味です。
だから、走るだけでもいいのですが、
他のさまざまな趣味を融合できるのも
大きな魅力です。
グルメしかり、写真撮影しかり、名所巡りしかり……。
「走る」という本質がもたらす
充実感が、ほかのプラスαの楽しみも
倍加してくれると感じます。

走り初めも実施済みなので、
またの機会にリポートしたいと思います。

あらためて、今年もよろしくお願いいたします!




# by cyclotourist | 2018-01-06 23:52 | おしらせ | Comments(5)