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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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奥多摩周遊

こんにちは。田村です。

昨日は奥多摩周遊道路を走ってきました。
奥多摩周遊_d0211129_10325129.gif
こんなルートです。
風張峠を越える、東京のサイクリストには定番コースであり、
標高1146mと「東京都でいちばん高い道路」です。

奥多摩周遊_d0211129_10233967.jpg
JR中央本線の中野駅から輪行。
中央線系を走る電車には、だいたい1号車に
車イスのスペースがあるので、今回のように
後輪を外さない輪行袋でも、置き場所を確保できるのが救いです。

立川でJR青梅線に乗り換えて奥多摩駅まで。
朝方の中央線にありがちな列車遅延もあり、乗り継ぎが乱れたので
2時間もかかりました。新幹線なら名古屋まで行ってるよ〜。

特急がない路線での輪行は冗長ですが、
わずか890円の乗車料金でサイクリングのメッカに
移動できるのですから、文句は言えませんね。
奥多摩周遊_d0211129_10305811.jpg
ロッジ風の奥多摩駅。
ここで標高343m。ラクして標高を稼げるのが輪行の醍醐味。
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旧青梅海道の「むかし道」を進んで行くと、
頭上に壮大な鉄橋が表れます。

奥多摩湖(小河内ダム)建設の際に使われた鉄道で、
今は休止されているのですが、
随所に橋梁やトンネルが残っています。
以前、Kさんに教えていただいた見所です。
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奥多摩湖に架かる浮き橋。
ここを自転車を押し歩きながら対岸に渡り、
国道をショートカットして奥多摩周遊道路へ。
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5%程度の勾配が続く道を淡々と10kmほど走ると、
最高標高地点である風張峠へ到着。
湖岸では6度ほどあった気温が、−1度に!
さすがに寒い……路肩にはわずかですが雪もありましたので、
ここを走る方はどうか慎重に。

峠から武蔵五日市駅までの距離30kmほどは、
ずっと下り勾配。楽ではありますが、カラダが暖まらない……
奥多摩周遊_d0211129_10504520.jpg
寒いせいか、年のせいか…
今回の峠行では4回も用を足しました。
ルート上には点々とトイレが設けられているので、
非常に助かりました。

さて、5月刊行予定の『シクロツーリストVol.2』は
峠特集を予定しております。
ロケが本格化する3月までに
失われた脚力をなんとか補完しておきたい……と
切実に思っている田村なのです。

とはいえ、編集部の限られた面々、乏しい脚力で
経験できる峠など微々たるものです。峠を愛好する
みなさまのご協力を、切にお願いする次第であります。
# by cyclotourist | 2011-02-09 11:01 | おしらせ | Comments(9)

御前崎オフ

こんにちは。田村です。

5、6日の週末は、熱心なツーリストが
集まることで有名な「御前崎オフ」に参加せていただきました。

ランデブーアレックスサンジェの会長でもある
くりくり様の呼びかけによるもので、
今年で8回目の開催だそうです。

御前崎オフ_d0211129_12241590.jpg
集合場所は新金谷駅。もうそれだけで、
プチ鉄ちゃんの僕はしびれます。

初日は新金谷から、お茶畑が広がる丘陵地帯を抜けて、
御前崎を目指しました。

3月並というポカポカとした陽気に恵まれ、
このオフ会に参加しなければ、
一生で会えなかったであろう道や光景の数々を、
大勢の方と一緒に思いっきり楽しみました。

御前崎オフ_d0211129_12592374.jpg
初日のハイライト、小夜の中山。
旧東海道の難所で、斜度20%はあろうかという
激坂が出現しました。これは厳しかったですが、
上りついたお茶屋さんでの昼食に癒されました。
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休憩の光景。
眼がくらむほど上質な自転車が勢揃い。圧巻です!

御前崎オフ_d0211129_12421587.jpg
追い風にも恵まれ、
海沿いの自転車道を快走。気持ちよかったな〜。

初日は御前崎灯台に近い旅館で一泊。
飲み放題という理想的な環境の中、
サイクリスト同士のディープな会話が深夜まで続きました。
僕もかなりビールを飲んでしまったので、
参加したみなさまに失礼な言動がなかったか心配です……。

御前崎オフ_d0211129_12454879.jpg
迎えた二日目。
軽便鉄道跡の自転車道へ。鉄ちゃんならずとも、その風情に
みなさま興味津々でした。

御前崎オフ_d0211129_1247734.jpg
お昼はケータリングサービスで豪華なお弁当。
リピーターさんが多いというのも納得のオフ会です。

くりくりさんや先導役を務めてくれた方、そして一緒に
走ってくれたすべての参加者の皆様に、
あらためて感謝いたします。

静岡の魅力を再発見させてくれた
すてきなオフ会でした。

●参加者のプチ名車アルバム
御前崎オフ_d0211129_12534560.jpg
参加前夜に組み上げた(!)という
GAMIさんの11速スポルティーフ。華やかなカラーリングと、
最新のパーツセレクトが注目されました。

御前崎オフ_d0211129_12553742.jpg
K氏のロードレーサー。
トーエイは、実はこうしたモダンな自転車も得意だとか。
8630RをTIG溶接+カーボンフォークで、
カラーリングはアルテグラSLを軸に揃えたとのこと。クールです。

御前崎オフ_d0211129_130743.jpg
四国の雄、ジェームス吉田さんの愛車、
ランドナーの“剛くん”です。渋いっす。

御前崎オフ_d0211129_132519.jpg
日頃からお世話になっている
DOIさんのロイヤル・ノートン。
旧ロゴがすてきです。
# by cyclotourist | 2011-02-07 13:14 | おしらせ | Comments(2)

ひとり峠ラン

こんばんは。田村です。

今日は天気がよさそうでしたので、
昨日のうちに「直行・直帰届け」を会社に
提出し(サラリーマンですから)、
ひとりで秩父方面の峠を走り回ってきました。
ホントにサラリーマンか(笑)。

5月刊予定の『シクロツーリストVol.2』峠特集に
向けた経験値アップと写真増強計画の一環……という
大義名分のもとに、出発進行です!

事前に考えたプランはこんな感じ
ひとり峠ラン_d0211129_2133147.gif
西武秩父駅をスタートして、
土坂峠、志賀坂峠、八丁峠を回ろうという野心的なプランです。

僕が住んでいるのは池袋(の辺鄙なところ)なので、
西武池袋線でアクセスできる秩父エリアは身近です。
ひとり峠ラン_d0211129_2140211.jpg
池袋7時発のレッドアローで秩父へひとっ飛び。
ひとり峠ラン_d0211129_21363792.jpg
西武秩父駅に8時22分(だったかな)に着。
秩父市と西武鉄道は、特に最近は自転車イベントにも
注力していて、関東のサイクリストには
お馴染みになった駅ですね。

ひとり峠ラン_d0211129_21404065.jpg
いきなり寄り道。秩父鉄道の皆野駅です。
秩父鉄道は、SLや、昔の山手線の電車を
走らせていたりして、鉄ちゃん的にはイケてる鉄道です。

ちなみに、僕の母が生まれ育ったのも、ここ皆野。
昔は夏休みごとに、母の帰省について行って、
カブト虫とか取って遊んだなあ〜。
それも中学校に入った頃までで、
母が男を作って出てってからは……
お、こんなことを書くブログじゃなかったですね(笑)。
ひとり峠ラン_d0211129_21442699.jpg
県道71号を淡々と走り、土坂峠のトンネル着。
これをそのまま抜けて、国道に出るはずでしたが、
左に伸びる林道が気になって、そっちに行ってしまいました。
ひとり峠ラン_d0211129_21461673.jpg
長久保林道です。
下るにしたがい、素朴な里山風景が迎えてくれました。
僕のトーエイ号、カッコいいなあ……自己満足です(笑)。
ひとり峠ラン_d0211129_21483673.jpg
県道に出て、再び北上すると
凍結した路面が! 幸いごく一部だけでしたが、
みなさまも冬の峠行は本当にお気をつけ下さいませ。

矢久(やきゅう)峠を経て、下界とも言うべき国道462号へ。
ひとり峠ラン_d0211129_21513412.jpg
ここ、おばあちゃんがひとりでやってる食堂。
うどん(600円)を頼んだら、おでんやおまんじゅうまで
サービス(!)で出してくれました。

こんなふうにリポートしてると切りがないので、
以下、省略します。
志賀坂峠までたどり着くと、八丁峠に続く林道の
入り口は通行止めでした。
まあ、寄り道したし、テレテレ走っていたら
着いた時点で16時近かったので、どのみち行けませんでした。

ひとり峠ラン_d0211129_2202572.jpg
志賀坂トンネルから秩父までは
距離35km。全体に下り基調なので、1時間半で到着!
重力はすごいですね。すっかり暗くなった頃、西武秩父駅に到着。

今日の走行距離は、115kmでした。
ひさしぶりに100km以上走ったなあ〜。疲れたけれど、
なんだか心はすっきりした一日でした!
# by cyclotourist | 2011-02-04 22:12 | 製作中 | Comments(1)

『輪行サイクリングのすすめ』製作中!

こんにちは。田村です。

昨晩、来るべき3月新刊、
『輪行サイクリングのすすめ』のカバーデザインが
上がってまいりました。
『輪行サイクリングのすすめ』製作中!_d0211129_11544299.jpg
これまでの2冊とは対照的に
ポップで明るい感じのデザインですね。
(デザインは変更の可能性があります。写真はアタリです)

ロケなどの模様を散発的にお伝えしてきた
『輪行サイクリングのすすめ』ですが、昨今ブームの
輪行に関する最良のガイドブックに仕上がりそうです。
著者は、田中真理さんというライター/エディターです。

鉄道など公共交通機関を利用して、好きな場所を
好きなだけサイクリングできるのが、輪行の醍醐味ですね!

ベテランツーリストのみなさんには、お馴染みの移動手段である
輪行(りんこう)ですが、最近になって
自転車趣味にはまった人にとって、もっとも気になりつつも、
敷居の高さを感じて躊躇してしまうのが
輪行のようです。

1970年代前後から一般的になった輪行ですが
(1970年に当時の国鉄が認可したため)
MTBブームの到来とともに、近年まで下火になった
感がありました。だって、重いMTBじゃ辛いですし、
私をスキーに連れてって的なクルマ黄金時代には
見向きされづらくなったのは当然かも知れません。

しかし、ここ4、5年で急速に見直されてきました。
クルマがなんだか社会悪みたいに見られたり、
鉄道がブームになったり、そしてなんといっても
スポーツ自転車が身近になりました。

今や、朝の新幹線ホームや特急乗り場で
ひんぱんに輪行袋を背負った人を見るようになりました。
書店でも、「輪行」とうたった自転車雑誌を
よく見かけるようになりました。

そのひとつのきっかけになったのが、
当時、僕が編集長を務めていた『自転車生活』(エイ出版社)の
第9号(2007年6月刊)だったと思います。

当時まだ「リンコウ? なんじゃそりゃ。売れるわけない」と
言われたものでしたが、おかげさまで読者に受け入れられ、
その後、輪行はひとつの定番企画になりました。

気がつくと、僕もこんな本まで出してました。

とはいえ、輪行の実践的かつビジュアルな
ガイドブックは今も皆無です。そこに満を持して登場するのが
本書『輪行サイクリングのすすめ』なのでございます。

ポイントは、著者が女性なので、
小柄な人や輪行に不慣れな人の気持ちを親身になって
考え、本当にわかりやすく丁寧に解説していることです。
僕とは大違いです(汗)。

発売は3月上旬としばらく先ですが、
どうぞご期待ください!

『輪行サイクリングのすすめ』製作中!_d0211129_1219174.jpg
『旅する自転車の作りかた』で自転車を手に入れ、
『私が愛した自転車パーツ』でマニア度をアップし、
『輪行サイクリングのすすめ』で旅に出れば完璧です!
# by cyclotourist | 2011-02-03 12:21 | 製作中 | Comments(3)

自転車セミナー

こんにちは。田村です。

今日は愛用のノートン・キャンピング(キャリア未装備)で
通勤、出社しました。

途中、猛スピードで走るシティサイクルに抜かされて、
ちょっと凹みましたが、こっちは42Bだし、別に遅刻する
心配はないし……と、ゆったりマイペースで走りました。

さて、ある意味、日本の自転車シーンの主役ともいえる
シティサイクルですが、それに関するセミナーの
お知らせが届きましたので、
ここに転載いたします。
僕も他用が入らなければ、拝聴しにいく予定です。

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 第5回自転車セミナー<平成22年度事業最終回>
   日時:平成23年2月24日(木)18時~19時30分
   場所:東京都港区赤坂1-9-3(財)日本自転車普及協会11階会議室
   講師:(財)日本自転車普及協会(自転車文化センター)
       谷田貝 一男 学芸員
   題名:シティサイクルから探る自転車と社会との関わりの歴史
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詳しくは、リンク先のお知らせをご覧ください。
先着60名が定員だそうです。

講師の谷田貝さんは、『シクロツーリスト』に掲載した
自転車撮影にも多大なご協力をいただいた、
自転車文化センターの学芸員です。

みなさまも、ご興味あればぜひ!
# by cyclotourist | 2011-02-03 10:25 | おしらせ | Comments(1)