こんにちは。田村です。
昨晩、来るべき3月新刊、
『輪行サイクリングのすすめ』のカバーデザインが
上がってまいりました。
これまでの2冊とは対照的に
ポップで明るい感じのデザインですね。
(デザインは変更の可能性があります。写真はアタリです)
ロケなどの模様を散発的にお伝えしてきた
『輪行サイクリングのすすめ』ですが、昨今ブームの
輪行に関する最良のガイドブックに仕上がりそうです。
著者は、田中真理さんというライター/エディターです。
鉄道など公共交通機関を利用して、好きな場所を
好きなだけサイクリングできるのが、輪行の醍醐味ですね!
ベテランツーリストのみなさんには、お馴染みの移動手段である
輪行(りんこう)ですが、最近になって
自転車趣味にはまった人にとって、もっとも気になりつつも、
敷居の高さを感じて躊躇してしまうのが
輪行のようです。
1970年代前後から一般的になった輪行ですが
(1970年に当時の国鉄が認可したため)
MTBブームの到来とともに、近年まで下火になった
感がありました。だって、重いMTBじゃ辛いですし、
私をスキーに連れてって的なクルマ黄金時代には
見向きされづらくなったのは当然かも知れません。
しかし、ここ4、5年で急速に見直されてきました。
クルマがなんだか社会悪みたいに見られたり、
鉄道がブームになったり、そしてなんといっても
スポーツ自転車が身近になりました。
今や、朝の新幹線ホームや特急乗り場で
ひんぱんに輪行袋を背負った人を見るようになりました。
書店でも、「輪行」とうたった自転車雑誌を
よく見かけるようになりました。
そのひとつのきっかけになったのが、
当時、僕が編集長を務めていた『自転車生活』(エイ出版社)の
第9号(2007年6月刊)だったと思います。
当時まだ「リンコウ? なんじゃそりゃ。売れるわけない」と
言われたものでしたが、おかげさまで読者に受け入れられ、
その後、輪行はひとつの定番企画になりました。
気がつくと、僕も
こんな本まで出してました。
とはいえ、輪行の実践的かつビジュアルな
ガイドブックは今も皆無です。そこに満を持して登場するのが
本書『輪行サイクリングのすすめ』なのでございます。
ポイントは、著者が女性なので、
小柄な人や輪行に不慣れな人の気持ちを親身になって
考え、本当にわかりやすく丁寧に解説していることです。
僕とは大違いです(汗)。
発売は3月上旬としばらく先ですが、
どうぞご期待ください!
『旅する自転車の作りかた』で自転車を手に入れ、
『私が愛した自転車パーツ』でマニア度をアップし、
『輪行サイクリングのすすめ』で旅に出れば完璧です!