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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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<   2019年 02月 ( 1 )   > この月の画像一覧

冬キャン二景

こんにちは、田村です。
ひときわ寒さ厳しい今日この頃ですが、
相も変わらず自転車キャンプざんまいでございます。

さる10〜11日は、いつもの仲間と
西伊豆をめざしました。
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走ったコースはこんな感じ。
小田原まで輪行し、男前に箱根を越えて
西伊豆の港町、土肥まで100km。

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選んだ自転車は、フロントシングル化した
キャノンデール・CAAD12ディスク。そしてテールフィン。
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容量20Lほどのサイドバッグひとつと
コーナーバッグに冬キャンの全装備が入りました。

寒いんだから、比較的温暖な伊豆でキャンプしよう、
という話になったのは穏当なのですが、
リッチなのに経済観念がしっかりしてるばっきー氏
(だからリッチなんでしょうが。笑)
「交通費を節約したいから小田原スタートにしたい」
と言い出したことから、必然的に箱根を越えることに。
箱根じゃなくて、別の峠(熱海峠、冷川峠)を
越えても伊豆には抜けられるのですが、
時間制限があるブルベならともかく、
男なら堂々と箱根を越えるべきでしょう。
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朝8時、小田原に集合した4人のオッサン。
ばっきー氏、隊長殿、トシさん、自分です。
今回、キャンプするのはばっきー氏と自分だけですが、
十分明るいうちに土肥のキャンプ場に着きたいので、
朝8時と我々にしては早めに集合したのです。
小田原くらいだと、東京から普通列車に乗っても
苦にならない移動時間ですね。
以前の自分なら、新幹線が利用できる駅は
必ず新幹線を利用してましたが、最近は
少し経済観念に目覚めました(笑)。
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国道1号を三枚橋で左折して、
男らしく旧東海道で箱根をめざします。
ちょっと前にもナイトランで越えた箱根ですが、
この旧道は上りの序盤がとにかく急なので、
キャンプ装備で越えられるか一抹の不安もありましたが、
ゆっくりマイペースで走れば問題なし。
異様にデカい46Tのスプロケットのおかげです。
また、片方(右側)にだけサイドバッグを懸吊しているので
ダンシングすると違和感が大きいですが、
着座してれば十分に安定感があります。
冬キャンとは言え、装備一式で重量4.5kgくらいに
収まってるので、それなりに軽快です。
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七曲がりを力走。
この前日、関東全域で降雪があったので
路面状況がはなはだ不安でしたが、
幸い走行路面に積雪や凍結は皆無でした。
(もし雪が残っていたら、沼津まで輪行に変更予定でした)
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甘酒茶屋。ここまで上ると路肩に雪も目立ちました。
なにより空気が冷たいので、あんまり大汗を
かかないようにペースを抑えました。
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フロント46Tを選んだので、
いわゆる一対一のギヤ比を得るために
特大46TのMTB用スプロケットを装着してます。
荷物があると、やっぱり一対一がほしいです。
こんな特大スプロケットはロード用のディレイラーでは
変速できないので、XTRのそれを装着。
機械式変速だと、ロード用レバーとMTB用ディレイラーの
組み合わせはグレーゾーンになりますが、Di2なら問題なし。
(もちろんコレも自己責任でしょうが)
アルテグラDi2のシフトレバーで、XTR Di2の
ディレイラーがサクサク動きます。
スラム・フォース1など、フロントシングル用の機械式メカだと、
歯数差とテンションのせいか変速の動作が大味で、
ガッチャンガッチャンという感じですが、
Di2なら当然ながらスムーズで小気味よく変速します。
問題は、XTR Di2ディレイラーが高価なことだけです(汗)。

話がツーリングから逸れまくってますが、
フロントシングルは、自分としては好感触です。
高いXTR Di2ディレイラーを無理して買ったので
強制的にそう思い込んでるフシもありますが(汗)、
「何も考えずに変速できる」というのがメリットです。
フロントマルチだと、前後のギヤ位置を常に意識したり、
フロントを変速した後にリアも変速して軽さ・重さを調整する、
といった「煩わしさ」があります。
それまで煩わしいとは感じてませんでしたが、
フロントシングルを体感すると、
けっこう煩わしかったなあと思えてしまいます。
なお、そもそもフロントシングルにしたのは
軽量化が目的だったのですが、実はその効果はなし。
下りでもあるていどは足を回せるように
フロントをやや大きめな46Tにしたため、必然的に
軽いギヤを得るためリアのギヤが特大になったので、
スプロケットの重量増が、不要になったフロントディレイラーの
重量を上回ってしまいました……。
フロント・リア共に、もう少し小さいのを選べば
軽量化にもなるでしょうが、悩ましいところです。

閑話休題。
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無事、芦ノ湖に到着。
ここも当然のように外国人ばかりです。
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湖畔からもうひと上りして、
行程のピークである箱根峠へ。
気温は1度くらいで、幸い積雪・凍結なし。
脱いでいたジャケットやグローブを付け直し、
イヤーカバーなども装着して下ります。
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三島まで一気呵成に20kmの下り。
当然ながら寒いし、意外と交通量多いし、箱根は
上りよりも下りがしんどかったりします。
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麓のコンビニで人心地を取り戻す我々。
いい年こいたオッサンたちが
缶コーヒーをカイロ代わりして暖をとるのも
冬のサイクリングらしくて
微笑ましい光景ではないでしょうか(笑)。
全員ディスクロードなので、口々に
ディスクブレーキの恩恵を讃えたのでした。
この後、沼津でラブライブ! の物販に向うトシさんと分かれ、
三名で内浦へ。
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沼津でイベントがあるそうで、
内浦はいつも以上にラブライバーで溢れかえってました。
内浦初訪問の隊長殿を主要な舞台にご案内した後、
日帰りの隊長殿と分かれ、
ばっきー氏とふたりで土肥を目指しました。
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終日曇天で、あいにくの空模様。
富士山も見えませんが、内浦以西にはじめて足を延ばす
ばっきー氏には西伊豆の海岸線は新鮮に写る様子。
細い砂州が伸びる大瀬崎を過ぎると、
アップダウンが連続するのですが、妙に快調なばっきー氏。
折悪しく小雨が降り出したのですが、
意に介しません。あらためて書くのもアレですが、
氏は体重100kgを越える巨漢でありまして、
いつもなら上りで瀕死のありさまになるのですが、
今回は箱根を苦もなく上り、西伊豆も余裕綽々。
「ラブライバーとして、箱根越えたのは誇らしいね」とか
訳の分からない浮かれモード。
なんでも最近は、ご飯など糖質を取らず、お肉ばっかり食べて
(毎晩のように「いきなりステーキ」行ってる)
たんぱく質を重視する食生活に変えたのが
好調に結びついているとか。
サイクリング中も、フランクとかを食べるだけで
おにぎりとか腹にたまるものを食べてません。
そして時おり、怪しいオイルをなめてます……。
「これで全然、腹へらないんですわ」とご満悦。
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大瀬崎から土肥まで、わずかな距離の間に
ドンドンドンと三回もアップダウンがあるのですが、
それだけに展望も広がります。
あいにくの天気ですが、達成感が得られる好エリアです。
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土肥では早くも桜が咲いてました。
金山があったことでも知られる、
港と温泉の街です。首尾よく16時過ぎには着いたので、
まずはひと安心。100km走ったゼ、という
自己満足を感じながらキャンプ場へ。
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渋いキャンプ場に到着。
初めて利用する「さざ波キャンプ場」です。一泊900円なり。
伊豆はクルマ向けのオートキャンプ場が多いのですが、
我々のようなサイクリストには、こんな感じの
低設備・低料金、でも街が近くて買い出しが便利、
というキャンプ場が最適なのです。
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自分はツエルト、ばっきー氏は
軽量なワンポールテントを設営。
こじんまりしたキャンプ場だけに
炊事棟やトイレ(意外なほどきれい)が近く、
ここは当たりだな! と二人で喜びます。
目の前にはコンビニがあり、スーパーや入浴施設も近く、
我々的には100点満点のキャンプ場です。
ただ、アウトドアしてるぜ感を求める自然派(?)や
電源や駐車スペースを求める富裕層(??)には
向いてないかもしれませんね。
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薪を買って、焚き火台をお仮りして
暖をとりつつ快適な宴会タイム。
気温も2〜3度を下回ることはなく、
冬キャンとしては恵まれた環境。
もちろん、寝袋に入ればヌクヌク。
夜間、悪夢にうなされた
ばっきー氏が「うおー」とか叫んだり、
(自転車が盗まれる夢をみたとか……)
割と近くで落石の音が響いたりして目が覚めたりもしましたが、
総じておおむね快適な夜を過ごすことができました(笑)。
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翌日も生憎の曇天。
当初、西伊豆スカイラインを越える予定でしたが、
景観が期待できない天気で上るのも空しいですし、
降雨・降雪が心配になる予報が出てきたので、
土肥から出てる駿河湾フェリーを利用して
清水に出ることにしました。
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サイドバッグは撤収がラク。
収納した装備類をぼんぼん放り込めば完了。
シートバッグだとパッキングに気をつかうので、
撤収に少し時間がかかります。
重量面や走行時のバランスはシートバッグのほうが
有利に思えますが、テールフィンのように
簡単・確実に着脱できるサイドバッグなら、
選ぶ価値はあるでしょう。
今回はひとつしかサイドバッグ付けてませんが、
ふたつ付ければ容量的にも余裕ができますし。
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キャンプ場とフェリー乗り場は指呼の間。
船歴が浅そうでキレイなフェリーです。
なんでも、今年3月で今の民間事業者は
運行撤退するそうですが、その後一年は、
静岡県・地元自治体が引き継いで運行することが
決まっているそうです。
そういえば、「ライブライブ!」シリーズは、
ヒロインたちの母校を廃校から救うために
アイドル活動をする、というのがテーマでしたが、
こうしたフェリーの存続のために頑張る、
なんて続編も見たいなと思ってしまいました(笑)。
登場人物のひとり(曜ちゃん)のお父さんは、
この駿河湾フェリーの船長さんという設定らしいですし。
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自転車は舷側に固定してもらいます。
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清水港まで70分の船旅。
料金は2500円ほどと少し高めですが、
晴れていれば富士山の絶景も楽しめるそうで、
また乗ってみたくなりました。

こうして安楽に清水に上陸。当然ながら
船内でぬくんだ後に走る気力もなく(汗)、
ばっきー氏ともども
東海道線でとっとと輪行して帰宅したのでした。
今回利用したキャンプ場へは、いろんなコースが組めますから、
今後なんども訪れそうな予感です。


さて、この翌週、16〜17日にも
懲りずに飽きずに自転車キャンプしてまいりました。

「冬キャンはいい!」と事あるごとに訴えている自分ですが、
それは関東以南の平地におけるキャンプ場を選ぶのが
前提条件のようになってました。
北関東の大洗でキャンプしても、せいぜいマイナス二度くらいに
収まる気象条件でした。
これ以上に冷える地域・天候だと、
積雪や凍結が心配で、サイクリングそのものが
楽しみづらいからです。また、
手持ちの装備が基本的には3シーズン向け
ばかりなので、耐寒性能に不安もありました。

伊豆から帰った後、どこか行ってみたくなる
キャンプ場ないかな〜と地図をつらつら眺めていたら、
自然と信州のページに手が伸びます。
そして目に入ったのは……陣馬形山キャンプ場
絶景&無料のキャンプ場として知られています。
でも、自分は行ったことがないのです。
南信の伊那というアクセスが不便な立地に加え、
1400mという標高の高さに
ビビっていたというのが本音のところ。
今年のゴールデンウィークには行きたいなあと思いながら
自治体のホームページなどを見ていたら、
「通年営業」とあるではないですか。

所在の中川村観光協会に電話してみたら、
「雪? 今はないですね」
「クルマは通行止めです。自転車? 自己責任でどうぞ」

さっそく天気予報を見ると、次の週末、
伊那エリアは快晴で、最低気温はマイナス6度ほどの予報。
これはトラベルチャンスではなかろうか!?

さすがに毎週連続のキャンプはどうかとも思いましたが、
「今しかないんだ〜、今しか〜」と
妻に文字通り土下座して外出許可を得ました。
そして、スーパーあずさ1号で上諏訪へ。
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「スーパー」という名称は来月のダイヤ改正でなくなり、
ぜんぶ「あずさ」になって、自由席がなくなるとのこと。
自分は始発の新宿駅から乗るので、少し早めに行けば
自由席でも座れることが多かったので、
少し残念かな。
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上諏訪で飯田線直通の普通列車に乗り換え、
伊那田島駅で下車。
陣馬形山キャンプ場の最寄り駅です。
距離的には、キャンプ場まで15kmくらいしかありません。
もう少し手前で降りて走ってもよかったのですが、
今回はキャンプ場にたどり着くことが最優先事項。
自転車キャンプって、基本的に二兎を追うような遊びですが、
ここは自重して時間に余裕を見込みました。
駅に着いた時点で11時40分ですし。
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風が強いので駐輪場に移動して
自転車を組み立てます。今回、手持ちで最大限の
防寒装備を携行し、食材なども運ぶために
13ℓのリュックも併用します。
いつもは極力リュックを使わないのですが、
さすがに自転車側のバッグに収まりません。
先のディスクロードで採用したテールフィンのサイドバッグを
二つ使えば入れることもできるのですが、
今回はタイヤを太くしたくてグラベルバイクを選んだので、
テールフィンが付かないのです。
テールフィンは専用の車軸に固定するのですが、
自分はクイック用の車軸を購入しました。
だから、スルーアクスルのグラベルバイクには
使えないのです。別途、車軸を買えばいいのですが……。
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飯田線は標高600mくらいを走っているのですが、
陣馬形山は谷を挟んだ反対側にあります。だから、
いったん標高400mくらいまで降りてから
1400mまで上がるということに……。
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国道沿いのスーパー「チャオ」で買い出し。
陣馬形山キャンプ場は無人で、
当然ながら周囲に人家はなく、この季節は
水も出ないそうなので、必要な物資はすべて
麓で用意してから上る必要があります。
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防寒の切り札として薪を購入。
とっととテントに入って寝袋にくるまれば
焚き火なんてしなくてもいいのですが、
せっかく好ロケーションのキャンプ場なのですから、
テントの外で夜景など見ながら宴会したいもの。
だから、無理を承知で薪を買ったのです。
そのほか、食材、ビール、日本酒(ビールを減らすため)、水1.5ℓなどを調達。
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中央アルプスを眺めながら上昇開始。
美里から最短経路を進みます。しかし……
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重い(汗)。
普段、バッグ外に荷物を括り付けるのは
やらしい(恥ずかしい)と思ってる自分ですが、
今はそんなこと言ってる場合じゃない。
まあ、こんな積み方ができるのも、
オルトリーブのシートバッグが頑丈で、
イスやテントポールで剛性が高まっているからです。

薪がおそらく5kgくらい、飲食物も5kgくらい、
基本のキャンプ装備が5kgくらいなので、
つまりはいつものカジュアルキャンプに対して
三倍もの荷物重量をかかえてヨタヨタ進みます。
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早々に押し歩き。
キャンプ場までは平均勾配10%。ですので、
それよりキツいところもあれば、緩いところもあるわけで、
勾配が緩めば乗り、キツくなれば押し、の繰り返し……。
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積雪や凍結で物理的に乗れないことも考慮し、
今回はトレッキングシューズ&フラットペダル。
だから押し歩きもさほど苦じゃありませんが、
ペダルがショボいこともあり、ペダリング時は
シューズが滑りそうで違和感があります。
自宅ですぐ目についた安価なフラットペダルを付けたのですが、
シルバンあたりを発掘すればよかった……。
今さらながら、ビンディングの恩恵が
いかに大きいものかも痛感しました。
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登山道も並行。
軽装ならそちらへ行ってみたくもなりますが、
今回はとてもじゃありません。
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標高が1000mを越えると、
ごく一部には残雪も。凍っているので、
慎重に押し歩きます。
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万一でも靴下が濡れると
死んでしまいそうな気温なので、
防水のトレッキングシューズを選んだのは
正解ではありました。
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上り10kmに2時間半もかけて、
キャンプ場には15時半に到着。
歩いたほうが速い? そうかもですね。
そう思うアナタは同じ荷物を背負って歩いてみてください(笑)。
なにはともあれ、さすがの大眺望に胸が躍ります。
通行止めというのにクルマで来てるキャンパーが
三組、ハイカーさんが一組いました。
気温は早くも零度前後ですが、陽射しが強くて
あまり寒さを感じません。
そんな上りの熱気が残ってるうちに、
ちゃっちゃと設営します。
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満開。
ご覧のようにベンチがあるので、イスはなくても
よかったですね。ただ、ヘリノックスのイスは
座り心地がいいので、もう手放せません。
サイトに立木がないので、自立しない
ツエルトは向いてないです。
もちろん、今回はテントを持ってきてます。
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真冬用の寝袋は持ってないので、
モンベルの#3(気温0度対応)を軸に、
SOLの簡易ビビィをカバーとしつつ、
中にイスカの130X(気温8度対応。体験的に3度まではイケる)を
入れ込みました。
あと、いつもは厚手のエマージェンシーシートのみを
テント内に敷いてますが、今回は発泡素材入りで少し厚みのある
銀マットも併用してます。
スリーピングマットは、いつものニーモ(180cm)です。
就寝時は、骨折以来、冷えがちな足先に
使い捨てカイロを貼ることにします。

万一、これで寝れないような寒さだったら、
自転車なんだし意を決して麓に下ればいい、とも
考えていたんですが、冷え込む時間までには
酔ってるだろうから自転車には乗れないな、とか
くだらないことを考えながら設営完了。
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今回のために用意した簡易焚き火台。
ノマドというブランドのステンレス網と、
長さ23cmくらいのペグです。
巻けばレインパンツと同じくらいの
小ささになって、網とペグ5本(1本予備)で重量は250gほど。
ちゃんと足が付いた市販の焚き火台は、
自分が物色した範囲ではどれも500g以上あり、
長さも40cm以上あるので、
自転車で持つにはキツいなと思いました。
一方で、すごい小型の折りたたみ焚き火台もありますが、
小枝か割り箸くらいしか燃やせないんじゃないかという
市販品しか見つからなかったので、
適当な組み合わせで簡易焚き火台をデッチあげました。
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計画どおり、ペグで網を
張ることができました。
網の四隅にリングがあるので、それを引っ掛けられるような
段付きで長いペグを選んでます。
地上高が稼げないので、延焼しやすい
芝のキャンプ場だと使えないと思われますが、
ここのように土の上なら実用的でしょう。
さすがに焚き火台を家で試すわけにもいかないので、
我ながら少々不安だった代物ですが、
なんとかなりそうです。
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日が陰ってくると、急速に冷えます。
設営作業が終わったら、サイクルウエアは全部脱いで、
厚手のインナーウエアと靴下に着替えた上で、
上下ともダウンウエアを着込みました。
(だから筒物が増える)
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ベーコンを焼いたりして、
ビールと日本酒を飲み出します。
いつもは500mℓ缶のビールを〓本必要とする自分ですが、
それだけで〓kgになってしまうので、
今回は350mℓ缶3本に抑え、そのかわりに
900mℓのパック日本酒を調達しておきました。
これだけあれば、幸せな気分になれるでしょう。
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17時半を回ると陽が落ち、
代わりに伊那谷の街灯りが瞬きます。
なんとも幻想的な風景が眼前に広がり、
酔いとともに気分がほわっとします。
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焚き火もよい感じです。
しっかり乾いている良質な木材のようで、
固形燃料で簡単に火が回りました。
焚き火に当たっていれば外飲みも快適。
寝るまでの時間を見計らいつつ、
薪をくべていきます。
寝るためにテントに入るまでには
全部燃え尽きるように。もう持って走りたくないですから(笑)。
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刻々と空の色が変わり、見ていて飽きることがありません。
もっとも、小さな鍋で具を焼いたり煮たり、
そして飲んだりと割とせわしないのが
ソロキャンだったりもします。
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みんな大好き「鍋キューブ」で水炊き。
基本は持参した固形燃料で
調理してますが……
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網の端っこをうまく使えば、
焚き火で煮炊きできました。
思いつきでデッチあげた焚き火台ですが、
なかなか優秀。
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真っ暗になると、星の瞬きが街灯りと競演。
しかし、焚き火を燃やし尽くすと
さすがに表に出てられない寒さ。手持ちの
寒暖計だとマイナス10度を指すようになり、
テントに入って寝袋に潜り込みました。
三重に重ねているので、いかにスリムな自分でも(笑)
出入りは少々不便。
ビールを控えたおかげで、トイレに行く回数が
減ったのが幸いでした。
テントのなかもマイナス5度くらいになりましたが、
寝袋にくるまっていれば十分に暖かく快適で、
酔いと相まって気持ちよく寝付くことができました。

やっぱり、こんなことを試みると「万一」が
頭をよぎりますので、今回は輪友を誘うこともなく、
家族に行き先をちゃんと伝えて出かけましたが、
大変なことにならなくて本当によかったです。
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6時前に起きたら、
ペットボトルの水が凍ってました。
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水は貴重です。
ペットボトルを切り裂いて氷を取り出し、
溶かして使います。
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残り少ない水でしたが、
袋麺もどうにか食べられました。
前夜残しておいたベーコンやネギ、ぶなしめじを投入し、
みてくれはともかく、なかなか美味。
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お腹が満ちたら、撤収開始。
幸い陽射しが暖かく、寝袋などを
干しながら作業を進めていったのですが……
土が凍り付いてペグが抜けないのには参りました。

昨日は「ペグが刺さりやすいな〜」なんて喜んでたのですが、
まさか抜けないほど凍土になるとは。
揺すっても叩いても、ビクともしません。
自分は登山の経験がわずかなので、
このへんのノウハウ不足は否めませんね。
また、少しでも軍手を濡らすと耐えきれないほど
指が痛んだり、あ〜そうなのかと、まさに痛感する
ことがいろいろとありました。
ペグはお湯を注げば抜けると思いましたが、
そんな余裕の水も燃料もなく、
お天道様の力だけが頼り。
次第に土が緩んできたのか、
9時前になってやっと抜けました。
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陣場形山キャンプ場、さよならまたね。
次はゴールデンウィークか、夏か、秋か……。
夏は夏で上りがもっと大変そうだけど、
薪がなければもう少し楽かな?
混むことも予想されるので、早く到着しないと
ならないでしょうね。
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往路と同じ道をとっとと下ればいいものを、
駒ヶ根に通じる陣場形林道を進んだら、
かなり積雪が多くて往生しました。
35Cのセミノブタイヤを履いてきたので、
新雪なら乗れないこともないですが、カチカチに
凍っていては押し歩くしかありません。
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押してても滑って転ぶし(汗)。
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標高1000mくらいの等高線に沿って道が続き、
なかなか街に降りないので不安になる林道でしたが、
所々に中央アルプスのビューポイントがあり、
目を楽しませてくれました。
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わずかですがダート区間もあり、
グラベルバイクにはご褒美です。
昨日に比べれば、羽が生えたように荷物も
軽いですしね。
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林道を抜けても
絶景が目を楽しませてくれ、
伊那谷がいっぺんに好きになりました。
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とはいえ、今日は早く帰る約束で
外出許可をもらったので、
駒ヶ根駅から輪行します。
娘から「生存確認だ」なんてメールもくるし(笑)。
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列車の待ち時間を利用して、
駅前でソースカツ丼をいただきました。

以上、寒中一泊二日キャンプツーリングでした。
今回、自分としては初めて経験する寒さの中での
キャンプでしたが、結果オーライではありました。
ただ、くれぐれも軽率に真似しないでくださいね。
装備、天候、現地情報など、
好条件・幸運が重なった結果として楽しむことができましたが、
必ずしもそうでないのは言うまでもありません。
お前が言うなと叱られそうですが、
念のため。

何はともあれ、冬には冬のよさがあり、
常に「今しかできない旅」があるなあと
実感しました。マル!



by cyclotourist | 2019-02-18 17:00 | おしらせ | Comments(11)