人気ブログランキング |
ブログトップ

シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

<   2019年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

観音寺キャンプツーリング

こんにちは、田村です。

    ・
近年は一度訪れてよいと感じたエリアを
再訪することが増えてきた。
手つかずの道や峠は無数にあるのだけれど、
それらへの好奇心よりも、満足できた体験を
再び味わいたいという欲求が上回ることが多い。
こんなのは老化かもしれないし、
マンネリといえばマンネリだけれど、
それだけにガッカリすることが少ないし、
同じ場所でも訪れるたびに発見はある。
さらに、キャンプやアニメ舞台訪問といった
楽しみがサイクリングに加わることで、
同じ場所を何度訪れようと飽きることがない。
ソロの時もあれば、仲間と一緒ということもある。
ロードバイクとランドナーでは、
同じ道を走っても得られる印象は変わってくる。

先週末は、かねて輪友たちと計画していた
キャンプツーリングを実践してきた。
目的地は四国の香川県、観音寺を訪れる
小旅行。一年ぶりの再訪である。
温暖なイメージがある瀬戸内だが、冬であれば
相応に寒いのは知っている。だから、
旅の10日ほど前から天気予報をしばしば眺め、
訪れそうな寒波の予報にやきもきする日々を過ごした。
さすがに、雨や雪に見舞われながらの
キャンプは避けたい。快適で快楽的な一夜を過ごしたいから
キャンプをするのであって、決して我慢比べではない。
費用の節約が目的でもない。
気候など条件にあわせて宿泊手段を選ぶのは当然だ。
ただし、今回に限っては「延期」の二文字はない。
なにがあろうと、この週末は観音寺へ行くと決めていた。
そういう約束である。

キャンプを実行するか、宿を取るべきか?
出発当日まで様子見を続けたが、
幸い、さほど気温は下がらないことが見込めるようになり、
ランドナーの前後バッグにキャンプ道具を収めた。
角形フロントバッグとサドルバッグに
キャンプ道具のすべてが収まる時代である。
自転車の変化に比べると、アウトドア道具のほうが
格段に速いペースで小型化や軽量化が進んでいるのは否めない。
特にランドナーといった車種は
とおに進化を止めてしまった観がなくもないが、
アウトドア道具が長足の進化を遂げたお陰で、
以前の宿泊まり一泊二日とそう変わらない荷物総量で
キャンプが楽しめるようになったのだ。
ランドナーは何も変わってないが、
道具のおかげで用途が広がっているといえるだろう。

キャンプは、冬も問題ない。
心配されることが多いが、快適で楽しいから
やるだけのことである。
虫がいない、汗をかかない、食べ物がうまい、ビールが
温まないなど、メリットばかり挙げられる。
もう何度も書いたり言ってるが、寒さは
装備で補える。むしろ夏こそ条件が悪く、
基本的には涼しい場所へ行く、というブランニングでの
対応しか手段がない。
もちろん、積雪があったり、氷点下何十度といった厳しい環境は
そもそも自転車で走ることが楽しみにくい。だから、
登山のように過酷な条件下でキャンプすることはない。
また、自らの準備不足や天候の急変などで
キャンプの継続が難しくなれば、走って移動すれば
いいだけの話である。
サイクリングほどリスクの少ない外遊びはないだろう。
交通事故にさえ気をつければよいのだと思う。

少し前に大洗でランドナーキャンプを
実践したばかりなので、装備にはいささかの不安もない。
まさか北関東より観音寺が寒いということはなかろう。

夕食を取り始めた家族から、声だけで
「いってらー」と送り出され、
最寄り駅へ向った。旅のはじまりは夜なのである。
d0211129_14090521.jpg
今回、四国入りには
寝台特急「サンライズ瀬戸」を利用した。
昨年に四国を訪れた際は、
直前にきっぷを取ろうとして取れなかった。
だから、今回はきっぷが売り出される一ヵ月前に
しっかりと「みどりの窓口」におもむき、
手に入れておいた。シングルという個室寝台料金が7000円ほど。
この寝台料金が必要な分、新幹線より少し値が張るが、
翌朝7時半には高松に着いてくれる。
東京発は午後10時である。航空機より便利で実用的だ。

この列車を利用するのは3年ぶりになる。
実用性のある寝台特急は、もうこれだけになってしまった。
はじめて寝台に乗った十数年前は、まだ「富士」や「北陸」があったし、
「銀河」なんていう大阪行きの寝台列車もあった。
また、豪華列車の嚆矢とされる「北斗星」も
上野と札幌を結んでいた。
これらすべて、いわゆる国鉄型の古い車両を
使った客車列車だったから、
電車である「サンライズ瀬戸・出雲」の外観と個室が
ひときわモダンに感じられたものだった。
ブルートレインという比較対象がなくなった今も、
このサンライズは憧れを感じる列車の筆頭である。
こうして久しぶりに間近に接すると、
ボディの塗装に少々日焼けが目立ってきたが、
それでもなお、サンライズが到着するホームには
スマホを構えた人が群がるし、
他の特急列車とは異なる風格が漂う。
d0211129_14484752.jpg
普段は高松駅が終着だが、
ここ数ヶ月は琴平まで行くようだ。
「こんぴら参り」の利用者が多いのだろう。
高松の手前、坂出で別の特急に乗り換えたほうが
早く琴平に着きそうだが、同じ列車に
乗ったままラクに過ごしたい、という需要が
あるのはよくわかる。
d0211129_14515311.jpg
取った個室は二階である。
通路が狭いので、輪講袋とバッグを
同時に担いだままでは通りにくいが、
なんとかなる。
ベッドの脇に、ちょうど輪行袋が立つスペースが
あるのが有り難い。
倒れないように、ちょうど輪行袋の上にある
ハンガーラックにヒモを通しておく。

明日、高松駅には、四国在住の先輩サイクリストである
ジェームス吉田氏が迎えに来てくれることになっている。
走り出した道中の善通寺では
京都からお越しの先輩、北山氏とも合流する予定である。
久しぶりの再会だから、オッサン同士とは言え
楽しみである。お二人とも、ここのところ激務に
忙殺されているようで、自分以上に
今回の旅を楽しみにされていることだろう。
共に冬キャンを満喫し、観音寺で
特別な時間を過ごしたいと思う。
d0211129_15024695.jpg
浴衣に袖を通し、缶ビールをあける。
この時の幸福感は、ちょっと他に例えようがないほどだ。
機関車が引っ張る従来型の(そしてすべて引退した)
寝台特急だと、ガタンと独特の振動と共に
走り出したものだが、動力分散の電車型である
サンライズは、ひたすらスムーズに走り出す。
見る見る東京駅の喧噪が後ろに遠ざかっていき、
しばし日常と分かれることの実感が湧く。
軽く胸が踊るような解放感と共に、
一本、また一本と缶ビールを空けていく。

熱海を過ぎる頃には、早くも酔ってきた。
明日に備えて早く寝るのが無難だけれど、
せっかくの寝台をもう少し味わいたい思いもある。
沼津で停車したのは覚えているが、
それ以降の記憶はないから、日付が変わる前には
寝付いたようだ。
d0211129_15072180.jpg
個室はとても暖かく、
明朝6時過ぎのアナウンスまで
一度もめざめなかった。
もう岡山か、と気分的には瞬間移動である。
やはり西日本は夜明けが遅いようで、
瀬戸大橋を渡る7時過ぎでも暗い。
着替えてから個室を出て、ちょっとしたフリースペースに
出向いて大橋通過を堪能する。
だいぶ前にはフリースペースでお弁当の販売などが行われたが、
いまは飲料の自販機があるのみで少し寂しい。
それでもフリースペースは大橋通過時の特等席で、
もう竣工から30年にもなるのに、渡るたび
車窓に釘付けになってしまう。列車にいながらにして
空を飛んでいるような光景が広がる。
大橋は新幹線も走行できる仕様で作られたそうだが、
四国へ新幹線が伸びる日は来るのであろうか。
新幹線が走る路線からは寝台列車は
消えてしまう定めにあるので、無責任な
いちツーリストとしては、現状のまま
サンライズに走り続けてほしいと思う。
d0211129_15150618.jpg
途中、数分の遅れを生じていたが、
高松駅には定刻どおり滑り込んだ。
琴平行きなので終着ではないが、
ここで20分も停車するそうなので、
あわてずに降車する。
ホームに立つと、やはり空気が関東よりも
暖かく、潤いすら感じる。

ホームを改札に向けて歩き出すと、
ほどなくしてジェームス氏の姿を認めた。
その刹那、不安がよぎる。
いつも満面の笑みを浮かべ、遠来の自分を
迎えてくれるのだが、氏の表情が暗い。
なにかあったに違いない。
そして、やはり悪い予感は当たってしまう。

「もうしわけない。行けなくなった」

聞けば、お世話になった親戚が、昨晩
他界されたという。
この日がお通夜、翌日が告別式とのこと。
他界されたご親戚の方は地元で声望の高い方で、
葬儀にも多くの方が来られるだろうという。
ジェームス氏ご自身も、地元では有名な
企業の要職を務めており、立場的にも信義的にも
サイクリングなど、行けるはずもない。
斎場の手配などもあるだろう。
それなのに、「行けない」と伝えるために、
高松駅までお越しいただいたことに
感謝の念を禁じ得なかった。
このSNS時代、メッセージひとつで済む連絡事項を、
面と向かって伝えてくれる男気が
ことのほか尊い。
d0211129_15261132.jpg
d0211129_15262348.jpg
ホームに建つ「連絡船うどん」に入り、
ジェームス氏と一緒に一杯いただく。
始まりの一杯ではあるが、もう
別れざるを得ないと思うと、締めの一杯に感じる。
いつも変わらぬうまさではあるが、
何か胸がいっぱいになっており、いつも頼む
大盛りにはしなかった。
d0211129_15315071.jpg
d0211129_15320422.jpg
自分のランドナーとジェームス氏。
氏のランドナーと並べるのが楽しみだったけれど、
致し方ない。天は時に無情である。
ツーリングはいつでもできるし、また讃岐を
訪れる機会も作れる。
だがしかし、今回、観音寺で
とてつもないイベントの開催が予定されており、
それに合わせ、ジェーム氏と北山氏と申し合わせて
入念に行程を計画してきたのだった。

そのイベントは同じ形では、おそらく二度と
開催されないだろう。我々が参加を申し込み、
当選したのが奇跡であると思えたイベントである。
それを諦めざるを得ないジェームス氏の心中を
察すると、こんな自分でも胸が痛む。
それでも笑顔で迎えてくれ、送り出してくれる
氏の心意気に突き動かされるように、
高松駅を後にしたのだった。
d0211129_15394634.jpg
幹線道路を進めば、
高松駅から坂出、そして善通寺は
指呼の間と呼べる距離にあるが、
それではつまらないので、五色台の海岸沿いを
進んでいく。あいにくの曇天で、今にも降り出しそうである。
風はさほど冷たくないが、向かい風含みでペースが落ちる。
もっとも、ランドナーで速度を上げようなどとは思わないので、
風まかせ、地形まかせのマイペースで進んでいく。
さっき列車で通過したばかりの瀬戸大橋が
遠くに見える。列車では高度感に驚くが、
地上から眺めると、その長さに驚くばかりである。
d0211129_17332773.png
この日は、高松から善通寺経由で観音寺まで走る。
香川県の東部から西へ西へ、
およそ80kmの行程である。
こうした異郷を走って一人でも迷わないのは
ハンディGPSにルートを表示させている恩恵だが、
ちょうど一年前もジェームス氏に導かれて
走ったルートでもあり、記憶がまだ鮮明である。
氏の声が聞こえてきそうで切ない。
坂出にあるアレを見よう、もう一度あそこに寄ってもいいねと、
氏とやり取りしていたメールの内容も思い出される。
泣き出しそうなのは天気だけではなかった。
d0211129_15452519.jpg
距離50kmほど走り、
お昼前には善通寺へ。
ちょうど、高速バスから北山氏が降りてきたという
図ったようなタイミングでの到着だった。
なんでも、大阪からの高速バスに安価な便があり、
輪行も認めているそうだ。
実に賢い選択だ。また、当日に大阪発のバスが
昼前に善通寺に着くことを目の当たりにすると、
関西圏と四国は近いんだなと実感する。
そして、ジェームス氏不在の理由を伝え、共に嘆く。
なにか奇跡でも起きない限りどうしようもないので、
気を取り直して二人で旅を続ける。
とりあえず、北山氏と合流したことで、
抱えていた寂しさが紛れてくれた。
d0211129_17035441.jpg
北山氏はツーリング向けの
前後リジッド(サスペンションなし)の
シンプルなMTBで参上である。
近年の主流ともいえるバイクパッキング式の
積載スタイルは、やはりMTBが似合う。
フラットハンドルなので、筒状のフロントバッグの
容積を最大限に利用できるのも長所だ。
ランドナーとMTBは、
まるで出自や背景が異なり、バッグの形状にも
共通点がないが、ほとんど同じ装備を積み込み、
これから同じように二日間を過ごすわけである。
そして、見た目はまるで異なる二台だが、
タイヤ幅は似通っている。
北山氏のMTBが履いたタイヤ幅は1.5インチほどなので、
650×32Bの我がランドナーに近い。
結局のところ、タイヤが自転車の性格そのものだから、
細かな車種にこだわる意味は薄いのかもしれない。
キャンプとはいえ、これだけのバッグに道具が
収まるようになった昨今である。
手持ちの自転車、好きで選んだ自転車の
活躍シーンを広げるのは、乗り手次第だろう。
d0211129_17143619.jpg
善通寺には、街中に陸自の駐屯地がある。
まるで地元の練馬駐屯地のようだなと見ていたら、
最新鋭の16式機動戦闘車がなにげなく駐車していて
驚かされた。戦車そのものの砲塔を積みながら、
8輪で走る装甲車両である。
履帯で走る戦車は、長距離の移動には専用の
トレーラーが必要だが、16式機動戦闘車は
一般道を高速で自走できるのが特徴だ。
d0211129_17185356.jpg
16式機動戦闘車を
もっと間近に見たかったけれど、
さすがに立ち入り不許可エリアだったため、
代わりに退役した保存車両を見せていただいた。
74式、61式戦車や各種の榴弾砲、そして
セイバーなどの航空機もあった。
d0211129_17215009.jpg
駐屯地内には、明治に建てられた
師団司令部が保存されている。
初代師団長が「軍神」乃木将軍だったとのことで、
乃木館と呼ばれている建物だ。
ちょうど休憩時間のようで内部は見学できなかった。
乃木将軍は、司馬遼太郎の小説などを読むと
功罪相半ばしており、評価が難しい人物に思えるが、
歴史上の人物として素直に畏敬できる。
やはり、日露戦争のように勝った戦争だから、
今も顕彰されるのだろうか……。
d0211129_17291987.jpg
琴平駅。こちらも古く、大正時代に
建てられた駅舎を、近年になって
改修したのだという。
d0211129_17353200.jpg
駅から門前町が続き、
土産物屋が軒を連ねている。
駐車場ごとに呼び込みが立っていて、クルマに声をかけていた。
やはり「こんぴら様」、ずいぶんと活気がある。

東京に住んでいる者からすると、
地方へ行くたびに濃厚な自然や素朴な田舎町風情を
期待してしまうが、関西や四国はちょっと違う。
風景の多くが長い歴史で磨かれており、
関東より文化度が高いとすら感じる。特に海岸や
平地は街が途切れることない。
それでいて、山あいへ入ると
北海道並みに人家まれなエリアも珍しくない。
四国というと、サイクリストは右も左も「しまなみ海道」という
観もあって若干辟易するが、
決してはそれだけではないのである。
d0211129_17401642.jpg
もちろん食も多様なのだが、
やはり、うどんを食べてしまう。
これだけは外せない。
どこも少しずつ麺の食感と汁の味が異なり、
飽きることがない。
しかし、北山氏と二人で食していても、
どこか後ろめたく感じてしまう。
ここにジェームス氏がいたら、
どんな店を選ぶだろう、どんな旧跡を
案内してくれたろう、どんなジョークで
我々を笑わせてくれただろう……

ちょうど食べ終わる頃、スマホが鳴った。
走行中でなくてよかったと思いながら出ると、
声の主はジェームス氏である。

「合流できる」

なんと〜! 
なんでも、大勢の会葬者を迎えられる
斎場の手配が今日の今日では間に合わず、
葬儀を一日延ばすことになったとのこと。

奇跡は起きたのである。
d0211129_17455050.jpg
我々のキャンプ地である、
観音寺の一の宮公園で
ジェームス氏と再会。
さすがに自転車は無理で、クルマで
参上されたのだが、感無量。
もう少しで泣いてしまいそうだったよ〜。

こうして、三人の「勇者」が
観音寺の地に揃ったのである。


やっと普通に書けるよ〜(笑)。
ちょっと時間ができたので、少し真面目に
ブログ書こうかと思った次第ですが、
もう飽きました(汗)。

d0211129_17500316.jpg
一の宮公園。
d0211129_17503411.jpg
一の宮公園のポスター。
もう分かってる人が多いと思うけど、
アニメの舞台めぐりなんですよ、今回のテーマも。
「結城友奈は勇者である」(ゆゆゆ)という
アニメの主要な舞台が観音寺でして、
なんと、主要ヒロイン6人の声優さんが
勢揃いするというイベントが27日にあったのでした。

つまり、今回のツーリングやキャンプは、
ぜんぶ声優さんイベントに合わせて
計画したものだったのです(笑)。
超絶的な人気を誇る声優さんばかりで、
ジェームスさんなどは「○○○○と結婚したい!」なぞと
シラフでも言う始末。

観音寺に着いてみると、そこかしこに
明らかに「ゆゆゆ」目当てのお兄ちゃんが
歩いていたり座っていたりレンタサイクルに乗っていたりして、
街中がある種の異様な高揚に包まれておりました。
翌日のイベントは、1000人の箱で第一部と第二部の
二回開催されるので、2000人の愛すべきオタク野郎
(女性もごくわずかに)
が全国から集まっているわけです。
2000人が集まれば、街って変わるんだな〜と
ある種の感慨を覚えました。
スタンプラリーを実施しているので、
それもあってオタクが街中を徘徊してます。
d0211129_17584065.jpg
「道の駅とよはま」。
アニメのグッズショップにしか見えません(笑)。
地元も全面的に歓迎ムードで、
声優さんのイベント前という特異日であるにしろ、
大洗や沼津以上の活気を見せていました。
アニメの力、恐るべし。
d0211129_18063005.jpg
d0211129_18004064.jpg
なにはともあれ、キャンプ。
ジェームスさんの合流を心の底から
祝いつつ、飲んで食べての宴会ですよ、宴会。
ジェームス氏がクルマなのをいいことに、
近くのスーパーで網焼き機なんかも買って、
やりたい放題に肉、野菜、肉肉、野菜、肉、野菜……。
空いた缶ビールでツエルトの周りに
足の踏み場がなくなるほど飲みましたよ。
まこと、勇者(ゆゆゆファンのこと)に
ふさわしい夜になったのです。

仕事はもちろん、住んでる場所もかなり異なる
三人が、こうして集えることの幸せは
文字では現せません。
自転車好きなのはもちろん、キャンプも好き、
アニメも好き、声優さんも好き、もちろん
飲むのは大好きな我らだからこそ
手にすることができた時間です。
d0211129_18074608.jpg
翌朝も曇り空でしたが、
あれだけ飲んだにしては
気分は爽快そのもの。
気温も2〜3度はあったようで、快眠できました。
やっぱり冬キャンは最高だ。

観音寺駅の周辺は、アニメ劇中に
なんども登場する舞台の宝庫なので、
ブラブラするだけでトキメキます。
d0211129_18091228.jpg
琴弾公園の道の駅。
昨年訪れた時は、キャラパネルの一人だけ
声優さんのサインが入ってなかったのですが、
それもばっちり入ってました。
日付を見るとまさにこの日で、
うわ〜会ってたらどうしようと
三人で馬鹿な会話が止まりません。
d0211129_18111593.jpg
イベント会場。でかい……。
そしてイベントは……

控えめに言って最高、という内容でした。

最初に市長が登壇し、
「勇者のみなさん」などと呼ぶのも
微笑ましかったですし、
集まったオタク野郎、もとい勇者たちのノリも素晴らしい。
もちろん、声優さんは神がかってました。
中盤までの、地元物産PRの寸劇なども
面白かったのですが、
劇中のキャラによる朗読劇に移行してからは、
まるで絵が降りてきたように
まざまざとキャラの姿が浮かぶような
熱演に胸が高鳴りました。
自分自身として話している時も素敵ですが、
キャラを演じている時の声優さんて
すごいですね……。
d0211129_18151973.jpg
夢のような時間は
あっという間に終わり、
現実に戻りました。
観音寺駅はオタクどもであふれておりましたので、
善通寺駅まで20kmほどひとっ走りして輪行。
観音寺は予讃線ですが、善通寺は土讃線になるので、
違う特急に乗って岡山に出れるのです。
かなり頭が湧いている自分ですが、
思いがけずよい判断ができ、無事に座って
家路につくことができました。

そんなこんなで、高松駅に着いた時は
ブルーになって沈み込みましたが、
結果として過去最高レベルのツーリングを
楽しむことができました。
まあ、ツーリングと言えるのか微妙な行為でしたが(汗)、
いろんな趣味を包含できるのが
サイクリングの醍醐味ですからね!


by cyclotourist | 2019-01-31 18:56 | おしらせ | Comments(5)

ランドナーでもキャンプしたい!

こんにちは、田村です。

もう一月も後半です。
サイクリングに出かけると、少しずつ日が長くなってるなと
実感する今日この頃。
さて、今回は久々に「ランドナー」が登場です。
d0211129_12412212.jpg
このブログをはじめた2010年頃は
ランドナーばっかり乗っていて、ランドナーばっかり
出てくる本を作っていましたが、
次第にスポルティーフの出番が多くなり、
ブルベを走るようになってからはロードが増え、
近年はディスクブレーキが付いた自転車しか
乗らなくなってしまいました(汗)。

いろいろ理由はあるのですが、自分の中で
快速指向というか、長距離を走ることへの欲求が強まり、
そんなシーンでなるべく「楽」をしたいな……というのが
自転車を選ぶ基準になってきました。
また、シートバッグに代表されるバイクパッキング式の
収納スペースが普及して、どんな自転車でも
かなりの荷物を簡単に積めるようになったことも
大きな理由です。新しいモノ、割と好きですし。

自転車がどのように変わっても、
やってることは、峠越えだったりキャンプだったりで、
基本的にずっと変わってないのですが、
いつしか自分の中で、ランドナーは重くてかったるいかな……
という印象の自転車になってました。そのスタイルの端正さや
長い歴史に敬意を持ち続けてはいるのですが……。

そんな自分が再びランドナーに乗ることになった
出来事がありました。以下、異常に長い(汗)前振りです。
d0211129_12492279.jpg
年明け4〜5日に仲間と
走り初めを楽しんできました。誰が言うともなく、久しぶりに
大洗で寒中キャンプすっか、ということになり、
土浦まで輪行してスタート。
ばっきー氏、YUUKI隊長、トシさん、そして自分の
4人というメンバーで、すっかり「いつもの面々」。
妻子に出かけることの許しを乞い、
同行者を伝える際なんかも、
「家のテレビがデカい人」「ライブライブ!好きな人」で
通じるようになりました。最近では
「あんた、ほんとにオジさんと遊ぶの好きね」
とか妻に言われる始末です……。
d0211129_12544402.jpg
自分含め4人とも最新のディスクロード。
いわゆるバイクパッキング式の搭載スタイルで
キャンプ道具一式が簡単に収まってしまいます。
本当にこれだけでキャンプできるの? とよく聞かれるのですが、
やってみると余裕なんです。
しかも、防寒着や寝袋がかさばる冬場もオッケー。
もちろん、時と場所を選びます。せいぜいマイナス2〜3度で、
無雪地帯に限られます。登山でのキャンプに比べれば、
自転車ツーリングはリスクが低い遊びです。

バイクパッキング式のバッグはどんな車種でも
キャリアなしで利用できますから、
必然的にロード系の自転車が最良の選択肢に
なりえます。
走りが軽いし、持って軽いし、値段もこなれて
選択肢も豊富。現に乗ってる人も多い。

その反対がランドナーに代表されるツーリング車……
と言ったら誤解を招きますが、
(むしろマスプロメーカー製のツーリング車は安い。安すぎ)
大小さまざまなキャリアや取り付け位置、数を工夫して、
ランドナー、スポルティーフ、キャンピングなんて
いま思えば少々の用途別に数々の旅行車を
用意してきた自分の過去や、
先人たちが培った自転車文化に思いを巡らすと
いささか「なんだかな〜」と
思わずにはいられないのが正直なところです。

もっとも、そんな旅行車の系譜を知らない人のほうが
今は多いでしょうし、自分だって近々ここ10年だけの知識です。
また、自分の自転車趣味自体が1990年頃スタートなので、
もうSTIのMTBやロードが登場して普及してましたから、
懐古的・骨董趣味的にランドナーに憧れる気持ちも薄いです。
いずれにしても、カッコだけじゃ思うように走れないですし、
見慣れてしまえばバイクパッキング式も
カッコよく思えないこともないです。
d0211129_13071767.jpg
さくっと70kmほど走って
早めに大洗に到着。
澄んだ冬の青空が迎えてくれました。
このマリンタワーやアウトレットがある一画も
再整備が進みつつあり、ここ数年で景色が
どんどん変わっていきます。
ガルパンおじさんが溢れているのは
変わりませんが(笑)。
d0211129_13092646.jpg
キャンプ場に着いて荷下ろし。
d0211129_13093798.jpg
これが装備のほぼすべて。
イスとダウンジャケット、ダウンパンツも持ってきたので
筒物がやたら増えてますが、前後バッグに収まってます。
バイクパッキング式スタイルが可能になったのは、
ひとえにこうしたアウトドアギアのコンパクト化と
軽量化の恩恵です。あとは、
テントの代わりにツエルトを選ぶといった、
利用者の取捨選択が大切ですね。
もちろん、テントにこだわって他の荷物を
削るなんて時もありますし(先日の佐賀とか)、臨機応変に
工夫するのが楽しみでもあります。
d0211129_13223004.jpg
各自ちゃっちゃと設営。
その後、入浴と買出しへ。
d0211129_13230961.jpg
今回、キャンプ場による
新春サービスということで
薪を無料でいただけたので、
鉄板の焚き火台も借りてファイヤー!
個人的に、炎を見て萌えるという性癖はないので
いつもは焚き火なんてしないのですが、
宴会中の暖房として役立ちました。

しかし、ここもキャンパーが増えました。
いくら休日でも、一昨年まで冬はガラガラだったのですが
今年は妙に多いです。ゆるキャン△の影響ですかね。
d0211129_13274927.jpg
そして 夜が明けた……。
この日は、ばっきー氏が特に不調で、
自分も風邪気味だったのでトッとと帰るか、
ということになりました。そんなこんなで
キャンプ場内を見回すともなく見回していたら……

今回の「その時」がやってきました。
d0211129_13295183.jpg
ランドナーでキャンプしてる人がいる!
正確には、ランドナーでやってきて
ツエルトでキャンプしてるというべきでしょうが、
視線はそのランドナー「丸石・エンペラー」に釘付け。
角形フロントバッグ(写真では外してる)、キャラダイスの
大型サドルバッグ、そしてフォーク横のラックを利用してます。

頭では「ランドナーでキャンプもできる」と分かっていました。
諸先輩で実践されている方もいます。が、こうして
見知らぬ第三者が「ランドナーでキャンプ」をサクッと
実践している現実を目の当たりに見て、
かなり、しびれました。憧れてしまいました。
また、ライト類は最新のキャットアイ製で実用的。
キャンプ道具も、ツエルトを採用しているところなど、
我々と装備の共通点が多いことも
目を引きました(人の自転車を見るの大好き)。

ちょうど主がツエルトから出てこられたので、
「ランドナー、渋いっすね!」と声をかけたら、
「田村さんですよね。ブログ見てます」と
答えられてまたびっくり。
装備なんかは、自分の記事をだいぶ参考に
してくれたようでした。
「○○から100km走ってきて、今日は
筑波のほうへ行こうかと。この装備で上れるか
試してみたいんですよね〜」

なんて気持ちのよい男だろう……。
ご自身もランドナーも、まぶしい……。

d0211129_19510656.jpg
すっかり影響されてしまい、
自分のランドナーを久々にガレージから
外に出しました。
このトーエイのランドナーも、作ってから10年になります。
光陰矢の如し……。
自分で言うのもなんですが、自分のフレームサイズだと
650Bの車輪がよく似合って、端正なスタイルだと思います。
建造当初はアウター上出しブレーキに
ダブルレバーでしたが、しばらく後にSTIに換装しました。
だから、その筋の人が見たら「これでランドナーかい?」と
思われかねない仕様ですが、
ベロクラフト大槻さんの的確なパーツアッセンブルと相まって、
「現代的で手頃な価格の部品を使ったランドナー」としては
今見ても完成度は悪くないと思います。
惜しむらくは、車重約12kgとかなり重いことです……。

なにはともあれ、
ガードとリムを磨き、タイヤを新品に交換しました。
そして、オーストリッチの帆布製フロントバッグと
サドルバッグを装着。
ちゃんとキャンプ道具一式が収まりました。
d0211129_19523549.jpg
ガードは、いったん取り外して、
ピカールで磨きました。
本所のアルミマッドガードなどを
採用したオーダー系のツーリング車では、
ピカールで磨くという行為は半ば
ルーチンワークともいえる最優先事項なのですが、
ロードが主流の昨今では「?」な
変態的な作業かもしれませんね。
塗装やアルマイト加工がされてないアルミ部品は、
ピカールのような研磨剤で磨くと
鏡のように輝くのですよ。
しかし、しばらくすると酸化して曇るので
また磨くわけです。

「うわ、面倒」と思うのが今の一般常識だと思いますし、
自分もそう思わないでもないのですが、
やってみると見栄えが格段によくなるので
達成感が得られる作業ではあります。
もっとも、シロート同然の自分がやると半日仕事ですし、
ガードとタイヤのクリアランスが狂いがちでもあります。
「父ちゃん家の前で何やってんの?」と
娘に軽くひかれましたし(汗)。
(屋内で磨くと石油臭くなる)
ピカールで磨いたって、走りが軽くなるわけもないのですが、
それなりに気分は軽くなります(笑)。
d0211129_14510063.jpg
そして先週、
妻を拝み倒して外出許可を得て、
輪行で出かけます。
ランドナーと言えば、フォークごと前輪を抜いて
ハンドルも外すコンパクトな輪行スタイルが可能なことでも知られていますが、
自分のランドナーはSTIなので
ハンドルをフレームから外すことができないため、
一般的な縦型輪行を採用してます。
後ろガードは外せる分割式になってますが、
前ガードはそのままでも一般的な縦型輪行袋に
収まります(ハンドルはステムを緩めて90度回す)。

自慢じゃないけど自慢すると(汗)、
自分は輪行の準備作業だけは早く、
いつものディスクロードなら5、6分で完了します。
しかし、やっぱりランドナーだと手間が増え、
久しぶりで手際が悪いことも相まって、
12分くらいもかかってしまいました。
ガードの取り扱いに加え、革ベルト式の
前後バッグを外すのが少し手間なんですよね……。
まあ、その分だけ時間に余裕を
見ればいいだけなのですが。

あと、やっぱり車重12kgなので担ぐと重いです。
一方で、キャンプ道具は4kgほどしかないので、
フロントバッグを肩に担ぎ、片手でサドルバッグを
下げれば特に歩きにくいということもないです。
総じて、ひさしぶりにランドナー輪行してみて
「思ったより面倒じゃなかったな」と
再発見しました。
d0211129_15000833.jpg
半月前の走り初めの時と同じように
土浦駅まで輪行し、めざすは大洗。
d0211129_15005281.jpg
霞ヶ浦を離れたら
県道メインで進みます。
d0211129_15015170.jpg
茨城の北東部は地形がゆるやかで、
収穫がとおに終わって寂しげな
農村風景が広がります。
とらえどころのない風景ですが、
こんなところを一人淡々と走るのは
けっこう気分がいいものです。
d0211129_15045610.jpg
北浦に足を延ばしました。
小さい霞ヶ浦、といった風情ですが、
こちらにも湖岸にクルマ通りが少ない道が延び、
とても走りやすいコースを組むことができます。
d0211129_15061194.jpg
不意に道が未舗装に変わったりしますが、
32Bと太めのタイヤで4.5気圧くらいなので、
安心して進んでいくことができます。
d0211129_15073132.jpg
距離80kmほど走って大洗着。
まあまあの距離をまあまあのペースで
走ったわけですが、まるで疲れを覚えません。
ここで「やっぱりランドナー、疲れにくいぜ」と
断言したいところではありますが、
地形が平坦で弱いながら追い風に恵まれたことが
理由でしょう(笑)。
ロード系の自転車に比べ、明らかに走行速度は
落ちます。それをよしとすれば、
実に乗りやすく疲れにくいのは間違いないです。

もっと軽量で高剛性で、細めのタイヤで路面抵抗が少ない
ロードよりもランドナーのほうが楽に走れるのか?
と聞かれたら、イエスでもノーでもあります。
物理的には、どんな速度域で走ろうとも
ロードのほうが出力を要しないはずですから
体も楽に決まっています。
でも、つい頑張っちゃうんですよね。ロードに乗ると。
それが魅力でもあるのですが、
ゆっくり走らせてくれないとも感じます。
だから、結果的に疲れることが多いです。
逆説的で、決してロードの欠点ではないのですが……。

ランドナーの場合、そもそも速く走ろうと思わないので、
運動強度が上がることがありません(平地で順風なら)。
だから、太いタイヤによるベタつき感が気にならず、
ふんわりした乗り心地のよさが際立ちます。
一方、なにかの拍子に加速したり、少し速度を
上げようと思うと、途端にランドナーは
「重くてかったるい」自転車になってしまいます。
ロードより3kgもかさんでる車重が
てきめんに現れてしまいますし、
タイヤの変形とフレームのしなりが相まって、
推進力がどこかに消えるようです。
感覚的には、時速25km以下ならランドナーが快適、
それ以上で巡航したいなら絶対にロードを
選びたいですね。
要は、遅いことをよしとすれば、
ランドナーは今もいい自転車なんだなと
再発見しました。
バッグも使いやすいですし、ばたばたダンシングしなければ
揺れも気になりません。

もっとも、自転車の善し悪しなんて乗り手次第なのは
言うまでもありません。
ランドナーで超長距離のブルベをハイペースで
完走する人も珍しくないですし、
ロードでポタリングするなんていうのも当たり前のご時世。
好きな自転車に好きなように乗ればいいんだよ、と
あらためて気付かされました。
当然すぎる感想で、商業誌には書きづらいですね(汗)。
d0211129_15224958.jpg
キャンプ場で荷下ろし。
ヘリノックスの折りたたみイスだけ、どうしても
バッグに入らなかったので、サドルバッグの
上に固定しました。普段、基本的には
外部懸吊を避ける自分としては「やらしい」感じでしたが、
冬は防寒アイテムがかさ張るので仕方ない、仕方ない……。

グラベルロード+バイクパッキング式だった
走り初めキャンプと荷物の品目はまったく同じです。
その時はイスも含めて全部バッグに入ったので、
ランドナーらしい前後バッグよりも、
バイクパッキング式の前後バッグのほうが
容量が稼げることも分かりました。
とはいえ、サイドバッグなんか持ち出すことなく、
「一泊二日の宿泊まりです」といった
ランドナーの主用途と同じバッグ構成で
キャンプが可能になっている時代であることを、
身をもって確かめることができました。
こんな機会を与えてくれたエンペラー様には
あらためてお礼を申し上げたいです。
d0211129_15283724.jpg
設営完了。
この日はマイナス二度くらいまで
気温が下がりました。低地の大洗とは言え北関東、
東京より風がワンランク冷たいです。
d0211129_15302386.jpg
日暮れまでに入浴や買い出しを終え、
一人寂しくも楽しい宴会タイム。
d0211129_15310609.jpg
角形フロントバッグは
テーブルとしても便利(笑)。
荷物スペースに余裕が出る夏季は、
折りたたみテーブルなんかも持参するんですけどね。
d0211129_15315536.jpg
固形燃料で水炊き。
小さなクッカーを使ってるので、
少しずつ煮込んでは食べ、煮込んでは食べ、
といった感じになりますが、
その合間にビール飲んだりアニソン聞いたりしてると
妙に幸せな気分になります。
ちょっと人には言いづらい量のビールを飲んで、
ツエルト内の寝袋に潜り込みました。
d0211129_15340362.jpg
そして 夜が明けた。
朝は、即席麺で手早く済ませつつ、
使った用品を乾かしながら収納していきます。
d0211129_15350668.jpg
やっぱり従来型の
サドルバッグやフロントバッグは使いやすい。
荷物をぽんぽん放り込むだけでOK。
バイクパッキング式のバッグはそれ自体が軽いし、
キャリアもいらないのでますます軽く済むのですが、
バッグ自体が不定形なので、しっかり荷物を
詰めないと安定しない、というのが
めんどくさくはあります。

ランドナーは走り以外の便利さを
重視しすぎている感もありますが、
総合的にはバイクパッキングに
実用面で劣るスタイルではないな、と
このあたりも再確認することができました。
走りをよくばるなら、バイクパッキング式のロード、
そうでないならランドナーという
使い分けをしていきたいなと
自分のなかで結論を出ししつつ、二日目も出発。
ぐっと南西の筑波山系を経て
土浦をめざすことにしました。
このあたりも、エンペラー様の丸ぱくり(汗)。
d0211129_15414373.jpg
無情にも向かい風……。
筑波の麓に着くまでの距離40kmほどの間、
漕がないとバックしそうな向かい風に
痛めつけられ、疲労困憊……。
ランドナーは疲れないぜ、とか思っていた
昨日の自分を殴りたくなります。
d0211129_15431271.jpg
津々浦々のセイコーマートで
休みながらノタノタ前進。
セコマって、裏道的な県道にある店舗が
多いのが偉い。北海道では間違いなくサイクリストの
命綱ですが、茨城においても
セコマの存在は途方もなく偉大です。
d0211129_15445840.jpg
なかなか近づかない山並みに
少々うんざり。
手近の駅から帰ろうかと思いましたが、
なんかその言い訳をランドナーにかぶせそうな
自分がありありと目に見えたので(汗)、
遅くても漕ぎ続けることに。
d0211129_15475534.jpg
やっとこさ峠路に入って、
もう風に悩まされることはないと
安堵したのも束の間、
思いのほかキツい勾配に足を着くこと数度。
なんどか越えた風返し峠への道なのですが、
石岡側(東側)から上ったのは始めて。
d0211129_15500064.jpg
道が簡易舗装になると、
明らかに勾配20%に及ぶような激坂が出現。
ちょうどきやがったクルマを避けるために
端に寄って足を着いたら、もう乗車できないほど。
二ヵ所ほど、押しちゃいましたよ。
たぶんロードでも上れなかったと思いますが、
降りて押し歩くと、ランドナーの重さが
いっそう身に染みる(汗)。
d0211129_15530023.jpg
なんとか峠に至りました。
標高400mちょっとしかないのですが、
周りが低地のなかにドカンとそびえているので、
筑波あたりの峠は意外としんどいのですよ。
d0211129_15540740.jpg
これまた激坂の古道、
つくば道で急降下。
今度はカンチブレーキの効かなさに
肝を冷やします。制動力だけは、文句なしに
油圧ディスクブレーキが優れています。
やはり、一度便利で楽なモノに慣れちゃうと、
そうでないモノの粗ばっかり気になります。
d0211129_15555215.jpg
西側の麓に降りると、
一転して追い風に恵まれました。
りんりんロードをeバイク感覚で土浦駅まで南下します。
山の向こう側は、南下する区間でも向かい風だったのに、
ひと山越えると風向きも変わるもんですね。
筑波降ろし、なめてましたよ。
d0211129_15575285.jpg
駅前で納輪。
自転車向きのスペースも登場した
土浦駅ですが、わざわざそこへ行くのも面倒なので
適当なスペースで輪行準備。
スタートした霞ヶ浦口にあるサイクリストスペースは
便利なんですが、ゴールとした東口の
自転車向けスペースは派手なのに
使い勝手はイマイチ……という印象もあります。

こんな感じで、ランドナーの
酸いも甘いも久しぶりに実感した二日間でした。

先にも書いたように、自転車のよしあしなんて
自分次第でいいのだと思いますが、
気をつけないといけないのは、比較対象が
自分の中であるか? ってことだと思います。

ランドナー“だけ”乗ってる人がランドナー最高!って訴えても
「ああそうですか」としか言えませんし、
ロード“だけ”乗ってる人がランドナー興味なし、って伝えても
「ああそうですか」としか言えません。
たまには違う自転車に乗ってみるのは、
いろんな意味で有益だなあと実感した次第。
せっかく持ってる自転車なんだから、
もっと乗ってやらなきゃなあと思いました。マル!

追伸
時を同じくするように発売された
今月の「サイクルスポーツ」誌では、
自分がランドナーに触れてる記事があったりします。
今回の経験も踏まえ、
もうちょっと軽くてディスクブレーキの
ランドナー風ツーリング車なんてのがあったらいいな〜と
夢見る今日この頃なのです。

by cyclotourist | 2019-01-23 16:27 | おしらせ | Comments(11)

SAGAキャンプツーリング 2/2

こんにちは、田村です。
半月前に決行した、
SAGAキャンプツーリングの続きでございます。二日目の午後、
アニメの舞台が集中する唐津市外を後にして
波戸岬のキャンプ場を目指して走り出すと……
d0211129_13085188.jpg
猛烈な雨に遭遇。
レインウエアは上から下まで一式用意していたものの、
それらを着てまで走り続ける必要もない行程なので、
しばし雨宿り。スマホで雨雲レーダーを見ると、
30分もせずに通り過ぎそうなので、
適当な軒下で待機。
d0211129_13171231.jpg
小雨になったら移動開始。
17時前には波戸岬キャンプ場に滑り込み、
見晴らしのよいサイトに設営。
この天気なので視界は広がりませんが、
海を見下ろす絶好のロケーションでした。
少し手前に、呼子というイカ刺しで有名な港町が
あったのですが、スーパーで買い出ししただけで
スルーしちゃいました。
d0211129_13211304.jpg
この日も肉を買ったのですが、
焼くだけの調理も飽きるので、
すき焼きのタレを買い、それを沸かして
なんちゃってしゃぶしゃぶ風にして
いただきました。味が濃いので、
ビールのツマミには合います。

この晩には、アニメ「ゾンビランドサガ」の
最終話がネットTVで放送されたので、
テントの中でしっかり視聴しました。
唐津が舞台のアニメ、しかも最終話を
唐津(波戸岬も唐津市)で見るという、
この旅における最大の目的を達成しました。なかなか酔狂な行為だとは思いますが、
スマホのおかげで可能になった
モダンなキャンプだとは思います(笑)。
その最終話は期待以上に感動させてくれ、
満ち足りた気分で寝入ることができました。
d0211129_13274119.jpg
三日目の朝も小雨がぱらつく
生憎の天候が続きました。テントを乾かすこともできずに収納し、この日は70kmほど南の有田を目指します。
d0211129_13294831.jpg
名護屋城跡を見学。
壮大な石垣が残っています。
秀吉の朝鮮出兵における基地になった城です。
石垣を見る限り、大坂城や江戸城をも超える
規模の大きさに驚きました。
周辺の複雑で狭隘な地形のなかには、
全国から参集した武将たちの陣屋跡が
点在し、さながら「信長の野望」の最終盤を
思わせました。盛岡とか津軽からも参陣していて、
天下人の力って凄いんだなと実感。
d0211129_13350756.jpg
玄海町に入って、原発もある海外沿いを
淡々と南下。西伊豆のようにアップダウンが多くて
ペースは上がりませんでしたが、途中には
見事な棚田があったりして、飽きないエリアです。
d0211129_13371770.jpg
伊万里まで進んだところで、
本日のメインステージに到着。
「ドライブイン鳥」です。
例のアニメでひと際印象的だったお店なので、
ぜひとも寄りたかったのです。
このへんに土地勘がある人には有名な店のようで、
「“ドラ鳥”か〜。ほんと、ただのドライブインだよ(笑)」って
位置付けの気取らない店らしいですが、僕にとっては
夢にまでみたい舞台なのであります。
ちょうどお昼時で、駐車場にクルマも多かったので
待たされるかと思いきや、
すぐに席へ通してもらうことができました。
d0211129_13393726.jpg
一人でもこんな席。渋い。
d0211129_13395708.jpg
人気の「一番定食」をいただきます。
d0211129_13402844.jpg
佐賀で焼肉と言えば鳥、らしいです。
定食とは言え、自分で網焼きするのがワイルド。
タレで食べても塩をふっても美味。
鳥飯とスープも絶妙な味わい。
まったく観光客向けではなく、
ガテン系と思われるお兄さんたちや
お子さん連れのご婦人が続々と来店してました。
仲間と一緒に訪れて、宴会でもしたら楽しそう。
この時ばかりは、ビールが飲めないサイクリング中であることが
少し恨めしく思えましたよ。
d0211129_13492684.jpg
たぶん、今ごろは最終回を見て盛り上がった
オタクたちでますます繁盛しているのではないでしょうか。
d0211129_13494618.jpg
すっかり満たされて伊万里の市街へ。
地方都市の宿命なのか、国道沿いは店が多くても、
駅近の中心部は寂れた印象が拭えません。
そんな中、コインランドリーを見つけたので洗濯開始。
いつも着替えはワンセットしか持たないので
(バッグに入らない)
3日目になると洗濯必須です。
所要小一時間と500〜600円必要ですが、
それで一番かさ張る荷物である着替えを減らせるので、
効率がよいとも思います。
洗濯待ち中、少し街を歩いてみましたが、
特に気をそそられる対象もなかったので、
早めに戻って洗濯完了を待ってました。
すると、居合わせた見るからにヒマそうで
おしゃべりなご婦人から質問攻め……。
例の脱獄囚がらみの懸念を一番恐れてましたが、
さすがにそれはなく、でも、なんで一人で
ブラブラしてるのか? が気になるようです。
「ゾンビランドサガにハマって……」などと
説明するのも野暮なので、
「ちょっと仕事がヒマになったので気分転換に……」
なんて適当に答えていたら、それはそれで
疑念を招いたようで「彼女おらんの?」なんて
聞かれる始末(汗)。
「彼女どころか、妻子がいますよ」と答えたら
「それで一人で遊んでるんかい? どぎゃんこと?」と
ますます突っ込まれてしまいました。
世の中の常識的には、妻子持ちのオッサンが
一人で自転車旅してるなんて理解不能なんだな〜と
痛感してしまいましたよ。
d0211129_14310056.jpg
三日目のキャンプ場は、有田町の龍門キャンプ場。磁器の街からダム湖へ上り、ひときわ深閑とした山中にあります。
d0211129_14362660.jpg
ちょうど16時に到着。
今回、どのキャンプ場も利用者は自分一人で貸し切り状態。
自分が到着するまで管理人さんが待っていたので、
なんだか申し訳ない気持ちにもなりながら、
ありがたく利用させていただきました。
ちなみに、このようにサイトが区切られているキャンプ場だと
自立式のテントじゃないと張りにくいので、
今回はツエルトにしなくてよかったゼと胸を撫で下ろしました。
毎晩、雨が降りましたし……。
d0211129_14381497.jpg
さすがに牛肉も飽きてきたので、
ネギとしめじ、お豆腐が多めの鳥鍋にしました。
小さなクッカーと100円ショップの固形燃料でも、
自分ひとりなら必要にして十分。
特に固形燃料は現地で調達しやすく、
かさばらず(使えば消滅する)、安いので
理想的な燃料です。
ただし、仲間とわいわいやりながら
次から次にツマミを焼くような宴会になると、
火力・持続時間の双方でガスバーナーが
いいなあとは思います。
d0211129_14431466.jpg
明けていよいよ最終日。
磁器のお店が並ぶ有田ですが、
そちらに詳しくないので通り過ぎるのみ。
朝方なので営業前でもありますし。
d0211129_14452335.jpg
一歩裏道に入ると、一層すてきな街並。
この日は嬉野を経て距離70kmを走り
14時までに空港に着かないとならないので、
少し気は焦ります。
d0211129_14470683.jpg
佐賀県は平坦、というイメージもありましたが、
内陸部はそれなりにアップダウン。
高い峠は今回のコースにないものの、
変化に富んでいて新鮮。
気に入ったエリアを何度も走るのも悪くないですが、
始めて走るエリアはやはりワクワクするものです。
d0211129_14490449.jpg
嬉野温泉です。
d0211129_14503386.jpg
d0211129_14505050.jpg
d0211129_14510780.jpg
d0211129_14511901.jpg
満喫。
ディズニーランドなど足下にも及ばないようなリアルさ。
現実の風景だから当然なのですが(笑)、
なにかこう、自分だけが楽しめるスペシャルな
アトラクションのようにも感じます。
二次元の世界を三次元の現実で追体験できる……
これが舞台めぐりの醍醐味でしょう。
しかも、最終日にして、ようやく晴れてきましたよ。
この日は土曜日だったこともあって、
佐賀で始めて同好の士、つまり舞台めぐりを
してると思しきお兄ちゃんを数人見かけました。
足湯と観光案内所には「ゾンビ」のポスターもありましたが、
それだけ。あまりにもダークホース的なアニメだったので
(そりゃまあ、ゾンビだし、佐賀だし……)
自治体もその魅力を活かす準備ができてないように思えます。
しかし、うわさでは秋アニメの覇権とったようですし(!?)
フランシュシュの声優さんたちは
佐賀県PR大使に任命されたそうですし、
これから全国から続々と好き者たちが
集まってくるのではないでしょうか。
d0211129_14561879.jpg
嬉野の温泉街を離れると、
真っ新な高架を見かけました。長崎新幹線でしょうか。
これが開通すれば、関東から陸路で
佐賀を訪れるのも現実的になるかも。
d0211129_14580757.jpg
山間部を抜けたら、平野を
淡々と空港めざして走ります。
沿道ではレンコンの収穫が行われていたりして
どこか茨城あたりを思わせます。
d0211129_14593248.jpg
時間に余裕をもって佐賀空港に到着。
空港公園に展示されているYS-11を眺めた後、
自転車を袋にしまってサイクリング終了です。
d0211129_15010397.jpg
空港にもひっそりと(?)
「ゾンビランドサガ」のポスターが掲示されてました。

今回、三泊四日も家を留守にしたとはいえ、
見所が多い上に佐賀県内の広域に点在していたので、
駆け足気味になってしまったのが
少々心残りではあります。
それでも、大好きなキャンプ泊を楽しみながら
主要な舞台をめぐることができ、
大きな充実感を得ることができました。
今度は仲間も誘って(来てくれるかは別にして)
賑やかに再訪したいところです。

最後に、冬のキャンプは悪くない! と声を大にして
言っておきたいと思います。
寝袋などの防寒装備さえ気温に合っていれば、
夏よりも快適で清潔感のあるキャンプが楽しめます。
また、自転車それ自体もそうですが、せっかく用意した
道具の数々を、シーズン限定でしか使わないなんて
もったいないですよ〜。

by cyclotourist | 2019-01-07 15:27 | Comments(0)

SAGAキャンプツーリング 1/2

こんにちは、田村です。

あけましておめでとうございます。
年があけても今しばらくは平成ですが、
時の移り変わりを感じざるを得ない今日この頃です。
d0211129_18143605.png
さて、もう十日ちょっと前になりますが、
12月19日〜22日の三泊四日で、
佐賀県をぐるっとツーリングしてまいりました。
本ブログをご覧いただいてるサイクリストであれば、
佐賀ってどこ? なんて方はいないと思いますが、
自分にとって佐賀はサイクリング経験の
空白地帯ではありました。
いつか走りたいと思ってる間に
平成も終わりかけてしまったわけですが、
佐賀を舞台としたアニメ「ゾンビランドサガ」に
はまったおかげで、モチベーションが湧いて
佐賀を訪問してまいりました。
このアニメでは、佐賀市、唐津、伊万里、嬉野と
佐賀のあちこちが舞台として描かれています。
必然的に、最東部の鳥栖あたりを除く佐賀の広域を
訪れることになりました。
佐賀県の面積は、全国で6番目に小さいそうですが、
それでも東京や神奈川より広く、前述のような舞台を
一発で走ろうとすると300km近い距離になります。
d0211129_18212582.jpg
d0211129_18213622.jpg
三泊ともキャンプすることにして、
自転車と装備を整えました。
今回、季節柄と天候の予報を鑑みて、
ひさしぶりにテントを採用しました。
ツエルトに比べ1kgも重く、かさばるのがネックですが、
居住性が高いのは言うまでもありません。
その代わり、イスやテーブルは割愛し、
なんとかシートバッグとフロントバッグに
装備一式を収めました。寝袋や着替えがかさばるのが
この季節の悩ましいところですが、
キャンプがもたらす行程の自由度と
一人寂しくも楽しく過ごす夜の魅力のほうが勝ります。
結果として、三晩とも雨に降られたのですが、テントのお陰で熟睡できました。
d0211129_18253501.jpg
旅のスタートは成田空港。
格安航空会社ご用達の第三ターミナルへ。
スカイライナーのおかげで成田も近くなりましたが、
第三ターミナルの不便な立地は如何ともし難く。
しかしまあ、安い便が選べるから仕方ないです。
今回、スプリングジャパンという
聞き慣れない航空会社を利用しました。
成田〜佐賀便がえらい安いです。
しかし、自転車持ち込みに4000円もかかるのは
ちょっと残念。ちなみに、
自分は飛行機輪行でも軽量な輪行袋を
そのまま使ってます。
d0211129_18291254.jpg
d0211129_18292662.jpg
機材はボーイング737-800で、
機齢が若いようでキレイです。
非常口の席を選んだので、足下も広々。
d0211129_18304148.jpg
飛行時間は2時間半。
途中、見事な富士山を拝むことができました。しかし、西へ進むにつれ雲海が発達。天気が悪いのは覚悟してましたが……。
d0211129_18342652.jpg
定刻どおり佐賀空港に到着。
到着して空港ビルを歩いていると、
ちょうど自分の輪行袋が搬出される
様子を見ることができました。
d0211129_18355456.jpg
自転車を受け取り、走行準備を整えるともう15時。中途半端な時間に着くのも格安航空会社にありがちですが、致し方ないです。この日は、空港から距離20kmほどのキャンプ場へ走るだけ。
d0211129_18371574.jpg
空港周辺は真っ平らで干潟が広がります。
d0211129_18381185.jpg
d0211129_18382398.jpg
ムツゴロウ型のトイレが微笑ましい
海遊パークのキャンプ場。
この季節、隣接する施設でノリを乾かすそうで、
その音が夜もしますよと言われてましたが、
ビールさえ飲めば絶対に眠れるので問題ないです。
d0211129_18402973.jpg
少し離れた肥前山口の
ショッピングモールに出向き、
今宵の食材と固形燃料などを調達。
佐賀牛ですよ、佐賀牛。
シンプルな調理器具と拙い調理技術でも、
素材がよければ問題ありません。
d0211129_18422041.jpg
固形燃料は全国どこにでもある
100円ショップで手に入りますし、
ソロでちまちま調理する分には
十分な火力があります。
案の定、夜が更けると共に雨が降ってきましたが、ほどよく酔って熟睡。
気温は0度くらいまで下がることも覚悟して
装備を整えてきましたが、そこまで下がることはなく
せいぜい5度くらいでしょうか。快眠できました。
d0211129_18441160.jpg
翌朝、まだ小雨が降るなかを
7時過ぎには撤収を完了し、とっととスタート。
110kmほど走る予定で、途中の見所も多い日なので、
気が少し焦ります。
d0211129_18461136.jpg
まずは佐賀城へ。
天守閣は残ってませんが、きれいな石垣とヤグラ、
御殿などが見所。
アニメ劇中と同じアングルの光景を
見ることができるだけで無上の喜びを感じます。
維新の立役者である肥前鍋島藩の城下町なので、
維新150周年をことのほか祝ってます。
先日に訪れた長岡は「賊軍」とされた城下町で、
どこもかしこも恨み節でした。
だから、印象の違いがことのほか鮮明です。
維新は150年も前のことなのに、
街に与えている影響は絶大なんだなと感じました。
d0211129_17512390.jpg
穏やかな峠を越えて唐津市へ。
d0211129_17530552.jpg
d0211129_17524341.jpg
道なりに下っていくと、
鏡山が見えてきました。
南側から林道で上ることにします。
標高280mほどですが、低地に突き出た独立峰なので、思いのほか高度感があります。
d0211129_17561581.jpg
虹の松原ごしに唐津湾が眼下に広がります。
時おり小雨が降る残念な天候ですが、
上ってよかったと思えるダイナミックな眺望です。
なお、展望台周辺は車両通行止めですが、
自転車を押して歩くのはいいよ、と言われました。
地元の人と話す度、濃厚な佐賀弁を聞くことができて新鮮。
d0211129_19521941.jpg
d0211129_19524715.jpg
d0211129_19531383.jpg
d0211129_19533778.jpg
d0211129_19540450.jpg
d0211129_19542521.jpg
d0211129_19544740.jpg
d0211129_19550590.jpg
d0211129_19552331.jpg
唐津、見所が多いこと多いこと……。
やっぱり唐津市街に宿を取ればよかったなと思いつつ、
後ろ髪ひかれる思いで波戸岬のキャンプ場へ。

以下、またあらためてリポートします。
今年もいろんなところへ行けるといいな!

by cyclotourist | 2019-01-03 20:00 | おしらせ | Comments(2)