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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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種子島レポート

こんにちは、田村です。
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さる5月22〜25日かけての3泊4日で、
種子島を訪れました。そのレポートを。

鉄砲伝来の地であり、宇宙センターがあることで
知名度は非常に高い種子島ですが、
サイクリスト的にどうなのか?
という情報が少ない島ではないでしょうか。
自分も今回が初訪問であります。
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種子島は本土最南端で知られる佐多岬から
南東に約40kmの洋上に浮かぶ島。
かなり大きな島が二つありますが、いうまでもなく
東の細長い島が種子島で、
西の丸いのは屋久島。
屋久島は標高2000m近い山が突き出してますが、
種子島は対照的に最高標高が300mに満たず、
一見すると平らな島に思えます。
実際、20数年前に屋久島を訪れた際に
遠望した種子島は「なんか空母みたい」と思えたほど
平べったく見えました。
しかし、実際に訪れるとなかなかどうして……。
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空路での訪問となります。
羽田から鹿児島行きに乗り、鹿児島で乗り換え。
もちろん、今回も自転車キャンプ×釣り。
新調したオルトリーブのバッグを使うのも楽しみ。
シートパックQRと、フォークパックを採用しました。
いずれも着脱が容易で、これまで以上に
輪行がラクなことを実感。
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7:45羽田発の鹿児島行きスカイマークで出発。
代わり映えのしない737型機ですが、
ウイングレットのハートがかわいい。
2時間弱で鹿児島に到着。
梅雨前の貴重な晴れ間に恵まれ、
霧島が遠望できました。

晴れ間に恵まれた……というのは
ある意味では当然で、無数にある行きたい場所のなかから、
晴れそうなエリアを出発の前日に選んだのでした。
だからあまり安いチケットが取れないのは
致し方ありません。
種子島往復で7万円少々……。
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鹿児島空港でATR42に乗り換え。
大昔、屋久島へ行った時はYS-11がまだ現役でしたが、
最近のローカル空路はATR42が席巻してる感あり。
個性はないですが、機能美を感じる機体です。
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ぶおーんと離陸すると、
すぐに桜島が眼下に現れます。
マグマが作り出した地形が圧巻。
日程に余裕があれば、桜島も走ってから
フェリーで種子島へ渡りたいところですが、
今回は4日間しか確保できず、
鹿児島空港と鹿児島港が遠いこともあって
空路で時短せざるをえません。
ATR42は大隅半島を横切って洋上へ。
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種子島に向かって高度を下げ始めると、
馬毛島が見えました。
「空母艦載機陸上離着陸訓練」の施設を
作る・作らないで物議をかもしている無人島。
全島がすでに滑走路のように平ら。
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30分で種子島上空に到達。
たいした標高はないものの島のほとんどが段丘に覆われ、
平地が極端に少ない地形。
海外線に沿った道はまれで、丘の裾を
横切っている様子がくっきり……。
サイクリスト目線で俯瞰すると、
「こういうのがキツイんだよな〜」と
不安を覚えます。
事前にRide with GPSでルートを作っているので、
意外と多い獲得標高などは知ってるつもりでしたが、
所詮は机上の計画なのでナメてた感もあり、
実際に種子島を目の当たりにすると
走る前からビビってきました。
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定刻通りに着陸。
タラップを降り、歩いてターミナルへ向かう間に、
自分の輪行袋が降ろされる様子を目撃。
大きな空港だと目にすることがない光景だから新鮮。
ATR42の貨物室は機体の前部なのか。
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コスモポート!
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手荷物引取り所でいきなりキタ!
まさにktkr!
アニメ・ゲーム「ロボティクス ノーツ」の
痛い美少女、フラウ坊がお出迎え。
ポスターの軽い退色に歴戦の風格がありますな〜。
アニメが放映されたのは10年前ですが、
こうして掲示されていることに感動。
すでに訪問の目的を半ば達成したも同然だw
種子島を訪れたモチベーションも
アニメ舞台の訪問だったりするのですよ。
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預けた自転車とバッグを受け取り、
走行状態が整ったのはお昼すぎ。いよいよ出発。
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初日のルートはこんな感じ。
島の中ほどにある空港から、種子島随一の街である
西之表を経て、キャンプOKな浦田の海水浴場まで。
距離は50kmほど。
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空港から海岸までは一気呵成の下り。
畑越しに海が見える光景は
三浦半島に似てます。
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種子島で唯一の国道が58号。
鹿児島市から沖縄まで続くことで知られ、
海上区間(航路)が長い国道です。
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雄龍雌龍の岩。
海に投げされた夫婦の生まれ変わりだとか。
一対の岩を夫婦に見立てるのは
全国的に見られる風習。

浜津協〜西之表の国道58号は
おおむね海外線に沿った爽快なルート。
交通量はとても少ないです。
日曜なのにサイクリストも皆無。
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鉄砲のモニュメントが迎えてくれる赤尾木橋。
これを渡ると西之表の市街地。
人口3万人近い種子島の首都であり、
航路の玄関口となる城下町です。
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銃身を打つ鉄匠、八板金兵衛の像。
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まずは「鉄砲館」へ。
南蛮船をかたどったユニークな外観。
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若狭姫は、鉄砲の製造を命じられた
八板金兵衛の娘。
鉄砲に欠かせない尾栓の秘密「ねじ」を
知るためにポルトガル人に嫁いだとか。
当時の日本には「ねじ」という概念がなく、
若狭姫がリバースエンジニアリングの
尊い犠牲になったわけだ……。
一説には日本史上初の国際結婚と言われてます。
(アジア圏を除いて、ということでしょう)
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さすがに鉄砲の展示は圧巻。
伝来当時〜幕末頃までの
さまざまな銃器が展示されてました。
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「女の殿様」として種子島で敬慕されている松寿院。
島津家から腰入りするも世嗣ぎに恵まれず、
自ら政治をとったとか。
幕末の将軍家に嫁いで
大河ドラマになった篤姫のおばさんに
当たる方でもあります。
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種子島に伝わるエギ。
自分が悪戦苦闘しているイカ釣り用の
ルアーは、薩摩が発祥と言われてます。
種子島は大隈の国に入るらしいですが、
歴史的には薩摩とのつながりが深いようなので、
エギも古くから使われているようです。

ただの木片のような素朴なエギから、
現代とほぼ同じ形のエギまで多様。
前方に重りをつけ、後端に針(カンナ)を付けるという
基本構造は共通。
地方の歴史民族資料館などに寄ると
漁労具の展示があることが多いです。
以前は見向きもしませんでしたが、
釣りをするようになってからは
途端に興味が湧いてきました。
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鉄砲館の向かいは種子島氏の城跡で、
14代である時堯の像が立ってます。
鉄砲伝来時の当主、という知識しかありませんでしたが、
当時は若干16歳。
すでに前年には「禰寝戦争」で活躍して家督を継いでたとか。
漂着したポルトガル人から鉄砲を買い上げ、
さっそく国産化を命じたあたり、
才気にあふれた若殿だったようです。
像も、若いイケメン風にすればよかったのにw
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あちこちに解説板があり、
うろうろしてるだけで知識が身につきます。
戦国時代だけでなく、
種子島には縄文時代の遺跡も多いようです。
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西之表の港には、松寿院の統治中に
造られたという築島や岸岐(堤防)が残ってます。
斜面なので釣りの足場としてはイマイチですが、
歴史を感じさせる造形です。
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馬毛島について、島論は二分されているようです。
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表通りの観光案内所には、
控えめながらロボノのポスター。
10周年まであと37日と表示がありました。
案内所の方に、
「街に他にもアニメのパネルとかありますか?」
と尋ねたところ、「ないですね」とのこと。

スーパーで最低限の食材を物色し、
併設されてた100円ショップで
固形燃料などを調達してから、
キャンプ場がある島の北部へ向かいます。
重いビールは、もっとキャンプ場に近づいてから
買うつもり。
ちなみに、シートパックQRの左側に
差してる棒状のは袋に入れた釣竿です。
シートパックQRは側面に2対のベルトがあり、
棒状の荷物を合理的に懸吊できます。
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キャンプ場まで2kmという至近距離に
商店を見つけました。事前にキャンプ場の受付に
電話した際に商店の有無を確認してはいたのですが、
ちゃんと営業中のようでひと安心。
お店に入り、何時までやってますか?と確認。
20時まで開いてるそうなので、
「あとで夕暮れ頃にビール買いにきます」と伝えて
先へ進みました。
これで冷えたビールの目処がたち、
軽く心が躍ります。
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ゆるいアップダウンをこなして北上すると、
浦田の海水浴場が見えてきました。
なんだか凄い建造物が建ってます。
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白砂が美しい海水浴場。
ここがテントサイトなら最高なのですが、
残念ながら陸地側になります。
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巨大な管理棟の脇がテントサイト。
スタッフの方に利用料1000円を支払い、設営。
この日は申し分のない快晴でしたが、
翌日以降の天候がいまいち怪しいので、
テントは雨に強いダブルウォールを持参。
ここはシャワーがあり、トイレはウオッシュレット装備。
かなり清潔で文化的です。
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管理棟に貼られていたパネル。
ビーチといえば水着だなw

設営を終えたのが16時。
心置きなく釣行へでかけます。
浦田海水浴場の左右に漁港があるのですが、
左(西側)の大久保港のほうが
こじんまりしてそうなので、そちらへ。
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わずかな漁船に似合わないほど
立派な堤防がありました。
港内側が低いので、釣りの足場としては完璧。
ほかに釣り人はおらず、貸し切り。

さっそくエギを放り込みます。
以前はいろんな色のエギをとっかえひっかえしてましたが、
イカは色盲らしいので、明度以外は釣果に関係ない
という説が有力。そこで、自分からの視認性が高い
ピンクやオレンジ色のエギを投げることが多くなりました。
小一時間ほど投げ、
うーん釣れないなあ、移動するかと考え出した頃……
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やや小ぶりですが、実に美味しそうな
アオリイカを釣り上げました。
やっぱり離島は釣れる確率が高い。
きた甲斐があるってものです。
先の四国一周では、3週間いて
1杯しか釣れませんでしたからね。

なにはともあれ、1杯釣れればソロキャンのツマミとしては
十二分なので、さきほどのお店経由で
とっととキャンプ場に戻ります。
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ささっと捌いてイカ刺しに。
ほのかな甘みと弾力ある歯ごたえに
脳がとろけます。ビールがすすむことすすむこと……。
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こうして、旅の初日から
最高の一夜を過ごすことができました。

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2日目、出発前に自転車と装備の記念撮影。
管理棟の階段が足場になってくれたので、
このように俯瞰写真を取ることができました。
黄色い寝袋は、スタッフバッグに入れず、
シートパックの先端に直接押し込むと、
容量を効果的に使えます。
ただし、オルトリーブのように防水性に信の置ける
バッグに限ります。

調理の火器を固形燃料とすることなどで
だいぶ荷物を減らしたつもりですが、
釣り具などを含めるとけっこうな荷物量となり、
自転車やバッグを含めた総重量は18kgほど。
ウルトラライトどこいった?という重装備。
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2日目は、島を縦断して
南種子町の宇宙ヶ丘公園をめざしました。
走行距離は約100km。
種子島の広さと意外なほどの険しさを
実感する1日となりました。
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種子島北端の灯台、喜志鹿灯台。
晴天なら薩摩・大隅半島を望むそうですが、
薄曇りでよく見えませんでした……。
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灯台を回り込んで東岸に降りていくと、
湊川の河口に至ります。メヒルギが自生していて、
いかにも熱帯といった光景が広がります。
いわゆるマングローブです。
集落にはコンクリート打ちっ放しの塀を備えた
民家が多く、台風への備えを感じさせます。
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川筋に沿って林道へ進むと、
「ヘゴ」という大きなシダ科の群落が出現。
恐竜の図鑑で見たような気がします。
天候のせいもありますが、肌がしっとりするほど湿度が高い
山中を抜けて南下していきます。
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県道に戻ると、標高差100mくらいの
アップダウンが繰り返されます。
眺望がよいカーブには、木折坂という名がありました。
その昔、島主の娘さんが狩りに出かける際、
帰り道に迷わないように木を折りながら
上った坂とのこと。
晴天なら海と丘の共演が見事そうですが、
この日はどんより。
どこまでも海岸段丘が続く地形は
よくわかりました。
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種子島氏が航海の安全を祈願したという
風本神社。風はサイクリストにとっても
非常に重要ですから、心を鎮めて参拝。
風の神様であり、縁結びの神様であり、
女児をさずかるご利益もあるとか。
夜になると女児が出てくる、といった
ミステリアスな解説もありました。
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ちょっと上ると、すぐに下る県道。
交通量がほとんどなく、静かなのはいいのですが、
風向きもいまいちで(神様……)
まったくペースが上がりません。
峠のように、ガーッと上ってガーッと下る、という道は
けっこう好きなのですが、
うねうね続くアップダウンは苦手なんですよ……。

種子島の観光サイトや、とある本には
「種子島は高い山がないから走りやすい」みたいなことが
書かれてましたが、
「本当に自転車で走ったのかよ〜」と
問い詰めたくなります。
キャンプ道具の重さもあいまって、
けっこうしんどい時間が続きました。
加齢による体力低下も否めませんし……。

もっとも、このしんどさは地形だけが理由でなくて、
「お腹が減ったから」という気もしてきました。
朝、袋麺ひとつ食べただけで7時前に出発して
なにも食べずに3時間以上も走ってましたから……。
手持ちの羊羹を食べると、少し元気が出てきました。
時々は自販機も現れます。
なんにせよ、サイクリングの印象なんて十人十色。
どこまでも個人的なものです。
タフな剛脚さんなら、「種子島は平ら」という
印象が残るのかもしれません(ほんとかよー)。
種子島レポート_d0211129_14574125.jpg
一転して妙に平坦なエリアに出たら、
海軍航空隊の遺構だという煙突が出現。
戦時中、飛行場を作り出したものの、未成に終わったそうです。
鹿児島には鹿屋と知覧に有名な航空基地がありましたが
(前者は今も海自の基地)
それでも足りず、種子島のような離島の丘に
平坦な滑走路を造るのは、さぞ大変だったことと思われます。
このあたりには増田宇宙通信所という施設もあります。
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増田でようやく県道が海沿いに出たので、
見かけた堤防で竿を出してみました。
残念ながらエギにもメタルジグにもアタリがなく、
魚影も見えないので、
海に別れを告げて中種子の市街地へ向かいます。
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標高100mくらいまでのろのろ上ると、
パーっと視界が開けるように中種子の街が出現。
久しぶりに現れた信号の向こうにはAコープ。
島なのに街が海沿いになく、
丘の上にあることが意外に感じます。
ここまで60km近い距離を走ってきたので
疲労もたまってきましたが……
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中種子はロボティクスノーツのメイン舞台なので、
見所が多くて不思議と元気が湧いてきます。
初訪問なのに既視感に包まれるという
倒錯気味の心地よさが舞台めぐりの醍醐味でしょう。
オタクはゲンキンなものです。

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愛のスコール飲んで元気一発!がんばれる!!
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ちゃんと案内があります。
放映当時はそうとう盛り上がったのでしょうか。
10年遅れの訪問となりましたが、
「聖地」として今も存在してくれてるのが
ありがたくて涙ぐんできます。
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思いきり街中にある旧種子島空港。
2006年に廃止されたそうですが、ターミナルや
ハンガーが往時のままに残ってます。
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あのハンガーに巨大ロボットが入ってたかと思うと
たぎるものがありますw
近年も演習などに利用されることがあるそうです。
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中学校。あまりうろついてると事案になりそうなので、
さりげなく拝見して先へ進みます。
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国道でとっとと南種子へ向かいます。
県道のほうに見所が多いのですが、それは明日にする予定。
しかし、国道を進んでもアップダウンが多いこと……。
やっぱりラクじゃない島ですよ。
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宇宙センターがある南種子町。
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南種子の市街地も、標高100mほどの丘に広がってます。
まずは役場に出向いて、宇宙が丘公園でのキャンプを
申請します。これも事前に電話で確認していたことですが、
役場にリアルで出向いて紙の用紙に
必要事項を記入する、という昭和レトロな申請方法。
情弱な自分にはお似合いです。
種子島レポート_d0211129_15203641.jpg
役場にあったのぼり。
アキちゃん(CV.南條愛乃)がんばってます。
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上皇さまの歌碑が立つ宇宙ヶ丘公園。
街から2kmと近いですが、
標高200mほどにあり、東方に宇宙センターの発射塔が
うすぼんやりと見えます。
ロケット発射の際は大勢で賑わうそうです。
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この日のテントサイト(中央広場)は貸切。
美しい芝生の広場です。
アニメに出てきた郷土資料館はなくなり、
サテライトオフィスなるものが建ってました。
設営後、せっかくの標高を失いながら
西岸の漁港(砂坂漁港)へ降りたのですが、
あいにく釣果ゼロ。種子島とはいえ甘くない……。
残念ですが、初日に釣れただけでも御の字。
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帰路、Aコープで買い出したお肉など。
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焼肉用の肉を、すき焼きでいただきます。
手っ取り早いし、焦げたりしないのでお気に入り。
食べて飲んだら寝るだけ〜。
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3日目の朝。
予報だと雨が降りそうでしたが、
まずまずの朝日が昇ってきました。
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宇宙ヶ丘公園に連泊するので、
周回ルートで見所を訪れます。
連泊だとキャンプ道具を置いていけるのがメリット。
距離60kmほどで、あちこち観光と釣りを
楽しもうという欲張りな計画です。
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朝食は南種子のコンビニ。
イートインで充電するのが真の目的だったりします。
複数泊キャンプでいちばん悩ましいのがコレで、
3日目にもなると持参したモバイルバッテリーが枯渇し、
なんらかの方法とタイミングで充電しないと
なりません。そんなにはネットに依存してないつもりですが、
ついつい見ちゃって、いつの間にか……。
コンビニにもそうそう長居はできないので、
ほどほどで出発。
種子島レポート_d0211129_08595293.jpg
長谷まで国道で北上してから、
太平洋に面した東岸へ。
大浦川の河口は一面のマンブローブに
覆われております。木々の根元には
シオマネキなどの小さなカニが
うごめいてました。
いっぱい捕まえて素揚げにでもすれば……
キャンプ旅だと、生き物を食材として
見てしまうことが多いですw
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種子島を代表する観光スポット、
千座の岩屋(ちくらのいわや)にやってきました。
ちょうどタイミングよく干潮だったので、
海蝕洞窟のなかを散歩できました。かなり広い。
こうした洞窟がいくつもつながっており、
身を縮めれば本当に1000人くらい座れそう。
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千座の岩屋に隣接した漁港にある温泉。
まだ8時で営業前(10時から)だったのが残念。
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道なりにすすんでいくと、
ついにロケットの発射場が見えてきました。
これ以上は近づけませんし、
発射予定がないのでロケットは不在ですが、
ニュースやアニメなどで「見たことある」風景を
目の当たりにできました。
このあたりは地形が込み入っていて、
アップダウンも続くのですが、
メリハリが効いていて不思議と楽しい
道筋だと感じました。
種子島レポート_d0211129_10301826.jpg
一般向けの宇宙科学技術館がある
竹崎エリア。
昔はここも射場だったらしいですが、
いまは公園として整備されてます。
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宇宙科学技術館の開館は9時半。
それより前に着いてしまったので、
隣接した竹崎港で竿を出してみました。
こじんまりとした漁港で海水の透明度が高く、
一瞬ですがアオリイカの姿が見えました。
粘れば釣れる可能性が高そうでしたが、
宇宙科学技術館も気になるので、
そこそこで竿を納めました。
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宇宙科学技術館は、パネルや映像展示がおもで、
実物の展示が少なかったのが残念。
どちらかといえば広報色が強く、
開発が遅れている新型エンジンの
有用性を前のめりにPRしてました。
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近くの食堂でいただいた宇宙ラーメン。
ゲテモノかと思いきや、普通に美味しかったです。
宇宙センターから南端の門倉岬までは、
めずらしく平地が続いていて、上越あたりを思わせる
水田が広がっていました。
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鉄砲伝来の地として知られる門倉岬。
大海原に面した断崖絶壁にあり、
一部の柵が壊れて立ち入り禁止なのが怖い。
まさかアニメのシーンを再現したとも思えませんが、
(ロボノで一番ダークなシーンの舞台が門倉岬)
ちょっとブルッときました。

「じゅーごよさんで」と覚えた1543年に
漂着したポルトガル人から2丁の鉄砲を
買い上げたと伝わります。
それからわずか30年後には
はるか遠くの三河長篠で何千丁もの鉄砲が
実戦投入されているのですから、当時の日本にも
すごい技術力、生産力があったんだなと実感。

種子島のあちこちにある鉄砲関連の案内には
決まり文句のように
「鉄砲が戦国時代を終焉させた」みたいな
平和に結びつけた記述があります。
実際のところはどうなんでしょうね……。
その論でいけば、航空機もロケットも核兵器も
平和に貢献しそうですが……。
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門倉岬の下には、かなり長い堤防が伸びる
漁港があったので、せっせと竿を出します。
外洋に面して潮通しがよく、となりの釣り師は
大きなスズキを釣り上げてましたが、
自分のエギには反応なし。風が強まってきたこともあり、
風裏になるであろう西側の漁港へ移動。
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屋久島の大きなシルエットが迫る田尻港。
竿を出しやすい堤防が伸びてましたが、
ここも反応なし。次行ってみよう。
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南種子市街の直下にあたる
大川港へ移動。釣りを始めて実感したのが、
全国どこもかしこも多くの漁港が整備されており、
立派な堤防が伸びていること。
漁業に必要なのはもちろんなのでしょうが、
土木工事による雇用創出の効果が高そう。
おかげで、サイクリングしながら気軽に
釣りができます。岩場とか船釣りだと、
サイクリングと両立させづらいですから。
堤防さまさまです。
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アオリイカ、いただきました!
これで心置きなく宇宙ヶ丘公園に戻れます。
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コインランドリーで洗濯し、その間に
買い物など済ませてから宇宙ヶ丘公園に引き上げて
さっそくイカ刺しをいただきます。
手持ちの醤油が切れたので、Aコープで
九州風の刺身醤油を買ったのですが、
さっぱりした甘みがイカと相性がよくて絶品。
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イカ刺しだけでは腹がふくれないので、
モツ鍋も。好きなものを好きなだけ
食べられるのがキャンプの醍醐味ですよ。

この晩は夜半から激しい雨が降りましたが、
居住性が高いテント(ニーモのバイクパック1P)を
選んできたので、快適に寝付くことができました。
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朝になっても小雨がぱらついてましたが、
どんどん撤収して出発準備。
シートパックQRとフォークパックによって、
撤収がずいぶんと楽になりました。
シートパックQRの固定力は完璧で、
ダンシングしてもほとんど揺れません。
なかの荷物が増減しても、内部のフレームと
底面のプレートのおかげで
外形がシャキッとします。

フォークパックもパニアバッグより揺れず
(小ぶりなので当然ですが)
これまでより走りの快適さが高まりました。

今回、エアロバーをつけているので
フロントバッグは割愛し、ハンドルにはテントを吊るしてます。
ニーモのバイクパック1Pの収納袋は、
それ自体がハンドルなどに吊るせるよう工夫されてます。
(自分は別途、スキーストラップを使ってますが)
すると、他のバッグへの荷物収納を終えた後に
テントだけ最後に撤収することができるので、
屋外での作業時間が減ります。
雨の日は特に有効です。
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さらば、宇宙ヶ丘公園。
快晴の日に再訪したい。
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旅の最終日となる4日目は、
海沿いルートを選びつつも
シンプルに空港をめざしました。
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ずいぶん古びた公共施設が目立つ南種子町。
ロケット打ち上げ施設が作られ出した昭和40年代に
公共施設も一気に整備されたのでしょうか。
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進んでいくと、天気が回復してきました。
2日目に走った東岸に比べると、
西岸は平坦な区間が多いです。
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火力発電所がある島間港。
広い岸壁から竿を出してみましたが、
なんの反応もありません。昨夜の雨のせいか
海が濁り気味。
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北上していくと、
砂丘に半ば埋もれた広大な廃墟が出現。
広大なプールのような囲いが散見されます。
養殖場かなにかだったのでしょうか。
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西岸は県道もかなり高規格で、
丘の谷間を長い橋梁でわたっていきます。
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中種子の歴史民族資料館。
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やはりエギの展示がありました。
いずれも20cmくらいあり、自分が使ってる13cmくらいの
エギに比べると巨大です。
大きいエギで大きいイカを釣る……漢のロマン。
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旧空港を再訪。
アイショップでお弁当をいただいたあと、
現役の空港をめざします。
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雨が降る前に……と、セッセと走ったら、
お昼過ぎには空港に着いてしまいました。
取っておいたフライトは18時。
空港のカフェはあいにく定休日で、
周りにはなにもありません。
幸か不幸か天候が回復してきたので、
漁港へ降りることにしました。
標高250mからゼロになるので戻るのが億劫ですが、
何時間もボーッとしてるよりマシでしょう。
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古風な堤防が伸びる牧川港へ。
午前中より透明度が増してきて、
なかなか有望な印象……に反して何も釣れませんでしたがw
釣りのおかげで退屈せずにすみました。
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空港に戻って輪行支度。
キャリアがなく、いずれのバッグも
ほぼワンタッチで外せるので、あっという間に
準備完了。テントなどはつけたままで輪行袋に
収まります。
種子島〜鹿児島の日本エアコミューターと、
鹿児島〜羽田で利用したスカイマークも
自転車に対して料金を取らないのがうれしい。
ジェットスターなんかは4000円も取りますからね……。
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「おじゃり申せ」は「いらっしゃい」。
「よいら〜いき」は「みんな一緒に」。
「のっちいよ〜」は「また会いましょう」。

ありがとう種子島!
今度は船で訪れたいと思います。


by cyclotourist | 2022-05-28 12:04 | おしらせ | Comments(0)
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