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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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四国の旅 13日目 大月〜柏島〜大月

四国の旅も13日目、10月29日となりました。
この日は大月町の樫西園地に連泊として、
柏島を周遊してまいりました。
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距離は54km、標高差100mくらいの
アップダウンがぽこぽこ現れましたが、
キャンプ道具を置いての走行なので
苦になることもありません。
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まさに四国の片隅。東京からもっとも遠いといわれる地域です。
このあたりは自分も初訪問なので、
すべての道が新鮮でした。
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買っておいたカップ麺で朝食。
四国でよく見るタイプ。以前は
昔のペヤングのように樹脂製のフタでしたが、
ぺりぺりと剥がす一般的な包装に変わってました。
それでも印刷によって周囲にフタのような
凹凸を表現しているところにこだわりを感じました。
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柏島へは長いトンネルが通じていて
旧道へ行くかどうか迷いましたが、
幸い(?)旧道に通行止のポールがあったので、
ありがたくトンネルを通過させていただきます。

しかし、こうして仕事もせずに旅をしていると、
洗濯どうするか、充電どうするか、旧道へ
行くかどうかくらいしか考えることがなく
まったく気楽なものです。
仕事とか口座残高とかは、あえて考えないように(汗)。
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2001年に竣工した大堂トンネル。
全長1923mもあります。
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トンネルを抜けるとほどなくして
柏島が見えてきました。
四国本土とは橋でつながっています。
周囲4kmほどの島です。
群青色の海に
養殖のいけすがたくさん設置されています。
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自転車ナビラインは島に入った途端に
Uターンを指示しますが、
とりあえず奥まで行ってみます。
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漁港をのぞくと、
海の透明度に驚きます。
まさにエメラルドブルー。
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高知県内のあちこちで業績を見かけてきた
土佐藩の家老、野中兼山が柏島にも深く関わっており、
彼が築かせたという石堤が島の三方を囲っています。
これによって集落を波浪から守り、
漁業に適した潮流を実現したといいます。
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物悲しい廃校。
周辺にはダイビングセンターが目立ちます。
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漁村らしい狭い路地裏をはいかい。
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突き当たりに真っ赤な灯台がありました。
灯台は陸地上にあり、長い堤防はありません。
海際は大岩がゴロゴロしており、
自分のしたい釣りには適してない様子でした。
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四国本土とつながる橋の周辺に戻ります。
小さな船着場があり、足場の良さそうな堤防もありました。
それにしても海の透明度が高く、
行き交う漁船の船底が見え、海底に影がくっきり落ちるので
まるで宙に浮いているように見えます。
無風で凪いでいたら、もっと透明だったでしょう。
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堤防や海際の道の各所にスミ跡があり、
かなり有望に思えます……自分の観測など
あてにならないことは骨身に沁みてますが、
期待するなというほうが無理と言える
絶好の環境です。
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これだけ透明度が高いと、
浅瀬ではイカや魚の有無が一目瞭然。
偏光グラスを着用して海をのぞきこむと、
なにやら黒っぽい影がうごめいており、
ターゲットが存在することは明らか。
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ここまでの釣れない釣りでいくつものエギを喪失し、
いよいよ最後の一個となってます。
まさに背水の陣。

船着場の周辺は水深がかなり浅く、
底は岩場なのでエギが引っかからないよう、
慎重に扱います。引っかかりそうな岩にエギが近づいたら
着底させず、問題なさそうなところまで
引いて着底。それを繰り返していると、
エギを引いたときに周辺の黒い影が
ピクッと反応し、着底させるまでに
スーッと寄ってくるのが手に取るように見えます。
確実にイカがエギに反応している様子がわかり、
胸が高まります。

着底させ、ちょっと気を抜いたときに、
大きめの黒い影がエギと一体化しました。
引くとズッシリと重みが伝わり、
竿がギューっとしなります。
間違いなくイカが抱きついてます。

夢にまで見た状況に
半ば頭が真っ白になりつつも
慎重にリールを巻き、イカをたぐりよせ、
最後は思い切り竿を振り上げて、
ギューンと空中にイカを持ち上げ……
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ついに釣り上げました。念願のアオリイカです。
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震える手で自撮り。
連日の堤防歩きで赤鬼のような形相だ……。
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500〜600gはあるでしょうか。
堂々たる巨体です。
四国の旅13日目にしてついに
夢をかなえました。

周辺にはまだイカがうごめいているので
戦果拡張を狙いましたが、
さすがにイカも警戒しだしたようで、
寄ってはくるものの抱きつきませんでした。
さきほどのような大きなイカはもういないようで、
小さなイカにはエギが大きすぎたようです。
ほどほどで竿をしまい、キャンプ場への
帰路につきます。
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ありがとう、柏島。
ありがとう、野中兼山。
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道の駅で地元産の野菜を売っていたので、
ナスを購入。
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いよいよ電源が危うくなっていたので、
最後の手段としてコンビニで乾電池を購入。
乾電池用のUSB給電機器にセットし、
優先度の高いガーミンを充電しました。
その後、スマホも充電しましたが、
それだけでほぼ枯渇……。
資源的にも予算的にもあまりにもったいないのですが、
紙の地図をもたない身としては
いたしかたありません。
空になった電池は、翌日に再び訪れた
同じコンビニで回収してもらいました。

数年前の日本縦断の際は、
充電用にソーラーパネルも携行したのですが、
かさばって重い割には発電量が乏しいのが難点でした。
(晴天8時間で3000mAhくらい)

今回は2万4000mAhと比較的大容量の
モバイルバッテリーとコンセントを持参し、
折りを見て充電することで各種機器に
給電していたのですが、
ガーミン、スマホ、デジカメ、ヘッドライト、
自転車側の前後ライトなど(すべてUSB充電対応で統一)
充電対象が多いと、なかなか追いつきません。
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なにはともあれ15時過ぎにはキャンプ場に戻りました。
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シメたイカは、ジップロックに収めた上で
保冷袋に入れて持ち帰りました。
本来なら氷で冷やしておきたいですが
今回は自販機で買った冷えた缶コーヒーを一緒に入れて
おきました。この季節で数時間なら
それで傷むこともありません。

ジップロックも保冷袋もナイフもまな板も、
ここまでおよそ900kmの行程で
単なる荷物に過ぎませんでしたが、
ようやく出番がやってきました。
ちなみに、ご存命中のアオリイカは
先の写真のように褐色ですが、
シメると色が抜けて透明感が出ます。
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長辺25cmのまな板に
ようやく収まる大きさ。この季節としては
なかなか良型ではないでしょうか。
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イカは捌くのか簡単で、お魚と違って
生臭さが少ないのも魅力。
軟骨と内臓を取り出し、両面の薄皮をはぎ、
アオリイカ特有の大きなエンペラ(ひれ)と
ゲソをとりわければ完了。
水で洗うと身が白くなります。
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一人前としては
十分すぎる量のイカ刺しとなりました。
お醤油を垂らし、口に運ぶと
思わずため息が出ます。
しっかりした歯ごたえのあと、
ねっとりしたうまみが口いっぱいに広がり、
箸とビールが止まりません。
スーパーや居酒屋でいただくイカ刺しとは
次元が異なる美味しさです。
釣り人の特権としかいいようがありません。
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エンペラやゲソ、身の切れ端などは、
さきほど買ったナスと一緒に唐揚げに。
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ジップロックに入れ、
からあげ粉をまぶします。
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揚げます。
大きめのクッカーがようやく本領発揮。
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家から持ってきたキッチンペーパーもようやく出番。
これがまたうまいのなんの……。
釣れてくれたアオリイカに
全身全霊で感謝しつつ、
夢のような晩酌を味わいました。
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ついに本懐を遂げました。
この日も涙ぐむほど美しい夕映えでした。

イカが釣れたら死んでもいいくらいに思ってましたが、
もう少し生きさせてもらうことにして、
四国の旅を続けましょう。


by cyclotourist | 2021-11-14 13:39 | おしらせ | Comments(0)
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