人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

四国の旅 9日目 室戸〜高知

四国9日目となる10月25日、
満を持して再スタート。
しかし、朝からあいにくの雨模様。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15282322.jpg
雨漏りする旅館というのも
味わい深いものが……。
床は抜けそうで天井は落ちそうな旅館ですが、
非常に居心地がよかったです。
雨でもあるし、いっそのこともう一泊とも考えましたが、
せっかく直ったレネゲードC2に乗りたい思いも強く、
女将さんに見送られて7時前には出発しました。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15314282.png
めざすは高知市の種崎千松公園。
無料でキャンプできる海辺の公園です。
室戸からの距離は88km。
道のりはまったく平坦なので、
雨さえ降ってなければ快走できる区間です。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15282533.jpg
さんざんうろついた漁港を横目に
国道55号を9kmほど進んでから横道に入ると、
吉良川の街並みが現れました。
林業と製炭、そしてそれらの廻船業で栄えたそうで、
立派な旧家が何棟も残っています。
防火のための分厚い漆喰が特徴だそうです。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15282915.jpg
「いしぐろ」と呼ばれる、防風のために積み上げられた
独特の石塀も散見されます。
あいにくの雨ですが、濡れた古い街並みは
なかなか雰囲気がよいです。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15283101.jpg
フラットペダル用のシューズを履いてますが、
それ用の防水カバーというのは聞いたことがないので、
ビンディング用のシューズカバーを着用。
破れないか不安でしたが、1日くらいなら大丈夫そう。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15283432.jpg
安芸の野良時計。
要所要所で国道55号から逸れて、
いちおうは観光スポットものぞいていきます。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15283682.jpg
安芸が生んだ偉人、岩崎弥太郎。
かなり偉そうな銅像が建ってます。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15284266.jpg
彼の生家。豪壮とまではいえないものの
立派な庄屋屋敷です。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15283911.jpg
岩崎弥太郎が設置したという、
日本列島を模した石組み。
「日本は我が庭のうちにあり」と言って
眺めていたとか。現地の案内板には
「弥太郎の器の大きさを伺い知ることができます」などと
書いてありましたが、かなり中二病入ってますね。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15284522.jpg
安芸からは自転車道が伸びています。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15284704.jpg
奈半利から伸びてきた
土佐くろしお鉄道と並走。
現役の鉄道が通じているわけですが、
自転車道は廃線の跡です。
廃線に沿って高架の現代的な鉄道が伸びていることが
ちょっと不思議です。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15284903.jpg
土佐くろしお鉄道の高架下。
稲干しに活用されてます。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15285197.jpg
廃線跡らしく立派なトンネルも登場。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15285448.jpg
またも野中兼山が修築したという夜須の手結港。
差し掛かると、不思議な道路?が見えたので近づいてみると
可動橋でした。
可動橋の多くは、両岸から観音開きだったり、
中央部が上下する構造ですが、これは片側から
橋の全長を上下させるというダイナミックな可動橋です。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15285783.jpg
長さ32mの橋(というか道路そのもの)が
70度の角度で立ち上がってます。
ロケットかなにかの発射台を思わせます。
ただ、訪問時は故障中とのことで、
動く様子を見ることはできませんでした。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15285987.jpg
ちょうど12時をまわったところで道の駅やす。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15290167.jpg
カフェ飯をいただきました。
こういう洒落た食事はめったにしないのですが、
他にないから仕方ない(おいしかったです)。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15290473.jpg
国道55号を走り続けると高知の市街に
入ってしまうので、高知龍馬空港がある海よりの県道へ。
空港を少し過ぎて、南国市の前浜に
個人的に楽しみにしていたスポットがあります。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15290690.jpg
旧海軍が作った掩体壕(えんたいごう)。
飛行機を空襲から守るシェルターであり、
セメント製の巨大なドームです。
周辺には7つも残ってるそうです。
この掩体壕には、
入れる飛行機の形状に添わせた高低差があります。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15290841.jpg
入り口側に回ると、農機具の倉庫として
活用されているのがわかります。
飛行機の前面シルエットに合わせた開口部です。
(海軍式掩体壕の特徴。陸軍のはドーム形状まま)
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15291174.jpg
こちらは双発機用の大きな掩体壕。
どんな機体が配備されていたのでしょうか。
このような掩体壕は制空権を失った
負け戦の証でもあると思われ、
当時の悲壮な状況がしのばれます。

筆者は東京都練馬区の出身なのですが、
その中心にある光が丘は、保育園児のころまでは
グランドハイツ(米軍用の住宅地)と呼ばれており、
もとをただせば、戦中に急造された成増飛行場でした。
飛燕とか疾風が配備され、帝都防空の任にあたったそうです。
祖母が飛行場作りに動員された、とも聞きました。
そこにも掩体壕が残っており、
なかでずいぶんと遊んだ記憶がおぼろげにあります。
光が丘が造成される際に消えましたが、
なんとなく掩体壕には思い出があり、
地方で見かけると気になるのです。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15291342.jpg
雨脚が強くなってきたので、
雨宿りでもしようかなと近づいてみましたが、
なにか落ちてきそうな感があったので、
そそくさと離れました。
晴れた日にまたじっくりと訪れたみたい
史跡です。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15291541.jpg
海沿いの県道を進んでいくと
突き当たりに種崎千松公園があります。
15時過ぎには到着しました。
海岸沿いなので、せっかくなら釣りをしたいところですが、
ここまでの雨天走行ですっかりウェアが湿り、
気温15度ほどでうすら寒いので自重しました。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15291888.jpg
オルトリーブのバッグは
ほぼ完璧な防水性を誇ります。
結局、終日雨は降り続きましたが、
バッグのおかげで着替えや寝袋などはドライ。
そうでなければ悲惨な夜になってしまいます。
オルトリーブの創業者は、そうした悲惨な目に遭ったことから
防水バッグの製造を思い立ったそうです。
そのおかげで極東のおっさんが安眠できるわけで、
ありがたいことです。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15292040.jpg
とおくまで出かける気もしないので
最寄りのファミリーマートで食材調達。
ひさしぶりにローソン以外のコンビニを利用しました。
「お母さん食堂」も悪くはないですが、
ローソンの冷凍ホルモン鍋には及びませんね。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15292338.jpg
タオルも買ってきたので、シューズに突っ込みます。
少しでも乾いてくれるように。
四国の旅 9日目 室戸〜高知_d0211129_15292529.jpg
前室が広いダブルウォールテントの
ありがたみを実感しつつ、熱燗など。
いつもはビール(発泡酒)しか飲まない自分ですが、
冷えた体に染み渡り、ほっとします。

いうまでもなく前室を含むテント内での
火を使った調理はメーカー的には厳禁ですが、
せざるをえない場面も間々あります。
タープがあればモアベターなのですが、
(ハンモック泊の時は必須)
飲めれば幸せな自分には
前室があるだけで十分です。

高知までやってきて、走行距離は約600km。
9日間かけて600kmなんて、ブルベやってる人からしたら
笑止千万かもしれませんが、
室戸で4泊もしたので致し方ないところです。
時間をかければかけるほど、
見えてくる景色は多様で、いろんな体験が
できるというものです。

高松発の「四国一周」としては
高知でようやく半分といったところ。
まさかここまで釣れないとは思いもよりませんでしたが、
後半戦に期待するしかありません。

だらだらと続く。



by cyclotourist | 2021-11-12 16:35 | Comments(0)
<< 四国の旅 10日目 高知〜土佐久礼 四国の旅 8日目 室戸 >>