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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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四国の旅 5日目 日和佐〜室戸

四国5日目となる10月21日、
日和佐から室戸岬まで、98km走りました。
ここまでくると道の選択肢は少なくなり、
日和佐〜牟岐の南阿波サンライン以外は、
ひたすら国道55号を南下していくことになります。
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100km級の行程を走り、釣りもしたいとなると、
朝早く出発して時間を確保するしかありません。
昨日もそうでしたが、朝食をはしょって撤収をすすめ、
6時半くらいには出発です。
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日和佐の港を見下ろす高台には、
やはりこうした名称が……。
岬の名称としていちばん多いのがコレでしょうね。
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日和佐の駅。鉄道が好きなこともあって、
駅を見ると、なんとなく
その街が印象に残ります。
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駅前広場の一角に「蛇責めの石」なるものが。
なんでも殿様の女中が蛇の身で煮汁を作っていたそうで、
それをうまいうまいと食べていた殿様が
蛇であることを知って怒り、
大きな桶に女中をとじこめ、そこに蛇を入れて
蛇責めにしたという……その時、桶に蓋をした石なんだとか。
なんとも猟奇的な案件で、いまなら完全に犯罪ですね。
美味しければ蛇だっていいじゃんと思いますし。
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日和佐の街を出るとすぐに始まる南阿波サンライン。
国道よりぐっと海際を進む観光道路です。
標高200mくらいまでのアップダウンを繰り返すので
それなりに労力は必要ですが、景観は抜群。
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なかなかの高度感。
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なかなかの勾配……。
重量9kg以上の荷を積んだ状態では
激坂です。インナーロー30×34Tの
軽いギヤがあって大助かり。
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しかし上には上がいるもので、
自分の倍くらいの荷物を載せたサイクリストも。
さすがに疲労困憊の様子で休んでました。
すれちがいざまに
「なんなんすか、この坂!」と声をかけられたので、
「うーん、重装備だからですよ」と冷たく(?)
返事をしてとおりすぎてしまったのが
今となっては悔やまれますが、見知らぬ人と積極的に
コミュニケーションが取れないおじさんなので
許してください。
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南阿波サンラインを下りきると牟岐の街。
国道沿いに点々と牟岐線の駅が現れます。
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阿波海南駅。ここから第三セクターの
阿佐海岸鉄道となり、甲浦まで路線が続きます。
しかし今は全線がバス代行輸送中。
なぜなら……
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DMV(Dual Mode Vehicle)の試験中で、
ちょうどその様子を目の当たりにすることができました。
マイクロバスをベースとした車両で、
線路を走行するための鉄車輪を備えています。
道路上ではバスとして、線路では鉄車輪を下ろして
列車に「モードチェンジ」するのです。
Zガンダムとかバルキリーを思わせる、
一種の可変機ですね。

たとえば終着駅の先にある観光地まで、
DMVなら乗り換えることなく行ける、という運用が
想定されてるようです。ここなら室戸岬でしょう。

DMVは、多くの赤字ローカル線を抱える
JR北海道で以前から試験されてましたが、
降雪への対応が難しかったりして導入が断念されてました。
ここの阿佐海岸鉄道が、世界初の実用DMVとなるそうです。
DMVの試験を見守っていたスタッフに聞いたところ、
年内には……とのことでした。
(令和3年12月25日に運行開始と決まったそうです)

世界初ということで、しばらくは観光需要が
盛り上がりそうですが(自分も乗ってみたい)
そもそもバス代行してるわけだから、
ぜんぶバスでいいじゃん、というツッコミもありそうです。
経営が厳しいローカル線の
活性化につながるか、今後が気になります。
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駅のしばらく先に、土砂の荷揚げ用と思われる
足場のよい堤防があったので、懲りずに
竿を振ってみます。
自分と同じようにエギングをしている方もいらしたので、
「ここ、アオリイカいますかね?」と
根源的な問いかけをしたところ
「いる」と
心強いお返事。ならばとせっせとエギを投げましたが、
反応なし。海面を見ても魚影がありません。
気がつくと「いる」と断言した釣り師も
どこかへ行ってました(汗)。
ダメだこりゃ、と自分もあきらめ、先へ進みます。
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宍喰を過ぎると、
ついに高知県入り。坊主のまま高知県入り……。
この先はひたすら国道55号を進みます。
街と街の間隔が広くなり、海・道・空、以上といった
シンプルな光景が延々と続きます。
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快晴なら気分が大いに盛り上がる区間ですが、
どんより曇ってきました。
とはいえ、ちょっと前の外出自粛状態を思い返せば、
走れるだけでうれしいものです。
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道は完全に平坦で風向きも悪くなかったので、
13時過ぎには室戸岬に着きました。
巨大な中岡慎太郎の像が立ってます。
このエリア屈指の観光地だけあって、
人出もそれなりにあり、特に遠足風の
学生が目立ちました。
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今日の予定キャンプ地は、室戸岬の直上250mにある
夕陽ヶ丘キャンプ場。しかし、室戸岬から
直登する道はあまりにもエグいので、
いったん室戸岬を回り込んで市街に入り、
北から大回りして上ることにします。
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このあたりの街には、
津波から避難するタワーが随所に
設けられてます。伊豆にも似たような施設が多いですが、
こちらはかなり大規模で数も多いです。
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街と隣接した室津港。大きな漁船が打ち上げられていて、
まるで鯨のよう。室戸は、かつて捕鯨で
栄えた漁業の町です。
なお、室戸岬寄りにも別の巨大な漁港があるのですが、
こちらのほうが足場はよい感じです。
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漁船が頻繁に出入りし、活気を感じさせます。
外洋からの潮入りもなかなか。
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竿を出します。
太平洋に鋭く突き出した室戸は、高知県でも
屈指の釣り場として人気のようです。
イカ釣り用のエギを放りつつ、
それで当たりがなければ、お魚一般用の
メタルジグも投げます。
この二段構えで、必釣を期します。
曇りのほうが釣れるという説も耳にしますし、
条件は完璧といえるでしょう。
まだ14時なので、時間の余裕もたっぷり。
早起きの甲斐がありました。

昨日までを振り返ると、
自分の釣りにいちばん足りなかったのは
それにかける時間だったと思います。
キャンプ場には17時までに着けばよいので、
ここで2時間は竿を振るえます。
東京湾だって2時間も竿を振るえば
サバの5、6匹は釣れます。
ここ室戸でエギとメタルジグがあれば、
なにかしら釣れるでしょう。
あんまりデカくて重いイカや魚が釣れたら
山の上のキャンプ場まで持って上るのが
大変だな〜と、むしろ釣れた後が心配なくらい……。
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16時半頃、夕陽ヶ丘キャンプ場に到着。
結局なにも釣れず、ビールとコンビニ食材だけで
十分に重いリュックを背負ってのヒルクライムでした……。
この日も貸切。ちょうどテントを張り終えた頃合で、
ぽつぽつと降ってきました。
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非常に設備が整ったキャンプ場で、
利用料金は1100円(たしか)。
ウオッシュレットのトイレと温水シャワーがあり、
いうことありません。この日は雨なので
展望は望めませんが、好天なら名前のとおり
太平洋に沈む夕日が拝めるそうです。
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再びローソンのホルモン鍋。
四国ではローソンがコンビニのパイオニアらしく、
シェアトップのようです。室戸の街にも2軒ありました。
阿南での経験を生かし、ホルモン鍋は二個を大人買いし、
トッピング用に刻みネギも調達。
また、家から持ってきた
カセットガス(ハーフサイズ)がようやくなくなってきたので、
新しいカートリッジも買っておきました。
ソロキャンでシンプルな調理だと、
10日間くらいはもちそうです。
大漁で毎日唐揚げでもしてると
ガスの消費量も増えそうですが、
杞憂でしょうね……。
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美味しいです。
室戸岬まで来た甲斐がありました(笑)。

さて、ここまで来て釣れないとなると、
この先も希望が持てません。
そこで、翌日は釣りに全集中するため、
このキャンプ場に連泊することにしました。
先の漁港以外にも半径10km以内に
いくつも漁港があるので、自転車の機動力を生かして
堤防を点々とすれば、きっとどこかで
釣れるでしょう。間違いない。

続く


by cyclotourist | 2021-11-11 12:13 | Comments(0)
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