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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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珍しく二日目もがんばった

こんにちは、田村です。
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キャンプは間違いなく楽しい。
それが自転車で行った場合だとすると、
「オレ、がんばって走った」という自己満足と
自転車に詰めるだけの装備で快適に夜を過ごすことの
自己陶酔が相まって、日帰りや宿泊まりの
ツーリングとは次元の異なる達成感が得られます。

実はそれがけっこうワナだったりして、
思わず飲み過ぎたり、やりきった感が出ちゃったりして
翌日はさほど走らず家路へ直行、なんてことが
間々あります。それはそれでいいのですが(汗)、
今回は珍しく、二日目もちゃんと(自分比)走りました。
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6時過ぎに目覚めると、昨日の梅雨空が
嘘のような晴天が迎えてくれました。
さいわい二日酔いでもありませんし、
走らない言い訳がありません。
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適当にパスタを茹で、お腹いっぱいいただきます。
しょぼいメニューでも、暖かいものを食べると
元気が出ます。
起床、まずカフェオレ、水を追加で汲んできて調理、
使ったクッカー類をざっくり洗って……という
一連の流れにだいたい小一時間を費やして、
撤収作業をはじめていきます。
設営が簡単で、とっとと撤収できるのが、
モノが限られる自転車キャンプのメリットでもあります。
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食事さえ終えれば、10分で撤収、急速発進することも
可能ですが、せっかくのお日様に恵まれたので、
前日に濡れたすべての装備を乾かしながら、
ゆっくり作業を進めました。
濡れたままだと重いので、少しでも
軽くしたいという心理が働きます。
ただ、ほとんどのギアに使われているナイロンは、
基本的に紫外線で劣化するので、無駄に長時間
日にさらすのは避けたいと思ってます。
あんまり気にしてもしょうがないところですが。
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各装備をバッグに収める前に記念撮影。
この時はこうだったな〜と、後々参考になったりします。
赤いのが今回のワンポールテント用品と、
衣類を入れたスタッフバッグ。
いかにテントと着替えが場所を取ることか……。
着替えナシというストロングスタイルが
軽量化・省スペース化には絶大な効果を発揮しますが、
最近の自分はそこまで割り切れません。
一泊でも、キャンプ場で着るウェアと、
翌日に着るサイクルウェア一式を用意しています。
見た目を気にしていると言うよりも、
そのほうが結果的にリラックスできて、
体が楽になるからです。もっとも、この日は
昨日のいろは坂ノンストップ走行が効いて
けっこう足が重かったです……。
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出立の準備が完了したのは8時過ぎ。
いくらでも早立ちできるのがキャンプのメリットでもありますが、
予定している行程に余裕があれば、
キャンプ場でダラダラするのも素敵です。
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しかし、結果的にけっこう欲張った(自分比)
行程を走ることに。
中禅寺湖から北上し、山王峠を経て川俣湖に出て、
そこから栗山郷まで東進し、霧降高原へ
上り返して日光まで。そこで終えるつもりでしたが、
杉並木が素敵だったので鹿沼まで走りました。
距離は100km。キャンプ二日目にこんなに
走ったのは久しぶりです。それだけ、日光エリアが
魅力的だったことと、昨日とは打って変わっての
晴天に心が躍ったのでした。
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中禅寺湖を離れるとすぐにクイッと上り、
戦場ヶ原を抜けます。
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道なりに直進すると金精峠に至りますが、
日光湯元の手前で右へ曲がり、
奥鬼怒林道に入ります。路面は舗装で走りやすく、
極端にエグい勾配もありません。
なにより、緑陰が濃く、涼しいのが助かります。
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10kmほどじわじわ上って、標高1700mほどの
山王峠へ。ここは初めて(たぶん)の峠越えでしたが、
思いのほか飽きさせない道のり。
峠=信州くらいに思ってましたが、
栃木県あなどれませんね。今さら!? という感じですが、
『シクロツーリストVol.10』でも
このあたりの峠を先輩サイクリストにたくさん
紹介していただきました。
自分の実体験不足にあらためて汗顔しきりですが、
これからはこのあたりも積極的に走りたいなあ、と
素直に思わせてくれる峠でした。
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小さな上り返しが二回ほどありながら、
基本的にはスムーズに川俣湖へ下降。
この橋のたもとには、さらなる林道の入り口があるのですが、
今日は素直に県道で栗山郷へ進みます。
グラベルロードで来てますし、
そっちの林道に行こうかなとも思っていたのですが、
前日の雨を思うと進む気になれませんでした。
霧降高原が未体験なので、それに引かれたのも理由です。
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川俣湖(ダム湖)の先に続く瀬戸合峡へ。
トンネルを避けて旧道を進むと、サドルの上からでも
その偉容の一端を拝むことができました。
谷が深いこと深いこと……。
峡谷を目の当たりにできる遊歩道もあるみたいですが、
一昨年の骨折以来、徒歩がおぼつかないので(汗)
あまり自転車を降りないようにしています。
ちなみに、このあたりの茶店では
山椒魚の薫製、という張り紙を見かけたのですが、
どんな味なんでしょうね。自分は試す気に
なれませんでしたが……。
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栗山郷に着いたのはお昼過ぎ。
ちょうど物産センターがあったので、ソバを
いただきました。いつもコンビニばかりの自分ですが、
そういえば昨日の午後から存在しません。たまには
地元ならではのグルメもいいかなと入りました。
これが期待以上に美味しく、のど越しが爽やか。
これから霧降高原へ上り返すことを考えもせず、
大盛りをぺろっといただきました。
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栗山郷からけっこうな急勾配が続きます。
大笹牧場のレストハウスから先は
オートバイのライダーがたいへん多いです。
景観は九州のやまなみハイウェイを思わせる絶景ですが、
無駄に飛ばすオートバイがうるさいのと、木陰がない
大味な上り坂に疲労困憊……。
初めて来ましたが、たぶん、関東屈指の
絶景ロードだと思います。が、もう一度走るかと
聞かれたら微妙……。
個人的には、山王峠のような渋い峠越えのほうが
楽しいと感じますね。
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かなり疲弊して霧降高原を抜ける最高所へ。
栗山郷で標高700mほどまで下った後、
標高1400mほどまで上り返しました。
もう使わない(この日は)キャンプ道具を抱えて
上ることの後悔と陶酔が共に我にあり……。
でもまあ、それがいいんです。

実のところ、自転車キャンプでの軽量化を突き詰めるなら、
現地レンタル、他人からレンタル、
使ったら捨てるor送り返す……
ということに行き着くのですが、
それをやったらオシマイよ、なんですよ。
とはいえ、食材だけは現地で買わせてください(汗)。
そのほうが単純に楽しいので。
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ピークを越えれば、あっという間に日光市街へ。
ものの30分もかかりません。
自分的にはディスクブレーキさまさま。
リムブレーキの自転車に比べると、
楽に、疲れず、安心して、
より速く(自分比)下ることができます。
だからこそ、最近の自分はディスクブレーキの自転車しか
乗らなくなっちゃったんですよね……。
たまにはランドナーやスポルティーフ、従来のロードにも
乗りたいと思うのですが、下りの性能差を
思うとなかなか選べません……。

さて、当初は東武日光駅から輪行で
帰るつもりだったのですが、下りで期待以上に
休めたので、もうちょっと走る気になりました。
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日光から下界へ下る国道の脇には、
石畳や地道が続く見事な杉並木が保存されています。
これをつたいながら、ゆるゆると進むことに。
こうした街道が整備され、いまも大切に残されていることが、
いかに日光が特別な場所だったことを物語っています。
ただ、寺社地区であれだけいた観光客は皆無。
自分はうれしいですが、なにかもったない気もします。
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杉並木は断続的に続きます。
さきほどの絵に描いたような街道はごく短いですが、
舗装の国道でも、旧道を進むと見事な杉並木が続きます。
しかも、日光まで下ってもまだ標高が500m以上残っているので、
基本、下り基調。ご褒美です。
下界に下ると気温が30℃に達しましたが、並木のおかげで
木陰が続くのも嬉しいところ。そのために先人が
植えたんだなと実感します。
途中、杉並木は途切れ途切れですが、日光市街から鹿沼まで
実に30kmくらい往時の街道風情が楽しめます。
自然と走行距離が100kmに及び、
一泊二日のキャンプツーリングに達成感を上乗せしてくれました。
今回はご一緒できなかった仲間とも、
次は同行したいし、自信をもって
連れ出せるな〜と思った行程でした。
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東武線の新鹿沼駅で自転車を輪行袋にしまいました。
この駅もそうでしたが、鹿沼では
ポンプを置くなど自転車向けの取り組みが進んでいるようです。
いいじゃん、栃木! と、にわか栃木&東武ファンに
なったのでした。



by cyclotourist | 2018-06-27 22:53 | おしらせ | Comments(0)
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