人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

四国ゆゆゆツアー

こんにちは、田村です。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_20092702.jpg
先の週末は、同好の士と共に
四国は香川県を訪れ、舞台めぐりサイクリングを
満喫してきました。
その舞台とは、「ゆゆゆ」と呼ばれるアニメ。
『結城友奈は勇者である』の略称です。
最近のアニメは妙に長いタイトルが多いのですが、
ご丁寧に略称が用意されてるんですね。
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』→「ダリフラ」、
『宇宙よりも遠い場所』→「よりもい」
って感じですね。

で、「ゆゆゆ」の主要舞台が香川県なのです。
アニメに限らず何からの作品て関東に偏重してるので、
四国が舞台だと旅情がかきたてられます。
もちろん、キャラや物語も好みではあるのです。
一昨年から行きたい行きたいと思っていたのですが、
まさにその香川県在住の先輩サイクリスト、
ジェームス吉田さんも「ゆゆゆ」におハマりになってると知って、
舞台の案内をお願いしたのでした。
そして仲間内に声をかけたところ、
関東から自分含め3人、関西から一人参集することになり、
総勢5名で舞台めぐりを決行することに
なったのでありました。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21013044.jpg
寝台特急で高松入りしたかったのですが、
きっぷが取れず、当日の新幹線で。
これでも10時半前に高松に着くのが新幹線のすごさ。
四国だと、乗車券を往復で買うと割引があるのが救い。
飛行機だとジェットスターが安くていいのですが、
成田からというのがネック。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21040052.jpg
岡山で快速マリンライナーに乗り換え、瀬戸大橋を通過。
みな年甲斐もなく(?)大はしゃぎ。
9km続く空中散歩。今更ながら、すごい橋ですな。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21124947.jpg
予定どおり高松に到着。
お出迎えいただいたジェームス氏と合流し、
笑顔がこぼれます。昨年は、ジェームス氏から
大洗キャンプのためにお越しいただいたのですが、
こちらから訪ねるのもいいものですね。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21142665.jpg
高松駅で個人的に外せないのが、海峡うどん。
東京なら空腹を充たすだけの駅うどんですが、
ココは讃岐うどんの本場。駅でもさすがに美味いのです。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21155435.jpg
駅前で自転車を組み立て。
自分はここのところコレばかりのグラベルロード、
メルクスのストラスブール71。今回は宿泊まりの一泊二日ですが、
それなりの荷物を収めるのに大型サドルバッグは
やっぱり便利です。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21180145.jpg
ジェームス氏はキャノンデール・CAAD12ディスク。
氏が挑戦中のブルベで活用してるディスクロードです。
自分もまったく同じモデルを持ってるので、
なんだか不思議な感じ。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21220991.jpg
京都は宇治からお越しの北山先輩は
ビゴーレのロード。タイヤにセミノブの
グラベルキングを選ばれており、荒れた路面も含めた
ツーリング適性を高めています。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21241136.jpg
北山さんのサドルバッグに吊るされた反射マスコット。
これ、アニメが場違いだよと突っ込みましたが、
思い起こせば自分がプレゼントしたものでした(汗)。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21254285.jpg
千葉からお越しのミウラSV先輩は
金色のケルビムロード。サイズが大きなフレームは
各種のバッグ装着が容易なのでうらやましい。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21265249.jpg
ガンダムスタンプラリーに続いて、トシさんもご一緒。
というよりむしろ、最近はトシさんとばかり走ってます(汗)。
自転車はカーボンディスクロードのルーベ。
今回はあえてサドルバッグを装備せず、フロントバッグが
メインなのが興味深いところ。臨機応変ということでしょう。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21285872.jpg
高松市街を抜けて海岸線を西へ。
瀬戸内海は海の色が淡いと感じます。
あいにくの向かい風でしたが、
四国にいるというだけで気分が高まります。
まだアニメの舞台でないのに、
やっぱり遠征は非日常的です。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21325757.jpg
坂出の手前で二件目へ。
飲み屋じゃなく、うどん屋さんを
ハシゴできるのも香川の楽しみですよ。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21340495.jpg
坂出にキター! 写真は駅前のイオン。
だからなに? って感じの方が大多数だと思いますが、
この風景がアニメで描かれていたのです。
それだけで「お〜!」と面白がれるのが
舞台めぐりサイクリングの醍醐味。
坂出では、ほかにも庭園や昔の学校などが
アニメで描かれていて、きっちり存在します。
もっとも、坂出の観光施策的には
「ゆゆゆ」をまったくノーチェックらしく、
アニメ舞台であることをアピールする
なにがしかのポスターやバナー類は一切ナシ。
来訪者を増やす振って湧いたようなチャンスだと
思われますのに、もったいない……。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21393413.jpg
瀬戸大橋に肉薄。
坂出にとって、これが30年前から
キラーコンテンツなんでしょうね。実際、何度見ても
圧倒的な迫力があります。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21404347.jpg
アニメで描かれていたとおりに
砂浜を歩いてみたり(照)。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21413497.jpg
瀬戸大橋の記念館を見学。
新幹線が通れるように作ってあるんですね。
展示モデルが300系新幹線というのが、
開通30年の歴史を感じさせます。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21424286.jpg
今宵の宿がある丸亀へ。
かつて本州との連絡船で栄えた港町。
これまでも通ったことはありますが、
街を見たり泊まるのは初めてなので興味津々。
この灯籠や街道などは、かつて
「シクロツーリスト」誌でジェームス氏に
リポートしていただいたこともありました。
時を経ての対面に個人的には感無量。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21461677.jpg
丸亀城。石垣が圧倒的。時代は違えど、
瀬戸大橋に匹敵する人智の結晶でしょう。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21472515.jpg
ジェームス氏に取っていただいた激渋の「獅々友旅館」。
宇治からお越しの北山さんは、
三十年も前に出張で投宿したそうで、
感無量の様子で女将さんと語らってました。
そして、かるく風呂をいただいた後は……
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21513106.jpg
地元の名店「一鶴」で骨付き肉。
ちょっとカレー風味(?)でビールが進むこと進むこと……。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21545637.jpg
店で痛飲した後も、スーパーでがっつり買い込んで部屋飲み。
そして、ひとり、またひとりと寝落ち。
まさに合宿という風情で夜も更けていくのでした。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_21570734.jpg
翌日も快晴。しかも風が弱まってくれたので快走。
瀬戸内海に突き出した荘内半島を回ったりしつつ、
香川県の最西部にあたる観音寺をめざします。
もっとも、昼過ぎまで自分だけは
ひときわ不調だったのは言うまでもなく(汗)。

荘内半島には、旧海軍の水上機・飛行艇の基地跡があったり、
浦島太郎伝説が各地で語られていたりで、
その海岸美と適度なアップダウンが相まって
絶好のサイクリングルートでした。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22004577.jpg
観音寺に到着。この橋は、「ゆゆゆ」劇中で
ひときわ印象的に描かれていたもの。
やっと見ることができました。
ここをあのコとあのコが一緒に……と
劇中を思い起こすだけで軽く泣けますね。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22024607.jpg
坂出とはうってかわって、
観音寺は「ゆゆゆ」ムードばっちり。
なんだかうれしいです。アニメがきっかけで訪れた
我々を歓迎しくれるようで、ホッとするのです。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22041531.jpg
駅前で客待ちするタクシーもご覧のとおり。
大洗や秩父ほど、同好の士が街を闊歩している
様子はありませんが、それだけに一種の
プレミア感に包まれます。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22055472.jpg
劇中の勇者たちが通っていたうどん屋さんのモデル。
かなりの人気店のようで席はぎっしり。
フツーの(?)お客さんばかりですが、
お店の片隅にファンが持ち寄ったという
「ゆゆゆ」のポスターがひっそり貼られていて、
とても微笑ましく感じられたのです。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22081573.jpg
観光案内所は「ゆゆゆ」全開。
地元の名所を訪れるキャラクターが
描き下ろされた素晴らしいポスターです。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22093924.jpg
琴弾公園に隣接する道の駅。
我らがオタクの大好きなパネルが集合。
顔出し看板がアレなのがアレですね。
銀ちゃんがいないのはちょっと寂しいけれど……。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22125803.jpg
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22132930.jpg
「勇者部利用ルーム」があるカラオケへ。
昼間っからカラオケなんて……これも
舞台めぐりならでは?
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22144277.jpg
声優さんのサインも。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22150457.jpg
しばし絶唱。ジェームス氏が圧倒的にうまくて選曲も渋く、
感動と爆笑が渦巻くことしばし……。
四国ゆゆゆツアー_d0211129_22161380.jpg
夢のような時間が過ぎるのは
あまりにも早すぎて……。浦島太郎ならずとも
百年くらい遊びたくなりましたが、
後ろ髪を引かれる思いで輪行。
観音寺からそれぞれの帰路についたのでした。

サイクリングは、どこだろうといつだろうと
基本的には走るだけで楽しいものですが、
訪れる先が不思議と見覚えある舞台だったり、
気の合う仲間と一緒だったりすると、
飛躍的に楽しさが倍増されます。

峠越えもキャンプもブルベも一人旅も大好きですが、
今回のような舞台プラス仲間の存在が
自分にとっての理想的な旅を形作る要素であり、
望んでいる時間の過ごし方なんだな〜と
あらためて実感した二日間でした。
ご案内いただいたジェームス吉田さんには
ひときわ感謝なのでございます。



by cyclotourist | 2018-02-23 22:33 | おしらせ | Comments(7)
Commented by すどう at 2018-02-24 09:31 x
アニメオタク(失礼‼️)の絆は深いですね、

少し羨ましいような気がします。
Commented by james_y1964 at 2018-02-25 18:10
実に楽しい二日間でした。2月唯一のビッグイベントが終わってしまい、ただ今軽く死んでます(泣)。ぜひまた皆様でご来県くださいませ!次はキャンプだ!
Commented by cyclotourist at 2018-02-25 21:33
すどう様
コメントありがとうございます。
実際にアニメオタクなので、失礼じゃないです(笑)。
同好の方に恵まれているのは
自分でも実に幸せなことだと思います。

james_y1964様
コメントありがとうございます。
いやもう今すぐにでも再び四国へ
参上したいです。
そのためにも仕事して、
家族に嫌われないようにして、
大手を振って遊びに行けるように
したいと思う今日この頃です!
次はキャンプ、了解です!
Commented by ばっきー at 2018-02-26 13:16 x
楽しそうなツーリング旅行の記事ですねぇ。満喫している様子が手に取るように分かります。

大好きな四国なので、お誘い頂いたのですが業務多忙で参加出来ずに残念無念です。予想通りYUKI氏と私は当日、休日出勤を食らっておりました。丸亀に泊まって一鶴の骨付き鶏とは羨ましい。

ただ、自分は「ゆゆゆ」については未視聴で、参加までに視聴しておこうと思いつつも業務多忙とその他アニメ消化が忙しく、参加出来たとしても十分に堪能出来なかった可能性があります。自分はどうしても「うどん」中心に組み立ててしまうので。
Commented by cyclotourist at 2018-02-26 18:04
ばっきー様
コメントありがとうございます。
四国、またの機会には貴兄とも
ご一緒できることを祈ってます。
やっぱり讃岐のうどんは美味しいですし。
アニメにかぎらず、なにがしかの舞台巡りは、
その作品への入れ込み具合で
満足度がまるで異なってくるので、
楽しめる人を選んでしまうのは確かですね。
ラグナ星とかウインダミアが
現世に存在してればいいんですが(笑)。
Commented by いさな at 2018-03-01 14:44 x
はじめまして、田村様
うどん県に住むいさなと申します。
以前からブログを拝見させていただいたり、ランドヌールを読んでブルベに興味を持ち1月に初めて(BRM103近畿200)を完走しました。
うどん県に来られていたのですね!なじみのある風景の画像に嬉しくなりました。

先日、私は沼津におりました。昨年仕事で行ったときに、聖地で盛り上がる光景を見てしまい、興味がわいてしまい車にロードを積んでの巡礼旅でした!
ツイッターを拝見したところ、伊豆にいらしたようで、近くにいらしたんですね。
いつか、お会いできたらなぁと思います。

Commented by cyclotourist at 2018-03-04 19:23
いさな様
コメントありがとうございます。
お住まいの香川県、本当に
すてきなところですね。
ブルベ完走、おめでとうございます。
香川でも伊豆でも、いつかご一緒できることが
あれば楽しいですね。
今後ともよろしくお願いします。
<< 新装備と伊豆オフ ガンダムスタンプラリー >>