人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1

こんにちは、田村です。

すっかり模型趣味のブログになってますが、
今は他に楽しいことがないのだから仕方ありません。
早く自転車に乗れるまで回復したいのですが、
あせっても仕方ないので、
新しいプラモデルを作りはじめました。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_0583170.jpg
タミヤの1/35スケール戦車プラモ、
チャーチルです。
自分が物心ついた時から存在してるプラモですが、
「こんなカッコ悪いの一生作らね〜」と
つい最近まで一顧だにしなかった戦車です。

さすがイギリスというか、第一次大戦から
引っ張ってきたような古くさいデザインに見えますし、
そのわりにはけっこう実戦で活躍してるという……。
新しいもの好きで判官びいきな
平均的日本男子の自分としては、
チャーチルには興味がありませんでした。

しかし、やっぱりガールズ&パンツァーの影響は偉大です。
ダージリン様、ペコちゃん、アッサム殿が駆る
チャーチルを見てからは、イギリス淑女にふさわしい
ノーブルオブリージュな戦車だなあと
見直した次第です。
だったら3年前に作ってればよかったのですが、
当時はもっぱら自転車で大洗へ行くだけで、
プラモに時間を割いてなかったんです。

時は流れ、劇場版でチャーチルはますます活躍。
ダー様もペコちゃんもアッサム殿もいっそう麗しく、
車内カットもやたら多いです。
そして、自分は骨折して模型専用おじさんみたいに
なってます(汗)。
いよいよ作る機会がやってきました。
ちなみに、プラッツからガルパン仕様のチャーチルが
出てるのはさすがに知ってますが、
中身は同じタミヤなので、デカールがないのを甘んじて、
半額以下と廉価なタミヤ製品を買った次第です。
稼ぎも少ない今日この頃ですから(汗)。

あと、先日できあがったBT-42は、
カットモデルのようで微妙に違うので
(ただ装甲板を外しただけ)
今度こそ挑戦しようと思った次第です。
ですので、聖グロの三人娘も
自作したいなと思っております。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1151419.jpg
部品点数が多くなくて好印象。
このキットは「古いから……」と言われることが
多いみたいですが、部品点数が少なくて組みやすくて、
それでいて十分にリアルなら、言うことないと思います。
最近の戦車プラモは、そこまでやらんでも……と
あきれるような細かい部品が多くて、個人的には
苦手だと感じるキットが多い印象です。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_13304.jpg
キット自体は猛烈に
サクサクと組み上がります。
11対あるサスアームも一体成型でホッとしましたが、
パーティングラインがかなり目立つので、
それなりに消してみました。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1184349.jpg
電池ケースの跡が微笑ましいシャーシ。
1977年に初版のキットですが、
近年に再販された際、モーターライズは
割愛されたんですね。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1201215.jpg
分かりやすい説明書。
砲塔なんて、中に入る部品はひとつだけ。
車体側面にあるハッチ内側のレバーを除けば、
内装部品はいっさいありません。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1213814.jpg
なぜか100均に並んでいた
ガルパン接着剤を使って製作スタート。
しかし、ビンが細くて倒しそうなので、
すぐに従来のタミヤセメントに戻りました。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_135030.jpg
砲塔に三人娘が物理的に入るのか、
付属のフィギュアとBT-42のフィギュアで
確認してみます。BTのフィギュアが妙に高飛車なので
拉致監禁してる図のようですが(汗)
なんとか三人乗りそうです。砲塔が空っぽなら……。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1225578.jpg
車体内部を再現する気はありませんが
(操縦手はアニメに出てこなかったと思うので)
さすがに乾電池のマークはアレなので、
プラ版を貼ってなかったことにしておきます。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1241282.jpg
砲塔内部を整形します。
表面のディティールは、40年近く前に開発された
キットとは思えないほどカチッとしてますが、
(当時からCADCAMで金型作ってたのでしょうか?)
内部は荒っぽいので(普通は見えないので問題ないです)、
ポリパテと紙ヤスリでざらっとなでておきます。
また、砲架を実車に近づけるため、
該当する部品の幅と奥行きを狭め、
固定方法も変更します。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1265651.jpg
砲架と砲尾をプラ材でデッチ上げ。ほぼ空想の産物。
塗ればソレっぽく見えるかどうか……。
資料が乏しいことをいいことに、
手持ちのプラ棒、プラ版で効率よく
作っちゃいました。
ガルパンの設定本に、チャーチルの内部イラストも
ありましたが、BT-42に比べると簡略で、
それが悩ましくもうれしくもあり。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1373869.jpg
車体底面に合うような高さで
砲塔バスケットを作り
あらためて乗員の収まり具合を確認。
心の目で見ても、聖グロ三人娘には見えませんが、
かなりキツキツです。砲塔内のスペースを
もう少し明らかにしないと、
せっかく自作しても無駄になりそうです。
ちなみに、ダー様はなにがなんでも
正座した姿勢で乗せたいところではあります。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1411059.jpg
手持ちの資料を見つつ、
乗員に当たりそうな内装部品から
作り出すことにします。
フィギュアを先に作ると、ぜったいに大ぶりになって、
砲塔内はがらんどうになりそうなので。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1425384.jpg
苦手な箱組ばかり(汗)。
砲と無線機のほかは複雑な形状の
装備品はなさそうですが、やたら
箱を積んでます。アニメ劇中で描写されてる範囲+αで、
ちまちまと作りました。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1443424.jpg
箱のフタを留めてる
バックルとベルトを、0.3mm真鍮線と
0.3mm銅板で作りました。しかし、こんな細部を
作り出してると、永遠にフィギュア作りに入れませんし、
自分の技術と道具ではどうしても無理があるので、
このくらいにしておきます。

BT-42で学んだのは、適当に作った内装でも、
フィギュアを乗せれば粗が目立たない、ということ(笑)。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1461127.jpg
砲塔を車体にセット。
すると、着座してるシーンしかない
砲手のアッサム殿は、砲塔を切り欠いただけでは
ほとんど顔しか見えないことが判明。
せっかく作っても、これでは少し空しいかも。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_14753100.jpg
思い切って、車体も
切り欠くことにしました。
筋彫り用のPカッターを使って。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1482851.jpg
すると、チャーチルのヘンな履帯と
キットの部品構成故に、かなり微妙。
本来、こんなに仕切りはないと思うのです。
(あるのかもしれませんが)
実車では、上下履帯の間のスペースを
各種の荷物入れにしてるようで、
写真のようにヘンな壁や隙間はないはずです。
こうなってしまってる一因は……
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1514690.jpg
車体に妙な
バルジがあるからでは、と気づきました。
おそらく電池のスペースを確保するために、
こういうカタチと部品構成になったのかと……。
実車もこうじゃないですよね!?
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1534069.jpg
バルジを切り落とし、プラ版を
貼って平面にして、外側の装甲板と
それなりにつながるようにしました。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1545485.jpg
砲塔内に、スペースを取る
砲尾や箱をセット。
無線関係のディティールはほとんど
手つかずですが、とりあえずスペース出し。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_156284.jpg
これなら、アッサム殿の
おみ足も見えるはず。入るように
作れるかどうかが激しく不安ですが(汗)。
上側の履帯が見えるようになったのは、
チャーチルらしくてなんだか楽しいです。
いずれ、砲弾ラックなどを想像で都合よくデッチ上げて、
アッサム殿はのぞけつつも、
前方の運転席や車体右側のがらんどうが
ばれないようにしたいと思います。
【プラモ作り】聖グロリアーナ チャーチル その1_d0211129_1591819.jpg
こんな状態なので、
作り出して三日も経つのに
まだフィギュア作りに入れません(涙)。
今週末は珍しく取材の予定があって
模型三昧できないのが残念ですが(汗)、
こつこつ進めていきたいと思います。
by cyclotourist | 2016-09-29 02:38 | 模型作り | Comments(3)
Commented by やの at 2016-10-03 10:54 x
モーターライズ、懐かしいです。わたしが幼かった頃はまだまだ戦車は走らせるモノで、左右にモーターが付いた1/25モデル(当然有線リモコン)を超信地旋回なんぞさせて楽しんでおりました。バンダイの1/48モデルが出たとき「この戦車走らせられないじゃないか。つまんないの。」と思ったモノです。

ところで、イギリスの乗り物って、よく言えば質実剛健、悪くいえばもっさりしたデザインだと思います。一部のマニアにはそれが魅力的かもしれませんが、一般受けするかというと...。うーん、疑問です。
Commented by トシ at 2016-10-04 01:30 x
確かにチャーチル単体だとかっこ悪いですね。
しかしそこにダージリンたちが乗っていると話は別ですね!
プラモ狂四郎の作中ではアニメモデルとスケールモデルは全く相容れない別のものみたいに語られていましたが、
ガルパンのおかげでタミヤのプラモが、ジャンルの壁を超えて
スケールモデルでありながら、アニメのワンシーンを再現しているとか胸が熱くなりますね。
Commented by cyclotourist at 2016-10-05 19:03
やの様
コメントありがとうございます。
自分も中学生くらいまで、
リモコン戦車で遊んでいました。
そのあとはラジコンになりましたが、
お手軽で安価なリモコン戦車の存在は
模型少年にはうれしいものでした。
イギリスの乗り物がもつ不思議なな味わいは
自転車にも通じるかも……ですね。

トシ様
コメントありがとうございます。
チャーチル、見慣れたせいか
カッコよく思えてきた今日この頃です(笑)。
実車やガルパン劇中での防御力の高さが
プラモデルを作ると実感できます。
ガルパンのプラモ、タミヤが
本気で取り組んでくれたら
模型界も盛り上がると思うのですが……。
プラッツからセンチュリオンが出るらしいので、
どこ製になるのか興味津々です。
<< 【プラモ作り】聖グロリアーナ ... 【プラモ作り】継続高校BT-4... >>