こんにちは、田村です。
すっかり模型趣味のブログになってますが、
今は他に楽しいことがないのだから仕方ありません。
早く自転車に乗れるまで回復したいのですが、
あせっても仕方ないので、
新しいプラモデルを作りはじめました。
タミヤの1/35スケール戦車プラモ、
チャーチルです。
自分が物心ついた時から存在してるプラモですが、
「こんなカッコ悪いの一生作らね〜」と
つい最近まで一顧だにしなかった戦車です。
さすがイギリスというか、第一次大戦から
引っ張ってきたような古くさいデザインに見えますし、
そのわりにはけっこう実戦で活躍してるという……。
新しいもの好きで判官びいきな
平均的日本男子の自分としては、
チャーチルには興味がありませんでした。
しかし、やっぱりガールズ&パンツァーの影響は偉大です。
ダージリン様、ペコちゃん、アッサム殿が駆る
チャーチルを見てからは、イギリス淑女にふさわしい
ノーブルオブリージュな戦車だなあと
見直した次第です。
だったら3年前に作ってればよかったのですが、
当時はもっぱら自転車で大洗へ行くだけで、
プラモに時間を割いてなかったんです。
時は流れ、劇場版でチャーチルはますます活躍。
ダー様もペコちゃんもアッサム殿もいっそう麗しく、
車内カットもやたら多いです。
そして、自分は骨折して模型専用おじさんみたいに
なってます(汗)。
いよいよ作る機会がやってきました。
ちなみに、プラッツからガルパン仕様のチャーチルが
出てるのはさすがに知ってますが、
中身は同じタミヤなので、デカールがないのを甘んじて、
半額以下と廉価なタミヤ製品を買った次第です。
稼ぎも少ない今日この頃ですから(汗)。
あと、先日できあがったBT-42は、
カットモデルのようで微妙に違うので
(ただ装甲板を外しただけ)
今度こそ挑戦しようと思った次第です。
ですので、聖グロの三人娘も
自作したいなと思っております。
部品点数が多くなくて好印象。
このキットは「古いから……」と言われることが
多いみたいですが、部品点数が少なくて組みやすくて、
それでいて十分にリアルなら、言うことないと思います。
最近の戦車プラモは、そこまでやらんでも……と
あきれるような細かい部品が多くて、個人的には
苦手だと感じるキットが多い印象です。
キット自体は猛烈に
サクサクと組み上がります。
11対あるサスアームも一体成型でホッとしましたが、
パーティングラインがかなり目立つので、
それなりに消してみました。
電池ケースの跡が微笑ましいシャーシ。
1977年に初版のキットですが、
近年に再販された際、モーターライズは
割愛されたんですね。
分かりやすい説明書。
砲塔なんて、中に入る部品はひとつだけ。
車体側面にあるハッチ内側のレバーを除けば、
内装部品はいっさいありません。
なぜか100均に並んでいた
ガルパン接着剤を使って製作スタート。
しかし、ビンが細くて倒しそうなので、
すぐに従来のタミヤセメントに戻りました。
砲塔に三人娘が物理的に入るのか、
付属のフィギュアとBT-42のフィギュアで
確認してみます。BTのフィギュアが妙に高飛車なので
拉致監禁してる図のようですが(汗)
なんとか三人乗りそうです。砲塔が空っぽなら……。
車体内部を再現する気はありませんが
(操縦手はアニメに出てこなかったと思うので)
さすがに乾電池のマークはアレなので、
プラ版を貼ってなかったことにしておきます。
砲塔内部を整形します。
表面のディティールは、40年近く前に開発された
キットとは思えないほどカチッとしてますが、
(当時からCADCAMで金型作ってたのでしょうか?)
内部は荒っぽいので(普通は見えないので問題ないです)、
ポリパテと紙ヤスリでざらっとなでておきます。
また、砲架を実車に近づけるため、
該当する部品の幅と奥行きを狭め、
固定方法も変更します。
砲架と砲尾をプラ材でデッチ上げ。ほぼ空想の産物。
塗ればソレっぽく見えるかどうか……。
資料が乏しいことをいいことに、
手持ちのプラ棒、プラ版で効率よく
作っちゃいました。
ガルパンの設定本に、チャーチルの内部イラストも
ありましたが、BT-42に比べると簡略で、
それが悩ましくもうれしくもあり。
車体底面に合うような高さで
砲塔バスケットを作り
あらためて乗員の収まり具合を確認。
心の目で見ても、聖グロ三人娘には見えませんが、
かなりキツキツです。砲塔内のスペースを
もう少し明らかにしないと、
せっかく自作しても無駄になりそうです。
ちなみに、ダー様はなにがなんでも
正座した姿勢で乗せたいところではあります。
手持ちの資料を見つつ、
乗員に当たりそうな内装部品から
作り出すことにします。
フィギュアを先に作ると、ぜったいに大ぶりになって、
砲塔内はがらんどうになりそうなので。
苦手な箱組ばかり(汗)。
砲と無線機のほかは複雑な形状の
装備品はなさそうですが、やたら
箱を積んでます。アニメ劇中で描写されてる範囲+αで、
ちまちまと作りました。
箱のフタを留めてる
バックルとベルトを、0.3mm真鍮線と
0.3mm銅板で作りました。しかし、こんな細部を
作り出してると、永遠にフィギュア作りに入れませんし、
自分の技術と道具ではどうしても無理があるので、
このくらいにしておきます。
BT-42で学んだのは、適当に作った内装でも、
フィギュアを乗せれば粗が目立たない、ということ(笑)。
砲塔を車体にセット。
すると、着座してるシーンしかない
砲手のアッサム殿は、砲塔を切り欠いただけでは
ほとんど顔しか見えないことが判明。
せっかく作っても、これでは少し空しいかも。
思い切って、車体も
切り欠くことにしました。
筋彫り用のPカッターを使って。
すると、チャーチルのヘンな履帯と
キットの部品構成故に、かなり微妙。
本来、こんなに仕切りはないと思うのです。
(あるのかもしれませんが)
実車では、上下履帯の間のスペースを
各種の荷物入れにしてるようで、
写真のようにヘンな壁や隙間はないはずです。
こうなってしまってる一因は……
車体に妙な
バルジがあるからでは、と気づきました。
おそらく電池のスペースを確保するために、
こういうカタチと部品構成になったのかと……。
実車もこうじゃないですよね!?
バルジを切り落とし、プラ版を
貼って平面にして、外側の装甲板と
それなりにつながるようにしました。
砲塔内に、スペースを取る
砲尾や箱をセット。
無線関係のディティールはほとんど
手つかずですが、とりあえずスペース出し。
これなら、アッサム殿の
おみ足も見えるはず。入るように
作れるかどうかが激しく不安ですが(汗)。
上側の履帯が見えるようになったのは、
チャーチルらしくてなんだか楽しいです。
いずれ、砲弾ラックなどを想像で都合よくデッチ上げて、
アッサム殿はのぞけつつも、
前方の運転席や車体右側のがらんどうが
ばれないようにしたいと思います。
こんな状態なので、
作り出して三日も経つのに
まだフィギュア作りに入れません(涙)。
今週末は珍しく取材の予定があって
模型三昧できないのが残念ですが(汗)、
こつこつ進めていきたいと思います。