こんにちは、田村です。
欲しかったのに買い逃していた
プラモデルをようやく手に入れたので、
さっそく作りたいと思います。
タミヤ1/35スケールのBT-42。
劇場版公開後から品薄だった本キットですが
最近になって再販されたようです。
フィンランド軍の自走砲ですが、
もはやガルパン劇場版に搭乗した継続高校が
使っていた戦車、といったほうが超有名ですね。
というよりもむしろ、ガルパン劇場版を見るまで、
自分はこのBT-42という車両を知りませんでした(汗)。
ベースになっているのは、ソ連軍のBT-7で、
ノモハン事件とかで名前が出てくる快速戦車ですが、
フィンランド軍が鹵獲、信じられないような大口径砲を
無理やり載せたものだそうです。
タミヤもまさか、アニメの影響で売れるとは
思わなかったマニアックな車両でしょう。
というかむしろ、よくキット化していたものです。
キットには、実車の戦歴など
詳細な解説とカラーの実車写真資料が付属します。
こうしたプラモデルの説明書に載ってる解説で、
今はおじさんの男子は、戦車とか飛行機とか艦船に
だんだん詳しくなったものです。
新しい模型を作る時の儀式として、
机の手前にビニール袋を貼付けます。
この位置に付けると、削りかすやらなんやらを
片付けるのが非常に便利なのです。
この中に部品を落とすと面倒なことになりますが、
もはや数ヶ月掃除してない(できないんすよ)
床の上に落とすよりは平和裏に物事が解決します。
とても腰高に感じられる車体です。
寸法は1/48のティーガーくらいで、
決して大きな戦車ではありません。
戦車のプラモというと、バスタブ式のシャシーが一般的ですが、
これは側板と底板が別々。しかしそこはさすがタミヤで、
きっちりと精度高く勘合してくれます。
とりあえず、マスキングテープで仮止めして様子を見ます。
砲塔を乗せてみました。
車体の寸法と不釣り合いなほど巨大な砲塔です。
砲塔式の自走砲はこんな頭でっかちな車両が多いですが、
これは極端。模型としてもアニメでも面白いですが、
鹵獲車両をここまで大改造して実戦投入するというのが、
当時のフィンランドがおかれた厳しい状況を
雄弁に物語ってるのかと……。
ロシアが近い国はたいへんです。
日本も近いわけですが……。
このBT-42付属のフィギュアは妙にドスが利いていて、
フィンランド軍の底力というか
「なめんじゃねえ」という気迫を表現しているような。
もちろん、継続高校の三人娘を
再現したいと思います。プラッツから
同フィギュアが発売されてますが、せっかくなら
自分の好きなポーズで作り、きっちりBT-42に
乗るようにしたいと思いました。
設定イラストを1/35大にプリントしたものと、
付属のフィギュアを参考に拙い絵を描き、
作る大きさや各部のバランスなどを確かめていきます。
2mmのプラ棒をライターであぶって曲げ、
芯を作っていきます。この方法は、
前作の西住姉妹で試したのですが、
思いのほか作業を進めやすかったので、
今回も踏襲したいと思います。
胴体の芯は、背骨のカーブとはちょっと違い、
胸のふくらみというか上体のソリを意識した
カーブに曲げていきます。
手足も同様に。
針金を芯に使う方法に比べると、
ポーズをとらせる際に手間がかかりますし、
微妙な調整もやりづらいのですが、
金属製の芯は後の加工で邪魔になりがちなので、
プラ棒という削れる素材を芯にするのです。
ミカ、アキ、ミッコとなる(はず……)
芯ができました。
島田愛里寿のお姉さん疑惑もあるミカは、
左足をぐっと上げた座りポーズで、
最終的にはカンテレを持たせます。
ちょっと難しいポーズですが、座っていても
おみ足が見えるお得なポーズだと思います(汗)。
砲手のアキはミカへの突っ込み役にふさわしく(?)、
装填しながら少しミカを気にしてるような
ポーズにしたいと思います。
操縦士のミッコは、ハンドルを握って
右に大きく切ってるようなポーズにしたいと思います。
劇中では「クリスティー式なめんなよ〜」という、
ある意味インパクト絶大のセリフだけを
発している彼女。操縦席に座っていながらも、
なるべく動きを与えたいところです。
ハンドルを握らせるということは、
BT-42を履帯なしの状態にしなければ
なりません。ちょっと残念ですが、やむを得ません。
乗りそうです。
プラ棒の白と焦げ色のせいで
妙に骸骨っぽいので、とっととパテを盛ります。
こちらも、前回同様にポリパテを使います。
何回か盛りと削りを繰り返し、
徐々にそれっぽいスタイルを
模索していきます。まだポーズは変わりそうですが、
芯がプラ棒なので、切ったり接着したリが
やりやすいのです。
時々、プラモに乗せてみては、
乗らないとか、入らないとか、
破綻する状態になってないか確かめます。
我ながらまた大変な作業に入ってしまったな……と
半ば途方にくれつつも、ちょっとずつカタチに
なってくるのはうれしいものです。
このBT-42+継続三姉妹のセットは、これも前回同様に
入院中から作りたいなあと夢想していたテーマで
(ガルパン好きなモデラーなら誰もが思うでしょうが)
ようやく着手できて、それだけでうれしいです。
あのヒマな入院中、こんなことばかり考えていました。
最終的には、フィギュアがよく見えるように
カットモデルにしたいなあ……とか。
いましばらくは満足に歩くこともできないので、
それなりにできる仕事をこなしつつ、
模型を作るために生きてるような日々を
こっそり過ごしたいと思います。
妻の逆鱗をかわしながら……。
そんなわけで、内装も
作りはじめました。
やっぱり作りたくなりますよね!?
いよいよ完成が怪しくなる取り組みですが、
足が治る頃までにはなんとか
したいな〜と思っております。