こんにちは、田村です。
連日のブログ更新で恐縮です。
模型作りは……もしかしたらサイクリングも
そうかもしれませんが、終盤が近づくと
気が急いてしまい、早く終わらせて
ほっとしたくなります。
そんなわけで、ガルパン劇場版の
最終シーン(ちょっと手前)のジオラマを
完成させました。

ドドド〜っと、
富士山みたいなアトラクションを
下るIV号とティーガーです。
「おねえちゃん、下りきったら空砲だよ」
「本当にだいじょうぶか?」
「だいじょうぶ。後ろも装甲あるから」
「IV号は薄いぞ」
「衝撃には耐えられる」
「そもそも、空砲で加速するのか?」
「だいじょうぶ。これで決めます」
「いや、履帯の抵抗などを考えると……」
「だいじょうぶ。これが私の戦車道」
「……黒森峰に帰ってこい」
妄想がはかどります(汗)。
入院中に作ろうと思ったシーンを
ようやく再現したのですが、ベースの
仕上げで数々の未熟っぷりを露呈しました。

スタイロフォームで階段などの
基本地形を作ったまではいいものの、
周囲に流した石膏が、枠のプラ版と
くっつきません。当然といえば当然なのですが、
そこで衝動的にポリパテを周囲に盛ったのですが、
スタイロフォームが浸食されました(汗)。
そのうちポリパテが硬化するので、
溶ける範囲は限定的でしたが……。

ベース色を塗りました。
が、ラッカー系の塗料を使ったため、
またもやジュクジュクとスタイロフォームが
浸食されます。さすがにポリパテで懲りていて、
事前にラッカー塗料を不要なスタイロフォームに
塗って、浸食がほとんどないことを確認したのですが、
実際のジオラマベースにベタベタと大量に塗っていくと、
階段の縦方向(踏み板じゃないほう)だけが
溶けていき……

なんだか今にも
踏み板が抜けそうな廃墟同然に……。
これでは、ガルパン最終シーンというよりも、
凄惨なスターリングラード攻防戦みたい。

激しく溶けた箇所は
エポキシパテで埋めました。
こんな用途なら紙粘土とかで十分だと
思われるのですが、手元にエポパテしかなく……。
ああもったいない。

タミヤの情景テクスチャーペイントという
塗料を階段周りに塗りました。
セラミック粒子が入っているというジオラマ用の
メイクアップ剤で、自然な風合いが出るらしいです。

こんどこそ懲りたので、水性の
アクリル絵の具で最終的に着色しました。
劇中シーンの描写をPCで見ながら、
明るい灰色に青を混ぜたような色で
全体を塗りたくりました。
灰色だけだとマジな市街戦に見えそうなので、
なるべく青みや白っぽさを出したいと思ったのですが、
あんまりうまくいきませんね……。
やっぱり、パテや塗料の浸食でベースが溶け、
それによってスッキリした平面が出なくなったのが
痛いですね。しかしまあ現状をヨシとするのが
自分のポリシーなので(汗)、さっそく戦車を
載せたいと思います。

完成です。
ベースの枠は、手元にあった
ジャーマングレーの缶スプレーで塗りました。
本当は真鍮板かなにかに文字を入れて、
「お姉ちゃんと一緒♡」とか
ベースに銘板を付けたいところですが、思いとどまりました。

戦車が縦にならび、
地形の高低差がこれだけあるという
ジオラマはリアルでは難しいかも。
アニメならではの構図といえるかもしれません。

デキはともかく、360度から
好きなアングルで眺められるのが
模型の醍醐味ですね。
後ろに青い紙を置いて接写すると、
けっこう特撮っぽくなって楽しい。

まほのアングル。
「私が打って、白旗が出たらどうしよう……」
友軍相撃でバッドエンドにならなくてよかったです。

転輪の位置を変えて履帯を波打たせましたが、
実はベースの形状と合ってません(汗)。
それでもまあ、何もしないよりは
変化がついたとは言えるのではないでしょうか。

こんな感じで、プラモ、フィギュア、ベースと
三位一体の模型作りはひとまず終了。
入院中の夢計画をカタチにできて
それなりに満足です。
ちなみに、このジオラマを見た娘は、
「おお〜。……みぽたんの背中にあんこうがない!」と、
一目で突っ込みどころを見つけました(汗)。
なにはともあれ、ガルパンは模型好きには
たまらないコンテンツですね。
次もきっと、ガルパン戦車を作りそうです。