こんにちは、田村です。
引き続き、ティーガーの組み立てです。

手を入れたのは……
・防楯の形状変更
(出っ張りを削るだけ)
・エアクリーナーの形状変更
・車外装備品を降ろす
といったところで、IV号に比べれば小変更です。
砲塔上面のディティールも、キットと作中では微妙に
違うのですが、ちょっと面倒そうなので割愛。

車体後部に付くエアクリーナー。
ガルパンでは筒が二本ある
極初期型らしいです。

極初期型のキットから
流用できるらしいですが、もったいないので
それらしく自作しました。元のパーツを切断、
ポリパテで穴と不要なディティールを埋めつつ、
5mmのプラパイプを接着。
二本のパイプを横に貫通するパイプは、2mmのアルミ針金で。

車体上面には、いろんな工具が
タミヤらしい精緻なモールドで再現されてますが、
ガルパンではほとんどが外されています。

もったいなくも削り落とし、
取り付け金具だけを再現。
0.1mmの銅板を曲げただけですが……。
車体側面のワイヤーも外されているので、
同様に金具だけをでっちあげておきました。

車体上面のワイヤーも
潔く外されているので、
その固定台だけを再現するため、
切り込みを入れたプラ版を貼付けました。
工具類がなくなったことで、ティーガーの
シンプルな面構成がはっきり分かり、これはこれで
カッコいいかも。
さて、こうしてIV号、ティーガーとも、
それなりに劇中仕様を再現したので、
いよいよ最大の難関に取り組みます。

IV号には、非常にデキのよい
コマンダーの半身像が付属してますが、
これを乗せるわけにはいきますまい。
劇中のジオラマを作る以上、
みほとまほを乗せたいものです。
1/35スケールなら、各種フィギュアが
発売されてますが、1/48となると皆無なので
自分でデッチあげるしかありません。

付属のフィギュアを参考に、
2mmのプラ棒で芯を作りました。
背骨や肘関節は、ライターであぶって
適当に曲げてます。
以前、1/35で「リボンの武者」のフィギュアを作った時は、
真鍮線を芯にしたのですが、切削中に露出すると
加工が難しくなって困ったので、
削れるプラ棒を芯にしようと考えた次第。
プラ棒だとポーズは付けづらいですが、
さいわい半身像なので、なんとかなるかと……。

ポリパテを盛っていきます。
こうした小さなフィギュアはエポパテで
作るのが一般的なようで、自分もそうしてましたが、
ポリパテのほうが圧倒的に硬化時間が短いので、
削る工数を稼ぐことができます。

硬化前のポリパテはドロッとしてるので、
粘土のように造形することはできあませんが、
何回か盛りと削りを繰り返していくことで、
じわじわと望むカタチに近づけていきます。

さんざんフィギュアを作ったので、
顔の造形はなんとなく分かったような
気がしているものの、それをこの小ささで
再現できるかというとまた別の話で……。

髪を作っていくと、
どんどん頭が大きくなっていきます。
胴体の大きさは1/48の付属キットに合わせたのですが、
比べてみると異様に大きく見えます。
アニメキャラなので、顔が大きいのは事実なのですが……

戦車と合わせてみると、
あまりにも大きい(泣)。
フィギュア単体で飾る場合、なりゆきで
大きさが決まっても許されることもあるかと思いますが、
同スケールの戦車と組み合わせる場合、
最初から仕上がり寸法をきちっと
見込んでおかないとダメですね。

作りかけた顔と髪を
潔くバッサリと削り落とし、小さくします。
胴も削り、腕も短くして再スタート。

髪やえり周りは、やっぱり
エポキシパテで作ることにしました。

ひとつまみのエポパテを
どんと頭に乗せます。
そど子ならこのままでもいいか(笑)。

20、30分して、少しパテが
硬くなってきた頃合いで
髪の房をヘラで再現していきます。
なかなかイメージするカタチになりませんが、
ポリパテを削るよりは、試行錯誤しやすい
部分かもしれません。

結局、かなり
オーバースケールではありますが、
これより小さく作るのは自分の指先では
無理っぽいです。

かなりザツですが、
二日間でとりあえずカタチにはなりました。
これは複製もしないので、まあ良しとします。
あんまり時間をかけると気力が尽きそうなので(汗)。

う〜ん、フィギュアが
もう少し戦車のなかに
入ってるほうがいいですね。
早く塗装に入りたいものです。