*8月10日追記
おかげさまで退院しました〜。
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こんにちは、田村です。
まったく時の流れは早いもので,
日曜日に入院してから、もう一週間です。
火曜日くらいまでは激しく脚が痛み,
点滴で入れる鎮痛剤だけが頼りだったのですが,
水曜日から急速に痛みが和らぎ,
鎮痛剤も食後の錠剤だけで
十分快適(?)に過ごせるようになりました。

車イスにも乗れるようになりました。
初体験です。
さて、入院した時から心配だったのが,
どうやって用を足すのか、でした。
手術前に使い捨てのオムツに
着替えさせられたので(フツーのパンツだと脚が通らない)、
うわ〜そういうことなの!? とビビりましたが,
上半身は問題なく動くので,
小のほうはシビンを使うことができました。
これすらも初体験でしたが,
慣れてしまえば特に抵抗も問題もなく,
便利なので自宅でも使いたいくらい(うそ)。
そして、火曜日まで点滴をしていたこともあって、
しばらく大きなほうは催すことがありませんでした。
車イスに乗れるようになれば
(乗降には看護師さんの介助が必要ですが)
フツーにトイレへ行くことができるようになり、
安心して用を足せるようになりました。
車イスさまさまです。
車輪は自転車とほとんど同じ?
操縦はリモコン戦車みたいな感覚ですね。
ちなみに、当初していたオムツの
通気性が悪かったためか、すぐに
汗モができて参りました。
いまはT字帯(いわゆるフンドシ)に変えて,
薬も塗ってるのでだいぶよくなりましたが、
寝たきりだといろんなところが
いろんなトラブルを発生するものなんだなと
驚いております。

食事制限などもなく,
フツーに三食いただいております。
カラダを動かしてないせいか食欲は湧きませんが,
脚を治すための資材だと思って
残さず食べるようにしております。

骨折部のレントゲンを
いただきました。
足首の上がバキバキ折れているのが
シロート目にも分かりますが,それよりビビったのは,
向こうずね上部や足首に突っ込まれた
金属棒です。こんなの刺さってたら
痛そう〜と思うでしょうが、
大きな神経がないあたりに差してるそうで,
不思議と痛くないのです。

骨に突き刺した棒を
外部からガーター的な棒で連結,固定することで、
砕けた骨の代わりに脚を支えてるようです。
ちなみに、黒い棒はカーボン製みたいです。
まずは、こうして外から固定することで,
骨折時に損傷した皮膚を治し、感染などの
リスクを減らすそうです。その後,あらためて
手術をして、差した棒を抜きつつ、骨の粉砕箇所に直接、
あらためてプレートを貼るんだそうです。
この二度目の手術が来週半ばに予定されていて,
その経過が良ければ、手術後二週間ほどで
退院できるとか……。

こちらは、CTで測定、作成された
CGです。どこまで正確なのかは分かりませんが,
骨がジグゾーパズルみたいです……。
さて、痛みが引いてくると、いろいろ欲が出てきます。
毎日なにかしらの検査がありますが、基本的には
猛烈にヒマな毎日。
だったら……
一度は諦めたワンフェスに出ることも
可能ではないだろうか? と。
入院前の時点で、出展予定4体のフィギュア中,
3体は型作りまで終了してます。
西住まほだけ、シリコン型が未作成なのです。
また、展示する見本に関しては、
島田愛里寿とまほが未作成。
これらをどうにかすれば、
たとえ量産は難しくても、少なくとも
規定のサンプル提出はクリアできるだろう。
サンプルを出さないと,ペナルティとして次回は
参加できないというから、これはなんとかしたい。
もし少しでも複製品が揃えば,
多少なりとも世に出したいし……。
こう考えだしたのが、三日前の水曜日です。
で、とりあえず、
病室でできることって、なんだろう……?

粘土埋めはできる。
シリコンゴム型を作る第一歩の
工程です。そして、シリコンゴムも匂いはありません。
つまり、型作りは病室でできるんではないか?
そう考えて、娘と父に協力を依頼。
いつも僕の部屋に出入りしてる娘は,
工具やフィギュアの位置を知り尽くしてます。
そして、それらを父のクルマに乗せ、病室へ。

まほの部品を,
せっせと粘土に埋める木曜の晩です。
型ができたら、レジンを流し込むのですが,
これは激しいガソリン臭を発するので,
病院でやったら捕まります。
一方で、慣れれば難しくはない作業なので,
ほかの第三者(おもに父)に任せることもできます。
病室で型を作り、それを持ち帰ってもらい注型。
できた複製品を病室に持ってきてもらい,
ひとつは仕上がり見本用に整形。
あとは時間の許す限り、検品と袋詰めする。
ネックは、見本の塗装です。
こればっかりは、自分でやるしかない。しかし、
エアブラシとラッカー塗料を使うので、
病室で塗れるわけはありません。
(水性とかアクリル絵の具ならありか?)
ダメ元で、医師に外出許可を求めました。
「え……。どうしても必要なら、許可出しますが」とのこと。
絶対に転んだりぶつけたりしないなら、と釘を刺されましたが。
車イスで乗れる介護タクシーを手配すれば,自宅までは
10分少々です。
外出許可は、10〜16時くらいはOKそう。
神が与えたような、奇跡の6時間です。
外出許可で家に戻り、愛里寿とまほの塗装を済ませてしまえば,
ワンフェス出展は夢じゃない。再び現実になる。
当日、自分が幕張へ行くのは無理でも,
営業部長プラスαで問題ない。
ひさびさに、たぎってきた。
やはり、逆境が人を強くするのです。
夜だから星は光る。
できる、できないの問題じゃない。
お前のフィギュアを信じて待ってる
友がいる(かもしれない)。今はただ作れ!
さて、まほのいちばんピーキーな部品を
粘土に埋め終わり、ほっとひと安心した頃,
妻が面会にやってきました。
「あんたなにやってんの?」
「え、ワンフェスのために複製……」
「それはないわ〜。ここ病院だよ」
「塗るのとかは家でやるから。外出許可とれるし」
「車イスで入れるような広い家じゃないでしょ」
明らかに激怒しつつある妻を見て,
自分に協力してくれた父も娘も
ガクガクブルブル……。
そして僕も……
「心得違いをしておりました!」。
あっさり白旗を揚げて,
ワンフェス出展はやっぱり諦めることに。
主催者に出展取りやめの連絡をしました。
冷静に考えてみれば、自分が入院した時点で,
出展ができないのは分かりきったことでした。
仕事であれば、誰か他の人に任せる、お願いするという
選択で窮地を脱することもできますが、
趣味でそんなことをしたら、本末転倒です。

先方の指示どおり、
ディーラー入場パスを郵送で返却します。
さようなら、ワンフェス……。

さようなら、僕のヒロインたち……って、
捨てるわけじゃないし、いつか
晴れの舞台へ……。

雨が降ったり陽が射したり、
天気が落ち着かない季節です。
泣いたり笑ったり、僕の心も落ち着きません……
な〜んてね。

ヨドバシ・ドット・コムで
プラモデルを買いました。
金曜日に注文、土曜日のお昼には
病室まで(!)届けてくれました。
しかも送料は無料。プラモに限らず、買い物は
なるべくリアル店舗を利用したいのですが,
こんな状況だとやはりネット通販が助かります。
買ったのは,1/48スケールのタミヤ製IV号戦車H型と
ティーガーI(タミヤ表記は今も「タイガーI」)です。
戦車プラモは1/35スケールが主流で、それより小さな
1/48スケールは安くてシンプルなお子様向け、といった
偏見を持っていたのですが、最近の48は
素晴らしいデキですし、この適度なボリューム感は
複数台の展示にも向いてますね。
自転車仲間のトシさんがひと足早く
このIV号戦車H型とティーガーIのプラモを
買っていて、なんかよさそう、自分も真似したいなと
思ったのです。

部品を眺めたり、説明書を読んだり。
作り出す前も、プラモデルは楽しい。

病室モデリングなので、塗装はもちろん退院後,
接着もほんの少しずつしかできませんが、
よい暇つぶしになりそうです。
もちろん、二台ともガルパン仕様(に近づける)を予定。
みほ・まほ姉妹が見せた、
富士山下りのジオラマを作りたいな〜、とか
考えているのでした。

付属の車長さん。男前ではありますが……。
これを改造するか、自作するかして、
なんとか姉妹を乗せたいですね。

ちゃんとワンフェスを諦めた
ご褒美なのか、
妻がウナギの蒲焼きを差し入れ。
病院のご飯にトッピングして、
美味しくいただきました。