こんにちは、田村です。
先の日曜日、ひさしぶりに
自転車で大洗へ行ってまいりました。
ぼちぼち、あんこう鍋の季節ですし、
劇場版「ガールズ&パンツァー」の公開を前に、
気合いを入れ直しておこうかと(笑)。
池袋から160kmほどの
道のりでございます。
以前は、霞ヶ浦や茨城空港を経た
内陸部(?)にルートを取りましたが、
今回は、柏からぐんぐん東へ行って、
潮来から北上するルートを走ってみました。
手賀沼の南岸に伸びる
サイクリングロードです。
道幅が広く、走りやすいですね。
今回のメンバーは、ツーリング仲間のトシさん、
ブルベ仲間のばっきーさん、
そして……
東叡社の新人さん、
森くんもお誘いしました!
今年の6月にご入社。そのために
故郷の富山県から上京してきたという、
将来有望な青年です。なんと21歳!
自分の半分ですよ〜。
そんな若者ながら、森くんは実に趣味が渋く、
この日はBSのツーリング車、ユーラシアで登場。
端正なフロントバッグは、なんとご自身が
業務用ミシンを駆使して作ったものだそう。
すごい、有望すぎる……。
手賀沼を過ぎて利根川を越えて
茨城県に入ってからは、
新利根川に沿った細道を進んでみました。
平地なのはもちろん、直線的な道筋が
20km近くも続くという、ここ関東平野か
北海道でしか味わえないような道でした。
ところどころ砂利道も。
ロードでも問題ない路面でしたが、
やはり太めのタイヤをはいたツーリング車が
生き生きしますね。
潮来が近づくと、
大小の河川をいくつもまたぎます。
平地ばかりのルートは変化に乏しいだろうなと
思ってましたが、河川が峠みたいに
地域の区切りになってるみたいで、
橋を越えるたびに新しい街に
入っていきますので、意外と飽きません。
鹿島を過ぎて、ちょうどお昼頃に
セイコーマートで休憩。
北海道でシェアNo.1のコンビニですが、
茨城県にも多いんですよね。
ホットシェフの豚丼をいただきます。
もうこれだけで気分は北海道。
トシさんとばっきーさん、そして自分の三人は
大喜び。サイクリストの喜びなんて安いもんです(笑)。
ふと、森くんを見ると、ご自身で作った
おにぎりを食べていました。
あらかじめ食事を用意している……えらい。
なんとも正統的なツーリストです。
コンビニに頼り切ってる自分としては
頭が下がる思いでした。
森くんは、コンビニが少ない山間部で
足と心を磨いてきたのです。
鹿島以北は、鹿島鉄道大洗線に
沿ったルートを開拓。
まったく走ったことがないエリアですが、
鉄道が近くにあると安心です。
仮にGPSがなくても迷いにくいですし、
いざとなれば輪行もできますしね。
しかし、鹿島〜大洗の運行本数はかなり少ないようで、
30kmくらい、沿線を走ったのですが、
列車を見たのは一度きりでした。
このあたり、鹿島灘に面した地域は、
北風が強いというイメージがあります。
大洗をめざすと、当然ながら向かい風です。
幸い、この日は全行程にわたって風が穏やかで、
向かい風に悩まされることはありませんでした。
朝5時に自宅を出て、5時半に王子で森くんと集合。
その後、7時半に柏でトシさんとばっきーさんと合流し、
大洗に着いたのは15時でした。
大洗では、ガールズ&パンツァーの舞台を
軽くひとめぐり。
アウトレット内のガルパンギャラリー。
売店では新アイテムも登場しており、
娘へのお土産と言ういいわけで
アンツィオ高校のポーチを買ったり……。
ここを戦車が……とか、
うかれて話すオヤジ三人を
ぽかーんと見つめている森くんが
印象的でした(笑)。
大洗磯前神社で、
旅の無事を感謝します。
ここの見所と言えば……
奉納された「痛絵馬」でしょう。
大作多し。
質量ともに、神田明神に勝るとも劣りません。
「リボンの武者」も!
小林源文先生みずから!
なぜかキリコ……。
トシさんが、「むせる……」と絶妙のコメント。
四十歳代のオヤジトリオにはツボでしたが、
森くんが置いてけぼりなのは言うまでもなく(汗)。
商店街を通り抜けて、駅前へ。
こちらの食事処で本日の最終目的である
あんこう鍋をいただくことに……の前に、
自転車を輪行袋に入れちゃいます。
古式ゆかしい
フォーク抜き輪行を披露する森くん。
お見事でした。
お待ちかねの、あんこう鍋。
四人前となると、さすがに迫力があります。
グロいと言えばグロいあんこうですが、
その独特の味覚と食感が
自分は大好きです。
ばっきーさんと一緒だと
どんな鍋も、ちゃんこ鍋に見えてしまう(笑)。
こんなに大盛りの鍋も、
お腹を空かした4名のサイクリストの前では
敵ではなく、1時間もかからずシメの雑炊まで
平らげたのでした。
ぱんぱんのお腹を抱えて、大洗駅から乗車。
20分ほどで水戸に着いたら、
常磐線の特急に乗り換えます。上野まではわずか70分。
最近は常磐線の特急が品川まで直通するので、
東京の南のほうに住んでいる方にも
便利になりましたね。
森くんとは上野駅でお別れ。
「楽しかったです。また誘ってください」と、
最後まで礼儀正しい好青年でした。
次は秩父にでも誘おうかな〜……またアニメの舞台だ(笑)。