こんにちは、田村です。
ゴールデンウィーク、みなさまは
いかがお過ごしでしたでしょうか。
好天に恵まれた地域が多かったので、
走りに行かれた方が多かったことと思います。
さて、みなさまな「舞台サイクリング研究会」という
高尚な集まりをご存知でしょうか?
僕らが勝手につくった集まりなので、
知る訳ないですよね(笑)。
会長は、京都の北山さん(Tさん)です。
氏には、「中二病」の大津や日野、「けいおん!」の豊郷など
数々のアニメ舞台をご案内してもらってきました。
自分にはまったく土地勘がない関西エリアですが、
舞台めぐりサイクリングを楽しめてきたのは、
まったく氏のおかげです。
そんな会長が、ゴールデンウィークを利用して
関東に遠征してくれることになり、
会員番号1番(ゼロ番は会長)の不肖タムラが、
三日間に渡ってアテンドさせていただきました。
初日、新幹線でやってきた会長を
お迎えしたのは、三島駅です。
こちらで会員番号2番の
ミウラ☆SVさんとも合流し、
三人で舞台サイクリング研究会の活動スタートです。
まずは箱根越えめざして
国道1号を粛々と登ります。
会長のご希望は「湘南を走りたい!」でした。
それならば、箱根を越えて関東入りして
いただこうという趣旨です。
この日は絶好の快晴に恵まれ、
大汗を書きながら「天下の険」を越えます。
会長が駆るのは、
京都が誇るブランド「
ビゴーレ」のツーリング車。
「山と旅」をテーマに開発された、
MTBベースの実用的なモデルです。
ミウラ☆SVさんはケルビムのランドナー。
身長185cmある氏のフレームサイズは、
なんと620mm! 650Bの車輪が小さく見えるほど
大きいです。ちなみに「サザビー」と愛称を
付けておられます。わかります、そのお気持ち(笑)。
自分はいつもの
トーエイ・スポルティーフ。
今回、三島〜鎌倉を走破するコースなので、
天気もよくロードが最適かとは思ったのですが、
お二人にあわせてツーリング車で参上しました。
さくっと箱根峠に到着。
さすがに風が涼しく爽やかです。
ここから本研究会の活動がはじまります。
まずは芦ノ湖を俯瞰。
使徒がたびたびやってくる、エヴァの舞台です。
直近の過去二回は「大阪〜東京」で越えた箱根ですが、
こうしてゆっくりできるフツーの
サイクリングは楽しいものですね(笑)。
「これが芦ノ湖かあ」と
会長も感慨深そうに眺めてくれました。
東海道の旧道を下ります。
ほどなくして、ヤシマ作戦で
エヴァ零号機と初号機が陣取った
二子山が見えてきます。ここから第三新東京市の
使徒を狙撃したエヴァでしたが、
射程距離は5kmくらい? これくらいなら
エヴァを使わなくても当たるだろうと、
ミウラ☆SVさんは突っ込んでました(笑)。
急坂をどかっと下り降りると、箱根湯本です。
ここは会長的には「ハナヤマタ」の舞台です。
あのあたりの河原でヨサコイの練習を
してたんですよ〜と、知ったかぶって
教えて差し上げました。
えゔぁ屋がある箱根湯本駅に立ち寄ります。
等身大(?)の綾波と記念撮影(汗)。
小田原から先、淡々と
国道を走り続けて江ノ島へ。
このあたりが「ザ・湘南」という感じですが、
わざわざ京都からいらっしゃった会長に
走ってもらうのは、なんだか心ぐるしく思ってました。
だって、道が単調ですし……。他に走るところがない
冬場ならともかく、暖かい季節の湘南は、
個人的にはあんまり走りたくないエリアです。
人もクルマも多いですしね。しかし……
湘南を初体験の会長は、
面白がって走ってくださりました。
鎌倉高校駅やプリンスあたりは
アニメ舞台の宝庫ですからね。
前もって、作中のシーンと
地図を対照させた資料を
作っておきました。それを現地で
確かめるというのも一興でした。
このあたり、どこも観光客だらけですが、
サイクリストも本当に多かったです。
自分としては、かなり食傷ぎみのエリアですが、
あらためて舞台探訪してみると楽しいですね。
江の電の沿線めぐり。
極楽寺駅は「南鎌倉」のカバーにもなってますね。
由比ケ浜へ。
なぜか女子おおし。なんのヘンテツもない浜辺ですが、
僕らに取っては「侵略!イカ娘」の舞台なのです。
イカちゃんが出てきそうな
由比ケ浜駅。
集まってるのは同好の士かな?
鎌倉の住宅街に
ハンディGPSだよりで自転車を進め、
執拗に舞台を訪ねます。ここは寿福寺のトンネルと
呼ばれ、「ハナヤマタ」に出てくる印象的な場所です。
こんな感じで鎌倉近辺を徘徊し、初日の
活動は終了。寄り道しつつも、90kmくらい走ったので、
けっこう走り応えありましたね。
逗子から輪行で池袋へ移動し、
舞台サイクリング研究の進捗を祝ったのでした。
二日目のスタートは、
西武線の飯能駅。
近年まれに見る良アニメだった
「ヤマノススメ」の舞台でございます。
まずは駅の観光案内所で資料をゲット。
ここなちゃんバージョンが登場していて、
おもわず笑みがこぼれます。
輪行でやってきた飯能駅では、
4人目の会員である
441Mさんと合流。隠れアニメファン(?)の
ベテランサイクリストです。
自転車を組み立てていると、
むーま君が登場。ここなちゃんも
大好きな、飯能ご当地キャラです。
ゆるゆると街中の舞台めぐりへ。
この西武線の踏切は、
第一話でヒロインあおいちゃんとひなたが
渡ってましたね。
ヒロインたちが通う学校へ。
本当に劇中とそっくりでした。
駅前の珈琲館が、
ほとんど「ヤマノススメ」専門ショップに
進化してました。
飯能銀座商店街の
等身大パネルは健在。
あおいちゃんがアルバイトしていた
お店では、制服仕様のパネルも登場。
店内の品揃えも
パワーアップしてましたよ。
自分は小さなパネルを購入。
本当は大きいのが欲しかったですが、
リュックに入りませんから。
割岩橋、ドレミファ橋、観音寺と、
舞台を次々と訪問。飯能にあるヤマノススメ舞台は
ほとんど半径2km以内にあるので、自転車なら
あっという間に回ることができますね〜。
観音寺でお会いした同好の士は、
大阪からいらしたとか。人気は全国的ですね。
絵馬のイラストがうまい!
自分も描けるようになりたいなあと
密かに思っております。
こちらも有名なコンビニ。
バイクラックが登場! やっぱり自転車で
訪れる方が多いのでしょうか。
店内の一角。
ついにヒロイン全員揃ってました。
アイスも新製品が!
アイス美味しいですね、と、
ここなちゃんが唐突に言ってたアレです。
コーンがオリジナルなのだとか。
ここまでこだわると、まさに聖地ですね。
さて、我らが舞台サイクリング研究会は、
文武両道(?)ですので、ちゃんとサイクリングそのものも
楽しむのがモットーです。飯能の街を後にしたら、
武蔵横手から奥武蔵グリーンラインにあがります。
かなりの急登をこなし、
道が稜線に近づくと視界が広がります。
よい景色に出会うたび、足を止めて
撮影タイム。ちょうどよい休憩にもなりますね。
顔振峠の茶屋で昼食。
この日は、ミウラ☆SVさんと
霧の艦隊を組んでみました。
肝心のイオナがいないのが残念?
さすがにGWだけあって、いつもは閑散としてる
茶屋も大繁盛。おソバが出てくるまで
30分以上かかりましたが、こうした峠の茶屋での
食事は身も心も休まります。
奥武蔵グリーンラインには、
波状攻撃のように峠がいくつも現れます。
ミウラ☆SVさんと441Mさんからは、
「一年分のぼった」とか、「一年分変速した」とか、
恐れ多いコメントが(汗)。
自分もけっこうヒイヒイいいながらペダルを回します。
登りはたいへんですが、スピードが出ないので、
会話しながら進めるのが救いでしょうか。
アニメの話だけでなく、お互いの子供の
話なども多いです。そんな話ができるなんて、
自分も名実共にオジさんに
なったなあと実感します(笑)。
グリーンライン最高標高の
刈場坂峠に到着。
峠名の標識が新しくなってました。
その向こうに大きく広がる眺望と
心地よい風が疲れを癒してくれます。
定峰峠を経て、秩父高原牧場まで
足を伸ばしてから、皆野へ下ります。
この光景、今年すでに三度目です。
関東とは思えないスケールの大きな
牧場風景に心がたかぶります。もっとも、
一気に標高300mも下る激坂なので少々こわいです。
そして秩父橋。
「あの花」人気はいまも健在で、
多くの方が訪れていました。
こんな感じで、この日もたっぷり走りました。
距離70kmほどで獲得標高は1600mを越える
コースですから、なかなか立派?です。
秩父の街では、いくつかの
舞台をめぐりつつ、先週に開拓したばかりの
ラーメン屋さんへ。
手作りの餃子をたっぷりいただいて、
お互いの力走をねぎらいました。
で、三日目もあったりします。
GWの過半を投入して、オジさんたちは
やりたい放題です(笑)。
この日は、せっかく東京に来ていただいたのですから、
会長を都心方面へご案内することに。
まずは、自宅からほど近い激坂へ。
鬼子母神の近くにあるこの坂は、
一説では都内で最強だとか。さすがに会長も
苦笑してましたが、しっかり登られたのはさすがです。
そして神田明神へ。
ご存知、「ラブライブ!」の聖地です。
ちょうど限定グッズの発売日だったらしく、
10時前から販売待ちの長蛇の列ができておりました。
限定バージョンの
お守りをいただきました。
とあるラブライバーの「痛バ」。
(ご本人の許可をいただいて撮影しました)
こうした缶バッチてんこ盛りのバッグが、
ちまたでは流行っているようです。
境内の社務所には、
「バンダイチャンネル」のバナーが……。
なんともうしましょうか、機を見るに敏ですね。
ミウラ☆SVさんは、
自転車をロードにチェンジして登場。
ケルビムの、クロスオーバルという異形パイプを
使った美しいモデルです。
ダウンチューブが、
ヘッドチューブ近くは縦方向に長い楕円で、
BBに近づくと横方向に長い楕円になります。
こうした興味深い一台を目の当たりにすると、
いつもなら「乗せてください」と厚かましく
お願いするのですが、さすがにミウラ☆SVさんサイズの
自転車には乗ることができません(悲)。
秋葉原経由で浅草へ向かい、
会長のご希望でオオマエジムショさんへ。
電動メカのツーリング車と、自分が生まれる前に
作られたアルプスが共存する不思議な空間です。
ここで、昨日に引き続き441Mさんとも合流。
含蓄に富んだ大前節をみんなで拝聴します。そして……
都内を一気に横断して、
吉祥寺のベロクラフトさんへ。
こちらも会長のリクエスト。東京でこの二店を
選ぶところが、実走派らしいなあと思いました。
それにしても、浅草〜吉祥寺はけっこう遠く、
東京も広いなあと、あらためて実感しました。
その後、さらに信州へ輪行する(!)会長と、
家路へつくミウラ☆SVさんを三鷹駅でお見送りし、
三日間に及ぶ舞台サイクリング研究会の
ミーティングは終了したのでした。
みなさん、おつかれさま&ありがとうございました!
さすがに連日だと足がだるく、
初日はスポルティーフ、二日目はマキノ号、
三日目はルックを選択。
我ながらちょっと欲張り過ぎの内容でしたが、
共通の趣味を持つ仲間と走る時間は
本当に楽しいものでした。
サイクリングは、走るだけじゃなく、
他の趣味も包み込めるのが魅力ですね。
ただ走るだけでも充実感が得られるのが
サイクリングの醍醐味ですが、
「舞台訪問」のように、訪ねた先に
ご褒美があるのはうれしいものです。
それが「観光」というものかも知れませんが、
心がたぎるような独特な高揚感は、
自転車+舞台ならではのような
気がします。
2.5次元の旅、万歳です。
ちなみに、舞台サイクリング研究会は
いつでも会員募集中ですので、
ご興味ある方はぜひお声がけくださいね(笑)。
次のミーティングは、
「響け!ユーフォニアム」の宇治かな?
「艦これ」ファン的には呉も再訪したいし、
うれしくも悩ましいところです。