こんにちは、田村です。
サイクリングのコースプランニングには、
テーマ・主題が欠かせないと思います。
おいしいものや温泉といった体験型のテーマ、
(どちらも個人的には興味薄いですが…汗)
城郭や町並み散策など観光的なテーマ、
「一周」や「峠越え」といった地理的なテーマが
一般的でしょうか。
練習やダイエットといった、身体的な効果を
求める走り方も、人によっては
コース作りのテーマになりますね。
そして、文字や映像で描かれた舞台を
訪ねてみたい、というのも、サイクリングの
普遍的なテーマではないでしょうか……
といえば、もっともらしくなくもないですが、
自分の場合、アニメの舞台になった地を
訪ねるのが、近年の大きなテーマです(汗)。
秩父(あの花)、小諸(なつまち)、大洗(ガルパン)などなど、
土地もアニメ作品も魅力的ですよね。
「聖地巡礼」とも呼ばれ、いまやすっかり
メジャーになったサイクリングのテーマだと思います。
そんなわけで、先の土曜日は、
アニメの舞台をめざしていそいそと出かけてまいりました。
ご一緒していただいたのは、京都の兄貴、北山さんです。
先週の信州に続いて、お付き合いいただきました。

輪行袋からMTBを解放したのは、
JR湖西線の大津京駅。
琵琶湖の南端に近いこの場所からスタートした理由は、
それはそれは深いのです。
北山さんと京都・北山の林道を走りたい
↓
せっかく京都へ行くなら、一泊したい
↓
この時期、京都のホテルは満室ばかり
↓
滋賀県の野洲でホテルを確保
↓
「
中二病でも恋がしたい!」の舞台が近い
↓
同作最大の舞台、「旧鎌掛小学校」が見学できる
↓
上記を北山氏にご連絡
↓
「中二病」に、鉄道趣味と
「けいおん!」と「ちはやふる」をトッピング。
と、いう段階を踏んで決まったのが、
大津京スタートなのでした。
先のブログでも触れましたが、翌日は
本来の目的である林道走行があるので、
MTBの出番となったわけです。
もはや舞台めぐりのほうが
自分のほうではウェイトが大きくなってるのですが(笑)。
ちなみに、密かに結成されている
「舞台サイクリング研究会」の会長が北山さんで、
会員番号二番が自分です。
まだ三番目までしか会員はいません(汗)。

当日の移動経路です。
緑色で塗ったルートは、鉄道移動です。
ぶっちゃけ、自転車での走行距離より多いです(汗)。
サイクリングは40kmほどでしょうか。

大津京駅を走り出すと、
ほどなくして京阪の電車に遭遇。
狙い澄ましたかのように、「中二病」ラッピング車両です。
5ヶ月ぶりの再会に胸あつ……。
この電車を追いかけるように、近江神宮前駅へ向かうと……
「けいおん!」のラッピング電車です。
10月から運行を開始した、放送開始5周年記念バージョンです。
放送当時、その「日常系」とよばれる内容が
ピンとこなかった自分ですが、最近になって見直したら、
すっごくよかったです。これが成長というものでしょうか(汗)。
ちなみに『シクロツーリストVol.9』で、
「けいおん!」の舞台訪問サイクリングを掲載してたりします。
さて、近江神宮前駅は車庫の最寄りなので、
ここで折り返す「けいおん!」号をじっくり拝見できます。
もちろん、それを狙っての集合場所・時間なのでした。
北山さんのプランニングに感謝です。
では、目の保養を始めましょうか(笑)。

ふむふむ……

みお姫、かわいい……



折り返してきました。
同好の士がちらほら……。

北山さんイチ押し、あずにゃん……。


みお姫、こっち側も素敵。

堂々のフルラッピングです。
すばらしいです。今回、主題が「中二」ということもあり、
乗車はしませんでしたが、次は乗りたいっす。
ちなみに、「中二」の電車は、前回6月の訪問時に
たっぷり乗車しました。

「けいおん!」号を見送ったら、
近江神宮へ。ここが舞台の「
ちはやふる」も良作。
アニメ第三期はないのでしょうか。

反転して、近江大橋へ向かいます。
あいにくの雨模様ですが、
橋の向こうに「中二」の舞台があると思うと、
ペダルが妙に軽やかに回ります。

自作のマグネットフェンダー。
ちゃんとくっついてますよ。
例の技術と違って、走りは速くなりませんが、
着脱の手間がないので(磁力で付いてるだけですから)
輪行の時は非常に便利でした。
もっとも、ブロックタイヤだとタイヤ前方からの
水しぶきも多く、ダウンチューブ下の泥よけだけでは
顔への水跳ねは抑えきれませんでした。

橋をわたって測道へ。
すでに濃厚な中二病ゾーンです。
何の変哲もない風景ですが、それすら
特別なものに感じさせるのが、アニメの力です。

JRの高架下。

国道一号が見えてきました。
主人公たちが恋人の契約を結んだ舞台ですね。

主人公たちが……

ヒロインが……
なんの変哲もない風景を撮影しまくる我々。
年頃のお方がいたら通報されそうな行為ですが、
雨ということもあり周囲に人は少なく、
おじさん二人でやりたい放題です(汗)。

日本三名橋のひとつ、瀬田の唐橋。

石山駅へ向かい、その駅前のマックへ。
ここも舞台だったりするので、
早めの昼食をいただきました。
そして、石山駅から輪行です。

貴生川駅で近江鉄道に乗り換え。
車両は西武線のお古。まるで地元の池袋線に
もどったようなデジャブー感あり。

車内もコレですから、
親近感が高まります。

日野駅で降ります。
瀬田〜日野も自走できなくはないですが、
輪行を駆使することで時間を節約。雨ですしね。

レトロ駅舎が渋い日野駅。

中二病ポスターきた〜!
絵柄と素朴なキャッチコピー(ようこそ歓迎)の
ミスマッチ感にしびれます。

日野は近江商人の町です。
「蒲生氏郷公を大河ドラマに」と訴える駅前。

駅周辺にも、ちらほらと
中二病アピールあり。
戦国武将よりも、町おこし効果ありそう?

さくっと自転車を組み立て、
旧鎌掛(かいがけ)小学校をめざします。
走ること20分少々で……


めざす校舎に到着。
1930年(昭和5年)に建てられたという木造校舎です。
2001年に廃校、いまは地域のイベントや
交流のために維持されてます。
そして、「中二病でも恋がしたい!」で
主人公たちが通う高校のモデルなのです。
毎週土、日と祝日が見学可能。
無料で入れますが、修繕費用の寄付として、
300円を求めています。

校舎に足を踏み入れた瞬間から、
2次元と3次元の垣根が吹き飛びます。
劇中の描写そのままの光景が広がり、
ヒロイン六花や丹生谷さんが今にも現れそう。

体育館。館といっても、教室棟と
同じ屋根の下でつながってます。

廊下には、農機具などが
わりと無造作に陳列されております。

とある教室のなかでは、
大正〜戦前の図書が山積みに。

連合艦隊が表紙に描かれた学習参考書。
奥付を見ると、昭和12年刊行でした。
そして……

主人公たちの教室です。

劇中どおりに机が配され、
その上には名前まで……。

設定どおり、全員の名前が。

黒板。
ここにも劇中どおりの文字が踊り、
訪れた我々を狂喜させてくれます。
なかなかどうして、恐るべき学校です。

二階へ進みます。

劇中の部室が近づくと、
胸の高まりが苦しいほどに……。

ついに……

六花と魔方陣。
なんという再現度でしょう。
作品の魅力とファンと地元の理解が昇華した
夢のような空間。
「中二病」を見たことがある方なら、
バニッシュメント必至の理想郷です。


来てよかったです。
しみじみ幸せ。
アニメに登場する学校としては、
同じ滋賀県の豊郷にある「けいおん!」の学校が有名ですね。
ウォーリズの名建築でもあり、
作品の人気と相まって知名度が高いですが、
こちら日野の旧鎌掛小学校も、これからもっともっと
有名になるのではないでしょうか。
実際、豊郷とセットで訪問するファンが多いみたいです。
もっとも、僕たちが訪ねた時は、
他に誰も見学者がいませんでしたが……。
旧鎌掛小学校、
こんなに素朴で味わい深い校舎は、
全国でもまれだと思います。
世界舞台遺産に登録すべきでしょう。
アニメを知らない人も一見の価値ありです。

小一時間ほどして外に出ると、
雨はすっかり上がり、
清々しい青空が広がっていました。


部員募集中のシーンも再現済み。

またひとつ、想い出の場所が増えました。

名残惜しくも学校を後にし、
日野駅に戻りました。
この近江鉄道は「サイクルトレイン」でもあります。

せっかくなので、利用しない
手はありません。
そのままの自転車と共に乗り込み、
八日市までワープです。
八日市駅で下車したら、近江八幡までサイクリング。
八日市〜近江八幡も近江鉄道が結んでいるのですが、
その区間はサイクルトレインを実施してないのです。
乗車される方が多い区間だから、でしょうね。

洋風の駅舎が見事な新八日市駅。
本当は、安土の街にある「六花の実家」も
訪れたかったのですが、ちょっと時間が押してきたので、
近江八幡へ直行することに。
見事な町並みが残る近江八幡ですが、
我々がめざしたのは……

八幡山ロープウェーです。
近江八幡は何度か訪れたことがあるのですが、
今回の訪問で、はじめてロープウェーの
存在を知りました(汗)。

おめあてはこちら。
「ヤマノススメ」ラッピングなのです。
同アニメと八幡山は関係なさそうですが、
メインの舞台(埼玉の飯能)を走る西武線つながりで、
西武グループの八幡山ロープウェーでも
実施されているみたい……です。

記念乗車券、ゲットだぜ。

ボディが小さいこともあり、
やや地味なラッピングですが、
ファンとしてはやはり胸が高まります。

乗車時間は4分ほど。
なかなかの眺望が広がります。

到着した展望館では、
「ヤマノススメ」のパネルを展示中。
あおいちゃんかわいい、かえで先輩すてき♡。
ここなちゃんの家庭の事情も気になります。


オリジナルグッズ販売中。
思わず買った缶バッジ。
水着というところがニクいです(汗)。

高尾山でも実施してほしいですね。

夕暮れの近江八幡。
大津京からはじまった舞台めぐりの旅も、
これにて終了です。
そして、宿をとった野洲で、
北山さんと二人たのしく打ち上げ。
「旧鎌掛小学校、最高」と、
お互いに100回くらい言った気がします(笑)。
舞台めぐり、名所旧跡、鉄道、グルメ(?)……
サイクリングは、いろんな趣味を包含できる
すばらしい遊びだなあと、あらためて実感できた
一日でした。
さて、翌日は、峠がたくさん待ってる
京都北山へ向かいました。
いよいよMTBの本領発揮……できたのか?(汗)
荒れた林道で
マグネットフェンダーは役にたったのか?
次回の更新にご期待ください〜!