こんにちは、田村です。
すっかり寒くなりましたね。
出不精に拍車がかかっている今日この頃ですが、
先の週末は、久しぶりに信州方面へ
出かけてまいりました。

スーパーあずさの車窓から。
都内上空は見事な鱗雲でした。

あまり車窓が開けない中央本線ですが、
勝沼あたりからは甲府盆地を眼下に
望むことができます。

MTBを輪行して向かったのは、
中央本線の塩尻駅です。
スーパーあずさ1号で9時半に到着すると、
すでにほとんどのメンバーが勢揃い。
ちなみに、一部で有名な(?)五十嵐君も参加。
某大学サイクリング部出身で、
いまは某大手自転車店に勤める彼です。
さて、本日は、京都の北山さん(Tさん)にお誘いいただき、
地元のサイクリストさんたちと一緒に走ることになったのです。
『シクロツーリスト』では、地元である北山の
リポートをお寄せいただいた北山さんですが、
実は信州にもたいへんお詳しく、ご自身が企画しての
サイクルミーティングを年に何回も主催しているのです。
あまりにも信州にくわしいため、地元に方にすら
「京都在住というのは“設定”なのでは…」と
突っ込みが入るほど(笑)。
そんな北山さんに率いられ、総勢11名で
走ったコースはこんな感じ。

塩尻駅から南下し、「初期中仙道」の
牛首峠と小野峠を越えます。
そして、諏訪湖畔へ急降下したら、岡谷駅まで。
そこからは、再び輪行して松本に出て、
みなで宴会……という段取りです。

塩尻は、街道宿となって
今年で四百年だそうです。

駅から走り出すと、
すぐに一里塚が現れます。
このあたりの中山道は、『シクロツーリストVol.5』でも
紹介したので、なんだか懐かしいですね。

国道19号から逸れて、
県道254号で牛首峠への登りに入ります。
一昨年、反対側(小野)から登ったことがある
牛首峠ですが、こちら(日出塩)からの登りは
勾配がいっそう急で、すぐに息が上がります。

峠の手前にある林道分岐。
この先にあるという桑崎の廃村を訪ねる、
というのが北山さんのプランニングです。
写真左のMTBが、北山さんの愛車ビゴーレ号。
右の恥ずかしい(?)金色MTBが我がアンカー。
共にクロモリフレームで、リジッド(サスなし)仕様です。

未舗装の林道を登ること3kmほど。

打ち捨てられた民家。
往時は民宿だったようです。

分校の跡です。
えも言われぬ趣があります。
ちなみに、近くに一件だけ、お住まいの方が
いらっしゃるような民家もありました。
この林道をずんずん進んでいけば、贄川に
出られる、かも知れないそうですが、
今回は廃校跡で引き返し、県道までピストンです。

濡れた箇所が多い未舗装林道ですが、
MTBなら安心して下れるくらい、
路面は整って(?)いました。

しかし、泥よけがないので
この有様。五十嵐君には「もらしたみたい」とか
言われちゃいました(怒)。なんにせよ、泥よけは偉大ですね。

那珂ちゃんも泥だらけ。
でも楽しそう?

戻った県道を再び登ると、
ほどなくして標高1000mほどの牛首峠です。
一昨年の訪問時は見かけなかった
案内板が建ってます。それによると、
このあたりに住んでいた娘さんとお坊さんが恋に落ち、
しかし両親の反対にあって心中(うわ〜)……。
すると、娘さんが飼っていた牛が暴れだしたものだから、
仕方なく牛の首を切り落とし(ひえ〜)、
峠の付近に埋めたのだそうです。
「牛首峠」って名前には、こんな由来があったのですね。

峠のピークは、
ゆるやかにカーブした浅い切り通しです。

峠を越えて小野へ下っていく道は
見晴らし良好。遠くに蓼科が見えました。

所々に「初期中山道」の看板あり。
最近になって再注目されてるみたいですね。

陽当たりのよい場所でランチタイム。

塩尻のコンビニで買っておいた
カップヌードルをいただきます。
日差しに恵まれた日でしたが、
この季節は暖かい食べ物がうれしいものです。
その上の小さいフィギュアは「玄蕃サラ」。同じコンビニで
売っていた、塩尻ご当地キャラです。
ちなみに、こっち方面でも自分の師匠である北山さんは
ドレスバージョンを買ってました。

「松本ぽたりんぐクラブ」代表のIさん。
二基のバーナーを駆使して……

お餅入りコーンポタージュ(!)を
ごちそうしてくれました。
意外な取り合わせですが、美味しゅうございました。

お腹を満たしたら、緩やかな道を
道なりに下って、小野に出ます。
いわゆる「大八回り」の中央線の駅があります。


小野の街には、驚くほど奇麗で
イートインもあるコンビニができてました。

次なる小野峠へ向かう道。
紅葉も終盤でした。

峠までは広い舗装路です。

未舗装の林道に入ると、
すぐに小野峠の碑がありました。
牛首峠と同じく、旧中山道の峠です。
現在の中山道は塩尻を通ってますが、
関ヶ原の戦いのあと、徳川家康が最初に整備した
中山道は、小野峠と牛首峠を越えて、
木曽へ向かっていたんですね。

峠からは、未舗装の林道が
岡谷まで続いているのです。

ランドナー向けの癒し系林道です。

下っていくと、諏訪湖が見えてきます。

風もなく穏やかな諏訪湖。

諏訪湖の水門から始まる天竜川。
天竜川って諏訪湖から流れ出してるんだ、と
不惑にして初めて知りました(汗)。

岡谷駅で輪行準備中。
写真奥は、古式ゆかしいランドナーで
フォーク抜き輪行する五十嵐君。
道中、登りでは何度も自分をぶちぬいてくれた彼ですが、
輪行だけは自分のほうが早かったです。
まあ、MTBだから当然ですが(汗)。
そんなわけで、初日のサイクリングは無事に終了。
みんなで松本に移動し、心行くまで飲んだのですが、
酔いも深まって駅前のホテルに戻ったところ……
地震が起きたのでした。松本は震度4。
すっかり酔いがさめ、しばしTVのニュースに集中。
被害が大きい白馬や小谷方面の様子が気になって、
なかなか眠ることができませんでした。
本当に地震は怖いですね。
やっぱりこの国で原発は無理なんじゃないかと
思いました。

翌日は、「松本ぽたりんぐクラブ」の
みなさんと一緒に、再びサイクリングを堪能。
安曇野方面へ二十数名の大所帯で向かい、
穂高でトンカツを食べるという「トンカツポタ」なのでした。

帰路は、篠ノ井線の旧線跡を
見せていただきました。

味わい深いトンネル。
ただし、自転車は通行禁止とのことで押し歩き。
並走する国道を走ったりして途中まで体験し、
松本に戻ったのでした。
二日間に渡ってアテンドしていただいた
北山さん、そして松本ぽたりんぐクラブのみなさまに
あらためてお礼申し上げます。
やっぱり信州はサイクリングの聖地ですね。
春が訪れたら、再び訪ねたいです。