こんにちは、田村です。
新潟・古町のメイドバーで轟沈しかけた
私ですが、翌朝、奇跡的に蘇生しました。

「朝ラー行きますよ」という
W氏に引率され、
古町で朝7時から営業しているラーメン屋さんへ。
二日酔いにも優しい素朴なお味でした。
しかし、朝イチからグルメを楽しませてくれる
W氏のホスピタリティと、地元の方ならではの
土地勘に脱帽です。
ちなみに、このラーメン屋さんのはす向かいに
「まんがの家」という資料館(?)があるのですが、
まだ開館前でした。新潟のマンガ家さんと言えば、
赤塚不二夫が筆頭のようですが、
自分的にはやはり高橋留美子大先生ですかね。
いずれ入館したいものです。
さて、二日目に走らせていただいたコースは、
こんな感じでございます。

あいかわらずMacで
ルートラボにGPSファイルがアップできないので、
ガーミンコネクトの画面で失礼します。
新潟市の中心部をスタートし、平野部を新発田(しばた)市まで
走ったら、うわさの廃線跡サイクリングロードを体験し、
「新発田いちの激坂」が待つという林道を超え、
阿賀野市に至る行程です。距離は85kmほどでした。

信濃川の河口をくぐる、
「新潟みなとトンネル自歩道」。
長さ1.4kmのトンネルですが、車道とは別に、
写真のように立派で未来的な自歩道があるのです。
大型フェリー(佐渡汽船とか)がとおる河口なので、
橋じゃなくてトンネルにしたのでしょうか。
「新潟は土建王国だから、こんなの作っちゃうんですよ」
と、自虐的に話しておられたW氏ですが、
東京にもない海底トンネルが、
ちょっとご自慢のようでもありました(笑)。
さて、一行はクルマが多い国道7号を避けるようなルートで、
まずは新発田の中心を目指しました。
新潟からの距離はおよそ40km。
地形はまったく平坦で、新「潟」らしいなあと
実感させてくれました。こんなに広い平地があるのは、
関東平野か北海道くらいかもと思いました。
ご存知のように、越後は国内屈指の米所ですし、
聞くところによると、江戸時代は日本でもっとも
人口が多い地域だったとか。

新発田城です。
堀と石垣、櫓が見事です。
昔、ゲーム「織田信長の野望」で上杉謙信を
愛用していた自分としては、初訪問にも関わらず
なんとなく親近感のあるお城です。
新発田重家という強い武将がいたなとか思い出してると……

堀部安兵衛の像が。
赤穂浪士の剣客は、新発田藩が
出身だったんですね。

飽きもせず、初音ミクを
踊らせてみたり。

堀部安兵衛の顔出し看板。
これもARみたいなものですね(笑)。

新発田は十万石の城下町ですが、
駅前の商店街は少々さびれてました。
最近の地方都市は、郊外の大型店に客足が向かってしまい、
中心部はさびしくなっちゃってることが多いですね……。

お待ちかねの、
赤谷線跡のサイクリングロードです。
新発田駅にほどちかい住宅地から、内陸部へ向かって
12kmほども整備されています。
プチ鉄ちゃんの自分としては、廃線跡の
サイクリングロードに興味津々です。

点々と、旧駅が
休憩所として整備されています。

どこまでも伸びやかで
平坦な道です。列車は勾配が苦手ですから、
この廃線跡も勾配は非常にゆるく、田畑を
直線的に貫いています。


進むに連れ、
だんだんと周囲に山が迫ります。

終点です。
きれいなトイレがありますが、
熊注意の看板も……。近くには内の倉ダムがあり、
そこも展望がよいらしいのですが、あんまり寄り道してると
予約した昼食に間に合わないとのことで、
先をめざすことになりました。
そして、想像を超える激坂が現れるのです。

林道新発田南部線です。
赤谷線CRの少し先から、五頭連峰を横断して
阿賀野市へショートカットできる林道です。
W氏も初体験の道ですが、お仲間の地元サイクリストによる
情報だと、かなりの激坂らしいとのこと。
「らしい」というのは、この林道はルートラボの地図に
描かれてなく、標高プロフィールが不明なのです。
自分のハンディGPSで使ってる地図(TOPO)には
道が表示されたので、等高線を頼りに標高を
判断すると、最高地点はだいたい400mくらい。
最近は、ルートラボによって、初めて走る道でも
正確な標高プロフィールや線形を把握できるものですが、
今回の林道越えは、ぶっつけ本番です。

7%くらいの勾配で、
どんどん山中に分け入ります。

進むほどに、見事な紅葉が現れます。
しかし、登りが終わりそうで終わりません。
下りになったと思いきや、再び登らされます。
先がわからない道は怖いものですが、
新鮮でもあり、ルートラボに頼らないサイクリングも
悪くないなと再発見。

瞬く間に標高が400mを超えます。
道の幅員は広く、路面もきれいです。
一方で勾配はきつくなり、10%越えも……。

真のピークが近づくと、
すばらしい展望が開けてきました。
色鮮やかな山肌の向こうに、
さきほどまで走っていた、赤谷線沿いの谷間が
見えます。ひさしぶりの本格的な登りで、
息も絶え絶えですが、登ってよかったと思える
素晴らしい林道です。

ピークでは、バードウオッチングでしょうか、
カメラを構えた方がたくさん。サイクリストも
お二人お見かけしました。
GPS実測で、最高標高は480mほど。
赤谷線CR終点のふもとが100mほどで、
距離6kmほどで380mの上昇ですから、
やっぱり大した登りでした。
自分の所要時間は30分。力つきる寸前です。
帰宅してから、ネットでこの林道を検索したところ、
平成21年に竣工したとのこと。延長は12km。
開通まで、なんと22年の歳月をかけたとか。
地元でも、工事中からその眺望のよさが話題になり、
林業以外に観光資源になるのでは、と期待されているようです。
ちなみに、国土地理院の地形図も、まだ全通前の
途切れた状態でした。まさに隠れた名林道ですね。
「林道新発田南部線」、自分の脳内名道100選にランクインです。
こんなすばらしい林道を走る機会を作ってくれた
W氏にあらためて感謝です。

午後2時、月岡温泉に近い
国道290号沿いの釜飯屋さんで待望の昼食。
ここもW氏おすすめの名店。
ほくほくしたお米がたいへんおいしゅうございました。

昼食を済ませると、外は雨。
W氏のご実家がある阿賀野市の中心街を
めざします。
道沿いの田んぼには、なんと白鳥が!
阿賀野にある瓢湖という用水池は、
白鳥が渡来することで有名だそうです。

無事、阿賀野市の中心部である
水原(すいばら)に到着。
こちらの商店街も閉まったシャッターが
多いですが、歴史を感じさせる町並みです。

薄型LED信号。
W氏によると、省エネで導入されたものの、
発熱が少ないため降雪が解けず、
冬はかえって視認性が悪くなってしまうとのこと。
雪国には関東人にはうかがい知れない
苦労があるんですね。
この日、一行はW氏の広いご実家に泊めていただき、
再び夜は宴会モード。地元のサイクリストも合流されて、
痛飲したのでございました。
お付き合いいただいたみなさま、
ありがとうございました。
ちなみに、三連休最終日となる翌日は、
天候が悪いためサイクリングはナシに(泣)。
まあ、個人的には、連日の飲酒で
体力ゲージが回復しませんでしたので、
ホッとした次第であります。
で、長岡から新幹線で東京に戻ってみれば
悔しいほどの快晴というオチでしたが、
とても充実した連休となりました。
すっかりもう、新潟のファンです。
今度はいつ、どのような道のりで訪れ、
いかにメイドバーを行程に組み込むか、
妄想が止まりません(汗)。

久々の登板となったマキノ号。
自分の晴れ男ぶりを過信して、
泥よけナシの本機を選んだのですが……。
さっそく洗車、ピラーを抜いて乾燥、ピカピカにしてあげました。
カーボンで軽量なルックを導入してから、
出番が減ってしまったマキノ号ですが、
走りの実力はまったく遜色ないことを再確認できました。
むしろ、速度はこちらのほうが
維持しやすいですね。GOKISOですし。
メカのグレード差もあって、ルックより1.5kg以上重い
マキノ号ですが、惚れ直した今日この頃です。