こんにちは、田村です。
ひさしぶりのブログ更新で恐縮です。
大鳳のフィギュアが完成して燃え尽きた……
わけでもなく、ただあまりトピックスのない日々を
送っている今日この頃です。
先週、懸案の確定申告を済ませました。
予想以上の大赤字でしたが(汗)
とりあえず懸案を済ませたのでホッとしました。
ホッとしてどうするんだとも思いますが……。
さて、昨日は久々に自転車で走ってきました。
少し早起きして、西武池袋駅から輪行です。
“弱ペ”も、もうインターハイ編なんですね。
主人公が、「タダでアキバに行けるから」とか
言っていたのが懐かしいです。
降りたのは、奥武蔵エリアの入り口である飯能駅。
めざすのは、関東のサイクリストにはおなじみの
峠の宝庫、奥武蔵グリーンラインです。
本日はベテランサイクリストの
T地さんと一緒です。
『シクロツーリストVol.10』で、奥武蔵のガイド記事を
書いていただいた方でございます。
奥武蔵グリーンラインといえば、サイクリストにとっては
秩父への入り口としても有名ですが、
先月の大雪による影響が気になるところです。
例年であれば、冬でも積雪がほとんどなく、
早春から走れる峠越えコースとして人気なのですが……。
飯能から名栗川に沿って西進し、
しばらく後に右折して吾野側へ向かいます。
山伏峠や天目指峠が有名ですが、今回は
東峠を越えることに。標高400mほどの小さな峠越えですが、
なかなかに味わいのある林道です。
小さな切り通しで越える東峠。
奥武蔵の峠らしく、見晴らしはありませんが、
標高の数値以上に登り応えと風情ある峠でした。
峠を越えて北側の斜面に出ると、
バッと展望が開けます。
この日は快晴の上に空気が澄んでいて、
遠く新宿のビル群まで望むことができました。
しかし、北側の道は大荒れです。
大雪の傷跡と、数日前の強風の影響なのか、
倒木が非常に多く、気が抜けません。
通行止めになってないのが不思議なくらいの
荒れっぷりでした。
山稜の北側だけに、路肩には残雪もたっぷり。
標高300〜400mの名栗側の低山でこのありさまですから、
標高500〜800mのアップダウンが続く
奥武蔵グリーンラインはどうなっているのか…と
行く先への不安が募ります。
東峠を下り切ると、
スポッと西武線の東吾野駅へ出ます。
さきほどの林道がうそのように明るく、
もちろん残雪もありません。国道299号をまたぎ、
ここから奥武蔵グリーンラインの稜線上にある
顔振峠をめざします。標高500mです。
奥武蔵グリーンラインへ上がる道は、
どこも急登です。
『シクロツーリストVol.10』では、田中嬢が顔振峠への道を
リポートしてくれましたが、あらためて自分が登ってみると、
よく頑張ったなあと今さらながら感心。
ここ一ヶ月近く、イスに座りっぱなしの生活で
なまりきった体にはよい刺激となりました。
南側の斜面なので、日当り良好で汗が噴き出します。
視界が開けると、顔振峠まであと少し。
顔振峠の茶屋に到着。
ゆずが効いた味噌こんにゃくと山菜ソバで早めの昼食。
茶屋の女将さんの話では、顔振峠にも
1mもの積雪があったとか。
雪の重みで展望スペースの屋根がつぶれたり、
5日ほど道が不通だったりして、
たいへんな思いをされたそうです。
そして、麓から顔振峠までは除雪が進んだものの、
奥武蔵グリーンラインのハイライトである
顔振峠〜定峰峠の間は、いまも通行ができないとか……。
どうしたものかと、T地さんと地図をにらめっこ。
女将さん情報では、顔振峠から先は、
1kmほどしかクルマは進めないとのことでしたが、
とりあえず行けるところまでは行ってみることにしました。
まるでアルプスのような山塊が広がります。
こんなに視界がよい奥武蔵は初体験です。
右端にある三角の山は、秩父の象徴、武甲山です。
茶屋から2、3km進むと、
大きな雪塊が現れ、
なにやら工事中のトラックが止まっています。
ただし、通行止めではないとのことで、
雪の切れ目から先へ進みます。
ところどころ、雪が路面全体を覆っています。
あの大雪から一ヶ月も経つのに、
これだけ残っていることに驚きます。
雪上に蹄の跡。イノシシっぽい?
奥武蔵グリーンラインで動物に遭ったことはありませんが、
なにかしらいるのは確かなようです。
関八州見晴し台に到着。
日当りの良い場所は、ご覧のように
雪はありません。しかし、稜線に出ると
風がものすごく強いです。
奥武蔵グリーンラインのピークである
刈場坂峠まであと5kmほどに迫るものの……。
またも雪が道をふさぎます。
100mほど押し歩いたものの、これまでと違って
雪が途切れません。仮に刈場坂峠へたどり着いたとしても、
下界へ降りる道が走れる可能性は低そうです。
ということで引き返すことに。退くも勇気、です。
高山不動経由で下界へ降ります。
20%近いと思われる急坂です。
雪で濡れても、グランボアのセンタープルブレーキは
十分に効きました。さすが新型です。
杉林を縫うように続く静かな細道。
一気に下り降りるのが惜しくなります。
再び国道299号&西武線沿いの
下界に出ました。
さて、奥武蔵グリーンライン経由で秩父へ向かう、
という計画は頓挫しました。
国道299号を走れば、あっさり秩父へ着くのですが、
この国道は交通量が多く、できれば走りたくありません。
そこで、わずか数駅分を輪行することに。
あきらめが良すぎるのも、オヤジの証拠でしょうか(汗)。
秩父に着きました。
けっきょく、サイクリングは45kmほどで終了。
輪行するなら、もう家へ帰ればいいじゃないかという
話もありますが……。
観光案内所のめんまちゃん。
西武秩父仲見世通りのめんまちゃん。
あの秘密基地が再現されてました。
輪行してまで秩父入りしたのは、
T地氏と飲みたかったからに他なりません(汗)。
しかし、秩父到着は15時。
思いのほか早くサイクリングが終了してしまったので、
お目当てのホルモン焼き屋さんはまだ開いてません。
そこで……。
仲見世通りの定食屋さんで軽く一杯。
ご当地グルメの「わらじカツ」がツマミです。
サイクリングが目的なのか、飲むのが目的なのか
分らなくなってきましたが、
これが大人の休日というものでしょう。
そうこうするうちに17時近くなったので、
めざす「高砂ホルモン」へGO!
野趣あふれるホルモン焼きを
お腹いっぱいにいただきました。
ホルモン焼きも秩父の名物として人気が高まっているようで、
開店直後から店内は満員御礼状態でした。
想定外の状況で中断を余儀なくされたサイクリングでしたが、
締めは予定どおり? そんな一日でした。
【最近のひびき出版】
出荷と脳内編集会議の合間に、
またもフィギュアを作っております。
「艦隊これくしょん」というくらいですから、
艦娘が大鳳ひとりでは可哀想ですからね(汗)。
ふたりめは「幸運の空母」、瑞鶴です。
大鳳の経験で、フィギュア作りは
パテの硬化など待ち時間が多いことが
わかりました。そこで……
商船改造空母、飛鷹も着工(汗)。
待ち時間や、あまったパテを充ててます。
瑞鶴のブーツや装備品。
左右一対あるのですが、
同じものをふたつ作る根気も技術もありません。そこで、
シリコンで型をとって
レジンで複製しました。
本当に複製できるのか不安でしたが、
やってみるとなんとかなるものですね。
瑞鶴が背負ってる矢筒は、
余ってたエンド金具のアルミパイプを加工。
フィギュア作りに自転車用品が役立つとは思いませんでした。
現在の瑞鶴。
建造進捗率は8割ほどでしょうか。
顔と髪型がなかなか似てくれなくて
難儀中です。
なんど修正を繰り返したことか……。
そうこうしているうちに
飛鷹も形になってきました。
弊社販売部長も
フィギュアを作り出す始末……。
代表ゆずりの、アニメ見ながらモデリングです。
オタク化が進むひびき出版、どうなることやら……。