こんにちは、田村です。
寒い日が続きますね。
もう「走り納め」はお済みでしょうか。
行ってきましたよ、南房総。
一昨年、昨年に続き、今年も
「FCYCLE」の走り納めランに参加してきました。
ご存知(?)ベテランサイクリスト、
T地さん主催のイベントです。
安房鴨川駅でみなさんと集合し、南房総の
里山や林道を60kmほど走り回った後は
海鮮に舌鼓を、という催しです。
昨年、自宅から自走で久里浜をめざし、
東京湾フェリーで房総入りしようと思い立ったものの、
思いのほか久里浜まで時間がかかってしまい、
狙っていたフェリーに乗り過ごし、
待ち合わせに間に合わないという失態を
犯したワタシ……。
今年こそは……というわけで、
懲りずに東京湾フェリーをめざしました。
自宅を出たのは午前3時。
寒いし眠いし……でも、また遅れたら
恥ずかしいので頑張って走りました。
午前5時、ようやく
横浜みなとみらいです。
自宅がある池袋からは、横浜までが
遠いんですよね……。しかし、
誰もいない観光地は寂しいものです。
止まると寒いので先をめざします。
あるていどウェアがしっかりしてれば、
走っている限りそれほど寒くないけれど、
ちょっとでも止まると凍えそうです。
余談ですが、備忘録としてウェア一覧を。
どのアイテムひとつ欠けても、真冬(平地。0℃〜10℃)の
サイクリングは厳しいと思います。
・ゴールドウインのウインタージャケット
・同ビブ
・冬用インナー
・ブレストウォーマー(半身用ベストみたいの)
・冬用レイングローブ
・インナーグローブ
・ヘッドバンド
・シューズカバー
・アソスの厚手(フグ)ソックス
あと、万一に備えてレインウェア上下を携帯。
もし停車時間が長いなら、
コンパクトに収納できるダウンジャケットも役立ちますよ。
冬は装備の重量がかさみますね。
でも、暑さと違って、
寒さのほうがウェアでなんとかできる余地は
多いかも知れません。
横須賀のヴェルニー公園です。
ツンデレ重巡として
いちやく国民的ヒロインとなった(?)
タカオの記念碑があります。
護衛艦「ひゅうが」が遠望できました。
照明が印象的です。
しかし、あんまりゆっくりしてると
今年もまた遅れてしまうので、寄り道は
ほどほどに……。ファミマにも寄りたかったけど……。
今年は「艦これ」や「アルペジオ」が
人気になりましたね。横須賀もサイクリングの
目的地として人気を集めつつあるようです。
日中は道が混むので、必ずしも訪れやすい場所ではありませんが、
明け方はさすがにガラガラでした。
久里浜港には、首尾よく
6時50分に到着。やった!
しかし、池袋〜久里浜は距離75kmほどあって、
すでにクタクタ……。平均時速は18kmほどですが、
やっぱりたいへんでした。
フェリー乗り場には5、6人のサイクリストが
いました。みんな朝早くから好きですね〜。
フェリーターミナルで
温かいうどんをいただきます。
7時20分の出航までに大急ぎで
食べました。温かさに生き返ります。
乗船。スタッフの方に、
「今朝は寒いですね〜」と話しかけたら、
「0℃でした」とのこと。
出航です。
暁の水平線に……と思わず言いたくなりますが、
実際は房総半島から日の出してます。東京湾ですからね。
40分ほどで浜金谷に入港です。
浜金谷からは、長狭街道で鴨川をめざします。
距離は30kmほど。
浜金谷8時スタートで、鴨川でのみなさんとの
集合時間は9時40分です。
そこそこのペースで走れば余裕で間に合うはず。
しかし、長狭街道はあちこちで凍結……。
特に日陰となる内房側は
凍結箇所が多く、怖いのなんのって……。
長狭街道にはちょっとした峠がありますが、
標高は150mそこそこです。それでも凍結なのですから、
冬のサイクリングは侮れませんね。
少なくとも、夜間や早朝には走らないほうが
無難です(わかっているつもりなのですが……)。
どうかみなさんもご安全に。
ほとんど無意味に100km以上走って、
どうにか9時30分に安房鴨川駅に到着。
すると、信じられないほどポカポカなのです。
気温10℃は越えていたと思います。
日向にいると動かなくても汗ばむほど。
わずかな時間、距離でこれだけ違う
体感温度の差に驚きました。
みなさん集合。
一年ぶりにお会いする方もいて、
なんだか同窓会のようです。
ちなみに、現在の「FCYCLE」はミクシィの
コミュニティとして活動してますので、
ご興味ある方は探してみてください。
T地さん作成ルートならではの
ローカルな道を走りはじめます。
海と里と山がぎゅっと詰まっているのが
南房総の魅力だと思います。
ロードからMTBまで、みなさんの自転車は
いろいろ。我がブルベの師匠、すどうさんは
新車の27.5インチ(650B)MTBで登場。
ちょっとだけ乗らせてもらいましたが、
安定感が高くてよい感じでした。
いつか山サイをご一緒させていただきたいなあと。
素敵な道の連続。
よくこんな道を見つけるな〜と、
驚きながら走っていきます。
すでに脚は疲れ、お腹もかなり減っているものの、
マキノ号の強みでなんとか遅れずに
ついていきます。
「酪農発祥の里」で
ソフトクリームを。冬でもおいしいですね。
千倉駅でNさんと合流。
新車のスポルティーフは
細山製作所のFUTABAです。
南房総名物(?)の林道へ。
昨年にも増して落ち葉や枝が多くて
難儀しましたが、やっぱり林道は楽しいですね。
休憩の楽しみは、みなさんの愛車を拝見したり、
印象をお聞きすることですね〜。
しばし乗らせていただいたNさんのスポルティーフは、
メカが現代的で、フレームもかっちりしていて
とても好みでした。
パイプはコロンバスのスピリットで、「走る」ことで
評判が高い細山製作所ならではの工夫が
随所に施してあるようでした。
僕のトーエイより、かなりロード的な印象を受けました。
全体のまとまりと装備パーツのグレードは、
さすがジャイアント、と納得させられる一台。
オーダー車に乗りまくっている大先輩が、
MTBはメーカー車、という選択をされたことが
参考になります。
畑林道の不思議なトンネルを越えて……
道は再び海へ向かいます。
いちおう舗装されているとはいえ、
林道を抜け出てきたマキノ号はドロドロ……。
こんなツーリングには、やっぱり
マッドガードがあると助かりますね。
枝がからまる怖れもありますが。
午後2時半を過ぎて、
「道の駅千倉」に到着。
おまちかねのご馳走です。
お刺身、キンキの煮付け、ブリのあら煮や唐揚げなどなど、
質量ともに圧倒的。
ゼリーとおにぎりだけで耐えてきた
甲斐があるというものです。
あっという間に満腹になって、
あとは千倉駅まで少し走って輪行。
普通列車の長い旅が
はじまります。
日が短くて寒い冬のサイクリングは
行動エリアや時間が限られますが、
輪行をうまく使えば充実した一日が過ごせますね
(深夜から走ってる僕がいうのもなんですが……)。
みなさん輪行の達人なので、車両ごとに分散して乗車。
さすがです。昨今、輪行マナーが問われるシーンが
多いようですから、自分もいっそう気をつけたいものです。
毎年、素敵な「走り納め」を用意してくださる
T地さんには、あらためてお礼申し上げます。
自転車と、自転車が縁でお知り合いになった
みなさんのおかげで、今年も楽しい一年を
過ごすことができました。
まあ、盲腸や骨折とか盗難とか、あと独立など
いろいろありましたが、今年もよい一年だった気がします。
みなさんはいかがでしたでしょうか。
どうぞよい年をお迎えください。
追伸
自宅前の駐車場(よそんちの……)で、
自転車の大掃除。
年末だからか、娘も率先して
自分のケルビム号をお掃除。
さいきん学校はどうよ? とか
父親らしいことを話そうとしたら、
「本、売れてんのか?」
と先に言われてギャフン……。
おまえ本当に7歳児か!? と、びびりました(汗)。