こんにちは、田村です。
ブルベでは、自転車の性能や脚力以上に、
装備品の有無や種類が完走できるかどうかを左右します。
それらの装備をどのように携行するか?
もっとも一般的な方法がサドルバッグです。

ブルベの超定番アイテム「
オルトリーブ サドルバッグL」です。
防水性、脱着の容易さ、空気抵抗が低い(?)フォルムなど、
多くの面で優れているのが愛用される理由だと思います。
もちろん、僕も参加したほとんどのブルベで
使ってきました。
唯一の欠点は、荷物の出し入れが面倒なことですが、
上記のメリットに比べたら容認できます。
しかし、このバッグに関しては、
常々疑問に思うことがありました。
それは容量です。いわゆるカタログスペックは
2.7リットル。
たった2.7リットルでこんなに入るのか〜?
写真は北海道パラダイスウィーク参加時の装備。
(『ランドヌールVol.1』を読んでね!)
雨具一式、防寒着、予備タイヤ、電池、
パンツ(宿で着るため。キャ!)などなどが
すっぽり入ります。
実際の容量はどのくらいなんだろう?

ロールアップ式の開口部。
2回巻き込んだ状態を想定し、容量を調べてみます。
方法は……

原始的かつ乱暴にも、
水を入れてしまいます。

これを計量器付きスタンドで計ります。
もちろん、風袋は重量に含まずに。
で、重量表示を見ると……
5.4リットルです。
やっぱり公称値はかなり控えめ
だったんですね。控えめというか、間違っている気も
しますが、ロールアップ式だけに最小容量を
表記したのかもしれません。

さすがに水が漏れてきました。
しかし、5リットル以上も水を入れて、
ポタ、ポタ……程度の漏れなら、サドルバッグとしては
完全防水といって問題ないレベルだと思います。
あと、ご存知の方が多いと思いますが……

バッグ側の着脱アタッチメントは、
その位置を前後に調整することができます。
なるべくサドル直下かつピラーに近づけつつ、
少し後ろ上がりになるようにセットすると
安定感が増しますよ。
時々、このサドルバッグをかなりグラグラさせながら
走っている方を見かけます。
どうも自転車が振られるなあ……と感じる方は、
サドルバッグの取り付け位置や、内容物の重量配分を
見直してみることをおすすめします。
追伸
神田神保町の
書泉グランデさんの
「ロングライド祭り」(B1売り場)にて、
現在はマキノ号+GOKISOホイールを展示中です。