こんにちは。田村です。
7月に入り、いよいよ夏本番ですね。
夏と言えば……やっぱりキャンプツーリングしたい!
というシクロツーリストも多いのではないでしょうか。
ぼちぼち書店に並ぶ『シクロツーリストVol.3』では、
ベロクラフトの店長、大槻正哉さんの斬新なキャンピングが
登場しますよ。フレームオーダーから実際のツーリングまで
余すところなく赤裸々にリポートしております。
SW WATANABEの斬新なフレーム。
その設計とパーツ選びには、大槻さん「自腹」ゆえの
大胆な試みがあふれています。
いま、ハイキングや登山などアウトドアの世界では、
「ウルトラライト」という考えが注目を集めています。
三鷹にあるウルトラライトショップも人気ですね。
軽量化された機材と使い手の工夫によって、
なるべく荷物を軽くし、体への負担を減らして
自然を楽しもう、という考え方です。
そのウルトラライトの考えを
大槻さんが旅自転車のデザインに取り込み、
実際のキャンプツーリングで実践したのが、
このイエロー×ブラックのキャンピングなのです。
左が伝統的なキャンピング(僕のロイヤルノートン)、
右が大槻さんのウルトラライトキャンピングです。
こう比べると、装備するキャリアやバッグの数と位置、
搭載するアイテムの量が対照的に違うのがわかると思います。
自転車と装備品の具体的な仕様や重量は……
『シクロツーリストVol.3』にご期待!
ということにさせてください。すいません(笑)。
ハイキングや登山でのウルトラライトは、
行動中に増減する飲食物などを除いた荷物の重量を
「ベースウエイト」としてとらえ、それをどう減らすかに
知恵をしぼるようです。
艦船で言うところの基準排水量ですね。
ちなみに、海上自衛隊の船は、小さな印象を与えたいため(?)
基準排水量を諸元として公表することが多いようです。
護衛艦「ひゅうが型」の場合……
基準排水量13,950トン
満載排水量19,000トン
です。ベースウエイトを絞った(?)よい船なのかもしれません。
満載排水量を基準にして
「堂々2万トン級の空母です!」って
自慢したいけどなあ、僕だったら……。