こんにちは。田村です。
6月上旬に発売となった写真集、
『TOEI 美しきハンドメイド自転車たち』。
おかげさまでご注文いただいた書店様に並びつつあり、
順調に(少しずつですが)追加の
ご注文などもいただいております。
また、自転車店様からも何件かご注文をいただき、
ありがたい限りです。
編集を担当した自分で言うのもヘンな話ですが、
なんど見ても飽きない本です。
ページを開くたび、見るたびに発見があり、
写真とスペック表を見ては「なるほど……」と
ひとり唸っております。
一台一台の撮影に立ち会い、画像データをチェックし、
誌面デザインがあがるたびに繰り返し見てきたのですが、
それでも見飽きません。「おもしろい」のです。
自分では一生に一台オーダーできるかどうか、という
すばらしい自転車が109台も載っているのですから、
(あ、そのうち1台は自分のか)
自転車好きには酒池肉林のような本です。
3800円+税と値は張るのですが、
僕がいち読者であったり、他社の編集者であっても
買わずにはおれない本です。
(実は、「しまった」という箇所もあるのですが…)
ここ一ヶ月ほど、『シクロツーリストVol.3』の取材のため
数々のオーダーメイド工房を拝見する機会に恵まれました。
少し前よりも、自分の知識が増え、目も肥えた気がします。
僕の場合、もとのレベルが低いですから(笑)
そうして再びトーエイ写真集を見ると、
それまで気づかなかったことに気づいたり、
今までとは別の自転車が気になり出したり、
ちょっと前までとは見方が変わったりして、
また新たな発見があるんですね。
掲載させていただいた自転車それぞれが、
読者の好みや経験、受け取り方に応じて、
さまざまな情報を問わず語りに発信してくるのです。
そしてオーナー様たちの
自転車をプロデュースする情熱と、東叡社の
すごさをあらためて実感します。
まあ、自分が携わった本をそこまで自画自賛できるなんて
シアワセ者なんでしょうね、きっと(笑)。
というわけで、僕としては非常におすすめの一冊なのですが、
通販サイト「アマゾン」のレビューでは
たいへん酷評されています。う〜む、残念です……。