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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

珍しく二日目もがんばった

こんにちは、田村です。
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キャンプは間違いなく楽しい。
それが自転車で行った場合だとすると、
「オレ、がんばって走った」という自己満足と
自転車に詰めるだけの装備で快適に夜を過ごすことの
自己陶酔が相まって、日帰りや宿泊まりの
ツーリングとは次元の異なる達成感が得られます。

実はそれがけっこうワナだったりして、
思わず飲み過ぎたり、やりきった感が出ちゃったりして
翌日はさほど走らず家路へ直行、なんてことが
間々あります。それはそれでいいのですが(汗)、
今回は珍しく、二日目もちゃんと(自分比)走りました。
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6時過ぎに目覚めると、昨日の梅雨空が
嘘のような晴天が迎えてくれました。
さいわい二日酔いでもありませんし、
走らない言い訳がありません。
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適当にパスタを茹で、お腹いっぱいいただきます。
しょぼいメニューでも、暖かいものを食べると
元気が出ます。
起床、まずカフェオレ、水を追加で汲んできて調理、
使ったクッカー類をざっくり洗って……という
一連の流れにだいたい小一時間を費やして、
撤収作業をはじめていきます。
設営が簡単で、とっとと撤収できるのが、
モノが限られる自転車キャンプのメリットでもあります。
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食事さえ終えれば、10分で撤収、急速発進することも
可能ですが、せっかくのお日様に恵まれたので、
前日に濡れたすべての装備を乾かしながら、
ゆっくり作業を進めました。
濡れたままだと重いので、少しでも
軽くしたいという心理が働きます。
ただ、ほとんどのギアに使われているナイロンは、
基本的に紫外線で劣化するので、無駄に長時間
日にさらすのは避けたいと思ってます。
あんまり気にしてもしょうがないところですが。
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各装備をバッグに収める前に記念撮影。
この時はこうだったな〜と、後々参考になったりします。
赤いのが今回のワンポールテント用品と、
衣類を入れたスタッフバッグ。
いかにテントと着替えが場所を取ることか……。
着替えナシというストロングスタイルが
軽量化・省スペース化には絶大な効果を発揮しますが、
最近の自分はそこまで割り切れません。
一泊でも、キャンプ場で着るウェアと、
翌日に着るサイクルウェア一式を用意しています。
見た目を気にしていると言うよりも、
そのほうが結果的にリラックスできて、
体が楽になるからです。もっとも、この日は
昨日のいろは坂ノンストップ走行が効いて
けっこう足が重かったです……。
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出立の準備が完了したのは8時過ぎ。
いくらでも早立ちできるのがキャンプのメリットでもありますが、
予定している行程に余裕があれば、
キャンプ場でダラダラするのも素敵です。
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しかし、結果的にけっこう欲張った(自分比)
行程を走ることに。
中禅寺湖から北上し、山王峠を経て川俣湖に出て、
そこから栗山郷まで東進し、霧降高原へ
上り返して日光まで。そこで終えるつもりでしたが、
杉並木が素敵だったので鹿沼まで走りました。
距離は100km。キャンプ二日目にこんなに
走ったのは久しぶりです。それだけ、日光エリアが
魅力的だったことと、昨日とは打って変わっての
晴天に心が躍ったのでした。
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中禅寺湖を離れるとすぐにクイッと上り、
戦場ヶ原を抜けます。
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道なりに直進すると金精峠に至りますが、
日光湯元の手前で右へ曲がり、
奥鬼怒林道に入ります。路面は舗装で走りやすく、
極端にエグい勾配もありません。
なにより、緑陰が濃く、涼しいのが助かります。
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10kmほどじわじわ上って、標高1700mほどの
山王峠へ。ここは初めて(たぶん)の峠越えでしたが、
思いのほか飽きさせない道のり。
峠=信州くらいに思ってましたが、
栃木県あなどれませんね。今さら!? という感じですが、
『シクロツーリストVol.10』でも
このあたりの峠を先輩サイクリストにたくさん
紹介していただきました。
自分の実体験不足にあらためて汗顔しきりですが、
これからはこのあたりも積極的に走りたいなあ、と
素直に思わせてくれる峠でした。
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小さな上り返しが二回ほどありながら、
基本的にはスムーズに川俣湖へ下降。
この橋のたもとには、さらなる林道の入り口があるのですが、
今日は素直に県道で栗山郷へ進みます。
グラベルロードで来てますし、
そっちの林道に行こうかなとも思っていたのですが、
前日の雨を思うと進む気になれませんでした。
霧降高原が未体験なので、それに引かれたのも理由です。
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川俣湖(ダム湖)の先に続く瀬戸合峡へ。
トンネルを避けて旧道を進むと、サドルの上からでも
その偉容の一端を拝むことができました。
谷が深いこと深いこと……。
峡谷を目の当たりにできる遊歩道もあるみたいですが、
一昨年の骨折以来、徒歩がおぼつかないので(汗)
あまり自転車を降りないようにしています。
ちなみに、このあたりの茶店では
山椒魚の薫製、という張り紙を見かけたのですが、
どんな味なんでしょうね。自分は試す気に
なれませんでしたが……。
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栗山郷に着いたのはお昼過ぎ。
ちょうど物産センターがあったので、ソバを
いただきました。いつもコンビニばかりの自分ですが、
そういえば昨日の午後から存在しません。たまには
地元ならではのグルメもいいかなと入りました。
これが期待以上に美味しく、のど越しが爽やか。
これから霧降高原へ上り返すことを考えもせず、
大盛りをぺろっといただきました。
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栗山郷からけっこうな急勾配が続きます。
大笹牧場のレストハウスから先は
オートバイのライダーがたいへん多いです。
景観は九州のやまなみハイウェイを思わせる絶景ですが、
無駄に飛ばすオートバイがうるさいのと、木陰がない
大味な上り坂に疲労困憊……。
初めて来ましたが、たぶん、関東屈指の
絶景ロードだと思います。が、もう一度走るかと
聞かれたら微妙……。
個人的には、山王峠のような渋い峠越えのほうが
楽しいと感じますね。
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かなり疲弊して霧降高原を抜ける最高所へ。
栗山郷で標高700mほどまで下った後、
標高1400mほどまで上り返しました。
もう使わない(この日は)キャンプ道具を抱えて
上ることの後悔と陶酔が共に我にあり……。
でもまあ、それがいいんです。

実のところ、自転車キャンプでの軽量化を突き詰めるなら、
現地レンタル、他人からレンタル、
使ったら捨てるor送り返す……
ということに行き着くのですが、
それをやったらオシマイよ、なんですよ。
とはいえ、食材だけは現地で買わせてください(汗)。
そのほうが単純に楽しいので。
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ピークを越えれば、あっという間に日光市街へ。
ものの30分もかかりません。
自分的にはディスクブレーキさまさま。
リムブレーキの自転車に比べると、
楽に、疲れず、安心して、
より速く(自分比)下ることができます。
だからこそ、最近の自分はディスクブレーキの自転車しか
乗らなくなっちゃったんですよね……。
たまにはランドナーやスポルティーフ、従来のロードにも
乗りたいと思うのですが、下りの性能差を
思うとなかなか選べません……。

さて、当初は東武日光駅から輪行で
帰るつもりだったのですが、下りで期待以上に
休めたので、もうちょっと走る気になりました。
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日光から下界へ下る国道の脇には、
石畳や地道が続く見事な杉並木が保存されています。
これをつたいながら、ゆるゆると進むことに。
こうした街道が整備され、いまも大切に残されていることが、
いかに日光が特別な場所だったことを物語っています。
ただ、寺社地区であれだけいた観光客は皆無。
自分はうれしいですが、なにかもったない気もします。
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杉並木は断続的に続きます。
さきほどの絵に描いたような街道はごく短いですが、
舗装の国道でも、旧道を進むと見事な杉並木が続きます。
しかも、日光まで下ってもまだ標高が500m以上残っているので、
基本、下り基調。ご褒美です。
下界に下ると気温が30℃に達しましたが、並木のおかげで
木陰が続くのも嬉しいところ。そのために先人が
植えたんだなと実感します。
途中、杉並木は途切れ途切れですが、日光市街から鹿沼まで
実に30kmくらい往時の街道風情が楽しめます。
自然と走行距離が100kmに及び、
一泊二日のキャンプツーリングに達成感を上乗せしてくれました。
今回はご一緒できなかった仲間とも、
次は同行したいし、自信をもって
連れ出せるな〜と思った行程でした。
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東武線の新鹿沼駅で自転車を輪行袋にしまいました。
この駅もそうでしたが、鹿沼では
ポンプを置くなど自転車向けの取り組みが進んでいるようです。
いいじゃん、栃木! と、にわか栃木&東武ファンに
なったのでした。



# by cyclotourist | 2018-06-27 22:53 | おしらせ | Comments(0)

中禅寺湖でソロキャン△

こんにちは、田村です。
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梅雨時ではありますが、しばらく
ツーリングとキャンプをしないでいると、
無性に出かけたくなる時があるもんです。
そんな先の週末、日光・中禅寺湖へ出かけてまいりました。
直前まで仲間と一緒に行く予定だったのですが、
みなバタバタと休日出勤や用事が入ってしまい、
寂しくも優雅な一人旅となりました。
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往路は栃木駅スタートとしました。
北関東のこのあたりは、東武鉄道が利用できるので
JRより随分とリーズナブルに移動できます。
初夏を迎えると、気分はどうしても信州に向かいますが、
たまには北関東を走ってみようかと思いました。
少し前に、小六の娘が移動教室とやらで
日光へ行っており、その様子を楽しそうに話していたので
そうか、日光って手もあるな、と思いついた次第。
栃木からは、国道で北上するだけでは芸がないので
(といいつつ、復路で国道のよさも再発見。後述)
前日光の山麓を進んで滝ヶ原峠を越えることに。
そして、いろは坂の向こうにある中禅寺湖の
キャンプ場をめざします。距離は80kmほどになります。
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池袋から特急「日光」に乗り込みます。
池袋と言えば東武東上線があるのですが、これは
日光方面とつながってません。
でも、池袋からJR経由で東武日光線に入る特急があり、
利用することにしました。
すると、きっぷも車両もJRのものでちょっとガッカリ?
浅草まで自走して、そこからフル東武鉄道のほうが
賢かったように思います……。
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成田エクスプレスだった車両(たぶん)のせいか、
荷物スペースはたっぷり。他の利用客も少なかったので
輪行袋を余裕で置くことができました。
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一時間少々で栃木駅に到着。
天気予報通りの曇天。夜は弱雨という予報でしたが、
日中さえ降らなければ御の字です。9時過ぎに走行開始。
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大通りを一本外して巴波川(うずまがわ)沿いを進むと、
「蔵の街」にふさわしい街並が現れます。
先日訪れた下総の佐原に似てます。
栃木は日光街道の宿場町として栄えたそうです。
それはそうと、県名と市名が同じだと、
どこを指してるか余所者には伝わりづらくて
少しややこしい。全国的に多いですが……。
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序盤は関東平野らしいド平坦が続きますが、
県道14号に入るとジワジワ上り出します。
川に鮎釣りの方が点々と立つ長閑な光景が続きますが、
予報と期待に反して、お昼くらいから
ポツポツと雨が落ちてきました。
残念に思いつつも、今日の愛機(メルクス・ストラスブール71)
にはアルミのフルガードを付けておいたので
ちょっと嬉しくもあります。
かんかん照りよりはマシだと思い、
淡々と進んで行きます。この道はロード乗りの
練習コースにもなってるようで、悪天候にも関わらず
5、6人の軽装で速いサイクリストとすれ違いました。
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滝ヶ原峠へ続く県道277号に入ると、
次第に勾配が増して行きます。小川沿いに杉林が続く
癒し系の峠越えです。
透湿性に優れたモンベルのサイクルドライシェルを
着て雨を凌いでいたのですが、進むにつれ緑陰が濃くなり、
雨をさえぎってくれるので脱ぎました。
いくら蒸れにくいとは言え、やはりこの季節で上りだと
蒸れますからね。
ガードのおかげで、シューズやウェアが水跳ねで
濡れることが少ないのが救いです。
輪行が面倒だから、と外してしまうことが多い
ガードですが、今回は付けてきて大正解。
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標高800mほどの滝ヶ原峠。終盤でぐっと勾配がきつくなり、
小さな切り通しでピークを越えると、
眼下に日光の街並を望むポイントが現れます。
ディスクブレーキに感謝しつつ、一気に
下って行きます。
ガードなしのリムブレーキだったら、峠の前に
イヤになって引き返していたかもしれません(汗)。
いまだに賛否両論あるディスクロードですが、
自分のようなツーリング用途では
手放しでオススメできます。少し重い、少し輪行が面倒、
そして少し価格が上がるなど
デメリットも確かにありますが、
それを遥かに上回るメリットがあります。
雨の下りなんていう今回のようなシーンでは
この上なく頼もしいです。
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ちょうど14時にいろは坂へ進入。
いろは坂は勾配が緩く、上りと下りでルートが異なる
一方通行なので、クルマは多いものの
ストレスなく進んで行くことができます。
入り口は標高900m、最高所となる明智平は1270mほど。
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いろは坂は、「弱虫ペダル」屈指の名シーンを生んだ
舞台でもあります。
ルックに乗る天才肌のクライマーと、
キャノンデールに乗る努力家凡人クライマーが
激闘を繰り広げ、全国の腐女子(妻子含む)の
お涙をしぼりとったものです。
ルックもキャノンデールも持ってる自分ですが、
ココで乗ってしまうと
「うわ、オッサンがコスプレしてる」とか
笑われそうで乗る勇気がありません(汗)。
もっとも、こんな天気なので
サイクリストは一人も見かけませんでしたが。
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所要45分で明智平に到着。
さすがに涼しく、自転車を降りると
あっという間に体が冷え出したので
あわててレインジャケットを着込みます。
自分のペースだと、標高差100mにつき所要10分が
目安になるのですが、それより時間がかかりました。
今回、ツェルトの替わりにテントを持ってきたので、
(フツーはテントが標準ではありますが)
キャンプ道具一式の重量は6kgくらい。
いつもより2kg近く重いので、上りに時間が
かかるのは致し方ありません。
ま、遅いことの言い訳ですな(汗)。
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少し下ると中禅寺湖。
雨でも外人サンがそぞろ歩きしてる観光地です。
予定では16時くらいに着くかと踏んでましたが、
幸いにも15時に到着したので、ゆっくりと買い出ししてから
キャンプ場へおもむくことができます。
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湖畔から一本裏に入った道筋に
スーパーがあります。ここで今晩と明朝に
消費する食料と飲料を調達。
自分のように比較的軽装でキャンプツーリングを実践する場合、
食料やビールを長距離携行することは諦めざるを得ませんし、
だからこそ、走りが楽しめる範囲の荷物重量に収まります。
最大の問題は、ひと晩過ごすために
ビールを3リットルも要する己の体質なのですが(汗)。
そのため、利用するキャンプ場を選ぶ際は、
ロケーションのよしあしや料金と同じかそれ以上に、
付近に商店があるかどうかが基準になります。

買い出した食材とビールは、キャンプ道具でパンパンの
サドルバッグやフロントバッグには入りませんので、
あらかじめ持参したポケッタブルリュックを用います。
走行中は空けておいた背中が、
プラスαの荷物スペースとなるわけです。

今回利用した菖蒲ヶ浜キャンプ場は、スーパーから
5kmほど先にあるのですが、その間は平坦なのが幸いです。
もっと近かったり、キャンプ場がスーパーの手前にあれば、
いったんキャンプ場で荷を下ろし、
設営を済ませてから空身の自転車で
買い出しに向かうこともあります。

もちろん、ロケーション優先で店が近くにない
キャンプ場を利用することもあります。
状況に応じた行動を事前に想定しつつ、
現地では臨機応変、スムーズに買い出しと設営をこなすことが
快適なツーリングとキャンプの
両立には欠かせないでしょう。

あるていど長期のキャンプツーリングだと、
半ば行き当たりばったりになり、それはそれで
発見が多くて面白いのですが、
今回のように一泊だけの週末キャンプツーリングの場合は、
その一泊が失敗に終わるとすべてが
台無しなので、計画性が大切です。
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菖蒲ヶ浜キャンプ場に到着。
予約不要なのがうれしい。料金は1080円。
スタッフが親切かつ的確に利用方法を
説明してくれました。
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屋根付きの広い炊事棟あり。
ベンチとテーブルも完備。お風呂もあり、設備は十分。
テントサイト全域とトイレも清潔。ここは当たりです。
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16時前には着いたのですが、
木陰に恵まれた湖畔沿いのスペースは
ほとんど埋まってました。この天気なのに。
やはり、かなり人気があるキャンプ場のようです。
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湖畔に小さく突き出した岬のようなスペースに
テントを張ることにしました。
あんまり吹きさらしなのは考えものですが、
雨は降っているものの、ほとんど無風なので
大丈夫でしょう。
さっそくテントを広げます。
今回は、雨天でも過ごしやすいように、
前室が広いワンポールテントを持ってきました。
重量が2kgもあって、かなりかさ張りもするのですが、
居住性の高さが魅力なのです。
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いかにもテント、という可愛らしい見た目のワンポールテント。
テンマクデザインのパンダ、という製品です。
ちなみに、価格も2万円ほどと手頃です。
構造上、風には強くないですしペグを打たないと自立しません。
また、インナーはメッシュなので、保温力も限定的。
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それでも今回これを選んだのは、
圧倒的に前室が広いため、テントに入ったまま
調理などがしやすいのが理由です。つまり、雨天対策ですね。

ここ数年、自分は下記三種のシェルター類を使い分けてます。
当ブログや自分の著書・記事でなんども紹介してますが、
あらためて列記してみます。

・ツェルト(ファイントラック・ツエルト1)
・自立型テント(アライテント・トレックライズゼロ)
・ワンポールテント(テンマクデザイン・パンダ)

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圧倒的に出番が多いのはツェルトです。
これを選べば、サドルバッグ+フロントバッグの
限られた容量でも余裕が生まれ、必要なら冬用シュラフや
イス、テーブルまで収めることができます。
非常にコンパクトで軽いので(ペグなど含んでも330gくらい)
それで浮いた容量と重量を他に回せますし、
回さないで軽量を突き詰めれば走りが軽快です。
昨年はこれで一ヶ月キャンプツーリングしましたから、
耐久性も問題なし。結露も少ないですし、寝る分には
雨天でも耐えられます。虫も意外と入ってきません。
ただし、当然ながら狭いので、なかで飲食したり
着替えたり何かしたりというのには向きません。
必然的に、寝るとき以外は
外で過ごすことになります。

一般的なテントに比べると安いのもツェルトの魅力で、
ガイライン(張り綱)・ペグ(杭)含めても
価格は2万円ほどとリーズナブルでもあります。
もっとも、ツェルト本体はシンプルな一枚布なので、
これでこの価格!? と思う方もいますが、
実際に使うと非常に優れた製品です。
なお、自分はポールを用意しないので、設営には
適当な間隔の立木が必要です。片方を自転車で代用することも
できますが、設営場所を選ぶのがツェルトの
宿命ではあります。自分の経験では、95%以上の
キャンプ場で設営することができました。
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自立型テントは、文字通り2本のポールだけで自立するので
ウッドデッキだろうとコンクリの上だろうと
設営できます(通常はペグも打ちます)。
耐風性・保温力なども申し分なし。
写真は、とある駐車場で天体観測した際の様子です。
トレックライズゼロは1300gと重量もまずまず。
価格は4万円弱。
前室もあり、気をつければテント内に身を入れたまま
調理もできます。
これがいちばん万能的ではあるのですが、
それなりにかさ張るので、自分のバイクパッキングスタイル
(フレームバッグを使わない)だと、
イスやテーブルなどを持ち出すのは難しくなります。
最近、ファイントラックが発売した自立型軽量テント、
カミナドーム1が気になってるのですが、6万円もするので
躊躇してます。サイクリング仲間のばっきー氏
導入したので、今度ご一緒した際は
チェックしてやろうと狙ってます(笑)。

で、ワンポールテントなのですが、
デカくて重い(汗)。自転車で使ってる人は
他に見たことがありません。
一式で2kgあり、これは同種のテントでは軽いほうですが、
上り坂に差し掛かる度に軽く後悔します。
それでも使うのは、前述したように雨でも中で
十分に快適な時間を過ごすことができるからです。
しかし、これを選ぶとバッグはパンパン。
イスもテーブルも諦め、かさばらない夏用シュラフが
選べる時しか収めることができません。
ですので、たまにしか出番はありませんが、
キャンプ場での過ごし方における選択肢を増やしてくれる
アイテムではあります。
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右の赤い袋三つがワンポールテント、
左の二つが自立型テント、
左下のオレンジ色の袋がツェルトで、
黒い小さな袋にペグとガイラインが入ってます。
こう比べると、狭かろうと張る場所を選ぼうと、
ツェルトを選ぶことが多い理由が分かると思います。

こういうことを書いているとキリがないので(汗)
閑話休題。
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小雨に打たれるテントにこもって、ちまちま調理。
チタン製の小さなクッカーと固形燃料で
ベーコンをあぶったり、おでんを温めるくらいですが、
ビールさえあれば幸せです。
標高が1200mもあるため、不快な蒸し暑さとは無縁。
むしろ涼しいくらい。キャンプ場で着るために
長袖のシャツとタイツを持ってきて正解でした。
仲間と過ごすキャンプが楽しいのは当然ですが、
ひとりも悪くないです。何度も見たアニメを再び見て、
それでも泣きそうになったりしても
ひとりだけなら恥ずかしくないです(汗)。
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19時過ぎて日が落ちて行くと、少しだけ夕映えが見えました。
これなら明日は晴天が期待できるかもしれないと思いつつ、
ビールを飲み続けます。利用者が多いキャンプ場ですが、
あまり気になるほどうるさい人がいなかったのは幸い。
21時過ぎには寝落ち。
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日付が変わる頃、催したので目を覚まし、
トイレへ行くために外へ出ると
月が煌煌と輝き、湖面を照らしてました。
星もいくつか瞬き出し、三脚を持ってくればよかったなあと
思えるような夜景を見ることができました。
日光、いいじゃん!

妙に長くなってしまったので、
翌日のサイクリングはまたあらためて
リポートしたいと思います。



# by cyclotourist | 2018-06-26 12:51 | おしらせ | Comments(6)

大洗キャンプ

こんにちは、田村です。
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先の週末は、ひさしぶりに大洗でキャンプを
楽しみました。大洗の訪問は、
いったい何度目のことか思い出せないほどですが、
今年はまだ二回目、四ヶ月ぶりの訪問です。

今回は総勢で7名という大所帯でのキャンプとなりました。
自分のキャンプ好きぶりを見て興味を持ってくれた
はじ〜さん、そのお友達のちばさん、
そして常連の(?)ばっきーさん、YUKI隊長、トシさん。
さらに、まんが『南鎌倉高校女子自転車部』の作者である
松本先生も飛び入り参加されました。
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キャンプするとはいえ、サイクリストの我々ですから
サイクリングそのものがメインテーマです。
しかし、この日は午前中いっぱい娘の運動会を見学。
小学生最後ともあって(もう6年生なのです)、
主要な演目がある午前中だけは見に行くことに。
自分同様に団体行動が嫌いな娘だけあって、
100m走は一着になったものの、騎馬戦では
あっさり負けておりました。
そして、「家事にも娘にも興味ないのに、
キャンプだけはせっせと準備するのね」と、
妻の辛口で人権を蹂躙されながら、
上野駅に向かったのでした。

さて、水戸行きの特急に乗ったのはすでに12時過ぎ。
本来は土浦駅から走る予定でしたが、
この時間での輪行アクセスでは大洗に着くのが
遅くなりすぎるので、
水戸まで列車に乗り続け、
大洗までほんの少しだけサイクリングすることに。

常磐線の特急は、いつも上野から利用するのですが、
日中だと8番線ホームでの発着が多いんですね。
上野駅と言えば、13番線に代表される
頭端式の地平ホームから発着する特急が
風物詩でしたが、品川へも行く特急が増えたことで
上野駅はますます単なる途中駅になってしまいました……。
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14時過ぎに輪行解除。
ちょうど同じようなタイミングで到着した
ばっきー氏と共に大洗をめざすことになりました。
氏も土浦から走る予定でしたが、
自宅にスルーアクスルのシャフトを置き忘れたとかで、
取りに帰ったりしたため水戸からの遅いスタートに。
くわしくは氏のブログに書いてありますが、
スルーアクスルは各種の規格が混在しており、
半ば個々の自転車フレーム専用品となっているため、
現地調達がほぼ不可能です。

このあたりは従来からあるクイックレリーズに
比べると不安材料ではありますが、
根本的には、自宅内で輪行の準備をした、という
ばっきー氏の不徳の致すところですね(ばっさり)。
自宅から駅までがわずかな距離であっても、
そこを自走することが、自転車の最終点検となります。
不調や忘れ物があれば、すぐに自宅に戻れますし。
もっとも、駅で収納する際に忘れ物をしたり、
列車の網棚にバッグなどを置き忘れることも
あるわけですが(もちろん経験済み。汗)。
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国道を避けた細道を伝いながらも、
ほぼ最短経路で大洗キャンプ場へ直行。
すでにほかのみなさんは到着して設営済み。
今回はツェルト3人に対して、テントが4名です。
はじめて一緒にキャンプする面々は、
装備が自分とかなり違うので、いろいろと
参考になります。
特に松本先生はクルマで現地入りしたため、
薪ストーブなどの装備なども用意されており、
新鮮ではありました。
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自転車の荷を下ろし、設営を終えて一服したら、
定番の行動に移ります。
入浴→海鮮市場で買い出し→ウスヤさんで串カツ購入→
スーパーでもろもろ買い出し、です。
久しぶりの大洗でも、変わることなく大勢の同好の士が
散策しており、なんとはなく落ち着きます。

そのウスヤさんですが……
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お隣の駐車場スペースに
バイクラックが新設されておりました。
サドルを引っ掛けて駐輪するアレです。
鉄パイプを地面に立てた豪快な造りですが、
それだけにしっかりしており、我々の自転車を
ドンドンかけても余裕ある強度とスペースがあります。
ついにウスヤさんにもバイクラックが登場か……と
感慨深いものがあります。
で、ご店主に「いつ設置したんですか?」と
聞いてみたところ……
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「自転車の雑誌に載ったんだけど、それまでバイクラックなんて
知らなくて。せっかくだから作ってみた」とのこと。
その雑誌が、店頭にもあったサイクルスポーツ誌3月号です。
ウスヤさん紹介記事を書いたのは……自分でした(笑)。

この時は、編集部から、北関東でどこかサイクリスト向けの店を
紹介してと依頼され、迷うことなくウスヤさんを
選んだのでした。ほかにあんまりお店を知りませんし(汗)、
ウスヤさんが特にサイクリスト向けのお店じゃないのは
当然ながら分かってましたが、串カツが美味しくて
安いのは間違いないですから、ちょっとした補給食にも最適です。
記事執筆当時、バイクラックはもちろんなかったのですが、
「自転車の人が寄ってくれるなら」と、
ラックを新設するという心意気がうれしいものです。
このホスピタリティが、大洗にファンが集まる
理由なんだなあと、あらためて実感しました。
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サイスポを見ながら、ご店主と談笑するトシさん。
紹介記事の写真にもトシさんが写っていたりします。
ついに我々は、この大洗に影響を与える存在になったのだ、
と有頂天になります(笑)。
そして、大量に串カツを買わせていただき、
スーパー経由でキャンプ場に戻りました。
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宴の開始。めいめいが好きなモノを買って、
好きなように調理して食べます。共同調理とかしないのが
我々のスタイルですが、自然と各自の食材が行き来し、
ツマミが尽きることはありません。
だからビールが進む進む……。
前回の信州キャンプでは、寒さ故に自然と
飲み過ぎが抑えられましたが、暖かい季節は危険です。
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イカの丸焼き。
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早くも即身成仏状態のばっきー氏。
自分は何時まで起きていたのか記憶にございません。
たしかにたくさんのビールを飲んだと思いますが、
全体としては飲み過ぎと言うには当たらないと思います。
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いつもは5時過ぎには自然と目が覚めますが、
この日は8時過ぎまで爆睡。
もうほとんどの人が撤収まで終えていて驚きました。
あたふたと自分も片付けを済ませ、
走り出せる用意を整えます。
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自分の自転車は、グラベルロードのメルクス・ストラスブール71。
先日、テールフィンというサイドバッグも導入しましたが、
あるていど軽量指向で荷をまとめるなら、
やはり大型サドルバッグ+フロントバッグが気に入ってます。
これでも折りたたみのイスやテーブルも入っているので、
昨今のキャンプ道具が実現した小ささと軽さは偉大です。
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ブルベの達人、ちばさんはマキノのオーダーメイドロード。
魚肉カラーが素敵。サドルバッグの左右には、
振れ留めを兼ねるケージラックを増設してます。
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同じくブルベの達人で、AJ宇都宮の副代表でもある
はじ〜さんの自転車は、フォーカス・パラレーン。
ツーリング指向のディスクロードとしては、現時点で
決定版ともいえる高性能モデルです。
大型サドルバッグのクリアランス確保には
苦慮しているようですが、リュックを併用することで
大きめのテントや寝袋をきっちり収納してました。
ちばさんもはじ〜さんの自転車も、
複数のライトやGPS類が充実したハンドル周り、
ダウンチューブ下のツールボトルなどが特徴的。
ブルベを楽しんでる方の自転車らしい装いです。
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クルマで来られた松本先生と、九十九里方面へ向かうちばさんとは
キャンプ場でお分かれし、4名で筑波方面へ向かいます。
快晴で追い風という好条件。水田も青々と眼に眩しく、
格好のサイクリング日和なのですが、
キャンプ二日目に5割ほどの確率で発症する
謎の倦怠感に襲われた自分はペースが上がりません。
天気がよすぎて、軽い熱中症だったのかもしれません(汗)。
みなさんも積極的に筑波山系を越えようとは
思わなかったようで、何とはなしに土浦駅へ
直行することに。平坦で60kmほどの軽い
サイクリングとなりました。
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距離が短いと当然ながら時間に余裕が生まれるので、
アドリブで細道に走り込んだりもできます。
で、想定どおりには道が続いてなく、
あえなく引き返すというありがちな経験もしますが、
それはそれで楽しいものです。
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お昼過ぎには土浦駅に到着。
いつもは利用しない西口に到着しましたが、
全面的にリニューアルされてました。
今年3月から「サイクリングリゾート」と銘打ち、
自転車に配慮された動線が確保され、サイクルショップや
駐輪場が登場しています。
来年には「サイクリングホテル」も開業するそうです。
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自転車を転がしていくレーンがペイントされ、
このように店内、駅ビル内へ入っていくことができます。
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なかなかシュールな体験です。
サイクリストに配慮している、という設備を実感するのは
気持ちがよいものですが、ちょっと
やりすぎで実用性が伴っていない感がなくはない。
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お洒落系自転車チェーン店もオープン。
レンタル自転車もあります。僕らみたいな、ある意味で
擦れちゃってるサイクリストにはビビッと来ませんが、
これからサイクリング楽しみたい! という人の背中を押す
きっかけにはなるのではないでしょうか。
自分たちにとっての土浦エリアは、
そこが目的と言うよりも、大洗や筑波方面へ足を延ばす際の
入り口か出口でしかないのですが、
こうした立派な施設ができると、なんとなく
うれしいものです。
先のブログで紹介したB.B.BASEみたいなサイクルトレインが
品川・上野〜土浦・水戸などを走れば一層面白いのですが、
あんまり高望みしちゃいけませんね。
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それぞれ輪行袋に自転車を収め、家路に。
あんまり走らなかった(走れなかった)二日間でしたが、
充実した週末を過ごすことができました。
梅雨入り前に、またキャンプしたいものです。




# by cyclotourist | 2018-05-30 11:46 | おしらせ | Comments(3)

B.B.BASE体験記

こんにちは、田村です。
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昨日(5月20日)、「B.B.BASE」を利用してきました。
JR東日本千葉支社が運行するサイクルトレインです。
関東のサイクリストには大きなトピックとなっている列車なので、
概要をご存知の方も多いと思います。
今年の1月から走っているので、遅まきながらの初体験です。
同列車を利用したサイクリングを簡単にリポートしつつ、
そこで感じたアレコレを振り返ってみたいと思います。

まずは、きっぷを手に入れなければなりません。
実はこれが意外とやっかいで、これまで利用しなかった
理由のひとつでもあります。
B.B.BASEのきっぷは、駅の窓口や自動券売機で
買うことができません。
いわゆる旅行商品として販売されるため、
「えきねっと」か、びゅうプラザで事前に申し込みます。
しかも、4月までは、どのような方法でも5日前に
申し込む必要がありました。
5日前から必ず出発する! と決断するのは、
天候に激しく左右されるのが宿命のサイクリングにとって、
なかなかに高いハードルです。
普通の列車なら、指定券でも利用日を簡単に変更できますが、
旅行商品の場合、10日前から相応の取り消し料がかかります。
また、B.B.BASEが向かう房総エリアは、
ほかにアクセス手段がいくらでもあるので、
あえて何日も前に旅行商品を買う必然性がないですし、
「絶対○日に行く!」と、天候を度外視して
意気込むようなエリアでもありません。

ところが、4月からは、びゅうプラザの窓口に行けば
前日でも(日帰りの場合。泊まり付きの場合は二日前)
B.B.BASEを予約できるようになりました。

そこで、行こうと考えた日(5月20日)の天気がよいと
大むね確信できるようになった三日前になって、
びゅうプラザに出向いて予約してきました。
佐原往復日帰りで6400円です。
この金額の是非については、後述します。
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日帰りとは言え旅行商品。
佐原駅近郊で利用できる1000円分のクーポン券もあり、
きっぷは8枚に及びます。
加えて、行程表や利用案内のプリントなどを
どっさり受け取りました。
これら書類には「ご旅行中は携帯してください」と
書いてあるので、一式をサドルバッグに突っ込んでいきましたが、
けっこうな荷物ではあります。

さて、毎週末に運行されるB.B.BASEですが、
東京側の始発駅はすべて両国駅です。一方の目的地は週ごとに変わります。

内房(館山か和田浦で下車)
外房(勝浦か安房鴨川で下車)
銚子(松尾、干潟、銚子で下車)
佐原(佐原駅で下車)

上記4パターンがあります。
B.B.BASEは一編成しかないので、
行きたいエリアを選びたい場合(普通はそうですが)、
そこを選択できる機会は一ヶ月に一回の週末だけ、
ということになります……。

自分の場合、ぶっちゃけどこを走ってもいいので(汗)、
20日に乗ることを優先し、結果的に佐原行きになりました。
この極めて自由度の低いB.B.BASEの運行によって
可能になるサイクリングの楽しみ方もある……かもと思います。

自分が乗るB.B.BASEは、両国駅を8時12分に出て、
佐原駅には9時42分に到着します。
そして、復路は同じく佐原駅を17時32分に出る
B.B.BASEに乗ることになります。

通常の輪行アクセスでは、往路と復路、つまり入り口と出口の駅を
変えることで多彩なコースを考えることができます。
また、復路は駅に着いた時間に合わせて
きっぷを買う・変更することができます。
B.B.BASEは、そのどちらもできません。
入り口と出口が同じで、時間も動かせません。
片道だけB.B.BASE、という買い方もできますが、
今回はあえて往復ともB.B.BASEに乗ることにして、
その「縛り」を楽しんでみることにしました。

結局、サイクリングの醍醐味は走ること自体にあるので、
B.B.BASEにしろ普通の輪行にしろ、
走りが充実するかどうかが最優先事項です。
そこで、佐原駅を9時42分にスタートして、
17時32分までに戻ることができるプランを考えます。
佐原を起終点とし、実質7時間ちょっとで
走ることができるのが条件です。
こうした「縛り」があるほうが、コースを決めやすいとも
言えますし、時間と行程の進捗を気にしながら
緊張感のあるサイクリングを楽しめる……かも知れません。
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佐原から銚子まで往復することにしました。
往路は利根川の土手に延びる自転車道を利用し、
復路は、犬吠埼から外川へ回り込んで屏風ヶ浦などを見た後、
利根川を離れた内陸部を進むことにします。
この復路は、ほとんど馴染みのないエリアなので、
特に見所がなくても何となく気分が高まります。
距離は102kmとそれなりですが、獲得標高が300m未満なので
地形的にはイージーでクルマも少なそう。
それだけに風向きの影響を顕著に受けるエリアですが、
予測では北風基調の微風だったので、キツイ向かい風にはなるまいと
希望的に考え、このコースをハンディGPSにセット。
そして迎えた当日、いよいよ
B.B.BASEに乗り込むことになりました。
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自宅から両国駅までは10kmほど。
陽射しは朝から強いものの、気温は20℃くらいで
清々しい日和に恵まれました。
写真の駅舎正面ではなく、西側の臨時改札に向かいます。
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通るべき道に案内プリントが貼られており、
迷うことなく進むことができました。
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フェンスで区切られた敷地から、
直接3番ホームに上がります。この番線は定期列車の利用がなく、
幻のホームなんだとか。こうした自転車を転がしていけるホームが
あるからこそ、両国駅がスタート地点になったんだなと実感。
構造が複雑で人混みが絶えない新宿駅や東京駅では
自転車を転がすなんて許されないでしょう。
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発車30分前から入線してるB.B.BASE。
今や廃車が進みつつある209系の通勤電車を改造した車両で、
6両編成です。
見た目の好みは人それぞれなので何とも言えませんが、
個人的には萌えませんね……。
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車内は一新されています。
四席ないし二席ずつのセミコンパートメントが配され、
それぞれのシート裏に、自転車を縦に吊るすラックが設置されています。
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コンセント付きの大きなテーブルが固定されています。
シートはリクライニングせず、やや硬い座り心地。
ヘッドレストは上下します。
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完全にグループでの利用を見込んだシート配置です。
だから娘を誘ったんですが、あえなく断られて(汗)
今日は一人旅です。
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愛機をラックにセット。
よいしょっと持ち上げる必要はあるものの、
簡単かつ確実に固定されます。
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前輪を載せるラックを展開した様子。
機能重視の無骨な造りですが、それだけに丈夫そう。
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ラックにはダンパーが接続されており、スムーズに動作します。
ガチャン、と落ちたりはしません。
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35Cのセミノブタイヤが隙間なく収まりました。
ラックの内側にゴム製でチューブ状の緩衝材があり、
異なるタイヤの太さに対応しています。
タイヤ幅50mmまで搭載可能らしいですが、
ラックがダウンチューブの下まで伸び、タイヤのかなり高い位置まで
抑えるため、マッドガード付きの自転車は
搭載できません。
もちろんタンデムやリカンベント、ファットバイクなんかも
NGですね。
このように、B.B.BASE自らの仕様が、ますます「縛り」を
生んでおります。
このあたりの解決策はすぐに思いつくのですが、
後述します。
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とりあえず、初使用でも迷うことなく確実に
自転車を搭載してくれます。
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運転士、車掌さんとは別に、
3人のクルーが乗り込みます。

さて、定刻通り8時12分に発車。
津田沼と千葉に止まりますが、その両駅から乗り込む場合は
輪行袋に入れる必要があります。
さすがに途中駅から乗り込む方は見当たらず、
両国駅で乗り込んだ13名がすべてでした。
B.B.BASEの定員は99名なので、
乗車率は約13%。
外房や内房コースに比べ、佐原は地味感があって
利用客が少ないのかもと思ってましたが、
ちょっと少な過ぎます……。
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発車ほどなくしてクルーが車内を巡回し、
8時30分から4号車でレクチャーがあると触れ回ります。
4号車は指定席がないフリースペースになっていて、
ロングシートと手すり、モニタなどが設置されています。
お菓子なども販売しています。
ここで佐原市の観光ムービーを流したり、モデルコースの
パンフレットを配布したり、「乗り遅れないように」と
注意を促されたり……。
このレクチャー時間やクルーの接客(?)によって、
自分のB.B.BASEに対する
評価はだだ下がりとなったのですが、
詳細は後述します。
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車窓は平凡ですが、市街地を抜けると
青々とした水田が広がるようになり、輝くような青空と相まって
なんとなく気分が上向いてきます。
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佐原駅到着も定刻通り、9時42分です。
改札口側のホームに付いてくれるので、
楽々と外に出ることができます。
輪行の収納と組み立てが早いことだけが自慢の自分ですが(汗)、
さすがにサイクルトレインは便利だなと実感します。
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この歓迎ムードがうれしい。
わずか13名でスイマセンと恐縮してしまいます。
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江戸時代に栄えた商業都市にふさわしい和風の駅舎。
バイクラックも登場しており、全面的にサイクリスト歓迎ムードです。
輪行袋を広げることなく、ここに自転車と一緒に
立っている現実が不思議に思えます。

いよいよサイクリングの開始。
アームカバーとレッグカバーをしてきましたが、
それでも肌寒さを感じるほど風が強い日でした。
とりあえず駅前のコンビニで水と補給食を確保し、
一路、利根川沿いへ向かいます。
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思いのほか向かい風成分が強くて進まない!
いきなり心が折れそうになりましたが、
最初の5kmほどを過ぎれば進行方向が変わることを思い出し、
(佐原あたりだけ利根川が北に盛り上がってる)
我慢してノロノロ進みます。
目安として、13時までに銚子・犬吠埼あたりに
着きそうもなければ引き返すか輪行しようと決めてました。
サイクルトレイン利用とは言え、輪行袋は持ってます。
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幸い、向かい風から横風に変わりましたが、
それでも抵抗が多少は増えるので、
利根川沿いの距離25kmを走り終える頃には
だいぶ疲弊してしまいました。
オニギリをひとつ食べてから、一般道に出て銚子へ向かいます。
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次第に風向きがよくなり、
君ケ浜越しに犬吠埼を望む頃には平均時速20kmを越え、
12時過ぎには白亜の灯台を望むことができました。
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ああキレイだなと思いつつ一服し、
速やかに次ぎなるスポットに向かいます。
ペースは悪くないものの、やはり列車の時間が決まってると
気が焦ります。
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銚子電鉄の犬吠駅。
ここにもバイクラックが登場してました。
元々へんな駅舎ですが、
訪れるたびに色が変わってる気がします。
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味のバリエーションが増えたぬれ煎餅と、
クリアファイルを購入。二人の女の子は、
地元の高校生が描いたそうです。微妙に萌えます。
今後の展開に期待しつつ、銚子電鉄が誇る
名駅に向かいます。
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終着の外川駅。木造駅舎が素晴らしく渋い。
銚子に来たら訪れずにはいられない癒しスポットです。
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時間が止まったような、どこか懐かしい駅舎。
ベンチで居眠りでもしたくなりましたが、
B.B.BASEが待つ身としてはそうもいきません。
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白い波頭が寄せる外川の集落を抜け、
ぐんぐん先に進みます。このあたりは追い風になったので
35Cのセミノブタイヤを履いたグラベルロードでも
時速30km近いペースで巡航できて爽快そのもの。
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先を急ぎつつも、屏風ヶ浦をパスするのは惜しいので
遊歩道に自転車を進めます。ドーバー海峡に比される海岸美が
しばらく続きます。ドーバー海峡がどれほどキレイなのか
知りませんし、無理に欧米の名所になぞらえる必要も
感じない絶景です。
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ほどなくして海岸線に別れを告げて北上を開始、
広域農道と県道をつないで佐原をめざします。
B.B.BASE関連の某パンフレットに
「香取市の南側には、これといった見所はないが〜」などと
ばっさり書かれていましたが、
進むごとに緩やかな丘陵と田園が交互に現れ、
飽きることがありません。
風車を見ながら風向きに一喜一憂しつつも、
走ることに集中できる好エリアです。
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丘陵に上ると富良野のような色っぽいカーブの畝が畑に連なり、
そこを下ると一面に田植えを終えた水田が広がります。
関東一の米どころです。
こうした農業地域にも、コンビニが点々とあるのが
千葉の有り難いところ。サンクスがファミリーマートに、
セーブオンがローソンに統一されてしまったのは寂しいですが、
今日のようにトッとと走る必要があるサイクリングでは
手軽に補給できるコンビニの存在が欠かせません。
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15時半には佐原に戻ってきました。
銚子エリアの散策でペースが落ちましたが、
それ以外はコンビニに二回寄ったくらいでセッセと走ったおかげで、
予想よりも早く戻ることができました。
B.B.BASEに乗る時間まで、ゆっくり街めぐり。
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局所的に外国人観光客が群れていて辟易としましたが、
ちょっと中心地を外れると静かなものです。
伊能忠敬の記念館や銅像を見たりしても
まだたっぷり時間があります。
そこで、駅前の観光案内所へ顔を出し、
1000円分のフリークーポンを使わせてもらいました。
結局、ここでもぬれ煎餅を手に入れ、
サドルバッグはパンパン。
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観光案内所で教えていただいた銭湯へ。
あまりにも入り口が分かりにくく、前の通りを
二度も往復。それでも見つからず、すぐ近くの商店で
訊ねてようやく見つけることができました。
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ほとんど庭のような路地を抜けます。
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明治初期から続くという柳湯。
ゲーム機が渋い。近頃の世相と無縁の灰皿もうれしい(汗)。
料金300円で、タオルも無料で貸してくれました。
さらに、なぜかお菓子までいただき、
身も心もほっこりして駅に向かいました。
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改札の向こうで、しっかりB.B.BASEが待ってます。
輪行が手間とは思わない自分ですが、
やはり自転車を転がしていけるのは快適。
道が列車の中まで続いているようです。
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両国駅から自宅まで走るので、
泡が出る飲み物が飲めないのは少し残念ですが、
ぬれ煎餅はやっぱり美味い。
シンプルな醤油味が好みに合いますし、
自分は前歯が差し歯なので、シットリした柔らかさが
この上なくうれしいのです。
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復路も定刻通りの運行で、19時29分に両国着。
すでに100km走って、佐原では気だるさも感じましたが、
ぬれ煎餅でだいぶ回復したようで、
自宅までの10kmも気持ちよく走ることができました。

こうして、かなり良質の満足感を得ることができた一日でした。
風は強いものの好天に恵まれ、
自分が計画したコースを、予想した時間内で
ちゃんと走りきることができました。
それだけで嬉しいものです。

その機会を与えてくれたのがB.B.BASEですから、
やはり感謝したいと思います。ありがとう、209系改。
また近いうちに利用したいと思います。

最後に、いちサイクリストとして感じた
B.B.BASEについての印象や改善すべき点などを、
思いつくままに列記してみます。
雑誌の記事などでは書かない辛口ですが、
すべては可能性を信じる愛ゆえに……。


●運行について
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週末のみで一日一往復、出発地は両国限定、行く先は週変わり……。
窓口に行けば前日でも予約できるようになったと言うものの、
思い立った時に好きな駅へ向かうことができる、という
通常の鉄道輪行に慣れた身には、かなりキツイ制限があるB.B.BASE。
一編成しかなく、平日に運行しても
多くの利用者が見込みづらいから仕方ないですね。
これはどうしようもないです。
新幹線や「あずさ」みたいな頻発多需要特急と
比べるのは無理。
だから利用できない、しない、と考えるのも仕方ないでしょう。

自分は開き直って、かつての「北斗星」や「カシオペア」と
同じように、特別な列車だと思うことにしました。
(さすがに「四季島」は乗ったことない。汗)
つまり、その列車に自分を合わせるしかないんです。
B.B.BASEに乗れる日に予約し、
B.B.BASEが発着する駅を基準にコースを考え、
B.B.BASEに乗れるような距離を走る。
今回、自分はそのようにしたわけですが、
制約の強さがかえってサイクリングを
充実させてくれた気がします。
特段、佐原に興味があった訳でもないですが、
周辺を走って、街を見てみると、
新たな発見に満ちていました。
55歳から全国を測量した伊能忠敬って、
理想のアクティブシニアだと感じました。

佐原には失礼ながら、いつもの輪行で選ぶことは
まずない駅ですし、北総というエリア自体、
積極的に訪れることはありませんでした。
実際、信州や北海道に比べたら華を感じないエリアです。
やっぱり、B.B.BASE的な新幹線ができればいいなと思いますよ。
しかし、いつもいつも峠だ地平線だと高望みしていても
キリがないですから。
今あるB.B.BASEを利用して、
より積極的に房総を走りたいなと思いました。

もう少し、現地への到着時間が早いほうが助かりますが、
必然的に両国発も早くなるので、悩ましいですね。
銚子行きなどは、年末年始に「夜行B.B.BASE」とか
運行しても楽しそう。初日の出のメッカですから。

●車両全般について
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通勤電車を改造したB.B.BASE。
中途半端に古いタイプで、国鉄型のようにレトロ感があるわけでなく、
少なくとも外形はカッコよくない。
見た目のデザインは、結局は好みの問題なので
いい悪いじゃないと思いますが、モノトーンのカラーリングが
冷たさを助長するようで、旅情は薄い車両です。
自分のこの印象は、JR九州の観光列車と比べたら……
というものなので、高望みが過ぎるのかもしれません。
向かい合わせのセミコンパートメント席は
グループには楽しいかもしれませんが、一人では微妙。
もっとも、自分が体験した低い乗車率では、
一人でコンパートメントを占有できるので問題ないですが……。
シートは背もたれが固定なので、特急に比べると
落ち着きませんでしたが、乗車時間がさほど長くないので
十分とも言えます。また、総武線・成田線とも線形がいいので
乗り心地は悪くないです。
床は滑り止めが効いていて、クリート付きで歩いても
不安が少ないです。
トイレは使わなかったので、不明です。

●ラックについて
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スペースの有効活用と、確実な固定を両立させた
秀逸なラックだと思います。
ただ、根本的に縦型積載という方法は、
99名の最大乗客数分の自転車を
積み込むための苦肉の手段とも感じます。
また、事実上、ロードバイクとクロスバイクに特化した
仕様になっています。
大抵のミニベロでも問題なさそうですが、
やはりガード付きの自転車(要はツーリング車)が積めないというのは
ツーリングを楽しむためのサイクルトレインとしては
大きな欠陥だと思います。
ガード付きの自転車は、輪行が手間なので、こうしたサイクルトレインを
利用できると本当に助かるのですが……。

これは簡単に解決できるはず。
ガード付きの自転車の場合、車両端やフリースペースに
「そのまま」置いてもらえばいいんです。
車輪を抑えるスタンドや固定ベルトくらいは
あったほうがいいでしょうが、
全国各地のサイクルトレインは、特別なラックなしで
運用してます。
99名全員がガード付きの自転車で来たら?
そんなことはありえないでしょう(笑)。
運用側として心配なら、
「ガード付き自転車の方は予約時に申し出てください」
くらいの一文を設ければ事前に把握できると思います。

●4号車フリースペースについて
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通勤電車のDNA(?)を感じさせるロングシートと
大型ディスプレイが設置されたフリースペース。
現状では、効果的に活用されているとは
思えませんでした。
寝台特急などの場合、自席が個室であることが多いので、
なかまと談笑するスペースとしてフリースペースが
重宝しましたが、各席がセミコンパートメントである
B.B.BASEにとって、わざわざ自席を離れて
より安直なロングシートに座る必要がないです。
そして、情報発信・提供スペースとしても
活用されているといえません。
クルーが佐原市の観光ビデオなどを流してましたが、
そういう映像で時間的に拘束されるのは
不快に感じました。
フリースペースを訪れた乗客が、自発的に
閲覧できる(興味なければ見ないですむ)
パネル展示や冊子の積みおきなどでよいかと思いました。
クルーの手作りでいいんですよ。むしろ、それがいい。
物販は、籠にお菓子などが入っているだけで、
特に力が入ってません。もしかしたら他にも何か
売ってるのかも知れませんが、分かりませんでした。
せめてウォーターサーバーがあるとか……。

この4号車は、前述したようにガード付きの自転車を載せたり、
タンデムやリカンベントなども
載せてくれるスペースにしたらいいと思いました。
実際にそうした自転車の利用者が少ない・いないとしても、
「ちゃんとサイクリストのことを考えてる感」が
いっそう出ると思います。それが乗客の心地よさにつながります。

また、B.B.BASEを降りて向かうであろう各地の駅や
地域の観光案内所と連携を取って、当日現地の天候や風向き、気温などを
貼り出したり、通行止めなどがある区間を示すなど、
B.B.BASE内だからこそ知りたい情報を提供してほしいと思います。
人気店の日替わり定食のメニューとかでもいいでしょう(笑)。
4号車は、クルー次第で今以上に活用できるスペースだと思います。

●料金について
B.B.BASE佐原日帰り往復で6400円。
日帰りの交通費としては高いとも感じますが、
妥当と思える設定です。
普通列車で両国から佐原へ行くと、1600円くらいかかります。
往復で乗車料3200円。
両国から佐原に向かう定期的な特急がないので(たぶん)
正確には分かりませんが、B.B.BASEは事実上特急なので、
特急料金が1500円くらいかかるはず。
これが往復で3000円。
つまり、だいたい6000円になります。
1000円分のフリークーポンが付属することを考えれば、
良心的な価格設定と言えるかも知れません。
交通費の高低も要は価値観なので、
「高い」と思えば利用しなければいいでしょう。

自分も少し高いなとは思いますが、振り替ってみれば、
三島へはたびたび新幹線で往復して8000円も出してます。
それを苦にしないモチベーションが沼津にはあるわけですが(笑)。

●モデルコースについて
B.B.BASE公式ホームページや、一部のパンフレットなどで
走るべきモデルコースが紹介されています。
ただ、数が少ない上、自分としては「?」と
思えるコースもあり、魅力が乏しいです。
本質的には、走るコースは自分で考えるのが当然な訳ですが、
B.B.BASEを利用してアクセスしたくなる
モチベーション作りが必要かとも感じました。
定番なのはスタンプラリーでしょうか。
クルーの方が「JRとして特定の店舗などを紹介するのは難しい」といった
意味のことを言ってましたが、思考停止に近いです。
また、フェイスブックで「B.B.BASEファン」なるものがあって、
そこで誰かしら発信してるとのことですが、
そのような非公式でどなたが書いたか分からない情報を
(もしかしたら関係者がやってるのかもしれませんが)
参考にしたいとは思えませんでした。
フェイスブック、ふだんからほとんど使ってませんし(汗)。

●クルーについて
正直、いちばんの改善要素だと感じました。
とても親切でやる気があるのは痛いほど伝わるのですが、
その振る舞いが洗練されてない。

「本日はどちらへ走る予定ですか?」
「銚子まで往復しようかと」
「最高ですね! 川沿いで自転車道ですか?」
「往きは。帰りは内陸を……」
「往復とも川沿いがいいです」
「……(決めるのは自分ですよ)」
「内陸に見たいのがあるんですか?」
「……(ないけど走りたいだけ。悪いのか?)」

乗る時に声をかけられ、いきなり交わされた会話です。
復路での乗り遅れを心配してのアドバイスだと思いますが、
自分が考えてきたプランを、当日になって変更させるほどの
説得力がありません。自分がどれだけ走れるか?
少なくとも初対面のクルーさんよりも、自分自身のほうが
分かってますから。
また、クルーさんがどれほどサイクリストとして
優れていたとしても、自分がそれを知る由もありません。
歯に衣着せずに言えば、「馬鹿にすんな」。

とにかく、早く佐原に戻って、という発言が多く、
お風呂に入るなりして時間を調節して列車に戻るように、と
何度も乗客に伝えてきます。
そういうガイドツアーや小学生の遠足ならともかく、
こちらは自由に走るつもりでB.B.BASEに乗ったのだから、
ほっといてほしいものです。

自分がクルーに望むものは「ゼロ」です。
出発や到着の案内は、本職の車掌さんが
ちゃんとアナウンスしてくれます。それだけで十分。
もし混むときがあれば、自転車の固定などを
サポートするクルーが必要でしょう。それも
両国駅で対応すれば済むので、
クルーが車両に同乗する必要は
ないのかもしれません。

フリースペースでのレクチャーは、開催前に
各席までクルーが誘いにきました。
若干無理強いです。アナウンス(放送)だけに留めてほしい。
しょうがないから赴いたフリースペースでは、観光ビデオを流し、
パンフを渡し、遅れるな・列車は待てないと言い、
質問ありますか? と聞くだけ。
その観光ビデオが、見だすと実はけっこう面白くて、
「江戸勝り」という自負が佐原にあるとか、
お祭りの様子とか知ることができ、だんだん真剣に
見始めていたら、クルーが「もういいでしょ」と
途中で映像を止めて、自分の話を始める有様。
じゃあ、最初から見せないで欲しいっす。

その後も、各席までクルーが回り、
コースについて質問ありませんか? と聞いて回るクドさ。
自分は軽く眠くなったので眼をつぶって、
近寄るなオーラを出していたつもりですが、
それでも声をかけてくる……。
「隣に座っていいですか?」
「……(やめてよ)」
もう自分からクルーに聞きたいことはないですし、
叩き起こされたような状態なので、
仮に質問があったとしても
そんな気分にもなりませんでした。

こちらはクルーに何も期待してないのだから、サービスはゼロでいい。
少なくとも不快感を与えない接客を
マスターしてほしいところ。
もしかしたら、B.B.BASEクルーの接客がツボに
はまる利用客もいるのかも知れませんが、
自分としては無駄に元気な居酒屋かラーメン屋のお兄ちゃんに
接しているようで楽しくはありませんでした。
ふつう、乗務員やアテンダントが車内を通るときは、静かに歩いて、
出入りするときは黙礼します。
そういう教育に基づく振る舞いもない。

たぶん、他の観光列車のアテンダントさんの
スキルなどを知らないんだと思います。
津軽鉄道のスルメ焼きとか、「ゆふいんの森」の優雅な
アテンダントさんとか、見習ってほしい。
新潟のメイドバーでもいい(笑)。
圧倒的な芸か知識を持っていて、それでいて押し売りせず、
自然と利用客のほうが話を聞きたくなり、
訊ねた時には万全のアドバイスをしてくれる……
そんな接し方が理想だと思うんですよね。
もしくは、ハナから乗らないで、サービスゼロがいい。


B.B.BASEは特別な列車だと思います。
自転車をそのまま車両に持ち込めるという取り組みは、
全国各地の鉄道でちらほらと採用されていますが、
専用の列車を用意して、首都圏からスタートし、
ある程度の長距離を定期的に運行するB.B.BASEは
空前(絶後にならないことを祈りつつ)の存在です。

B.B.BASEに関して、いろいろ辛口コメントを綴りましたが、
基本的にはオススメです。房総サイクリングを楽しむ
アクセスのひとつとして、ずっと存在してほしいと思います。

鉄道全般は、あまりに身近すぎて、
なくなって初めて大切な存在だったことに気付いたりします。
各地のローカル線しかり、ブルートレインしかり、そして
JR九州が走らせていたサイクルトレイン「あそ1962」しかり……。

僕のようにオタク属性がある人の場合、
本気で押すアニメがあったりすると、その二期を期待して
録画していてもブルーレイなどを買うものです。それがオタクの愛です。
房総が好きなサイクリストなら、一度はB.B.BASEを利用して、
その存続を応援すると共に、あらたな房総の魅力を
発見してほしいと思います。



# by cyclotourist | 2018-05-21 17:02 | おしらせ | Comments(8)

Tailfinで2サイド温故知新〜愉快な仲間と信州ツーリング〜 その3

こんにちは、田村です。

信州ツーリング二日目は
木崎湖からぐんぐん南下して
別所温泉キャンプ場をめざします。
距離90kmはまあいいとして、
後半に標高1300mの保福寺峠を越えるので
キャンプツーリングとしては十分にタフなコースです。
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小雨が降ったりやんだりで、ついついコンビニに
吸い込まれてしまいます。
そして、雨天走行を覚悟してレインウェア上下を着込むと
晴れてくるというお約束の展開(笑)。
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明科を過ぎた先で通行止めに遭遇。
迂回路の表示がわかりにくく、土砂崩れ現場まで行って
引き返すことを強いられましたが、
信州はどこを走っても心が躍るので、不思議と
無駄に走った気がしません。
トシさんと自分、二人の関東勢は信州が比較的近いですが、
それでも訪れるたびにワクワクします。
京都からお越しの北山さん、そして四国からの
ジェームス氏のお二人にとっては、いっそう
非日常的なサイクリングなんだと思います。
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善光寺街道の宿場町を通過。
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国道との分岐点にある、保福寺峠手前の
最終コンビニで小休止。シール付きのお菓子で小腹を満たし、
それぞれ推しキャラのシールを交換するという
微笑ましいひと時。
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保福寺の山門には大きな草鞋が下がってます。
ここを過ぎると、ほどなくして峠路のはじまり。
距離10km弱で標高差500m少々を稼ぐ峠なので、
さほど勾配はきつくなく、じわじわと上る印象です。
昨年の夏に越えた時は暑さが堪えましたが、
この日は晴れてきても風は爽やか。しかも、
めずらしく二日酔いじゃないので
峠越えが苦になりません(笑)。
仲間と一緒のキャンプツーリングだと、その二日目は
だいたい二日酔いにやられてるのですが、
前夜はかなり冷えたので、
ビールを飲み過ぎなかったのが幸いでした。
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そこかしこで田植え中。
枯れていたり、青々としていたり、稲穂が揺れていたり、
いつも田んぼが四季を教えてくれます。
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小一時間で峠直下の湧き水ポイントに到着。
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ちょっと開けた峠に到着。
直上に青空は広がったものの、北アルプスが望めるほどには
雲が晴れませんでした。ちょっと残念ですが、
前日の嶺方峠で拝むことができたのでよしとしましょう。
そして、Tailfinのラック&バッグに
6kg弱程度の荷物を積んでも問題なく峠越えが
楽しめることを改めて確認することができました。
フロントバッグなしで、ほぼ100%リア積載でも
不都合はないです。ただこれは、やはりフレーム剛性が
十分に高い、現代的なロードバイクの恩恵が大きいと思います。
さて、お楽しみの下り。
ディスクブレーキのおかげで、へたくそな自分でも
下りを楽しむ余裕が生まれるシーンが増えたのですが……
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別所温泉方面へショートカットできる林道は、
自分としては予想外のダートでした。
いつも舗装路で麓まで下ってたので、知りませんでした……。
MTBベースの「山と旅の自転車」に乗る北山さんと、
生粋のランドナーに乗るジェームス氏は余裕。
ロードでも32Cタイヤを履かせているトシさんも
気負うことなく下っていきますが、
25Cで来ちゃってる自分は緊張する行程。
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それほど荒れてないダートなので、ゆるゆる下りました。
さすがに下りは冷えるので、最近お気に入りの
モンベル・サイクルドライシェルを着込んだ自分(右)。
いわゆるメンブレンが外側に露出している
軽量タイプのレインジャケットで、画期的に
蒸れにくいのが魅力なのですが、各社とも
今のところ黒に近い色しかないのが難点。
これは、「シェイクドライ」という新しい
メンブレンの染色が難しいことが原因です。
詳しくは今月発売のサイクルスポーツ誌に
掲載される予定なので、お楽しみに(笑)。
なにはともあれ、ウェアや自転車は
写真左のトシさんのように、
明るい色のほうが安心感は高いなと思います。
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距離3、4kmでダート林道を抜けると、
別所温泉直上の集落に出ます。
しかし、キャンプ場がある森林公園までは、
ここから無情の上り返し。
最近、見事にブルベを完走されたジェームス氏も
満開(あとは散るだけ)寸前です。
もちろん、自分もヘロヘロ。
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ちょうど17時にキャンプ場の受付に到着。
しいたけ資料館になっていて、さまざまな
きのこ類が説明されてます。しかし、肉が食べたい(笑)。
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別所温泉森林公園キャンプ場。
傾斜地を切り開いたテントサイトは必ずしも
ツェルト向きではありませんでしたが、
ゴールデンウィークに関わらず利用者は
それほど多くなく、なんとか平坦なスペースを見つけ、
立木と倒立させた自転車でツェルトを設営。
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この自転車をポール代わりにする方法は、
昨年の列島縦断ツーリングで頻繁に使いました。
今回はガイライン(張り綱)の上手な使い方を
トシさんに教えてもらい、いっそう自転車を
安定させつつツェルトを張ることができました。

油圧ディスクブレーキの自転車を倒立させることに対して、
心配される向きも多いのですが、経験上、数日ほど
ひっくり返したままでも実用上は問題ないです。
ただ、レバーストローク(引き代)が変わることが多いので、
乗る前にはブレーキレバーを数回にぎにぎします。
すると、自然に正常なストロークに戻ります。
ちなみに、シマノの説明書では倒立は避けるように
書いてあるので、このあたりは自己責任で。
もちろん、すべての行いは自己責任に決まってるのですが(汗)。

さて、設営を終えたら入浴と買い出しという
流れが定番であり、人として欠かせません。
しかし、入浴施設とお店がある別所温泉の中心街は、
キャンプ場から距離3km、標高差200mちょっとの下界です。
下りはともかく、お風呂に入ってから、
がっつりとビールを買い込んで上り返すのは
今の我々、というか自分にはしんどすぎます。
さすがに日も暮れるし。そこで、思いついた方法を
恐る恐る皆に告げました。
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「タクシー呼びませんか?」
「いいね〜」(笑)
大人4人で割ればそう高くないですし、
認めていただいてよかったです。
「あなたは最低です!」と、誰かにビンタされるかと
恐れていたのですが(汗)。
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つつがなく入浴と買出しを済ませ、
復路もタクシーを予約して楽々キャンプ場に帰着。
運転手さんも実は自転車乗りだそうで、
エンペラーに乗ってるということで
タクシー車内は大盛り上がり。買い出しできるお店も
教えていただき、結果的に
最良の選択でした。
あとは、寒さに耐えられる限り
食べて飲んで語り合うだけ。至福の時間が過ぎています。
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100円ショップで買っておいた
網焼き器でナスを焼いてみました。
なかなか美味でしたが、寒いのにガソリンバーナーが
オーバーヒート気味になったりして
冷や汗も。やっぱりガスバーナーが
あらゆる面で最良ですね(汗)。
それを持ってるのに、なぜいつも持ってこないのか?
いつもながら軽く悔やみつつ、しばらくすると、
固形燃料のほうが小さくまとまるし、
ガソリンのほうが楽しいとか
思ってしまうのです。
ちなみに、写真が暗くてまるで分かりませんが、
自分がイスを使うのを見た三人は、
道中の100円ショップで折りたたみのイスを購入し、
二日目の夜ではその快適ぶりを実感してました。
自分のイスはヘリノックスの最軽量モデルで
1万2000円もしたのですが、それに近づく
実用性を発揮できるイスが108円で手に入るというのは
恐ろしい世の中です。
(樹脂製で板状に畳める。背もたれはさすがにない)

この日は珍しく(?)家庭の話が多く飛び出し、
北山さんとジェームス氏が奥さんとのノロケ話(??)を
開陳してくれ、唯一独身のトシさんと、
まるでノロケることがない
自分をうらやましがらせて(???)くれました。
とはいえ、このキャンプ場も標高800mほどあり、
刻々と深々と冷えてきたので、さほど酩酊せずに
各自ツェルトに収まり、シュラフでぬくぬくと
眠りについたのでした。
寝る時は装備で暖をとることができるので、
暑い季節より快適でもあります。
キャンプというと寒さを心配される方が多いですが、
本当に不快でどうしようもないのは
暑さなんですよね……。
寒いとビールが進まないのは惜しいですが(笑)。
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三日目は朝から快晴。朝日の暖かさがありがたい限り。
この最終日も5時くらいからゴソゴソ動き出し、
のんびりと朝食をいただきます。
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夜に食べきれなかったツマミ目的の
肉類を放り込んだ袋麺。当然ながら美味い。
ガソリンと固形燃料のツーバーナー、
そして大中小のクッカーがあると
やっぱり便利ではあります。イスとテーブルもあるし。
しかし、以前こうした充実装備を積んだ時も
峠越えばかりのコースを走ってました。
そして超ウルトラライトの装備を
平地コースで採用しちゃうことが多い気がします。
逆ならいいのに、いつも行き当たりばったりで
計画性が乏しいことを実感(汗)。
これも容量に余裕があるTailfinのせい……でもありつつ、
結局は自分のせい、ということはさすがに分かってます。

剛性が高くて軽量な自転車に乗ると、
理論的には楽なはずなのに、自分が無駄に
がんばりがちになって、重いスチールの
自転車に乗っている時より余計に消耗するという、
ありがちな失敗に通じるものがあります
(自分もブルベでさんざん経験)。
要は使い方、ですね。
せっかく実用化したジェット機を
全力で戦闘機にすることなく、
爆撃機にしようとした大戦時のドイツみたいな
過ちなのかも……いま、そんな本を
読んでるので影響されてます(汗)。
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三日目もとりあえず元気。
清々しい天候と道を四人で進みます。
この時間、この場所を得るために、
みなさんが日々どれだけ苦労してきたことか……
それを思うと、胸が熱くなります。
休日とお金を自由に使うのは、
大変なんです。おとなですから。
自分だってそれくらい分かります(汗)。
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「“信州の鎌倉”って、微妙やね」
「鎌倉って、そんな魅力ないですよ」
「イカちゃんの舞台くらい?」
「喜んでたでしょ〜」
……僕らはどこまでも、おとなじゃない(汗)。
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割りとみんな鉄道好き。
上田電鉄別所線沿いにゆるゆる進み、
軽い丘越えで千曲川沿いに出ます。
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八木沢駅が、かなり無理矢理に
恋愛成就スポットになってました。
「こんなカギ、切ってやりましょうよ」
とか言う人も約一名いましたが、無論しません。
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海野宿に足を延ばして、まっとうな観光も。
おソバもいただいて、早くも満足感を
得てしまった我々。三日目にして心はひとつ、ある意味で絶好調。
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長野まで走るという予定を早々に切り上げ、
上田駅前の居酒屋へ吸い込まれた四人。
遠方からお越しの二人の列車時間が迫るまで、
冷たい飲み物と信州らしいツマミを
たらふくいただいたのでした。

ゴールデンウィークが年に3回くらいあって、
JRの料金が三分の一くらいで、自分の稼ぎと
妻の理解が三倍くらいあればいいな〜……
そんな夢のようなことを思いながら、
夢のような三日間を終えたのでした(汗)。
きっとまた旅に出る、ことは間違いなく。

とりあえず、リア2サイド(ただしTailfinに限る)と
従来の(というのもアレですが)サドルバッグを中心とした
バイクパッキング式との使い分けも見えてきました。
そのあたりは、またあらためて
ブログかなにかでお伝えしたいと思います。



# by cyclotourist | 2018-05-12 00:33 | おしらせ | Comments(0)