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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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長谷川オヤジ、元気です

こんにちは、田村です。

今日は長谷川自転車商会さんを訪問してきました。
珍しく(?)電車を利用し、
三軒茶屋から世田谷線、上町駅下車です。
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御歳75歳の長谷川弘さん。
ご存知、スポーツ自転車界の生き字引にしてご意見番、
正統派ツーリングの伝道師とも言えるお方です。

一部で「長谷川さん入院説」が流れていましたが、
それは事実だったそうで、先日まで2週間も入院されて
いたそうです。

「いやいや元気元気、ちょっと糖が出ちゃって。暑い夜に店整理してたら喉乾くでしょ。コンビニあるから、ペットボトル買って飲むんだけど甘いから、またすぐ喉乾いちゃう。そんでまた飲むってことしてたら、検査で糖が出ちゃって。“ペットボトル症候群”ていうんだよ。この歳だからいろいろ検査することになっちゃって。ああもう全然大丈夫なんだけど、自転車で走ってるからって、ちょっと過信してたのかも知んない。やっぱりねえ、“後期高齢者”だかれねえ。生まれたの昭和11年だもん。大きな事件があった年。わかる? そうだ二・二六事件。その一ヶ月前にわし生まれた。事件の日と同じように、東京でも雪が1メートルもつもった日だった。いまどれだけ温暖化してるかわかるよね。やっぱりもう科学の進化はいらないんだよ。ノーベル文化章とか平和賞はいいよ。でも化学賞はもうやめ。なんかさあ、有名な人がブレーキなしで自転車のって捕まったよね……やっぱりねえ、トーエイじゃなくてブリヂストンとシマノがツーリングやんないと……」

本当に、長谷川さんは元気です。
奥様、コーヒーごちそうさまでした。
長谷川オヤジ、元気です_d0211129_16545335.jpg
ちょっと陳列が変わった店内。
手前に写っている小物棚を設置中に、
ペットボトルの清涼飲料を飲み過ぎたとか……。
長谷川オヤジ、元気です_d0211129_16554788.jpg
弊社の本もフルラインナップしていただいております。

なにはともあれ、元気な長谷川さんに
お会いすることができ、なんだかホッと
うれしくなった一日でした。
# by cyclotourist | 2011-09-30 17:00 | お店探訪 | Comments(5)

100円で軽量化

こんにちは、田村です。

先のブログで軽量化を放棄したようなことを
書いてましたが、無論、軽量化は永遠のテーマです!

馬力が限られるなら、軽量化と空力的洗練しか
性能アップの方法はありません(たぶん)。

あの零戦だって、当時としてもエンジンが非力なのに
軽いから、あれだけの性能を発揮できたということです。
100円で軽量化_d0211129_2292334.jpg


しかし、軽量化=費用、と思ってませんか?
(僕も思ってました)

でも、わずか100円の投資で200g近くも
軽量化に成功しました!
100円で軽量化_d0211129_21421270.jpg
僕の財布。227g。
札束で重いならウレシイですが、
無論、そんなことはありません。財布自体と、
歯医者の診察券とか、使いもしないポイントカードとかが
重いのです。
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じゃん! 31gになったあ!

いわゆる100均のカードケース(重量11g)に、
数枚の紙幣と硬貨、キャッシュカード1枚と
クレジットカード1枚だけ入れました。

100円の投資で本当に200g近い軽量化が
できました。

「軽量化」というと、どうしてもフレームや
パーツに眼がいきがちですが(僕がそう)、
ツーリングの場合は携行アイテムの工夫が
何倍も費用対効果が大きいと、遅まきながら悟りました。

200gを自転車側で軽くしようと考えると、
どれだけの費用とリスクが発生するか……怖いっすね。

実はこれも、先日のatsさんとsさんとツーリングした際、
お二人が実践されていたノウハウです。
さっそくパクらせていただきました(感謝です)。
# by cyclotourist | 2011-09-29 22:00 | おしらせ | Comments(3)

桜並木の自転車屋さん

こんにちは、田村です。

トーエイオーナーズミーティング会場で
不具合が発見されるという珍事が発生した
僕のスポルティーフ。

生まれ故郷のバイシクルショップ玄さんに持ち込んで、
各部をリフレッシュしていただきました。
桜並木の自転車屋さん_d0211129_172355.jpg
東京赤羽、桜並木の住宅街に潜むバイシクルショップ玄さん。
僕は自分でメンテらしいメンテが
まったくできないので、頼れるプロショップが不可欠です。
桜並木の自転車屋さん_d0211129_17244370.jpg
「こんな散らかってるところ撮らないでよ〜」と、
カメラから逃げる店主、吉澤玄三さん。
桜並木の自転車屋さん_d0211129_17254870.jpg
今まで付けてなかったベル(すいません…)を
ステムに直付けしてもらいました。
ブレーキワイヤーにはアジャスターを追加してもらい、
これで引き代調整も簡単です。

軽量化のためにアルミ製にしていた
引き上げボルトは、やっぱり信頼性を重視して
元のスチールに戻しました。約30g重量増ですが、
走っても違いはわかりませんでした(当たり前か)。

チェーンをはじめ各部を清掃、調整していただき、
我がスポルティーフは絶好調になりました。

これなら、来る週末の○○○も
走りきれる! と、いいんだけどな……。

○○○の詳細は、いずれリポートいたします。
# by cyclotourist | 2011-09-29 17:32 | お店探訪 | Comments(2)

『少女自転車解放区』

こんにちは、田村です。

すごい本が出ましたね!
『少女自転車解放区』_d0211129_19122084.jpg
その名も『少女自転車解放区』。
表紙イラストは村田蓮爾さん。
女の子が乗ってる自転車がまたマニアックです。
(スーツケース状にたためる「スクート」)

ここ数年、ヘッドホンだったり鉄道だったり戦車だったり、
果ては神話や法律書まで
少女イラストを通して紹介するのが出版業界で大流行りです。

しかし、この『少女自転車解放区』は
ちまたにあふれる“萌え本”とはレベルが違います。

イラストを寄せている40名もの方々が豪華絢爛なこと……。
当然、イラストの質が天に届きそうなほど高く、
見応えがあります。自転車への愛にあふれています。

一昨日くらいから書店に並んでいるようなので、
ご興味がある方はチェックしてください。
ワニマガジン社より、1900円+税です。

この本を監修されたのは、
加藤アカツキさんというイラストレーターです。
そう、『シクロツーリスト』でも“少女サイクル”を
連載していただいてる方です。

実は数年前から、加藤さんに『少女自転車解放区』の
プロジェクトをうかがっており、
刊行を楽しみにしていました。
その縁で、見本誌を送っていただき、大感謝です。
きっと、ここまで充実した本を作るまでには
相当なご苦労があったはず。お疲れさまでした。

こういった、いわゆる萌え系イラストに
興味がない方も多いと思いますが、
ある意味、今の日本を牽引するようなカルチャーです。

そして、その最前線にいる実力派クリエイターたちの多くが、
いかに自転車を愛しているかを知るにはまたとない一冊です。
ベテランサイクリストにとっても、何か琴線に触れるものが
あるのでは……と思います。


実はこっち系も大好きなことで
一部では有名(?)な、田村でした。
# by cyclotourist | 2011-09-28 19:44 | おしらせ | Comments(0)

嶺方峠

こんにちは、田村です。
嶺方峠_d0211129_20222540.jpg
今日は嶺方峠(白沢峠)へ行ってきました。

シクロツーリストに大人気の、トンネルを抜けると
北アルプスがば〜んと姿を現すという、あの峠です。
長野と白馬を距離45kmほどで結ぶ、国道406号線です。

ここ一年で三回目の訪問です。
今日は絶好の快晴に恵まれました。時期的に
雪化粧した北アルプスは望めないものの、
暑くもなく、寒くもなく、最良のツーリング日和でした。

で、なぜ訪れたというと……
嶺方峠_d0211129_20303597.jpg
某Hカメラマンの輪行サイクリングデビューのお供です。
奥様手縫いというフレームカバーがニクい!

『シクロツーリスト』誌のスタジオ系撮影を
一手に引き受けるカメラマンです。TOEI写真集も
氏の事務所がすべて担当し、百台を越える名車を
撮影してもらいました。

しかし、最新の撮影機材を揃えることと、ジャズと酒にしか
興味がなかったH氏。自転車の撮影中も、二言目には
「こんなのがいいのかね〜」と、門外漢ならではの
発言を繰り返して僕を冷や冷やさせていたのですが、
ここ数ヶ月、ようやくランドナー系旅行車の
魅力に目覚めた様子。僕のトーエイランドナーを
なかば強奪するように借り受け、ご自宅近所で
乗り心地を確かめていたらしいです。

そして、「どっかサイクリング行こうよ」と
言うまでに開眼し、それならば、と僕が選んだのが、
長野〜白馬の嶺方峠コースなのでした。

50歳代のH氏。これまでサイクリングの経験は皆無。
そんな氏のデビューに、距離が短く勾配が緩いとは言え、
峠まじりのコースを選んだのは、
僕がまた走りたいコースだからと言う理由はもちろん、
ちょっと辛い思いをさせてやろう、という
いたずら心があったのは事実です。

美人エディター田中真理さんの
輪行サイクリングデビューもここでした。
(『シクロツーリストVol.1』を読んでね)

オタク的エディター安井の
輪行サイクリングデビューもここでした。
(『シクロツーリストVol.2』を読んでね)

あるていど走りなれたサイクリストからすれば、
鼻歌まじりで越えられる癒し系の嶺方峠。
その標高は1100mほどで
しかも長野駅がすでに400m近い標高があるので(たしか)、
まあ、あんまり偉そうなことを言えるほど
脚力がある僕ではありませんが、
軽い峠越えです。

とはいえ、経験が浅いサイクリストにとっては、
登りが続くだけで辛いのは事実。実際、
30歳代半ばの安井は、途中から自転車を降りて押す始末で、
さんざんだったのです。
輪行の収納&組み立てもおぼつかないしね。

しかし! 某H氏は「見れば分るじゃないすか」と
フォーク抜き輪行も軽々と事前にマスター。
意気揚々と長野駅から走り出します。
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ほぼ10km地点かな?
遠く山の合間に北アルプスが顔を出す
裾花大橋にて。
長野駅から、ちまちまアップダウンがあり、
僕の少ない経験でも、まったくの初心者は
けっこう疲れるはず。でも、H氏は平然……。
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貴重な商店・自販機ポイントにて。余裕の表情。
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田中真理さんの真似(『シクロツーリストVol.1』参照)
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安井の真似(『シクロツーリストVol.2』参照)

平坦なところは、おおむね時速20kmで
僕が優しく先導したのですが、平然とついてきます。
ちょっと悔しくなって、時速25kmペースにしても、
なかなかちぎれません……。僕が辛いので
すぐにペースを戻しました(笑)。
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鬼無里(きなさ)にある「旅の駅」で昼食。
ソバに舌鼓を打つ、余裕のH氏。
ほんとにサイクリング初めてかよ〜!?
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鬼無里の集落を抜けると、
いよいよ本格的な峠道の始まりです。
勾配が緩いとはいえ、絶景が待つ白沢洞門までは
登りの連続。
僕は淡々と登ります。自分のペースでないと
かえって辛いから。しかし、H氏は余裕で
付いてきます!
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どこで覚えたのか、
レーサーのようにドリンクを飲むH氏。

結局、鬼無里の集落の外れから、
一度も休むことなく峠へ。田中さんも安井も、
なんどか休んだのになあ……。
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なんなんだ、その余裕たっぷりの笑顔は〜。

「だてにフリーのカメラマンを何十年もやってないすよ」
「ほんとに二人はへばってたんですか?」
「気合いの問題ですね」
「あ、田中さんには言わないでね。安井さんには言って」

恐るべし、Hカメラマン……。

白馬まで下りに下り(下りでも離れないし…)、
ちょうど新宿直行の1438「あずさ」に乗りました。
これだけの走行距離で帰るのはもったいないけど、まあ、
下手にクルマが多い国道を走るのも避けたいということで、
輪行です。しかし、その輪行も余裕のH氏。
僕が手伝いする必要なし。
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「こんぐらいじゃビールがうまくないすよ」
う〜む、おそるべし50歳代フリーカメラマン。
うまそうに飲んでるけどね。

まあ、H氏はかなり例外的に走れる方だと思いますが、
ツーリストのデビューに年齢は関係ないのだなあと、
あらためて思った今日一日でした。

「あずさ」のなかで、早く僕のトーエイを返してよ、
自分のを買いなよ、と迫ったのは言うまでもありません。
(H氏と僕の身長はほぼ同じだけど、僕より脚が長い…)
# by cyclotourist | 2011-09-27 22:05 | おしらせ | Comments(5)