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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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旅の途中 鹿児島編

こんにちは、田村です。

5月14日より、自分史上二十数年ぶりの
ロングツーリングに出かけております。

昨今わりとマジメに働いたので少しお金に余裕があり、
それでいて今後は仕事の予定がほとんどないという(汗)、
千載一遇のチャンス。
なんとか妻に最長で一ヶ月の外出許可をもらうことができ、
念願だったバイクパッキングでの長めなキャンプツーリングに
出かけたのであります。
いちおう30日分の走行ルートは考えたのですが、
本当に何日走れるかは分かりませんし、いつ召還命令が
発せられるかもしれません。一日一日を大切にしようと思いつつ、
旅立ったのでした。
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羽田発7:55のスカイマーク鹿児島行きに搭乗。
料金は1万2000円くらい。ジェットスターだと
7000円くらいでも行けるのですが、出発が成田空港であることと、
自転車料金が2000円も取られるようになったので、
今回はスカイマークを選択しました。
しかも、以前は1000円必要だった自転車預け料金が
無料になっていました。機内でドリンクサービスもあったし、
機材もきれいだし、新生スカイマーク、案外いいいかも。
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ほぼ定刻通りに到着し、
10時には自転車を受け取りました。
空港に足湯があるのが、鹿児島空港のおもしろいところ。
ヒコーキ輪行だと、緩衝材入りの輪行袋を使う方も多いですが、
自分はこのとおりいつものSL-100です。
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自分の中でほぼ納得いくカタチになった
キャノンデール+オルトリーブの前後バックに、
納得できるキャンプ道具を詰め込んで出発。
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初日の行程。
台地の上にある鹿児島空港から走り出し、
90kmほど南の知覧をめざしました。
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国道10号に出て錦江湾を南下。
噴煙を上げる桜島が出迎えてくれます。
気温も湿度も高いので、あまりクッキリは望めませんが、
旅の初日が快晴に恵まれたことがうれしいです。
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ザビエル上陸の碑。
鹿児島は本当に史跡や名勝の多いところで、
道すがらにぽんぽん現れます。それぞれ見ていたら
時間がいくらあっても足らない、と自分に言い聞かせます。
観光と行程を消化することのバランスが難しいですね。
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鹿児島市街を抜けたら、
指宿スカイラインへ。
「ツーリングマップル」を見ていて、景色いいかも〜と思って
選んだ道筋ですが、けっこう上りが多くてグッタリ。
手元の気温計で30度にもなったので、体が
暑さに対応できてない感じ。期待通り、眺望は
なかなかでしたが……。
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道中、展望台が三カ所あり。
なかにはカメラやスマホを置くための台が
設けてあったりして、二十年前はこんなの
考えられなかったよな〜と、妙に感慨深くなりました。
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指宿スカイラインを出れば、下りで
あっというまに知覧へ。島津氏の城下町で、
本州の城下町とは雰囲気がかなり異なります。
石垣で個々のお屋敷が囲まれています。
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知覧茶の販売所も多数あり。
お茶でカテキン決めるのが好きな妻に送ってやります。
「出先でいろいろお土産送るからさ〜」と、
泣きつくように旅立ちの許可を得たので(汗)、
まずはひとつ、実践したわけです。
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知覧と言えば、特攻の基地があったことでも有名。
いつか訪ねたいと思っていた、特攻平和会館へ。
薩摩半島の知覧が陸軍の基地、
大隅半島の鹿屋が海軍の基地でした。
知覧の特攻平和会館には、四式戦闘機「疾風」が
展示されており、それを見たいのが訪問のきっかけでした。
この疾風、以前は京都のヘンな(?)美術館に展示されていた時期があり、
中学生の修学旅行で見たことがありました。
(そのために班分けリーダーになって、美術館へ行くことを決めた)
だから、疾風とは30年以上ぶりの再会だったりして、
妙に感慨深い時間を過ごしました。
特攻に身を捧げた先人たちの残した
さまざまな展示物に心を打たれたのは言うまでもなく……。
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17時くらいにキャンプ場へ。
知覧の町外れにある、山なぎ公園キャンプ場。
3年ほどまえに作られたらしく、紙の地図には
あまり載ってません。利用料金は500円。
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小屋があり、中で寝たり、
充電したりすることもできます。
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親切なおじさんが管理人さん。
地元の方が楽しむパークゴルフ場として
竹林を拓きつつ、旅人に向けたキャンプ場としての
設備も整えたそうです。
自分のバイクパッキング式のスタイルを見て、
これでキャンプ道具一式が収まっていることに
驚かれていました。その反応が「待ってました」って感じで
うれしかったりして(照)。
しかし、この後、管理人さんがドローンを飛ばし出し、
動画を撮影してフェイスブックにアップするというのには
驚きました。プロのカメラマンも使ってるDJI製のドローンで、
そのハイテクツール活用ぶりに驚きました。
ただものじゃありません。
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立木と遊具を使って、
ツェルトを設営。初めてのキャンプ場だと、
ポールなしでツェルトが張れるか、いつも不安があるのですが、
まあなんとかなるものですね。
遊具のキリンさんも、管理人さんが作ったみたい。
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設営を終えたら、知覧の
街に戻って、温泉に入りました。
こうした入浴施設は本当に助かります。
なるべくなら身ぎれいにしていたいですし、
それが体のトラブルを減らし、
キャンプを快適に過ごすポイントだと思います。
料金が350円ほどとリーズナブルなのも嬉しかったです。
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Aコープで夜と朝の飲食物を調達。
こうしたスーパーの存在も助かります。
バイクパッキング式だと、食料はほとんど携行できないので
(持つと重くなって、走りの可能性が減る)
毎日こうして買い出しするようになります。
地元のスーパーは、品揃えが東京とは違って
なかなかに買い物が楽しいです。
コンビニだと、どこもだいたいおなじですが……。
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鹿児島なんだから、ということで
少しリッチに黒毛和牛やさつま揚げなどを購入。
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油だけは持ってきてるので、
それをクッカーに垂らして焼きます。
固形燃料でも、けっこう美味しく焼けますよ。
自分の場合、夕食=ビールのつまみで
炭水化物なしですが(汗)。
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こうして、旅の初日は
想定以上にすべてがうまくいきました。
キャンプ場にはライダーさんがひとりいましたが、
静かな方でお互いに干渉することもなく、
快適な一夜を過ごしたのでした。
この年ですから、旅に出たからと行って
無闇に人とふれあいたくもないですし、
そんなに他人に興味もないので(汗)
ひとりで気持ちよく眠れれば、それがうれしいものだなと。
昼は暑く、夜はけっこう冷えるのがこの季節ですが、
7℃対応のシュラフなので、問題ありませんでした。
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朝食は、袋麺に適当な具を
突っ込んだモノで済ませます。
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ツェルトやシュラフなど、各種のギアを
乾かしながら収納していきます。
どう詰めればよいかも、だんだん自分のスタンダードが
できつつも、常にちょっとずつ変わってますね。
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二日目(5/15)は、このような行程。
薩摩半島から大隅半島に渡ります。
航路を除いた走行距離は80kmほど。
記憶をひもといてみても、キャンプの場合は
走行距離が100km以下だと余裕があって
幸せになれると思います。むろん、個々の脚と
想定コースの地形・風向き、立ち寄り箇所によりますが……。
ちょっと後に、190km走ったりして
ヤバい感も体験しましたが、それはまた後日。
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二日目のシンボルとなった開聞岳。
知覧を後にして南下すると、ほどなくして現れます。
茶畑越しに見ると、なんだか静岡県に
いるような気分になります。薩摩富士とも呼ばれるだけありますね。
桜島と対をなす、鹿児島のシンボルです。
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うっかり農道を選んだりすると、
けっこうなアップダウン……。
展望は非日常的でイイのですが。
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開聞岳の南麓を進む道は、
なかなかに変化があり楽しめました。
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西大山駅。
沖縄にゆいレールができるまでは、
「JR」とくくらなくても日本最南端だった鉄道駅です。
おっきな観光バスでたくさんの人が訪れてました。
駅舎もない素朴な無人駅ですが、この景観は
見事ですね。思わず、サイクリングやめて
鉄道旅をしたくなります(汗)。
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この日も快晴。
それを有効活用すべく、発電パネルを展開。
今回、電力の地産地消に務めるべく、用意しました。
これでモバイルバッテリーに充電し、
スマホやカメラに給電するのです。
それら電子機器を使わなければいいのですが、
そうもいきませんし……。
このソーラーチャージャーはけっこう性能がよく、
3000mAhほどのモバイルバッテリーが
残量1/4から4時間ほどで満タンになりました。
このチャージャー自体かさばるし、それなりに重いので、
本当にウルトラライトを優先するなら不要ですが、
いざとなれば電力を自給できる可能性があるというのは
けっこうな安心感があるものです……

こんなウンチクを語ってると、いつまでも行程が
進まない(汗)。そのあたりは、いずれ本で。
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山川〜根占のフェリーに乗船。大隅半島へ。
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さきほどまで麓にいた開聞岳を、
錦江湾越しに見ながら南下。
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「本土最南端」のAコープ。
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いろいろ買い込みます。
距離的にはすぐ先の「さたでいランド」という
キャンプ場に向かうのですが、
標高差300mあります。よって、一度キャンプ場に
行ってから買い出しに戻る、というのがシンドイのです。
買った飲食物をポケッタブルリュックに入れる、というのが
いつもの方法ですが、今回はけっこう上ることになるので
シートポストバッグからシュラフなど(軽くてデカい物)を出して
リュックに入れ、空いたシートポストバッグにビールなどを
収める、という入れ替え作戦を採ります。
さらに、平常よりビール本数を減らし、
アルコール対重量比に優れる焼酎も採用(汗)。
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あの岩肌の上まで……
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苦労しただけ、眺望はすばらしいキャンプ場。
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食べて飲んでアニメ見て(汗)。
自宅と同じかそれ以上の快適さ。
けっこう風が強めなことと、ツェルトを張る制約で
完全に平坦な場所は選べませんでしたが、
二日目の夜も幸せでございました。
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夜が空ければもう三日目。
5/16でございます。
天気予報は曇り一時雨。
朝は15℃ほどだったが、標高と風のせいか、
けっこう肌寒い。まあ、冬なら気温10℃もあれば
アツアツなので、結局は自分の
装備次第なんですよね。
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本日のハイライトは、
なんといっても佐多岬です。
ツーリストなら誰でもめざしたくなる、
九州最南端の岬。四半世紀前(こわ……)の
自分もそうでした。
今日の行程は、さたでいランド〜佐多岬〜鹿屋です。
距離は88km。
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昔は有料で自転車は原則通行禁止だった
佐多岬への道も、いまは一般道。
四半世紀前の訪問時(と、言えるほど年とったんだな……)は、
ゲートの人が、「いいよ、行っちゃいな」と
旅人フレンドリーに通してくれたのでした。
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アップダウンとお猿さんが
多い道を進むことしばし……
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佐多岬の碑。
こんなのもなかったな〜。
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オートバイのツーリスト。
なんで「日本一周」とか、わざわざ
プレートを張出してアピールするんだろうなあ……。
自分もそうだけど、ヒマで遊んでるだけだよね、
と思うのです。まあ、別にいいけど、ちょっと恥ずかしい。
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岬の灯台自体は変わらないけれど、
周辺は歩道やレストハウスなどを建設中。
残されたガジュマルの木(?)が見覚えあるなあ……。

なぜ、こうした突端の岬を目指したくなるんですかね。
なんとなく、行った感が得られるし、征服欲?
佐多岬の前後では、サイドバッグ装備のサイクリストを
ぱらぱら見かけました。

僕も、二十数年ぶりに佐多岬を訪れました。
その当時、ココをひとつの目標にしつつ、東京から
三ヶ月くらい走ったのでした。
そして時はめぐり、今回は佐多岬を
気持ちのうえでのスタート地点として、
新しい旅をバイクパッキングという新しいスタイルで
楽しんでみたいと思っております。

-------
いま(5/22)、とある街のホテルで連泊していて、
自宅からパソコンを送ってもらったので、
こうしてブログを更新いたしました。
本当は「九州編」にして、四国に渡るまでを
書いちゃいたかったのですが、キリがなく
長くなりそうなので、このへんで……。
by cyclotourist | 2017-05-22 20:53 | おしらせ | Comments(4)

新ベロクラフトさんに行ってきた

こんにちは、田村です。

ツーリングを応援する自転車ショップ、
ベロクラフトさんが高田馬場に移転し、
新装開店いたしました。
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ベロクラフトさんにおんぶに抱っこで
お世話になり続けている自分としては、
さっそく、新しい店舗を拝見してきました。
JRや地下鉄の高田馬場駅からほど近く、
早稲田通り沿いにあります。
自分は池袋に住んでいるので、自転車だと10分少々の
至近距離になりました。
もともとCWSさんの店舗だったので、ご存知の方も
多いことと思います。

ランドナーやスポルティーフといった
伝統的なツーリング車の復権にとって、
ベロクラフトさんと店長の大槻さんの
果たしてきた実績は、非常に大きいと思います。
吉祥寺から移転することで、店舗面積は1.5倍になり、
大槻さん含め三人のスタッフが迎えてくれます。
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広い店内の一角には、アラヤさんのコーナーが登場。
ツーリング車からロードまで
ラレー・アラヤのラインナップが勢揃い。
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トーエー、ケルビム、ロイヤルノートンの
オーダー見本車も展示されています。
ケルビムはステンレスのロードで、凝りに凝った逸品。
こうしたオーダーの受付も、これまで同様に
大槻さんが対応してくれます。
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吉祥寺時代と同じ什器で
おなじみのツーリング用品も充実。
こうしたバッグ類を、手に取って確かめられるのは
本当に貴重な機会です。
自分がハマってるバイクパッキング用の
各種バッグも揃っております。
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各種用品も幅広い品揃えに。
ツーリング用のマニアックなものに加え、
ロード・クロスバイク向けユーザーの
最新アイテムも並んでいるので、
自分にとってはこれまで以上に
心強い存在になってくれそう。
生粋のツーリストが満足できるのはもちろん、
今時のナウいギアも同時にチェックできるのは
うれしいかぎりです。
吉祥寺ベロクラフトを愛好していたコアなファンも、
CWS高田馬場を利用していたライトユーザーも、
双方に新しい発見があるのではないでしょうか。
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従来のCWS店としての
取り扱いモデルも継続しているため、
ロードバイクやクロスバイクの完成車も豊富。
たとえばジャイアントのエニーロードや、
ビアンキ、ジオスといったメジャーどころのブランドからも
ツーリング指向のモデルをセレクトしています。
一方、吉祥寺で扱っていた小径車はなくなり、
CWS吉祥寺店が引き継ぐそうです。

スタッフも品揃えも増えていますが、
オーダー車の受付やツーリング車の込み入った相談は
これまで同様に大槻さんが担当されるので、
遠方から来店される際は、大槻さんが
在店しているか確かめてからのほうが
いいかもしれませんね。

移転初日に訪ねた自分は、ご多忙にもかかわらず、
大槻さんに自分の自転車をメンテしてもらいました(汗)。
これで、週末からのツーリングにも
安心してでかけることができそうです。
これからもよろしくお願いします!
by cyclotourist | 2017-05-12 14:32 | おしらせ | Comments(3)

一年ぶりのブルベ その2

こんにちは、田村です。

フレッシュは24時間イベントなので、
必ず夜通し走ることになります。
景色も見えないし、気温は下がるし、
なにもいいことはないのですが、ナイトランが
好きな人ってけっこういるらしいですね……。
自分は、ひさしぶりということもあり、ガクブルです。
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田村市あたりのラーメン屋さんで小休止。
喜多方で食べず、田村で田村が食べるという(汗)。
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夜が更けるにしたがって、
コンビニで買うものが怪しくなってきます。
そんなに眠気に悩まされるほうではないのですが、
眠くなるのが怖いので、予防的に買ってます。
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日付が変わる頃に
いわき市に到達。
道は磐越東線沿いで、本来なら
夏井川の渓谷に沿った風光明媚なところですが、
ライトの光を返す反射板しか見えません(泣)。
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漆黒のエリアを抜けて、
いわき市の駅前に出てきてみると、
なんて都会なんだろうと感じます。
常磐線ですから、電車に飛び乗りたくもなりますが、
時刻は2時……。もう走るしかありません。
新潟からここまで、ずっと南東に進んできて、
弱いながらも追い風に恵まれてきました。
いわき市から南下するので、風向きが
悪くなるかと覚悟していましたが、ほとんど無風で
助かりました。
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気温はどんどん低下し、
10度くらいになりました。
日中が30度でしたから、この気温差は手強いです。
幸い、比較的多めに予備のウェアを持参していたので
事なきを得ましたが、こうした着たり脱いだりのための
停止時間がバカにならないんですよね。
魔法少女みたいに一瞬で着替えたいものです。
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最近はイートインを設けたコンビニが
多くなって助かります。深夜はスペースを
閉じるところも多いですが、こちらは我々のために
開放してくれました。たしか小名浜の
コンビニだったかな。感謝です。
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5時前には明るくなりました。
日が出るとだんだん向かい風になってきたうえ、
平坦だと思ってた国道6号線は意外と
小刻みにアップダウンがあります。
もうすっかり惰性で走ってるだけで、
早く9時になって24時間が経過してくれと
願うばかり。しかし、他のメンバーは淡々と
ペダルを回して行きます。タフだなあ……。
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大甕(おおみか)で7時を迎えました。
22時間かけて、距離340kmほどを走ってきたわけです。
フレッシュには、最後の2時間で25km以上走るという
ルールがあります。きっと、24時間たっぷり走らせるため
なのでしょう。まったくニクい……。
しかし、もう何も怖くありません。
大甕から大洗までは30km弱ほどですから、
その香りまで感じ取れる距離です。
好きな街の吸引力によって、不思議と元気が沸き上がり、
向かい風もアップダウンも苦にならなくなります。
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キタ━(゚∀゚)━!
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商店街の外れで24時間を迎え、
セイコーマートでゴールとしました。
本当に新潟から走ってこられるとは、感無量。
前夜のメイドバーで、メイド長さんが
「がんばってくださいね」と言ってくれたことが
心の支えだったのは言うまでもありません(汗)。
自分の脚もよくもってくれました。
なによりも、終始、頼もしかった仲間に感謝です。

こうして、不安しかなかった新潟〜大洗370kmを
無事に走りきることができたのでした。
もう走らなくていいんだ……という安堵感でいっぱい。
道中のシンドサをリアルに記憶していたら、
きっと二度とブルベは走らないと思うのですが、
思い出はすぐに美化されてしまうのが
困ったものです(汗)。

最後に、みなさんの愛機を紹介します。
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リーダー・ゆんさんの
キャノンデール・シナプスカーボン。
サドルバッグはレベレイトデザイン。各所に設けた
収納スペースが、ブルベの見本のような仕様です。
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ばっきー氏のサーヴェロ。
スラムeTapがうらやましすぎる。
楕円チェーンリングにパワーメーター付きの
クランクと、やりたい放題。
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YUKI隊長殿のリドレー・エクスキャリバー。
ただ一人、ショートケージの
ディレイラーなのが男らしいです。
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ワタクシはキャノンデール・CAAD12 DISC。
ブルベをコレで走ったのは初めてでしたが、
やはり油圧ディスクブレーキの心強さは絶大。
下りで疲れにくいというのは、アップダウンのある
コースでは本当にありがたいです。
オルトリーブのシートポストバッグは、
ブルベ装備の収納には過大ではありますが、
激しい気温差に備えた多めのウェア類や輪行袋を
余裕で収めることができました。

なにはともあれ、一年ぶりで骨折以来初の
ブルベはかなりシンドイものでしたが、
完走できてうれしい限りでございます。
by cyclotourist | 2017-05-10 20:39 | おしらせ | Comments(7)

一年ぶりのブルベ その1

こんにちは、田村です。

最近どうもバタバタしていて、
ブログをマメに更新する気になりません(汗)。
心身ともにおおむね元気ではあるのですが
時間に余裕がないと、プラスαの物事には
なかなか手が付かないんですよね……。

そんな自分的に珍しい繁忙期も
ようやくひと段落してきました。
そして、ゴールデンウィーク中は、
一年ぶりにブルベを走ってまいりました。
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チームで24時間走るブルベ、
「フレッシュ」でございます。
このフレッシュにはなぜか縁があって、
今年で6回目の挑戦となります。
ちなみに、完走できたのは過去二回のみ(汗)。
それでも毎年走りたくなるのは……なんなんでしょうね。
バカなのかも知れません(大汗)。

いろいろとややこしいルールがあるフレッシュですが、
コースを自分たちで設定できることが大きな魅力です。
今回、ランドヌ東京のフレッシュなので
川崎が最終目的地なのですが、走行ルートのゴールは
必ずしも川崎でなくても構わないルールです。
スタートから最終目的地に近づくよう、
仲間と24時間力をあわせ、距離360kmを走れば
OKといわれています。

さて、今回のメンバーは、写真左から
物欲大王の最重量級ランドヌール・ばっきーさん
沈着冷静なリーダー・ゆんさん
骨折空けのブルベでドキドキの自分
一昨年に過酷な宇治行きを共にしたYUKI隊長殿
です。この4名で走ります。

スタートは新潟駅の南口。なぜ新潟かというと、
ばっきー氏の故郷であり、氏のご希望で決定。
決して、自分が新潟古町のメイドバーを
訪問したかったからではありません。
まあ、前泊したので行きましたけどね(笑)。
二年ぶりの訪問にも関わらず、メイド長さんが
自分たちを覚えていてくれ、いたく感動しました。
こんなことを書いていたらいつまでも
フレッシュに進まないので、ほどほどにしておきますが、
本当に、スキルの高いメイドさんです。
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想定ルートはこちら。
日本海に面した新潟から、本州を横断して
太平洋岸の大洗をめざします。
もちろん、川崎に近づくのが目的なので、
余力があればもっと南下するつもりではありますが、
大洗までで370kmあります。

骨折してから10ヶ月、もう歩行もサイクリングも問題ありませんが、
まだ無理すると痛みますし、昨年末から
サイクリングを再開したものの、一日で100kmくらいの
距離しか走ってません。
そんな状況なので、360kmも走れるかまったく
自信はなかったのですが、それはそれで心構えとしては
悪くないとも思いました。
いつになく緊張感をもって挑むことができましたし、
どこでDNF(リタイア)しようと、言い訳が
たちやすいじゃないですか(笑)。
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9時にスタートして、
序盤は国道49号線をゆるゆると
西進していきます。
もともと平地が大好物で、今年絶好調の
ばっきー氏が先頭を引いてくれるのですが、
ともすると時速30kmを越えそうなので、
なんども「もっとゆっくり走ってくれ〜」と
泣訴哀願しました。
このあたりが、チーム走の難しいところで、
自分のように足を引っ張るヤツがいると、
ソロより効率が下がっちゃうんですよね(汗)。
しかし、自分の場合、平地で高速巡航が苦手、
無理すると足がもたないので、致し方ありません。
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国道459号に入ってからは、
クルマも少なく風情があります。
この道を走りたかったので、チェックポイントを増やしたのですが、
やはり正解だったと思います。
もっとも、喜多方に出るまでに峠がポコポコあるので、
ペースはなかなか上がりません。
楽しい道を走るのがツーリングの醍醐味ですが、
制限時間があるブルベだとそうも言っていられないのが
キツイところであり、走りがいがあるところでしょうか。
最近の自分が、ちょっとブルベから距離を置いてしまったのも、
距離を伸ばすこと重視のコース取りで走るのが
ちょっと苦手に思えてきたからでもあります。
だから、こんな素敵な道を選べるフレッシュなら
走ろうかと思った次第でもあります。
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80kmほど走ると、福島県入り。
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180度折り返しの連続で、
500mくらいまで標高を上げて行きます。
晴天に恵まれ、路上では気温30度近くあるのに、
路肩には雪が残っていたりします。
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ピークを越えると、
飯豊の山並みを望むことができました。
さすが2000m級の山地、輝く残雪がすばらしい。
大町あたりから眺める北アルプスに
勝るとも劣らない景観です。
少し下ったあたりには桜が咲いていたりして、
国道459号は変化に富んだ道筋。おすすめです。
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アップダウンを経て喜多方へ。
喜多方に設定したPCに着いたのは16時過ぎ。
走行距離120kmを越えました。
ここでラーメンでも食べて、輪行で家路につけば
幸せな一日だったな〜と思えるのですが、
完走に必要な距離のまだ三分の一というのが
なんとも……。
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猪苗代湖に上る頃には
日が暮れました。
幸い、ルート沿いに磐越西線・東線が伸びているので
いつでも輪行できる? のが救い(汗)。

しかし、幸いというか何というか、
疲れはするものの、どこかが痛いとか辛いとかはなく、
DNFして帰宅するきっかけがつかめません(笑)。
日が暮れてからは景色も見えませんし、
もう止めてもいいや〜と思いつつも、
誰もそんなコト言い出しませんので、
とぼとぼ走り続けます。
あ〜、ブルベってこうだったよなと思い出すのでした。
やれやれ……。

果たして、大洗に帰ることができたのか……
じゃなくて、フレッシュ完走できたのか?
生温く続きます。
by cyclotourist | 2017-05-09 20:27 | おしらせ | Comments(0)