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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

<   2015年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

【フィギュア作り】アイズたん作ってます

こんにちは、田村です。

今夏、三回目のワンフェス参加で
かなり燃え尽きた感を覚えた私でしたが、
のど元過ぎれば……で、やっぱりまた
フィギュアを作りたくなっちゃうんですよね(笑)。
い〜加減、仕事面もなんとかしたいのですが、
急になんとかもなりませんし、
本業とは外れますが(?)すこし仕事もしてますので、
いずれ報告できることもあるかと……。

さて、次なるフィギュア作りは
7月末から発動しておりました。
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秋葉原で開催していた
「ダンまち展」に行ったりしました。
今年のアニメでは、「響け! ユーフォニアム」と並んで
お気に入りだったアニメが、
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」でした。
ラノベ原作らしいオタクっぽいタイトルですが、
とても楽しませていただいたアニメでした。
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「ダンまち展」の僕的なお目当ては、
主人公でもヒモ神様でもなく、
アイズ・ヴァレンシュタイン一択でした。
(真ん中の金髪のお方)
主人公が憧れる高嶺の花、です。
いいですよね、高嶺の花。
響子さんから一貫して、自分のようなもてない男子は
高嶺の花キャラが好きなのです(汗)。
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展示してあった原画とか、
超絶的にすてきです。
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キャラクターデザインの
設定も展示してありました。
これで次回作は決まりましたね〜。
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帰宅後、さっそくアイズたん製作に
とりかかります。いつものように、
だいたいの寸法をスケッチ。さらに今回は、
ポーズも自分で考えることに。ゲームじゃなくてアニメキャラ、
しかも、サブキャラなので決め絵みたいのが
見当たらないので、その分、自由度は高い……のか?
カッコいいポーズのイメージはあるので、
絵がヘタな自分は、コイツで試行錯誤します。
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可動フィギュア、「figma」です。
アイマスの千早ちゃん。
娘が好きで買わされた(?)のですが、
こうしたポージングの検討に活躍するとは!
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これまでどおり、エポキシパテと
アルミの針金で素体をつくります。
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あらためてポーズを検討します。
剣をふりつつも、柔らかい表情が似合うように、
あんまり気張ったポーズにはならないように
考えてみました。どうなんでしょうね……。
いずれにしろ、ここまではあっという間に作業が進みます。
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よくもわるくも慣れたのか、
顔っぽいカタチとか、そこそこの体までは
さくさく作れるようになりました。
これでいいのかは微妙ですが(汗)。
で、アイズたんの長い髪を形作るために、
0.9mmのアルミ線を後頭部に接続します。
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アルミ線にパテを盛り、
カーブを作っていきます。
このあたりが難しいところで、
パテが針金からずり落ちたりするのです。
硬化しだした頃合いを見計らって
曲げるといいみたいです。
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作中や設定にあった絵を
いろいろ見つつ、ほどよい髪のカープを
決めていきます。うん、難しい(汗)。
髪の房を、ぱらぱら細かくしたほうが
造形的には凝った感じがしてハッタリが効くような
気もしますが、なんとなくアニメの絵に近いような
カーブを模索します。
「艦これ」だと、ゲームなのでメインの一枚絵があって、
それに似せるように四苦八苦していた訳ですが、
明確に「お手本」がないのも難しいです。
安易に作りやすい形にするのは避けたいですし、
凝った形は作れないし、好きでもないし……。
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パテを盛ったり、削ったり。
エポキシパテは粘度みたいに造形できるので、
ほんとうは切削工程なしで望みの
形を作れるはずなのですが、自分はできません(泣)。
それでも今回は、パテが固まる前に
形を出せるように意識したのですが、
やっぱりうまくいきませんね。
削りがメインなら、ポリパテのように
盛れなくても硬化が速い素材を使ったほうが
いいのかもしれませんが、どうなんでしょうね……。
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とりあえず、装備なしで
おおざっぱに形にしてみました。
アイズたんは鎧をつけているので、
それを作るまでは、あんまり細部に
手をつけないようにします。無駄になりがちですから。
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本体に離型剤として
リップクリームを塗ってから、
鎧となる箇所にパテを盛ります。
鎧といっても、えらく軽装で、付けてないより
エッチっぽいデザインなのですが(照)。
これは神ロキの好みらしいのですが、
お客さん受け狙いでしょうね(汗)。むろん、
ワタクシに異論はありません。
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外せるように作っておけば、
製作上も塗装のためにも
なにかと便利です。
ちょっと隠微な感じですが、
あくまで工程上の仕様です。
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手のあたりとしていた
パテの塊を、手に見えるよう削り出します。
これも、削るのではなく、パテの盛りで
形を作れれば理想的なんだと思いますが、
けっきょく削り出しです。指は、うまく段差を
付けると、それっぽくなるような気がします。
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親指は後から付けることにして、
手のひら・甲と指4本をそれっぽくします。
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パテで、親指や欠損部を
盛り足します。
いずれ細かく仕上げますが、全体の
バランスを見るため、とりあえずはこんなもんで。
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とりあえず、だいたいの構成要素を
そろえた感じです。
雰囲気的には悪くない気がするのですが、
どうなんでしょうね?
アイズたんの愛剣は細いのですが、
現状はただプラ版を切り出した状態。
これをうまく菱形断面に削れる気がしません(泣)。
なにかを流用するか、工具を考えるか……。
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戦車兵(?)のほうも、
ぼちぼち進めてます。
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ついに買いましたよ、ルーペ。
これで細かいところが、よく見えます。
それにつれ、かえって作業も進まず(泣)。
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こういう小サイズこそ、
パテの盛り一発で形にしないと
効率が悪い……と思うのですが、
うまくできないんですよね〜。
アイズたんは作ってて楽しいのですが、
こっちの二人はだんだん苦行に感じられます。
小さなこっちが難航するだけに、
アイズたんが楽しく感じるんでしょうね、たぶん。
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早い、早すぎるよ、と
我ながら思いつつ、サフを塗りつつある
1/35フィギュア。
じわじわと、無駄が多くても
進めていきたいですね。

というか、「艦これ」の期間限定イベントが
手強すぎて……。フィギュアも仕事も、
ゲームの進行も、すべてが中途半端……。
ダメな今日この頃なんでございます。
by cyclotourist | 2015-08-30 00:37 | ひまつぶし | Comments(6)

青春18きっぷ

こんにちは、田村です。

急に涼しくなりましたね。
こうなってくると、どこかへ出かけたくなるものです。

「とくに用事はないけれど、〜へ行くことにする」
とかいう書き出しで、内田百閒は
たくさんの鉄道紀行を書きました。
自分だって、とくに用はないけれど出かけたいものです。
そもそもサイクリングって、用があるから
出かけるものでもないですからね。

しかし、用がないのはいいけれど、内田百閒と違って
お金もないのが悲しいところです(笑)。
そこで、「青春18きっぷ」を買ってきました!
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ご存知、JR全線の普通列車が
乗り放題になるきっぷです。
5回分(5日分)の価格が11,850円なので、
1回あたり2,370円になりますね。
だいたい、東京から三島くらいまでの距離を乗れば
モトがとれる訳です。
実は……青春18きっぷを買うのは人生初でした。
「ご案内」という説明書が4枚も着いてくるんですね。
もちろん、おっさんだって使えます。

そんなわけで、来週あたりは旅に出ようと思ってます。
当然、輪行で自転車同伴なわけですが、
悩ましいのが、あんまり自転車に乗ってる時間が長いと
青春18きっぷのモトが取れなくなってしまうことです。

「安く遠くへ行く」ためには、鉄道に乗り続ければいいのですが、
せっかく遠くへ行ったのにサイクリングできないのでは、
自分にとっては本末転倒なので……。
だから、新幹線ばっかり使ってたのですが、
今回は乗り鉄趣味とサイクリングをうまく両立させたいものです。

そこでいろいろ考えたのですが……。

旅の初日は自転車に乗らず、とにかく遠方へ向かいます。
目的地は……浦安駅です。
お察しかと思いますが、千葉じゃないですよ。鳥取県の駅です。

この浦安駅は鳥取県の「琴浦町」にあって、
アニメ「琴浦さん」の由来らしく、駅は劇中にも出てきます。
2013年と少し前のアニメなのですが、
某サイクリング中に某先輩に「何度も見ちゃう」と告白され(?)
気になって自分も最近になって見てみたら、
けっこー面白くてハマってしまったのです。

そんなわけで、浦安駅をめざします。
池袋駅から5時半くらいに乗り始めれば、
浦安駅には……23:18に到着。終列車です(笑)。
これで871kmもあるみたいで、フツーの乗車料金は
11,840円。もう5回分のモトがとれます。

で、翌日はサイクリングに重きをおきます。
いつかは走りたいと思っていた山陰の名峠、
大山のふもとにある鍵掛峠をめざす予定です。
できれば夜明け位から走り出し、
だいたい130kmくらい走ったうえで
備中神代という伯備線の駅に出ます。
ここから青春18きっぷの2回目を使い出し、
思い切って呉までワープします。
ざっと230kmですので、これも十分にモトがとれます。
呉に転勤された自転車仲間がいるので、
夜も楽しめそうです(?)。

三日目は、いつかは訪れたいと思っていた
江田島へ渡ってみたいと考えてます。
けっこう大きな島で、100km近いルートが
簡単に組めてしまいます。市のホームページを見たら、
充実したサイクリングマップも用意されてました。
ほんとうは海軍兵学校とかも見学したいですが、
今回は時間的にサイクリングを優先します。
で、お昼までに江田島を回ったら(できるのか?)、
いったん呉にもどって、フェリーに乗船。
2時間の船旅で四国は松山へ渡ります。
なんかもう、行程の組み方がとっちらかってますが、
机上の予定ではなんとかなるはず……。
最近も、そんな予定を組んで
痛い目にあった気がしますが(汗)。

松山からは、一路、八幡浜をめざし。
この間の70kmほどはサイクリングです。
今年の2月にも走った区間ですが、
とってもよかったので何度でも走りたいエリアです。
松山を走り出すのが15時すぎになるので、
下灘の夕陽も期待したいところです。
当然、八幡浜に着くのは夜も更けた頃に
なりそうですが……

それでいいのです! 八幡浜を0時すぎに出る
フェリーに乗って、別府に移動です。
3時間だけの船旅ですが、仮眠はとれそうです。
以前、四国の先輩サイクリストさんと
利用したことがあるので、懐かしい航路です。

そんなわけで、旅の4日目は
午前3時の別府からはじまるのです。
へんな時間ですが、この時間こそ、ここまで
おかしい行程を組んだ理由でもあるのです。

9月5日に、大分空港の滑走路を
自転車で走ることができるというイベントがあるのです。
そして、イベントの集合時間は5時30分まで!
フツーに大型旅客機が発着してる空港ですから、
飛んでない時間を選ぶと、早朝になるんですね。

この場所と時間帯を知ったとき、
「いったいどうすれば、そんな早朝にいけるんだ?」と
びっくりしたのですが、ふと、八幡浜からのフェリーを思い出し、
呉から松山に渡れることも思い出し、
鍵掛峠やもろもろも連想してしまったのでした。

ほとんど妄想の旅ですが、青春18きっぷの
コストパフォーマンスと自転車の機動力、そして
自分のヒマさをもってすれば、
きっと実現できる……はずです、たぶん(汗)。

大分空港を満喫したら、国東半島を越えて
宇佐あたりに出て、ふたたび列車の人に。
おそらくお昼前後の列車に乗り始めると思うので、
普通列車でたどりつけるのは、姫路のあたりまで。
ムーンライト系の快速夜行列車があれば
言うことないのですが、ないものは仕方ありません。
そこで、この日はどこかで適当に夜を過ごし
(それをどうするかが課題でもあるのですが)
翌日は明け方の竹田城を見たいなと。
雲海に浮かぶように見える(ことがある)
山城ですね。まだ一度も訪れたことがないので、
こちらも楽しみです。
で、竹田をお昼くらいまでに出発して普通列車に乗り続ければ、
ちょうど日付が変わるくらいに、
東京まで帰って来れる……はず。
これで計5日間の行程です。

我ながら現実感に乏しい計画なのですが、
とりあえず出かける気は満々でございます。
自転車は、たぶんルックにします。
無数に乗り換えがありますから、
少しでも輪行を楽にしたいものです(汗)。
by cyclotourist | 2015-08-27 18:27 | おしらせ | Comments(8)

特別な宇治へ その4

こんにちは、田村です。

宇治遠征編も妙に長くなってしまったので、
迎えた三日目と四日目は、ダイジェストで。

今回のサイクリングは、アニメの舞台訪問が
メインテーマですので、本来は
初日の柳沢峠とか杖突峠とか、
二日目の神坂峠は、行きがけの駄賃みたいな
ものなのです(?)。もっとも、その行きがけに
欲張りすぎたプランを考えた挙げ句、
結局は輪行しまくりという結果なのですが(汗)。
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米原で各方面からの同志と合流、
総勢5人になったワタクシ。
写真左から、大阪からお越しのK村さん、
二人目は、舞台サイクリング研究部の部長、Tさん(北山さん)。
三人目は、二日間、苦楽を共にしてきたMさん、
四人目は、フィギュア作りで脚力低下おびただしいワタクシ、
五人目は、千葉からお越しのKさん(ミウラSVさん)です。
一同の背景は、豊郷小学校の旧校舎。
ご存知(?)「けいおん!」の舞台です。
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「聖地」の有名どころ、
質量ともに充実した舞台です。
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アニメ放送終了からしばらく経つのに、
ファンからの愛されっぷりはハンパないです。
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我々は旧中山道を南下して、
日野方面をめざします。
滋賀県まで来たのに、まるで琵琶湖なんて見ません(汗)。
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しかし、この日も暑すぎるほど暑く、
八日市駅から鉄道でワープ。
近江鉄道は、自転車をそのまま持ち込める
「サイクルトレイン」なので、助かります。
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日野駅です。昨年の秋に訪れた時は
有人駅でしたが、無人化されてました。
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田園を抜けて走ることしばし……
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旧鎌掛小学校。
「中二病でも恋がしたい!」の舞台です。
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作中の部室の再現度がすごい。
全国数あるアニメ舞台のなかでも、
個人的にはココが白眉です。
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ひとしきり2.5次元の世界を楽しんだら、
あとは宇治をめざして走るだけ。
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しかし、猛暑には抗しがたく……。
コンビニでアイスを食べ、水をかけ……。
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結局、輪行で一気に宇治へ。
東海道線と地下鉄をつないで、
六地蔵駅に出てきました。もうここから、
「響け! ユーフォニアム」の世界がはじまるのです。
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一見なんのヘンテツもない土手が、
オープニングに出てくる舞台だったりします。
調べ上げた部長に感謝です。
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陽が傾き出した頃、
ついに宇治の核心地に到着しました。
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「響け!」のヒロインが愛用している、
通称「久美子ちゃんベンチ」。
宇治川に面した気持ちよい場所です。
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目に入るリアルな光景が、
アニメのなかとシンクロします。
僕らの場合は対象がアニメですが、
実写の映像作品や文学だったり短歌だったり、
そうしたなかで描かれた舞台を訪れるというのは、
旅の動機として、普遍的だと思います。
ただのベンチや信号のひとつひとつが、
絶景に匹敵する魅力を感じさせるのです。

さて、一同はホテルに入って汗を流した後、
徒歩で宇治の街を楽しみました。
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宇治橋を走るワタクシ(照)。
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そして一同は、「響け!」でひときわ印象的だった、
大吉山に登るのです。
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神回と名高い第8話のシーンに
登場した展望台です。
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この夜景を見るために、
東京から宇治まで走ってきたのです。
(結局、半分は輪行でしたが……)

翌日は、部長と大阪のKさんのご案内で、
宇治近辺の舞台をたっぷり訪問して、
京都アニメーションの本社やショップをめぐったり、
「響け!」のラッピング電車も体験。
旅の最終日にふさわしい時間を過ごしたのでした。
そのあたりは、また機会あればご紹介します。
とりあえず、舞台サイクリング研究部の活動リポート(?)は、
大吉山からの夜景で締めたいと思います。

アテンドいただいた部長と大阪のKさんには、
あらためてお礼申し上げます。
そして、序盤二日のヒドい行程につきあってくれた
Mさんにも感謝です。
千葉から合流していただいたKさんとは、
帰りの新幹線までご一緒していただきました。
この歳で、新しい仲間が増え、同じ趣向で
サイクリングできることは、
本当にありがたいことだと思います。

そして、次の旅がはじまるのです!
(今はまだ未定ですが、きっとね)
by cyclotourist | 2015-08-16 20:36 | おしらせ | Comments(4)

特別な宇治へ その3

こんにちは、田村です。

古代の東山道で最大の難所として
旅人が畏敬した神坂峠は、
アニメの舞台を目指す現代の
サイクリストにも立ちはだかるのでした。
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続いてると思った道は
谷間に消えていきました。
そもそも、東京から京都の宇治をめざすなら、
東海道を淡々と西へ走ればよくって、
距離も短くなるし(約600km→約500km)、
平坦ばかりだし、こんな信州と美濃の境にある
山深い峠を越える必要はないよね……

と、現地で嘆いていても状況は進展しないので、
我々は熟慮の末に果断に実行、
登山道を進むことにしたのです!
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登山道の入り口で、すでに
標高は1200mほどありました。
神坂峠の標高は1600m弱。
登山道の入り口から峠までの距離は
4.6kmと案内に出てましたから、
歩く道としては勾配がさほど急ではないと
予想してました。
実際、かなり歩きやすい道で、
自転車も押して進むことができました。
「ヤマノススメ」的には高尾山くらいでしょうか。
担ぐような細道や巨岩がなくて、本当によかった……。
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自転車で標高を稼ぐよりも、
歩きのほうが体力的には
楽かもしれません。もっとも、
時間はどんどん過ぎていきます。
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休み休み、進んでいきます。
一人だけ、ハイカーとすれ違いました。
さすがにボトルの水や補給食が
乏しくなってきましたが、飢えや乾きを
感じる前に峠に着くことができそうです。
しかし、押している自転車が
だんだんと重く感じられてきます。
さすがに疲れてきたのかと思いましたが……
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ブレーキアーチに泥や草木が詰まって、
車輪が回らなくなってきたのでした。
泥をかき出しても、すぐにまた詰まります。
MTBやツーリング車が、フォーククリアランスを
広く取っている意味がよ〜く分かりました(汗)。

さて、進んでいくほどに涼しくなってきます。
標高が上がっていくので当然だろうなと
思っていましたが、にわかに空が暗くなり、
谷を挟んだ向こう側の山塊にピカッと稲光が
走るようになってきました。
そして、ついに我々の頭上にも
雨が降ってきました。
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待っていても止みそうにないので、
レインジャケットを着て歩きます。
幸い、進むほどに道の勾配は
ゆるやかになってきて、MTBなら
半分は乗車できるかも(元気なら)。
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「牛集牧柵」なるものが現れました。
こんな人里離れたところでも
放牧をしてるとは驚きました。というか、
こんなところで牛に出会ったら腰を抜かしそうです。
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登山道に入って2時間、
ついに稜線に出ました。
高山、というほどの荒々しさはありませんが、
さすがに非日常的な景観が広がります。
幸いにも、雨はほとんど止んできました。
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ついに峠の手前にある山荘に出ました。
15時40分でした。
陽が長い季節で本当によかったです。
かなり大規模な山荘ですが、ひと気はなし。
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2時間ちょっとぶりに舗装路と対面。
心底ほっとしつつ、ブレーキやリム面に着いた
泥や草木を落とし、長い長い下りに備えます。
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山荘から少し下って岐阜側の斜面に出ると、
待望の神坂峠です。そして、
あこがれのつづら折れを眼下に望むことができました。
ワタクシは満足です。同行のMさんが
どう思われたのかは微妙ですが(汗)。

*今回、阿智村の役場に確認し、
 「神坂神社から先の道は、自転車を押してならOK」と
うかがっていたので決行しました。
結果的にOK(といえるか?)でしたが、
安易におすすめできる行程ではありませんので、
ご注意ください、念のため……。
神坂峠を体験するだけでしたら、やはり
中津川からのピストンが、安全面からも
法規面からも無難だとは思います。
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岐阜側の道は植林された杉が生い茂り、
視界に入るつづら折れの道はわずかでしたが、
深くて長い谷が壮観です。
中津川の市街まで、登り返しのない
急勾配の下りが20kmも続くのです。
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ブラインドコーナーばかりの道を
ガーっと下っていくと、何箇所か、
木々が伐採されて視界が広がる区間も。
そんなところが峠から見えたんでしょうね。
一気に麓まで快走、と思いきや……
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Mさんがパンク。
グレーチングのない横溝を越えた衝撃による
リム打ちパンクでした。直前を走っていた自分が、
障害があることを伝えるべきでしたね、すいません……。
手際よくパンクを直していたのはさすが。
なにがあっても慌てない、ように見える
落ち着いたサイクリストなのです。
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ようやく人里へ。
もう17時です。
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はるか頭上に架かる中央道に
びっくり。クルマで走っても怖そう。
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国道に出るとコンビニ発見。
さすがに小腹が空いていたので、
サンドイッチを食べました。
昨日も今日も、日中はコンビニしか寄ってません(笑)。

さて、国道に出れば、中津川駅はすぐそこです。
時間も時間ですし、やっぱり下界は暑いですし、
もう輪行以外の選択肢はありません。
本当に、自走で宇治なんて夢のまた夢。
問題は、どこまで輪行するかです。

翌日は、米原駅に9時に到着し、
宇治・大阪・そして千葉から集う
「舞台サイクリング研究会」のメンバーと
合流する予定です。
ですので、岐阜くらいまでは走っておこうと
当初は考えていたのですが、輪行するなら、
岐阜にこだわる必要はありません。
しかも、この日は、宿を予約してませんでした。
こんなこともあろうかと(笑)。
そこで、大垣あたりにホテルを取って、
翌日は関ヶ原あたりをチラ見しつつ、
米原まで走ろうかと考えました。

コンビニで休みつつ、スマホで大垣のホテルを探し、
4件くらい電話したのですが、なんとすべて満室(泣)。
じゃあもうどうせなら米原のホテルを取って、
そこまで輪行しちゃえば翌日も楽じゃないかと
考えました。サイクリングの走行距離を
伸ばそうなんて心がけは、もう微塵もありません(汗)。

幸い、米原ではホテルが取れたので、
とっとと中津川駅に向かい、輪行の準備です。
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中津川駅です。
以前も、サイクリングの終点として
お世話になったことがあります。
ここから、岐阜を経由して米原まで、地理的には
東西一直線に近いから、そんなに乗車時間も
長くないだろうと思っていたのですが……
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中津川を出る列車は、
すべて名古屋行き。
距離的には岐阜のほうが近そうなのに、
路線・時刻表的には名古屋まわりのほうが速いとのこと。
結局、名古屋に出て、贅沢にも新幹線にふた駅だけ乗って、
米原に到着したのでした。

こんなわけで、この日も輪行ワープとなり、
走行距離は90kmほどとなりました。
なにはともあれ、無事に神坂峠を
越えることができました。
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GPSログを見ると、
迷走っぷりがくっきりと……。

米原のホテルでは、そそくさとシャワーと
洗濯を済まします。ほぼ一張羅の洗濯作戦のおかげで
大型サドルバッグひとつで走りつづけてます。
しかし、輪行と夜の居酒屋用に、
シャツと短パンとパンツだけは携行してますよ。
そんなわけで、
この日も居酒屋で祝杯を
あげました。日中はコンビニ、夜は居酒屋だけという、
自分には天国のような道中です(笑)。

こうして、まるで夢でも見ているような二日間はすぎて……
そしてまた、次の旅がはじまるのです!

次回予告
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ついに集結した
アニメ大好きサイクリストたち。
総勢五人の大艦隊を結成し、
舞台サイクリング研究「会」は、晴れて「部」に昇格(笑)。
意気揚々と、特別な舞台へ走り出す……はず!
by cyclotourist | 2015-08-14 18:44 | おしらせ | Comments(4)

特別な宇治へ その2

こんにちは、田村です。

宇治への旅、二日目は駒ヶ根からスタートです。
この日のメインイベントは、東山道の難所と知られた
神坂峠を越えることです。
東山道は、中山道や東海道よりずっと前、
律令制時代(7〜10世紀)に作られた
古代の街道です。

南信州から岐阜方面へ抜ける道としては、
大平街道が有名ですが、標高的にも歴史的にも、
神坂峠のスケールは雄大です。
かなり古い自転車雑誌で、神坂峠から下界を見下ろす
写真を見たことがあり、いつかは走ってみたいと
思っていたのでした。
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国土地理院地形図より。
岐阜側のつづら折れが圧巻。
神坂峠の標高は1585mだそうです。

ただ、神坂峠の信州側の車道は
ずっと車両通行止めであり、
岐阜側の中津川からのピストンしかできません。
ほとんどのクルマは、中央道にある
長大な恵那山トンネルであっという間に
通過できるので、実用上は神坂峠を
越える意味なんてなくなってしまってます。
しかし、そこに峠があれば、
越えてみたくなるのが、サイクリストの
情ではないでしょうか。ピストンするのではなく、
ある地域と地域をつなぐため、向こう側に越えることが、
峠を走る醍醐味ではないでしょうか。

そんなわけで、今回の行程のハイライトとして
神坂峠を組みこみました。その結果は……

*以下、決して安易におすすめできない内容が
 含まれてますので、ご注意くださいませ。

朝6時過ぎにはホテルを発ち、
まずは一路南下、飯田をめざします。
神坂峠の入り口となる阿智村は、飯田の
南どなりにあります。
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このあたりの地形は、典型的な
河岸段丘です。
飯田線と寄り添うように伸びる、県道15号を走ります。
さすがに朝方は空気が気持ちよく、
飯田までの距離30kmは快適そのもの。
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飯田のコンビニで朝食。
これからの峠越えに備えて、
補給食や飲料も多めに購入しておきます。
あいかわらず愛想のない食べ物ですが……。
飯田を過ぎたのが8時頃。ここから国道に入りますが、
実際に走ってみると、この先の阿智村まで
国道沿いにはコンビニが点在してました。
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昼神温泉郷を過ぎると、
じわじわと登り勾配が続くようになります。
国道は、清内路峠を経て大平街道に続きますので、
昼神温泉を過ぎたあたりで分岐する県道を進みます。
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陽が高くなると、やっぱり今日も暑い。
ドリンクボトルに入れた真水を
時々体にかけながら、
のんびり走っていきます。
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インターもある園原には、
東山道であることをあらわす
碑や看板があちこちに。
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インターを過ぎるとすぐ、分岐が現れます。
後で振り返ると、ここが運命の分かれ道だったのです。
左はヘブンズというゲレンデを経て
神坂峠に至る車道で、地図でも確認できるのですが、
車両は通行止めです。
右の道は、少し先にある神坂神社までは確実に
車道があるのですが、その先が不明瞭でした。

いかんせん土地勘がまったくないエリアなので、
かなり事前に、神坂峠に至る道について、
阿智村の役場に問い合わせをしていました。
いただいた返答は、ヘブンズまでゴンドラ経由で行くか、
神坂神社の先の道を通るか、その
ふたつしか、阿智村から神坂峠に至る道はない、
というものでした。
ゴンドラに自転車が載れるとは思いませんし
(実は載せることが可能という話も……)
当然ながら、峠まで自走で行きたいと思いました。
すると、神坂神社の先にあるであろう
道を進むしかないだろう、と思いました。
念のため、神坂神社の先にある道についても
問い合わせたところ、車両通行は遠慮してもらってるが、
自転車を押し歩いての通行は可能、とのことでした。
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左への道は、やはり通行止めと出ていました。
地図上ではヘブンズ経由で峠に至るのですが、
道に問題があるのか、地元の方かヘブンズ用なのでしょう。
(詳細はわかりません)
この看板の手前にガソリンスタンドと農協があり、
そこの自販機で休息したあと、
意を決して、右手に伸びる神坂神社への道を進む
ことにしました。
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棚田が点在する里山風景です。
信濃比叡というお寺があり、大きな
茶屋などもあったので、神坂神社までは
観光客も訪れるようです。
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神坂神社が近づくと、
道は1.5車線になり勾配も増しますが、
木陰が多くて雰囲気は良好です。
もっとも、足はかなりいっぱいいっぱいで、
ギヤはずっとインナーローに入れっぱなしですが……。
今回のマキノ号は、34×25Tなのですが、
やはり後ろを28Tにしておけばよかったと
軽く後悔しつつ、Mさんと二人でとぼとぼ進みます。
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やっと神坂神社の前に到着。
時刻は10時半。駒ヶ根から
60km弱しか走ってませんが、先を急ぐ必要もないので、
ゆっくり休憩します。いちおう、この日は
岐阜あたりまで170kmほどを走る計画でしたが、
すでに輪行袋を使う気まんまんです(汗)。
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創建時期が分からないほど
古い神社だとか。
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しばらく休んでると、
マイクロバスや自家用車に乗った方々が、
入れ替わり立ち代わりやってきました。
ちょっとお話しすると、万葉の歌碑があるとかで、
そうした短歌の集まりでやってきたそうです。
ある意味、僕らが好きな「舞台めぐり」と
同じような楽しみなのかも知れませんね〜。
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重い腰を上げて先へ進むと、
道はほどなくして舗装がなくなり、
粗めの砂利を敷いた路面になりました。
がんばればロードでも乗れなくはない道ですが、
がんばる必要もないし、転ぶのもこわいので、
淡々と押し歩くことにしました。
これが、役場の方が教えてくれた、
「押し歩けばOKの道」なんだろうと思いつつ……。
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ゲートがありました。
施錠されており、物理的にクルマは進めません。
神坂峠に至る自然歩道の案内があり、徒歩なら
ゲートの脇から先に進めます。
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神坂神社から2kmほど進むと、
斜面に伸びていく登山道の入り口が現れました。
「古代東山道 神坂峠まで4.7km」とありました。
僕らが歩いてきた砂利の林道(?)はまだ先に
続いているので、まよわず林道を進みます。
実はこの林道の行く末がわからず、
地図では途切れているのです。
しかし、押し歩いていける道が
まだ先に続いているのは間違いないので、
登山道は気にも留めず、先へ進みました。
すると……
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急速に道が荒れてきます。
クルマが通った痕跡はありません。
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点々と可憐な花が咲いてます。
しかし、進むほどに不安になる道です。
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ついにヤブコギに。
勾配はゆるいので進むのは
さほど困難ではありませんが、
ロード用シューズのMさんは、さすがにしんどそう。
(自分はMTB用のSPDでした)
この道が峠につながってるんだろうと信じつつ、
願いつつ、1kmくらい歩んでいくも……。
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とうとうガレ場に……。
行く手には砂防ダムが幾重にも立ち、
だんだんと道のトレースが難しくなります。
これはもう、道ではないんじゃないか? と、
遅まきながら気づきます。
そして、引き返します。引くも勇気ですから。
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登山道の入り口まで戻ってきました。
ここで、身の振り方を相談します。
時刻はすでに13時半。
もし、登山道を進めば、距離4.6kmで神坂峠に
至ります(案内板があるので)。
しかし、ロードバイクを押していけるような
道なのか皆目わかりませんし、本格的な「山サイ」を
やるような自転車でも装備でもありません。
岐阜方面をめざすなら、考えられる選択肢は
三つありました。

1.登山道を進む
2.飯田まで戻って大平街道へ
3.飯田線をつかまえる(輪行)

第一案がうまくいけば、初志貫徹で神坂峠に至ります。
もし順調にあるければ、2時間ほどかも……しかし、
はじめて歩く山道ですから、不確定要素が多いです。

第二案でも中津川に出ることができますが、
過ぎた地点に戻るのは精神的に選びづらいものですし、
大平峠を心身ともに疲れた状態で越えるのは……。

第三案は、阿智村から天竜峡に出れば
飯田線に出ますので、輪行すれば
いちばん楽といえば楽ですが、
その飯田線が微妙な路線……。
乗り鉄としては大好きなのですが、
延々3時間くらい乗って行き着くのが豊橋なので、
そこから岐阜までずっと列車に乗るとなると、
なんのために南信州まで走ってきたのか
意味不明な展開になります。
もっとも、初日ですでに輪行してる訳ですが……。

Mさんと話し合うも、しばらく決めかねました。
しかし、やっぱり、神坂峠を越えることを選びました。
まだ時間と水と補給食に余裕があることから、
登山道を行けるところまで行ってみよう、
という結論に至りました。
二人で出した結論ですが、
弱音や文句のひとつも言わず、決断と実行ができる
Mさんには頭が下がる思いでした。

次回予告
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ついに登山道を歩み始めた二人。
しばらくすると、
あれだけ強かった日差しがかげり、
雷鳴が山中にこだまする……。
ふたりのオジさんは無事に神坂峠に
至ることができたのか?

続く

*ロードと一緒に登山道に入るような行為を
 安易に真似しないでください。くれぐれも……。
by cyclotourist | 2015-08-12 18:17 | おしらせ | Comments(7)

特別な宇治へ その1

こんにちは、田村です。

四日間のサイクリングから帰宅しました。
思い返せばあっという間でしたが、
やはり暑さにヤラレまくった道中となりました。
しかし、得られた感動は特別なものでした。

それでは、「響け! ユーフォニアム」の舞台、
宇治を目指したサイクリングのスタートです。

6日の6時前に池袋の自宅を出て、
まずは新青梅街道を淡々と西へ。
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40km少々走ると、青梅駅に到着です。
着いたのは8時だというのに、
日差しが痛いほど強かったです。
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青梅駅で、リドレーを駆るMさんと合流。
これからの長い道中、仲間と一緒に
走ることができるのは、心強い限りです。
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青梅街道を西へ走り続けると、
奥多摩湖が現れます。風が湖面で冷やされるのか、
このあたりだけは暑さが和らいで感じられました。
猛暑続きですが、湖水は意外と減ってませんね。
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奥多摩湖を過ぎると、徐々に
登り勾配が始まりますが、
クルマが少なくなり、気持ちよい道のりです。
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貴重な補給スポット、道の駅たばやま。
バイクラックもあり、訪れるサイクリストの多さを
感じさせますが、この日は平日なので、
一名しかサイクリストは見かけませんでした。
11時ごろに到着し、飲料と少々の食べ物(おまんじゅう)を補給。
いよいよ柳沢峠への登りが本格的に始まります。
丹波山で標高600mほど。道の駅から峠までは距離17kmほどで
標高差は800mほどあります。
調子がよければ、なんということはない峠路ですが……
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やはり暑すぎてシンドかったです。
標高は上がっていくのに、期待ほど涼しくなりません。
工事事務所の自販機で休んだりして、
自分もMさんもヘロヘロです。
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標高が1000mを越えると、
さすがに気温が下がってきました。
同時に、少し雲が出てきて太陽が隠れるようになったので、
だいぶ助かりました。この柳沢峠への道は
全線二車線で走りやすいといえば走りやすいのですが、
木陰が少ないのが悩ましいです。
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大昔に走った時は、もう少しひなびた印象があったのですが、
だいぶ改良工事が進んだんでしょうね。
大小のトンネルが思いのほか多かったです。
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13時過ぎ、やっと峠が見えてきました。
標高1472mです。
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峠の茶屋は、オートバイ乗りで
賑わってました。
ちなみに、自宅から柳沢峠までは、
ちょうど100kmくらいでした。
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薄い雲が視界をさえぎり、
期待していた富士山の姿は
望むことができませんでした。
茶屋に入ろうかなとも思いましたが、
二人とも手持ちの補給食で事足りそうでしたので、
トイレなどを済ませたら、
塩山をめざして下りはじめます。
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山梨側の道はいっそう整備されていて、
ループ橋に近いような大きな橋で
ぐんぐん谷間をまたいで下っていきます。
幅員が広く、カーブもきつくない道なので、
自分のようなビビリでも、時速40〜50kmで
下っていくのですが、驚いたことに、
この速度でも風がまったく涼しくないのです。
むしろ暑いくらい。そして、下れば下るほど
暑くなるのは避けられません。
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標高400mほどの塩山の街に降りると、時刻は13時。
気温は37℃に達していました。
当初の予定では、塩山から甲府盆地を横断して
茅野に至る予定でしたが、その距離70kmを
この炎天下に走る気持ちにはなりませんでした。
無理して走る理由もありませんので、
茅野まで輪行することに。
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塩山から茅野まで、
1時間半ほど鉄道の旅です。
ちなみに、輪行袋はSL-100を愛用してるのですが、
今回は同じものを新調しました。
きれいな輪行袋は気持ちがよいですね。
ちなみに、初日の宿は駒ヶ根を予定しており、
もう塩山から駒ヶ根まで輪行してもいいのでは? と
自分は思ってしまいましたが、Mさんは
「それでは寂しい」と強気。というわけで、
茅野から走行を再開します。
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茅野に着いたのは
もう16時でしたが、
これから杖突峠を越えるのです。
自走では、峠の途中で日が暮れていたでしょうから、
やっぱり鉄道は速いですね(笑)。
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上り口にある安国寺の
セブンイレブンでお腹を満たします。
コンビニで冷やし中華を食べるようになると、
真夏だなと実感します。
自分もMさんも、あんまりグルメにこだわりはないのです(汗)。
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茅野から登る杖突峠の道。
つづら折りなので、右に左に方向が変わり、
景色が変わるので飽きません。
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峠に着いたのは17時半すぎ。
休憩所は16時で締まっちゃうんですね。
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展望テラスに出ると、
左手の諏訪湖から右手の八ヶ岳へと、
ほとんど180度の大展望が広がります。
むくむくと空に立ち上がる雲が夏らしいですが、
山あいに近い空は黒い雲で覆われ、
ときおり稲光が見えました。幸い、僕らの頭上に
雨雲がやってくることはありませんでしたが、
この季節は突発的な豪雨も怖いです。
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杖突峠からは、高遠まで
直線的な下りで
あっという間です。
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高遠で進路を変え、
伊那を経て駒ヶ根へ。
日暮れが近づくとさすがに気温も下がり、
19時過ぎには駒ヶ根のホテルに到着しました。
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輪行のおかげで、この日の
走行距離は170kmに留まり、
さほどボロボロにはならずに駒ヶ根に
到着できたのは幸いでした。
で、ホテルの部屋でシャワーと洗濯を済ませた後は、
待望のビールを求めて居酒屋へ。
最初の一杯は格別。気絶しそうなうまさでした。
暑くて汗をかいたぶん、
ビールは美味しくなりますね(笑)。

そんなわけで、「宇治まで自走する」という
中二病的な目標は、あっさりと
初日で挫折してしまったのですが……

次の旅がはじまるのです!
by cyclotourist | 2015-08-11 11:17 | おしらせ | Comments(2)

サイクリングの準備

こんにちは、田村です。

もう口にするのも億劫なほどですが、
毎日とても暑い日が続きますね。
ワンフェスの後、数日はぐったり廃人状態でした。
昨日はとある用事で久々に
スーツを着て出かけたのですが、
本当にもう辛い暑さで、しかも電車が遅れたりして、
さんざんでした。あらためて、
毎日ちゃんと会社に通ってる人は
すごいなあと思ってしまいました。
そんなダメ人間なワタクシですが、
先日は人並みに家族旅行へ。
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二年ぶりに大洗へ。
海へ行きたい、という娘のリクエストに応じて、
妻が決めた行き先が大洗だったのですが、
もちろん、自分に異存はありません。
あいかわらず、街はガルパン一色で
歩いているだけでうきうきします。
ちょうど再放送もしてますし、
やっぱり素敵なアニメですね。
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アウトレットモールには、
ガルパンギャラリーが新設されてました。
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劇中に登場した薬局の一部が移設され、
保存されていました。
一時的な企画展ではなくて、
かなり本気度が高い内容です。
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商店街にあるおもちゃ屋さんで、
戦車のプラモデルを衝動買い。
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ガルパンの外伝まんがに
出てくる九七式軽装甲車です。
ご当地で買えて幸せ(笑)。
しかし、最近のプラモデルは
けっこう高価ですね。手のひらにすっぽり収まるくらいの
豆戦車なのに、4000円くらいしました。
なにはともあれ、
大洗ホテルに二泊して、いやというほど
娘の水泳につきあわされました。

閑話休題
明日から、自走で京都の宇治をめざします。
ひさびさのサイクリングです。
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どの自転車を登板させるか迷いましたが、
晴天であることと、それなりに一日の
走行距離を稼ぎたいので、マキノ号を選びました。
大型サドルバッグ+ボトル3本とし、
マキノ号としてはフル装備です。
のんびりと(?)3日かけて、
「響け! ユーフォニアム」の舞台をめざすのです。
妻には白い目で見られてますが、
「お金ないから自転車で行くんだよ! 」と
開き直って(?)サイクリングです。

初日は南信州の駒ヶ根まで250kmほど、
二日目は岐阜まで170kmほど、
三日目は宇治まで160km走るという、
なかなかのロングライドです。
この猛暑続きの時期にやるもんではないと
思いますが、「響け〜」のアニメが終わったのが6月で、
7月はワンフェスで忙しく、
必然的に8月の決行。仕方ない(笑)。

もっとも、実際に走りきれるかどうかは分かりませんが、
途中で輪行という逃げ道もありますので、
無理せず走ってみようと思います。
こんなオカシイ計画に
賛同してくれる方もいて、東京から二名で走り、
米原でさらに合流し、最終的には
堂々5名の大艦隊で宇治に入る予定です。

で、出発前日の今日になって、
ばたばたと準備を整えました。
記憶があるうちに、備忘録として
準備内容を記しておこうと思います。

・「ルートラボ」コースデータの修正
・同データをGPXファイルにしてハンディGPSへ
・行程のあらましをプリント、装着
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・充電
(前後ライト、GPS用電池、Di2)
・タイヤに空気入れる(7気圧)
・チェーンの洗浄と注油
・ちょっと緩んでたヘッド周りの増し締め
・ちょっと緩んでたバーテープの巻き直し
・持ち物の確認
(予備ウェア類、チューブ・工具類、輪行袋…)
*ウェア、基本は宿で洗濯
・ボトル、バッグ類の装着
・着ていくウェアの用意
・すね毛をひさびさに剃る
・お金を携帯用の財布に入れ替える
・めざましをセット

こんなところでしょうか。
いかんせん、久々のサイクリングなので、
装備があちこちに散乱してたりして、
けっこう手間でした。やっぱり、ひんぱんに
走ってないとダメですね。
もちろん、いちばんの不安要因は自分自身なのですが、
いかんともしがたいです。
とにかく水だけはまめに取って、
熱中症と痛風を遠ざけたいですね。
フィギュア作りで、どれだけナマってるか
戦々恐々としております。

追伸
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せっかく買ったので、
九七式軽装甲車を作り出しました。
車内もかなり再現されていてビックリ。
完成後はほとんど見えなくなりそうですが……。
小さい割に部品点数がやたら多く、
かなりマニア向けのプラモデルみたい。
これ、アニメとか、まんが見て、素朴に「作りたいな〜」と
思って買った人(自分もそうですが)は
えらく苦労しそうです。
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半ば無意識に、
ヒロイン二人を作り出してます(汗)。
しかし、本当に小さな戦車ですね。
by cyclotourist | 2015-08-05 19:43 | おしらせ | Comments(4)