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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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<   2015年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

MTBで御荷鉾スーパー林道へ

こんにちは、田村です。

うっかりブログを放置してましたが、
ぼちぼち元気にやっております。
しばらく前にMTBの改装が完了し、
出陣の機会をうかがっておりました。
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ベロクラフト大槻さんの手によって、
サスペンションをインストールしてもらいました。
10年近く放置していたロックショックスの
中級フォークをオーバーホールしてもらい、
適正な作動と圧を取り戻しました。
大槻さんはツーリング車のスペシャリストとして
知られておりますが、その昔は
MTBプロ選手のメカニックを勤めたりもされており、
こっち方面もたいへんに頼りになる方なのです。

サスフォークの装着と、タイヤをIRCの
ミブロマラソン2.25に交換したことで、
かなりクールなルックスになりました(当車比)。
しかし、9kg台だった車重は
あっというまに11kg台に突入。
得たものと失ったものを確かめるために、
林道を走ってみることにしました。

ちょっと前から、中津川林道の開通を
心待ちにしていて、開通したらすぐ走りにいこうと
思っていたのですが、どうやら開通は
5月1日になるとのこと。

悶々としつつフィギュアを作っていると、
いつもお世話になっている
T地さんから「御荷鉾スーパー林道」へのお誘いを
いただきました。
かつて関東最長のダートを誇った
西上州を東西に貫く長大林道です。
近年、ずっと通行止めだった
御荷鉾(みかぼ)スーパー林道ですが、
昨年あたりから走れるようになったとのこと。
今年も4月20日から開通したそうです。
大昔、一部区間を走ったような気がしますが、
全線を走ってみるのは初めてです。
ドキドキしつつ、先の日曜日に出かけました。
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新幹線で高崎へ移動し、
そこで上信電鉄に乗り換え。
0番線ホームからの発着です。
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ホームのはじっこには、
車両そのままの待合室が。
サイクリング中はなんどもお見かけした
上信電鉄ですが、乗るのは初めてなので、
けっこう楽しみです。
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次々と現れる駅舎は、
どれも風情があります。
終点の下仁田のふたつ手前には、
「南蛇井」(なんじゃい)という、珍名駅がありますね。
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下仁田までは1時間少々。
車窓に変化があって、
特等席にかぶりついてると飽きません。
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8時過ぎに下仁田駅へ到着。
東京方面からだと、これでも最速です。
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味わいある駅舎の前で、
すっかりフツーの見た目になった
MTB MKIIを組み立て。
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今回は総勢5名でのラン。
みなさんツーリング車での参加。
舗装路のアプローチが長く、林道の未舗装区間も
減ってるらしいので、MTBのメリットは
本当はあんまりなさそう(泣)。
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駅前で、T地氏から行程の
ご説明。林道の延長は60kmを越えるので、
何枚もの地形図にまたがります。
道中、補給などはいっさいできない(はず)ので、
駅前で水などをたっぷり仕込みます。
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走ったコースはこんなかんじ。
下仁田から西へ向かうことしばし。
林道にとりついてからは、延々と山中を
東へ向かいます。
ちなみに、Macからだと「ルートラボ」への
GPSログがアップロードできない現象が
続いていたのですが、さっきやったらできました。
なにか改善されたのかもしれません。
それにしても長い林道です。
アップダウンも多く、前後のアプローチも含めると
距離100kmほどで獲得標高は2200mです。
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林道の入り口までは
16kmほど。ゆるゆると県道を走ります。
すっかり重くなったMTBと
またも二日酔い気味の体調で
先が思いやられる序盤なのです。
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林道に入ると、ぐんぐん標高が上がります。
切り通しを越えるたび、
わずかな下りがあり、しばらくすると
また登り。道は舗装されているものの
荒れ気味で土砂が多く流れ込み、
さすがにロードでは厳しい路面ですが、
MTBが真価を発揮するほどでもなく、
サスペンションもただのお荷物。
ダンシングすると、サスが沈み込んで
リズムが取りづらいので、
淡々と走り続けます。
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ご一緒したNさんの
トーエイランドナー。
ぽんと立てかけた時にも絵になるのが、
こうしたツーリング車の魅力ですね。
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お使いのメカは、初代XTR。
90年代初期の逸品です。
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道はぐんぐん山中に分け入り、
目に入る光景もダイナミックになってきます。
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陽当たりのよい場所に出ると、
木々の緑が実に鮮やか。
とこどころ山桜が咲いていたりして、
今年何度目かの花見を楽しみながら
マイペースで進んでいきます。
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林道に入って14kmくらいの地点に大仁田ダムがあり、
駐車場にはびっくするほど多くの
クルマが停まってました。
近くの烏帽子岳が「群馬100名山」とのことで、
登山者に人気らしいです。
そして、この先からいよいよダートが
始まりました。
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ダートといっても
目の細かい砂利が敷き固められて
走りやすい路面です。
こんなダートが、ピークまで
7、8km続きます。
路面は荒れてないものの、勾配はけっこう急で、
特にピーク手前2kmほどは
10%ほどの斜度がずっと続き、
汗がぽたぽた落ちてきます。
登りだと、サスペンションや
太くしたタイヤの効果はあまり感じませんが、
後輪のトラクションが稼げるので、
スリップしないのが利点でしょうか。
まあ、このていどの道なら、
スポルティーフのほうが楽に
登れたかも知れません(汗)。
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適度に木々が茂っていて、
日陰が多いのが救い。
それでも、夏場はきっついでしょうね。
この日のように、天候に恵まれた春か晩秋が
走るには最適だと感じました。
そんなトラベルチャンスを逃さず
お誘いいただいたT地氏に感謝です。
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ピークに到着して
力尽きる……というのはヤラセです(笑)。
しかし、本当にひっくり返りたいほど
疲れました。ここに到着したのは
12時半くらい。標高プロフィール上は
ひとつのピークなのは間違いなく、
標高はもう1100mもあります。さらに
南牧村と上野村の境界でもあるのですが、
地図上の塩之沢峠は、もう少し先の、
下ったところにあります。
林道は古来からの道筋とは
無縁なことが多いので、せっかく名のある
峠を通っても、ピークと一致しないのが
少し残念なところです。
この御荷鉾スーパー林道を地図で見ると、
6、7カ所も峠を抜けるのですが、
その場所とアップダウンがまったく一致しないので、
どこか峠が分からぬままに
走り続けていく印象です。
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みなさんベテランらしく、
自分のペースで確実に登ってきます。
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寝転んで息を吹き返したところで、
買っておいたおにぎりを
ほおばります。
60km以上、商店はおろか人家もない
道が続くので、事前に十分な
飲み物と食べ物の準備が必要です。
さて、休憩時のお楽しみのひとつが、
ヒト様の自転車を勝手に物色することです(笑)。
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としさんの、サーリー・ペーサー。
サーリーのラインナップ中では
ロードという位置づけですが、太いタイヤが
付けられるのが特徴。
こうしたフレームをベースに
必要な機能と装備をアッセンブルすれば、
自分らしいツーリング車が手に入りますね。
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「AZU」という、ショップブランドの
ランドナー。今回はじめてご一緒した
Pさんの愛機です。駅でフォーク抜き輪行の
早さに驚きましたが、一緒に走ると、
その速さにまた驚きました。
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T地氏のケルビム・ランドナー。
いつも、どこへ行くにも、この一台。
それが氏の「愛」だそうです。
理解はしますが、共感はできない、
といったところでしょうか(笑)。
自分のように、自転車を使い分けることが
走る目的と化しつつあるのも
どうかと思いますが(汗)。
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下りに入ると、南側の稜線に
道が延びていき、抜けるような青空と
すばらしい眺望が広がります。
しかし、見事な舗装路となり、
MTBに乗ってる身としては
物足りなくもあります。
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ぽつんと一本だけ
咲き誇った桜が現れました。
一同、思わず自転車を止めて
見ほれるほどの見事さでした。
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あっとう間に時間は過ぎて、
14時半過ぎ。
林道が大崩落した箇所に出ました。
地図では八倉峠とあります。
道が200mくらいすっぱり断ち落とされ、
足下に深い谷が刻まれているので、
まるで船首から海を覗き込んでいるような
怖さを感じました。
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その崩落区間を迂回するため、
未舗装の林道がつけられています。
この道ができるまで、御荷鉾スーパー林道は
ながらく通行止めだったんですね。
ありがたく道を進んでいき、
じわじわと最高標高の1500mまで
登っていきます。
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勾配はゆるくても、
ダートの登りは足にきますね。
もうぐっとペースを落とし、
のろのろと進みます。なんだかんだいって、
どこまでも軽くなるMTBのギヤは
心強いものです。
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最高地点に到着。
ナニもないので、登りきった感が
いまいち希薄ですが、下りに入ると
てきめんに肌寒く、1500mの高みまで
登ったんだなと感じました。
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下り出してしばらくすると、
ダート終了。
このあと、もう一度ダートが現れましたが、
長くは続きません。
トータルでも、ダートは15kmほどでしょうか。
結果としてMTBでサイクリングする意味は
あんまりなかった道でしたが、
サス付きMTBの走りや、ダートの登りの
しんどさを味わうことができたのは
確かです。下りは極楽なんですけど、
トータルではまじで疲れました(汗)。
しかし、このくらいの距離のダートで
音を上げそうになってるようでは、
王滝100km完走なんて夢っぽい(泣)。
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IRCのマラソンは、
その名のとおりダートのロングライド用なのでしょうが、
非力な自分では体力の消耗が激しいですね。
しかし、これまでのように超軽量タイヤだと
パンクのリスクや、下りでの安定感が
損なわれるでしょうから、悩ましいところです。
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長い長い下りが続きます。
群馬と埼玉県を隔てる山並みを
望みながら、ぐんぐん進んでいきます。
そして、地図上で塩沢峠とある、
県道と林道が重なる区間に出ると……
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「公園休息所」が出現。
昨年、冬期通行止めの直前に
設けられたばかりの施設とか。そして……
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ウォーターサーバーで
お水が飲み放題!
予期せぬ恵みに一同おおよろこびで、
お水を飲ませていただきました。
ただの水とはいえ、林道の間に
安心して給水できるポイントがあるのは
非常に貴重です。
もう林道の中を40km以上も走ったところでしたから、
まだ水を持ってはいましたが、補給できるのは
心強く安心なものです。
休息所にいらっしゃったスタッフも、
サイクリストの利用者がいるとは思わなかったらしく、
利用事例として撮影させてほしいと
言われました。もちろん快諾。
がぶがぶ飲ませていただき、さらにボトルに水を
注がせていただき、先へ進みました。
本当に感謝です。
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長い長い林道も、
下りに入るとあっという間に
距離が稼げます。ふと視界が開けると、
なんともカタチのよい山が見えます。
たぶん西御荷鉾山でしょうか。
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ふたつ並んだ丸みを
思わずなでてみたり(汗)。
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鬼石の街につながる
県道に出たのは、もう17時半過ぎでした。
ひっさしぶりに見かけた自販機で休憩。
長い長い林道でしたが、明るい時間に
抜けることができてホッとするひとときです。
これも日が長くなったおかげ。

さて、ここでメンバーは二組にわかれ、
Nさん、としさん、Pさんは
鬼石から近い高崎線の児玉駅へ。
T地氏と自分は帰宅に便利な秩父方面へ
向かいます。
お互いに御荷鉾スーパー林道を走りきった
充実感に浸りながら、輪行の入り口となる
駅へ向かったのでした。
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秩父鉄道の長瀞駅から輪行です。
「桜沢みなの」ちゃんがお出迎え。
走行距離は100kmになりました。
MTBでこうした長距離はシンドイですね、
正直なところ(汗)。今回の行程なら、
ベストな車種はランドナーでした。しかしながら、
それが分かっただけでも、そして
自分の非力さを実感できただけでも
MTBを持ち出した甲斐があるというものでしょう!
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お花畑駅にも。
「鉄道むすめ」には珍しく(?)
元気で動きがあるキャラですね。
駅が華やぐようで、個人的にはうれしいです。
しかし、今年に入ってすでに何度目の
秩父でしょうか。
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駅近くの渋いラーメン屋さんで
空きっ腹を満たしてから、
レッドアローで家路についたのでした。

ご一緒していただいたみなさん、
ありがとうございました!
by cyclotourist | 2015-04-27 19:48 | おしらせ | Comments(3)

春の奥武蔵ラン

こんにちは、田村です。

ここのところ、天候が不順ですね。
初夏を思わせる暖かい日と
真冬に戻ったような寒い日が
入り乱れてます。季節の変わり目は、
なかなかサイクリングが予定どおり
できませんね。
そんな日々ですが、先の日曜日は
幸いにも好天に恵まれそうでしたので、
ひさしぶりに奥武蔵エリアへ出かけてまいりました。
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池袋駅から西武線の特急に乗り、
9時少し前に降り立ったのは横瀬駅です。
秩父の手前ですね。
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山小屋風の横瀬駅。
集まったのは……
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奥武蔵マスターのT地氏(中央)と、
アニマルSさん(左)、健脚のYさん(右)です。
それぞれこだわりのツーリング車に
またがって、奥武蔵の峠群をめざします。
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T地さん立案のコースだけに、
アップダウンばかりで
すばらしく入り組んだ行程です(笑)。
奥武蔵エリアは、グリーンラインを軸に
東から登る人が多いようですが、
今回は南側から登り、まるで右往左往するように
峠をなめていきます。
距離およそ70kmで獲得標高は2000mも。
だいじょうぶか、自分……。
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走り出すとすぐに、
満開の桜が迎えてくれました。
都内では先週に散ってしまった桜ですが、
秩父近郊ではまさに見頃でした。
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棚田ごしに武甲山を望みつつ、
徐々に標高を上げて行きます。
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時折、見事なしだれ桜が現れます。
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最初のピーク、大野峠でひと休み。
横瀬駅の売店で買った
おまんじゅうをほおばります。地元の銘菓
らしいですが、味はいたってフツー。
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白石峠に至ると、
大勢のロード乗りが。
このあたりでは、坂道練習の定番といえる
峠です。この日はロード乗りをたくさん見かけましたが、
彼ら・彼女たちが走るルートは決まっていて、
それを逸れるとまったく会いません。
このあたりが、練習系のサイクリストと、
新鮮な風景を探すツーリストとの
違いなんだろうなと思いました。
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ほどなくして定峰峠へ。
いったん稜線に登ってしまえば、
いくつもの峠を楽につなぐことができるのが
グリーンラインの魅力ですね。
サイクリストのほかオートバイの人も多く、
茶屋は大にぎわい。
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バイクラックも満杯。
茶屋でコーヒーをいただいてから
再スタートです。
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定峰峠を北へ向かうと、
東秩父村へ下り降りますが、
我らは分岐する林道に入り、
粥仁田峠方面へ登り返します。
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このあたりの集落は
どこも花をつける木々が多く、
思わずほっとする光景が待っています。
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下ったり登ったりを繰り返し……
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視界が広がる稜線に出ると、
もうすぐ秩父高原牧場です。
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食事どころや売店がある
秩父高原牧場。ここはクルマで
おとずれるフツーの(?)観光客が多いですね。
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おソバをいただきます。
さっぱりとのど越しが爽やかで、
たいへん美味でした。
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大きなソフトクリームを買って
ご満悦のT地氏。ツーリングを楽しむことに
おいては、他に類をみない天才というか、
永遠の少年のような兄貴です。
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まさに牧歌的な
広がりある風景をたっぷり満喫。
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少し戻ってから、
皆野へ豪快に下ります。
この道は本当に勾配が急で、
標高差300mがあっという間。この斜面には、
5月になると一面にポピーが咲くそうです。
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いったん下りきってから、
10%を越える急斜度の道で
粥仁田峠へ登り返します。風景は抜群ですが、
かなりシンドイ道のり。
自分のスポルティーフは、
インナー34Tでリアが最大29T。これで
たいていの峠は十分だったのですが、今回は
少々足りない感じ。コースの険しさに加え、
足掛け2年におよぶフィギュア作りの
影響を顕著に感じます(汗)。
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わずかですが砂利道もあります。
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ようやく粥仁田峠へ。
いやもうこれだけ登れば自分としては
お腹いっぱいです。
しかし、ここから再び麓へ下り、
別の峠をめざすのがT地氏プランニングの
真骨頂?
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いったん県道付近まで降りてから、
細い林道で二本木峠へ登り返し。
ここでは珍しく(?)トーエイの
ツーリング車に乗ったサイクリストに会いました。
我らはさらに北にある釜伏峠を攻略してから、
ふたたび皆野へ下り降ります。
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秩父鉄道です。
SLの汽笛が聞こえましたが、ほんのわずかで
見逃し、写真が撮れたのは電車でした(笑)。
で、あとは線路と平行する国道か県道を進めば
秩父の街へ帰り着くのですが、
そんなフツーの道をT地氏は走らせてくれません。
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激坂が待つ旧道に入り、
曽根坂峠を越えます。
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桜並木をかきわけるように
前に進み、今度こそようやく
麓に降りて秩父の街へ。
日暮れまでは時間がありますが、
気が急いてなりません。なぜなら……
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早くホルモンを食べたかったから(笑)。
秩父の名店、高砂ホルモンへ。
自転車に乗ると、なぜかみんな肉食系に
なる気がします。
実は、朝走りはじめた時から、みんなの頭は
ホルモンのことばかり。
まるで人参を目の前に吊るされた馬のように、
ホルモン食べたさに峠を走り回った感じ(笑)。
これまでは、お花畑駅の近くにある
高砂ホルモン(支店?)へ行っていたのですが、
今回は、秩父駅に近いほうの本店へ。
こちらはお座敷があって、のんびりできます。
薄暗いカウンターで食べる支店も悪くないですが、
本店のほうが落ち着きますね。

たっぷり峠を登って、花見も眺望も楽しんで、
最後は豪快なホルモンでお腹いっぱい。
ひさしぶりに、ツーリングの醍醐味を
思う存分に楽しむことができた一日でした。
今年はあと何回、
秩父を走ることになるかな〜。
by cyclotourist | 2015-04-13 14:58 | おしらせ | Comments(3)

フレッシュ2015[後編]

こんにちは、田村です。

楽しかったメイドバーから
一夜明け、フレッシュを走る我らは
ホテルのロビーに集合しました。
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リーダーからブルべカードを
受け取ります。
今回、ランドヌ東京では写真のような
鮮やかなフレッシュ専用ブルべカードを
作成しました。スタッフにデザインと印刷に
長けた方がいて、すばらしい仕上がりです。
それぞれのチーム名やPCが
オンデマンド印刷されています。
フレッシュ開催までには、実に
多くのスタッフが陰でがんばってるのです。
あらためて感謝です。
自分はなにもしてませんが(汗)。
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スタートは6時半。
新潟駅前から四人の旅がはじまります。
この南口は近年になって再開発されたようで、
ヨーロッパの〜中央駅のような雰囲気があります。
曇り空ですが、さほど寒くはありません。
写真右から、Sさん。
昨年、ブルベの全20クラブを
走ったという「全国制覇」を成し遂げた
超絶的な猛者です。
右から二人目は、チームリーダーのYさん。
ともすれば好き勝手言い放題の
大きな子供たちをまとめてくれました。
三人目がばっきー氏
自他ともに認めるヘビー級ランドヌール。
左端が不肖田村です。

S氏 「自転車に乗るの7ヶ月ぶり」
Y氏 「行けるところまで行こう〜」
ばっきー氏 「2ヶ月ぶり。膝が痛い」
田村 「……(気持ち悪い)」

リーダーをのぞいて、
後ろ向きな姿勢のまま走り出します。
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新潟駅を起点にくるっと旋回してから、
日本海沿いに南下し、長岡方面をめざします。
進路が変わる各地点にPCを設定してあります。
まずは、30km弱先の阿賀野へ。
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さすが蒲原(越後)平野、
直線的で平坦な道が続きます。
関東平野と違って、本当に起伏が少ないのが印象的。
ばっきー氏が猛烈な勢いで引きます。
前方に白く霞むのは、五頭山です。
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平均時速20kmに届く速さで、
あっという間に阿賀野の中心地、水原へ。
ばっきー氏のご実家がある街で、
半年前には泊まらせていただきました。
せっかくならご実家に寄っていけば? と
みなが言いましたが、機関車と化した
ばっきー氏の勢いは止まりません。
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瓢湖に達したところで、
ようやくペダルを緩めてくれました。
白鳥の飛来で有名なところです。
昨年の新潟サイクリングの時は
ちょうどたくさんの白鳥が飛来していたそうですが、
あいにく二日酔いで寝坊した自分は見てません(汗)。
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「現在の飛来数 0羽」
律儀に表示してますね〜。
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PC1に設定したコンビニに到着。
ほぼ予定通り8時です。
みなさん思い思いに補給を取って
再スタート準備完了。しかし、自分が
トイレからなかなか出れません(汗)。
お恥ずかしい話ですが、
朝から気持ち悪くて気持ち悪くて、
なにか飲んだり食べるたびに
戻してしまう始末(大汗)。
食べなきゃ走れないと思って、
おにぎりを口にするものの、すぐに吐き気が……。
このコンビニでは胃薬を買いました。
こんな事態を避けるために、
昨晩のメイドバーではあまり飲まなかった
つもりなんですが……。
年々お酒に弱くなってるのに、
酔うと気分だけは永遠の十代。
なんどくり返しても懲りません。
よろよろと走り出します。
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陽が高くなるに連れ、
雲が消えてすばらしい青空に。
飛ばし過ぎるばっきー氏に代わって、
冷静沈着なS氏が先頭に立ちます。
二人が並ぶと実に勇壮な編成です。
北海道で見た、「北斗星」や「カシオペア」の
重連機関車を思い起こさせます。
おかげさまで、二日酔いで意識朦朧の
自分もなんとか付いていきます。
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新発田の街外れのPC2は
羽越本線沿いのコンビニでした。
ばっきー氏の高校時代の
ご学友が応援に来てくださってました。
心強い地元パワー。
高校時代も今も友達が少ない自分には
うらやましいかぎり。
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ここではソバを食べてみました。
口当たりがよく、少し胸の
むかつきが収まってきました。
薬が効いたのかも知れませんし、
時とともに確実に直っていくのが、
二日酔いのよいところです(汗)。
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PC2の先で進路を変え、
海沿いの国道113号に出ます。
松林があって海は見えませんでしたが、
追い風に恵まれた平坦路です。
ここ新潟の天気がよいと、
関東方面はだいたい天気が悪いようです。
この日も、他の多くのチームが
向かい風や雨に苦しめられていました。
まあ、他人の不幸は蜜の味と言いましょうか(汗)、
我らの幸運を喜びつつ、快走を続けます。
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再び新潟市街に入り、
コンビニで小休止。
Sさんの調べでは、このローソンを過ぎると、
40kmほど先の寺泊までコンビニがないとか。
さすがのリサーチ力です。全国制覇の偉業は
ダテではありませんね。
綿密な情報収集に脱帽です。
ここまでで100kmくらい走りましたが、
自分の体調は右肩上がりに回復し、
走るモチベーションが高まってきました。
体内に余計なものが少ないせいか、
体が軽く、近年にないほど快調です(笑)。
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距離1kmを超える
新潟みなとトンネルで信濃川を越え、
再びの新潟の街を通り過ぎます。
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国道402号に出ると、
海岸沿いスレスレを進みます。
飛砂に注意しつつも、追い風の恩恵を
受けて自然と時速30km以上で
巡航することができます。
いつしか自分が前に出ることに。
基本、お調子者なので。
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弥彦山の日本海側です。
荒々しい断崖が現れ、
ダイナミックな光景が広がります。
このあたりは初めて走るエリアなので、
目に入る光景がすべて新鮮で
飽きることがありません。
以前は有料道路だったそうで、
小さな岬をいくつも豪快に越えていきます。
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地理的に近いこともあり、
佐渡によく似た海岸線ですね。
d0211129_14285662.jpg
小さなアップダウンをいくつか繰り返すと……
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寺泊の市場です。
人家がまれな海岸線が続いてましたので、
華やかさと人出の多さに驚きました。
時刻は14時。もう140km走ってきました。
自分のコンビニ長時間滞在でだいぶ無駄な
時間を過ごさせてしまいましたが、
もう大丈夫。この調子なら、日が暮れきる前に
三国峠だって越えられるかも知れない。
そんな楽観的な希望も生まれつつあり、
たぎる思いでペダルを回していたのですが……。
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「そこの海鮮がおいしいらしい」
Sさんの誘惑的な言葉には、
誰も逆らえませんでした(汗)。
自分的にはあんまりグルメに興味がないうえに、
前半に自分のせいで失った時間を取り返したいし、
せっかく調子がよくなって足が回るし、
自分比では得意な登りが待ってるし、
走り続けたいな〜と思ったのですが、
フレッシュはチームで走るモノです。
まだ前半とも言えるこの地点で
大休止することに一抹の不安を
覚えましたが、強く異を唱えられる
立場でもありませんから、
意を決して店に入ります。
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入ったからには、
ということで、いちばん見栄え的に
おもしろい物を頼みました。
かにラーメンです。丸ごと一匹のカニが
乗ってて、なんだか漫画みたいな食べ物です。
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さすがにうれしくなります。
ばっきー氏には、なんでそんなに
元気になったんだと言われるほど(笑)。
地元のばっきー氏には、
決して美味しいもんじゃないと脅されましたが、
自分的には十分においしゅうございました。
もう一杯たべてもいいくらい。

しかし、やはりこの大休止が
運命の分かれ目でした。
ばっきー氏が膝の痛みを訴え、
もうダメとリタイア宣言。
自分も膝痛の経験がありますが、
いったん足を止めると、しばらくは
さらに痛くなるような気がします。
ゆるゆる走るうちによくなることもありますが、
この先の峠越えを考えると、
早めにリタイアを決めたほうが得策なのは
確かです。
結局のところ、途中で輪行するとかしないとか、
三国峠を越えるとかどうすっかとか、
そんな判断をする地点に至る前に、
我らのフレッシュは終了を迎えたのです。

フレッシュは、3名が完走すれば認定されます。
5人で走れば、2人を置いていっても
ルール上は認定されます。

しかし、昨夜のメイドバーにおける作戦会議で、
輪行しないことと、もうひとつを決めていました。
それは、一人でもリタイアするなら、
全員でリタイアしよう、ということです。

一人は全員のために、
全員は一人のために……。


なんかカッコいい(笑)。ぶっちゃけあんまり
フレッシュの認定にどん欲ではないし、
R5000とか目指してる人もいません。
そういえば、「ラブライブ!」にも
ありましたよね。感動の名シーン。
「この9人がミューズなんだよ」
「一人でも欠けたらミューズじゃないの〜」
全員で海に向かって叫ぶシーン。
やべ、思い出したら泣きそう(汗)。

ミューズは女子高生アイドル、
こちらは40代のおっさんですが、
シチュエーションは似たようなもんです。
「一人でも欠けたらフレッシュじゃないの〜」と、
心のなかで日本海に向かって叫び、
近くの駅をめざしました。

結局、明るいうちに140kmほど走っただけで、
我らのフレッシュは終わったのです。
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リーダーSさんの自転車は
キャノンデールシナプス。
d0211129_14584344.jpg
ハブダイナモ、専用バッテリー、
乾電池互換と3タイプ揃った
電装が圧巻です。
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Sさんのトレックドマーネ。
GOKISOハブ採用です。
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二基のGPSの間にあるのは、
パイオニアのパワーメーター。
ペダリングを左右独立して計測できるという
すごい機器で、効率を意識した走りが
できるとか。
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ばっきー氏のマキノ号。
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最近評価が高いオレゴンを装備。
フロントバッグはやっぱり便利そうでした。
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分水駅から輪行開始。
「泣かないんだから!」
ミューズのみんなは駅で
号泣したものですが、
我らおっさんランドヌールは、
意外と心地よい開放感に包まれ、
車中の人となったのでした。
一瞬、新潟に戻ってもう一泊すっかとも
思いましたが、ちゃんと帰宅しました。

おかげで、というのもナンですが、
翌日のゴール受付では、自分を除く
3名はスタッフ業務で大活躍。
特にPC作業が得意なばっきー氏は、
獅子奮迅の働きをみせ、
がんばってゴールしてきた
チームのみんなを、温かく
迎えていました。

フレッシュを走ったみなさん、
おつかれさまでした。
またどこかでお会いできる日を
楽しみにしております!
by cyclotourist | 2015-04-07 15:19 | おしらせ | Comments(10)

フレッシュ2015[前編]

こんにちは、田村です。

この季節に開催される特別なブルベが
「フレッシュ」です。
先の週末は、ランドヌ東京が主催するフレッシュに
参加してきました。

このフレッシュ、はじめて聞いた時は、
なにか新人さん向けの
ブルベのカテゴリーなのかな~と思いましたが、
「Fleche」は、仏語で「矢」の意味なんですね。

かの国では、イースター(復活祭)に合わせて、
サイクリストが各地から走って集まるという、
伝統というか、自転車の楽しみ方があるそうです。
いろんなところから、目的地へ
矢のように走るわけです。
僕らもよくやる、宿に集合する
集合ランみたいな遊びだと思います。

日本でもACPが認定する
「フレッシュ」が開催されていて、昨年までは
年に一回だったのが、今年からは
各地で開催されることになって、
自分がお世話になっている主催クラブ、
ランドヌ東京でもフレッシュを開催することになりました。
そんなわけで、せっかくなら自分たちも
走ろうということになったのです。

ちなみに、自分にとって今年のフレッシュは
4回目になります。
一回目は完走、
二回目はリタイア、
三回目は参加取りやめ(DNS)という、
割とさんざんな結果ではあります(汗)。

さて、フレッシュとブルベ(BRM)の違いはいろいろ
あるみたいですが、

・5台から3台のチームで走る
・コースは各チームの自由選択
・24時間で360km以上走る

というのが大きな特徴でしょうか。

主催者によってコースが決まってるブルベ(BRM)と違って、
フレッシュでは、参加するチームがコースを決めます。
ゴール地点と受付時間は主催者が設定しますが、
そこへ至る道のりは、参加チームが自分で
考えるのです。
そこで、ランドヌ東京のスタッフ仲間4名で
結成された我らがチームも、
しばらく前からコースの検討を続けました。

ゴール受付(ナイス・プレイス)は川崎です。
そこへ至る360km以上の
コースを考えるとなると、無数の選択肢があります。
しかし、「矢のように走って集まる」という本場の精神(?)に
則るとすれば、意外と候補は絞られてきます。

ちなみに、必ずしもナイス・プレイスで走行を
終える必要はなく、別の場所をゴールとして、
輪行などで移動してゴール受付をしても
いいらしいです。まあでもせっかくなら、
自分たちのゴールとナイス・プレイスは
なるべく同じにしたいものです。

まず考えたのは、名古屋あたりをスタートして、
東へ東へと走るコース。
いちばんシンプルですし、箱根を除けば
標高がある地域を通りませんので、
春先も安心して走ることができます。
我らがチームも、この東上コースを
まっさきに検討したのですが、
当然ながら、他の多くのチームも
似たコースを考えます。

主催クラブのスタッフは、
各チームから提出されたコース案を
事前に精査します。すると、やはり東上コースの
申請が非常に多いことが分かるので、
スタート時刻の調整などが必要になってきます。
(他のチームと一緒に走ってはダメ、らしい)
そこにあえて被さるようなコース設定を
自分たちがするのは避けよう
ということになりました。

周回コースや「己」の字、「コ」「く」の字などは
なるべく避けることにしたので、
残る選択肢は、仙台や福島方面から走り出すか、
新潟から南下するということになります。
また、スタート地点への移動を考えると、
新幹線が利用できる場所が楽です。

いったんは「仙台で牛タンでも食べようぜ」みたいな
ノリで仙台スタートに決まりかけたものの、
仙台から川崎までだとちょっと距離が長過ぎ、
スタート地点を福島寄りにするか、
ゴールを変える必要がありそうです。
もちろん、400kmとかそれ以上の距離を
走ってもいいのですが、そんな脚力と根性は
我らがチームにはありません(汗)。
ちなみに、海外では24時間で700kmも
走ったチームがあるとか。おそろしい……。

さて、仙台スタートが微妙になってくると、
新潟スタート案も候補になってきます。
しかも、チームメンバーの一人は
新潟県出身です。
もうお分かりかも知れませんが、
『ランドヌール』にもご寄稿いただいてきた
ばっきー氏(Wさん)です。
昨年の11月には、氏の案内で
新潟サイクリングを満喫しました。
楽しかったなあ……特に夜(笑)。

しかし、新潟から関東へ抜けるためには、
いずれかの峠を越えねばなりません。
最短経路を選ぶなら、国道17号の
三国峠になりそうです。
この春浅い季節に、雪深い地域の
峠を越えるのはリスキーです。
過去のフレッシュでは、多くのチームが
寒さに苦しめられてきました。
たぶん、本場のフレッシュは暖かい南仏が
舞台なんでしょうね。

また、4人のメンバーのうち
ばっきー氏ともうお一方(Sさん)は、
平地が得意なランドヌールです。
ぶっちゃけ、体格がよいわけで、
なるべく峠は避けたい意向。
逆に言えば、平地ならガンガン引いてくれる
力強い機関車になってくれます。

で、チームのメンバーでミーティングという
名の飲み会を重ねるうちに、
妙案と思える計画が浮上してきました。

「峠は輪行でパスしよう」

フレッシュにはさまざまな規定があり、
オダックス・ジャパンのHPに書いてあります。
そこにある、認定条件は以下のとおり。

1. 最低でも3台の車両がゴールすること。
2. 全車両が同じ距離を走行すること。
3. 22時間目から24時間目の間に、25km以上を走行すること。
4. 360km以上であること。

で、禁止事項としては

休憩は2時間を越えてはいけない。

などとあります。けっこうややこしいです。
自分の頭ではちゃんと理解できないトコロも
多々あるのですが、少なくとも
「輪行禁止」
とは、どこにも書いてありません。
まあ、フランスに輪行という概念が
あんまりないから、そんなことをする
東洋人がいるなんて想定してないでしょうからね(汗)。

聞いたところでは、過去にフェリーを
コースに組み込んだチームもあったとか。

輪行中の時間も24時間に含まれる反面、
輪行で移動した距離は走行距離に入らないので
(あたりまえでしょう)
フツーに考えると、フレッシュ中に輪行するなど
不利な要素が増えるだけなので、
実行する人はいなかったんでしょうね。

でも、新潟スタートでコースを考えると、
上越新幹線が利用できます。
たとえば、浦佐駅から上毛高原まで乗れば、
わずか30分の乗車時間で、三国峠あたりを
パスできるのです。
積雪も怖いトンネルも気にせず、
平地ばかりのコースを作ることができます。
ちょっとズルい気もしますが、要は
一時間くらい休憩するようなモンだから
フレッシュの規則的にはいいんじゃなイカ?
と、我らは考えたのです。

そんなわけで、コースは二分割。
新潟エリアはこんな感じに。
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新潟駅をスタート後、
ばっきー氏のご実家がある阿賀野へ
足を伸ばしてから左へ大回頭して日本海へ。
寺泊で海の幸を平らげてから
南下し、上越新幹線の浦佐駅へ。
「ぜんぜん矢のようなルートじゃない!」という
突っ込みはあるのですが、新潟駅スタートで
浦佐駅までに約200kmの距離を稼ぐために
ばっきー氏が考えてくれたコースです。
もっと北の村上あたりをスタートすれば
矢のようなコースになるのですが、
せっかく前泊するなら、新潟の街は
外せません。あえて言えば、本フレッシュの
最優先事項です。
その理由はのちほど……。

で、第二部の関東コースはこんな感じ。
d0211129_17501173.png
上毛高原駅から
ひたすら南下するだけです(笑)。
この関東コースは自分が引いたのですが、
距離はだいたい180km。
合計で380kmほど走るコースに
なるわけです。
本当は、飯能にある「ヤマノススメ」コンビニを
PCに組み込みたかったのですが、
通過が予定される早朝は営業してないので
泣く泣く割愛。

前半も後半も地形的には
ドがつきそうなほど平坦なので、
風向きさえ悪くなければ速度は上げやすく、
輪行の時間も余裕で稼げるし、
眠くなる後半は、点在するコンビニや
ファミレスなどで休み休み
進めばいい。そんな思惑です。

コースを考え、通過証明のPCを決め、
規定の書式にまとめたら、他のチームの
申請コースとともにクラブ内で
内容を精査してもらいます。
PC間が短絡できないか、などです。
当然(?)自分たちの申請コースも
第三者に見ていただき、
「輪行? 2時間以内ならいいんじゃない」という
判断になったわけでした。

さて、新潟のスタート時間は
土曜日の朝6時半で申請しましたので、
当然、新潟での前泊となります。
金曜日の夕方から移動を開始し、
上越新幹線で一路、新潟へ。

湯沢駅や浦佐駅のあたりで
車窓を眺めると、あたりはまだ一面の雪。
これはやっぱり輪行を組み込んだ
コースにしておいて正解だったわい、と
胸を撫で下ろしつつ、ほどなくして
新幹線は新潟駅に到着。
ほぼ半年ぶりの新潟です。
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輪行袋を担いで、
駅から徒歩数分のホテルへ。
室内で自転車を組み立てます。
計画どおり、時刻は19時すぎ。
他のチームメンバーも続々到着です。
そして満を持して街へ繰り出します。
たぎってきた。
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開店20時の5分前には、
入り口に到着。
もはや、我がチームのフレッシュは
成功したと言ってよいでしょう。
半年ぶりの訪問、まさに
「お帰りなさい、ご主人様」なのです。

新潟の繁華街、古町にあるこのメイドバーは、
非常にレベルが高いのです。
ふつーに、接客業としてすばらしいです。
前回訪れた時に感動し、その楽しい時間を
もう一度味わうために、あえて言えば
それだけのために、フレッシュのスタート地点を
新潟に決めたようなものですから(汗)。
僕の無理強いじゃないです、総意です(たぶん)。

そして今回……
「みなさん、自転車のご主人様ですよね」
半年前に一度訪れただけの僕らを、
ちゃんと覚えていてくれたのです!
アキバのメイド系は何年も前から
食傷気味の自分ですが、
古町のこのお店は世界レベルです。
ミシュランに載っていいレベルだと思います。
実際、地元でも大人気のようで、
開店直後から続々と来店者が引きも切らず、
ほどなくして満席になってました。

基本的に、店内のソファーで
自分たちがわいわいブルベの話を
してるだけなのですが、時折、話しかけてくれる
メイドさんの雰囲気やお話に
とっても癒されるのです。
ちなみに飲み放題があってリーズナブル。
食べ物も、自分的にはまったくOKな
美味しさ。天国です。
仲間がいて、かわいいメイドさんがいて、
周りにはフィギュアや漫画がいっぱい。
気がつくと、初めて会った同好の士と
フィギュアの話をしてる自分。
なんでしょう、この幸せな気持ちは。
ずっとこんな時間が続けばいいのに……。

もちろん、飲み過ぎはいけません。
なんといっても、明日は早いですし、
24時間で360km以上は走るのですから、
お酒はいつも以上に控えめにしたつもりです。

しかし、事態は急展開を迎えます。
チームリーダーのYさんに知らせが入りました。

「フレッシュで輪行、ダメらしいよ」
Yさんの言葉に、思わず顔を見合わせました。

出発前日に更新した前回のブログで
自分が「フレッシュで輪行するのです」と
書いてしまったのですが、
それを読まれたある筋の方から、
フレッシュで輪行OKなんてどこにも
書いてない、と注意があったのです。

書いてないからOKと思った私たち、
書いてないからダメと判断する方。
どちらが考え方としてふさわしいのか
自分にはよくわかりませんが、
指摘されたことは謙虚に受け入れるのが
真摯な姿勢だと思います。
チームメンバー全員、そう考えました。

私事ですが、5、6年前まで、
ツーリングの時はヘルメットを被らない
ことが多かったです。
でもある時、先輩サイクリストの方に、
「被ったほうがいいよ」と言われてからは、
常にヘルメットを被るようになりました。
言われてソレを実行しないのは、
なんか自分に堅いポリシーがあるように
思われますし(もちろん特にないです)、
せっかくアドバイスいただいた方にも
失礼なので、素直に従いました。
もっとも、家の近所だからといって
ヘルメットを被らないで走った時に限って、
転んで頭を打ったりしてるのが
間抜けなのですが……。

そんなわけで、急遽、
輪行なしの三国峠越えを決意した私たち。
トンネルが怖いとか、雪があるとかないとか、
すべては現地へ行って、そこで
判断しよう。進めるところまで進もう。
「もし雪が残っていたら、みんなで除雪しよう」
そんなことを酔っぱらって話してると、
「あ、そんなシーンが“ラブライブ!”にありましたよね」
と、メイドさんが話しかけてくれました。

やっぱり最高だよ~、このお店。

[次回予告]
無駄に長い前振りを経て、ついに
新潟駅を走り出した4人のランドヌール。
天気よし、風向きよし!
地形的な峠は三国峠のみ。
しかし、チームで走ることの難しさを
知ることになる。
ある者は二日酔いに苦しみ
(もちろんワタクシ……)
ある者は膝痛に耐え、
ある者はグルメに心奪われる……。

フレッシュ完走なったのか?
次回更新を生温くお楽しみに~。
by cyclotourist | 2015-04-07 00:50 | おしらせ | Comments(2)

近況ご報告もろもろ

こんにちは、田村です。

ここのところ外飲みの機会が多く、
昼は二日酔いでぐったり、
夜はへべれけで醜態をさらす……という、
だらしない日々を送っております(汗)。

そんなある日、誠文堂新光社さんに
お邪魔して、ワタクシの新刊見本を
いただいてきました。
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やっぱりスゴい
タイトルですね(汗)。
頭脳で走るロングライドの実践術』でございます。
表紙の用紙は、和紙っぽい風合いがあります。
爽やかなイラストと相まって
なかなか素敵な装いです。
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中面は二色刷です。
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カラーページもけっこうたくさん。
近年のサイクリングで出会った
すばらしい景色をたっぷり紹介してます。
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アニメの舞台が多いのは
ご愛嬌ということで(汗)。
来週から書店様に並ぶ予定ですので、
ぜひご覧になってください。

さて……
d0211129_11141943.jpg
フィギュア作りは
あんまり進んでません。
大淀さんは、レース付きのタイツ(?)を
履いてるのですが、その再現に四苦八苦。
塗装の便も考え、膝上で分割を試みたのですが、
カタチになってみれば複製が無理そう……。
結局、一体で作ることにしたのですが、
先週末にはナイフで自分の指を
ざっくり切ってしまったりして、
模型づくりもキーボード入力も、
しばらくは間々ならない状況でした。
いまはなんとかふさがりましたが……。
d0211129_1118014.jpg
明日からは「フレッシュ」を
走る予定です。
この季節に開催される、
チームで走るブルベです。
今年の当チームは、ブルベの主催クラブである
ランドヌ東京の仲間で結成しました。
いつものブルベと違って、自分たちで決めたコースを、
24時間で360km以上走るというのが
フレッシュです。
で、明日は新潟をスタートして、24時間で
川崎まで走る計画です。
天候がやや不安でしたが、だいぶ持ち直しそうなので、
今回はルックで走ることにしました。
理由は……

・ほかのみんなもロード
・だからスポルティーフだと遅れそう
 (フレッシュはマイペースで走れない)
・マキノ号はカーボンホイールなので
 降水確率が一定以上の時は避けたい
・ルックはアルミホイールなので、
 雨が降ってもブレーキがそれなりに効く
・ルックは軽いので輪行が楽(汗)

という、消去法というか、かなり後ろ向きの
理由でルックを選びました。
新潟〜関東ですと、いずれかの峠を
超えることになりますが、そこは輪行で
ショートカットしようという横着な(?)
コースを考えております。
24時間で360km走れば、途中で
輪行してもいいのです。フレッシュは。

(後日追記:フレッシュで輪行はNGとのこと)
もっとも、輪行中も時間は過ぎますし、
もちろん走行距離にはカウントされないので、
それなりのペースで走らないとダメです。
どうなることやら……。
チーム内でも、リタイアする理由ばかりが
やりとりされてます(汗)。

今日これから輪行で新潟に向かい、
前泊します。昨年10月にも訪れた
メイドバーに行くのが唯一の(?)
楽しみです。ああ、またリタイアの
理由が増えちまう(汗)。
d0211129_11225870.jpg
ハンドル周り。
ライトふたつ、GPS、サイクルコンピュータ、
ベルを無理矢理装着。
我ながらカッコ悪いと思いますが、
致し方ありません。

閑話休題
d0211129_11283384.jpg
いつの間にか、
愚妻がロードバイクを
買ってました。
このコラテック、妻が選び、
妻がお金を出したのです。
自分のアドバイスとかはまったくありません。

なんでコレを選んだかというと、
「弱虫ペダル」に出てくるキャラが
乗ってるから、なんです。
腐女子(貴腐人?)おそるべし……。

ちなみにコンポは、ブレーキ本体も含めて
ぜんぶシマノ105。11速です。
他の大手ブランドだと、どこかはシマノ以外の
部品を使ったりして価格を下げてますが、
コラテックはそんなことありません。
42cmという小さなサイズがあるのも、
コラテックの良心的なところですね。
まあなんにせよ、
もったいない一台です(汗)。
by cyclotourist | 2015-04-03 11:36 | おしらせ | Comments(9)