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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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冬の嶺方峠へ

こんにちは、田村です。

おととい、いそいそとスパイタイヤを
装着したわけですが、そうなると
すぐにでも走りを確かめたくなるのが
人の情です。

そんなわけで天気予報を見たところ、
昨日だけ晴れマークが灯っており、
以後の一週間は曇りや雪予報ばかり。
降って湧いたようなトラベルチャンスを
見逃す手はありません。
自分のノルマと化してる
娘のお迎え(物騒な事件が多いので…)を
妻に頼み込み、慌ただしく準備準備。

晴れとはいえ、長野の気温はマイナス4℃〜プラス4℃と
予報にあって、東京とは別次元の寒さに備えなくては
なりません。
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ありったけの防寒ウェアをひっぱりだします。
まず冬用の長袖インナーと
ゴールドウィンの冬用上下ジャージ。
これだけでマイナス2℃くらいまではOK。
(走ってれば)
さらにブレストウォーマー(首まである腹巻き)を着込みます。
このあたりは冬場のブルベでよく着てるもの。
さらに、ウールのニッカをはきます。
お腹と膝が冷えない優れものです。
ソックスは登山用の厚手のもので、
シューズはゴア内張りのトレッキングシューズ。
グローブはインナー+防水タイプです。
ヘルメットの下には、フリース製の耳当て付き
キャップをかぶることにします。
さらにザックを背負うことにして、
軽量のダウンと薄手のフリース、レインパンツ、
スパッツ(靴に雪が入らないように)を携行する
ことにしました。
あと、写真には写ってませんが、
顔の半分をカバーできるような
大きめのネックウォーマーを用意しました。
ザックに希先輩のお守りをぶらさげたら、
あとは寝るだけです。
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翌朝、8時には長野駅です。
新幹線は速いです。長野駅は
来月に迫った北陸新幹線開業に向け、
装いをあらたにしてました。
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さっそく自転車を組み立てるも、
駅前に雪は皆無。
気象庁のサイトで、長野の積雪は「1cm」と
なってましたが、ほんとうに雪がありません。
サイクリング的には喜ばしいことですが、
せっかくのスパイクタイヤが……。
空しく轟音を響かせながら出発です。
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街外れのコンビニで
水と羊羹などを買っておきます。
ここを過ぎると、国道406号には、白馬に至るまで
コンビニがありません(商店は点々とあります)。
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コースはこんな感じ。
長野から国道406号でまっしぐらに
嶺方峠をめざし、あわよくば仁科三湖を
拝むことにします。
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道はよく除雪されています。
周辺や路肩の雪を見ると、
けっこう雪が降ったことが分かりますが、
さすが長野県といいましょうか、除雪が
行き届いてます。走り出しても気温は0℃前後ですが、
ゆるい登り勾配の道なので、
体が温まります。うっかり汗をかきすぎないように、
(下りで「汗冷え」とか致命的なので)
ペースを抑えつつ進んでいきます。
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裾花ダム。湖面が凍り、
積もった雪で真っ白。
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定番の(?)商店で一服。
鬼無里まで、こうした商店や小さな集落が
点々とあります。
国道406号は、沿道にダムや建築会社が
けっこうあって、この日も大型トラックが目立ちました。
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20kmほど走ると、鬼無里の
町に入ります。時刻は10時過ぎ。
ゆるい登り勾配が続くとはいえ、
距離20kmに2時間ほどかかっているわけですから、
遅いです(汗)。
やはりスパイクタイヤは漕ぎが重く、
まるでスピードが出ません。
当然ながら、無雪の舗装路ではまったく無意味です。
時速5km分くらいは浪費している感じ。
また、今回はSPDではなくフラットペダルなので、
ますます効率が悪いです。
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鬼無里の道の駅で
天ぷらそばをいただきます。
暖かいだけでごちそうです。
10分ほどでかきこんで再スタート。
晴れているうちに峠へ着きたいので、
気がはやります。
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「鬼無里最終の店」を通過。
ここを過ぎると、道をゆきかう人やクルマは
ほとんどなくなります。
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町外れにさしかかると、
ついに路面が雪で覆われてきました。
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銀世界のはじまりです。
いつもなら、引き返すか
押すしかないような路面ですが……
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ついにスパイクタイヤが本領発揮です。
走れます! 進みます!
クルマが押し固めた薄い雪なら、
まったく問題なく走ることができます。
タイヤが雪に食いつく確かな手応えがあります。
登り基調でスピードが出てないこともありますが、
凍っている箇所も平然とグリップします。
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鬼無里の湯を過ぎ、バスの展開所に至ると、
いよいよ本格的な登りがはじまります。
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大昔、サイスポの表紙も
飾った小さなトンネルです。
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鬼無里側の登りは、東向きや南向きが多く、
路面に雪はほとんどありませんでした。
ただし、コーナーのたびに路面に
雪が残っているので、気は抜けません。
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ほかの季節とはまるで違う
光景が広がります。
しかも見事な快晴です。
タイヤと怠惰な生活のせいで走りは重いものの、
心が晴れ晴れします。
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積雪で押しが入ることも考え、
トレッキングシューズを選びました。
いまのところ無用の長物ですが、
備えあれば憂いなし、ですからね。
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ついに白沢トンネルに到着。
この向こうに絶景が待ってるはずです。
トンネルを出たら霧とか吹雪とか、
そういうオチは止めてよねと祈りながら
ゆっくり進んでいくと……
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トンネルという額縁の向こうに……
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一点の曇りもない完ぺきな青空と
真っ白な北アルプス。

自転車をたてかけ、しばし呆然と立ち尽くしました。
こういう景色がみたいから、
自転車に乗ってるんだなあと、
あらためて気づきました。
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クルマで写真を撮りにきていた
おじさんに撮ってもらいました。
北アルプスの写真を撮るため、
年中訪れているそうですが、
冬は吹雪くことが多く、ここまで晴れる日は
珍しいそうです。
山の神様に感謝ですね。
そのおじさんいわく、その昔、トンネルを出る際に
景色に見とれ、まっすぐ崖下に落ちてしまった
クルマがあったとか……。
ガードレールや注意看板は
そのために設けられたそうです。
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ちょっと立ち位置を変えると、
鹿島槍ヶ岳もはっきり見ることができます。
やっぱり嶺方峠はすばらしいです。
高価なスパイクタイヤも交通費も、
まるで惜しくないと思わせてくれる峠です。

さて、登った峠は下らなければなりません。
名残惜しくも嶺方峠を後にし、
そろそろと下りはじめます。

以下、次回の更新にご期待ください!
(ちょっと出かけねばならぬ用事が……)
by cyclotourist | 2015-02-05 13:08 | おしらせ | Comments(5)

スパイクタイヤ購入

こんにちは、田村です。

毎日さむいですね〜。
それを理由に絶賛ひきこもって
ワンフェス準備中のワタクシですが、
ある日、なんとも美しい一枚の
写真を目にしました。
それは、冬の嶺方峠です。
まっしろな北アルプスが写った光景が
それはそれは見事でした。

北アルプスの展望台としてサイクリストに知られる
嶺方峠。自分も春、夏、秋と季節を変えて
訪れましたが、すばらしい峠です。
しかし、冬に訪れたことはありません。
長野県の北部ですから、雪道を
越えていかねばなりません。
自転車では無理っぽい?
でも、嶺方峠の雪景色を見てみたい……
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そんなわけで、発作的に
スパイクタイヤを買ってしまいました(笑)。
MTB用のもので、スオミWXC300という製品。
(以前は「ノキアン」というブランド名)
驚くべきはその価格で、
なんと一本1万6000円!
自分史上もっとも高価なタイヤとなりました(汗)。
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なんだか怪獣を思わせる
トレッド面です。「WXC300」の名のとおり、
300本のアルミ製スパイクが打ってあるそうです。
(さすがに数えてません)
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重量は694g。
もう一本は687g。
カタログ上は695gで、実測もほぼ同じでした。
ただ、シマノのカタログでは(なんとシマノ取り扱い製品)
26×2.1と書いてありますが、現物には
26×2.2と印字してあります。
ちなみ、「スオミ」とは、フィンランドそのものの呼称らしいです。
(日本における「大和」みたいなもの?)
このタイヤの「スオミ」は、北欧唯一の
自転車タイヤメーカーとのことですが、
しっかり「Made in Taiwan」と刻印されてました。
いまや高品質なものほど、台湾製ですね〜。
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さっそくタイヤを交換してみます。
奥が今まで使ってた軽量タイヤ。
(これも価格にしびれましたが)
手前がWXC300です。ごつい……。
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えらくマッシブな印象。
フレームの細さが際立ちます。
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すかすかだったフレームクリアランスが、
だいぶ埋まりました。

数十メートルだけ走って見ましたが、
「じゃりじゃりじゃりじゃり〜」と、ものすごい
轟音に驚きました。

そんなわけで、スノーライドに向けての
先行投資でした。
ほんとに行くのか、自分?(汗)
by cyclotourist | 2015-02-03 14:51 | おしらせ | Comments(5)