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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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MTBの泥はね対策

こんにちは、田村です。

サイクルツーリングは、
走る環境や行程(あと、気分?)に合わせ、
適切な車種を選ぶ……というのが理想です。
その真理に気づくのに20年以上もかかってしまった
不肖私です(汗)。しかし遅まきながらも、
全方位作戦に対応する
フリートを整えたと勝手に自負しておりました。

ランドナー:
 舗装路〜林道/全天候/日帰り〜宿どまり/のんびり
スポルティーフ:
 舗装路/全天候/日帰り〜宿どまりorブルベ/割とがんばる
ロード:
 舗装路/晴天/日帰り軽装orブルベ/がんばる
キャンピング
 舗装路〜林道/全天候/キャンプ/のんびり
ミニベロ
 舗装路/晴天/日帰り/ゆるふわ
MTB
 林道〜トレイル、山サイ/晴天/日帰り〜宿どまり/割とがんばる

類型化すれば、こんな使い分けでしょうか。
競技をしている方なら、競技種目に合わせて
もっと多様な車種が必要になることも
あるでしょうね。

と、ここまでは前振りです。
実は、明日から一泊二日で輪行遠征サイクリングに
出かけるのですが、
想定される条件が込み入っていて、
車種の選択、仕様に迷っていたのです。

初 日:アニメの舞台めぐり(笑)/降水確率、高い
二日目:林道〜トレイル/たぶん晴天

つまり、街乗りポタとダート走行、雨天と晴天の
いずれも含まれるのです。輪行による遠征ですので、
日によって自転車を替えるというわけにも
なかなかいきません。

けっきょく、行程中にダート、しかもシングルトラックの
いわゆるトレイルが含まれる以上、たとえそれが
短距離・短時間であっても、MTBの出番と
なるのではないでしょうか。
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さいきんになって、ようやく
出番が増えてきた我がMTB。
BSアンカーが誇るスチールフレームの最高峰、
ネオコットです。

他の車種に比べると、
舗装路ではかったるい印象があるMTBですが、
ロード的な高速巡航を求めたりせず、
そんなに走行距離もよくばらなければ、
特に支障はありません。
荷物は背負う必要があるので、
そのあたりの利便性の低さがネックと言えばネックですが、
大きな問題ではありません。

気になる問題、というか課題は、雨天時や路面が濡れている際の
「泥はね」ではないでしょうか。
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先日、中津川林道を走った際の写真です。
泥よけがないものですから、
濡れた路面を走るとあっという間に泥だらけ。
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こちらは、先週末の信州サイクリングにて。
後輪からのはね上げで、お尻とリュックが汚れ、
前輪からのはね上げが顔を直撃。
自転車や装備が汚れるのは仕方ないとしても、
走行中、泥が顔を直撃するのはイヤなものです。

だったら、しのごのいわずに、
MTBに泥よけを付ければいいだろ! と
怒られそうですが、どうも気に入る製品が
ありません。
せっかく身軽なMTBに
ゴツい泥よけをつけるのも気が進みませんし……。
樹脂製でMTB用の後付け泥よけが
無数にあるわけですが、
本格的なツーリング車のマッドガードのように
タイヤにフィットするわけではないですから
泥・水はねを抑える効果は限定的です。
また、タイヤにフィットしてクリアランスが狭いようでは、
悪路での走破性に影響が出てしまい、
だったらランドナーでいいじゃん、となって
しまいそうです。

こうした悩み(?)は、
MTBでマラソンライド(王滝とか)を
たしなむ方にも共通しているようで、
いろんな方がいろんな簡易泥よけを
自作されています。

それらもいいなと思いましたが、
自分のMTBはVブレーキなので、
あまりフォークやシートステー周りに
余計なもの(しかも信頼性が低い自作で)を
付けたくはありません。
また、ナイロンのストラップやバンドを使って
固定するのも、できれば避けたいです。
せっかく細身なスチールフレームなんで、
そのセクシーさは大事にしたいのです。

いったいお前は何を望んでるんだ!
我がまま言いたいだけなのか! と
怒られそうですね(汗)。

結局、明日に備えて下記のようにしました。
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サドルバッグを、オルトリーブの定番、
Lサイズにします。
経験上、これで後輪からの自分への泥はねを
かなり減らすことができます。
もちろん、後続者への迷惑は防げないのですが……。

だからどうした! アホ! と怒られそうな解決策ですが(汗)、
ここからが今回のブログの本題です。
懸案である、顔への泥はねを軽減するために……
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ダウンチューブ下に
マッドガードを装着しました……。
そんなもん、いくらでも市販してるし、大昔からあるし、
やっぱりアホだな、コイツ……と思われるでしょうが、
よく写真を見てください(懇願)。
固定にストラップもビスも使ってないのです。
これ、100均アイテムで、さっき自作したのです(汗)。
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バインダーファイルを切って
凹型に折り込み、
磁石を取り付けました。

そう! フレームへの固定は、磁力なのです。
中央に見える凸は、ずれ防止のスポンジ、
左右の銀色の物体がネオジム磁石(磁力が強い)で、
その左右にある切れ込みは、
これもずれを抑えるため、ファイルの一部を
折り返しているのです。

そんなわけで、本邦初の
マグネットフェンダーをでっちあげたのでした(笑)。
長い文章のわりに、しょうもない自作ネタですいません。
磁力が強いので、意外としっかり付いてます。
スチールフレームならでは、ですね。
そして、使い物にならなければ、
グシャッと丸めてリュックに入れればOK、
晴れたら捨てても惜しくないですし(汗)。
明日明後日で、できばえを試してきます〜。
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真っ黒で寂しいので、
丹生谷さんのシールを貼ってみました(反対側は六花)。
どこ方面へ行くか、ばればれ?
by cyclotourist | 2014-11-28 18:53 | ひまつぶし | Comments(5)

新車導入!

こんにちは、田村です。

本日、待望の
新車を納車していただきました。
きたるべきパリ〜ブレスト〜パリに向け、
極秘裏に建造を進めていた
オイルディスク全天候ツーリング車……
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ではなく、娘のロードです(笑)。
製作をお願いしたのは、
全幅の信頼を置いているベロクラフトさんです。
写真は、フィッティングしてくださってる大槻店長と、
愚娘です。
自転車は、アンカーのキッズロード「RJ1」というモデル。
サイズ350mmのアルミフレームで、
24インチホイールです。

従来から乗っていたケルビムのプチランブラーが
そろそろ小さくなってきたこともあり、
ぼちぼち次世代車が必要かなと思っていたのですが、
娘がこのモデルを選んだ決め手は、
カラーオーダーができることでした。
すっかりオーダーが当たり前と思ってやがるのです(汗)。
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パーツアッセンブルは、
大槻店長にお任せです。
すると、こんな感じに仕上がったわけです。
シートポストが限界まで下がってるので微妙なスタイルですが、
10cmくらい出た状態に脳内で変換してください(笑)。
メカは、シマノの入門コンポ、8速のクラリスです。
ちゃんとデュアルコントロールレバーですよ。
操作してみましたが、必要にして十分な印象。
チェーンリングがTAのシリウスというのが、
大槻さんらしい渋いセレクトですね。
超生意気なブルックス女性用サドルに合わせ、
バーテープもレザー調デス。
ちなみに、メーカー完成車だと9万円のモデルですが、
フレームセット+大槻さんセレクト組みなので、
それなりの金額にはなりました(汗)。

さっそく試乗です。
娘は小学二年生なのですが、背は平均以下の
120cmしかありません。
このRJ1の、メーカー公表適応身長は130〜150cm。
まだ乗れないかと思いましたが……
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思いのほか、すいすい走行。
補助ブレーキが付いてるので、
フラット部を安心して握ることができます。
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ハンドル周り。
バーテープが渋いため、
とても小学生が乗る自転車には見えませんね(笑)。
ブラケットを握ったり、ハンドルのドロップ部を
使いこなすのは難しいと思いましたが……
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ほとんど戸惑うことなく
使いこなして、こっちが驚きました。
「弱虫ペダル」のアニメを
毎回欠かさず見ているだけはあります(笑)。
巻島くんが好きらしいので、
自分のこともヒルクライマーだと思ってる
フシがあったりする、オタクな小学生なのです。
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自分も使ったことがないような(汗)、
素敵な革サドルです。
「お尻痛くないか」と聞きましたが、
平気みたい。子供はなんにでも順応しますね。
バッグループ付きのサドルですが、
低すぎてバッグを吊るせないのが悲しいところ(笑)。

なにはともあれ、現状では
フレームサイズが大きすぎるのは事実なので、
本格的に乗りこなせるのは
しばらく先でしょうね。その頃には、
ビンディングペダルにしたり、
補助ブレーキを外したり……などなど、
勝手に妄想している親なのでした。
娘にちぎられないくらいの脚力を
維持しないといけませんね〜。
by cyclotourist | 2014-11-27 18:57 | おしらせ | Comments(11)

晩秋の信州

こんにちは、田村です。

すっかり寒くなりましたね。
出不精に拍車がかかっている今日この頃ですが、
先の週末は、久しぶりに信州方面へ
出かけてまいりました。
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スーパーあずさの車窓から。
都内上空は見事な鱗雲でした。
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あまり車窓が開けない中央本線ですが、
勝沼あたりからは甲府盆地を眼下に
望むことができます。
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MTBを輪行して向かったのは、
中央本線の塩尻駅です。
スーパーあずさ1号で9時半に到着すると、
すでにほとんどのメンバーが勢揃い。
ちなみに、一部で有名な(?)五十嵐君も参加。
某大学サイクリング部出身で、
いまは某大手自転車店に勤める彼です。

さて、本日は、京都の北山さん(Tさん)にお誘いいただき、
地元のサイクリストさんたちと一緒に走ることになったのです。

『シクロツーリスト』では、地元である北山の
リポートをお寄せいただいた北山さんですが、
実は信州にもたいへんお詳しく、ご自身が企画しての
サイクルミーティングを年に何回も主催しているのです。
あまりにも信州にくわしいため、地元に方にすら
「京都在住というのは“設定”なのでは…」と
突っ込みが入るほど(笑)。

そんな北山さんに率いられ、総勢11名で
走ったコースはこんな感じ。
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塩尻駅から南下し、「初期中仙道」の
牛首峠と小野峠を越えます。
そして、諏訪湖畔へ急降下したら、岡谷駅まで。
そこからは、再び輪行して松本に出て、
みなで宴会……という段取りです。
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塩尻は、街道宿となって
今年で四百年だそうです。
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駅から走り出すと、
すぐに一里塚が現れます。
このあたりの中山道は、『シクロツーリストVol.5』でも
紹介したので、なんだか懐かしいですね。
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国道19号から逸れて、
県道254号で牛首峠への登りに入ります。
一昨年、反対側(小野)から登ったことがある
牛首峠ですが、こちら(日出塩)からの登りは
勾配がいっそう急で、すぐに息が上がります。
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峠の手前にある林道分岐。
この先にあるという桑崎の廃村を訪ねる、
というのが北山さんのプランニングです。
写真左のMTBが、北山さんの愛車ビゴーレ号。
右の恥ずかしい(?)金色MTBが我がアンカー。
共にクロモリフレームで、リジッド(サスなし)仕様です。
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未舗装の林道を登ること3kmほど。
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打ち捨てられた民家。
往時は民宿だったようです。
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分校の跡です。
えも言われぬ趣があります。
ちなみに、近くに一件だけ、お住まいの方が
いらっしゃるような民家もありました。
この林道をずんずん進んでいけば、贄川に
出られる、かも知れないそうですが、
今回は廃校跡で引き返し、県道までピストンです。
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濡れた箇所が多い未舗装林道ですが、
MTBなら安心して下れるくらい、
路面は整って(?)いました。
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しかし、泥よけがないので
この有様。五十嵐君には「もらしたみたい」とか
言われちゃいました(怒)。なんにせよ、泥よけは偉大ですね。
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那珂ちゃんも泥だらけ。
でも楽しそう?
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戻った県道を再び登ると、
ほどなくして標高1000mほどの牛首峠です。
一昨年の訪問時は見かけなかった
案内板が建ってます。それによると、
このあたりに住んでいた娘さんとお坊さんが恋に落ち、
しかし両親の反対にあって心中(うわ〜)……。
すると、娘さんが飼っていた牛が暴れだしたものだから、
仕方なく牛の首を切り落とし(ひえ〜)、
峠の付近に埋めたのだそうです。
「牛首峠」って名前には、こんな由来があったのですね。
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峠のピークは、
ゆるやかにカーブした浅い切り通しです。
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峠を越えて小野へ下っていく道は
見晴らし良好。遠くに蓼科が見えました。
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所々に「初期中山道」の看板あり。
最近になって再注目されてるみたいですね。
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陽当たりのよい場所でランチタイム。
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塩尻のコンビニで買っておいた
カップヌードルをいただきます。
日差しに恵まれた日でしたが、
この季節は暖かい食べ物がうれしいものです。
その上の小さいフィギュアは「玄蕃サラ」。同じコンビニで
売っていた、塩尻ご当地キャラです。
ちなみに、こっち方面でも自分の師匠である北山さんは
ドレスバージョンを買ってました。
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「松本ぽたりんぐクラブ」代表のIさん。
二基のバーナーを駆使して……
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お餅入りコーンポタージュ(!)を
ごちそうしてくれました。
意外な取り合わせですが、美味しゅうございました。
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お腹を満たしたら、緩やかな道を
道なりに下って、小野に出ます。
いわゆる「大八回り」の中央線の駅があります。
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小野の街には、驚くほど奇麗で
イートインもあるコンビニができてました。
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次なる小野峠へ向かう道。
紅葉も終盤でした。
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峠までは広い舗装路です。
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未舗装の林道に入ると、
すぐに小野峠の碑がありました。
牛首峠と同じく、旧中山道の峠です。
現在の中山道は塩尻を通ってますが、
関ヶ原の戦いのあと、徳川家康が最初に整備した
中山道は、小野峠と牛首峠を越えて、
木曽へ向かっていたんですね。
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峠からは、未舗装の林道が
岡谷まで続いているのです。
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ランドナー向けの癒し系林道です。
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下っていくと、諏訪湖が見えてきます。
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風もなく穏やかな諏訪湖。
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諏訪湖の水門から始まる天竜川。
天竜川って諏訪湖から流れ出してるんだ、と
不惑にして初めて知りました(汗)。
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岡谷駅で輪行準備中。
写真奥は、古式ゆかしいランドナーで
フォーク抜き輪行する五十嵐君。
道中、登りでは何度も自分をぶちぬいてくれた彼ですが、
輪行だけは自分のほうが早かったです。
まあ、MTBだから当然ですが(汗)。

そんなわけで、初日のサイクリングは無事に終了。
みんなで松本に移動し、心行くまで飲んだのですが、
酔いも深まって駅前のホテルに戻ったところ……
地震が起きたのでした。松本は震度4。
すっかり酔いがさめ、しばしTVのニュースに集中。
被害が大きい白馬や小谷方面の様子が気になって、
なかなか眠ることができませんでした。
本当に地震は怖いですね。
やっぱりこの国で原発は無理なんじゃないかと
思いました。
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翌日は、「松本ぽたりんぐクラブ」の
みなさんと一緒に、再びサイクリングを堪能。
安曇野方面へ二十数名の大所帯で向かい、
穂高でトンカツを食べるという「トンカツポタ」なのでした。
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帰路は、篠ノ井線の旧線跡を
見せていただきました。
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味わい深いトンネル。
ただし、自転車は通行禁止とのことで押し歩き。
並走する国道を走ったりして途中まで体験し、
松本に戻ったのでした。

二日間に渡ってアテンドしていただいた
北山さん、そして松本ぽたりんぐクラブのみなさまに
あらためてお礼申し上げます。
やっぱり信州はサイクリングの聖地ですね。
春が訪れたら、再び訪ねたいです。
by cyclotourist | 2014-11-26 15:44 | おしらせ | Comments(8)

新潟サイクリング二日目

こんにちは、田村です。

新潟・古町のメイドバーで轟沈しかけた
私ですが、翌朝、奇跡的に蘇生しました。
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「朝ラー行きますよ」という
W氏に引率され、
古町で朝7時から営業しているラーメン屋さんへ。
二日酔いにも優しい素朴なお味でした。
しかし、朝イチからグルメを楽しませてくれる
W氏のホスピタリティと、地元の方ならではの
土地勘に脱帽です。
ちなみに、このラーメン屋さんのはす向かいに
「まんがの家」という資料館(?)があるのですが、
まだ開館前でした。新潟のマンガ家さんと言えば、
赤塚不二夫が筆頭のようですが、
自分的にはやはり高橋留美子大先生ですかね。
いずれ入館したいものです。

さて、二日目に走らせていただいたコースは、
こんな感じでございます。
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あいかわらずMacで
ルートラボにGPSファイルがアップできないので、
ガーミンコネクトの画面で失礼します。
新潟市の中心部をスタートし、平野部を新発田(しばた)市まで
走ったら、うわさの廃線跡サイクリングロードを体験し、
「新発田いちの激坂」が待つという林道を超え、
阿賀野市に至る行程です。距離は85kmほどでした。
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信濃川の河口をくぐる、
「新潟みなとトンネル自歩道」。
長さ1.4kmのトンネルですが、車道とは別に、
写真のように立派で未来的な自歩道があるのです。
大型フェリー(佐渡汽船とか)がとおる河口なので、
橋じゃなくてトンネルにしたのでしょうか。
「新潟は土建王国だから、こんなの作っちゃうんですよ」
と、自虐的に話しておられたW氏ですが、
東京にもない海底トンネルが、
ちょっとご自慢のようでもありました(笑)。

さて、一行はクルマが多い国道7号を避けるようなルートで、
まずは新発田の中心を目指しました。
新潟からの距離はおよそ40km。
地形はまったく平坦で、新「潟」らしいなあと
実感させてくれました。こんなに広い平地があるのは、
関東平野か北海道くらいかもと思いました。
ご存知のように、越後は国内屈指の米所ですし、
聞くところによると、江戸時代は日本でもっとも
人口が多い地域だったとか。
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新発田城です。
堀と石垣、櫓が見事です。
昔、ゲーム「織田信長の野望」で上杉謙信を
愛用していた自分としては、初訪問にも関わらず
なんとなく親近感のあるお城です。
新発田重家という強い武将がいたなとか思い出してると……
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堀部安兵衛の像が。
赤穂浪士の剣客は、新発田藩が
出身だったんですね。
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飽きもせず、初音ミクを
踊らせてみたり。
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堀部安兵衛の顔出し看板。
これもARみたいなものですね(笑)。
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新発田は十万石の城下町ですが、
駅前の商店街は少々さびれてました。
最近の地方都市は、郊外の大型店に客足が向かってしまい、
中心部はさびしくなっちゃってることが多いですね……。
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お待ちかねの、
赤谷線跡のサイクリングロードです。
新発田駅にほどちかい住宅地から、内陸部へ向かって
12kmほども整備されています。
プチ鉄ちゃんの自分としては、廃線跡の
サイクリングロードに興味津々です。
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点々と、旧駅が
休憩所として整備されています。
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どこまでも伸びやかで
平坦な道です。列車は勾配が苦手ですから、
この廃線跡も勾配は非常にゆるく、田畑を
直線的に貫いています。
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進むに連れ、
だんだんと周囲に山が迫ります。
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終点です。
きれいなトイレがありますが、
熊注意の看板も……。近くには内の倉ダムがあり、
そこも展望がよいらしいのですが、あんまり寄り道してると
予約した昼食に間に合わないとのことで、
先をめざすことになりました。
そして、想像を超える激坂が現れるのです。
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林道新発田南部線です。
赤谷線CRの少し先から、五頭連峰を横断して
阿賀野市へショートカットできる林道です。
W氏も初体験の道ですが、お仲間の地元サイクリストによる
情報だと、かなりの激坂らしいとのこと。
「らしい」というのは、この林道はルートラボの地図に
描かれてなく、標高プロフィールが不明なのです。
自分のハンディGPSで使ってる地図(TOPO)には
道が表示されたので、等高線を頼りに標高を
判断すると、最高地点はだいたい400mくらい。
最近は、ルートラボによって、初めて走る道でも
正確な標高プロフィールや線形を把握できるものですが、
今回の林道越えは、ぶっつけ本番です。
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7%くらいの勾配で、
どんどん山中に分け入ります。
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進むほどに、見事な紅葉が現れます。
しかし、登りが終わりそうで終わりません。
下りになったと思いきや、再び登らされます。
先がわからない道は怖いものですが、
新鮮でもあり、ルートラボに頼らないサイクリングも
悪くないなと再発見。
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瞬く間に標高が400mを超えます。
道の幅員は広く、路面もきれいです。
一方で勾配はきつくなり、10%越えも……。
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真のピークが近づくと、
すばらしい展望が開けてきました。
色鮮やかな山肌の向こうに、
さきほどまで走っていた、赤谷線沿いの谷間が
見えます。ひさしぶりの本格的な登りで、
息も絶え絶えですが、登ってよかったと思える
素晴らしい林道です。
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ピークでは、バードウオッチングでしょうか、
カメラを構えた方がたくさん。サイクリストも
お二人お見かけしました。
GPS実測で、最高標高は480mほど。
赤谷線CR終点のふもとが100mほどで、
距離6kmほどで380mの上昇ですから、
やっぱり大した登りでした。
自分の所要時間は30分。力つきる寸前です。

帰宅してから、ネットでこの林道を検索したところ、
平成21年に竣工したとのこと。延長は12km。
開通まで、なんと22年の歳月をかけたとか。
地元でも、工事中からその眺望のよさが話題になり、
林業以外に観光資源になるのでは、と期待されているようです。
ちなみに、国土地理院の地形図も、まだ全通前の
途切れた状態でした。まさに隠れた名林道ですね。
「林道新発田南部線」、自分の脳内名道100選にランクインです。
こんなすばらしい林道を走る機会を作ってくれた
W氏にあらためて感謝です。
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午後2時、月岡温泉に近い
国道290号沿いの釜飯屋さんで待望の昼食。
ここもW氏おすすめの名店。
ほくほくしたお米がたいへんおいしゅうございました。
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昼食を済ませると、外は雨。
W氏のご実家がある阿賀野市の中心街を
めざします。
道沿いの田んぼには、なんと白鳥が!
阿賀野にある瓢湖という用水池は、
白鳥が渡来することで有名だそうです。
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無事、阿賀野市の中心部である
水原(すいばら)に到着。
こちらの商店街も閉まったシャッターが
多いですが、歴史を感じさせる町並みです。
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薄型LED信号。
W氏によると、省エネで導入されたものの、
発熱が少ないため降雪が解けず、
冬はかえって視認性が悪くなってしまうとのこと。
雪国には関東人にはうかがい知れない
苦労があるんですね。

この日、一行はW氏の広いご実家に泊めていただき、
再び夜は宴会モード。地元のサイクリストも合流されて、
痛飲したのでございました。
お付き合いいただいたみなさま、
ありがとうございました。

ちなみに、三連休最終日となる翌日は、
天候が悪いためサイクリングはナシに(泣)。
まあ、個人的には、連日の飲酒で
体力ゲージが回復しませんでしたので、
ホッとした次第であります。

で、長岡から新幹線で東京に戻ってみれば
悔しいほどの快晴というオチでしたが、
とても充実した連休となりました。
すっかりもう、新潟のファンです。
今度はいつ、どのような道のりで訪れ、
いかにメイドバーを行程に組み込むか、
妄想が止まりません(汗)。
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久々の登板となったマキノ号。
自分の晴れ男ぶりを過信して、
泥よけナシの本機を選んだのですが……。
さっそく洗車、ピラーを抜いて乾燥、ピカピカにしてあげました。
カーボンで軽量なルックを導入してから、
出番が減ってしまったマキノ号ですが、
走りの実力はまったく遜色ないことを再確認できました。
むしろ、速度はこちらのほうが
維持しやすいですね。GOKISOですし。
メカのグレード差もあって、ルックより1.5kg以上重い
マキノ号ですが、惚れ直した今日この頃です。
by cyclotourist | 2014-11-06 12:55 | おしらせ | Comments(5)

新潟サイクリング初日

こんにちは、田村です。

長いことサイクリング趣味を続けていても、
訪れたことがない地域というのは
無数にあるものです。
かすめただけも含めるなら、いつのまにか全都道府県を
走ったことがあるワタクシですが、
新潟方面は走ったことがないエリアばかり。
特に下越地方(新潟市、阿賀野市、新発田市など)は
縁が薄く、いつかはじっくり訪れたいと
思っておりました。

そんなおり、ブルベのスタッフ仲間であり、
『ランドヌール』にもご寄稿いただいてきた
Wさん(ばっきー氏)から、新潟遠征のお誘いを
いただきました。Wさんは阿賀野市がご出身で、
たびたび地元でのサイクリングを
堪能されているのです。

そんなわけで、先の三連休は、
ブルベ仲間総勢6名で新潟をめざすことになりました。
二泊三日の新潟遠征です。
三連休を自分の趣味にまるまる使ってしまう、
おとなげない大人たちですね(汗)。

新潟(市)をめざすのであれば、
上越新幹線に乗ってしまえばスグですが、
Wさんが考えてくれたプランは……。
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東武線の浅草駅から輪行し、
鬼怒川温泉駅から走行開始です。
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駅ではたくさんの「鉄道むすめ」が
お出迎え。いちばん手前は
「鬼怒川みやび」さんです。
さて、ご存知のように、先の三連休は
直前になって天気予報がころころ変わり、
当日の鬼怒川駅も小雨まじりになってしまいました。
心のどこかで、誰か中止って言わないかなと
思ったりしてましたが……
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みなさん、淡々と輪行袋をひもときます。
ブルベ経験が豊富な方ばかりですので、
雨具など装備も万全。

で、新潟をめざすのに、なぜ鬼怒川スタートなのかと言うと……
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こんな感じで会津若松まで100km北上し、
そこから再び輪行で磐越西線に乗って
新潟入りするというプラン。
Wさんによると、もともと、下越は
会津地方とつながりが強いとか。
土地勘がない関東の人間には
なかなか思いつかない行程ですね。
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そんなわけで9時すぎに走り出しますと、
沿道は紅葉が見頃を迎えつつありました。
晴天であれば言うことなしでしたが、
こうした雨にけぶる紅葉も悪くないです。
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国道121号線を北上していきます。
あたりには温泉が次々と現れます。
写真は川治温泉。せっかくなので……
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紅葉と温泉街をバックに
初音ミクを踊らせてみました。
ご同行のみなさんにも好評?
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五十里(いかり)ダム。
昭和31年にできた当時は、
日本でもっとも高い重力式ダムだったそうです。
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鬼怒川沿いの国道は、
進むほどに紅葉が色付いてきます。
たびたび足をとめて、目を楽しませることしばし。
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Wさんのマキノ号。
ロードですが、新造されたRSA社の
バッグを前後に装備し、スポルティーフのような
ただずまいになってます。
ブルベでの使い勝手と積載量を追求された結果です。
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Yさんのキャノンデール・シナプス。
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圧巻のハンドル周り。
ハブダイナモライトとバッテリーライトが
勇ましいです。こちらもブルベ時の仕様です。
鮮やかな紅葉を前にしても、
ヒト様の自転車が気になってしまうワタクシ(笑)。
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MTB&ジーパンで全国のブルベを
走破してきたKさん(右)と、
新車ビアンキを駆るIさん。
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道はゆるゆる登って、
ほどなくして山王トンネルへ。標高は850mほど。
国道121、352、400号と、みっつも
共用してる道。この先は福島県。いよいよ東北です。
ちなみに、シクロツーリスト的には、
これらの国道から20kmほど西にある
田代山峠や安ヶ森峠が有名ですね。
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会津田島の食堂で
カツ丼をいただきました。
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下り基調の道を
会津若松に向けてぐんぐん進んでいくと、
茅葺き屋根の湯野上温泉駅が見えました。
大内宿の入り口となる駅ですが、
僕らは国道で会津若松へ直行。
トンネルが多くて少々怖い道でしたが、
15時過ぎには会津若松に到着しました。
雨はふったり止んだりでしたが、
楽しく100kmを走ることができました。
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みんなで鶴ヶ城へ。
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天守閣の前でARライブ。
なんかクセになって(汗)。
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会津若松駅。
雨はあがり、駅前で自転車を収納します。
そして、普通列車に揺られること3時間弱で新潟へ。

浅草〜鬼怒川駅で輪行2時間、
サイクリング6、7時間。
そして会津若松〜新潟で輪行3時間。
ある意味、ゼイタクな新潟入りと言えるでしょう。
それでいて、電車賃はフル新幹線に比べて
半額以下とリーズナブル。

「新潟サイクリング」といいつつ、
まったく新潟県内を走ってませんが、
Wさんの渋いプランニングのおかげで、
三連休の初日から充実した時間を
過ごさせていただきました……が!

男だけの泊まりがけサイクリングが、
宿に着いたら終わり、なわけありませんね〜。
めいめい駅近のビジネスホテルにチェックイン後、
輪行袋を置いて新潟駅に再集合。
そして、駅近くの居酒屋へ突進。
まあ、当然と言えば当然の流れです。

しかし、二件目とか言い出すからマズい。
もちろん言い出したのは自分なのですが(汗)、
W氏が古町へ行こうと言い出したのは
もっとマズい。
新潟は、駅前から少し離れた街区に
本当の中心街があって、そこを古町と
いうんですね。
再開発が進んだ奇麗な繁華街を歩いていると……
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「メイドバー」の看板が
一行の目に留まりました。
「へ〜新潟にもこういうのあるんだ」と
冷静なコメントで通り過ぎようと思いましたが、
なぜか体が言うことを効かず、磁石に吸い寄せられるように
店内へ。すると、
「お帰りなさいませ、ご主人様。ただいま満席でして……」
「予約します」
「それでは0時にお越し下さい」
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近くのカラオケに入り、
しばし熱唱しつつ時を過ごした後、
再びメイドバーへ。

店内はアニメのポスターやフィギュアで埋め尽くされ、
まるで自分の部屋のように居心地がよく、
しかもメイドさんは上品でレベル高し。
飲み放題でも料金はリーズナブルで、
非常に良心的なお店でした。
地方に出かけて、一見さん状態で
店に飛び込むと、たいていはロクな目に遭わないものですが、
こちらのお店は素晴らしいです。
ちなみに、バーなので、メイドさんが飲んだり、
となりに座ったりはしませんよ。念のため。

うきうき杯を重ねていると、
常連さんとおぼしきお兄ちゃんが話しかけてきました。
なんでも自転車に乗ってるそうで、
それっぽい格好をしてる僕らに興味を持った様子。
メイドさんも一緒にいろいろ聞いてきてくれ、
「え〜100kmも走ったんですか〜」と、
うれしい感想をいただきました。
お礼に(?)、メイドさんに初音ミクのARライブをみせると
非常に面白がってくれました。
東京から持ってきた甲斐があるというものです。

話しかけてきた兄さんは二十代でしょうか。
次第に本領を発揮して、
○○の脚本の△△はあ〜だこ〜だとか
アニメ談義が始まります。
そっち系にもめっぽう強いWさんや、盟友のMさんは
かなりへきえきしてたようすですが、
そのうち、あなたたちはどういう繋がりだとか聞かれ、
たしか、最初のうちはブルベ仲間で……とか
ちゃんと答えていた気もしますが、
そのうち自分も酔いが深まってきて
「フィギュア作ってんだよ、オレ」とか、言っちゃったんだと
思います。
するとまた自転車ネタ以上にお兄さんが
食いついてきたものだから、こちらも調子にのって
ブログのフィギュア画像を見せたりしていると、
僕のことを「原型師さん」とか呼び出す始末(汗)。
いま思い返しても記憶が判然としないけれど、
あの兄さんは一人で来てたのかな?
そのうち、酔いがさらに深まって勇気が出た自分は、
メイドさんとツーショットポラロイド写真を
撮ってもらいました。料金は700円。
ふたりで手を合わせ、ハート形を作ったりして……。
ポラは、メイドさんがシールやマーカーで
デコレーションしてくれ、これで700円なら
けっこう楽しいね〜と思えるものでした。

ポラをスキャンして当ブログに載せたいところですが、
さすがに自粛しておきます。
恥ずかしいし、こんなのが娘にでも見つかったら
やばいので、引き出しの奥にしまいました。

だいぶ以前、秋葉原や池袋にこの手の店が
出始めた頃は興味本位で通ったものですが、
だんだん飽きてきて、秋葉原なんかだと
呼び込みがすごすぎて辟易してもいたのですが、
新潟のメイドバーは楽しめました。
誰におすすめかは分かりませんが、おすすめです。
しあわせな気持ちになれること間違いなしです。

しかし、まだ新潟を1cmも走ってません。
明日も走るんだからと重い腰を上げて
宿に戻ったのは、もう2時過ぎでした。

実は、すっごい二日酔いをするたちなので、
ああもうこの三連休は終わったな、とか、
明日もこのホテルで連泊でいいや、そしたら
仕方ないから、またメイドバーに行くかな、
むしろそうしたい……とか思いつつ、
泥のように眠り込んだのでした。

次回予告
翌朝の待ち合わせは6時半。
起きれるか 自分?
by cyclotourist | 2014-11-05 15:21 | おしらせ | Comments(4)