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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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<   2013年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧

明日はKCM2013です

こんにちは、田村です。

いよいよ、明日は
木崎湖サイクリストミーティング2013
です。
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不肖、ワタクシめもなにか話すらしいので(汗)
本日から木崎湖入りしております。
本当は長野あたりから走りたかったのですが、
お天気が不安だったので、宿へ直行です。

幸い、明日のお天気は回復に向かっているらしいので、
さわやかな高原サイクリングが楽しめそうです。
参加後予定の方、どうぞよろしくお願いします。

自由参加の無料イベントですので、お近くの方や、
週末空いている方はぜひお越し下さい。
スタンプラリーや木崎湖キャンプ場での展示即売会、
マキノの坂西さんによるバイクスキルアップトレーニングも
予定されておりますよ。
この機会に、僕もいろいろ教えてもらっちゃおうと
思っております。

【最近のひびき出版】
こうイベントなどで出ておりますと、
ご注文の対応や、発送業務に支障が出てしまうのも
事実です。ご迷惑をかけまして申し分けありません。

弊社のロジスティスク担当部長は、
学校がはじまったので、休職状態です。
しかも、「艦これ」というブラウザゲームに
はまってしまいました。
旧帝国海軍の艦船を擬人化したゲームなのですが……。
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部長、連装砲塔を自作。
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「艦娘」コスプレ(?)に
興じております。
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木崎湖にはマキノ号を持ってきたのですが、
タイヤをブリヂストンの
エクステンザRR1Xに変えてみました。
転がりが軽く、ロングライドにもいいという
うわさを聞いたのです。
これで主要パーツはすべて国産ブランドに
なりました。
明日はこれで走るのが楽しみです!
by cyclotourist | 2013-08-30 18:31 | Comments(2)

自転車本いろいろ

こんにちは、田村です。

なんだか急に涼しくなって
秋めいてきましたね。
クーラーなしで過ごせるのは
助かります。なんだかんだ言って
家にいる時間が増えたものですから、
この夏は電気代が1.5倍になりました(汗)。

さて、サイクリストのみなさんは、
自転車に乗ることと同じくらい、
自転車に関する本を読むのが好きだと
思います。
突然ですが、わたくしめがここ最近
読ませていただいた自転車本を
紹介します!
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まずは、姉妹紙ともいえるこの二冊、
ロングライダース3.5』と、
『ろんぐらいだぁす!』ツーリングガイド』(一迅社)です。

同人誌の『ロングライダース』は、
この“3.5”で6号目です。
2011年にスタートしたこのシリーズが、
僕にブルベというおかしな(?)世界を
教えてくれたのでした。
本気のリポート+女の子イラストという
絶妙な組み合わせで、多くのファンを
獲得しています。
“3.5”は「ゆるふわ」がテーマですが、
巻頭からフレッシュの記事があったりして、
これまで同様のガチでリアルなリポートが
ぎゅうぎゅうと詰まった一冊です。
個人的には、佳境を迎えつつアザミさんの漫画が
読み応えありました。
坂を越える心理状態が描かれていて
激しく共感させていただきました。

一方の『『ろんぐらいだぁす!』ツーリングガイド』は、
『ロングライダース』が企画協力している漫画、
『ろんぐらいだぁす!』のコースガイド本です。

ちょっとややこしいですね(笑)

●同人誌 ロングライダース
 ↓協力
●漫画 ろんぐらいだぁす!
 ↓作中で走ったコースを紹介
●書籍 『ろんぐらいだぁす!』ツーリングガイド

というわけです。
この本では、嶺方峠、渋峠、木崎湖など、
サイクリストがいつかは走りたい名コースを
紹介しております。また、巻頭の記事は、
こちらもフレッシュ。表紙デザインも含め、
『ロングライダース3.5』とセットで
楽しめるような戦略的(?)構成となっています。
また、208ページという分厚い本ですが、
半分は自転車をテーマにした読み切り漫画集です。
どの漫画も、サイクリストなら
思わず膝を打つような共感できるお話です。

この本を拝読してシミジミ思ったのは、
サイクリストはグルメ好きが多いんだな〜
ということです。
紹介されているコースは知っていても、
紹介しているお店は知らないところばかり。
僕自身はまったくグルメに興味がないだけに、
逆に新鮮で勉強になりました。
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こんな本も手に入れました。
23日に発売されたばかりの
止まらないで自転車乙女』(著・阿羅本 景、集英社)。
ライトノベル、略して「ラノベ」です。
かわいらしいイラストを添えた、中高生向けの小説を
ライトノベルと総称するようで、
書店で大きな棚を占めるジャンルになってます。

で、この本の登場人物も、
もちろん中学生と高校生です。
女子中学生を「JC」と言うんですね。
自転車に乗れない(!)女子中学生3人が、
紆余曲折のドラマを経て
真摯に自転車と向き合うようになるという
スポコン系の物語です。
著者の方がマジなロード乗りだけあって、
サイクリスト目線で読んでも大丈夫です。
「えーそりゃないよ」と興ざめするような
記述がいっさいないのはさすがです。

しかし……

「ちょ、ちょっとあーや? 待って待って、なんでそんなねっとり……おしりなんか、なでなでしないで……んっ!」
(本文より引用)

といったセリフが多く、
オジさんには読み応えあり過ぎて
照れちゃう描写も多いです。
これがラノベの文法なんでしょうね。
でも、いつの間にか主人公たちに感情移入しちゃうのは、
ストーリーの魅力、著者の実力ゆえでしょう。
ぜひ、オジさんたちにも読んでほしい一冊です。
名門女子校が舞台なので、続巻では
お父様ないしお兄様ゆずりのエルスとかトーエイとか
ツーリング車に乗る美貌の教師、
なんていう新キャラの登場に
期待したいところです(汗)。
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さらにこんな一冊も。
同人誌『シクロポリスVol.4』です。
こちらは「虹色志向の自転車総合マガジン」とのことで、
ツーリング、ロングライド、ヒルクライムなど
自転車関連であればジャンルを絞ることなく
いろんなリポートが掲載されております。
こちらはイラスト控えめで、どこまでも
硬派で熱い記事が続きます。
いろんなところへ行ってますし、
執筆者の皆さんは文章がお上手です。
まがりなりにもプロの僕から見ても脱帽です。
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こちらもおすすめです。
自転車女子はじめました』(著・北条 晶、竹書房)と、
その続編の同人誌
『自転車女子はじめてみたらね、ほら、』
です。
スポーツ自転車デビュー(復帰)から
各地へのポタリング、ツーリングのようすが
可愛らしいイラストで描かれている
ほのぼのとした自転車本です。
装備、服装、日焼け、ダイエットなどなど、
女性目線での自転車生活ガイド本です。
竹書房さんの書籍版は全編三頭身キャラですが、
同人誌のほうは美少女度がアップしてますよ。

イラストレーターさんや漫画家さん、作家さんには
自転車好きが多い! と聞いておりましたが、
本当みたいですね。
サイクリングで出会える風景と、自転車そのものの美しさが、
想像力を刺激するのでしょうか。
2.5次元系の自転車カルチャーから
ますます目が離せない今日この頃です。
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充実した我が書棚です。

ちなみに、こうした書籍や同人誌は、
街のフツーの書店では見かけづらいと思います。
もしお求めの際は、そっち系に異常に強い書店、
COMIC ZINさんが
便利だと思います。

「おまえの『シクロツーリスト』も手に入りづらい!」と
怒られそうですが、なんと本誌も
COMIC ZINさんでお取り扱いが始まりました。
売れるのかしら? と我がことながら不安です(汗)。

【最近のひびき出版】
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「ひびき出版」宛の郵便物が
迷子になりそうだったので、本社ビルに
大規模なサインディスプレイを設けました。
こうした設備投資が盛んになれば、
日本の景気回復も本物だと思います。
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吉祥寺の名店、ベロクラフトさんで
ラピーズのポンプを発見。
古物は基本的に扱わない同店ですが、
たまにこんな掘り出し物が出現しますので、
同店のブログはチェックしたほうがいいですよ〜。
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浅草のオオマエジムショ
お見かけしたアプレ号。
三陸の名工房、エンメ・アッカ製造の
斬新なツーリング車フレームです。
異形パイプが素敵……ほしい。
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某夜、東京に現れたジェームス吉田さん
本誌のリポートで異彩を放つ、
香川県在住の天才サイクリストです。
夜の浅草で、人力車のガードが本所製であることを
発見しておりました。
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秋葉原で入手した「提督のカレー」。
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ふつうに美味しかったです。

さ、今日も仕事するぞ〜。
by cyclotourist | 2013-08-27 10:07 | おしらせ | Comments(7)

SR600 Fuji:その4

こんにちは、田村です。

今日になっても、
階段を上ったりすると
足の筋肉が痛み、SR600を
思い出させます。

さて、300kmをほうほうの体で走り、
上田のホテルに滑り込んだのが16日の深夜2時半。
ビールを1リットル体に流し込み、3時に就寝。
目覚めたのは……8時でした。
5時間の睡眠です。これだけ寝れば、
だいぶ回復しました。

問題は、残る21時間であと300kmを
走れるかどうかです。
15日の5時にスタートした僕は、
17日の9時までにゴールしないと認定されません。

普通のブルベであれば、まず大丈夫と
いえるほどには体力と気力が回復しました。
しかし、二日目の行程にも登りは多く、
美ヶ原、霧ヶ峰、麦草峠、野辺山や河口湖への登り、
そして山中湖の向こうに山伏峠が
待っているのです。登り、多すぎ……。
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PC6となる信濃国分寺です。
こういう背景には、スポルティーフが似合いますね。

ブルベではこうしたツーリング車は
少数派です。ほとんどの方はロードです。
でも、僕はどちらも活用してます。

今回のトーエイ・スポルティーフは、
前後にバッグを付けています。フロントには
フォークに固定された小さなキャリアがあるので
(伝統的なツーリング車の基本装備)
バッグを下から支えることができ、
あるていど重い荷物を入れても
ハンドリングへの影響が少ないのがメリットです。
また、自転車にまたがったまま
ウェアや補給食の出し入れができますので、
使い勝手のよさは抜群です。
今回、下る時はレインジャケットを着込み、
登りでは脱ぐという繰り返しでしたので、
フロントバッグのメリットを強く実感しました。

また、600kmになると、全般的には晴天でも
標高が上がると雨に降られたり、
路面が濡れていることが往々にしてあります。
そんなとき、簡易的でないしっかりした
マッドガードは頼もしい装備です。
さらに、オーダー車の場合は
ライト類の配置や配線をスマートに
まとめることができるのも
気持ち的にはうれしいものです。

もちろん、ロードに比べての
デメリットも多いですよ。
まず、車重がかさみます。
僕ので10kgぐらいあり、ツーリング車としては
軽量なのですが、昨今のカーボンロードに
比べるべくもない重さです。

細いスチールフレームやフォークは、
しなやかな乗り心地を味わせてくれる反面、
強く踏み込んだ時は明らかにたわみますし、
下りで時速50kmを越えると、
路面からの振動に負けて挙動が
やや不安定になります。

僕のは700×28Cという太めのタイヤを
はかせてます。乗り心地がいい反面、
加速は明らかに鈍く、時速30kmといった
スピードを維持するのは、明らかに
23、25Cといったタイヤに比べると
疲れます。

こうした性格をもつスポルティーフは、
マイペースで長時間走るには、
決して悪い選択肢ではないと思います。
だから、今回のSR600はスポルティーフを
起用したわけです。
もし、絶対に40時間台で走りたいとか、
誰かのペースに合わせて走る必要がある場合は、
ロードのマキノ号を選んだと思います。

さらに、当初から雨天であれば、
ディスクブレーキ装備のケルビム・ランブラー号を
起用したと思います。もっとも、
例の盗難事件によって、今もって手元にないのですが……。

閑話休題。

ひととき安らいだ上田からは、
およそ1500mアップで美ヶ原に上がります。
絶景で知られる高原ですが、
僕は上田から上がったことはありません。
ふつう、松本から上がると思います。
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案の定、上田からの道は
長く険しいものでした。観光センターを過ぎると
本格的なつづら折れの登りが
約10km続きます。SR600の二日目は
ここが勝負だと思います。
それなりに余力を残して美ヶ原に登ることができれば、
完走が見えてきます。
逆に、もうダメだ〜的な状況になったら、
上田に戻るか、松本に抜けるかして
撤退したほうが賢明です。
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12時すぎ、もうダメだ〜の一歩手前で
美ヶ原に到着。胸が空くような
山並みと高原風景が広がります。
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ビーナスラインのアップダウンをこなし、
扉峠の食堂へ。スタート後初めて、
コンビニ以外で食事しました(汗)。
そりゃもうなんでも絶品の
うまさに感じられます。
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霧ヶ峰へ。
観光客の多さにとまどいます。
特にオートバイが多く、その爆音に
ムカッとすることもたびたびありましたが、
すばらしい高原風景が気持ちを
和らげてくれます。
なお、上田の街を出てしまうと、
白樺湖までの約60kmはコンビニがありません。
所々に観光用のレストハウスはありますが、
夜間は利用できないと思いますので、
走る時間帯によっては注意が必要です。
もっとも、この絶景区間を闇夜に
通過するのはあまりにもったいないですね。
渋峠を夜に越えた自分が言うのもナンですが(汗)。
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霧ヶ峰から白樺湖へ。
なんて清々しい……。実際は
クルマやバスが多かったのですが、
それはお盆なので仕方ないですね。
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15時、ようやく白樺湖が
眼下に見えてきました。
この先に待つ麦草峠を
明るいうちに越えて下ることができるか?
ちょっと心配になってきた頃合いです。
なお、白樺湖を過ぎると、だいぶ先の野辺山まで
補給は難しくなります。
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PC8は、女の神展望台の
標識をバックに撮影します。
どいてどいて、と言えるわけがなく、
ぽか〜んと待つことしばし。
こんな時、単独行の寂しさが身に染みますね。
北に見える蓼科山のことを「女の神山」と
呼ぶそうです。へ〜。
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国道で二番目に標高が高い峠、
麦草峠に着いたのは18時すぎ。
別荘地を淡々と登るしかない、標高の割には
面白みの少ない峠道です。
途中、雷鳴が轟きましたが、幸いにして
雨は降らず。左右の茂みでは
鹿がぴょんぴょん跳ねていて、
道に出てこないでと祈るばかり。

麦草峠でほぼ400km走ったことになりました。
10時間で100kmしか進んでないわけです。
このままだと完走は覚束ないわけですが、
ここからは、貯めに貯めた標高を
一気に吐き出す区間です。
野辺山へのまとまった登り返しはあるものの、
およそ80km先の芦川駅まで
ぐんぐん下る道が続きます。
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野辺山の手前で日が暮れ、
国道に出たら久しぶりにコンビニがありました。
すでに20時半。再びの夜間走行に備え、
いろいろと買い込みます。
肩は凝っているものの、体のどこにも
痛みがないのが救いです。
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JR小海線と並走。
下り基調の区間だからいいものの、
そうでなかったら衝動的に
輪行しちゃいそうです。
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23時半、ようやく
芦川駅に着きました。
残るは100kmちょっと。
渋峠や美ヶ原を越えてきたのだから、
もう勝負は決まったも同然……。

しかし、芦川駅から若彦トンネルまでの
登りが終わらないこと終わらないこと……。
もはや大した標高差も距離もないのに、
時間ばかりが過ぎていきます。
鶯宿(おうしゅく)という宿場町を抜けるのですが、
僕には土地勘がないエリアなので、
不安になってきます。ひっそりと静まった集落に、
なんだかコソコソと忍び込んでいるようで
気が滅入ってきます。
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若彦トンネルに着いたのは、
なんと17日の2時半です。
長かった……。途中、1、2時間は
仮眠できるかもと思いましたが、
もはやそんな余裕はなくなりました。
このトンネル、2kmと異常に長いのですが、
河口湖に向かって下り勾配なので、
ほとんどペダルを回さずに通過できました。
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3時すぎ、河口湖の
コンビニで小休止。
定番のブツで失われた鋭気を取り戻します。
深夜、湖面も見えないし、富士山も見えないし……と
思っていたら、遥か頭上に光の列が見えます。
なんだろうと不思議に思いましたが、
富士山の登山者の列なんですね、きっと。
こんな時間にご苦労なことです。
人のことは言えませんね(笑)。
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4時半、ついに最終PCがある
山中湖へやってきました。月明かりと
登山者のかすかな灯りでわずかに
富士山の存在がわかりますが……。

「SR600 Fuji」なのに、富士を
ちゃんと見なくてどうする! そう思い込み、
ここで夜明けを待つことにしました。
しかし、ただでさえ危うい残り時間を
消費するのは勇気がいるものです。
そんな時に限って、目が冴えて眠れない。
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待つこと30分、5時をすぎると、ほのかな朝日に
照らされて、くっきりした富士山を
拝むことができました。

これで我がSR600に悔いなし……のわけがない!
高尾駅へ9時までに戻らなければ、
二日間の悪戦苦闘が空しくなってしまいます。
残す距離は60km。残された時間は4時間弱。

その距離の大部分を下り基調の道志みちが占めるため、
まず間違いなく制限時間内にゴールできるはず。
できれば50時間を切りたかったけれど、
そんなことは、もはやどうでもいい。
9時までに高尾へ着きさえすれば、
晴れてランドヌール部門でSR600完走なのだから。

もう時間的に大丈夫、そう思ったとたん、
強い眠気がやってきました。
なんとか山伏峠を越え、道志みちを下り始めると、
ふっと意識が飛びそうになる瞬間が
あったように思います。

まずい、非常にまずい状況です。
完走はしたいけれど、こんな「遊び」に
命をかけるほど、僕は肝が座ってません。
なんとか道の駅にたどりつき、
ベンチに腰を下ろすと、もうまぶたを
開けていることができません。
刻々と迫る制限時間も忘れ、
深い眠りについてしまったのでした……。


以上、SR600リポートでした。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

で、制限時間内にゴールできたかどうかは、
もはやどうでもいいことのような気がしますが(汗)、
近未来的に刊行予定の『ランドヌールVol.4』にて
ご報告したいと思います。

いわゆる「速い人」は、条件さえ悪くなければ
SR600の完走は難しくないと思います。
しかし、僕のようなフツーの人にとっては、
SR600をランドヌール部門で完走することは
かなり難しいことと思います。
決して、手放しで「走ろうよ」とおすすめできる
ものではありません。
天候が崩れやすい高所の夜間走行は、
はっきり言って危険です。
くれぐれも、下りで飛ばそうなどと思わず、
時間に余裕がある計画を立ててください。
そして、天候や体調、準備が思わしくなければ
いさぎよくDNS(出走取りやめ)を。
心配性で臆病な方のほうが、
SR600には向いてるんじゃないかと思います。

あと、やっぱり夏に走るもんじゃないですね(泣)。

これからSR600を走ろうという方のために、
利用したコンビニなどのレシートの内容を、
参考までに記しておきます。

8月15日 5:00
*ファミリーマート高尾駅北口店
 アクエリアス500ml147円
 天然水南アルプス500ml105円
 あじわいカフェラテ128円
 ランチパックピーナッツ131円
 SOY JOYバナナ120円
 SOY JOYレーズン120円

8月15日 8:47
*ローソン秩父下寺尾店
 お手軽冷やし中華330円
 アクエリアス500ml147円
 アサヒスパイラルグレープ470ml147円
 (↑もちろんフィギュア狙い)

8月15日 11:03
*セブンイレブン富岡七日市店
 コカ・コーラ500ml147円
 まるごとバナナミニ105円
 ロックアイス105円

8月15日 12:04
*セーブオン松井田バイパス店
 パナジウム天然水500ml98円
 ガリガリ君ソーダ62円
 C1000 一日分のビタミン200円

8月15日 13:45
*ローソン軽井沢東店
 パーフェクトプラス即効元気204円
 ウイダーinゼリー エネルギーイン204円
 三ツ矢サイダー500ml125円
 十六茶600ml147円

8月15日 16:34
*セブンイレブン長野原大津店
 ジューシーソース焼そば298円
 眠眠打破315円
 ひきたてカフェラテ300ml168円
 三ツ矢サイダー500ml147円

8月15日 21:41
*セブンイレブン山ノ内佐野店
 エボルタ単4 4個590円
 カップヌードルビッグ195円
 ひきたてカフェラテ240ml128円

8月15日 23:07
*セブンイレブン須坂運動公園店
 ぜいたく三ツ矢王林500ml157円
 (↑とても美味しいです!)
 メガシャキガム130円

(上田泊)

8月16日 8:27
*セブンイレブン上田国分店
 ひきたてカフェラテ240ml128円
 ツナ&タマゴサンド190円
 おかかおむすび110円
 ウイダーinゼリー エネルギーイン204円
 ぜいたく三ツ矢王林500ml157円

8月16日 13:05
*和風レストラン扉
 ざるそば700円

8月16日 15:08
*ローソン白樺湖蓼科店
 オランジーナ420ml147円
 大きな五目いなり125円
 塩にぎり100円

8月16日 20:21
*ローソン野辺山店
 どんべえ得盛きつねうどん195円
 パーフェクトプラス即効元気204円
 メガシャキ100ml250円
 ブラックブラックガム100円
 インパルス単4 4P490円
 カルピスソーダ500ml147円
 三ツ矢サイダー500ml125円

8月16日 21:41
*ローソン山梨須玉町店
 ブラックコーヒー250ml120円

8月16日 22:28
*ローソン韮崎竜王町店
 メガシャキ100ml250円
 十六茶600ml147円

8月17日 3:02
*ローソン河口湖畔店
 カップヌードルビッグ195円
 強強打破399円

8月17日 4:11
*セブンイレブン山中湖インター店
 ひきたてカフェラテ240ml128円

8月17日 8:24
*ファミリーマート高尾駅北口店
 ガリガリ君梨62円


以上です。コンビニ入り過ぎ!
意外と食べ物を買ってないものの、
9573円も使ってました……。

それでは!
by cyclotourist | 2013-08-20 05:21 | おしらせ | Comments(29)

SR600 Fuji:その3

こんにちは、田村です。

SR600 Fujiリポート、3回目にして
まだ距離200kmにも達してません……。
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高尾を朝5時にスタートし、
走ったり休んだりしながら進み、
16時頃、ようやく長野原の手前に達しました。
お昼過ぎから15時あたりまでの
いちばん暑い時間帯を、軽井沢周辺で
過ごせたのは幸運でした。

SR600は、スタート時間を任意に
決めることができます。
自分の脚力にあわせ、各地点の通過時刻を予想した上で、
スタート時間を設定するべきなのは
言うまでもありません。
気温もそうですし、絶景区間を夜間に通過するような
もったいないことは避けたいものです。
そのため、深夜0時にスタートする方も
いらっしゃるようです。

僕が5時スタートにしたのは、
それより早いと睡眠がうまく取れないし
(結局、取れなかったのですが)
遅いと渋峠の通過が確実に
夜になってしまうと見込んだからでした。

そのうえで、
44時間で完走する楽観的プラン、
48時間で完走する現実的プラン、
50時間で完走する防波堤プランの
3パターンを想定し、各地点の
通過時刻を予想しておりました。
いずれのプランも、上田に到着したら
翌朝5時まで寝ることにし、
そこで時間の過不足を調整するつもりでした。

そしてやっぱり、序盤は
48時間プランに近いタイムとなりました。

なんとか長野原の手前までやってきたのが
16時。しかし、そこで恐れていた睡魔に
つかまってしまったのです。

長野原は、渋峠の麓です。
本来なら、ちゃっちゃと草津まで登り、
淡々と進まないと日が暮れてしまいます。
調子がよければ、日が暮れる前に
湯田中側へ降りることができるかも〜なんて
夢想してましたが、軽井沢あたりで
とうてい無理だろうと分ってきました。

そのうえさらに、長野原を目の前にして
まさかの仮眠を取るハメに。
睡眠不足と暑さにやられ、
飛びそうな意識を回復させるには
寝るしかありません。
万が一、寝過ごしてタイムアウトになったとしても、
事故を起こすよりマシです。

道ばたの駐車場に木のベンチを見つけ、
スマホのアラームを1時間後に設定して
横になると、すぐに意識が遠のきました。
ふっと目が覚めると、20分ほど
経過してました。体を起こすと、
「これなら走れる」と思えるほどには
眠気が薄れていました。

再びスポルティーフにまたがり、
少し下ると、長野原は大津の交差点に到着。
渋峠に至る国道292号への
分岐です。前回は、ここで通行止めを確認し、
DNFを決意したのでした。

この交差点にはコンビニがあります。
もう時刻は16時半になってます。
少し涼しくなったせいか
食欲がわいてきました。もはや焦ってもしょうがないし、
登りの前に、なにか温かいものでも食べよう、
そう思ってコンビニの駐車場に入っていくと、
見覚えのあるランドヌールがたたずんでいました。
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竜胆急行さんこと、Hさんです。
宇都宮スタートの「SR600北関東」を
14日の午前2時にスタートし、僕とは逆に渋峠を下りきった
ところで休憩中だったのです。

Hさんとは、昨年のフレッシュをご一緒させていただき、
その縁で『ランドヌール』にもご寄稿いただいて
おります。そしてAJ宇都宮のスタッフさんであります。

そんな方とSR600中に出会えるとは、
なんという偶然! 別々の日時に、別々の場所から
スタートしたHさんと出会えるとは、
神様もたまには粋なことをするものです。
お盆の時期にSR600北関東に挑戦するとは
聞いてましたが、まさか出会うとは……。
確率的には、きっと数万分の一のできごとでしょう。

ここまでで、宇都宮スタートのHさんは
すでに400kmを走っています。
かなり疲弊した様子でしたが、
次の峠に向けて闘志を燃やしているのが
ひしひしと伝わってきました。

「じゃあ、お互い気をつけて!」
ひと足先にHさんが出発していきました。
その後ろ姿を見送りつつ、
僕も夜間の渋峠越えを覚悟しました。

JR吾妻線の長野原草津口駅が近いし、
もう帰っちゃおうかな〜と思わないでもなかったのですが、
Hさんと出会い、少し会話して、温かい焼きそばを
食べると元気がわいてきました。

渋峠は、草津までがけっこうシンドイのです。
勾配はあるし、クルマは多いし、
景色は単調だし……。ふと対向車線を見ると、
高尾をほぼ同時にスタートした
ランドヌールが駆け下りていきます。
ああ、帰るんだ……。
なんだか雲行きが怪しいし、夕暮れが近いし、
これから標高2172mの峠を越えるなんて
常軌を逸してる。帰るのが正しい選択だと思う。

でも、ここのところ、
僕は「大人の選択」ばかりしてる。
もどかしさが消えないブルベが多かった。
今日はちょっとだけ無茶してみよう……。

18時、ようやく草津の街まで上がったら、
雨がシトシト降ってきた。レインウェアを着て、
のろのろと走り続ける。どんなに遅くても、
どんなに遠く標高がある峠でも、
止まらない限りはいつか越えられるはず。
d0211129_102116.jpg
暮れなずむ殺生河原。
19時になると、ついに日が没しました。
基本、臆病者なので、暗いのは苦手だし、
動物が出てきそうで怖いし、せっかくの絶景が
なにも見えないし、上がるに連れて冷えてくるし……。

たぶん、渋峠が初めてだったら、
先が読めない不安と、絶景を無にする徒労感とで
引き返していたと思います。
しかし、二回ほど走ったことがあるので、
暗いながらも自分の位置が実感でき、
行程を把握できるのが救いでした。

登りはシュミットのハブダイナモライトだけを
点灯させ、バッテリーライトは点けません。
遅いので、シュミット一灯で十分。
長い下りに備え、バッテリーを温存する作戦です。
もちろん予備バッテリーもあるのですが、
下りの途中で消灯したりすると怖いので……。
幸い、雨は上がりました。
d0211129_193554.jpg
19時40分、白根山のレストハウスに到着。
気温は15℃まで下がりました。
お店はもちろん閉まってますが、
自販機の光に救われる思いがしました。
ミルクティーを飲み、たばこを二本吸って、
トイレに寄ってから走り出します。
d0211129_1153567.jpg
20時20分、「日本国道最高地点」に到着。
霧が深くなり、あわや見落とすところでした。
感慨もひとしお、と言いたいところですが、
苦手な下りが待ってるので
体が冷えないうちにそそくさと後にします。
距離30km、登り返しのない
道を慎重に下り続けます。
d0211129_118389.jpg
21時40分、湯田中の道の駅に
たどりつきました。その前にある
コンビニでカップラーメン。日中はあんなに暑かったのに、
夜はこの温かさが救いです。
ブレーキ引きっぱなし(だから遅い…)で
しびれた指と、ガチガチに凝った肩周りをほぐしながら、
次なる峠へ向かいます。

上田へは、須坂から菅平高原を越えて向かうのです。

須坂の街で走行距離は250kmになりました。
もう、30分に一回は休まないと
走る気が起きません。
それなのに、待ち受けるのは標高差800mの登り。
上田の街はまだ50kmも先。
ペースが落ち、休憩に継ぐ休憩で
到着時間は読めなくなりました。

峠道を歩くような速度で
進んで行くと、突如、ギャギャギャ〜〜と
絶叫が遠くから聞こえます。
鹿と熊が戦ってるとか? ついに幻聴か?

ほどなくして、それが
クルマをドリフトさせて走る音だと
分りました。そして僕の脇を走り抜ける
へんなクルマ……。もうやめてよね。

真っ暗闇のなか、
歌詞うろ覚えのアニメソングを歌い尽くし、
頭の中は、ビール、シャワー、ベッドと
三つの単語がぐるぐると回ります。
早く上田に着きたい、
ホテルでビール、シャワー、ベッド、
ホテルでビール、シャワー、ベッド……。
d0211129_1373120.jpg
菅平高原着、1時20分。
なかなか絶望的な時間です。
辺りはホテルが多く、こんな時間にも、外で
キャッキャッと騒いでる若者たちを見かけました。
自転車に乗ったオヤジの出現に、
さぞ驚いたことでしょう。
d0211129_1403758.jpg
上田のホテルにたどり着いたのは
2時半でした。
送っておいたリュックから充電器を取り出し、
ライトのバッテリー、スマホ、カメラをセット。
そして……。
d0211129_1445179.jpg
念願のビールです。

もうこの時、予定の5時に起きるのは
あきらめてました。むしろ、SR600自体を
あきらめていました。
いちおう充電はセットしたけど、
もうここまででイイじゃん。よくやった、俺。
500ml缶二本で轟沈したのでした……。


果たして僕は再起動できたのか?
またDNFなのか?

続きは次回ということに
させていただきたいと思います。
(前回と同じですね……)
by cyclotourist | 2013-08-19 02:03 | おしらせ | Comments(11)

SR600 Fuji:その2

こんにちは、田村です。

今日は午前中から、秋葉原の
書泉ブックタワーさんへ納品してきました。
『シクロツーリストVol.10』が、徐々に読者様の
お手元に届きつつあり、うれしいかぎりです。

さて、思い出すのも疲れる(汗)、
SR600 Fujiの続きです。
帰還から一夜明けた今日も
体の芯に疲れが残っております。

秩父市街を抜けたのが9時過ぎ。
いよいよ気温が高まります。
朝食はおにぎりひとつで走り出したので、
もうお腹が空いてきました。そこで、
コース沿いのローソンで休憩……
d0211129_13411511.jpg
十六茶に付いていた
おまけです。
マミさんが体操服で四つん這い……。
こんなフィギュアをコンビニで
提供してよいのでしょうか。とりあえず、
以降の休憩はローソン重視に決定。
あわよくば、魔法少女5人を
揃えたいものです。キュゥべえはいらないけど。

ブルベと言えば、コンビニをPC(通過チェックポイント)に
するのが一般的ですが、
SR600では、決められたポイントでの撮影が
通過証明となります。
今回のSR600 FujiのPCは下記のとおり。

スタート:JR 高尾駅
PC1:山伏峠
PC2:めがね橋
PC3:日本国道最高地点(渋峠)
PC4:道の駅北信州やまのうち
PC5:菅平高原
PC6:信濃国分寺
PC7:道の駅美ヶ原高原美術館
PC8:女の神展望台
PC9:メルヘン街道最高地点(麦草峠)
PC10:JR鉄道最高地点(野辺山)
PC11:JR身延線 芦川駅
PC12:山中湖
ゴール:JR 高尾駅

すごいラインナップです。
コンビニがPCではないので、必ずしも
コンビニに寄る必要はありません。しかし、
サイクリング中の補給は、やっぱり
コンビニが便利ですね。

初日はPC6の手前、ほぼ300km地点の
上田まで走ろうと決めてました。
「ものすごく到着が遅くなってもいいですか?」と
確認した上で、上田にホテルを取り、
荷物を送ってあります。
これまでの300kmブルベの経験では、
早朝スタートすれば、日付が変わらないうちに
到着できるはずなのですが……。

前回は失意のDNF後にショートカットして
到着した上田ですが、
今回はなんとしても渋峠と菅平を越えて
たどり着きたいものです。
d0211129_13553618.jpg
標高プロフィールはこんな感じ。
魅力的なコースをつなぐと、
こうなってしまうんですね……。

ふつうのブルベの600kmは、
制限時間が40時間です。
獲得標高はコースによってまちまちですが、
5000mくらいが標準でしょうか。

SR600 Fujiのランドヌール部門は
52時間です。
プラス12時間です。獲得標高は1万mを越えますが、
時間には余裕があると思う……でしょ?
実は僕もそう思っていたのですが……。

秩父から碓氷峠の麓までは、
このSR600 Fujiでは貴重な平坦に近い区間です。
しかし、メーター表示で気温34℃の暑さに見舞われ、
まったくペースが上がりません。
d0211129_13535963.jpg
コンビニに立ち寄り、
苦し紛れにロックアイスなど買ったものの、
カンパのボトルが口が小さく、
小さめの氷しか入らないという事実。
そこで、あまった氷はジャージのポケットやレーパンの
裾に突っ込んで出発。
ひゃっこいな〜と思うのも束の間、
瞬く間に溶け、蒸発していきます。
日差しが強く、黒いレーパンが燃えるように熱いのです。
夏場は白っぽいジャージのほうが
いいかもね……。
d0211129_20244789.jpg
妙義山に向かって平地を快走。
とはいうものの、まるで速く走ろうと思ってないので、
けっこう時間がかかってます(汗)。

今回、GPSはeTrex 30Jを装備し、
サイクルコンピューターと併用。
前回はeTrex 30JとEdge 800Jの豪華二基体勢でしたが、
あまり意味がないことが分ったので、
電池の保ちがいいeTrex 30Jを残しました。

碓氷峠の麓、距離125km地点ほどの横川に着いたのは
12時20分ごろ。この日は無風かわずかに追い風。
強い向かい風に見舞われた前回と
ほぼ同じ時刻です。暑さと向かい風、同じくらいに
手強いということでしょうか。
ふつうのツーリングなら、ああ今日もよく走ったね、と
終わりにしたい頃合いです(笑)。

前回は峠の釜飯を食べましたが、
今回は食欲がわかず、涼しくなることを期待して
碓氷峠へのつづら折れを登りはじめます。
すると、軽井沢から涼しい風が吹いてくるようで、
木陰が多くなることもあいまって、
体感気温はずいぶんと下がりました。
d0211129_145711.jpg
13時前に、めがね橋に到着。
前回より30分ほど早いのは、
かま飯を割愛したおかげです。
主催者から送られたプレートが写るように、
通過チェック用の写真を撮ります。

ちなみに、トーエイのスポルティーフは
ロードに比べるとフレームサイズが大きいので、
ヘッドチューブの後ろにプレートが
都合よく収まりました。

速く走るためには、手持ちの自転車では
ロードのマキノ号が最適です。ホイールはGOKISOですし。
しかし、今回のような長丁場を
「速く走る」なんてことは
僕には土台無理な話なので、のんびり走るしか手は
ありません。すると、スポルティーフのような
ツーリング車のメリットが活きるのです。
前後バッグによる積載量と使い勝手のよさ、
太めのタイヤと適度な剛性感のフレーム、
電装やマッドガードをインテグレートした
機能性が発揮される……と、思い込んで
淡々と先をめざします。
ちなみに、タイヤはグランボアの
「セールヴェルテ 700×28C エキストラレジェ」です。
耐久性より軽さを重視したこのタイヤ、
SR600で吉と出るか、凶と出るか……。
d0211129_1525218.jpg
軽井沢到着は13時半頃。
オトコが一人でタンデムに乗ってると悲しいですが、
女子だと妄想をうながして絵になりますね〜。
軽井沢、さすがに気温は30℃を下回り、爽快です。
しかし、時はまさにお盆休み。
クルマもオートバイも多いこと多いこと……。
休みが自由になる僕なのに、なぜわざわざ
お盆休みに走ったのか? たまたまです(笑)。
こんなにクルマや観光客が多いと知っていたら、
決行時期は変えていたと思います。
うかつでした……。

中軽井沢で右折して、北軽井沢へ。
標高1400mほどまで登って
浅間山の尾根を越えるのですが、これが
けっこうシンドい。勾配がきつく、
汗が止めどなく流れます。下を向くと、汗が
アイウェアのなかに落ちて、まるで
泣いてるような視界に。

ようやく越えたのは15時。
ちょっと頑張り過ぎて、手足がフルフルしてきたので、
頂きの茶屋にあった自販機で水分補給。
この時点でこんな有様で、
本当に渋峠を越えることができるのか、
我ながら頼りないかぎりです。

この先は、長野原まで距離およそ20kmの下り。
距離を稼ぎ、体力を回復させるチャンスです。
直線的でさほど急勾配でない道を
気持ちよく下っていくのですが、気持ちよすぎて
急に眠くなってきました。
まだ夕暮れにもなってないというのに、
睡眠不足のツケが早くもやってきました。
下りで一瞬でも意識を失えば、大事故に直結します。
そこで……。
d0211129_20235357.jpg
道ばたのベンチで寝ることにしました。
恥も外聞もありませんが、
事故を起こすよりマシです。
まだ16時前。こんな時間に仮眠してるようでは
完走はかなり危ういと分っているものの、
眠気の対処は寝るのが一番です。
「強強打破」や「メガシャキ」は
なるべく飲まないようにします。
飲むと効くのですが、効くまで時間がかかるし、
一度飲んでしまうと、二度目は効果が
薄れる気がします。

前回は長野原で通行止めの報に接し、
DNFを決意しました。
今回、その長野原を前にして、眠気に襲われてしまい、
早くも完走に黄色信号が……。

僕は再起動できたのか?
またDNFなのか?

続きは次回ということに
させていただきたいと思います。
by cyclotourist | 2013-08-18 20:37 | おしらせ | Comments(6)

SR600 Fuji:その1

こんにちは、田村です。

ここ数日、音信不通になってしまい、
ご迷惑をおかけした方には
あらためてお詫びいたします。

15日から、Super Randonnée Fuji
挑んでまいりました。
d0211129_196422.png
距離600kmで獲得標高1万m、
それが「SR600」。
パーマネントと呼ばれる常設コースを走る
ブルベです。
ランドヌール部門での制限時間は、
50時間+α(獲得標高による)。
SR600 Fujiは52時間です。
二日間と少しで、フツーだったら
一週間以上かけて味わいたい道のりを走り切るのです。

決まった日に開催されるブルベ(BRM)に対し、
パーマネントのSR600は、申請した好きな日時に
走ることができます。
ひとりでもいいし、仲間と走ってもいいです。

今年から国内ではじまったSR600ですが、
この富士と、北関東、そして日本アルプス
3コースが用意されています。

思い起こせば3ヶ月前……。

5月にSR600 Fujiに挑んだ僕は、
渋峠の通行止めであえなく撤退。
たしかに通行止めだったのですが、
そこでDNFを決めたのは、ひとえに
自分の弱さゆえでした。
行程の三分の一に過ぎない地点で気力がなくなり、
渋峠にびびって撤退したのが
偽らざる現実でした。

あれから三ヶ月……。

その間、実にさまざまな出来事がありました。

盲腸で入院、退社と独立起業、盗難事件、落車骨折、
そし新生『シクロツーリスト』を刊行しました。

個人的な激動シーズンでしたが、
心のどこかで、常にSR600がひっかかってました。

走れなかった600km。
真価を試せなかったトーエイ・スポルティーフ。
僕を待っていたはずの峠を越えるために、
再び僕はSR600 Fujiにエントリーしたのです。

ブルベ完走の成否は、
事前の準備で決まるといって過言では
ないと思います。
自転車、装備、体調……なにより、
十分な休養と睡眠が必須です。
600kmのような長丁場となれば、
道中の仮眠場所の確保や
補給の計画なども欠かせません。

出走予定日は8月15日としました。
日本にとって特別な日ですが、たまたま
その前後は空いてる……はずだったのです。
d0211129_19361454.jpg
出走前夜、なぜか東京ドームにいる僕……。
娘が下手の横好きでやってる
チアリーディングの発表だったのです。
すっかり忘れていた(汗)。
ジャイアンツ・横浜戦の前座として登場した、
豆粒みたいな娘を探します……

ぶっちゃけ、東京ドームにいる
場合じゃないのに(泣)。

SR600 Fujiのスタート地点は東京の高尾です。
5時スタートに備え、八王子に宿を取っておいたのは
前回と同じです。

しかし、チアを見終わり、興味のない野球を
3回戦で切り上げ、自宅に戻り、それから自転車と装備を
持って八王子へ輪行……。
宿へ着いたのは、深夜0時でした。
d0211129_19455679.jpg
ホテルにて。
今回、ヘルメットを新調しました。
OGKカブトのKOOFUです。
実測193g。それまで使っていたヘルメットに比べ
100g以上も軽いのです。
これによって、大きく重い頭に依って生じる
肩凝りを減らす狙いです。

寝たのは1時、4時起床、なんとか5時に
高尾駅前のコンビニでレシートを受け取りました。

この時点で、「スタートする」という
最大級の峠を越えたとも言えますし、
最大のDNF要因でもある寝不足を抱え込んで
しまったわけです。
d0211129_19492721.jpg
なんと、同時刻にSR600へ挑む方が!
共に健闘と安全を祈りつつ、
相次いで走り出しました。
d0211129_1950223.jpg
秩父着8時30分。
前回とほぼ同じです。
そもそも、同じ5時スタートでよかったのかという
疑問もありますが、限られたものながら
前回の経験を活かすために、同時刻スタートと
しました。

前回は強い向かい風に遭遇しました。
そして今回は……暑さです。

分り切っていたのに、
やはり暑い。そして日が高くなると共に、
はなから限られている体力と時間を
容赦なく削ぎ取っていくのでした……。


ここまで書いて、なんだかもう
思い出と疲労で押しつぶされそうなので、
続きは次回、ということに
させていただきたいと思います……。
by cyclotourist | 2013-08-17 19:59 | Comments(7)

全国のジュンク堂書店様で販売されます

こんにちは、田村です。

峠特集の『シクロツーリストVol.10』は、
おかげさまで熱心なサイクリストのみなさまに
ご評価をいただきつつあります。
この場にて恐縮ですが、
あらためてお礼申し上げます。

ちなみに、3年前に刊行した第二号も
峠特集でしたが、そちらは「峠100選」でした。

最新号の「峠200選」と合わせてお読みいただけると、
実に300以上もの峠の情報がわかりますよ。

今回の峠特集号は、
「手に入りづらい!」と多くの方から
ご叱責をたまわっているのも事実です。
私の努力不足と見込みの甘さゆえであり、
まことに申し分けありません。

そんな状況ですが、光明が見えつつあります。

ジュンク堂書店様・丸善書店様が
全国的にお取り扱いを開始されます!
14〜15日以降、下記の各店舗様に
『シクロツーリストVol.10』が並ぶ予定です。

旭川店
丸善札幌北一条店
札幌店
弘前中三店
盛岡店
仙台TR店
仙台ロフト店
仙台本店
松戸伊勢丹店
大宮高島屋店
池袋本店
渋谷店
吉祥寺店
丸善多摩センター店
藤沢店
岡島甲府店
MJ新静岡店
丸善松本店
名古屋店
ロフト名古屋店
丸善名古屋栄店
京都店
MJ梅田店
梅田ヒルトンプラザ店
大阪本店
天満橋店
千日前店
難波店
西宮店
芦屋店
三宮駅前店
三宮店
姫路店
岡山店
広島駅前店
M広島店
松山店
福岡店
大分店
天文館店(旧鹿児島店)
鹿児島店(かごしま2号店)
那覇店
丸の内本店新刊
日本橋店
ラゾーナ川崎店
お茶の水店
博多店
八尾アリオ店
津田沼店(新刊)
名古屋CP店
岡山シンフォニービル店
後楽園メトロエム店
丸善四日市店
奈良店
潟上店

お近くの店舗がございましたら、
どうぞ手に取ってご覧ください。
なお、各店舗様の在庫数は限られておりますので、
売り切れの際はご容赦ください。
現状、もっとも潤沢に在庫していただいてるのは
池袋本店様です。

今後とも、ひびき出版と『シクロツーリスト』を
どうぞよろしくお願いいたします。

*追伸
ご執筆者、ご協力各社にお送りした見本誌ですが、
何部かが、宛名ラベルがはがれてしまったことで
返送されてしまいました。
届いてない方がいらっしゃいましたら、
お手数ですがメールにてお知らせください。
再送いたします。
by cyclotourist | 2013-08-13 09:39 | 製作中 | Comments(13)

木崎湖サイクリストミーティング2013

こんにちは、田村です。

猛暑と豪雨、おかしな天気が
続いてますね。みなさんどうか
ご自愛ください。

こんな夏、少しでも爽やかに
過ごしたい貴方様にお知らせがあります。

木崎湖サイクリストミーティング2013」という
イベントが開催されます。
d0211129_1723522.jpg
2013年8月31日(土)~9月1日(日)の
開催です。
このイメージビジュアルでお判り(?)のように、
自転車と二次元カルチャーを融合させた、
新しい切り口のイベントです。

あの木崎湖を舞台として、
木崎湖を愛するクリエイターやサイクリストが
集まって、みんなで楽しい時間を過ごそうよ、
というご趣旨です。
スタンプラリーや、木崎湖を舞台としたアニメの
作り手さんによるトークショー、
サイクルウェアや関連図書の販売、
マキノサイクルファクトリー坂西氏による
スキルトレーニングなども
予定されており、個人的にも参加したいなと
思っていたところ……

不肖ワタクシめも何か話すことになりました(汗)。

しかし、なにを話せばいいのやら……。
信州のコース事情は地元の方のほうが
くわしいですし、出戻りアニメファンの僕が
お歴々を前にして話すこともないですし、
自転車の専門家でもないですし……。
やっぱり、盲腸とか盗難事件とか骨折とか、
無謀な起業についてになるのでしょうか(恥)。

イベント自体は無料で参加できます。
どなたでも、どんな自転車でもOKとのこと。
街にいて茹だっているよりも、
涼しい木崎湖で遊びましょう!

このイベントをプロデュースされたのは、
「キャラクタースポーツ事業」を展開する
アウローラ社のSさんです。
Sさんとは去年の600kmブルベでご一緒し、
ともに完走の喜びを分け合いました。
そんな縁で、今回のようなイベントにも
お声がけいただいた次第です。

長野から嶺方峠越えで行くもよし、
「あずさ」で好きな駅から走るもよし、
ご自宅から自走してもよし!?

今月末は木崎湖で会いましょう!

追伸
とはいうものの、首都圏から
木崎湖はけっこう遠いです。
そんな貴方は、下記のバスツアーの
ご利用を検討されてはいかがでしょうか?
http://ameblo.jp/fortunebike/entry-11585886377.html
フォーチュンバイク様の主催です。
自転車も載せてくれますよ!


【今日のひびき出版】
おかげさまで、全国各地のお取り扱い店様から
『シクロツーリストVol.10』の
おかわり受注をいただいております。
ご注文いただいたら即発送が
弊社のモットーです。
(フツーそうか)
d0211129_17271719.jpg
局地用移動メカを操る
弊社ロジスティクス担当部長です。
d0211129_17285454.jpg
当社専用窓口で
大切な荷をあずけます。
10冊以上ご注文の場合、
遠方でも送料は当社持ちです。
d0211129_17322783.jpg
復路は部長自らが搭乗し、
空荷で移動するような
非効率な運用を回避しております。
ガリガリ君を与える高待遇によって
労使間のトラブルは皆無です。

こうした万全の出荷体勢で、
『シクロツーリストVol.10』のご注文を
心よりお待ちしております!
by cyclotourist | 2013-08-11 17:36 | Comments(8)

納品サイクリング

こんにちは、田村です。

もう言うまでもないですが……
暑いですね〜。
国内で6年ぶりに40℃越えで、
この夏いちばんの暑さとのこと。

こんな日は部屋でアニメか
「艦これ」にかぎるよね〜と、思いつつ……

極々零細出版社としましては、
週末でも猛暑でも、動ける時は動きます!
d0211129_173002.jpg
当社が誇るエコロジーな納品車両に
15冊の『シクロツーリストVol.10』を搭載。
専用キャリアへの固定には廃チューブを採用し、
環境に最大限の配慮をしております。
d0211129_17352292.jpg
ガリガリ君で熱中症対策に
留意しつつ、
法定速度以下で運行。
d0211129_17364479.jpg
不忍池です。
ハスが茂って水面が見えませんね。
d0211129_17381646.jpg
一件目の納品先、東京は浅草の
オオマエジムショ様でございます。
「ツール取材お疲れさまでした」
「戦車見たよ、戦車。地図に無い道がコースでさ……」
「お店のほうはどうですか?」
「売れてるのは『シクロツーリスト』だけだよ!」
「……(いま納品したばかりじゃん)」
d0211129_17395383.jpg
ちょうど納車されるところだった
アプレ号を拝見。
キャリアやポンプをのぞいて、
ほぼ現行部品で構成しつつ、往年の
旅行車らしい風格にあふれた一台でした。

「シクロツーリストさあ、次は出るの?」
「出ますよ……きっと初冬には」
「確率は?」
「……」

編集者としても、サイクリストとしても
大先輩である大前さん。すべてお見通しな
感じが怖いです(汗)。

さて、引き続き東へ向けて走っていくと……
d0211129_17465360.jpg
スカイツリーのお膝元、押上です。
こう目の当たりにしても、巨大過ぎて
CGのようです。僕はまだ入ったことがありません。
d0211129_1748592.jpg
ガリガリ君、二本目。
都内はコンビニが途切れずにあるので、
助かりますね。
こんな日も開催されてるブルベがあり、
知人も出てるので、心配になってきます。
僕も来週はSR600に再挑戦する予定。
熱中症対策に思いを巡らしながら
江戸川区の裏道を走っていると……
d0211129_17502284.jpg
ありふれたマンションの駐車場に、
ありえないものを発見!
海自の哨戒機、P2Vの機首です。
一般人に払い下げしてくれるのでしょうか?
マンションの住人なら見学できるのでしょうか?

ほどなくすると、荒川の手前です。
目的地は、オリジナルのチタンフレームなどで
知られる、ライトサイクル様です。
d0211129_17582272.jpg
『シクロツーリスト』を
納品させていただきました。
d0211129_1758412.jpg
「いいねえ、いいねえ」
さっそく読みふける
店主の高橋さん。
「この峠を走った時は手が痛くなったねえ」
「ここは“ニューサイ”の峠号でも……」
「いや〜この本は喜ぶお客さん多いよ」

ご注文、感謝の念に耐えません!

こうして、いままで空白地帯だった
東京の下町エリアにも、二軒の販売店様が
誕生しました。
お近くにお越しの際は、
ぜひお立ち寄りください!
すてきな出会いと発見が待っている
お店ですよ。

池袋〜浅草〜江戸川、そして池袋まで
距離30kmほどのサイクリングでした。
趣味と仕事を見事に両立したビジネスモデル……
といえるのではないでしょうか(笑)。

それにしても……暑かった!

追伸
先日、今野製作所様に納品した『シクロツーリスト』ですが、
ご好意でケルビム青山店様にも
置いていただいております。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
by cyclotourist | 2013-08-10 18:09 | おしらせ | Comments(11)

お取り扱い店が増えました

こんにちは、田村です。

暑い日が続きますね。
夏のサイクリングは峠に限る……とはいうものの、
みなさま熱中症などには
十分ご注意ください。
あんまり暑い日は、
『シクロツーリストVol.10』峠特集号で
机上脳内サイクリングを楽しんでくださいね。

販売店様が少なくてご迷惑をかけている
『シクロツーリストVol.10』ですが、
本日あらたに、ふたつのお店に
納めさせていただきました。
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東京は池袋のジュンク堂書店様です!
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2階の自転車コーナーに
面陳していただいております。
僕の地元でもあり、日頃から愛用している
書店様です。池袋にお越しの際は、
どうぞ足を運んでみてください。自転車本はもちろん、
ホビー系の書籍が大充実のフロアですよ。
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そして、我らが聖地、秋葉原にそびえる
書泉ブックタワー様にも
『シクロツーリストVol.10』が登場です!
4階実用書コーナーをお訪ねください。

さらに本日、あの三船雅彦さんの
オンラインショップ「massa's selection」様宛に
発送させていただきました。
アスリートやランドヌール御用達の
高性能アイテムが並ぶなかに、
『シクロツーリストVol.10』も混ぜていただけるとは
光栄です。
基本、ツーリスト向けの本ですが、
ヒルクライム好きのレーサーにも
役立つ内容ですので、買ってソンはさせませんよ〜!

入手困難でご迷惑をかけている
『シクロツーリストVol.10』ですが、
少しずつお取り扱い店様が増えております。

全国のサイクリストのみなさま、
どうぞよろしくお願いいたします。
by cyclotourist | 2013-08-08 15:47 | おしらせ | Comments(8)