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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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カテゴリ:おしらせ( 457 )

バイクパッカー実践

こんにちは、田村です。

モノ頼みの物欲オジさんにも
春がやってきました。
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新しい自転車と新しいバッグが可能にする、
「バイクパッキング」という
新しいキャンプツーリングのスタイル。

アピデュラのバッグにキャンプ道具一式を積載し、
近場を10kmほど怪しく走ってみたのですが、
さすがに大型サドルバッグは揺れますね。
発進時や立ち漕ぎ時は気になります。そこで……
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サドルバッグが当たるシートステー部に
ゴムを巻いてみました。
タイヤからはがしたトレッドゴムです。
(モノによっては、はがしやすい)
これによってサドルバッグがズレにくくなり、
揺れをかなり抑えることができました。
見た目的にはアレですが、とりあえずヨシとします。

しかし、時あたかも小学校は春休み。
娘が家でゴロゴロしている今日この頃です。
妻も(妻「が」?)働いているので、プチニートの自分は
子守りを厳命されていたのですが、
「お願い、一泊だけ。二日目はなるはやで帰るから」と
泣訴哀願して外出許可をもらい、
いそいそと出かけてまいりました。

積載したキャンプ道具は前回のブログどおりです。
冬用のシュラフが見つかったので、
それだけ詰め替えました。
もちろん、リュックは使わず、すべての荷物は
アピデュラの各バッグとジャージのポケットに収納。
総重量15kg少々に収まった
バイクパッカーの小さな旅がはじまるのです。
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めざしたのは、またも大洗(汗)。
今回は筑波を経由してみます。
不動峠、風返峠、道祖神峠という
筑波の三大峠(?)を盛り込んだ野心的な160kmコースです。
いずれも300〜400m程度の峠ですが、
従来のキャンプツーリングなら絶対に
走ろうと思わなかったコースです。
そもそも、自宅から自走でキャンプツーリングするのは
二十年ぶりです(たぶん)。
最近も年に一、二回はキャンプしてましたが、
いずれも輪行スタート。
あの重装備で都市部を走るのはイヤですからね。
もっとも、その輪行も従来スタイルでは
超大変だったわけですが。
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草加まで北上してから東へ。
三郷のあたりで江戸川を越えます。
菜の花の香にむせます。
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新大利根橋を渡り、
茨城県に入ります。
向かい風基調であまりペースは上がりませんが、
春らしい穏やかな気候です。
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とある学園都市を突っ切ると、
筑波山がくっきり見えてきました。
これまで、こうした交通量がある道をキャンピングで
走るのは非常に緊張しました。
左右に張り出したサイドバッグが気になりますし、
路面のちょっとした凹凸にハンドルが取られがちです。

しかし、今回のバイクパッカースタイルだと、
左右への張り出しがないため、いつもと
ほとんど同じ感覚で走ることができます。
発進時に、ギヤが少し重い印象があるくらい。
15kgていどの重量は、日帰り装備のランドナーと
だいたい同じくらいですから、
ロードらしい軽快感は薄れるものの、
走りづらいということはまったくありません。
自分がキャンプツーリングしているんだということを
忘れてしまうくらいです(笑)。
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つくばりんりんロードを経由して、
どんどん筑波山に近づきます。
廃線跡の自転車道路は気持ちがいいですね。
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北条の街から峠路に入ります。
平日なのにロード乗りがちらほら。
勾配6〜8%くらいを淡々と登ります。
坂だから汗もかきますが、ギヤが足りないということはなく、
それなりにスイスイと進んでいくことができます。
従来型キャンピングだと、フロントトリプルのお世話に
なったものですが、36×28Tで十分に進みます。
ときおりダンシングを交えても、いやなバッグの揺れや
フレームのたわみは感じません。

キャンピングこそ、実はフレーム剛性が重要なので、
CAAD12のような高剛性アルミフレームが
ふさわしいのかもしれません。
こんなレーサーをキャンピングとして使ってるのは
我ながらなんだかなあ〜とも思いますが(汗)
相性はバツグンです。
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不動峠で道が分岐します。
北上する道に入って風返峠へ向かいます。
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風返峠についたのは13時すぎ。
現地標識だと「し」の送り字が入るんですね。
自宅を7時前には出て、
ようやく走行距離は100kmほど。
重さはさほど苦になりませんが、弱い向かい風のせいで
だいぶ時間がかかってしまいました。
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転げ落ちるような激坂を
ディスクブレーキに感謝しつつ下り、
石岡側のふもとに出ます。
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展望が広がる区間も。
北関東らしいのびのびした景観です。
直線的な下りになると、自分でも時速50kmは
出てしまいますが、走りは安定感を失いません。
荷物の分散搭載でバランスがよい効果か、高速でも
不安はありませんでした。
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セイコーマートを見つけて休憩。
思わず例の豚丼を食べてしまったのですが、
さすがに時間が気になります。17時までが、
大洗キャンプ場の受付時間なのです。

そこで、道祖神峠は割愛し、国道6号に出て
とっとと大洗へ向かうことにしました。
走行距離は減りませんが、獲得標高が減るので同じことです。
珍しく身の丈にあった冷静な判断が出来ました。
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傾き出す日差しに少し焦りながら、
せっせとペダルを回します。
自分と自転車の影を見て、そういえばキャンプ道具積んでんだなと
思い出すくらい、もう違和感がありません。
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向かい風成分が強く、
涸沼にもさざ波が立ってます。
走り心地にはすっかり慣れましたが、
バッグが推進力を発揮するわけではないので
(なんかバーニアとか補助ロケットっぽいですが。笑)
やっぱり疲れてきます。たかが150km、とか
思いそうになるときもありますが、やっぱり100km以上は
立派なロングライドです。ワタクシごときが疲れるのは
当たり前でしょう。
「大洗に帰ろう、大洗に帰ろう……」と
心の中でつぶやきながら、トボトボ進みます。
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16時20分くらい、
ようやく帰ってきました(笑)。
10日ぶりの大洗です。
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大洗磯前神社の裏手にある
大洗キャンプ場へ。予約不要と聞いてましたので、
居合わせた管理棟のおじさんに
「今晩よろしく〜」と声をおかけすると
「明日は休みなんで、今日は泊まれないよ」と
衝撃の事実。今日は火曜日。水曜日が休場日とのこと。

我ながら、う・か・つ。

聞けばビーチのほうにもキャンプ場があるとのことで、
電話番号を教えてもらい、さっそく電話。
そちらの大洗サンビーチキャンプ場も
17時まで受け付けてるそうで、あと20分……。

電話、誰も出ないし〜。
「近いから、行ってみれば大丈夫だよ」とのこと。
その言葉を信じたいので信じて、
再びマリンタワー沿いの道に出て、サンビーチへ。
国道51号の下、「潮騒の湯」の奥にある
大洗サンビーチキャンプ場へ滑り込みます。
17時まであと数分、間に合った……
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「本日の業務は終了しました」
無情な札が下がる管理棟……。
受付は16時までだとか。
ここまで来て、輪行で日帰りとか悲しすぎるし、
さりとて、この歳でガチのステルスキャンプも
ためらわれるし、うっかりブログにも書けません。

ふと、終了札を見ると、管理人さんの携帯番号が
書いてありました。
一縷の望みをたくし、プルプルと電話すると
「……はい」
「管理人さん好きじゃ〜、じゃなくて、キャンプさせてください!
お金は明日払いますから、お願いします、お願いします!」
「……いいですよ」
 やった。
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松林のなかの
海を見下ろすキレイなキャンプサイトです。
さっそくバッグから装備を取り出し、
設営します。
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自立型のテントなので、
ものの2分もあれば完成します。
アライテントのトレックライズ0という定番モデルです。
もう7、8年くらい、とても満足して使ってます。
1300gくらいあり、今はもっと軽いのもあるみたいですが、
自立式、ダブルウォール(フライがある)、長辺に入り口、
インナーがメッシュじゃない、という自分の希望を
満たしているテントは他に見当たりません。
知ってたら教えてください。

なにはともあれ、マットやシュラフ、火器を放り込んでひと段落。
まさに「帰ってきた」感が湧いてきて安心です。
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「潮騒の湯」に入ってサッパリ。
劇場版のサービスシーン(?)を思い出しますね。
洗い場でも「ダー様が……」「プラウダの……」とか、
ガルパンおじさんたちの会話が飛び交ってました(笑)。
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ウスヤさんへ買い出しに。
串カツやメンチカツを10点くらい大人買いしても
800円というリーズナブルさ。
住みたい街ナンバーワンですね。
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夜の静かな商店街もいいものです。
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キャンプ場から1kmも
離れてないところにセイコーマート。
至れりつくせり。
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すっかり暗くなった
キャンプ場に戻ってきました。
ランタンの灯りに浮かぶテントはいいものです。
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ひとり楽しく晩酌。
料理しないんならバーナーなんて
いらないじゃん、という突っ込みは甘んじて受けます(汗)。

潮騒はともかく、国道が近いこともあって
あまり静かなキャンプ場ではありませんでしたが、
買ってきたビールが空になる頃には
いい具合に酩酊状態。
気温5℃くらいまで下がったと思いますが、
ジャージの上にレインジャケットを羽織って
テントに入ってれば快適でした。
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輪行袋を枕に就寝。
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6時前に起床。
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魚肉ソーセージを
トッピングした華麗なカップヌードルと、
ツマミの残りが朝食。
こんなモノを食べるためにバーナーを
持ってきたのかと言われると赤面するしかありませんが、
さりとてまったく火器がないのも
キャンプっぽくないですし……。
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撤収します。
順次、シュラフやフライシートなどを干しながら
収納していきます。
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管理人さんがいらっしゃらないので、
とりあえず近場サイクリングに出かけます。
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那珂川を越えて、ひたちなか市へ。
バレー部のお二人がお出迎え。
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サイクリング仲間のトシさんが
「渋い」と教えてくれた那珂湊駅へ。
微妙な萌えキャラが地元物産をアピール。
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駅舎も渋いけれど、
留置されている車両がいろいろ渋い。
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キハ20……
自分よりお年を召した気動車です。
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那珂湊の街をしばしポタリング後、
また大洗へ。9時頃キャンプ場に戻ったら、
ちょうど管理人さんがやってきたので、
利用料をお支払いしつつ、突然の利用を謝しました。
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大洗駅へ。名残惜しいのですが、
二日目はトッとと帰ることを条件に許された
プチ家出でしたので、輪行します。
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そして、このバイクパッカースタイルの
走行性と並ぶ利点が、輪行のしやすさだと思います。
それを確かめるためにも、輪行です。
ちょうど列車の時間にも間があり、
各作業工程の写真を撮ったので、紹介します。
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サドルバッグと、ハンドルの
GPSとライトを外します。
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輪行袋はSL-100。
今も理想的な輪行袋だと思います。
これとフレームカバー二枚、サドルカバー、
エンド金具をひとまとめにしてます。
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エンド金具のスペーサーと、
ブレーキパッドのスペーサー。
油圧ディスク&エンド幅135mmの輪行で必需品。
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サドルバッグ以外は付けたまま。
サドルにカバーを被せ、
シートチューブとトップチューブにカバーを巻きます。
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パッドにスペーサーをセット。
パチッとはまります。これで、
パッドが締まって開かなくなる事態を防ぎます。
以前も書きましたが、
やっぱり「ディスクは輪行できんの?」という
声を聞くので、もいっかい紹介しておきます。
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エンド金具にもスペーサーを入れ、
幅135mmに対応させます。
チェーンを通してからセットすると、
チェーンにテンションがかかってフレームに触れません。
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エンド金具で立たせた状態。
前回の輪行で、リアディレイラーのアウターが
地面に触れて怖い(調整ボルトが折れそう)と書いたところ、
ベロクラフト大槻さんが手を加えてくれました。
アウターをノコン式の分割式に交換することで、
よりスムーズなカーブとしつつ、長さを縮めてくれました。
これでエンド金具で立たせてもアウターが
地面に触れなくなりました。
これぞプロの配慮ではないでしょうか。感謝です。
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車輪でフレームを挟みます。
ディスクローターは左右とも外側。
予想どおり、フレームバッグに当たりますが、
カバーしているので問題ありません。
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できました。
フツーのロードと、手間は変わりません。
従来型のキャンピングだと、キャリアの脱着や
バッグの持ち運びにそれはそれは難儀したものですが、
バイクパッカースタイルなら、いとも簡単でした。
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グローブはフォークにはめておきます。
万一、何かに触れても(相手に)大事ないように。
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縦型輪行袋の空きスペースを利用して、
ヘルメットを入れ込みます。
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準備完了。
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とおりすがりの同好の士に
撮ってもらいました。
輪行袋を肩にかけ、サドルバッグを片手に。
歩きやすく、改札を通るのも楽でした。
キャンプツーリングでこれほど
輪行が簡単にできるとは、あらためて驚きます。

こうして、一泊二日ならぬ一泊1.5日くらいの
小さな旅は終わりました。

これまでのサイドバッグ式キャンプツーリングは、
準備も輪行も走行も、大変に手間がかかるものでした。
それゆえ、キャンプ場では楽しいひと時を送ることが出来ましたが、
一泊くらいの日程では出かける気になれず、
できれば二、三泊はしたいと思ってました。
で、実際はなかなか休みを取れないので、
ますますキャンプツーリングと縁が遠くなりがちでした。

そのすべてを良い方向に変えてくれるのが
今回のようなキャリアレスの
バイクパッカースタイルだと思います。

キャリアがないから軽い、
キャリアがいらないからロードでもMTBでも可能。
(ツーリング車にも応用できるでしょう)
軽いから走りも輪行も楽。
だから、一泊とか限られた日程でも
気負わずに出かけることが出来ますし、
自走メインのロングライドでも、
キャンプツーリングを「やる気」にさせてくれます。

この新しい可能性を、
今後も体験していきたいと思います!
by cyclotourist | 2016-03-30 18:52 | おしらせ | Comments(10)

「バイクパッキング」入門

こんにちは、田村です。

近年、大容量のサドルバッグを
見かけることが多くなりました。

ロングライドやブルベでは、以前から
オルトリーブのサドルバッグLが定番でしたが、
より大容量のサドルバッグが、各社から
登場しております。
アピデュラ、レベレイト、スエウなどなど、
最近ではついにジャイアントからも登場しましたね。

サドルバッグに加え、フレームバッグ、フロントバッグも
同一ブランドで揃えることができるようになり、
キャリアやリュックを使わなくても
キャンプツーリングができる……らしいです。
また、そうしたスタイルが「バイクパッキング」と
呼ばれています。

「バイクパッキング?……輪行のこと?」とか
思ってしまいそうですが、
バックパッカーとか、バックカントリーでのMTB遊びとか、
そうした流れから出てきたスタイルのようですね。

ロングライドやブルベでは、さほど大容量のバッグを
必要としませんが(自分の場合)、
キャンプツーリングができるほどの容量が
「バイクパッキング」で本当に稼げるなら、
試してみたいなあと思っておりました。
そして先日……
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アピデュラのバッグを購入。
さっそくキャノンデールCAAD12 DISCに
装着してみました。
購入したのは
サドルバッグレギュラー
ハンドルバーコンパクト
フレームバッグスモール
トップチューブパックラージ
です。
総計で4万円以上の出費となりますが、
キャリア類がいっさいいらないため、
従来型の前後大型キャリア+4サイド+フロントバッグの
キャンプツーリングに比べて
必ずしも高価な投資が必要とはいえないと思います。
「キャリアレス」であることが、このバイクパッキングスタイルの
大きな特徴ではないでしょうか。

ちなみに、アピデュラやレベレイトデザインのバッグは、
オルタナティブ バイシクルズさんという
川口にある会社が輸入代理店をされています。
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独特の迫力を醸し出してます。
アーマードパックを装着したバルキリーというか、
ガルパン劇場版で大活躍のBT-42というか……
見慣れてないスタイルなので
違和感があるのは否めませんが、
モノトーン基調のバッグと黒いフレームが
それなりに似合ってるような?

あらかじめ、特定のバッグを付けるように作ってもらった
トーエイやマキノのオーダー車に付ける気にはなりませんが、
こうしたメーカー車なら、なんでもアリだと思えてしまいます。
ロードバイクといっても、僕にとっては
実質的にツーリング車ですから。
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ハンドルバーバッグ。
左右ともロールアップなので、
構造的にはタダの筒です。従来のフロントバッグのように、
乗車中に荷物を出し入れすることはできません。
収納スペースと割り切ったデザインです。
前面のドローコードは、外したグローブの固定などに
便利そうですね。
取り付けは、ハンドルにラダーストラップを
通すだけのシンプルな方法。
自分のCAAD12 DISCはヘッドが短いため、
タイヤとの干渉を防ぐため、コンパクトタイプを選びました。
これで最大容量9リットルとのことですが、
ドロップハンドルの場合、
左右をかなりロールアップしないと干渉するので、
実質的な容量は半分くらいでしょうか。
バッグの実測重量は220gでした。
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フレームバッグです。
スモールでも長さ44cmあり、50サイズのフレームにぴったり。
ボトルケージも残したかったのでコレを選びましたが、
前三角ぜんぶを埋めるような形状のバッグもあります。
取り付けは、上部が幅広のベルクロ、前後がラダーストラップ。
このフレームが角張っていることもあって、
フィット感は良好です。
容量は5.5リットルとのこと。
実測重量は130gと、カタログスペックより軽量でした。

デッドスペースともいえるフレームの三角内を使うことができ、
重量的にもバランスのよい位置にあるフレームバッグですが、
フレームサイズや形状の影響によって、
取り付けの可否が制限されるのが難しいところですね。
ちなみに、ドリンクボトルを取り出しやすいよう、
一方のケージは、横から引っ張り出せるタイプに変更しました。
また、大きなボトルは入らなくなってしまったので、
夏場は給水に気を使いそうです。
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トップチューブパックです。
こちらは取り付けスペースに余裕があるので、
容量1リットルのラージタイプを選びました。
実測重量は75g。
使ってる方が多いトップチューブパックですが、
おもな用途はGPSへの給電と補給食入れでしょうか。
自分のGPSは乾電池タイプで給電が不要なことと、
補給食などはバックポケットに入れればいいので、
これまでトップチューブパックはほとんど使ってませんでしたが、
(いくつも試しに買いましたが)
今回は「せっかくなら」ということで買ってみました。
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そして、圧倒的な存在感がある
サドルバッグ。このレギュラーサイズで
容量は17リットル。もっとコンパクトなタイプもありますが、
キャンプ装備の主要な搭載スペースになるので、
大きなものを選びました。
実測重量は375g。
固定方法は、サドルレールにストラップベルトを通しつつ、
シートピラーにベルクロを二本巻き付けます。

オルトリーブの場合、樹脂製のアタッチメントと内部プレートによって
がっちりサドルバッグが固定され、ダンシングしても
あまり揺れないよう洗練されているのですが、
アピデュラのようにベルトで固定するタイプだと、
どうしても揺れが大きくなりますね。
もっとも、これだけ大きいサドルバッグだと、
アタッチメントだけでは不安な気もします。
実際の運用を経て、改善したいと思ってます。

アピデュラのバッグは、いずれもナイロン製なので
軽いのが最大の魅力です。
生地に防水性はあるそうですが、裏側にシーリングがないので
完全防水とはいえなそうです。
(防水タイプも発売されました)

自分が購入した、ハンドル、トップ、フレーム、サドルの
バッグ4点セットの実測重量合計は800gでした。

愛用していたオーストリッチの帆布製バッグだと、
サイドバッグひとつが880gもありましたから、
軽さという面では比べるのが可哀想なほど、
圧倒的にアピュデュラに軍配が上がります。
そして金属製のキャリアが不要ですから、
ますます重量面では有利ですね。

容量は、アピデュラの4点合計で32.5リットル。
これはハンドバーバッグを最大容量としてますから、
実質は30リットル以下ですね。
容量の半ば以上を特大サドルバッグで稼いでます。

一方の伝統的なキャンプツーリングスタイルだと、
自分のオーストリッチ製サイドバッグ4つとフロントバッグで
容量は64リットルに及びます。
いろいろ問題は多い4サイドスタイルですが、
やはり容量という面では圧倒的ですね。

そこで、アピデュラの4点セットに
ちゃんとキャンプツーリング道具一式が収まるのか、
試してみました。
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ハンドルバーバッグは、
自己膨張式のマットだけでほぼ一杯。
マットの重量は502g。
もっと軽量でコンパクトなマットも持っていたのですが、
パンクしたり保温力が乏しかったりしたので、
写真のモンベル製150cmの物を選びました。
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さすがにサドルバッグには
ガンガン入ります。
テント本体、シュラフ、クッカー類、
レインウェア上下とシューズカバー、
そして輪行袋一式です。

軽量志向で装備を考える場合、
個々の重量をちゃんと測っておくことが欠かせません。
あらためて測ってみると……
テント本体907g
シュラフ599g
ジェットボイル551g
レインジャケット326g
レインパンツ242g
シューズカバー130g
輪行袋一式416g
シェラカップ49g
計3220g

でした。サドルバッグの荷物としては
ちょっと過大ですね。
スペース的にも、サドルバッグの最大容量に近いので、
もうちょっと削りたいとこですが……。
便利なジェットボイルを諦めて、もっと軽くて小さな
火器にするか……悩ましいところです。
レインウェアをケチるのは怖いですし。
また、上記のシュラフは夏用なので、
冬でも使えるタイプはもっとかさばります。
これも持ってるのですが、どこへいったか見つからず(汗)、
夏用シュラフでは、今の季節は夜を越えられませんが、
とりあえず容量検討のために夏用を入れてみました。
なお、サドルバッグも上面にドローコードがあるので、
そこへ荷物を搭載することも可能ですが、
荷物を外付けすると一気に「家出」みたいな
放浪スタイルになってしまうので、自分は好みません。
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フレームバッグの中身です。
長さ43cmのテントポールが
ぎりぎり収まってホッとしました。
このテントポールの収納がいつもネックになっていたのですが、
これがキレイに収まるだけで、フレームバッグの
価値はあると思います。
空いたスペースに、LEDランタンや水ボトル、
ポケッタブルなリュックなども収めることが出来ました。
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トップチューブはおまけのような
スペースなので、とりあえずモバイルバッテリーや
サプリ、お財布などを入れてみました。

こうして各バッグにキャンプツーリング道具を
入れてみると、とりあえずなんとか収まることが
分かりました。
しかし、慧眼の読者さんならお分かりのように、
割愛しているモノがふたつあります。

それは、食料と着替えです。
4サイドスタイルなら、ある程度の食料と着替えも入るのですが、
自分のバイクパッキングスタイルでは難しそう。

食料は、夜と翌朝の分を現地調達。
そのため、一時的に増える荷物を背負うため、
ポケッタブルなリュックが必要なのです。
着替えは無視するか(汗)、コインランドリー利用ですね。
ちなみに、洗濯中はレインウェアを着て過ごすんですよ(笑)。

調味料もなく、火器も実質は湯沸かし専門なので、
キャンプ生活をじっくり楽しむ、というレベルにはなりません。
つまり、キャンプツーリングとはいえ、
かなり都市依存型とならざるを得ないスタイルです。
実際のところ、何日分もの食料を持って走る意味は
国内ではありませんから、これでも大丈夫、でしょう。
自転車で滞在型のキャンプ生活を
送ることもないでしょうし。あくまで走行重視です。

こうしたキャンプツーリングの本当のメリットは、
気が向いたところでテントを張ったところで寝る、という
自由度が高くて持続性のある(費用が抑えられる)
旅ができることですが、これも現実は難しいです。

昔は、河原でもどこでも「ステルスキャンプ」ができましたが、
最近では通報されそうですし、行うほうも怖いです。
また、こうしたバッグやギアを揃えるだけで、
まともな宿に何泊も出来る費用がかかってるので、
実は費用面のメリットもありません。

結局、好きだからキャンプする、自由な雰囲気を味わうために
キャンプする、というところだと思います。
あえて不便なことをしてニヤけるという、
倒錯した趣味ですね(笑)。いいんです、趣味だから。

さて、自重8.5kgのCAAD12にバッグを装備し、
とりあえずのキャンプツーリング道具一式を積載した
総重量は……
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15,4kgです。
十分に、快適なツーリングが楽しめる
重量に収まっているのではないでしょうか。
ちなみに……
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5年くらい前に
編集させていただいたムック
「自転車と旅Vol,2」(実業之日本社)さんで
紹介した自分の4サイドキャンピングは、
総重量35kgです。
自転車も装備方法も荷物量もぜんぜん違いますが
(数日分の食料と着替え、十分な火器も含んでます)
目的は同じわけです。
しかし、ロードでのバイクパッキングスタイルとは、
実に20kgもの重量差があるわけです。
半分以下ですよ!
これだけ違いがあると、走りはもちろん、輪行も
格段に楽になるのは間違いありません。

ロードでのバイクパッキングスタイルが、
実際のところ、どんな旅を体験させてくれるのか?
軽いだけで実は不便でキャンプが楽しめないのか、
それとも、キャンプツーリングの敷居が下がって
あらたな可能性が広がるのか?

まだ春浅い今日この頃ですが、
近日中に、出かけてみたいなと思っております。
家人のお許しがいただければ(汗)。
by cyclotourist | 2016-03-26 12:36 | おしらせ | Comments(6)

大洗日帰りサイクリング

こんにちは、田村です。

季節の変わり目だけあって
天候がめまぐるしく変わりますね。
わざわざ雨や強風の日に出かける気にはなりませんし、
仕事や家事の都合もあって、せっかくの新車
キャノンデールCAAD12 DISCも
玄関で待機中の日々……。

しかし、虎視眈々と、実施を狙っている計画がありました。
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大洗へ夢の自走往復です。
なんだかしょっちゅう訪れている大洗ですが、
片道自走、復路は輪行というパターンが主でした。
池袋から140km前後の距離があるので、
当然と言えば当然なのですが、
往復した場合の300km弱という距離は、
決して自走が不可能な距離ではありません。
これが400kmともなると、フツーは眠くなるので
道中一泊が必要となり、ブルベ以外で一気に
走ることはありませんよね。

そんなわけで、往路は利根川流域を走って潮来から北上、
復路は茨城の内陸部を南下する……という計画を立ててました。
反時計回りの周回コースです。

そしてようやく、丸一日自由になるタイミングが訪れました。
もちろん天気予報を確認。降水確率ゼロ。
さらに風予測を確認すると……
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茨城全域に渡って、
南東の風が基調です。
ついに、北風が息をひそめ、春の訪れです。
この風予測は33時間前から確認できるので、
サイクリングの前はいつもチェックしてます。

南東の風……風向きは、北と南が軸になるので、
フツーは「東南の風」とは言いませんね。

でも、「東南の風」という表現で有名なのは、
軍師・諸葛亮が赤壁の戦いで吹かせたというアレですね。
不意の東南の風に乗じて、曹操軍を火攻めにしたという……。

実際の赤壁の戦いは、周瑜とか黄蓋とか、
呉の武将が主役だったそうなので、
地の利がある彼らは、風向きが経験的に分かったのかもしれません。
昔、ゲームをきっかけにして三国志にハマっていたので、
「東南の風」というと、ちょっとグッとくる自分です。

神秘的な力も土地勘もない自分ですが、
風予測で東南の風が吹くと分かれば、
利用しない手はありません。
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周回方向を時計回りに変え、
コース自体も見直しました。
東京から見て、大洗が北東に位置し、往復する以上、
ずっと追い風を利用することが出来ません。
しかし、風に対してなるべく斜めになるような
コースを設定し、向かい風を防ぎたいところです。

そのため、往路はすなおに北東をめざし、
追い風成分が入ってる横風を期待します。そして
向かい風が強まるであろう、東へ向かう区間はぐっと縮めました。
もちろん、強風で知られる霞ヶ浦湖畔はパスです。
できることなら、ヨットのようにジグザグに進んで、
向かい風を揚力にしたいくらいですが、
道から外れることができない自転車には難しいですね。

復路は、往路と同じにしてしまうと
緩い向かい風の区間が長くなってしまいます。
そこで、序盤はやや強い向かい風を覚悟して北浦沿いを南下し、
それから南西へ向かうことで、
追い風成分が入ってる横風を
長時間にわたって受けることができるような
コースにしてみました。
こうすると、交通量が多い国道6号を走らないで
済むのもメリットです。
この東南の風バージョンの往復コースで、
距離は約270km。平均時速18kmを発揮できれば、
所要時間は15時間。ナイトランは覚悟の上ですが、
朝、そんなに早く出発しなくても、
午前様にならないうちに帰れそうです。

輪行であれば、追い風区間だけを走ることも出来ますが、
往復自走をめざすなら、向かい風も避けられません。
僕は向かい風が大の苦手なので、
追い風の成分が減っても、向かい風の区間を
短くしたいなと思ったわけです。
「東南の風」を利用した諸葛亮を彷彿とさせる、
見事なプランニングと言えなくもないような気がしないでも
ありません(汗)。
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朝7時すぎに自宅を出発。
序盤は信号が多くてペースが上がりません。
20km弱走って江戸川を渡れば、千葉県です。
このまま国道6号を進むのは避けたいので、
距離が少し伸びてしまいますが、
流山、守谷を経由して牛久に出ました。
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流鉄の流山駅です。
そういえば、この駅はアニメ【ろこどる】に
よく出てましたね。作中では「流川」でしたが。
なぜ実際の地名を使わなかったんですかね……。
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時刻は10時半、利根川を越えて
茨城県に入ると、ようやく
交通量が少なくなってきます。
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空からブオーンと鈍い音がしたので見上げると、
YS-11でした。とても懐かしい……。
自衛隊ではまだ現役なんですね。
周囲の音がよく聞こえるのも、
サイクリングの魅力でしょうか。
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北関東らしい平坦な地形が続きます。
風向きは予測どおり追い風含みの横風。
たとえ微風でも、追い風成分があると非常に助かります。
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牛久から先は、国道6号に乗ります。
ただ、写真のようなバイパス区間は
クルマが猛烈に飛ばして怖いので、避けていきます。
あと、国道6号沿いには、セイコーマートが存在しないのが
誤算でした。
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石岡、小美玉を過ぎ、茨城町に
入ったところで県道へスイッチ。
立派なお家や蔵が目に入ります。
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かと思うと、見事な編隊を組んだ
F-15が飛来します。百里基地が近いですからね。
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涸沼に到着。
このあたりは予測どおり向かい風でしたが、
小さな漁港が点在する長閑な風景に癒されます。
涸沼ではしじみが採れるそうです。
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14時40分頃、大洗に到着。
距離130kmを所要7時間でしたから、
平均時速は18.5kmほど。
風のおかげで、まずまずのペースです。
マリンタワーの下では、週末のお祭りに向けての
準備が着々と進んでおりました。
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郵便局でガルパン切手を購入。
娘のお土産にしましょう。
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金丸釣具店で砲弾型の浮きを購入。
お目当ては、おまけでいただけるクラーラのバッジです。
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こちらの喫茶店で
「ペパロニの鉄板ナポリタン」を食べるのが
今回の大洗訪問の目的だったりしましたが、
満員で準備中の札が……。
平日なのに、ガルパンおじさんの行動力は
恐るべし、ですね。まあ自分もそうなんですが(汗)。
ナポリタンは次に訪れた時のお楽しみということで、
大洗滞在は小一時間で切り上げ、家路につきます。
ちなみに、今日は輪行袋を携帯してません。
もってると、衝動的に使っちゃいそうなので(汗)。
おかげで、レインジャケットなど少々の防寒着を携えても、
サドルバッグMひとつに収まりました。
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鹿島鉄道に沿って南下。
やはり向かい風になり、速度が出ません。
無理すると自滅するので、時速20kmに届かない
スローペースに甘んじて進んでいきます。
たぶん、風速5mもないと思うのですが、
わずかでも向かい風だと、自分はまったく
速度を出すことができません。
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北浦の湖岸道路へ。
17時が近づくと陽も傾き、
ぐんぐん気温が下がります。
北関東の夜は思いのほか冷えるので、
夜が更ける前にどんどん南下したいのですが……。
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ちなみに、北浦は注ぎ込む小川が多く、
そのたびに小さな橋を渡るのですが、
そのたびに未舗装路が出現します。
ディスクブレーキだからと悪路に強いわけではないので、
慎重にのろのろ進みます。
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結局一時間くらいも
北浦沿岸を走ることになり、
17時半過ぎにようやく北浦大橋へ。
約1300mもある長い橋ですが、広い歩道があるので
安心して渡ることが出来ました。
プチしまなみ街道みたいです。
そして、この橋で進路が西へ変わります。
ついに向かい風とおさらば。自分のターン到来です。
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18時以降はライト点灯。
今回はVOLT800と300の二灯体制です。
ふたつ同時に点けることはないのですが、
一本だと点灯時間が足りず、予備バッテリーを保つくらいなら、
トラブルに備えて二灯にしたほうがいいかなと。

サイクリストは、メーテルのようにライト探しを続けるのが
大好きですが、最近はキャットアイのVOLTシリーズが
鉄板ですね。特に800の明るさは申し分なく、
コンパクトなのも魅力ですが、使用時間はもう一歩、ですね。
メーカースペックでは……

●VOLT800
ハイ:約2時間
ミドル:約3.5時間
ロー:約8時間

●VOLT300
ハイ:約3時間
ノーマル:約8時間

です。ローないしノーマルで、やっと一晩もつかどうか。
今回は、環境光がない細道でVOLT800のハイを30分ほど
それ以外はミドルとして使いましたが、
計4時間ほどでバッテリーがなくなり(カタログスペックより保った?)、
それ以降はVOLT300をおもにノーマルで使いました。

それぞれ、どのていどの明るさか気になりますよね。
そこで、新利根川沿いの細道に入り込んだ時に
比較のために撮影しておきました。ちょうど環境光がなく、
クルマが入ってこない未舗装路でしたので(汗)。
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いずれも露出を固定して撮影したので、
明るさの比較にはなると思います。
こう見ると、そして実際に点けて走っても、
VOLT800のハイは非常に明るく、照射範囲も広く、
悪路や速度が出るシーンでも、安心感は高いです。
ミドルでも実用的です。
しかしローは、暗すぎて闇夜では不安です。
VOLT300は、ハイなら800のミドルより明るく、
ノーマルでもそこそこの安心感はあります。

どちらも、配光は無難なデザインで、
中心部から周囲まで自然に光が拡散します。
EL540などは角形配光で、それも好きでしたが、
VOLTも必要にして十分ですね。
また、VOLTは本体を下にして取り付けることも
OKと明記されており、ハンドルの下に懸吊できるのが
便利です。
EL540は、防水のためか配光のためか、
本体を下にするのはダメとありましたから。
自分はVOLTをハンドルに下側に付けてますが、
そうするとハンドル上面がすっきりして握りやすい反面、
ライトのオンオフが少々しづらく、
電池残量を知らせるインジケーターが見れないのが不便でしょうか。

さて、闇夜で一人こんなことをしてるのは怪しく、
いい加減にしないと家にいつまでも付かないので、
ほどほどにして走り出しました。
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我孫子市に入るまで西向きに走り続け、
追い風の恩恵をたっぷりいただきました。
ほとんど無風に近いそよ風でしたが、
向かい風でないだけでも御の字です。
千葉県に入ったのは、もう20時40分でした。
夜は景色が分からないので、コンビニと標識しか
写真がありません(笑)。
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松戸から国道6号に入り、
しばらく進めば東京都に入ります。
もう22時過ぎ……。まあここまで来れば、
なんとか本日中には帰宅できるだろうと
胸を撫で下ろしていたら……
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痛恨のパンク。
ここまでの平均時速はちょうど18kmでしたが、
このパンク修理の間に17.7kmになってしまいました。
ほんと、停まるとあっという間に下がりますね。

結局、帰宅したのは23時30分で、からくも
午前様にならず。一部、アドリブでコースを変えたりしたので、
走行距離は288kmになりました。
これで、大洗は日帰りサイクリング圏内だと
自分自身に証明することが出来ました(笑)。

さて、キャノンデールCAAD12 DISCの印象は……
平地ロングライドでも、やっぱり優秀ですね。
アルミフレームだから体力が削がれるとか、
いっさいありません。
非力な自分が大洗往復できたのですから、間違いないところかと。
お尻が痛いとか、そういう路面からの突き上げに伴う
不快感もありませんでした。
前回の峠ランほど、ディスクブレーキの恩恵は
なかったかも知れませんが、やはり安心感は高いです。

ロングライドは決して運動強度が高くないので、
剛性とかハンドリングの応答性とかは、
正直なところ自分にはよく分かってません。
しかし、16時間以上も一緒に過ごして、
特に不満がないというのは、優秀な自転車なのでは
ないでしょうか。
26万円でここまで満足できるなんて、
最近のメーカー完成車は本当にすごいなあと
あらためて感じた次第でございます。

高い、重い、部品が少ないと、欠点が挙げられることも多い
ディスクロードですが(汗)、実際に乗ってみると、
ロングライドでは、メリットのほうが大きいでしょう。
少なくとも、体験しないで否定するのは
もったいないカテゴリーだと思いますよ。
by cyclotourist | 2016-03-18 14:17 | おしらせ | Comments(4)

【フィギュア作り】島田愛里寿 その2

こんにちは、田村です。

ここ最近、殊勝にも(?)
自転車ネタが続いておりましたが、
フィギュア作りもボチボチ進めております。

基本的に、自転車とフィギュアって、
趣味として相反する(?)要素が多いので
都合がよい面も悪い面もありますね。

天気がよい日はサイクリング、悪い日は
フィギュア作り。というのは都合がよいです。
サイクリングで疲れる足が、
フィギュア作りでは疲れないというのもメリットですね。

しかし、最近、都合が悪いと感じているのが、
目と指先の切り替えに時間がかかることです。

サイクリングだと視力の衰えを感じませんが、
フィギュアだと細かいところが見えづらくなってるので、
細部を作ったり塗ったりする時は
ルーペをかけるようになってしまいました。
すると、ルーペなしの時に、
どうも目の焦点がずれるようで、慣れるまで
自転車に乗るときはもちろん、日常生活でも
違和感があります。
指は……フィギュアを作ってると、時々は
指先を切ってしまい、まあすぐにふさがるレベルなのですが、
力を入れるのが怖いので、自転車に乗る気が薄れます。

だからナニ? と言われればそれまでなのですが、
系統の異なる趣味の両立は、
楽しくもあり、面倒なこともあり、ということで。
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さて、クラーラさんは
無事に塗装まで完了しました。
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やっぱり瞳の塗装が
うまくいきませんでしたが……。
三つ、同時に塗装したので、どれかひとつは
奇跡的に素晴らしく仕上がるかとも思いましたが、
不思議というか当然というか
三つともほとんど同じ仕上がりでした。

いつもは、イベント間際に慌てて塗装するのですが、
今回はそんな焦りがなく塗装できたので
楽しい工程ではありました。みっつ完成させて、
ひとつは声優さんの事務所に発送しました。
ちょっと、ファンとしては出過ぎた行為かもしれませんが(汗)
ちゃんと届いてればいいな〜。
もうひとつはイベント提出用として保管し、
ひとつは本棚に飾っております。
それを見た娘が「まあ、よくできたんじゃない?」と、
上から目線ながら、ほどほど評価してくれたのが
うれしいです(汗)。

さて、先月には次の写真くらいまで
カタチになっていた島田愛里寿たんですが……
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あらためて見ると……
あらためて見なくても、目の肥えた
方には一目瞭然なのでしょうが、
やはりヘンなところが多く、時間を見つけては
ちまちま直しておりました。

・髪がヘン
 →半分作り直しました。
・腰回りが太い
 →腰を削って、スカートを削って、ジャケットを削る
・スカートが長い
 →すそを切りました
・足のラインがヘン
 →どうしましょう……

などなど、他にも枚挙にいとまがないほど、
手を入れつつあります。
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膝下のボリュームを増やしつつ、
ブーツの厚みを上乗せ。
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面倒なのが、腰のボリューム。
要は、スカートを重ね、そのうえにジャケットを
重ねたので、その分、ブーデーに見えます。
これを直す場合、けっこう面倒で、
腰を削って、そのスペースを埋めるように
スカートを裏打ち。そうしてからスカートの厚みを削り、
その分、ジャケットに裏打ちし、
ようやくジャケットを削り込んでシルエットが
直せるという……。
手順が多いというか、パテの硬化時間によって
作業がなかなか進みません。
まあ、仕事の合間にやってればいいのですが、
なかなかスッキリしない工程ではあります。
しかも、スカートが薄いので、簡単に割れる(泣)。
そして、割れた瞬間にナイフが指を傷つけるという(泣)。
いかに、最初の見込みが重要かということですね。
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ブーツを作ります。
パターンの切り分けをカッターで
彫り込んだ後、細く伸ばしたエポパテを
ヒモとして乗せていきます。
こういうところにこだわると解像度が上がりそうですが、
自分としては苦手なところ……。
それっぽく見えればいいかなあ、というレベルです。
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現状です。思いのほか、
半月前と変わってません(泣)。
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ぼちぼち進めていくしか
ないですね〜。
by cyclotourist | 2016-03-07 00:37 | おしらせ | Comments(5)

トルクレンチ

こんにちは、田村です。

みなさんはトルクレンチを使ってますか?
最近のパーツやその解説書には、
ほとんど必ず締め付けトルクが書いてありますね。

丈夫な金属部品を金属部品に
取り付けることが多い自転車の場合、
わりあい無頓着に、なんとなくの感覚で
締めている方が多いのではないでしょうか。
もちろん、自分もそうでした(汗)。

しかし、最近のカーボンハンドルとかカーボンフォークだと、
ちゃんと締め付けトルクを守らないと、
割れることもあるそうです。
CAAD12ディスクを大槻さんに組み立ててもらった際も、
しっかりトルクレンチをお使いでした。
この自転車、ミドルグレードなのに、
フォークはブレードだけでなくコラムも
カーボン製なのです。
(エンドとディスク台座はアルミ)

最近のカーボンコラムは、さほど簡単には
割れないそうですが、経験豊富なプロでさえ
(プロだからこそ、でしょうね)
トルクレンチで締め付けトルクを守っているのを
目の当たりにすると、自分もそうせねばと
思ってしまいました。基本的に、素直なんですよ(笑)。

とりあえず、CAAD12ディスク標準装備の90mmステムを
100mmステムに交換したいのです。
これによって、サドル〜ハンドルの距離が
マキノ号やルックとほぼ同じになるからです

そこで、比較的近所にあり、気になりつつも
利用したことがなかった「ワールドインポートツールズ」という
工具屋さんに行ってみました。

僕はまったくと言っていいほど工具の知識がないので、
もう素直に「トルクレンチほしいのですが」と
店員さんに声をかけると、とても親切に
該当コーナーへ案内してくれました。

しかし、ガラスケースをのぞいてびっくり。
トルクレンチって、お高いんですね〜。
また、自転車に用いられる5とか6Nというのは
一般用途(おもにクルマ?)としては
非常に低いトルクとのこと。そのためトルクレンチに
あんまり選択肢がないそうで、
値が低いだけに、それなりの安物だと
正確なトルクが測れないのだとか。
どうもかなり高級志向というか、本物志向のお店のようです。
そんなわけで、もうお任せで選んでいただき、
思い切って購入したのがこちら。
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ノーバーというメーカーの
イギリス製の工具です。
13,800円もしました(汗)が、
これでも比較的お安いほうでした。
1〜20Nに対応するタイプで、長さは20cmちょっと。
手にすると、かなりずっしりとした重さと精密感があり、
昔のフィルムカメラのいいものを
手にしたときと同じような気持ちよさがあります。

で、「ノーバー」という会社ってナニ?
と思って検索してみたら、同社のホームページが
あったので、沿革を読んでびっくり。

ノーバーという会社は1942年に設立され、
その最初の用途は、マーリンエンジンの
ガスケットレスシリンダーヘッドを
正確に締めることだった、とあります。

あの名機、スピットファイヤやモスキートの
エンジンに使われていたんですね!
なんとも輝かしい歴史を持つトルクレンチメーカーです。
すばらしい。プチ・ミリオタの自分としては、
急に愛おしく感じてしまいます。

ちなみに、ガルパン劇場版で脚光を浴びた
センチュリオン戦車のエンジンは、
マーリンの車載型だそうです。
空でも陸でも活躍した、すごいエンジンですね。
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そんなトルクレンチをさっそく使って、
ステムを交換いたしました。
123gと軽い割に安い(4000円)
KCNCのアルミ製ステムを採用。
しかし、外したキャノンデールロゴ入りの
ステムの重量を測ってびっくり。
こちらは107gしかありませんでした。
長さを10mm長い物にしたとはいえ、
わざわざ交換して重くなったのは
ちょっと悲しいですね。ちょっとだけですが。

で、トルクレンチ自体は、問題なく使うことができました。
グリップ下部のダイヤルを回して規定トルクにセットし、
それで締めれば、規定トルクに達したところで
「コクッ」とクリック感があり、そこで止めるだけです。
ステムの規定トルクは5Nだったのですが、
これって大したトルクは要らないんですね。
グリップが長いこともあって、あれ、もう?
って感じで、規定トルクに達します。
感覚的に締めていると、締めすぎることが
多いのが分かった気がします。

なお、トルクレンチは内部のバネを締め付けることで
任意のトルクを設定できるのですが、
使わないときは、ダイヤルを回して
負荷をかけない状態にしておくそうです。
そうでないと、バネが狂ってくると
お店の方が教えてくれました。
また、緩める際は使わない、とのこと。
言われてみればそうですね。
あと、けっこうな重さがあるので、
フレームの上とかに落とすと
悲惨なことになりそう……気を付けます。

ちなみに、油圧ディスク対応の
デュアルコントロールレバーのカタチが変だと
一部で話題なので……
d0211129_17271562.jpg
現行デュラエースの
サイドプル&機械式変速の
デュアルコントロールレバーと比べてみました。
下がデュラエースです。
こうしてみると、手を置く部分の
形状やボリュームはほとんど同じですね。
by cyclotourist | 2016-03-03 17:34 | おしらせ | Comments(2)

ディスクロードで伊豆へ

こんにちは、田村です。

キャノンデールCAAD12ディスクが納車された翌日、
さっそく伊豆を走ってまいりました。
まるで新しいオモチャを手に入れた
子供のようにウキウキと(笑)。

ちょうど、毎年恒例の伊豆オフ(FサイクルのT地さん主催)に
参加することになっており、
乗車ポジションのセッティングもそこそこに
出かけたのございます。
d0211129_183487.jpg
新幹線で三島駅までワープ。
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ぽかぽか日の当たる駅前で
輪行袋をほどきます。

さて、油圧ディスクというと、輪行が面倒では?
と心配する方が多いようです。
自分も、油圧ディスク車で輪行するのは、
10年ぶりくらいでしたが……結果として
まったく問題ありませんでした。

油圧ディスクでの輪行が不安視される理由は
ふたつあると思います。
ひとつは、ブレーキパッドが締まってしまうと
手では開かず、車輪が入らなくなること。
もう一つは、倒立させたり逆さまにすることで、
オイル関連の機構に不具合が出るのではないか
という心配ですね。
d0211129_18125368.jpg
パッドが締まる不安は、
スペーサーを挟んでおけば解決です。
写真でオレンジ色に見えるのがスペーサーで、
シマノ製で100円くらいです。
ちょっと差し込みにくいですが、カチッとはまるので
輪行中に落ちることもなさそう。
また、ディスク仕様はエンド幅が135mmになってるので、
ロード用エンド金具には、5mmのスペーサーを
挟む必要があります。

倒立によるオイルへの悪影響ですが、
こちらはほとんど杞憂です。長期間、ひっくり返したまま
保管するようなことはマズいらしいのですが、
数時間の輪行くらいでは問題ありません。
じゃあ、10時間だとどうなんだと言われると
試してないので分かりません(汗)。
今度、サンライズ瀬戸で輪行して試しますか。

ただ一点、この自転車に固有というか、最近の
ワイヤー内蔵フレームに多い注意点もあります。
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リアのシフトワイヤーが
エンドから出るため、アウターが短く、
曲げたときの自由度が低いです。
ちょうどエンド金具と同じくらい出ているので、
あまり乱暴に地面に置いたり、傾けたりすると、
ディレイラーの調整ダイヤルが折れそうな気がしました。

なお、自分はディスクローターを外側にして
ホイールをフレームにしばってます。
たぶんそのほうが、ローターに負荷が
かからないと思います。必然的にスプロケが
内側になるので、フレームカバーは必須です。
ローターで輪行袋を傷める心配もなきにあらずですが、
自分の場合は、カラダに触れることもなく、
反対側が人や物に触れないように
気を使っていれば問題ないと思います。
こうした周囲への配慮や取り扱いの注意点は、
ディスクじゃないどんな自転車での
輪行でも同じですね。

そんなわけで、フツーのロードと
ほとんど手間も時間も変わらずに輪行でき、
さっそく走り出しました。
d0211129_1825789.png
走ったのはこんなコース。
三島から沼津を経て駿河湾に出たら、
真城峠・戸田峠へ直登し、そこからは
西伊豆スカイラインへ入って仁科峠を超えるという、
伊豆縦断の鉄板ともいえる良コースです。
そして、お宿がある妻良まで。
去年の伊豆オフは、娘が同行したので
下田から直行して40kmくらいしか走りませんでしたが、
三島〜妻良だとちょうど100kmの距離があります。
輪行スタートで、十分に明るい時間のうちに
走り終えるためには、この季節はこの距離くらいが
ほどよいかと……。
もっとも、獲得標高は2000mくらいあるので
決して楽ではありません。
d0211129_1824555.jpg
三津に数軒あるコンビニで停まり、
補給食を買い足しておきます。
自分はミニストップに寄ったのですが、
駐車場が港に面していて、
冬らしいきれいな海を間近に望むことができました。
しかし、この自転車のステルス性が高いカラーリングは
写真映えしませんね〜。このモデルはこの色しかないので、
致し方ありません。
この三津あたりのコンビニを過ぎると、
松崎に出るまでの60kmは補給可能な
お店がありません! 峠も多いので、くれぐれも
十分な飲料と補給食を忘れずに(と、自分に言い聞かす)。
d0211129_1834341.jpg
冬の伊豆は海が澄んでます。
少し富士山に雲がかかってきましたが、
穏やかな天候に恵まれました。
この日はブルベが同地で開催されていて、
参加者に「あ、ランドヌールの編集長さん」とか
声をかけられて、ちょっと恥ずかしかったり(照)。
d0211129_18361454.jpg
標高500mの真城峠まで
一気に登ります。
勾配10%の連続できついきつい……。
県道127号を進んだのですが、もっと手前から
峠に続く細道もあるそうで、T地さんは
そちらを進んだとのこと。今度はそちらも
体験したいところです。

登りですから、ディスクブレーキの恩恵を
感じることもなく、のろのろと進みます。
さすがに登りでは、CAAD12ディスクの決して軽くない車重(8.6kg)を
実感させられ、カーボンのルック595(車重7kg)に比べると
登りでの印象は鈍重です。
全体の車重よりも、タイヤ・ホイールの重さが
印象を下げている感じです。
まあ、ルックのほうはC24をはかせているので、
それと比べるのもあんまりではあるのですが……。

CAAD12ディスクのフレーム自体はさすがに剛性感が高く、
ハンドルをよじるようにダンシングしても
スムーズに進んでくれます。
インナーローが36×28Tなので、
自分にはもうひと声の軽いギヤがほしいところですが、
単に自分が衰えてるだけなのかもしれません(汗)。
ここでは登りが6kmほど続くのですが、
さすがにしんどくなったので休憩を挟み、
あらためて新しい愛車を観察します。
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デュアルコントロールレバーは、
ST-RS505という油圧ディスク+11sの機械変速タイプ。
これは、「105」「アルテグラ」といったコンポグループ外の
ユニットらしいのですが、実質的には105グレードなのでしょうか。
それでも4万円もします。
フツーの105のデュアルコントロールレバーだと
2万2000円ほどですから、やっぱり値は張ってますね。

そして、この見た目は……カッコいいとか悪いとか、
そういう次元を超えて、もはやユーモラスな感じ?
上部が張り出した様子はコケシのようでもあり、
なにかインビなモノを連想させなくもなく(汗)。

しかし、握ってみると、いつも使ってるデュラやアルテグラの
デュアルコントロールレバーに近い印象で、
不思議なほど違和感はありません。
ちょうど親指の根元がくるあたりが
膨らんでいるのですが、これも気になりません。
なお、以前のレバーだと、上部のでっぱりを握った
疑似エアロポジションが可能でしたが、
このST-RS505は太すぎて握れません。

もちろん、変速フィールは問題なし。デュラに比べると
スムーズさに欠けるきらいはありますが、
それは致し方ないでしょう。
なお、キャノンデールブランドのFSAチェーンリングは
見るからに精度が低く(真上から見ながら回すと左右に振れてる)
このあたりは完成車として手頃なモデルと
するために妥協したところなのでしょうか。

そして、ブレーキタッチは非常に軽く、
ブレーキにつながってないんじゃなイカ? と
思えるほどです。
愛用のマキノ号やルックに比べ、
サドル〜ハンドルの距離が1cmほど短いので、
これはいずれステムを交換したいところです。
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幅が広いBBシェルと、それを生かして
末広がりになっているシートチューブ。
下は太いのですが、上に行くほど細くなり、
シートピラーは径25.8mmという細いモノです。
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太く角張ったトップチューブと
ダウンチューブ。
この二本は非常にボリューミーで、キャノンデールらしいです。
6069番アルミとのことで、最薄部の厚みは0.4mmだとか。
薄いと言えば薄いですが、最近のハイエンドカーボンのように
ペラペラな感じは少ないです。
一方でシートステーは横から見ると非常に薄く、
フレームの前は剛性感たっぷり、後ろは乗り心地重視という
近年のトレンドを盛り込んでいます。
フレーム重量は1098gとのことで(某記事によると)、
さすがに軽いです。
ちなみに、二十年前のモノホンのハンドメイドUSA時代の
キャノンデールに比べると、溶接部の仕上がりが
若干ザツになってますが、他社に比べれば十分でしょう。
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11時20分過ぎに、ようやく
真城峠に到着。
9時にスタートしたのですが、
休んだり、サドル位置を調整したりで
思いのほか時間がかかりました。
しかし、この峠は序章に過ぎず、
仁科峠までまだまだ登りが続きます。
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戸田峠を過ぎると、
西伊豆スカイラインのハイライトと言える
絶景のビューポイントに差しかかります。
幸い風向きも悪くなく、淡々と進むことができましたが、
富士山はほとんど霞の向こうに隠れてしまいました。
停まると格段に冷えるので、のんびりでも
あまり休まずに先へ進んで行きます。
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標高900mの仁科峠に
着いたのはもう13時半。
かなり消耗しましたが、仁科峠から松崎までは
ほとんど登り返しがない下りが20kmも続きます。
いよいよ、CAAD12ディスクの真価を試すシーンです。
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ブラインドコーナーも多い、
曲がりくねった下り坂。
いつもは、登りで足が疲れて、下りでさらに腕が疲れるという
展開でしたが、さすがに油圧ディスクは快適。
軽いタッチで強力に効いてくれます。
そして、その強い制動力でフォークやフレームが
びびるような挙動も皆無。
指が疲れるので下ハンドルを握ってブレーキをかけるとか、
そうしないと効かないというのが
ドロップハンドルの常識だと思ってましたが、
ブラケットポジションのまま、まさに指先だけで
思いのままに減速できます。
まだパッドの当たりができってないようで、
時々、シャリシャリとタッチ音がするのが
気になりましたが、だんだん減ってきました。

コントロール性も良好で、いきなりガツんと効くとか、
扱いづらい印象はありません。
ただ、意識的に強くレバーを引いてみると、
簡単にタイヤがロックするのも事実でした。
もちろん、前で試すと死んでしまうので、
後ろで試しただけですが、タイヤのグリップ力に対して
ブレーキ性能が勝りすぎてるなとは思いました。

ちなみに、タイヤは初期装備そのままの
シュワルベ・ルガーノ700×25Cです。
乗り心地がよく、振動はよく吸ってくれるようですが、
いわゆるスポンジーな印象があって、
転がりがもっさりとし、グリップ力が分かりづらいですね。
2400円のタイヤですから、ミドルグレードの
完成車にセットされるタイヤとしては十分と言えば十分ですが、
次回のサイクリングで使うことはないでしょう(汗)。

いずれにしろ、CAAD12ディスクは、その油圧ディスクへの
「疲れにくい」「不安を減らす」という僕の期待に
十分に応えてくれる自転車でした。

自転車のコントロール技術がある方なら、
その制動力を生かして、ブレーキングポイントを遅らせるとか、
ライン取りをより柔軟にするとか、速さに
つながるメリットも引き出せることでしょう。
実感としては僕には分からない領域ですが(汗)。
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下りに下って、松崎の街に
入ったのは14時40分。
いつもなら、長い下りの後は
首回りと肩がギチギチに凝ってしまうのですが、
今回は明らかに凝りが少ないです。
一方で、強い制動力を上腕で受けるためか、
二の腕あたりの筋肉が少し張った気がします。
もちろん、辛い肩こりに比べれば、
ないに等しいほどのストレスです。
ちなみに、松崎の中心街にあるファミマは
立派なイートインがあってオススメです。
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なまこ壁の商家を見たり……
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重要文化財の岩科学校を
のぞいたり。
いまも栄えてる印象がある松崎ですが、
明治の頃はもっと賑わっていたのかも知れませんね。
しかし、比較にならないほどボロい、ガルパンの上岡小学校や
中二病の鎌掛小学校にいっそうの魅力を
感じてしまったのは事実です(笑)。
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標高350mほどの蛇石峠を越えて、
めざす妻良へ。
この季節でも、登りは汗ばむので、
グローブを外さないと濡らしてしまいます。
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16時過ぎに着きました。
ここ4年くらい毎年訪れているので、
着いたというより、帰ってきた感があります。
マイブームの大洗もそうですが、同じ場所を何度も
訪れるのもいいものです。景色は同じはずなのに、
受ける印象はいつも違います。
それは、人の気持ちが常に変わり、
成長もしくは退化している証なのでしょうか。
ほとんど毎回、自転車も違うので、
そのせいかも知れませんね〜。

こうして、無事に100kmというまとまった
距離を走ることができ、CAAD12ディスクとの
シンクロ率が上昇した気がします。
今回、平地が少ないコース取りでしたが、
CAAD12ディスクは
買って悔いがない、いい自転車だなあと思いました。

はっきり言って、
平地の巡航性能や、乗っている時間の気持ちよさは
自分だけのオーダー車であるマキノ号が勝ります。
加速や登りの軽快感は、ルック595が優れています。
でも、CAAD12ディスクは全行程で
安心感が高く、下りの苦手意識を和らげてくれるのが
特にうれしい自転車です。
100kmという限られた走行距離で、まだポジションも
出きってない印象がありましたが、
疲れやすいとか、イヤな振動を感じるとか、
よく言われるアルミのネガティブな印象は皆無でした。
今時のアルミフレームは乗りやすいな〜と
素直に思わせてくれる自転車でした。
26万円という完成車価格を考えると、
文句のつけどころは限られていますし、
ちょっとしたパーツ交換でもっと実力を
高めることができそうですね。
限られた予算で、ロングを楽に走ることができるロードが欲しくて、
最新スペックにも興味あるんですよ、という方には
間違いなくお勧めできる自転車です。
ただ、本来はそっち用途として開発された、
キャノンデールのシナプスや、同価格帯の
他社のロードに比べてどうかなのは
正直なところ、経験不足でわかりません(汗)。

ちなみにと言うか、当然ながら、念のために書いておくと、
このCAAD12ディスクは、完全な自腹買いですよ。
だから、気に入らなければ酷評するか、
黙殺して以後まったく乗らないつもりでしたが、
もう今は、いつ200kmとか、もっと長い距離、長い時間を
乗ってみようかと考えております。
マキノ号、ルック、そしてキャノンデールCAAD12ディスクと、
自分のツーリングロードは
三国時代に入ったと言えるでしょう(笑)。
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妻良のお宿、民宿の
太郎衛門さんに到着。
先着していたT地先輩とトシさんが、
自分の新車に興味津々なのが嬉しい(笑)。
お二人ともに軽く乗っていただきましたが、
「イイネ!」をいただきました。
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今回も豪華な夕食を
たらふくいただきました。
今年は伊勢エビの大きなのが揚がらなかった
とのことで、その分、お刺身が大充実。
サザエや煮魚もおいしく、総勢6人で
わいわい楽しくいただきました。
話のネタも尽きることがありませんでしたが、
全体としては、既婚者組から独身組みへの
攻勢が強かった気がします(笑)。
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翌日も晴天。
サイクリストには晴天がなによりうれしいです。
そして、宿をひとりで切り盛りされている
すてきな女将さんに「また来年よろしくお願いします」と
ご挨拶して、二日目のサイクリングに出発です。
幸い、今回の二日酔いは軽いです(汗)。
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渋い里山を伝って
石廊崎を目指します。
こんな風景には、やっぱりキラキラ輝く
マッドガードの付いたツーリング車が似合いますね。
写真は健脚の、あるびさん。トーエイのランドナーで、
前日はダートの峠を越えて宿へ。
自分も誘われていて、同行させていただくつもりだったのですが、
CAAD12ディスクの納車が今回のランに間に合うと分かり、
急遽お誘いをお断りして、舗装路を走ってきたという……。
失礼しました(汗)。
ちなみに、あるびさんは、自分が及びもつかないほどの
脚力と乗車テクニック(下りも速い)があり、
あらゆる車種に乗っている方ですが、
CAAD12ディスクに乗っていただいたところ、
「これはイイ」と評価していただきました。
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さて、定番の石廊崎を訪ね……
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下賀茂の早咲き桜を堪能し……
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咲き誇る菜の花の香りにむせび、
サクッと下田まで走って
輪行する予定だったのですが……
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弓ケ浜に来てしまいました。
南伊豆屈指のビーチがあるのですが、
このあたりにお詳しい方はご存知のとおり、
弓ケ浜は車道の行き止まりにあって、
下田へは抜けることができません。
しかし、過去の記憶が改ざんされている自分が
「行けるかも知れませんよ」というと、
トシさんが「GPSにはルートがあります」と助け舟。
たしかに、ハンディGPSにはルートがあります。
そこで、なんとかなるだろうと前のめりに進むと…
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あっさり車道は途切れ、
浜辺を進むことに。
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道は階段を含む
ハイキングコースになり、
担ぎありのプチ山サイへ突入(汗)。
ロードは軽いこともあって担ぎやすいとか、
CAAD12ディスクの角張ったフレームと
ワイヤー内蔵は担ぎも楽だな〜と思ったり(笑)。
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盥(たらい)岬という
なかなかのビューポイントに出ました。
歩いたり担いだりは、せいぜい1kmほどでしょうか。
これくらいなら、さほど苦にならず、
行ってよかったなと思える眺望でした。
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岬を過ぎると下りが増え、
半分くらいはロードでも乗車できました。
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舗装路に復帰すると、
やっぱり舗装路は楽だな〜とホッとします。
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田牛(とうじ)の龍宮窟へ。
なんども前を通りましたが、
降りて見るのは初めて。
「見てみよう」と言ってくれたトシさんに感謝。
まるで、「紅の豚」の飛行艇が潜んでいそうな
神秘的な空間でした。
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15時半過ぎ、伊豆急下田駅に到着。
さっそく輪行開始……
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エンド金具のスペーサーを
紛失してしまった(大汗)自分に
あるびさんが、ワッシャーやガード金具を
提供していただき、事なきを得ました。
あらためて、感謝です。
仕様が異なる自転車を併用してると、
こうした問題というか課題は置きやすいですね。
それはまったくもって自分の問題なのですが(照)。

こうして、一泊二日の伊豆への旅は終了。
ちょうど桜のシーズンということもあり、
帰路の列車が心配ではあったのですが
(サイクリングの常で、帰路はきっぷを用意してない)
T地さんの神がかったリーダーシップで、
無事に全員の席と輪行袋の分散を両立。
下田から都心への乗車時間はけっこう長いのですが、
旅を共有した仲間と過ごすとあっという間。

一緒に走っていただいたみなさま、
ありがとうございました。またよろしくお願いします!
by cyclotourist | 2016-03-01 21:44 | おしらせ | Comments(7)

ディスクロード

こんにちは、田村です。

あらためて自分ごときが言うまでもなく、
現在のスポーツ自転車シーンの中心軸は、
ロードバイクであることは間違いないでしょう。

僕のサイクリングはツーリングが主ですし、
ツーリング車が大好きなわけではありますが、
やはり主流の車種というのは勢いがあるもので、
ユーザーの多さとメーカーの開発意欲がマッチして、
ロードはどんどん新しいモノが出てきます。

僕が自転車にめざめた80年代後半から90年代、
今のロードのように人気を集めていたのがMTBでしたね。
だから、ツーリングを含めてなにもかもを
MTBが担っていたような気がします。
もちろん、自分もMTBに乗っていて、
たまにはレースにも出ましたが、
ほとんどはツーリング、しかもキャンプなんかも
MTBで楽しんでいたわけです。
「違うだろ」と分かったのは後の話で、
当時はそれしか見かけないショップが多かったですから、
昔の自分を責めるわけにも……。
身近なショップでは、ランドナーはもちろん、ロードも
あんまり見かけなかった気がします。

時は巡って今世紀、遅まきながら
ランドナーなど伝統的なツーリング車にもめざめた自分ですが、
基本的には新しいモノ好きというか、
道具で楽をしたい派なので、
ツーリング車でもなるべく新しいメカを使い、
便利そうな装備は盛り込んだ自転車に乗ってきました。
そして、舗装路のロングライドであれば、
やっぱりロードが楽なシーンが多いのも間違いないので、
最近はロードに乗る機会が多いわけです。

そして実感として思うのは、
現在の多くのロード乗りにとって、
ロードは「ロードレーサー」ではなく、
「ロードバイク」なんだ な、と。

これは自分が勝手に思ったり、見た範囲での印象や
もちろん言葉遊びではなく、
いろんなお店さんや関係者にうかがっても、
ロードに乗ってレースに真剣に取り組んでるのは、
ほんのごく一部なのですね。
ツールを走ってるようなハイエンドモデルに乗っていても、
楽しんでいるのはサイクリング、ツーリングという方が
ほとんどです。
ロングライドやブルベといっても、
基本はレースではないですから、
広義のサイクリングだと思います。

で、そうした用途なら、
ランドナーやスポルティーフと呼ばれる伝統的な
車種・モデルがあるわけです。
僕もそう思ってますし、実践しているつもりですが、
今や、そうした車種(用途)もカバーしているのが
ロードバイクなんですね。
荷物が少なくて済む環境が整ってますし、
狙って行かない限り、ダートも少ないですから。

そして、多くのメーカーが、
必ずしもレースが主目的ではない(レースができないわけじゃない)
ロードバイクをラインナップしていますよね。
エンデュランスとか、コンフォートロードと謳ってます。
ジャイアントは「デファイ」、トレックは「ドマーネ」、
キャノンデールは「シナプス」、スペシャは「ルーベ」など、
そういったモデル名ですね。

そんなロードバイクの現在進行形のトレンドが、
「エアロ」と「ディスクブレーキ」です。
軽量化と高剛性化が一段落して(もう十分に達成して)、
違う付加価値を設けているわけです。

「エアロ」は、昔も流行りましたが、
今はフツーのロードがエアロになっているモデルが
多くなりました。空気抵抗を減らすエアロ形状によって、
昔は失うものが多かったわけですが、
今はもう、エアロでも軽いし乗りやすい......
モデルが多いみたいです。

僕の用途では、エアロの効果を実感できないでしょうから
(そもそも遅いし、マジメに走ってないので) 気になるのは、
ディスクのほうです。
つまり、「ディスクロード」です。
楽に、確実に制動力を発揮できて、
雨の影響も少なく、リムやシューの損耗も
少ないって……まさにツーリング向きでは
ないのだろうか? と。

この前、担当させていただいた
八重洲出版さんのロードインプレ本でも 実感したのですが、
ディスクロードに対しては、
たいへん前向きな肯定派と
慎重な懐疑派に分かれるようです。

肯定される方は「疲れにくいから」をメリットとし、
懐疑的な方は「別に速くならない」という理由を挙げます。

つまり、用途の違いなんですよね。
ツーリングやロングライド志向(に理解を示す)の方は肯定的で、
レースに真摯に取り組んでいる方ほど、
ディスクの必要性を感じてない......のかも知れません。

いずれにしろ、こうした新しい装備・コンセプトの
モデルが続々と登場しているのが
昨今のロードバイクであり、
そのシーン・スタイル・市場なのだと 思います。

これってやっぱり、ツーリング車に比べると
ロードは非常に恵まれた環境にあると思います。
ツーリング車には根強い人気があり、
熱心なメーカーも少なくはありませんが、
ロードのように日進月歩の新しい技術が
投入されたりはしませんし、ユーザーの絶対的な数も 多くはないので、
メーカー完成車として
選べるツーリング車は限られているのが現状です。
(現状というか、ずっと前から......)
だからこそ、ハンドメイドのオーダー車の出番になるわけですが、
値段や納期も性能に含めるとしたら
(フツーの人は含めますよね)
メーカー車に対抗しづらいのが事実だと思います。

僕自身、オーダーでディスクのツーリング車が
欲しいと思っていて
(実際、ちょっと前までは持ってたのですが...)、
昨年にはオーダー一歩手前まで行ったのですが、
ディスク対応でガードも付くカーボンフォークがないとか
(スチールのフォークなら作ってもらえるのですが、重い……)
ビルダー側が必ずしもディスクに前向きでないとか、
自分がお支払いできる予算に収まらないとか......
いろんな事情で見送ってきました。

と、だらだら書いてスイマセン、という感じですが、
先に担当した本で試乗させていただいたディスクロード、
フォーカスのカヨ・ディスク・アルテグラの印象がとてもよくて、
これは自分の用途でも「買いだ」と思ったわけです。
しかし、同モデルはカーボンフレームで、
だから軽くて感じがよかったのですが、
47万円というけっこうなお値段は、
いまの半ニートな自分には手が出せないな......と、
思い悩んでいたのです。
買っちまったら離婚されるのは間違いないですし(汗)、
いくら魅力を感じるディスクロードでも、
その自転車が 自分の主力になるかは、
正直なところ分かりませんし。

でも、乗らずに「ディスクは必要ない」と
分かったふりをできるほど 自分に確たるポリシーはありませんし、
諦めるのは惜しいです。
ディスクによって、苦手な下りの怖さが減ったり、
長い下りでの手の疲労が減ることは
おおいに期待できると思っています。
これは以前乗っていたディスクのツーリング車でも実感しました。
それは機械式のディスクだったので、
油圧なら、もっとイイんじゃないかと考えてしまいます。
しかも、重量面では
(すぐ重量の軽さに引かれるのは、我ながら青いのですが)
今時のメーカー車は本当に優秀ですから。

要は、最新スペックで手頃な価格の
ディスクロードがほしいなあ......と。
それが、自分にとって、
今欲しいスポルティーフ的な自転車なのです。
理想と妥協と物欲が混沌とした、
ある意味で現実的な自転車選び、とも言えましょうか(汗)。

こうして選び、決めて、
納品してもらった自転車がコチラ。
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キャノンデールの
CAAD12 DISC 105です。
その名のとおり、油圧ディスクの105を採用した
アルミフレームモデルです。価格は26万円。

去年あたりから、アルミがフレーム素材として
見直されている傾向があり、各社があらためて
新しいアルミフレームモデルを投入していますね。
基本的にはカーボンに次ぐ手頃な価格帯の
モデルという位置づけですが、
非常に優秀なアルミモデルが増えているのです。
なかでも、CAAD12は玄人筋の
評価も高く、そのディスクモデルということで
決めました。
もともと、T1000を持ってるくらいなので、
キャノンデールのアルミには憧れがある自分です。

このCAAD12 DISCが、
自分にとっての新しいツーリング車、
新しいスポルティーフに
なるのではないか……と思っているわけです。

今時は珍しい、ほぼホリゾンタルなフレームです。
自分はホリゾンタルフレームが
大好きというわけではありませんが、
こうしたスタイルで、この仕様、価格(大事)の
モデルは他には探すのが難しいと思います。
他社のアルミモデルは、よくもわるくも、
カーボンと見まがうような
複雑に曲がりくねったフレームが多いのです。
もっとも、このCAAD12も、非常に
凝ったパイプ形状なのですが、
ぱっと見はシンプルな印象を受けます。

もちろん、マッドガードもキャリアもない
アメリカンブランドの自転車を
「スポルティーフ的な」とか言うと
諸先輩にぶっ飛ばされそうですが、
自分がそれを期待しているのだから、許してください。

さて、写真の背景で分かりそうですが(?)、
納車していただいたのは、ご存知ベロクラフトさんです。
注文させていただいたのは、
同店のグループであるCWSさんなわけですが、
いつもお世話になっている大槻店長に
またお世話になりたく、お願いしたわけです。
ここでお世辞っぽいことを言う気もないのですが(汗)、
自分の自転車趣味において、
先生であり、主治医であり、コンサルでもある
頼れるプロのひとりが、大槻さんなのです。

で、またも大変なお手数をおかけしました。
「え、完成車だから、できてますよね?」とか言ってしまった
自分の浅はかさを悔やむばかり。
そもそも、自分は52cmサイズを希望したのですが、
それだとシートポストがでませんよ、と
アドバイスいただいたのも大槻さん。
キャノンデールは、サイズ表記以上に
シートチューブが長いんですよね......。
というわけで、50cmサイズにしました。
これでも、シート長(BB中心〜シートクランプ上部)は
55cm近くあるのですよ。
身長171cmでサドル高さが68cmしかない
自分としては、ホリゾンタルだと……(汗)。

そして、完成車であっても(だからこそ)
長過ぎるホースやケーブル類の調整を
行っていただきました。
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フロントフォークです。
コラムまでカーボンで、ポストマウントの台座やエンドは
アルミ(継ぎ目が見えない!)。
細身ながら独特の湾曲を見せます。
重量は実測406g。十分に軽いですね。
d0211129_223175.jpg
オイルホースを抜いて、作業開始。
油圧ディスクのこうした作業を拝見するのは
初めてなので、なにもかも興味深いです。
入っていたオイルがぽとぽと出てきますが、
思ったより量は少ないんですね。
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専用のカッターでホースを 切ります。
5cmくらいは短くなりました。
念のために書いておくと、
自分がやってるわけではありません。
大槻さんにしていただいてるのを、
自分は見ているだけです(汗)。
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切ったホースに、
あらためて接続金具を圧入。
こうした作業にも、シマノの専用工具が用意されています。
ちなみに、油圧のホースはライナーが樹脂なので、
ワイヤーのアウターより、かなり軽量です。
d0211129_226487.jpg
再びキャリパーを
仮付けします。
d0211129_227296.jpg
ブラケットにある
注油口を開き、
ジョウロをセットします。
d0211129_2281421.jpg
キャリパー側にリザーバーを装着。
これが、オイルを通したときの受け皿になります。
経験的にも技術的にも道具的にも
自分ではまったくできる気がしません(汗)。
d0211129_229267.jpg
d0211129_2294357.jpg
リザーバーまでオイルが
通ったところで、
キャリパーの栓を締めます。
また念のためですが、こうした作業の
理解度が低い自分ですので、ここに書いてる
説明が正しいかどうかは微妙です(汗)。
詳しくは、大槻さんに訪ねるか、
シマノの説明を読んでください(大汗)。
本に書くならちゃんと調べますが、
ブログなので勘弁してください……。
d0211129_2212676.jpg
ジョウロの栓を
キュポキュポしたり、レバーを握ったりして、
エアを抜いていきます。
心なしか、フィギュアの複製に 似てるような(汗)。
フィギュアと違って、ある意味、ブレーキは 人命に関わるので、
プロにやっていただきたい工程だと思いました。
オイルが劣化するので、
一年くらいで 交換したほうがよいとか。

ツーリングだと、出先でメンテができる・できないを
過度に気にする向きがあると思いますが、
ちゃんと組んでいただけば、STIにしろ 油圧ディスクだろうと、
トラブルはほとんどないと自分は思っております。
(落車とか、事故系は除きますよ)
以前、トラブル対応の理由でWレバーを
選ぶ......という意見をうかがったこともありますが、
ちょっと首肯できませんでした。
もちろん、Wレバーを使うこと自体を
否定するわけではありませんよ。念のため。
好みは自由です。好みこそ大切だと思います。
d0211129_22154976.jpg
リアは、フラットマウントという
規格のディスクブレーキです。
フレーム側が長穴になっていて、
クリアランスなどの微調整ができるように
なっているんですね。
パッドの大きさがフロントより小さいです。
ちなみに、パッドのエッジに軽くヤスリを
当ててくれました。
d0211129_2219474.jpg
リアのブレーキに
オイルを通すために、自転車を
縦にしてます。ホースが内蔵なので、
いろいろ大変とのこと。これ、背が低い方は
作業がいっそう面倒ですね……。

こうして、オイルディスクのホースと、
シフトワイヤーをフレームに合った長さに
調整していただき、かなりすっきりした
見た目と実用性を確保していただきました。
メーカー完成車だから、と、軽く考えていた
自分の想像を圧倒する技術と手間を
かけていただきました。
こうした作業を目の当たりにすると、
通販で自転車を買うのはありえない、というか、
逆にもったいないなと、あらためて思いました。

ちょっと余談ですが、自転車って、
「自分で組める」と思って、実践してる方が
とても多いと思います。それはそれで
ひとつの見識であり、趣味だと思いますが、
せいぜい数台〜10台くらい組んだだけで
「分かってる」と言うのは、おこがましいと思います。
プロは、ひと月でそれくらい余裕で組んでるわけですから、
スキルは雲泥の差だと思っております。
もちろん、趣味だから「好き」を大事にすれば
いいのは間違いないですし、
いじることでの満足感は愛おしいものですが、
本来の性能を発揮するためには、
なんでもプロに頼むのがいいと思いますよ。
自転車はもちろん、
フィギュア作りでソレを痛感している
今日この頃の自分ではあります(汗)。フィギュアは
しょぼくてもまあいい(?)のですが、
自転車の場合、それで走れないとか、
トラブルが起きると旅が台無しですからね。
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キャノンデールなので、
BBはBB30Aという独自規格。
ヘッドの上下異径やブレーキ台座など、
あらためてメーカー車の
技術的な高まりを実感しました。
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こうして完成。
メーカー車であっても、
自分の一台になったと感無量。
思いのほか、大槻さんの手を
煩わせてしまったことを実感しました。
そして 「自分だけの一台」という満足感が生まれます。
重量は8.6kg(ペダルなし)。
余分なピラー(すっごい切れるのがなんとも短足で......)を
切っていただいたおかげで100gも減った状態ですが、
メーカーカタログ値どおりでした。
シマノ105、そして決して高級品ではない
ホイールとタイヤを装備していることを考えると、
十分に軽いのではないでしょうか。
もっとも、油圧ディスクにこだわらなければ、 もっと安い価格で
105仕様のフルカーボンフレーム完成車も
珍しくないのが最近のロードのすごいところですが......。

なにはともあれ、
こうして、ワタクシの新たな翼が完成いたしました。

実際に走ってどうなのか、
自分のスポルティーフ的な用途に合うのか否か、
アルミフレームの乗り味はいかがなものか、
カーボンとの優劣は、そしてディスクの実用性や
輪行との相性は如何......。

要は、ツーリングしてどうなのか、ですよね。
もちろん走りましたよ〜。
走らずにいられるわけがありません(笑)。
納車された翌日、
さっそく100kmほど伊豆を走ってまいりましたので、
近々リポートしたいと思います。

やっぱり新車は楽しいな〜。
我ながらワクワクします。
by cyclotourist | 2016-02-28 23:07 | おしらせ | Comments(12)

ロードバイク・コンシェルジュ2016

こんにちは、田村です。

先週、八重洲出版さんから
新しいムックが発売されました。
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ロードバイク・コンシェルジュ2016」。
いわゆるインプレッションとカタログ要素を
併せ持った本です。
まず新鮮なのが、10人もの選者さん(コンシェルジュ)が
登場していることでしょう。
従来は、メイン一人プラス一人か二人というのが
インプレッション本の定石でしたが、この本では
キャラクターや来歴が異なる10人の方が登場します。
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末席に僕もいるし(汗)。
錚々たるメンバーに混じって
お恥ずかしい限りなのですが、
ある意味、自分のようなタダのサイクリストが
出ていることにも、本書の特徴が表れています。

従来のインプレ本ないしカタログ本は、
最新モデルをなるべく多く網羅することが主眼でしたが、
この「ロードバイク・コンシェルジュ2016」は、
“選ぶ”ことに主眼を置いてます。

まず価格帯。これを三つに区切ってます。
次に用途です。
「ロードなんだからレース一択だろ」というのは、
現状のロードバイクのラインナップや乗り手の
実情からは外れていると思います。
もちろん、本流はレースなのですが、
ロングライド向きだったり、ダートも視野に入ってたりと、
従来のツーリング車の役目も
広い意味での「ロードバイク」が担っているのが
実際のところだと思います。

そこで本書では、
レース全般 ・ヒルクライム ・ロングライド/ブルベ ・
シクロクロス/グラベル ・ツーリング
と、5つの用途をカテゴリーとして設定し、
それと価格帯を合わせて選んだ自転車“だけ”を
掲載しています。

この“選んだモデルだけ”というのが
ある意味で画期的で、10人の選者さんが、
自分の経験と好みで選んでいるのです。
編集部オーダーで選んだとか、
ブランドを網羅するために選んでいるとか、
そういった政治的(?)な理由ではなく、
それぞれの方が、それぞれの価格帯と用途に応じて、
「これが絶対にイイ」というモデルを
選んでもらっているのです。

ですから、同じ価格帯で同じ用途では、
一人の方が一台しか選んでいないのです!

逆に言えば、漏れている大手ブランドも多々ありますし(汗)、
複数の人が同一モデルを選んでいても
そのまま載せています。

これまでのインプレ本は、レーダーチャートや
グラフなどで相対的な評価を表現してましたが、
本書ではそうした点数表的な要素はありません。
なぜなら、その価格帯と用途では、
その人が満点を出せるベストなモデルだけを
選んでもらっているからです。

たとえば、あの三船さんには、ロングライド、つまりブルベ向きの
モデルを重点的に選んでいただきました。
田代さんにはヒルクライムが強いというイメージがあり
(どんなレースでも強かったのですが)
それに応じた用途を重点的に選んでいただきました。
ちなみに、自分などがレースとかヒルクライム用の
モデルを選べるわけはありませんから、選んでません。
ロングライド向きとツーリング、グラベル系だけ
選ばせていただきました。

こうした趣旨を汲んでくださると、
この本はかなり面白いと思います。
掲載したモデル一台一台が、
選んだ人にとってはベストなのです。
トータルでは100モデル“しか”載ってませんが、
だからこそ、価値がある本だと思っています。
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自分がハイエンド価格帯でロングライド向けに
選ばせてもらったのは、フォーカス・カヨの
ディスクロードです。
これは本当に良かったですね。財布に余裕があれば
買っていたところです。
ほかには、ミューラーのチタンロードも
ハイエンド価格帯では選ばせてもらいました。
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エントリー価格帯でツーリング用途では、
ビゴーレの「新・山と旅の自転車」といった
渋いところも選びました。
これがロードかは激しく意見が分かれると思いますが(汗)、
ガチの山サイ以外は、ほとんどの用途を
ロード系モデルが席巻している
現状を表している……と、言えなくもないと思います。
多くのサイクリストにとって、もはや
ロードがツーリング車というのが
偽らざる使い方だと実感している今日この頃です。

もちろん、自分はハンドメイドのオーダー車が大好きです。
ちゃんと、そっち系の記事も載ってますからご心配なく(笑)。
ただし、マキノ、ケルビム、東叡社だけというのが
また自分らしいと言うか……(汗)。

実はこの本、企画段階からご相談を受け、
タイトルや方向性を決める段階から
関わらせてもらいました。
その過程で、サイスポさんが誇る自転車ジャーナリスト、
吉本司さんと親しくお話しさせていただいたのは、
自分にとって本当に得難く
勉強させていただく機会になりました。
おそらく二十年以上、継続してインプレを担当されている
吉本さんの見識は流石だなあと、
打合わせやメールをやりとりする度に思いました。

本書の巻頭に、吉本さんと、なるしまフレンドの小畑さん、
そしてサイスポさんを代表するもう一人のジャーナリスト、
安井さんの対談(鼎談)記事があるのですが、
これは本当に見識にあふれていて、
ロード乗りでなくても一読する価値があると思います。
いまは、ロードが変わろうとしている、激動期なんだなと
よくわかります。

と、いうわけで、少しだけ
最近のロードバイク事情に詳しくなった田村でした(汗)。
やっぱり一台、新調したいところですね〜。
by cyclotourist | 2016-02-15 19:32 | おしらせ | Comments(11)

冴えない舞台の巡りかた

こんにちは、田村です。

突然ですが、
サイクリングに「目的」は必要なのでしょうか?

もちろん、「エコのために」とか、
「やせるために」とか「交通費を浮かすために」とかとか、
そんな直接的な目的のために走ってる方も
いるかもしれません。
それはそれで、サイクリングの魅力に目覚める
きっかけになるのであれば、よいことだと思います。

趣味だから目的なんかない、というのも潔いと思います。一方で、
練習が目的、すなわち競技で結果を出したいというのも
真摯な取り組みだと思います。
サイクリングはスポーツでもありますからね。
でも、ロードバイクに乗っていても、大多数の人は
競技志向ではなく、要はサイクリングを楽しんでるんですよね。
もちろん僕も。

「目的地」となると、どうでしょうか。
ある街をめざすとか、あるお店で食事をするとか、
温泉に入るとか……そういった動機で
走り出す人も多いですね。仲間と一緒にいるのが
楽しい、というのも共感できます。

峠を越えたいとか、街道を走りたいというのは、
目的地と行程が複合しているので
サイクリングのテーマとしてはやっぱり王道だと思います。

しかし、純粋に、ある場所に行きたいとか、何か見たいとか、
何かを食べるのが目的なら、必ずしも自転車で
赴く必要がない気もします。
あくまで「走ることそのもの」が目的で、
訊ねる先やご褒美的な何かは、オマケのような
気もします。
しょっちゅう秩父へ行って、ホルモン焼きばかり食べてる
自分ですが、それはやっぱり途中で越える峠の数々や
都心に近いのに野趣あふれる道筋が多いからに
他ならない気がします。

「だからなに!?」と突っ込まれそうですが、
たまにはサイクリングの来し方行く末に考えを
巡らしたりもするのです。
ノリと勢いだけで走ってるような自分ですが、
走る根源的な動機とかモチベーションて
なんなんだろうな……と、考える今日この頃です。
ここ一ヶ月、業務的な移動手段としてしか
自転車に乗っていなかったので、
もくもくと走りたい気持ちが沸き上がり、
それで具体的にどこをどう走るかを考えたとき、
やっぱり走るだけじゃなくてプラスαが
いるよな〜と、根が出不精な自分は考えるのです。

で、本日、ひさびさにまとまった距離を走ってきました。
ある意味、画期的な行程だったなと思います。
テーマは……やっぱりアニメの舞台巡りだったりします(汗)。

ひょんなことから、
「冴えない彼女の育てかた」という、
タイトルからしてラノベ調全開のアニメに
ハマってしまいました。
ひょんなこともなにも、本ブログにもコメントをくださる
まりきちさんのブログの影響なのですが、
見始めると超面白い(笑)。
昨年の冬アニメで、名前だけは知っていたのですが、
dアニメで見始めると、止まらない止まらない。
ストーリーは他愛ないのですが、
登場人物たちのセリフのかけあいが面白く、
なによりも……萌え美少女が満載(照)。
ガルパンとは違って、ちょっとエッチな描写も多く、
もちろん一般向け(笑)レベルなのですが、
胸がキュンキュンする(笑)作品です。

で、このアニメが、冒頭のキービジュアルからして
自分ちの近所が出まくるのです。
具体的には、都電荒川線の学習院下駅の
近くにある激坂です。ご存知の方も多いと思いますが、
この坂、都内屈指の勾配があり、
それゆえに自分がやってた過去のムックでも
よく紹介したものでした。
そんな坂を筆頭に、和光市駅や保谷あたりが
ガンガン登場し、東京西部の住民としては
美少女キャラ以上に背景設定に萌えるアニメだったのです。

「ガルパン」の大洗に行ったり、「ユーフォ」の宇治に行ったり、
アニメ舞台サイクリングしかしてないんじゃないかという
昨今の自分ですが(汗)、まさに灯台下暗し。
豊島区在住の自分にとってのご近所も、
立派に舞台になっていたのです。

おもな舞台は、核心となるのが早稲田近郊の都電沿線、
そして和光市、ほかには東京ビッグサイト、
秋葉原、旧古河庭園なんかも出てきます。
さらに保谷(西東京)のコメダ珈琲店。
で、もうひとつ、埼玉県の入間にある
アウトレットモールが出てきます。
正確には、信州の白樺湖も出てくるのですが、
これをとりあえず置いとくとすれば、
一日で主要な舞台を巡れるのではないか?
と思った次第です。
幸い、先達の熱心なファンの方々が、
場所を特定してくれています。
あとは、どう回るか考えるだけです。
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ルートラボで引いてみました。
東西の頂点は、当然ながら
ビッグサイトがある臨海エリアと、
入間になるわけです。キービジュアルの激坂を
スタート&ゴール地点とすると、だいたい125kmほどの
ルートになりました。
距離的には、日照時間が短いこの季節でも明るい時間に
走りきることができそうです。標高差もわずかなので、
天気さえ悪くなければ、降雪や予想外の寒さに
やられる心配も少なそう。
ただネックは、全域が信号まみれの市街地ということ(汗)。
ペースが上がる要素がありません……。
フツー、こんなエリアだけでサイクリングを
構成することはないと思いますが(あるわけない)。
だがしかし、「冴えカノ」の舞台がこーなんだから
仕方ありません。逆に言えば、夏にはとても
走る気がしないエリアなので、冬に向いた
ルートと言えないことがない、ような気がします。
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主要な舞台の通過時間を考えてみました。
当初、右回りを考えていましたが、
そうなると、旧古河庭園が序盤となり、その開場時間(9〜16時半)に
拘束されるのでスタートを遅くせざるを得ません。
そこで、左回りでまずは
和光市〜入間を目指すことにしました。
そうすれば、早く出発できます。ただ、いまごろは
7時過ぎでないと暗いので、そのくらいをスタート時間に。

こんな丁寧なプランニング、最近はブルベでも
あんまりしませんが(汗)、見たい場所が決まってる
舞台サイクリングだからこそ、ルートや所要時間などを
自分で考えるのが面白いものです。
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今回はマキノ号でいきます。
ちょっと前に、NOTUBESのアルミリムに換装しました。
分不相応にGOKISOホイールを使っているのですが、
やはりカーボンのディープリムは自分の乗り方や技術に
そぐわないので、ベロクラフトさんに相談したところ、
ZTR Alpha340 RIMがオススメとのことで、
それで組んでいただきました。
リムだけでも12,900円(!)という高級品ですが、
GOKISOのカーボンリムより軽く、シャキッと走り、
アルミだから雨天でもさほど効きが落ちないようになりました。
ただ、自分は従来どおりチューブを入れて使ってます。
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最重要アイテムは、舞台が出てくる
画面を集めてプリントしたもの。
これを用意するために、何回もアニメを見直しました。
それがまた楽しくもあり(笑)。
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激坂の上にやってきました。
自宅から自転車なら10分圏内です。
7時30分過ぎにやってきました。
G社に勤めていた頃は、毎朝、ここの前を
通勤で走ってました。そこがよもや舞台とは……感無量。
「22%」の勾配看板がそそります。
作中では、メインヒロインがこの坂の上にいたのですが、
この朝はいませんでした(汗)。
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マジで激坂です。
しかも、自転車にはありがたくない凸凹舗装あり。
「冴えカノ」主人公は、ここを新聞配達の自転車で下り、
しかもクランクを回し、リアタイヤをスライドさせて
停止するという神業を見せてました。実は、
トップアスリートなのかも知れません(笑)。
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下って見上げます。
歩いている人も、まるで登山のような姿勢……。
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下りきって右折すると、すぐに
都電の踏切があります。この下がまた
舞台だったりするのですが、とりあえず先をめざします。
また戻ってきた時のために、都電周辺の舞台は
とっておきたい思います。このあたりはハンディGPSを
見なくても知り尽くしてるので……。
と、調子に乗っていたら、この後に寄る予定だった
作中の学校モチーフを忘れて先へ向かってしまいました(汗)。
過信は禁物ですね。
学校は復路で寄ることにして、まずは和光市へ。
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10kmちょっとで和光市へ
なんのヘンテツもない小さな公園が……舞台。
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だからナニ? と怒られそうな
公園ですが、
あの東屋の下に主人公がですね……。
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ここから望める鉄塔が、まんまアニメ。
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少し離れた別の公園。
ここも舞台。ずいぶん近くでロケ地を
まとてるなと思いつつ、自然と口角がゆるみます。
アニメの再現度が凄いです……じゃなくて、
アニメが、実地をよく再現してるんですね(笑)。
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作中のシーンと照らし合わせ、
きっと満面の笑みだったと思います。
人がいなくてよかったです。四十過ぎのオヤジが
こんなことしてんのはドーカとも思いますが、
楽しいのだから仕方ない。本当に仕方ない。
たぶんですが、たとえば戦国武将の城を訪ねるとか、
その地形を見て回って想いを違う時代に馳せることと、
やってることは同じだと思うんですけど……。
アニメの場合は、時間ではなく次元が違うわけです。
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主人公と、真のメインヒロイン、
霞ヶ丘先輩が一夜を過ごしたホテル……。
和光市って、ずいぶん栄えたんですね。
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駅前の風情や周辺のお店も
劇中どおり。
和光市がこんなに萌える街になったとは……。
「冴えカノ」見てる人は、行ってみるべき。
大昔、母が和光市の小学校で教員をしていて、
なんどか連れて行かれたことがある街なのですが、
様変わりですね。自分も妻子ができるわけです……年月こわい。
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さて、サイクリング的には
和光市〜入間が鬼門。
およそ30kmの距離があります。
しかも、このあたりの幹線道は走りづらい……。
なるべく裏道を狙ったルートを組んでみたのですが、
やっぱりペースは上がりませんね。淡々と走ります。
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途中、戦国武将の
北条氏照がいたという城跡がありました。
河岸段丘のヘリにあって、なるほどと
思われる立地でした。こういう正統的な
舞台にも興味はあるんですよ(笑)。
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もう少しで入間のアウトレットモールだなと
思っていたら、パンク。
見事に鉄片が刺さってました。
こういうのも、路面観察力があれば
避けることができるんでしょうか……。
せっせとチューブを交換します。チューブレス対応リムのため
タイヤとの密着性が強く、やや外しづらかったです。
パンク自体はしょうがないのですが、こうした傷ついた
タイヤを使い続けるのは不安なので、
近々、買い替えたくなるのが財布的には痛い。
こんどは銘柄も変えようかな……。
鉄板のGP4000SIIより良いのはなんだろう?
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アウトレットモール着はほぼ11時。
予定では10時過ぎだったので、
順調に見込みを誤ってます(汗)。
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主人公とメインヒロインの
加藤さんがデートしてやがった
オープンカフェは作中まんま。
アウトレットの全景は、駐車場のクルマが
多くて撮れませんでした。
この入間をクリアすれば気分は楽になります。
馴染みのあるホームエリアに戻るのですから。
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ちょうど見かけたミニストップで
カップ麺。寒い時期の補給食として
これ以上のごちそうはありません。
しかし、やはり中途半端な郊外(失礼ですが)は
クルマがそれなりに多い割に道が狭く走りづらいですね。
覚悟していたので、仕方ありません。
ふと、見慣れた文字が目に入ると……
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三ヶ島ペダル!
所沢にあるんですね。
「シクロツーリスト」で取材記事も掲載しましたが、
自分が取材してなかったので、ココにあるとは
意外でした。「みかじま」というのは地名なんですね。
思いのほか大きな社屋と工場が見えました。
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東京都に戻り、淡々と
つまらない道(正直なとこ)を走って走って、
12時30分くらいに保谷のコメダ珈琲店に着きました。
新青梅街道沿いです。ひと昔前はなかったような。
劇中では「カメダ」だったかな。ああもう
オタク高校生男子のくせに、あんなメインヒロインを
喫茶店に誘って、しかも来てくれるなんて……うらやましい。
僕の高校時代とは違いすぎます。
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せっかくなので、入って
珈琲とケーキなど……。自分が
ケーキを食べることなんてないのですが、
メインヒロインが食べてましたからね(照)。
作中そっくりの席もあったのですが、お客さんが
腰を上げそうもなかったので、
写真を撮るわけにもいかず、そそくさと
後にします。
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コメダさんから数百メートル先を
右に入ると、なんのヘンテツもない高校があります。
ワタクシの母校、石神井高校でございます(笑)。
ほぼ70km走りました。自宅から直で来れば
15kmくらいなんですが。
さすがに校舎も建て変わっていて、キレイです。
この高校まで、自転車で通学してたのが、
自分が自転車にハマったきっかけだったりします。
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なんかキリがないので中略。
高田馬場まで戻ってきました。
当初、新宿をそのままスルーするはずでしたが、
序盤で見逃してしまった作中の学校が、
馬場にあるのです。
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アニメの専門学校が、
作中の高校という(笑)。
思いのほか奥まった場所にあり、
アニメの広々とした背景画とは印象が違いますね。
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新宿を通過し、
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青山を通過し、
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通過するだけでも恥ずかしい(?)
六本木を過ぎて、
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レインボーブリッジの芝浦側に
到着しました。お台場へ渡るには
日比谷方面から晴海大橋が定番、というかそれしかなく、
レインボーブリッジは自転車走行禁止なのですが…
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自転車にゲタをはかせ、
歩行者としてなら通行可能です。
ゲタを履かさないでも、押すのがルールなら
守ると思うのですが、守らない人がいたんでしょうね。
もっとも、しまなみ海道のように、当初から
自転車を想定した橋を造っていれば、
ここもサイクリングのメッカになったのかも知れませんね。
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エレベーターで歩道まで上がって…
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南側のプロムナードを
押していきます。対向車線側なので、
トラックの走行風がきつい……。
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何箇所かスポンソンのような
展望箇所があり、お台場側の視界を楽しむことが出来ます。
今日は曇り空ですけど、ちょっとした空中旅行です。
1.5kmほど歩くので少々時間がかかりますが、
一興ではあると思いますよ。
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お台場側に渡れば、
ほどなくして東京ビッグサイトが見えてきます。
自分は恥ずかしながらコミケに行ったことがないのですが、
作中でもバンバン出ていたオタクの聖地です。
この、ビッグサイトのふもとの交差点が……
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冴えカノ屈指の名シーンの
舞台だったりします。
「なんにも答えてくれない!」と、号泣して走り去る英梨々(エリリ)。
可憐な美少女を泣かすなよな〜と、
主人公をぶっとばしたくなるような……交差点でした。
背景も劇中でそっくり再現されていて、
ここまで来た甲斐あるな〜と感慨深いものです。
時刻は15時すぎ。ぼちぼち、お尻の時間が気になります。
旧古河庭園の入園時間が16時半までなので、
それまでにたどり着かねばなりません。
お腹も減ってきましたが、時間を節約するため
持参のキットカットを食べただけで
先へ進みます。冬なのでノドは乾きませんが、
お腹が減るのは夏と同じかそれ以上です。
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都心方面に引き返します。
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秋葉原には15時40分着。
都心に入ってしまえば、どこも近く感じられ、
自転車の機動力を実感します。都内は路肩も広く、
郊外の市街地より走りやすいなと実感。
秋葉原はいろんな街角風景が描写されてましたが、
ぜんぶ見て回ると日が暮れるのは間違いないので、
後半で印象的だったライブハウスをめざします。
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ヨドバシカメラにほどちかい
路地裏にありました。
ちょっと見落としそうな場所にあり、
きょろきょろしてたら、「田村さんですか」と
声をかけられてびっくり。
ついに僕にもメインヒロインが現れたかと思いきや、
声の主は殿方です。
なんでもブルベで自分を見かけたことがあるそうで、
思わず声をかけたとか……世の中、狭い。
「なにしてるんですか」と聞かれ、突然なので考える間もなく
「舞台巡りです!」と、堂々と答えてしまいました。
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ライブハウスの看板。
これも劇中そっくり。ここで第五の美少女、
美智留と仲間がライブを開くのですが、その
一曲目にはしびれましたね……。
未見の方もいると思いますので、タイトルは伏せておきますが、
その曲を聞くだけでも
観る価値があるアニメだなあと……。
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ぐんぐん北上して旧古河庭園へ。
16時15分くらい着でした。
なんとか間に合い、ほっと安心しつつ入園します。
ちなみに入園料150円です。
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堂々とした洋館。これが作中では、
英梨々のご自宅だったりします。
すごい邸宅ですが、冬は寒そうですね。
園内の木々から鳥のさえずりが聞こえたので
目を凝らすと、インコがたくさんいました。
野生化しているのでしょうか。
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池袋に戻ってきました。
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明治通り沿いの学習院下。
9時間ぶりに戻ってきました。
走行距離は130kmほど。やっぱりペースは
上がりませんでしたが、後半せっせと走ったおかげで、
最終的にはほぼ計画どおりの時間で走ることができました。
日暮れ前に走りきれて
ひと安心でございます。
都電は、写真のようなモダンな車両が増えましたね。
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学習院下の電停から
早稲田方向を望むと、オープニングで
出てきたシーンが広がります。
踏切とその先にあるカーブが印象的でしたが、
相当な望遠レンズで撮ったようです。
自分のコンデジでは、作中どおりの
画角を得ることはできませんでした。
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面影橋。この交差点も
印象的に描かれてましたね。
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面影橋で神田川を渡り、
路地裏を進んでいくと富士見坂に出ます。
例の激坂から通り二本分ほど西にある坂です。
こちらの勾配もなかなか。この日はじめてインナーを使い、
へろへろと登ります。
この富士見坂の上に、英梨々の豪邸が
あるという設定でした。
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登りきって振り返ると、
新宿方面の展望が開けます。
短いながら味わいのある坂で、たしか
タモリの坂の本でも取り上げられてましたね。
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富士見坂を下り、再び
キービジュアルの坂にやってきました。
やはり最後は、この坂を登って締めたいと思います。
「のぞき坂」という通称があるようです。
作中では、坂の途中に興信所があるとかで
「探偵坂」と呼ばれてましたね。
それにしても勾配が急で、行き来するクルマの
屋根が見えるほどです。
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最後の力を振り絞り、
登りきりました。もちろんヒロインは待ってませんでしたが(汗)
この妙な達成感は、アニメの舞台めぐりサイクリング
ならではと言いましょうか。
素敵な作品に感謝です。
by cyclotourist | 2016-02-07 00:52 | おしらせ | Comments(7)

大洗初日の出ラン

こんにちは、田村です。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

お正月と言えば、寝てるかブルベくらいで
過ごしていた僕ですが、
今年は一念発起して、「初日の出」を見に行くことに。

先日、銚子で拝んだ日の出が結構なものでしたので、
元旦に実行するのもいいだろうなと計画。
目的地は……やっぱり大洗です。
一緒に走ろうという仲間も現れ、
走り納め&走り初めとなります。

スポルティーフのガードとリムを久々に磨き、
新しい冬用のシューズカバーを買ったり、
やっと4回目の劇場版ガールズ&パンツァーを観たりして、
大晦日の夜を迎えました。
出発は19時半でした。
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21時に金町で二人の仲間と合流し、
0時に土浦でさらに二人と合流、
総勢5人で走るのです。
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東京の気温は5℃くらいでしょうか。
風もなく穏やか。前後にバッグを装備している
スポルティーフのおかげで、
リュックなしで防寒着など必要なアイテムを
携行することができます。
最近、出番が少なくなっていたスポルティーフですが、
ここ一番の時は頼りにしたくなる自転車です。
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ゴールドウインの冬用ジャージと、
パールイズミの0℃対応シューズカバーを着用。
この時点では、まったく寒くありません。
特にシューズカバーの保温力は秀逸ですね。
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金町の駅前で、
ばっきー氏とシマダさんと合流。
ばっきー氏はバーミッツを装備したサーベロ、
シマダさんは、シートチューブがない変わった
フレーム形状の650Cケストレルです。
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国道6号を淡々と北上。
走りづらいことで有名な道ですが、
大晦日の夜とあって、交通量は極めて少ないです。
たまに爆音走行してるゾクっぽいクルマがいたり、
信号が多いのはいかんともし難いですが、
思いのほか走りやすかったのでした。
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予定どおり、ほぼ0時ちょうどに土浦着。
自宅から土浦まで約70km。ここからが本番です。
すでに到着していたトシさん、YUKI隊長殿と
「あけましておめでとうございます」と挨拶。
こんな酔狂なサイクリングを一緒に楽しめる
仲間がいることに感謝です。
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土浦駅を後にすると、
すぐに霞ヶ浦の湖畔へ。向かい風のイメージが強い
霞ヶ浦ですが、この日は穏やかで助かりました。
しかし、時間と土地柄の相乗効果で
気温は2℃くらいまで低下。湖畔は真っ暗ですし、
一人だと心細くなりそうな行程です。

さいわい、この日の仲間はすべてアニメ好き(笑)。
自分が最近になってハマってる「マクロスF」のことを
話し出すと、ばっきー氏が100倍の知識を披露。
「シェリルとランカは……」
「中島愛と飯島真理は……」
などと話していると、ナイトランも飽きることはありません。
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ライトを煌煌と照らして走ります。
明るく点灯時間が長いライトのおかげで、
ナイトランの敷居はぐっと下がりましたね。
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そしてコンビニの存在が
ナイトランの大きな味方です。
茨城県内はイートイン併設のコンビニが多い
印象があり、とても助かります。
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土浦から大洗までは70km少々。
当初、少し回り道して90kmくらいになる
ルートを予定していましたが、やはりナイトランは
ペースが上がりづらいので、日の出に余裕を持って
間に合うように、ほとんど最短経路を走ることに。
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時速27kmくらいは出てるかなと思っても、
実際は22、23kmくらいで巡航。
夜は速度をつかみづらく、だいたいは
遅くなってしまいます。
飛ばしても疲れるだけですし、汗をかかないような
のんびりペースが無難です。
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鉾田を過ぎるとコンビニもなくなり、
自販機の前で休憩することも。
気温は下がり続け、メーターでは0℃になることも。
また、路面が濡れている場所もあり、
局地的にまとまった雨が降ったようです。
もし雨に遭遇してたら、
悲惨なサイクリングになっていたことでしょう。
エスケープしようにも鉄道は走ってない時間ですし……。
やはり、ナイトランには十分な装備が必要です。
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5時過ぎ、大洗に到着。
街中に入ると、クルマも人も多く驚きました。
みんな考えることは同じようで、海岸からの初日の出と
大洗磯前神社での初詣が目的のようです。
ご同業ご同好の方らしき人もちらほら。
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6時になると、ほのかに
水平線が色づいてきました。
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我らも海岸で日の出待機。
この時間がいちばん寒さを感じるので、
ダウンジャケットやレインウェア上下を着込みます。
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日の出が近づくと、ぐんぐん明るくなります。
気がつくと海岸は人でいっぱい。
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僕らの周りも人で埋まり、
まるでカップルで走ってきたような構図が(笑)。
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三脚に小さなフィギュアをセットし、
撮影の準備に余念がない御仁も。
いい趣味ですなあ……。
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6時40分過ぎ、
水平線に浮かぶ雲が輝き出します。
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見事な日の出です。
「なにかいいことありますように」と、
漠然と祈ってみました。
今年はどんな年になるのでしょうか。
一年の計は元旦にありといいますから、
きっとよい年になりそうです。
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鳥居の周囲は
満員電車並みの混雑です。
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顔見知りのサイクリストさんと遭遇。
みんな考えることは同じですね〜。
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こうして、無事に初日の出を
拝むことができました。
サイクリングならではの達成感もあり、
走ってよかったなと思います。
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大洗磯前神社は
参拝する方が長蛇の列。
かなり待つことになりそうだったので、
参拝はまたの機会に。きっと近いうちに
再訪すると思いますし(笑)。

さて、帰省や別件があるために、
ばっきー氏とYUKI隊長とはここでお別れ。
残る三人は、もう少し大洗を楽しむことに。
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釣具屋さんの前には、
クラーラの看板が登場してました。
劇場版の新キャラです。
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お肉屋さんで串カツをほおばる面々。
おいしそうだったので、我々もいただくことに。
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一本100円の串カツ。
衣の風味が独特で、クセになる味。
いくらでもいけそうです。
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軽く舞台を見て回るうち、
すっかり日も高くなりました。
さすがに眠くもなってきたので、10時くらいに
駅へ向かい、輪行で家路につきます。
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タイミングよく、ガルパン列車が
やってきました。
これで水戸へ出て、特急に乗り換えます。
すると、同行のトシさんがリュックから
なにやら取り出します。
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「お年始です」と、
劇場版ガルパン来場者特典の色紙を
プレゼントしてくれました。しかも、
僕と娘がもってなかった愛里寿ちゃんバージョン。
なんという嬉しいサプライズ! 
初日の出のご加護ですね〜。感謝です。
さっそく今年一番の「いいこと」がありました。
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愛里寿ちゃんをお迎えし、
全4種が揃いました。
めでたし、めでたし。
by cyclotourist | 2016-01-02 12:21 | おしらせ | Comments(8)