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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

カテゴリ:おしらせ( 457 )

九州〜四国バイクパッキング旅・熊本編

こんにちは、田村です。

仕事もフィギュア作りもひと段落した
ゴールデンウィークあけから、計画は始動しました。
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九州と四国を走ろう!

我が新しい翼であるキャノンデールCAAD12 DISCは
「バイクパッキング」専用車となりつつあります。
もっぱら大洗でキャンプ旅を実践してきました。
そして自転車と装備に確かな手応えを感じたのであります。
体力と気力を除けば、
もう不安や不満はありません(今のところ)。
ヒマな今なら、一週間単位の旅ができます。
時間はあります。問題は……お金です。

妻の了解を得るのも懸案ですが、つまるところそれも
「あんたロクに稼いでないのに、遊びに行くお金はあるの?」
というお叱りなので、お金がからんでくるわけです(汗)。

四国にしろ九州にしろ、空路にしても鉄路にしても、
片道で2〜4万円の交通費が必要です。
仕事ならともかく、遊びでお金を湯水のように使うことが
できる某都知事のような状況ではありません。
僕のような貧乏人ほど、節約を考えず無駄にお金を
使うものですが(汗)、今回はちょっと考えました。

LCC、いわゆる格安航空会社の利用です。
サイクリング仲間のばっきーさんがジェットスターを
活用していて、香川へうどんを食べに行ったりしているのを
うかがっていましたので、自分も真似しようと思ったのです。

いくつかあるLCCのなかでも、ジェットスターの価格は
驚くほど安く、九州も四国も6000円以下でチケットを
取ることができます。ただし、日によって金額は上下します。
ジェットスターは九州と四国への便が充実していて、
福岡はもちろん、熊本、大分、鹿児島、高松、松山へ
飛ぶことができます。

ネックは、コチラ側が成田空港ということと、
預け荷物にいちいち料金加算があること。
最低限の加算が、預け荷物15kgで+1050円です。
まあ、この重量に収まるのが、バイクパッキングの魅力。
成田への交通費や加算を割り引いても激安なので、
今回はジェットスターの利用を前提として
行程を考えてみました。
家人にも「6000円で行けるんで」と言い訳できますし(笑)。

バイクパッキング、つまりはキャンプツーリングなので、
宿泊地の選択肢は広いですし、お金もさほどかかりません。
必要な装備を整えるのに要した金額を考えると、
まともな宿に何泊もできる費用がかかってるのですが(汗)、
それは言わない約束です。
旅を安く上げるのが主目的ではなく、
キャンプそのものを楽しいと思えるから、キャンプするのです。
もちろん、結果として安上がりの旅が可能にもなりますし、
長い目で見れば、装備への投資も回収できる気もしますが、
自転車の旅は、けっこう贅沢な旅ではあると思います。

さて、まずは旅の入り口と出口を決めなければなりません。
思い切って鹿児島まで高飛びして、東京まで
走って帰る……なんてプランも頭をよぎりましたが、
一週間では難しいですし、よしんば可能であっても、
魅力的な峠をパスした効率重視のルートしか組めないでしょう。

四国は未体験の峠が多く
(全国的に知らない峠ばかりですが。汗)
四国カルストの入り口である地芳峠や、
四国最高標高といわれる落合峠は体験したいところ。
そのためには、あんまり九州内の行程が長くなると
一週間では収まりません。
ちょっと都合もあって、さすがに一週間以上は
自宅兼仕事場を空けることは難しいですし……。

となると、スタート地点は熊本が適当かなと思いました。
別府へ抜けるルートを選べば、絶景の宝庫でもある阿蘇外輪山を
走ることができますし、フェリーで四国の八幡浜に
上陸できるのも好都合です。

熊本〜阿蘇〜別府 約150km
八幡浜〜地芳峠〜仁淀町 約170km
仁淀町〜京柱峠〜祖谷 約120km
祖谷〜落合峠〜高松 約100km

これなら、前後に一日ずつ余裕を見ても
一週間に収まりますし、なんとなくそれなりに
九州と四国を横断した気分になれる行程です。

こうして熊本入りを考え出すと、
やはり地震が頭をよぎります。
大きな災害に遭った地域を、単なる遊びの
サイクリングで、のほほんと通過してよいものかどうか……。

冷静に考えれば、そんな今だからこそ
熊本を訪れて、観光でも遊びでも何でもして
お金を落としていくべきなのかもしれません。
でも、サイクルツーリングだとそんなにお金を使いませんし、
バイクパッキングのキャンプ旅ならなおさらです。
でも九州を走りたい……。

そんな自分への言い訳づくりとして、
熊本で1日だけ、ボランティアをすることに決めました。
事前に熊本県の社会福祉協議会に電話したところ、
いまは自治体によっては県外からのボランティアを
積極的に受け入れているとのことで、
熊本市も募集していました。
そこで、地元(池袋)の社会福祉協議会で
ボランティア保険に加入しつつ、
(天災対応で一年間600円ほど)
熊本市災害ボランティアセンターのWebを読んで、
靴や持ち物を用意。
そして、天気予報とにらめっこしつつ、
ジェットスターのチケットを予約しました。
さすがに最低価格では購入できず、
追加料金込みで11,250円に。

18日の16時半に成田発、18時半に熊本着のフライト。
着いた日は寝るしかありませんが、
さすがにサイクリング後にボランティアするのも
しんどそうなので、初日は移動日と割り切りました。
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成田空港第二ターミナル駅まで
京成線で輪行移動。
ジェットスターは第三ターミナルを利用します。
ばっきー氏に「第三ターミナルは遠い」とうかがっていたので、
覚悟して歩き出します。所要15分だとか。
カートに輪行袋を載せているので、さほど疲れませんが……
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通路が本当に長い……。
途中に二ヵ所も休憩所があるほど(笑)。
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ジェットスターのカウンターに着くまで、
ゆっくり歩いたので20分はかかりました。
夕方発の便ということもあり、時間に余裕をもって
行動したのでよかったです。
早朝便を利用するなら、池袋に住む自分には
ウエイティングスペースでの前泊が必要になりそう。

飛行機輪行について不安を感じる人も多いですよね。
自分は楽観的なので、いつもの鉄道輪行と同じ収納方法で
預けています。輪行袋も愛用のSL-100です。
さて、カウンターに輪行袋を預けにいくと、
大型荷物の受け入り口は別にあるとのことで、
少し離れた場所へ。
そこで輪行袋を渡すと、「空気抜いてますか」と
聞かれました。
「はい、空気圧低くしてますよ」と、自信を持って返答。
実際、6気圧しか入れてませんし。
すると、係員が「確認させてください」と。
袋を空けさせられ、タイヤを指でつまみます。
こんな確認、JALやANAでは体験したことがありません。

「もっと抜いてください」
「なぜですか」
「規則ですから」
「どこまで抜けばいいんですか」
「私の指でタイヤが凹むくらいに」
「これで十分に空気圧は低いですよ。僕の指なら凹みますし、そもそも、貨物室も与圧されているから、本当は空気を抜く必要はないはずです」
「航空会社に言われてる規則ですから」
「ジェットスターの規則なんですか?」
「そうです」

言い合っても仕方ないので、先方が納得するまで
空気を抜きました。だいたい2、3気圧になった感じ。
「私の指でタイヤが凹むくらい」なんて基準が
規則とは思えないんですが、仕方ありません。
要は、走り出す時に空気を入れるのが
面倒くさいんですよね……。
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こんな感じのやりとりがあり、
タイヤと同じくらい気持ちも凹みましたが、
出発ゲートへ進みました。
ジェットスター・ジャパンの機材は
ぜんぶが新造のエアバスA320。
LCCの定番と言える小型ジェット旅客機ですね。
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定刻どおり飛び立って、まずはひと安心。
シートピッチは狭いものの、窓際席になったので、
地上の様子がよく分かります。
離陸後しばらくの上昇中は、筑波山や霞ヶ浦が
見えました。きっと大洗も視界に入っていると思うのですが、
はっきりは分かりませんでした。
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熊本空港着もほぼ定刻。
着陸前後はフラップやスポイラーが大きく作動するので、
見ていて飽きませんね。
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輪行袋を受け取り、
空港ビルの外で組み立てます。
当然と言えば当然ですが、自転車や装備に
異常はありませんでした。
何度も書いてますが、油圧式のディスクロードでも
輪行はなんの問題もありません。

今回もアピデュラのバッグ類を装備していますが、
さらにリュック(容量13リットル)を背負います。
ここには、ボランティア作業時に必要と思われる
トレッキングシューズ(安全靴がわり)や着替えなどを
納めました。
ボランティア終了後は、リュックごと送り返します。
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ささっと組み立てて、
熊本空港から走り出します。
空港は標高200mくらいの丘の上にあるので
市街までは下り基調の道が続きます。
そして、熊本市街を抜けて、上熊本の先にある
崇城大学をめざします。距離は20kmほど。
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熊本市外に入る頃には、
とっぷりと暗くなりました。
大通りをひんぱんに路面電車が行き交う街です。
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崇城大学の敷地に開設されている
ボランティアヴィレッジに到着。
あらかじめ予約していたので、スムーズに受付完了。
一泊500円で、この収入は寄付するそうです。
大学生のボランティアさんが運営にあたっているようですが、
Webでの予約システムや現地での対応が
とても洗練されていました。
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指定されたエリアにテントを設営。
野球場ふたつ分くらいの広い敷地に
テントがびっしり張られています。
到着した時点で暗かったので周辺がよく分かりませんが、
普段は駐車場みたいです。

前回の大洗キャンプで好感触を得たツェルトですが、
こうした設営環境では使いづらいことが
容易に予想できたので、自立式テントである
トレックライズゼロを持参しました。
どこでも簡単に張れますし、居住性も高いです。
そして、ツェルトも、実は持ってきています。
ボランティアのためにここで二泊させてもらった後は、
テントを送り返して軽量化、
ツェルトで旅を続けようと思います。
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近くのコンビニで物資を調達し、
テントのなかで晩酌開始。
周りにキャンパーがたくさんいるわけですが、
さすがに静か。眠くなるまで酔いを深めます。
ツェルトだと、なかでの晩酌は難しいので、
やはりテントだと夜のひとり時間が過ごしやすいです。
写真で赤く光っているのは、電気式の蚊取り線香。
先日の大洗キャンプでトシさんに貸していただき、
それのおかげか蚊に刺されませんでしたので、
さっそく自分も買ったのでした。

22時を過ぎて、ぼちぼち眠くなってくると、
テントサイトのすぐ隣から女性の話し声が聞こえます。
自分のテントは隅っこにあり、フェンスを隔てた
向こう側は、学校の寮みたい。その
洗濯場所かなにかなのでしょうか。
人の出入りが感じられ、そのたびに女性の声が
聞くともなしに耳に入ります。

「でっかいね」
「なにか挟める?」
「挟めるよ」

いったいなにがデカくて、なにが挟めるのでしょう(汗)。
歌なんかも聞こえてきて、それがなぜか「タッチ」。
若者に今でも支持されてるんですね〜。
そのうち、洗濯が終わったのか人の気配が消え、
いい感じで酔いも回ってきたので、
気持ちよく眠ることができました。
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翌19日、6時前に自然と
目が覚めました。
連泊するのでテントなどは張りままとして、
リュックを背負ってキャンプ村を後にします。
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市街の中心部にある公園が
ボランティアの受付場所になっています。
9時から受付なのですが、7時には着いてしまいました。
公園の地下に有料(100円)の駐輪場があり、
利用させてもらいます。ここでSPDシューズを
トレッキングシューズに履き替えました。
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時間があるので、近場を散歩。
写真は、熊本城の入り口に建つ
加藤清正像。東京品川にも清正公があったりするので、
なんとなく親近感を覚える武将です。
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その清正が建てた熊本城は、
報道されているとおり大きな被害を
受けていました。城内は立ち入り禁止ですが、
お堀沿いに見て回るだけで、激しく崩れた
石垣や塀が散見されます。ただ、清正が造った
箇所は壊れなかったとも言われています。
時間はかかるでしょうが、もとのような
勇姿を取り戻してほしいものです。

さて、9時前に再びボランティアの受付場所へうかがうと
もう長い列ができていました。
9時までに100人くらいは集まったようす。
ゴールデンウィーク後、ボランティアが減ったと
新聞で報道されていましたが、平日なのに
これだけの人数が集まるのはすごいとも思います。

集まった人々は、25人ずつくらいに分けられ、
作業内容や配慮すべき点について
市のスタッフから説明を受けます。
こうした「オリエンテーション」、
そして作業を割り振る「マッチング」、
数人ずつの小グループに分ける「グルーピング」などが
システマチックに行われていきます。
ボランティアへの作業依頼が市民から多くあり、
「○○○の片付け、男性3人、女性1人を派遣」といった
手配書が作成されており、集まったボランティア志望者に
次々と作業が割り振られていきます。

待つことしばし、市街から少し離れた南区へ
50人が派遣されることになり、自分もこの
グループに入りました。
バスで南区のとある災害ボランティアセンターに移動。

バスからぼんやり街を
眺めていると、ブルーシートを屋根に被せた
家がちらほらと見えます。熊本市街の中心部では
お城以外に大きな被害が目立ちませんでしたが、
郊外に出ると、危険であることを示す赤い紙が
張られた家が点々と現れます。

見ず知らず同士の車中ですから、シャイな自分は
となりの人と話すこともなく過ごしていたのですが、
他の席からは話し声も聞こえます。
若い女性も二人くらいいて、そのうち一人の声が
とても気になります。

口というより喉からそのまま抜け出たような
透明感のある声が心地よく、口調も上品です。
ちらりと見ると、二十代半ばくらいの小柄な女性。
隣あわせたオジさんと出身地などを
話し合っているようですが、その素敵な声を
聞いていると、なんだか胸がトキメキます。
最近だと「艦これ」の大鳳とか、ガルパンのミカの
声を担当されてる能登麻美子さんみたいな声。
こんなところでアニメを思い浮かべてるのも
何ですが、こんな素敵な声の人と
一緒に作業できたら幸せだな〜と。

一方、別の意味で異彩を放つご婦人も……。
初老といった年配に見受けられますが、
サンダル履きでテレテレのワンピースを着用。
いま、家を出てきましたといった感じで、
両手に買い物袋を提げているあたり、
とてもボランティア作業をするようには見えません。
その太ましい体格とあいまって、
「おそ松さん」のデカパンを連想させ、
一種異様なオーラを漂わせています。
いかにも面倒を引き起こしそうで、
正直、近寄りたくない印象。

で、南区の災害ボランティアセンターに到着。
こんどは3人ずつの小グループに分けられ、
実際の作業内容の説明を受けます。
グループ分けはなんとなく並んだ順によって
無作為に決定されます。そこはかとなく能登さん声の
女性に近づきたいなと思いつつも……
やっぱりデカパンおばさんと同じグループに
なってしまいました(泣)。だいたいこういう時って、
こういう巡り合わせになるのです。

さて、30歳くらいのイケメン風男子を加えた
我が3名構成のグループ。まずはリーダーを決めます。
男子と顔を見合わせ、おばさんはナイと暗黙の了解。
二人でジャンケンし、負けた自分がリーダーということに(汗)。

スタッフから作業内容をうかがい、
必要な道具などを受け取ったら、今度はマイクロバスに乗って
作業現場に向かいます。
道具は、一輪車、スコップ、ハンマー、そして土嚢袋や軍手など。
割り当てられた作業は、民家の庭に集められた
壊れたブロック塀の片付けでした。
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ブロックを適当な小ささに砕き、
土嚢袋に詰めていきます。
こうしないと、回収してもらえないのだとか。
モビルスーツがあれば一瞬で終わる
作業だなとか思いつつ、ハンマーでブロックを割り砕き、
せっせと土嚢袋に詰めます。
土嚢袋一枚は40〜50リットルの容量があると思いますが、
見る見る使い果たし、ボランティアセンターから
追加で土嚢袋を運んでもらうなどして、計100袋くらいに
詰めました。

で、例のデカパンおばさんは、
サンダルのまま作業しようとするので、
まずは借りてきた長靴を履いてもらいます。
なにより怪我を防ぐのがリーダーの仕事、と
言われてましたので、気が気じゃありません。
もうひとつ、こまめな補給を心がけるべしと
ロングライドの本に書いてあるようなことを
言われていたのですが(笑)、こちらは自分が心配する
必要はありませんでした。

おばさんはもう積極的に休みまくりで、
「そんなマジメにやっちゃだめよ〜」と
僕らにも頻繁に休憩をうながします(汗)。
そして、手持ちのお弁当をさっさと平らげ、
「食べた後に動くと胃下垂になるわよ〜」と
また休憩に入ります。

かと思うとせっかちなところもあり、
もう何時なんだから撤収の準備をしようとか、
他のグループはどうなってんのかとか、
あんな小柄な子(能登さん声)は
ちゃんと仕事できるのかしら〜と、
人の心配ばかりしています。
そして、人やクルマが近くを通るたび、
「災害ボランティアで〜す。よろしくお願いしま〜す」と
気勢を上げます。みんなギョッとして目を向けます。
なにがよろしくなんだ……。

イケメン男子と苦笑しつつ、
やや危険と思われるブロック割りは自分と二人で分担し、
おばちゃんには袋詰めを担当してもらいます。
聞いてもないのに話すところでは、
おばちゃんは飛騨高山の農家さんだそうで、御歳67歳だとか。
なんかの豆を作ってるとかで、自分が
まったく知らない農業の話は、それはそれで
興味深いものではありましたが、
口を動かすより手を動かしてよと思うことしばし。

しばらくすると、ブロックの袋詰めに飽きたのか、
おばちゃんは庭の草むしりを始めます。
勝手にそんなことやっていいのかと一抹の不安は
ありましたが、草むしりには非常に熱心で、
庭が見る見るキレイになっていきます。
「無我の境地になるのよね〜」とのこと。
さすが農家、こうした作業は慣れてるんでしょうね。

さて、実質11時ごろから始まった作業は、14時半に終了。
15時に迎えのバスが来るので、それまでに
切り上げるのです。
ちょうどほとんどのブロック塀を
袋に詰め終わったので、それなりにやり遂げた感はあります。
こちらにお住まいのご婦人が、冷えた飲み物を
何度も差し出してくれたのが本当にうれしかったです。
ご自身がいちばん大変だと思うのに、
「すごい人と組んじゃって大変ね〜」と、
気遣ってまでいただきました(汗)。

南区のボランティアセンターに戻ったら、
作業内容をスタッフに報告。しばらくすると、
熊本市街に戻るバスがやってきます。
点呼してグループごとにバスに乗り込むのですが、
おばちゃん一人で勝手にバスに乗り込んで
新聞を読んでるかと思えば、いつの間にか消えて、
僕らがあたりを探していると、
「血圧測ってもらってきた」と、理解のおよばない
行動を取ったりするので、作業そのものより
おばちゃんの管理で疲れたのでした。
能登さん声の人と話したかったよ……。

市街のボランティアセンターに戻って、
おばちゃんと分かれた時は本当にホッとしました。
一緒に作業したイケメン男子いわく、
「ああいう人と一緒だからこそ、ギスギスしなくてよかった」
とのこと。人間ができてるな〜と恐れ入りました。
たしかに、ヘンに真面目な空気感のなかで
黙々と作業するよりは、
気が楽といえば楽だったのかもしれません、
お兄さんは、クルマ車中泊で日本一周中だとか。
お互いの旅の無事を祈って、解散したのでした。
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アウトドアショップへ立ち寄り、
ジェットボイルのガスカートリッジを購入。
さすが大都市熊本、東京となんら変わらぬ充実した
品揃えのお店でした。
飛行機輪行ではガスなどが持ち込めないので、
こうして現地で調達する必要があるのです。
これで明日からのバイクパッキング旅を
温かい食べ物や飲み物で潤わせることができます。
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ボランティアヴィレッジに戻り、
夜を過ごします。無料で使えるシャワーもあり、
汗を流すことができて幸せ。
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ここでは火器使用禁止なので、
またもコンビニ調達のビールとツマミで晩酌。
なにはともあれ、ボランティアをさせていただくという、
最初の目的は達成することができました。
あのおばちゃん、今ごろはどうしてるんだろう……
知ったことではありません(汗)。

翌日からは、いよいよバイクパッキング旅です。
胸を高鳴らせつつ、眠りについたのでした。
by cyclotourist | 2016-05-26 11:14 | おしらせ | Comments(4)

『自転車で100kmをラクに走る』

こんにちは、田村です。

足かけ一週間の旅から戻りました。
家のカギが変えられたりしてたらどうしよう……
という不安も杞憂に終わり、無事に帰宅できました(汗)。
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献本が届いておりました。
私の新しい著書、
自転車で100kmをラクに走る
でございます。
技術評論社という老舗出版社が
ラインナップしている、趣味の新書シリーズです。

ご担当いただいた編集さんが、最初に打合わせをした際、
「距離100kmって、やっぱり最初の目標じゃないですか」と
おっしゃっていたことから生まれた一冊です。
副題に「~ロードバイクでもっと距離を伸ばしたい人に」と
あるとおり、自分にとっては珍しく、というかむしろ初めて、
ロードバイクを中心に扱った内容です。

とはいっても、賢明な本ブログの読者さんなら
お察しのとおり、サイクリングに求められる基本的な
スキルやノウハウは、どんな車種でも共通です。
本書の内容も、これまで自分が出させていただいた
ロングライド系の装備ノウハウやプランニングのヒントを、
ロードバイクという切り口であらためて
解説したものです。

100kmって、長いと思いますか? 短いと思いますか?
あらためて考えると、僕は長いなあと思います。

ブルベとかに慣れてしまうと、
100kmなんて余裕余裕と思い上がってしまいますが、
コースや装備をちゃんと自分で計画して、
予定どおりに、しかもツラい思いをしないで
走りきるためには、さまざまなノウハウが必要です。
そして100kmを走りきった経験があれば、
いずれ200kmだろうと1000kmだろうと走れるようになり、
必要な装備やノウハウもほとんど共通です。

本書を書いてあらためて思ったのは、
サイクリングは旅であり、時間をどう使うかを考える
一種のゲームみたい、ということでした。
走った距離は、過ごした時間の結果です。
時間を水平面の距離に置き換えるか、
標高の上下に費やすか、それとも
グルメや立ち寄りに充てるか……。
風向きや地形を読み、
いかにして時間に余裕を持たせるかという、
自分を主人公にした実験的なゲームなのです。
そんなゲームを有利に進めるためのヒントを、
この一冊に集めてみました。

競技として自転車に取り組むなら、
真剣で継続的な練習が欠かせないと思います。
けれども、サイクリングで走る距離を伸ばすためには、
練習と気負って取り組む必要はありません。
自転車の装備のちょっとした工夫や、
コンビニを活用する補給プランのほうが
役立ちます。
今回の本もやっぱり非体育会系なので(笑)、
自転車の選び方や装備のうんちくが多くを占めます。
担当編集さんには「チート技ばかり」と
指摘されましたが(汗)、
それが「100kmをラクに走る」秘訣です。
練習して速くなる、というのは競技の世界だから
求められることであって、趣味で楽しむサイクリングは
経験とノウハウが圧倒的に大切なのです。

とはいえ、はじめて100kmを走る、といった
リアルな経験を、僕が味わうことはできません。
二十年以上前に体験してしまいましたから、
それを思い出せと言われても無理があります(汗)。

本書には、「はじめての100km」といった初々しい
リポートを載せたいなあと当初から思っていたのですが、
周りを見回しても、僕と似たような
距離不感症気味のオッサンばかり(汗)。

そこで、M,マキノサイクルファクトリーの坂西さんに
「まだ100km走ってない人、どなたか紹介して」と
相談したのです。マキノさんのお客さんなら、
たとえ初心者でも志の高い方がいらっしゃるのではないかと……。
年齢性別不問ですので、本に協力してくれる方を
ご紹介してくださいと坂西さんにお願いしたところ……
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なんと、声優さんを連れてきてくれました!
東城咲耶子(とうじょうさやこ)さんという、
アニメやゲームで活躍中のうら若き女子!
この秋から放映されるアニメ「ろんぐらいだぁす!」にも
出演が予定されているお方なのです。

一年ほど前にマキノのオーダーロードを
手に入れた東城さん。これまでの最長走行距離は
70km程度とのこと。
そんな彼女と、我孫子から大洗まで100km少々、
ガチでサイクリングを体験してきました。
どんな結果になったのか、ぜひ紙面で
ご確認ください。やっぱり100kmって
大変な距離だし、いろんなノウハウが必要なんだなと
僕自身、たいへん勉強になった体験でした。
ある意味、東城さんの体験リポートが
本書最大の売りかもしれません(笑)。
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『自転車で100kmをラクに走る』は、
本日頃から全国書店様に並ぶ予定です。
価格は1280円+税。オールカラーです。

どうぞよろしくお願いします!
by cyclotourist | 2016-05-25 11:11 | おしらせ | Comments(0)

【フィギュア作り】ワンフェス本申請とか

こんにちは、田村です。

ここのところ我ながら積極的に
ツーリングに出かけておりますが、
フィギュア作りのほうもサボってはいません。
誰もサボるなとは言ってないですし、
むしろ他のことをしたほうが身のためかも
しれませんが、今夏のワンフェスに申し込んだ以上、
「当日版権本申請」という関門をクリアしなければ
なりません。

次回のワンフェスは、7月24日に開催されるのですが、
いわゆる版権モノのフィギュアは、その展示販売許可を得るため
5月9日までにほぼ完成した原型の写真を
提出(Webにアップロード)しないとならないのです。
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申請したガルパン三人娘。
すでに完成させていたクラーラはともかく、
愛里寿たんと、まほ殿はまだまだ完成度が低いのですが、
申請しないことには話にならないので、
なんとかとりあえず形にした、という状態です。
8日と9日はキャンプツーリングを予定していたので、
7日に申請を完了したのでした。
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以前作った、吉備桃恵さんも
少し改修した上で、申請しました。
自衛隊岡山地方協力本部のキャラなのですが、
こちらは申請が通るかどうか、微妙な気がします。
防衛省が判断するんですかね!?
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とりあえずでも申請を済ませて
ホッとしていると、娘の厳しいチェックが入ります。
「……ヘン」
指摘だけはしても、改善策が皆無なので困ります。
まあ、自分でもいろいろヘンだとは思っているので、
改修に入っております。
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直し出すとキリもなく、
手足のバランスや胸の形などを大改修。
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ほとんど全パーツを
手直しすることに……。
自分で言うのもナンですが、日々眼が肥えつつあるので、
作ったものが作ったそばからショボく見えてくるという、
いいのか悪いのかよく分からない状況です。
この理由は、毎週末に通っている「模型塾」で、
毎回のように新たな発見があるからです。
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前々回は、体全体の
ポーズについて。
「ポーズのキモは微調整が決めて」とのこと。
センスとか経験だよ、と言われなくてよかったです(汗)。
先生である東海村さんの説明は非常に論理的で、
階段を一段ずつ上るように工程を明確に分けて
説明してくれるので、理解しやすいです。
理解はしたつもりでも、自分がフィギュアに反映できるかは
別問題なのですが(汗)。
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カラダの各ブロックを
アルミの針金でつないでポーズをつけた状態。
右が先生のワルキューレ風オリジナルキャラ、
左は自分が作ってる継続高校の隊長さんです。
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ご説明のほとんどは、著書でも
説かれていることなのですが、実技を
目の当たりにできるのが新鮮。
串を駆使して(汗)、くるくると上手に
ポリパテを盛っていく技に驚きました。
ポリパテって、削るだけの素材だと思ってましたが、
盛りでもあるていどは造形できるんですね。
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まさに見よう見まねで
進めていきますが、なかなかどうして……。
しかし、エポパテよりは硬化時間が圧倒的に
短いので、結果としてポリパテのほうが完成が
早まるのではないかと思いました。丈夫ですし。
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次回はもう顔の説明に入るとのことで、
自宅で少し作業を進めました。
経験上、スカートを作らないと、全体の
ポーズのよしあしが分かりづらくもあり、
せっせとパテを盛り削り。
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先週までに、このくらい
形にしておきました。
誰なんだかまったく分からない状態ですが(汗)、
この段階くらいまではドンドン形になっていくので、
楽しい工程ではあります。
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そして先週の模型塾は、
ついに顔の造形に進みました。
アニメ顔とリアルの違い、今風の絵柄でポイントになる
鼻や口の解釈や造形方法など、
たいへんに目からウロコが落ちました。

しかし、あまりにも内容が濃く、自分の手の動きと
実際の仕上がりにつなげるには時間がかかりそうです……。
曲がりになりも10体くらいフィギュアを作ってる
自分でも難しく感じますから、この講座で本当に
はじめてフィギュアを作る人は、よっぽど
自宅で試行錯誤しないと、完成まで
もっていけないんじゃないかと思いました。
もっとも、自分も最初の頃はヒドいデキだったので
(今もそうなんでしょうが…汗)
理解できた範囲内で形にすればいいんでしょうね。
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また自宅で作業を進め、
次回の模型塾に備えます。
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次回は「髪」の解説とのこと。
とっても気になります。
いつまでもハゲのままじゃ可哀想ですからね(汗)。

しかし、フィギュアは一体つくるのに
相当の時間がかかります。完成した! という喜びを
味わえるまでのスパンが長いのです。
そこで……
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気分転換にプラモデルを買ってきました。
手のひらサイズの「ジークフリード」。
マクロスΔの主役機でございます。
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30分もすれば完成。
多色成型とすばらしいシールのおかげで、
いわゆるパチ組みでそれらしくなります。
しかしまあせっかくなので……
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エンジンだけ塗って、
スミ入れをしてみました。
凹モールドが繊細なので、スミ入れの効果絶大。
完成させる喜びを味わうことができました。

実は今週からすっかりヒマになってしまい、
模型作りと「艦これ」しかしてません(汗)。

せっかくなので、明日から一週間くらい
旅に出ようと思います。
模型塾を休むことになるのは断腸の思いですが、
こんな機会もまあ滅多にないので、
ちょっと出かけてきま〜す!

追記
ここのところサイクリングの度に
複数回のパンクをやらかしていた自分ですが(汗)、
デフォルトの銘柄不明リムテープがよじれやすく、
ニップル穴が露出しそうだったのが原因、と思われ。
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先週のキャンプから帰還後、
よれにくくて丈夫なシマノ製リムテープに交換。
やっぱり頼れるシマノ、です。
これでもう大丈夫、きっと一週間パンクなしで
旅ができる……はず。できるといいなあ。
by cyclotourist | 2016-05-17 13:52 | おしらせ | Comments(9)

ツェルトでキャンプ!

こんにちは、田村です。

ゴールデンウィーク最後となる日曜日、
再び大洗を目指しました。
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バイクパッキングでキャンプ、
その第二弾です。
手持ちのアピデュラのバッグをフル装備した
我がキャノンデールCAAD12 DISC。
もはやこのスタイルがデフォルトな自転車です。
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出発前に自宅で重量を計測。
14.6kgです。自転車が8,5kgほどなので、
バッグと搭載アイテムの重量は6kg少々です。
今回、ジャージ上下とパンツなど着替えも搭載したのですが、
すばらしく軽量です。それに大きく貢献したのが、
ファイントラック製ツェルトの採用です。

以前も本ブログで紹介しましたが、
自分が使ってるテントは、アライテントのトレックライズ0。
とても使いやすく居住性も高いのですが、
重量は1440gあり、それなりにかさばりもします。
一方、新しく導入したツェルトは、
本体とペグ、ガイドラインなど一式で366gに過ぎません。
寸法も小さく、フレームバッグに余裕で収まります。

この軽量化、省スペース化のおかげで、
着替えを積みながらも、トータル重量を
抑えることができました。
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今回は石岡から走り出します。
近郊の峠を三つばかり登ってから
大洗を目指すという、フェイントが入った
難易度の高いコースです。
コースプランナーは、トシさん(千葉のYさん)。
ちょっと自分には思いつかない素敵なコース設定で、
大洗にはサイクリングの大切なものが
すべて詰まっていることを、あらためて教えていただきました。
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輪行が苦にならないのも、
バイクパッキング式スタイルの魅力。
外すのはサドルバッグだけで、フロント・フレームバッグなどは
取り付けたままで輪行袋に入ります。

サイドバッグとキャリアを用いる、従来型キャンプツーリングの
最大の弱点が、輪行だと思います。
4サイドにもなると、鉄道での輪行は大変めんどうで、
労力も時間もかかり、それが自分が
キャンプから遠ざかる理由でもありました。
バイクパッキング式なら、普段のサイクリングと
ほとんど同じ気軽さで出かけることができます。
ちなみに……
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前回のキャンプでは、
シートステーにゴム板を巻いて
サドルバッグの揺れを抑えましたが、
今回はサドルバッグ側にあらかじめ
ゴム板を接着しておきました。
このバッグ先端部の形状が、キャノンデールCAAD12の
シートステー接合部にぴったり合うのが魅力です。
もちろん、たまたまですが(笑)。
ちなみに、CAAD12のトップチューブは角断面で、
トップチューブバッグやフレームバッグの
収まりが良好なのもうれしいところです。
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石岡駅で自転車を組み立てていると、
同じように輪行でやってきたロード乗りさんに
注目されます。バッグの価格や装備の内容が気になったようで、
いろいろ質問を受けました。
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トシさんの自転車です。
「リストラップ」というサドルバッグが
荷物のメインスペース。僕も現物は初めて見たのですが、
汎用的なドライバッグを収納、ホールドする構造です。
容量を柔軟に調節でき、防水性も抜群でしょうから、
よく考えられたバッグだと思います。
フロントバッグやフレームバッグは、お手持ちのものを
工夫してアッセンブルしてます。
「フロントバッグがややふらつく」とトシさん本人は
おっしゃってましたが、総重量は自分の自転車とほぼ同じで、
十分に軽快なツーリングが楽しめる仕様になってました。

ブルベを始めた頃は、こうしたバッグ類や装備を
参加者各自が工夫しているのを見るのが楽しみでしたが、
最近のブルベでは、なんとなくスタンダードみたいなのが
確立され、変化に富んだ自転車を
あんまり見なくなった印象があります。

一方、キャンプを前提にしたバイクパッキングは、
まだまだ見る機会が少ないですし、各社のバッグの
評判も分からないことが多いですから、
工夫の余地がたくさんあって面白いと思います。
キャンプ道具自体も人それぞれで興味深いです。
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石岡の街をあとにすると、
すぐに山並みが迫ってきます。
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標高250mほどの峠を越えます。
ピークには、乗越峠と看板あり。
地形図には名前が載ってない峠ですが、
ロード乗りと何人かすれ違ったので、
地元では有名な峠なのかもしれません。
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いったん下って登り返し、
もうひとつ峠越え。
こちらの団子石峠は、地形図にも名前が出てますね。
いずれも10%を超える勾配が現れましたが、
木陰が多く気持ちのよい峠路でした。
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茨城県のオアシス、
セイコーマートで休憩。
ここで、駅前で出会ったサイクリストと再会。
軽装のロードの方と、だいたい同じペースで
走れていることに満足感を覚えます。
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3人で道祖神峠へ。
下った先で分かれ、我々は
大洗を目指します。大洗が近づくと、
どこをどう走っても見覚えのある道ばかりで
(実際はそんなことないのですが)
帰ってきた〜という気持ちが高まります。
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16時前に大洗着。
走行距離は85kmほどでしたが、
これからが本日のメインイベントです。
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大洗キャンプ場へ。
以前利用した大洗シーサードキャンプ場も悪くは
ありませんでしたが、こちらのほうが静かな立地です。
ゴールデンウィーク最終日ということもあり、
僕ら以外の利用者は一人だけとのこと。
1300円の利用料をお支払いし、さっそく設営します。
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ツェルトです。
輪行袋よりコンパクト。
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立木を利用すれば
極めて簡単に設営できました。
自立式テントに比べると、設営場所や方法を
選ぶのは確かですが、工夫次第で、
どんな場所でも張ることができそうです。
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一枚布を下面で結ぶだけの構造なので、
床に穴が空いてます。
自分の使い方ですと、ツェルトを被ったりは
しないので、せめて床に隙間がない
筒状のほうが望ましいのですが……。
なにかで繋いでしまおうか検討中です。
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別途持参した、
銀マット代わりのエマージェンシーシートを敷いた上に
モンベルのスリーピングマットを置きました。
もちろん、シュラフも持参してます。
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テントに比べると居住性は
限定的ですが、条件がよければ
快適に眠ることができそうです。
なかに入ったまま調理するとか、
昼間も一日過ごすとか、そうした使い方は
無理でしょうけど。

自転車ツーリングの場合、登山ほど
厳しい自然環境のなかでキャンプすることはないので、
これで十分ではないでしょうか。
ツェルトの軽さ・小ささによって得られる
走行中の快適さや、搭載量の余裕がうれしいです。
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トシさんは、テントとツェルトの中間的な
シェルターを持参。こちらも狭いですが、
寝るには必要にして十分なスペースです。
ちなみに、5000円で買えるシロモノだとか。
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設営後、潮騒の湯へ。
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すばらしい色紙。
露天風呂に入り、心身ともにさっぱりしたら……
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居酒屋「しゅんさい」さんへ。
島田愛里寿たんのいるお店ですね。
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お店の中には、控えめながら
ガルパンコーナーがありました。
冷たいビールと美味しいツマミで小腹を満たしたら……
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ウスヤさんで揚げ物を買い出し。
ちょうど閉店間際でしたが、ほかの常連さんが
買い物をしていたので、それに便乗させていただきました。
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夜の静かな大洗も素敵です。
ちなみに、自転車は押し歩き。
当然です。飲んだら乗るな、ですからね。
キャンプ場は磯前神社のすぐ裏手なので、
歩くのも苦になりません。
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ツェルトといえ、もはや自分の家。
自分の家が大洗にあるという、夢の実現。
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買い出した揚げ物やビールで
酔いを深めます。なんという幸福感。
トシさんとの話も尽きません……ふと、
もう一張りのテントを見るともなく見ると、
同年輩くらいのご婦人が一人で食事をしている様子。
そこで、「一緒に食べませんか?」と
声をかけることに……。

言うまでもなく、深い考えもなにもなく声をかけたのですが、
同席していただいた彼女のお話があまりにディープでした。
北海道からやってきて、キャンプ場に宿泊しながら
大洗でとある仕事をやっているとか……。
安く泊まるには、キャンプしかないとのことで、
遊びでキャンプしている自分たちとは
次元が違うのです。
そして、滞在が長いだけに、大洗の事情に
詳しいこと詳しいこと。
さらに、「ボトムズ最高」とか言っていたような……。
自分も酔っていたので正確には覚えてないですし、
束の間ご一緒したご婦人の個人情報を
書くのもアレなので書きませんが、
トシさんと二人してプロトカルチャー的な衝撃を受けつつ、
ほどほどで宴会を切り上げて床についたのでした。
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翌朝、6時過ぎに目覚めました。
トシさんが電気式の蚊取り線香を貸してくれたおかげで、
蚊など虫には襲われませんでしたが、
早朝からカラスの活動が盛んで、その鳴き声に起こされました。
トシさんのシェルターは内部の結露が多かったようですが、
自分のツェルトはほとんど濡れず、透湿性は良好でした。
ただの一枚布なのに1万7000円もするだけはあります。
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昨晩は出番がなかった火器を使って、
パスタで朝食。昨日の残りのハムカツを
トッピングして、朝からハイカロリーです。

こうして、無事にツェルトで一夜を
過ごし、朝を迎えることができました。
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そして、新しい旅が
はじまるのです!
by cyclotourist | 2016-05-12 12:07 | おしらせ | Comments(9)

みんなで大洗に帰ろう!

こんにちは、田村です。

4人で三国峠を堪能した翌日は、
あらたなメンバーを二人加えて大洗へ。
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土浦から大洗をめざしました。
土浦まで輪行すると、大洗までの距離が
70kmくらいに短縮されますし、
霞ヶ浦沿いの自転車道(クルマも通りますが)に
即アクセスでき、ほとんど登りがないコースを
柔軟に組めます。
今回は、「ファントム無頼」世代の諸先輩の
ご趣向を反映し、百里基地(茨城空港)を経由する
コースを採用いたしました。

目的地がなぜ大洗かは、もはや説明は不要でしょう。
舞台サイクリング研究会東京支部長(自称)の
私としては、京都からお越しの会長殿に
ぜひとも大洗を体験して欲しかったのです。
ファラート(自転車)フォー!
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霞ヶ浦湖畔を追い風に乗って快走!
先頭のサイクリストが妙にちっちゃいですが、
我が娘です(笑)。小学4年生になりました。
この日は全域で風向きがよさそうで、しかも
平坦なのが分かりきってますから、
「大洗、行く?」と聞いたら、「行く!」とのこと。
ガルパン劇場版を3回見せた甲斐があるというもの(笑)。
もうお一人の新メンバーは、
当ブログにもコメントをくださるTさん(ZENONさん)。
堂々6機の大編隊で大洗をめざします。
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どうしても遅れがちな娘ですが、
今回のように風向きがよくて平坦なら、
時速20kmで巡航できるようになりました。
ご同行のみなさんに「すごいね〜」とほめていただき、
当人も満更でないようす。
オタクな現代っ子は、ほめて伸ばすしかないですね(汗)。
学年で一、二を争うほど背が低い(約130cm)ので、
24インチのジュニアロード(アンカー)が今もピッタリです。
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湖畔を離れるために
北へハンドルを向けると、
なにやら怪しげなレールが……。以前から
気にはなっていたのですが、
千葉のYさん(トシさん)情報によると
10年ほど前に廃線となった鹿島鉄道の跡とのこと。
これはあらためて探索せねばなりますまい、というか
その予定もすでにあったりするのですが、
この日はチラ見に留めます。
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広々とした農村風景。
茨城県らしい、穏やかな地形が広がります。
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ほどなくして、百里基地に近づきます。
フェンス沿いに小道が続き、これを
基地の北側まで走っていきます。
クルマも人通りもなく、なんとなく
緊張感が高まるエリアです。
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百里基地のゲートをくぐり、
「見学させてください」と申し出て受付すると
(身分証明書が必要)
歴代の空自戦闘機が展示されたエリアへ
立ち入ることができます。
写真のF-104が個人的にはいちばんカッコいいと
思います。ほかにF-86、T-80、F-1、T-2、
そしてF-4が展示されています。
特にF-4は記念塗装機と偵察機型の2機があり、
みなさんの視線を集めていました。

娘も、戦闘機の大きさに驚いてはいましたが、
さほど興味はないようす。
「これ、戦う時は手とか足が出るんだよ〜」と、
マクロス風味の冗談を振ってやりましたが、
「お父さん、アニメ見過ぎ」と、軽くいなされました(汗)。
いつもは、上空をF-15やF-4が飛んでいるのですが、
ゴールデンウィークは訓練も少ないそうです。
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さて、百里基地の展示機を拝んだ後は、
近くのコンビニでお昼休憩。
お歴々の先輩方はもちろん、娘も
すっかり馴染んじゃってます。
けっこう元気に走り続ける娘ですが、
子供だけに疲れやすいのは分かっているので、
1時間に一回は停まって休むようにしました。
そんなのんびりペースにも合わせてくれた
諸先輩に感謝です。
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涸沼が見えてくると、
大洗に近づいた実感が湧きます。
いつもは閑散としている涸沼ですが、
この日はジェットスキーやBBQを楽しむ人々で
賑やかな印象でした。
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14時半頃、大洗に到着。
マリンタワー前の定位置に自転車を並べ、
お約束の記念撮影に興じます。この日も自転車は多彩。
写真左から、
サーリー・ペーサー
ケルビム・クロスオーバル
ビゴーレ・山と旅の自転車
マキノ号
アンカー・ジュニアロード
ラレー・カールトン
です。
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約70kmを走破した娘。
意外と元気なので、今日のように条件が良ければ
もう100kmくらいは走れそうです。
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あとは気の向くまま、
ガルパン名シーンの舞台をなぞっていきます。
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大洗磯前神社へ駆け上がります。
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鳥居越しの大海原が
目にしみるほど鮮やかでした。
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あいかわらず見事な絵馬の数々。
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社畜さんチーム……
自衛官候補生……
切実な願いの数々に胸が締め付けられます。
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圧巻の力作。
こういうのって、絵馬を持ち帰って、
自宅で書いてから持参するのでしょうか?
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キリコの生存も確認できました。
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神社の裏手から赤い歩道橋に出て、
商店街に戻ります。
この歩道橋からの眺めも、
劇場版で印象深いシーンでした。
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ウスヤさんへ。本日も大盛況。
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ハムカツや串カツをいただきます。
娘は、父に負けず劣らず揚げ物が大好きです。
だから身長の割にけっこう重いのですが、
本人も気にしてるので決して指摘しないでください(汗)。
さすがに小学生が自転車で訪れるのは珍しいようで、
立ち寄るお店では、「お嬢ちゃんすごいね〜」と
声をかけられており、照れながらも喜んでました。
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大洗駅の横手で輪行準備。
みなさん、おつかれさまでした。
次にお会いできるのは信州でしょうか、京都でしょうか?
お別れは寂しくもありますが、
次の旅への期待も高まります。
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我々は20時過ぎに池袋に到着。
基本、娘の輪行支度も自分がするのですが、
袋から出したりベルトを外したり、少しでも
手伝おうとする娘の姿勢は悪くないです。
嫌われないていどに、また
連れ出してやろうと思いました。

こうして、京都からの会長来訪を口実にした(?)
二日間のサイクリングは無事に終了しました。
自分の仕事にはあんまり関係ないゴールデンウィークですが、
お仲間と一緒に走ることができるチャンスとして、
やっぱり貴重な休日ですね。

翌日の6日は平日なのでフツーに仕事っぽいことをして、
7日はフィギュア教室に通ったり、ワンフェス申請をしたり。
そして8日は、また大洗へ行ったので(笑)、
あらためてリポートしたいと思います。
by cyclotourist | 2016-05-10 08:54 | おしらせ | Comments(6)

ディスクロードで三国峠へ

こんにちは、田村です。

今回のゴールデンウィークは、
いつになくサイクリング三昧でした。
ゴールデンウィークの序盤は宇治スタートでフレッシュを走りましたが、
先日は逆に宇治から先輩サイクリストをお迎えして、
三国峠をご一緒してきました。
シクロツーリストに大人気の、信州と秩父を画す峠です。
最大の魅力は、ダイナミックな切り通しの峠であることと、
秩父側に18kmも続く未舗装路です。
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久しぶりの三国峠は、
我がディスクロードの内なる可能性を
試すにはもってこいのサイクリングとなりました。
この日のために、タイヤをグラベルキング32Cに交換し、
装備はアピデュラの大型サドルバッグとフレームバッグに
搭載。日帰りなので、フツーはこんな大容量の搭載スペースは
要らないのですが、峠でカップ麺など食べたいと思って
火器を搭載。また、降水確率が直前まで
かなり高かったので、レインウエアも完備。

生粋のロード乗りの方にはもちろん、ベテランのツーリストにも
眉をひそめられかねないスタイルですが、
個人的にはディスクロードとバイクパッキング式のバッグ類に
大きな可能性を感じております。

先のキャンプでは、大型サドルバッグ、フロントバッグ、
フレームバッグ、トップチューブバックといった
アピデュラ4点セットを装着し、十分に軽快な
キャンプツーリングを体験することができました。

今回はバッグをサドルバッグとフレームバッグのみとして、
林道ダートでの安定感を味わってみたいと思いました。
本来、ダートでは自転車の運動性を損なわないように
リュックを背負うのが定番なのですが
ホールド感のよいサドルバッグと、自転車の重心に近い
フレームバッグなら、けっこういけるのではないかと。

というかむしろ、ロードバイクでダートを走るなんてコトは
一般的にはあまりおすすめできませんが、
僕にとってこのロードはツーリング車そのものなので、
その汎用性の高さをいろんなシーンで試したいと
思った次第です。
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輪行で信濃川上駅へ。
朝、家を出た時は台風のような豪雨でしたが、
信濃川上駅に到着した10時頃にはすっかり晴れました。
宇治からお越しの会長さん、千葉からお越しのKさん、Yさんと
合流し、それぞれの自転車を駅前で組み立てます。
舞台サイクリング研究会の例会ですが、
この日は舞台巡りはありません(汗)。
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4人それぞれ
個性が異なる自転車で参上。
左下が会長の26×1.5インチの「山旅車」のタイヤ、
左上がKさんの650×35Bのランドナータイヤ、
右上がYさんの700×40Cのツーリングタイヤ、
右下が自分の700×32Cのグラベルロードタイヤ。

いずれもダート走行を考慮した太めのタイヤながら、
規格やコンセプトが違うのが面白いところですね。
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頂きが白い北アルプスを背にして、
ゆるゆると三国峠へ向かいます。
三国峠は標高1740mもあるのですが、信濃川上駅が
すでに標高1100mもあり、アプローチは容易です。
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峠までは全舗装で20km少々、
峠から麓までの18kmはダートですが、そのあとは
三峰口駅まで再び舗装路を25kmほど走ることになります。
つまり、ダート走破だけを考えたMTBなどでは、
ちょっとかったるいコースなのです。
かといって、細いタイヤのロードでは、
ダートがまるで楽しめません。
自転車選びと装備が試されるコースといえるでしょう。
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さて、峠に向かっていると、
この日はたくさんのシティサイクルと出会いました。
乗っているのは、ほとんどがアジア系の外国人さん。
このあたりはレタスの産地として有名で、
そこで働いている方でしょうか。
しかし、出勤(?)時間には遅いですし、
なんだろうな〜と思いながら進んでいくと……
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秋山の集落の外れで、
時ならぬ人だかり。お祭りのようです。
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7年に一度という、
秋山の諏訪御柱祭りです。
いつもは行き交うクルマもまばらな県道が、
この日はお祭りのメインルートになっているのでした。
なぜかメイドさんやゴスロリ調に仮装した
ゴツいおっちゃんたちに驚きつつ、自転車を押して
進んでいくと……
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「持ってけ」と、お菓子と
スポーツドリンクをいただきました。
気前のいい振る舞いに感謝しつつ先へ進もうとすると
「せっかくだから曳いてけ」と言われ……
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レーパン姿で御柱に結ばれた縄を
つかむことに(汗)。
わずかな時間でしたが、晴れの場を
共有させていただきました。
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お祭りエリアを通過し、梓山のヤマザキストアに寄ります。
峠の登りが本格的に始まる直前にあるので、
いつも助かります。年中無休です。
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その場で食べるパンと、
峠でいただくカップ麺、そして
カップ麺に欠かせない水を調達。
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2リットルの水を
登山用のウオーターボトルに詰め替え、
フレームバッグへ。いい感じで収まりました。
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お店を後にすると、ほどなくして
林道になり、本格的な登りの始まり。
勾配は5〜6%とマイルドなので、
会話しながら楽しく進んでいける峠路です。
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雰囲気のよい峠路を
一気に走りきってしまうのは勿体ないので、
しばしば停まって自転車談義。
写真は会長のビゴーレ「山と旅の自転車」。
MTBベースのツーリング車です。
宇治から3日間の遠征となるので、
前後バッグ+リュックという装備です。
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Kさんのケルビムランドナー。
とにかくフレームサイズが大きいので、
650Bの車輪が小さく見えます。
長いヘッドチューブにWレバーを設けています。
このサイズに合わせたフロントバッグをオーダー中とのことで、
できあがりが楽しみですね。
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ぽつぽつと
山桜が咲いていました。
あっという間に散ってしまう桜ですが、
場所を変えれば長く楽しめますね。
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アピデュラのサドルバッグは、
その巨大な外観に反して、
さほど揺れません。ダンシングしても
違和感は少なく、フレーム剛性が高い自転車なら
快適に走ることができます。
大型バッグはキャリアで支えるもの、という
固定観念を覆してくれました。
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12時半過ぎ、峠に到着。
過去最高の青空が迎えてくれました。
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心に残る切り通し。
やっぱりいいな〜、ここ。
初めて訪れた会長とKさんも大満足。
ほかの峠のほとんどは、登り量が多くて長く険しいほど
達成感が高まるものですが、この三国峠は、
ちょっとのがんばりで最大限の喜びを、
気前よく感じさせてくれます。
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サドルバッグから火器を取り出して、
湯を沸かします。
こうした休憩や下りに備えて
長袖ジャケットも持参したのですが、
まるでいらないほどの好天に恵まれました。
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湯を沸かしてカップ麺を
いただくだけですが、
ツーリングに潤いが生まれます。
みなさんの湯も沸かしたので、ほとんどの水を
使い切ることができ、下りの前に軽量化も成功です(笑)。
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ありがとう三国峠……。
それではいざ……
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見せてもらおうか、
グラベルキングSKの性能とやらを!
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結果、十分に快適です。
さほど太くはないので無理は禁物ですが、
径が大きいので小石やギャップに弾かれることが少なく、
安定感があります。
当然ながらディスクブレーキも申し分なく効き、
セミブロックパターンのタイヤをがっちり制動します。
フロントバッグがないことも好影響だと思います。
以前、650×32Bのランドナーでも下りましたが、
正直なところ、今回のほうが快適です。
もちろん、下りだけならMTBのほうがラクですが。
(自分の26インチでも段違いに)

ロードでも、というかむしろ、最新のロードのほうが、
タイヤさえ変えれば、ランドナーより
ダートも楽に下ることができるという事実……。

ランドナーのスタイルも大好きな自分としては
若干複雑な気持ちですが、個人的には
いつわらざる感想です。

実際、スポルティーフはともかく、
ランドナーはここ数年で出番がめっきり少ないです。
フロントバッグの便利さも、GPSとウエアのポケットで
かなり代替できますし……。
とか考えていると、ランドナーが不要な気もしてきますが、
結局のところ、ロードがランドナー化してるというか、
基本性能と汎用性の高さに秀でたロードが、
ランドナーの機能と役割を包含しちゃってるんでしょうね。
あらためて言うまでもないのかもしれませんが……。

僕はスタイル「だけ」では自転車を選べないので、
ランドナーのあの様式美あふれるスタイルで走るなら、
本当に剛性と軽さやメカにこだわったランドナーを
あらためてオーダーする必要がありそうです……。

さて……

せっかくの中津川林道を、せっかく遠方からの先輩と走ってるのに、
こんなふうに自転車の実験をしているようなオタクには、
やはり罰が下るようです。
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前輪がパンクしたでゲソ!
サクッと直しつつも、どうも原因が分からないのです。
タイヤの表裏を確認しても異物が見当たらず、
チューブの穴はごく小さいので、石が原因の
貫通かリム打ちパンクだろうと判断し、
チューブを交換して再発進。

ほどなくして、再びパンク。
また直すも……パンク。
さすがに予備チューブがなくなり、パッチで直すも、
複数箇所が傷んだようで空気が抜けます……。
そこで、Yさんが手持ちのチューブを提供してくれました。
さいわい、お借りしたチューブが厚手だったせいか、
ようやくパンクの神様が去ってくれたようで、
それからは走り続けることができました。
自分の無用なトラブルでお待たせしてしまったみなさま、
本当に申し訳ありません。

ちなみに、昨日、タイヤをもとの25Cに戻したのですが、
その際、いくら確認しても、パンクの原因が分かるモノや状況は
タイヤやチューブ、リムテープに見当たりませんでした……。
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こんなありさまでしたから、
ダートが終わって麓に出た時は、
心底ほっとしました。
15時には三峰口に着くかなと思ってましたが、
自分のパンクのせいで、林道を出た時点で
15時を回ってしまいました(汗)。
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滝沢ダムです。
いつも、自分は国道をそのまま走っていたのですが、
Yさんの案内でダム南岸の旧道へ。
この日は通行止めではなく、登り返しやトンネルが
ほとんどない、気持ちがよい道を楽しむことができました。
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途中、停まった時に
自転車の激しい汚れにあらためて驚きました。
これは、マッドガードがあるランドナーなら
避けることができるので、もっと長距離や悪天候なら、
ちゃんとタイヤに沿ったマッドガードを備えた
ランドナーが強みを発揮するでしょう。
ちなみに、クリアランスがカツカツのフロントフォークには、
やっぱり擦りキズが付きました。
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三峰口駅まであと数kmというところで、
今度は会長がパンク。
これはきっと、田村の自責の念を和らげるための、
優しい計らいなのです(笑)。
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17時を回った頃、
ようやく三峰口駅に到着しました。
陽が長くなったので助かります。
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お花畑駅で降り、西武線へ乗り換え。
鉄道むすめの「みなのちゃん」も、すっかり
おなじみです。
自分のせいで時間が押してしまったため、
打ち上げが短くなってしまったのは痛恨の極みでしたが、
西武秩父駅前のB級グルメの店で英気を養い、
翌日のサイクリングに備えたのでした。

というわけで、翌日の舞台訪問サイクリングに続きます。


パンク連発は返す返すも情けない出来事でしたが、
ディスクロードとバイクパッキングは、
ダート林道でも十分に通用することは実感できました。
晴天に恵まれ、路面がほぼドライだったことも
好印象につながったと思います。

ロードに太めのタイヤを入れることの是非や、
クリアランスの有無、その大小による安全性などは、
くれぐれもご自身で判断してくださいね。
by cyclotourist | 2016-05-07 20:07 | おしらせ | Comments(8)

フレッシュ2016

こんにちは、田村です。

24時間360km以上をチームで走るブルベ、
「フレッシュ」を今年も体験してまいりました。

最近、とんとブルベがご無沙汰ですが、
フレッシュはやはり走りたくなります。
DNF続きですし(汗)。

早いもので、5回目のフレッシュとなりました。

2012年 仙台〜銚子
 初フレッシュ。先輩方のお導きで、無事に完走

2013年 掛川〜京都
 自分が考えたヘンなコースのせいで、DNF(リタイア)

2014年 名古屋〜鎌倉
 諸事情でDNS(出走取りやめ)。チームは無事に完走

2015年 新潟〜川崎
 メイド喫茶で飲み過ぎて(?)、DNF

つまり、3年連続で完走できなかったという、
お寒い結果が続いておりました。
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今年は宇治〜静岡の
約370kmのコースを計画。
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ランドヌ東京のスタッフ仲間と
某Hカメラマン、そして自分の4名でスタート。

いろいろとカツカツではあったのですが、
無事に24時間を走りきり、フレッシュを
完走することができました。
300km以上の距離を走るのは久しぶりでしたし、
まるで自信はなかったのですが、
ベテランの仲間と追い風に恵まれたのが
幸いでした。

またあらためてリポートいたします!
by cyclotourist | 2016-05-03 22:36 | おしらせ | Comments(3)

グラベルキングSK

こんにちは、田村です。

そろそろゴールデンウィークの過ごし方が
気になる頃合いになってまいりました。
年中ゴールデンウィークのような自分ですが、
ここのところは本の原稿書きや撮影でバタバタ気味で
(近いうちに書名などアナウンスさせていただきます)
仕事がひと段落する(ハズ)ゴールデンウィークを
楽しみにしております。

昨年のゴールデンウィークは、遠方からお越しの
サイクリストと一緒に、湘南や秩父を走りました。
そして今年は、信州のあの峠を
ご一緒させていただく予定があります。
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ツーリストに絶大な人気を誇る
三国峠です。信州と秩父の境にあり、
秩父側は18kmも続くダートです。

ここを訪れる時は、自転車選びが大切です。
信州側はロードやスポルティーフが最適な
全舗装の道ですが、それではダートが
下りにくくなってしまいます。
ダートを重視するなら、MTBが
いちばん走りやすいのですが、舗装路の走りが
かったるくて疲れます。
つまるところ、ランドナーのような
ほどほど太いタイヤをはいた自転車が
三国峠にはふさわしいのですが、
正直、ランドナーはどっちつかずの印象が
否めないと感じている今日この頃です。
自分のランドナーは少々重い(11kg強)こともあって、
最近は出番が減ってしまいました。
アルミとかカーボンフレームでより軽く、
自転車としての基本性能が
もっと高いランドナーがあれば言うことないのですが……
……あるかも知れません。
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自分のメインフリートに加わった
キャノンデールのCAAD12 DISC。
柄に似合わず(?)カッコよさげな写真は、
島田カメラマンに撮っていただいたもの。
今度の本に掲載する予定です。

このCAAD12 DISCは、ディスクロードと呼ばれる自転車ですが、
自分にとっては完全にツーリング車です。
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現在は、コンチネンタルGP4000SIIの25Cという
タイヤを常用しております。25Cですが、
幅を実測すると28mmくらいもあります。
それで、十分なクリアランスがあります。
ロードにとって余計なクリアランスは、
フレーム寸法が冗長な証かも知れませんが、
それでも十分に軽く剛性が高いのですから、
汎用性の高さとして評価したいですね。
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試しに、グランボアの30Cタイヤを
入れてみました。問題ありません。
そこで……
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パナレーサーの
グラベルキングSKというタイヤを購入。
700×32Cです。「SK」とはSemiKnobのことで、
低いブロックパターンがあります。
シクロクロス用ほど大きなブロックではなく、
まさにオンオフ兼用でランドナーのタイヤみたいです。
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重量は329g。ほぼカタログどおりです。
GP4000SIIに比べると
100gほど重くなりますが、32Cであることと
パターンがあることを考えれば、十分に軽量です。
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ホイールにセットしてみました。
GP4000SIIの25Cが名目より太いので、
グラベルキングSKの太さが目立ちません。
実測で30mm幅ほどです。
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入りました。
さすがにクリアランスは2mmほどしか残らず、
ドロが詰まりそうですが、三国峠のダートは
閉まった砂利道なので、晴れてれば問題なさそうです……
たぶん。実際はどうなんでしょうね。
ガードがあるランドナーも泥は大いに詰まります。
ドロはけを重視するならMTBかシクロ車が
いいのでしょうが、そうなると舗装路がかったるいという、
最初の話に戻ってしまいます(汗)。
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後輪のクリアランスは十分です。
ディスクブレーキでシートブリッジがないので
異様にすっきりして見えますね。
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サイドが茶色なので
違和感があるかな〜と思いましたが、
自転車がほとんど無彩色なので、
あんまり浮いた印象は受けません。

こうしたグラベル仕様のロードが
林道ツーリングでどのような走りを体験させてくれるか
今から楽しみです。
さすがにキャンプはしませんが、ダートにおける
アピデュラの大型バッグの使い勝手も
試してみたいところです。

ブツを試す、ということに
サイクリングの喜びを見いだすのは、
やっぱり根がオタクだからなんでしょうね(汗)。
by cyclotourist | 2016-04-19 12:12 | おしらせ | Comments(7)

春爛漫の秩父

こんにちは、田村です。

本格的に春です。
暖かくなってくると、無性に秩父へ行きたくなります。
先の日曜日、今年もT地先輩たちと一緒に
春爛漫の秩父を堪能してきました。
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走ったのはこんなコース。
西武線の横瀬駅から走り出し、
丸山林道で奥武蔵の峠群に突入。
コンパクトに登ったり下ったりを繰り返す
このエリアらしいコースです。
距離は60kmもないのに、獲得標高は1600mを超える
お得な(?)内容です。
今年に入ってからというもの大洗ばかりめざしてましたが、
ひさしぶりに秩父を走ってきました。
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ちょっと山小屋風の横瀬駅に集合。
この日のメンバーは、T地さん、Yさん、トシさん、僕、そして……
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古式ゆかしいフォーク抜き輪行で登場したのは
東叡社の森くんです。
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Yさんのパナソニックロード。
90年代から愛用されているようで、
欧州でパナが活躍していた当時そのままの
レーシングカラーがカッコいいです。
ザ、ロードレーサーという雰囲気。

総勢5名となり、9時頃に横瀬駅をスタートです。
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秩父の象徴、武甲山さんを見ながら
高度を上げていきます。
それにしても、森くんの出で立ちが渋い。
まるで70年代からタイムスリップしてきたような……
圧倒的にいちばん若いのに(笑)。
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丸山林道に入ると、
そこかしこで山桜が迎えてくれます。
都内では葉桜になりましたが、秩父ではまさに満開。
T地さんいうところの「サイクリングのかきいれ時」です。
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みなさん登りが速い。
大野峠、高篠峠を平らげて、白石峠へ。
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11時前に白石峠着。
丸山林道方面から進んでくると
ただの鞍部なのですが、ときがわ町から登ると
ここがピークになります。この日も、ときがわ町側から
たくさんのサイクリストが登っては下っていきました。
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僕らも、ときがわ方面へ下りはじめ、
途中で分岐に入って七重へ向かいます。
秩父の里山は、花の彩りが豊かです。
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七重から林道をぐんぐん登り、
堂平山の北へ向かいます。
このあたりは林業の最前線といったエリアで、
まっすぐ伸びた杉林が続きます。
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林道のピークでは、
バーベキューを盛んに行っている方々が。
香ばしい匂いに食欲が刺激されますが、
我々は手持ちの補給食で我慢。
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レンタサイクルで登ってきた方が
いたのには驚きました。
アシストなしのガチなシティサイクルです。
乗り手の方は、ハイキングへ向かいました。
なんという健脚なんでしょう……。
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気持ちよく下って、
白石の集落で県道に落ち合います。
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三たび林道に入り、
秩父高原牧場がある稜線まで登り返します。
最近では「大洗に帰ろう」というサイクリングばかりでしたが、
秩父も自分にとっては「帰ってきた」感が強いエリア。
輪行すれば、首都圏全域から訪れやすいのが魅力です。
関東近郊で、これだけ峠が楽しめるエリアは珍しいでしょう。
同じ大洗信者のトシさんと一緒だと、
ガルパンの話を心置きなく続けることができ、
登りのしんどさもまったく感じませんでした。
ちなみに……
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地理院地図の3D機能で俯瞰すると
こんな感じのエリアです。本当に平地が少なく、
起伏に富んだ複雑な地形でありながら、
林道が縦横無尽に走っているのです。
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妙に仲良くなってしまった
T地さんと森くん。きっと、フィルムカメラとか
サンツアーのメカについて
語り合いながら登ってきたのでしょう。
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牧場の売店も大にぎわい。
晩秋からお休みだった
ソフトクリーム屋さんも復活し、大人気。
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我々はおそばを頂き、
小腹を満たします。
時刻は13時半を回り、ぼちぼち
気もそぞろになってきます。
なぜなら……16時過ぎにホルモン屋さんへ
突入するのが、秩父ランの最優先事項だからです。

当初、牧場からさらに北上し、二本木峠あたりも
登り下りする予定でしたが、最優先事項を最優先するため
皆野へ直で降りることに衆議一決。
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お気に入りのパノラマラインを
急降下します。12%を超える斜度で
一気に下り降りる道ですが、こんな時は
ディスクロードの有り難みを実感します。
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皆野へ降りてきました。
ここで、我々は二個小隊に分かれ、
一方は温泉へ、もう一方はアニメ舞台巡りへ。
もちろん自分は後者です。
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トシさんと「あの花」の舞台へ。
この日の秩父橋も、同好の方がちらほら。
名作の人気は根強いですね。
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ほどちかい下水道センターへ。
自分はここを訪れるのは始めてでしたが、
トシさんの案内で広場へ入っていくと……
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あの秘密基地のモデルになったと
いわれる小屋に到着。
最近になってきれいに塗り直されたようで、
中には思い出ノートもありました。
劇中の炭焼き小屋とはだいぶイメージが違いますが、
間違いなく聖地として認知されているようです。
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あの公園や定林寺をひと巡り。
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見事な絵馬。
日付が元旦というのが、ガチ度を示してますね。
私も、つるこ、イチオシです。
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黒い自転車は、光が
バキッと当たらないと、本当に目立ちませんね……。
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羊山公園へ。こちらも桜が見頃で、
多くの方が訪れていました。
有名な芝桜の時期は、大混雑するので
サイクリングどころではありませんので、
ちょうどよいタイミングでした。
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こちらは「ここさけ」の舞台ですね。
峠あり、風情あり、グルメあり、そして舞台あり。
秩父にはサイクリストに大切なものが
ぜんぶ詰まってるんです。
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高砂ホルモンで小隊は合流し、
山のような肉を平らげました。
この日は「アゴの肉」というのが入ったとかで、
ジューシーな焼き肉と野趣あふれるホルモンの食感の
両方を思う存分に味わいました。

こんな感じで、今年も秩父のシーズンが始まりました。
みなさまもぜひ!
by cyclotourist | 2016-04-13 11:14 | おしらせ | Comments(6)

ツェルト買いました

こんにちは、田村です。

妻子にクソニート呼ばわりされている
可哀想な自分ですが(汗)、最近は
けっこう忙しいんです。
そりゃあ、ちゃんと会社にお勤めの方に比べると
自由になる時間をでっちあげてますが、
しばらくサイクリングができてないと、
欲求が不満して過去を振り返るわけです。
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楽しかった大洗への
バイクパッキング式キャンプツーリング……。
美味しかったウスヤの串揚げ……。
先日、あらためてガルパン劇場版を見てきたのですが
(忙しくないじゃん、という突っ込みはヤメて)
自分が利用した大洗ビーチキャンプ場は、
かばさんチームが利用してたっぽい、です。
一方、定休日で利用できなかった神社裏の大洗キャンプ場は
アリクイさんチーム他が利用してたみたいですね。
大洗は平地ですから、暑くなる前に再訪したいものです。

アピデュラのバッグを利用し、その軽快さに感動を禁じ得なかった
バイクパッカースタイルですが、
人間は可能性のケモノといいましょうか、
さらなる可能性を探りたくなります。

仕事でパソコンに向かってるのをいいことに、
あらためて主要なキャンプ装備の重量を確かめてみました。
重い順に主要な装備を並べると……

テント(ポールなど一式)1440g
バッグ類合計800g
ジェットボイル551g
マット502g
シュラフ424g
ツールボトル424g
輪行袋一式416g
レインジャケット326g
レインパンツ242g
USB電源161g
シューズカバー130g
ランタン124g
ポケッタブルリュック71
シート51
シェラカップ49
スプーン・フォーク38
水ボトル35

自転車のライトなどは除いてますが、
計5784gでした。
重量の内訳をグラフにしてみると……
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エクセルのグラフ機能なんて、まったく
ひさしぶりに使いましたが、算数が苦手な
自分には分かりやすいです。
実に1/4の重量をテントが占めています。

バッグの総重量が第二位ですが、
サドル、ハンドル、トップ、フレームバッグの合計ですから、
十分に軽量ですし、これ以上に軽いのを
見つけることは難しいでしょう。
なんといっても、買ったばかりですし。
ジェットボイルも550gとかさんでますが、
カートリッジやコッフェル込みということを考えると
十分に軽量です(自分のはSOLというタイプ)。

となると、やはりテントが課題になります。
しかし、自分が使ってるアライテントのトレックライズ0は、
前々回のブログでも書きましたが、
自立式など希望条件を満たすテントとしては
いまもかなり軽量な部類に入ります。
これより200gくらい軽いモデルもあるみたいですが、
5万円以上の投資が必要です。
しかもインナーがメッシュになるのがほとんどで、
トレックライズ0をすでに持っている自分には、
費用対効果がよいとは思えません。

そこで、以前から気にはなっていた、
「ツェルト」という、もうひとつの選択肢を考えます。
基本的にはビバーク用の簡易シェルターなのですが、
「キャンプ生活」といったレベルの快適性を手放せば、
選択肢に入るアイテムです。
でも、使ったことないし……
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買ってしまいました。
これが仕事のストレス解消なのです(汗)。
ファイントラックのツエルト1という製品です。
価格は17,280円。さすがにテントに比べれば安価ですが、
新幹線で大阪に行ける金額と思えば、安くはないですね。
(交通費と比べるのもヘンですが……)
一緒に、専用のガイドラインも買いました。
同社のサイトから購入したのですが、
驚いたのが、封筒に入って届いたこと。
写真でもわかるように、輪行袋より小さいのです。
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テントと比べてみました。
この小ささは驚きます。
まあ、本当に自分の用途で使えれば……の話ですが。
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本体実測重量はわずか225g。
ガイドラインが40g、必要なペグ8本が
手持ちのもので101gです。計366g。
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広げてみます。
輪行袋のSL-100よりもはるかに
薄い生地です。
(輪行袋と比べるのヘンですが……)
これだけ薄い生地だと、作るのも
縫うのも大変なのは間違いないです。
透湿性もあるそうなので、すごいです。
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ツェルトだけにフロア(底面)は開放式で、
閉じる場合もヒモで結ぶだけ。
基本的には一枚布です。
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狭いリビングで張ってみました。
張ったというか、本来は必須である四隅の
ペグ打ちができませんので、広げて
ガイドラインの片方を娘に持ってもらっただけです。
いちおうキャンプ経験がある娘が
「ペグ打てば? 後でパテで埋めなよ」とか、
大胆な意見を述べたのには驚きましたよ……。
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入ってみました。
これは……まったく張れてないことを考慮しても、
狭いですね。テントに比べると隙間だらけですので、
仮に寒さはシュラフで補うとしても、
暖かい季節は虫がイヤかも……。それも
スプレーなどで補えばいいのでしょうか。
そもそも、ポールとして使うストックを持たない
サイクリングでは、張れる場所も限られるでしょう……

とか、マイナス思考で考えたら、
こうした割り切ったウルトラライトアイテムを
使うことはできないんでしょうね。
実際、自分が利用するのはキャンプ場ですから、
立木や自転車(?)を利用してガイドラインで
吊ることは可能でしょうし、「寝る時に入ればいい」と
割り切れば、ビール飲むとかあれやこれやは、
ツェルトの外ですればいいんです。
もともと、ヤバい状況での登山家アイテムなので、
自立式テントに匹敵する使いやすさや
優れた居住性などを求めてはいけないのだと思います。

なんといっても、このツェルト一式(ガイドラインやペグ込み)で
重量は……わずか366g!
使っているテントに比べ、実に、1074gもの
軽量化が可能なのです。

これって、メカに20万円かけてデュラに換装したり、
それに近い金額でホイールをキシリウムプロディスクに
替えるよりも、はるかに軽くなるんですよ!

しかも、走行性能を損なうバッグの中身が
軽くなるのですから、「走り」の快適化には
絶大な効果があるはずです。

それでいて、バス停で寝ちまう的な
破れかぶれな状態ではなく、いちおうは
キャンプというテイが取れるはずです、たぶん。
そのあたりは自分のスキル次第でしょうが、
サイクリングの場合、厳しい環境を避けることが
プランニングで十分に可能なので、
登山はもちろん、ハイキングよりも
ツェルトのようなライトアイテムを利用しやすいんじゃなイカ?
と、夢想しております。

こうしたツェルトを使っているキャンパーを
見かけたこともありましたが、その時は、
不便だろうな〜としか、思うことができませんでした。
しかし、バイクパッカースタイルで軽さの
恩恵を実感したので、試したくなりました。
走りと宿泊のトータルというか差し引きで、
「快適」という結果が出ればいいんだろうな、と。

考えてるだけじゃ意味がありませんので、
近々、実践したいと思っております。

思う存分に走って、キャンプ場で原稿書いて、
ツェルトの中でフィギュアを磨いたりするのが、
今の夢かもしれません(汗)。

なんにしても、二十年ぶりに
キャンプツーリングに燃えてキタ〜、のであります。
by cyclotourist | 2016-04-05 22:50 | おしらせ | Comments(6)