ブログトップ

シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

cyclo.exblog.jp

カテゴリ:おしらせ( 457 )

近況報告

こんにちは、田村です。

ぼちぼち夏本番。
サイクリング的には微妙、というか
必ずしも快適なシーズンではありませんが、
北海道や、信州の標高が高いエリアを走るという
手があります。
輪行で北海道や信州の駅に移動して、
外に出た時の「涼しい〜」という感覚がたまりません。

さて、今月20日に発売される
『サイクルスポーツ』誌では、
9ページほどのボリュームで
「バイクパッキング」の記事が組まれております。
そして、不肖ワタクシが原稿を
書かせていただきました。珍しく(?)
本文の字数が多い構成でしたので、
バイクパッキングという新しいスタイルで
どんな旅ができるようになるのか、
これまでと何が変わるのかなど、
自分の考えをコンパクトに書かせていただきました。

さて、自分の原稿はともかくとして、
情報として有益なのはこちらでしょう。
d0211129_1054961.jpg
みなさんお待ちかね(?)
オルトリーブのバイクパッキング用
シートパックとフロントバーパックが掲載されます。
編集部がサンプルを借りてくださり、
自分の自転車で使い勝手を試させていただきました。
期待どおりのカッチリした造りで、
特にシートパック(「バッグ」じゃないんですね)の
フィット感や形状・容量は好印象でした。
サイスポさんの記事では、このオルトリーブを含めて
4ブランドのバイクパッキング用バッグを
使用、紹介させてもらってます。

雑誌のコンパクトな記事なので
書けることは限られてはいるのですが、
前段の解説記事と合わせて、バイクパッキングを
はじめたい人、知りたい人にとって、
現時点では最良の記事になったのではないかと
自負しております。

さて、話は一転してインドアへ……
d0211129_10142214.jpg
模型塾での作例として
作りはじめたミカ。
製作は継続しております(汗)。
当初、設定画を参考に作っていたのですが
劇場版の作画のほうが、髪が豊かで
房の本数も多いことが判明。やっぱり劇中に似せたいので、
せっせとパテを盛り削りして、
髪の房を増やしたところでございます。
d0211129_10174027.jpg
どうでしょうか?
自分ではなかなか分からない善し悪しですが、
模型塾の先生に見てもらうと、
一瞬で修正点を教えてもらえました。
だいたいイイ感じとの温かいお言葉を頂きつつ、
腕や手首が長いとのご指摘。
さっそく直すことにしますが、
そろそろ別のミッションを進めねばならないタイミングです。
d0211129_1020777.jpg
開催が24日に迫った
夏のワンフェスに向けた複製作業です。
写真は島田愛里寿です。
もう一体、西住まほ姉さんも複製を始めます。
同じく出展予定の、クラーラさんは複製も見本も
出来上がってますし、アイズたんは再販なので、
特にすることはありません。
つまり、あと二週間で二体だけ
型作り、複製、見本作りをすればいいのです。
これは、いまのヒマな自分なら
十分に余裕をもって遂行できそうです。
去年は複雑な艦娘の複製で苦労しましたが、
ガルパン娘たちはシンプルなので助かります。
d0211129_1025865.jpg
とはいえ、型作りや複製は
数ヶ月に一度しかしない作業なので、
手順を間違えないよう、記憶をたどりながら
慎重に作業を進めていきました。
また、へたにシリコンを節約しようとせず、
部品や湯口・空気抜きの配置には
余裕を持たせたつもりです。
d0211129_10265520.jpg
シリコンゴムが硬化したら、
原型を外し、湯口・空気抜きなどを
つないでいきます。
実際にレジンを流してみないと、気泡や欠けの
有無は確認できませんが、テスト流しは無駄に
型の寿命を縮めるので、なるべく最初から
ちゃんとレジンが流れるよう、丁寧に流路を
見極めて、必要に応じてカッターや彫刻刀で
切り開き、ちゃんとレジンや空気が抜けるようにします。
d0211129_10292327.jpg
いろいろ面倒で必ずしも
楽しくはないシリコン型作りですが、
最初にレジンを流す時はワクワクします。
とりあえず、出来上がった型を板で挟み、
ゴムバンドを回して固定します。これで準備OK。
しかし、あいにく買い置きのレジンが切れており、
しかも通販で注文した分がなかなか届かないので、
秋葉原へ買いに行くことに。
いずれにしろ、イベントの二週間前に
複製を開始できるので、愛里寿もまほ姉さんも、
所要数の複製と見本作りは
じっくりと進めることができそうです。
ガルパン娘が三人も並んだら
けっこう壮観だろうな〜、デキはともかく
作品が超人気だから、それなりに売れるんじゃないかな〜、
そうしたら新しいホイールでも買って、
北海道へバイクパッキング旅に出かけよう。
ガルパン劇場版の舞台は北海道にも点在してるそうなので、
それらを気ままに訪ねて走り、
シメは苫小牧からフェリーに乗って
大洗に帰ろう! とか実現できたら最高じゃなイカ、
と、夢は膨らみます。

首尾よくレジンを買って、家に戻ったのは19時過ぎ、
さっそく複製開始……の前に、いちおう有権者として
投票をしてくることに。投票日だったんです。
ちょうど玄関にブロンプトンを停めていたので、
投票所はごく近いのですが、乗っていくことに。
とっとと投票を済ませ、早く一発目の
レジンを流したい、という焦りがあったのかもしれません。

そして、今回のその時がやってきました。

清き一票をどこかに入れ,
投票所を出て、自転車にまたがり、
ペダルの上に立って、体重を乗せて
最初のひと漕ぎを入れたところ……

転びました。

前輪か後輪なのか、場所も理由も
よくわかりませんが、とにかく車輪がロックした
ような感覚があり、踏み込んだ力が
自転車を倒す方向に変換されて
カラダが地面に投げ出されました。
手をついて着地したので上半身は
なんの問題もなかったのですが、
立ち上がることができません。

暗い中でよく分かりませんでしたが、
足首の少し上あたりが変形してるようで、
触ってみると硬いものにヌルっと手が濡れ,
明らかに骨の位置が違うのがわかりました。
すぐに激しく痛み出し,立ち上がることはもちろん、
腰を浮かすことさえできません。

投票所の前ということもあって人通りは多く,
これはもうなりふり構ってられないと思い,
ちょうど通りかかった方にお願いし,
救急車を呼んでもらいました。時刻は19時半くらいでした。

激痛は続くものの、意識はハッキリしているので,
数分すると自分も携帯を持ってることを思い出し,
なんとかバッグから取り出し,家に電話。
家族にも来てもらい,一緒に救急車へ。
そして、整形外科のERがある病院に運んでいただき,
応急処置。最初は麻酔されなくて、
足を動かされたり、レントゲンなどのために
ベッドを乗り換えた時の痛みは
かなりのものでした。

で、日付が変わった午前3時くらいに
手術。なんでも、骨が外部に出るような骨折を
開放骨折と言うそうで,そうなると骨髄が
外気に触れて感染症になることがあるらしく、
それを防いだり、いろいろずれちゃった骨を
つなぎとめるための手術とのことでした。

こんなわけで、日曜日から入院してしまったのでした。
お医者さんには、一ヶ月くらい入院、と言われました。
これで、打合わせや取材が伴う近々の仕事は,
すべてキャンセルさせていただくことに。
本当に申し訳ありません。
そして、夏のバイクパッキング旅はもちろん、
ワンフェス参加も絶望的になりました。
今回は楽勝,なんて浮かれていた自分に
バチが当たったのかも知れません。
近場の移動手段として自転車を利用すると,
どうしても油断が生まれるのかも知れません。
注意一秒怪我一生とは本当です。

恐る恐る、自転車に乗れるかどうかを
お医者さんに訪ねたところ、一瞬考えた後に,
ちゃんとリハビリすれば,半年か一年くらい……とのこと。
d0211129_117228.jpg
グロくない範囲で写真を……。
なんだか足場というか、
フレームを作る時の治具みたいですが,
これが今の自分の足から生えてるのです……。

しばらくは机上旅行に専念するしかありませんが、
足以外はまったく元気です。
もうこうなったら、これも経験ととらえて、
できる仕事や趣味に邁進していこうと思います。

ツイッターで入院の件をつぶやいたところ、
多くの方から温かい励ましの言葉をいただきました。
本当にありがとうございます。
by cyclotourist | 2016-07-13 11:20 | おしらせ | Comments(20)

【模型作り】タンケッテ最強! CV33その3

こんにちは、田村です。

先日、サイクリング仲間のご自宅にお邪魔し、
55インチのテレビと超絶スピーカーで
ガルパン劇場版BDを鑑賞するという
機会に恵まれました。
拙宅のテレビはいまだにブラウン管なのですが(汗)、
それとはあまりに違う美しく詳細な映像と
迫力ある音声に驚きました。
次に小金が入ったら、ホイールを買うか
北海道へ遊びに行こうかと思ってましたが、
急にテレビがほしくなってしまいました(笑)。

さて、乗りと勢いを補充したので、
我が1/8スケールCV33の製作を進めます。
d0211129_1165780.jpg
後回しにしていた、
起動輪と誘導輪をでっちあげます。
コンパスカッター使いすぎて、
人差し指にタコができました。
ペンダコだって作ったことないのに(汗)。
d0211129_1234589.jpg
切り抜いたプラ版の残滓。
無駄な労力の証です。
ただのゴミなのですが、なんだか愛着がわいて
捨てられません(笑)。
d0211129_1253089.jpg
意外と面倒な
カタチをしている誘導輪。
自分の技術と工具では一発で切り抜けませんので、
円、スポーク(?)、中心部などをわけて切り出し、
接着して再現することに。
そもそも、正確なカタチや構造がよくわかりませんが、
ペーパークラフトと例の本を見て、
分かる範囲でそれらしく……。
d0211129_1272357.jpg
かなり不揃いになってしまいましたが、
車体に付ければ、左右同時に
目に入ることはないでしょうから、ヨシとします。
d0211129_1573710.jpg
車体との接続部の構造が
よくわからないので、
適当です。スケールモデルは、実物との
考証がキモだと思うのですが、逆に
そこを諦めてしまえば(汗)、意外と
サクサク作業は進みますね。
d0211129_132382.jpg
リム&スポーク的な誘導輪とは一変して、
起動輪は一枚板で助かります。
ボルトがいっぱい付くのですが、
手元に適当な流用部品がないので後回し。
車体と合わせると、無数のボルトやナットが
必要になります。1/8スケールなので、
本物のボルトやナットが使えそうな気もします。
d0211129_1361188.jpg
いよいよ履帯に取りかかります。
結局、うまい工作方法が思いつかず、
適当にカタチを簡略にしつつ、
プラ棒とプラパイプ、真鍮線で地道に作ることにします。
複製するほど作り込んでないですし、複製も相当に面倒だし、
複製してもピンの穴あけなど
後加工が必要になるので、
もう諦めてチマチマ作っていきます。
d0211129_139938.jpg
ピンが通る穴は、
左右一対の軸を合わせて
文字通り現物合わせで作っていきます。
工作精度がないに等しいので、
寸法どおりに穴を開けるとか、
切断なら切断、穴開けなら穴開け、といったように
同じ作業をまとめることができないので、
著しく効率を下げますね。
d0211129_1434537.jpg
1時間ほど手を動かすと、
5cmだけ履帯ができました。
かなりザツで、どうせ黒く塗るから……と、
言い訳を必死に探すしかないシロモノです(泣)。
いかに、プラモデルが優れているか実感します。

1時間で5cm……
おそらく160cm分くらい必要なので、
不眠不休で作業すれば32時間で
作りきれるはず……。
d0211129_1591490.jpg
とりあえず、もう寝ます(汗)。
by cyclotourist | 2016-06-14 01:54 | おしらせ | Comments(3)

【模型作り】タンケッテ最強! CV33その2

こんにちは、田村です。
d0211129_1502959.jpg
ペーパークラフトの
三倍拡大とプラ版おきかえで
1/8スケールのCV33を作りはじめました。
写真のドンガラまでは二日間で
でっちあげたのですが……
そこから今日まで、果てしなく
地味なコツコツ作戦が続いたのでございます。

みなさんからご指摘いただくように
覆帯が鬼門な訳ですが、そこにたどりつく前に
転輪という難関もあるわけで……。
なにか流用できないかな〜とも思いましたが、
思っただけでは見つかるはずもなく。
d0211129_1545695.jpg
考えるのも面倒なので、
プラ版で地道に作ることにします。
コンパスカッターで1mmプラ版を
切り出したのですが、切れるほど上等な道具ではないので、
筋を入れて割るといった感じです。
d0211129_1565053.jpg
6枚を重ねて接着。
d0211129_1572580.jpg
リング。
コンパスカッターでは内側が
うまく切り離せなかったので、
リーマーで切り落とすことに。ラジコン用の
よく切れるリーマーなのですが、
労働集約型のコツコツ作業です。
ボール盤でもあれば一発なんでしょうが、
電動工具なんて持ってません(泣)。
d0211129_1595387.jpg
かなり簡略にした
なんちゃって転輪ですが、これ一個
作るのに小一時間かかりました……。
CV33には16個の転輪が(泣)。
d0211129_21408.jpg
せっせと量産します。
複製するほど複雑なカタチではないですし、
複製にも時間と手間がかかるので。
一個作るのに1時間なら、
メインの14個分は10時間くらいあれば
できるだろうなと……。
このあたりの所要時間計算は、
サイクリングみたいだなあと思ったり。
d0211129_244350.jpg
想定どおり、10時間後に
できました。
量産に入ればもっと早くできるかとも思いましたが、
指が痛くなったり、飽きたりで、
結局は10時間かかりました。
かなり疲れましたが、単純作業はハイになる時間と
それなりに達成感があり、
なんかもう何も怖くない気がしてきます(笑)。
d0211129_273183.jpg
現物合わせで
転輪を支えるサスペンション構造を
でっちあげていきます。
古い鉄道車両みたいな足回りですね。
現物合わせなので、前後左右それぞれが
微妙に大きさが異なってしまい、
軸穴などはそれぞれを組み合わせて
開けていかないと合いません(汗)。
戦車的にはこれ以上ないくらい小さくて
シンプルなCV33ですが、これを2000台も
生産したイタリアって、けっこう凄いなと思いました。
d0211129_211795.jpg
カタチになることを
確かめた後、凸モールドを追加。
1mm角棒を貼付けるだけの
やっつけ工作ですが、立体としての情報量が
だんだん増えてくるとうれしいものです。
d0211129_213758.jpg
これで本当に
緩衝効果があるのか怪しげな、
なんだか台車みたいな足回りですね。
d0211129_2151661.jpg
足回りがひと段落したら、
銃塔もでっちあげ。
いまいち構造がよく分からないのですが、
ガルパン本や実車、そしてプラモデルの
写真を見たりして、それっぽく見えるように
作っていきます。
d0211129_217227.jpg
カーブした小物部品は、
適当な当て物に固定してから
熱湯へ入れて、形状を記憶させまました。
プラ板なので、手で曲げて接着すれば
なんとかなるといえばなるのですが、
残留応力を消しといたほうが
加工や接着が楽になります。
いかんせん、こうしたプラ版工作の
経験がほとんどないので、手探りです。
d0211129_2203575.jpg
合間をみて、転輪を支える
ガーターとか、
カールの75分の1サイズの機銃も
作りました。
機銃のマズルが円錐形なのですが、
手で削ったので、かなりいびつ……。
d0211129_2252318.jpg
連装なので、それなりに強そう?
d0211129_2265181.jpg
製作開始からちょうど一週間で、
この状態になりました。
今週は、プラ版を切ったり、くっ付けたりした
記憶しかありません(汗)。
d0211129_228164.jpg
乗りと勢いだけで
なんとかここまで来ましたが、
そろそろ覆帯の作り方を
考えねばならない段階に差しかかってきました。

う〜ん、どうしよう……。
by cyclotourist | 2016-06-11 02:35 | おしらせ | Comments(5)

【模型作り】タンケッテ最強! CV33その1

こんにちは、田村です。
d0211129_1343424.jpg
『アハトゥンク・ガールズ&パンツァー2』(大日本絵画)を
買ってしまったのが、妄想のはじまりでした。
「本当のアンツィオ戦」と、劇場版に
登場した戦車が丸ごと解説されてるという、
ガルパンおじさん必携の良書です。

フィギュアばかり作ってる自分ですが、
ガルパンに関しては、本当は戦車合わせの
フィギュアを作るのが夢です。
劇中の名シーンを机上に再現したいと思うのは
人として自然な情熱だと思います。

しかし、戦車プラモデルの主流は
1/35スケールです。このサイズでフィギュアを
作ると4cmくらいです。
以前、「リボンの武者」のテケあわせで
1/35スケールのフィギュアも作ってみましたが、
難しくて難しくて……自己満足レベルにも
到達できませんでした。
世の中には、1/35で素晴らしいガルパンフィギュアを
作られている方もいらっしゃるのですが、
自分にはうらやましくも遠い夢です。

やっぱりフィギュアは1/8スケールくらいで作りたい、
しかし、そんなでかいスケールで戦車の
プラモはない……。
d0211129_1393090.jpg
『アハトゥンク・ガールズ&パンツァー2』を
めくっていると、CV33も
ばっちり紹介されています。
軽自動車くらいの大きさしかない
タンケッテ(豆戦車)ながら、劇場版で
殊勲賞ものの活躍をみせたCV33。
大洗女子学園が勝利できたのは、
このCV33と3人の乗員の
おかげといっても過言ではないでしょう。

いま、継続高校ミカのフィギュアを作ってるわけですが、
次は、CV33を乗り回した
アンチョビもいいな〜とか思ったりして……。
d0211129_1464524.jpg
ガルパンの公式ホームページでは、
CV33の1/24スケール
ペーパークラフトが配布されています。
d0211129_1473824.jpg
3倍の大きさでプリントすれば、
1/8スケールになります。
気がつけば、1mm厚のB4プラ版を
近所の模型屋さんで6枚買ってきてました。
そんなに買って、何作るの? と聞かれたのですが、
え、箱とか……? としか言えませんでした。
戦車作るとか、この時点では自分にも
実感がなかったもので……。
d0211129_1484788.jpg
ポンチ的な道具を使って、
ペーパークラフトの形状を
プラ版に写していきます。たぶんですが、
本物の戦車や艦船も、昔はこうやって
作ってたんじゃないか……
と思えるほど、ある意味で大味な作業です。
精度とか考えてたら、進みません。
乗りと勢いだけです(笑)。
d0211129_1495489.jpg
プラ版をザクザク切り出して、
仮にマスキングテープで組み立ててみます。
d0211129_1503282.jpg
1/8スケールのクラーラと。
全長40cmのプラ版細工はでかいですが、
戦車と思えば小さいです。
d0211129_1532763.jpg
とてもよくできた
ペーパークラフトですが、面構成が
一部省略されているので、そうした箇所は
現物合わせで再現していきます。
1/35スケールならCV33のプラモデルがあるので、
参考のために買おうかと思いましたが、
そのディティールを再現できるとも思えないですし、
再現しようと思うと永遠に完成しないでしょうから、
あえて買うのはやめておきます。
d0211129_156996.jpg
プラ版とプラ棒を組み合わせ、
ハッチを作ってみます。
d0211129_1564918.jpg
冷却口など、
ペーパークラフトでは平面な箇所を、
それなりに立体化します。
あくまで、それなりのなんちゃってモデリングです。
硬化時間が必要なパテと違って、
プラ版工作はサクサク進んで気持ちいいですね。
d0211129_1592194.jpg
超テキトーですが、
ハッチは開閉できるように。
d0211129_201580.jpg
ちまちまと……。
d0211129_205468.jpg
とりあえず、プラ版工作で
ザクザク進められるところまで
作ってみました。
d0211129_225629.jpg
少しだけ、パテも使いました。
ここから各部の整形には、
パテによるつじつま合わせが
相当に求められそうです。
というかむしろ、足回り、特に覆帯を
どうやって作るかという問題があるのですが、
なにも考えてません(汗)。
d0211129_25468.jpg
ハッチを開けると、
中がかなり見えますね……。
前掲の本に内部設定も詳細に載ってるので、
できれば作りたいとは思いますが、
たぶん作れないでしょうね(汗)。
d0211129_2751.jpg
制作中のミカを
乗っけてみました。
フィギュアの添え物としては特大ですが、
戦車としては本当に小さいですね。
d0211129_29313.jpg
CV33と関係のない三人(笑)。
アンチョビ隊長、カルパッチョ、ペパロニの
三人を合わせることができる
日は来るのでしょうか(笑)。
by cyclotourist | 2016-06-07 02:22 | おしらせ | Comments(6)

【フィギュア作り】継続ちゃん(ミカ)その1

こんにちは、田村です。

自転車がらみのブログ記事が続くと、
訪問者数が確実に増えますね。
このブログには「レポート」という機能があって、
アクセス数や検索キーワードがわかります。
やっぱり「シクロツーリスト」とか
「ランドヌール」「自転車」という
検索キーワードが上位に並ぶのですが、
「フィギュア」も1割くらいを
占めるようになってきました(笑)。

そんなわけで、模型塾のフィギュア教室で
作りはじめたクールビューティー、ミカの
製作も報告しておきたいと思います。
「戦車道には人生の……」という、日本史に残る
名言を生み出した継続高校の隊長さんです。
というか、
先週はフィギュア教室をサボってしまいましたし、
ぼちぼち自宅で作業をガシガシ進めないと、
永遠に完成しない段階に入ってきました。
d0211129_9245098.jpg
半月ほど前には
素体のような形になりました。
d0211129_927761.jpg
いつまでも髪がないのは
見ていて痛々しいので、作りはじめます。
まずは、後頭部や側頭部をカットして、
髪のスペースを確保します。
d0211129_928144.jpg
ポリパテで作る初のフィギュアということもあり、
模型塾先生の著書とにらめっこしながら。
ちょうど先々週が、髪を作る講座だったはずですが、
そのころ四国を走っていたので
実技を拝見する機会を失してしまいました……。
d0211129_9295251.jpg
顔にメンソレータムを
塗った上に、思い切ってポリパテを盛ります。
硬化までに粘土のように造形できる
エポキシパテと違って、ポリパテは
ドロッと盛りつけることになるので、
こんなんで形になるのかと、いつも不安になります。
d0211129_9315043.jpg
完全に硬化する前に、
ナイフで前後に切り分けて、
頭から外せるようにします。
d0211129_9322114.jpg
カチカチに硬化する前に、
ナイフでサクサク形を整えます。
うっかり外出でもして完全に硬化してしまうと、
ポリパテはとても硬くなるので大変です。
「切る」という作業ができるうちに、
どれだけ形を出しておくかが作業効率上は
重要だと思います。完全に固まると、
ナイフで切るのはもうむりで、削る感じになります。
d0211129_9334273.jpg
房を追加していきます。
このあたりの作業は、エポキシパテのほうが
断然ラクだろうと思っていたのですが、
ポリパテは20〜30分で固まるので、
切る・削る・盛るという、一連の作業を
どんどん進めることができます。
エポキシパテは、一回盛ったら3〜4時間は
切る・削る作業に入ることができませんから、
手を動かす時間が確保しやすいと言う面では
ポリパテのほうが優れているのかもしれません。
d0211129_937217.jpg
後ろ髪。
ミカは髪型がシンプルなので
ポリパテで割と作りやすいですが、
細い房が風になびいているような髪型だと、
さすがにエポキシパテのほうが向いてるかも知れません。
d0211129_9382471.jpg
ちょっと盛っては切る・削る、
また盛っては切る・削る……。
ガルパンBD鑑賞を挟みつつ、盛る・切る・削るを
10回くらい繰り返していくと……
d0211129_9391426.jpg
なんとなく形になってきました。
モチーフにしているミカの設定画だと、
顔の横に流れる房はこのくらい細いのですが、
劇中の描写だと、もっとボリュームがありますね……。
なにはともあれ、髪がだいたい形になったら……
d0211129_941235.jpg
勇気を出して、髪の上に
パテを大量に盛りつけます。
d0211129_9413687.jpg
劇中で常にかぶっていた
帽子を再現します。
髪を作り出して一日半くらいで
なんとなくここまでカタチになってきたので、
やっぱりポリパテのほうが作業の進捗は
早いかもしれません。
帽子というより、まだ鉄兜みたいですが(汗)。


追伸
先日、うちのトイレが壊れました。
というか、妻が壊したのですが、
フタを開閉する軸を折ってしまって、
うまく閉じなくなってしまいました。
フタなので実用上は問題ないのですが、
修理すべく業者さんに来てもらったところ、
もう廃盤になっている製品なので、
便座以外の上半分(タンクと電装関係)を
交換する必要があるとのこと。
適合する製品を案内してもらったところ、
14万円もします。
トイレって高価なんですね……。
むろん、僕の一存では買えないので、
とりあえず考えます、ということで
業者さんには帰っていただきました。

で、とりあえず考えたところ、
軸くらい自分で再生できるんじゃないかと。
d0211129_9495714.jpg
トイレの上半分を外してみます。
水の弁の締め方とか外し方とかは、
ネットで調べたら分かりました。
軸をまるごと外して交換できるかと思いましたが、
それが入ってるスローピングダンパー(というらしい)は
かなり奥深いところにあるようで、
手が入りません。とりあえず、上半分が外れたことで
作業できる空間ができました。
d0211129_952469.jpg
以前作った刀剣男子の
足(レジンで複製した部品)を削って、
フタの軸穴に収まる形状に加工します。
d0211129_953417.jpg
新たに作った軸を
適当な長さに切って、本体側にビス留め。
d0211129_9542070.jpg
もとどおり、フタが開閉できる
ようになりました。

フィギュア作りの経験が、
初めて実生活の役にたったのでした(笑)。
by cyclotourist | 2016-06-04 10:01 | おしらせ | Comments(3)

バーナーについて

こんにちは、田村です。
d0211129_19221810.jpg
走りもキャンプも、
近年まれにみるほど充実したぜ〜と
自画自賛している先日のバイクパッキング旅ですが、
いまの装備やプランニングに
100%満足しているかというと、
実はそうでもありません。自転車+装備の
総重量が15kgを切るまでになってはいるのですが、
ヒトの欲望には限りがないもので、
もっと軽ければ、もっと楽に遠くへ走れるのではないか?
と、日々夢想しております。

ひまつぶしも兼ねて、バイクパッキングの装備・携行品を
すべてリストアップし、個々の重量を量ってみました。
実に60品目近くのアイテムを持って走っていたことが
あらためて分かったのですが、
重量だけでみるなら、以下がワースト10です。

スリーピングマット508g
シュラフ421g
輪行用具一式418g
サドルバッグ375g
ジェットボイル(ガスなし)340g
レインジャケット313g
フロントバッグ255g
レインパンツ245g
ツェルト229g
レーサーパンツ221g

もちろん、体重が圧倒的に一番重く、
次が自転車なのですが、そのふたつには
当面は目をつぶるとします(汗)。
ホイールをマヴィックキシリウムプロディスクあたりに
交換すれば、たぶん900gくらい軽量化できるのですが、
巨額の投資はいまは避けねばなりません。
d0211129_19284498.jpg
マットやシュラフをケチると
途端に快適性が落ちて疲労に直結するので、
それ意外に軽量化の的をしぼるとなると、
やはりジェットボイルの重量と寸法が
気になってきます。
こうした調理器具を持たない、という選択も
ありだと思いますが、個人的には
キャンプの楽しみが減ってしまうので、
やはり携行したいところです。
ハイカーさんたちはアルコールバーナーなど
より軽量で小さなタイプを使う方も多いようで、
自分も試したことはあるのですが、
あまりにも火力が低く、湯を沸かすのに時間がかかり、
燃料のアルコールもたくさん消費するので、
敬遠しています。もちろん、不便でも
小ささを優先するという方もいます。
そのあたりの好みや判断が、
見識というものでしょう。

さて、以前から持っている
コンパクトなガスバーナーとソロ用コッフェルのセットと、
ジェットボイルを比較してみることにしました。
d0211129_19345376.jpg
左がソロ用コッフェルセットで、
なかにプリムスの114ナノストーブというのを
収納してます。もちろん、ガスカートリッジも入ります。
ジェットボイルよりひと周りコンパクトですね。
d0211129_19361467.jpg
281gとそれなりに軽量。
小さなカップ兼フライパンもセットなので、
なにかと便利です。アルミ製なので、
安くて使い勝手も良好です。
d0211129_19365976.jpg
ジェットボイルは340g。
軽量チタンモデルですが、
前者のコッフェル+114バーナーより重いですね。
なお、いずれの重量もガスカートリッジは
含んでません。
ジェットボイルの場合、付属のクッカーだけでは
あまりにも不便なので、シェラカップも
持っていくことにしてます。
これが49gあるので、
重量とスペースの両面でやっぱり不利。
わかってはいたんですが、
ジェットボイルの火力と耐風性は
魅力なんですよね……魅力なのですが、
次のバイクパッキング旅では
コッフェル+114バーナーを使ってみたいと思います。

そう思うのですが、114バーナーは風に弱い印象があり、
風防(ウインドシールド)が必携に近いです。
しかし、別途、大きな風防を持つくらいなら、ジェットボイルを
使えばいいだろうというジレンマ……。

そこで、使うコッフェルと114バーナーに
フィットした小型風防を自作することにしました。
d0211129_19442514.jpg
東急ハンズでコンマ3mmの
アルミ板を買ってきました。
長さは30cmです。失敗に備えて
二枚も買ったという小心者です(笑)。
d0211129_19462727.jpg
コッフェルと一緒に
スタッキングできる高さに切断。
d0211129_1947878.jpg
三カ所に穴を空け、
ゴトクの先に差すだけという簡易風防です。
当然ながら、ゴトクからはみ出すサイズの
コッフェルは使えませんが、使わないと決めれば問題なし。
というか、そんな時は風防を外せばいいですね。
d0211129_19493038.jpg
さすがに見た目がアレなので、
通風をうながすという名目で
下部に切り欠きを設けます。
d0211129_19503413.jpg
なんとなく製品ぽくなりました(笑)。
重量は10gで、前述のとおり
コッフェルの隙間に収まるので、
これならバイクパッキングの装備品に加えても
いいんじゃないでしょうか。
d0211129_19521852.jpg
風防なしの状態。
横から扇風機で弱風を送ると、
炎が激しく揺れます。当然ですが。
d0211129_1953348.jpg
簡易風防をセット。
炎の揺れが減った……ような印象はあります。
そこで、実際に湯を沸かして、
その所要時間を比べてみることにしました。
d0211129_19535298.jpg
500mlの水を湧かします。
新品のカートリッジ(ジェットボイル用で恐縮です)で
沸騰まで4分9秒ほどかかりました。
d0211129_19545246.jpg
簡易風防をつけると、
沸騰まで3分40秒ほどでした。
なんとなく耐風性がアップしたとは思いますが、
誤差の範囲ですかね(汗)。
ちなみに、簡易風防のヘリが少し溶けました。
フォークランド紛争で、アルミを用いていた
イギリスの駆逐艦がミサイル一発で撃沈された
出来事を思い出しました(汗)。
d0211129_19573894.jpg
ちなみに、同じ条件で
ジェットボイルは1分55秒で沸騰。
さすがの湯沸かし性能ではあります。

なにはともあれ、こんな小さな積み重ねでも
軽さや省スペースと、使い勝手のバランスを
高めていきたいなあと思っております。

本音は、ホイールを早く替えたいのですが(汗)。
by cyclotourist | 2016-06-01 20:52 | おしらせ | Comments(8)

九州〜四国バイクパッキング旅・完結編

こんにちは、田村です。

旅の6日目をリポートするのは、
旅から帰って6日目の今日。
長いこと走ってると、ブログを
書くのにも時間がかかるものです。
もちろん、ずっとブログを書いてるわけじゃ
ないですよね、念のため(笑)。

さて、行程の実質的な最終段階を迎え、
ついに与作と分かれて落合峠に向かいます。
谷間の祖谷から距離12kmで900mほど
急上昇した先にある落合峠は、標高1520m。
四国最高標高の峠と言われます。
誰に見られるともなくステルスキャンプを撤収し、
早くも6時前には峠路に入りました。
d0211129_1220921.png
こんなルートで
海沿いの街、三本松をめざします。
最後の難関と言えるのが落合峠です。

あえぎあえぎ登ること2時間。
d0211129_125698.jpg
落合峠に到着。
四国最高標高ということで、かなり期待してましたが、
期待を軽く上回ってくれる
すばらしい眺望が広がります。
もし自分が峠のベスト10を選ぶなら、
ランクイン間違いなしです。
d0211129_12183520.jpg
落合峠を下り出し、
しばらすると小さな登り返しがあって
桟敷峠が登場。標高1020m。
ここを越えると、北に吉野川沿いの
平地に広がる街が見えてきました。
d0211129_12214919.jpg
東みよし町に到着。
ほぼ24時間ぶりのコンビニ。
本当にほっとして、自分がいかに
コンビニ依存症か分かりました(笑)。
d0211129_1224486.jpg
立派な「うだつの街並」が
今も保存されている脇町。
この先で再び北に進路を変え、
香川県をめざします。
図らずも、四国四県すべてに
足を踏み入れることになります。
d0211129_1227275.jpg
小さな峠を越えて香川県へ。
ほどなくして白鳥温泉に到着。
渋い一軒宿かと思いきや、
昭和レトロな健康ランドのような施設。
まだ時刻は14時でしたが突貫します。
d0211129_1244127.jpg
大人400円とリーズナブル。
おじいさんのサロンといった感じで、
思いのほか多くの方が利用してました。
d0211129_12445955.jpg
自分ひとりでは特に
気になりもしませんでしたが、
さすがに三日ぶりのお風呂は快適でした(汗)。
温存していたきれいなジャージに着替え、食堂へ。
ざるうどんをいただきます。
さすがうどん県、温泉のうどんも美味いです。
d0211129_1247535.jpg
食堂のテレビでは、
JR西日本が運行しているエヴァ新幹線の
CMを放映してました。
d0211129_1248665.jpg
早くも16時すぎには
サイクリング終了。
この日の走行距離は99km、獲得標高も1500mほどでしたが、
さすがにもう疲れました(汗)。
三本松(東かがわ市)の、とらまる公園キャンプ場に
ツェルトを張ります。
やっぱり、明るい時間に正規のキャンプ場で
堂々と張るのは気が楽なものです(笑)。

ロードバイクでキャンプツーリングができるとは
少し前まで半信半疑、というか、やるもんじゃないと
思ってましたが、すぐれたバッグシステムと
コンパクトなアウトドアギアによって、
十分に快適な旅を体験することができました。
やはり、新しいロードバイクの走行性能や剛性感と
軽量なバイクパッキングスタイルは相性がよいです。

キャンプ、ロングライド、峠越えといった、
性格が異なるツーリングを、
いっぺんに楽しめたのはバイクパッキングのおかげです。
非体育会系のオタク中年に
あらたな可能性をもたらしてくれました。
キャンプのおかげで、一週間も旅を続けていても、
驚くほどお金が減らないのも実感しました(笑)。

それと同時に、装備の選び方や運用方法には
まだまだ改善の余地があるな、とも感じました。
逆に言えば、もっとラクができたり、
欲張ったプランを実行できる可能性が
あるということです。
今の装備と自分の経験を叩き台にして、
ツーリストのためのバイクパッキング入門みたいのを
まとめていきたいと思っております。
それはブログではなく、本にすべきこと
なのかもしれませんが(汗)。

さて、帰路につく高松空港を素通りして、
なぜ三本松という香川県の東部までやってきたのかと
いうと……
d0211129_131278.jpg
敬愛する四国のサイクリスト、
ジェームス吉田さんと乾杯するためです。
おっさん(失礼!)と会うために
熊本から500kmも走ってきたというのも、
なかなか馬鹿馬鹿しくてロマンチックです(笑)
d0211129_1354348.jpg
うまいもん全部並べてくれ状態で
暴食鯨飲することしばし。
あっという間に記憶をなくし、
気づいたらツェルトのなかで
朝を迎えていました(汗)。

翌日は、わざわざお仕事を休んでいただいた
ジェームス氏と旧街道サイクリング。
「海と山、どっちがいい?」というお誘いに、迷わず
平らなほうでお願いしますと答えました(笑)。
計5杯の讃岐うどんを食べながら
高松空港までポタリングを楽しんだのでした。
そして、一時間も遅れてくれたジェットスターに
乗り込み、帰路につきました。

こうして、足かけ一週間のバイクパッキング旅が
終了したのでした。
なんとか家に入れてもらうこともでき、
家事や子守りに取り組むフリをしたり、
パソコンに向かって仕事しているフリを
している今日この頃です(汗)。

次はアレをコレに替えて、あっちをこうして
兼用すればあと数百グラムは軽くなるはず。
そうしたら、〜の道や〜街道を
三泊四日で走ってみよう。あとはいかに
妻子の逆鱗をかいくぐるか……。

旅の終わりは、新しい旅のはじまりなのです。
by cyclotourist | 2016-05-30 13:23 | おしらせ | Comments(6)

九州〜四国バイクパッキング旅・四国横断編その2

こんにちは、田村です。

ガルパン劇場版、やっぱり最高ですね。
娘と一緒に見て、笑いあり、泣きそうなシーンあり、
楽しいひと時を過ごしました。
そんな娘がぽつりと
「ガルパンはこんなに面白いのに、ハイフリは……」。
それは僕に言われても困ります(汗)。
d0211129_172343100.jpg
さて、旅の五日目をリポートいたします。
こんなに長い間、しかもキャンプメインで
過ごしたのは二十年ぶりです。
高剛性のディスクロードとバイクパッキング装備の
相性は抜群。昔よりもよくばった行程を
思いどおりに走ることができ、余は満足。
しかし、思いがけないことが起こるのが、
旅なのです。
d0211129_1726255.jpg
もう日曜日です。
懸案だった睡眠不足になることもなく、
目覚めは良好、天気も上々です。
ちなみに、写真のようにハンドルのブラケットに
ガイドラインの片方を結びつけ、ツェルトを
張りました。トレッキングポールがなくても、
工夫すればたいていの場所で張れるなあと実感。
d0211129_1728345.jpg
なかは狭く、
身を起こすのがやっとという空間しか
ありませんが、寝るには必要にして十分です。
結露や虫の侵入もなく、さすがファイントラックの
ツェルトだなあと、今のところ満足しています。
また、今回、マットとシュラフは妥協せず、
快適性重視で選んできました。
モンベルのU.L.コンフォートシステム エアパッド150と、
U.Lスパイラルダウンハガー#7という製品です。
どちらもけっこうかさばりますが、
上質な睡眠が疲労回復の特効薬ですから、
連日のツーリングには欠かせません。
d0211129_17313310.jpg
コンビニで買っておいた
レトルトピラフやカップ麺で朝食。
ジェットボイル標準のコッフェルは
ほとんど湯沸かし専門なので、凝った調理を
するには別にフライパンなどが必要です。
もちろん(?)今回はそんな調理器具や調味料は
持ってきてませんので、粗食に甘んじます。
ソロならこんなもんでしょう。

さて、7時前には食事を終え、
撤収して出かけようかというタイミングで、
見るからにお散歩中といった
オッサンの訪問を受けたのです。

どっから来たの、とか、朝は寒くなかったか、など
お約束の質問に適当に答えつつ、
ちゃっちゃとバッグに荷物を詰めていきました。
向こうも別に深い意味はない質問でしょうし、
こちらもお付き合いで答えてるだけです。
まあ、フツーにいい人というか、朝から
散歩してるくらいだからヒマなんでしょう。

「キレイな川ですね〜」
「6月から鮎漁が解禁になるんよ」
「へ〜」
といった、薬にも毒にもならない会話をしつつ、
僕は撤収作業の手を止めず、
「ぼちぼち走り出すから、しつこく構わないでね」的な
オーラを失礼のない範囲で出しているつもりでした。

しかし、おっさんの質問が、だんだんとおかしな
方向へ変わってきます。
*以下、未成年と女性は読まないほうがいいかも……。

「兄さん、40くらい?」
「はい、そうです(もう44歳だよ)」
「奥さんと励んでる?」
「……え。いえべつに」
「もうご無沙汰なのかな」
「……いえまあ」
「コンドーム使ってる?」
「……はあ」
「コンマゼロ2の薄いの、知ってる?」
「……しりません」
「あげようか、コンマゼロ2」
「いえ、いりません」
「Lサイズだから。兄さんには大きいかな」
「……(股間を見るな、股間を)」
「見栄はって、Lサイズ。なりゆきでね」
「……(しらないって)」
「コンマゼロ2、あげようか」
「いえ、けっこうです」
「使わないの?」
「……」
「相手いないの? 自分で使うのもいいよ」
「……(自分で使うって何?)」

なぜか、熱心にコンドームを
譲ろうとするおっさん。さすがに意味がわかりません。
サイクリングウエア着て、横に自転車があって、
見るからにツーリング中とわかるであろう僕に、
なにゆえコンドームをすすめるのか……。

僕があんまりしゃべらなくなったもんだから、
さすがのおっさんも取りつく島がないと思ったか、
そのうちに「じゃ」と言って、去っていきました。

とっとと撤収してキャンプ場を去るのがベストでしょう。
食事中、干しておいたシュラフやツェルトをたたみ、
あとはジェットボイルを収納するだけになって、
再び人の気配を感じて振り返ると、
またおっさんが立っていました。

「ほら、コンマゼロ2。持ってって」

わざわざ持ってきてるし〜〜〜!

「いや、ほんと要りませんから」
「まあまあ」
「遠慮とかじゃなくて、使わないし」
「まあまあ」
「ご自分で使えばいいじゃないですか」
「もうたたないし」
「じゃあなんで買うんですか」
「なりゆきでね。さあ、ほら」
「バッグに入んないですから」
「新品だから」
「そういう問題じゃなくて」
「まあまあ、ほら」
d0211129_17335995.jpg
バッグへ勝手に
突っ込んでいくし〜〜〜。
そして、
「Lだから、○○に置き忘れちゃダメだよ。ぐふふ。じゃ」
と言って、再び去っていくおっさん……。
なんなの、いったいなんなの!?
d0211129_182031.jpg
なにはともあれ、撤収を完了し、
キャンプ場を後にします。サドルバッグの上には、
食事などで出た空き缶やゴミを入れたコンビニ袋を
懸吊しています。
もちろん、コンマゼロ2も入ってます(汗)。

そして与作を走り出すと、すぐ近くに
おっさんが立っていてギョッとしましたが、
「気をつけてね〜」と声をかけてくれました。
しばらく進み、池川の観光案内所みたいなところで
キャンプ場の利用料金を払い、
コンマゼロ2ごとゴミ袋を捨てさせていただきました。
d0211129_1884817.png
わけのわからない始まりでしたが、
この日は文字通り四国の中心部を横断し、
京柱峠を越えて徳島県に入ります。
走行距離は120kmほど、獲得標高は2000m。
昨日までに比べると控えめなボリュームですが、
四国を代表する名峠である京柱峠(標高1120m)が
ありますから、油断はできません。
体力の温存を第一に考えつつ、与作の風情を
楽しんでいきたいと思います。
d0211129_18164866.jpg
改良が急速に進む国道439ですが、
道を付け替えたり長大なトンネルが
できた箇所には、たいてい旧道が残っています。
写真は旧道の大峠トンネル。新道のほうは3km近くもある
新大峠トンネルで山を貫いていますが、
旧道はつづら折りを登り詰めた後に
短いトンネルがあります。時間はかかっても、
旧道のほうが目にもカラダにも優しいです。
d0211129_1821572.jpg
コースはすべてハンディGPSに
入れてトレースしているのですが、
まとまった登りの位置や休憩可能箇所などは
あらかじめメモしたものを参照してます。自分の位置と時間を
考え合わせることで、行程の進捗を
なんとなく管理しております。
d0211129_18225479.jpg
京柱峠のふもとまでは、
大きなアップダウンが少ないので、
旧道を伝う時間的な余裕があります。
また、前日まで常に弱い向かい風基調でしたが、
この日はほとんど無風で、快晴にも恵まれて
モチベーションが上がります。
d0211129_182532.jpg
仁淀川町から土佐町の中心までの
距離50kmほどはコンビニがありませんが、
道の駅がふたつあって補給には困りません。
それぞれの道の駅にライダーがたくさん。
サイクリストも2、3人だけ見かけました。
こういう駅や街から離れた国道は、やっぱり
オートバイのほうが訪れやすいんでしょうね。
d0211129_1828340.jpg
国道の旧道沿いには
集落も点在しています。
だから旧道も残されているのでしょう。
古い民家や残された看板などを見ると、
昔はいまより人が多くて、集落ごとに商店や宿が
あったことが分かります。
「百足たび」って、落語にありましたよね。
d0211129_18305154.jpg
旧道の郷ノ峰峠。
標高は600mほど。よい雰囲気です。
d0211129_18331594.jpg
国道に戻ると、一転して
二車線の高規格道路。
もう与作は「酷道」とはいえませんね。
d0211129_18341944.jpg
ちょうど12時頃に
道の駅土佐さめうらに着きました。
d0211129_18345053.jpg
珍しく、食堂で
昼食をいただきました。
「与作手作りコロッケ定食」です。
味はまあフツー。こうしたお店に入る
大きな理由のひとつが……
d0211129_1835451.jpg
電力の補充です。
もちろん、お店の方に「コンセント使っていいですか」と
お断りした上で使わせてもらってます。
口がふたつあって、アンペア数が高い
USB充電器を使うことで、短時間でも
そこそこ充電量を回復することができます。
面倒ではあるのですが、もうスマホなしでは
旅ができない人間になってしまいました(汗)。
なお、土佐の市街地にはコンビニもあります。
d0211129_18393638.jpg
与作はしばし吉野川と並走。
牛が水浴びをしていて和みます。
d0211129_18405949.jpg
国道32号に合流。
もう高知が近いのです。
これだけ山の中を走ってくると、
高知に出て海を見たいな〜とも思いますが、
今回の四国横断は峠越えがメインテーマなので、
左折してなお山間部を進んでいきます。
d0211129_184372.jpg
土讃線のレールと並走する県道113号へ。
本当に蒸気機関車が走ってきそうな
渋い路線です。土佐穴内駅〜豊永駅のレール沿いでは
カメラを構えた方を見かけたので、
撮り鉄さんには有名な区間なのかも。
また、外国人のサイクリストが5、6名
走っていて、通だなと驚きました。
d0211129_1849116.jpg
14時過ぎ、やっと京柱峠への
登り口にやってきました。
ここから峠までは18kmの道のりです。
ちょうど商店があるので、
補給が必要な人は助かるでしょう。
この分岐に入って国道439が復活するのですが、
とっつきがとにかく急勾配で絶望感に包まれそう。
しかし、京柱峠は二回目です。
この激坂区間はすぐに終わることを知っているので、
なんとか進んでいけます。
d0211129_185216.jpg
この峠路の高知県側の特徴は、
かなり上まで集落が続くこと。
商店や学校もあり、日本人て山間部が好きな
山岳民族なのかも、と思います。
四国にはいろんなところに
平家の落人伝説があって、昔から
山間部が開拓されていたことが分かります。
d0211129_18542129.jpg
あと2kmの標識。
ここまででたっぷり2時間かかっていて、
我ながら遅いと言えば遅いのですが、
キャンプ装備で登ることができるのは
今時のロードとバイクパッキングさまさまです。
d0211129_18554630.jpg
峠直下は、直線的なつづら折り、
という面白い(?)道筋に。
空が大きくなってくると、ピークが
近づいていることを実感させてくれますね。
d0211129_1857151.jpg
16時半、ついに到着。
京柱峠という名は、四国の例にもれず
弘法大師ゆかりの命名で、
「土佐へ行くのは京都に行くほど大変だ」と
感想をもらしたのが由来だとか。
みやびなネーミングではあります。

さて、峠を登っている間に考えていることがありました。
この日は、徳島側に降りてしばらく走ったところにある
かずら橋キャンプ場を利用しようかと思っていましたが、
いい加減疲れてきましたし、かずら橋は
翌日の予定コースから外れるので、走行距離が
もったいなく感じられてきました。
もうどうせなら、京柱峠でキャンプしたらいいんじゃなイカ、
そうしたら満天の星空が見えたりして
ロマンチックなんじゃなイカ……。要は、
疲れてきたから早くキャンプしたかったんです。

そして、京柱峠には茶屋があるのを知っていましたから、
そこで早めの夕食をいただき、ビールを飲み、
あわよくば持ち帰り用のビールも買い込み、
峠のベンチで酔いを深めつつ
ツェルトを張って寝る……なんてことを
考えていました。だが、しかし……
d0211129_1921553.jpg
日曜日なのに、
茶屋は閉まってました。
残念すぎます。補給食はまだあるし、
水場もある峠なのですが、ビールなしで
夜を越える自信はありませんので、
京柱峠でのステルスキャンプは諦め、
名残惜しくも徳島側へ下り降りることにしました。
d0211129_1935232.jpg
高知側とは一転して、
民家がない林業最前線の道となります。
道に砂利や小枝の散乱が多くなり、
陽も陰ってきたので慎重に進むのですが……
d0211129_19506.jpg
プシューと音がして、
前輪がパンク(泣)。
d0211129_19544100.jpg
タイヤサイドを異物が
貫いておりました。
この旅に備えて新調した
コンチネンタルGP4000SIIが早くも
傷物になってしまいました……。
とはいえ、原因がはっきりしてるパンクは
再発を防ぐことができるので、まだ気は楽です。
15分ほどの時間をかけ、丁寧にチューブを交換し、
なるべく高めに空気を入れて再スタート。
d0211129_1975367.jpg
下りきって祖谷谷に着いたら
もう18時です。陽が長いとはいえ、
谷間なので薄暗いです。
ちょうど商店があったので、
食料とビールを買い込みます。
d0211129_1991675.jpg
かずら橋へ向かうのはやめ、
明日越える予定である落合峠の
ふもとの集落へ向かいます。
ひさしぶりに、特定の場所を探す
センサーが自分のなかで働き出します。
d0211129_19104317.jpg
本格的に暗くなり出した
19時半過ぎ、とある公園のような
廃工場のような空き地のような場所で
夕食をとります。四国でよく見かける
うどんのカップ麺と、きゅうりのきゅうちゃん、
そのほか先の商店で買った適当な食材です。
冷えたビールがなぜか6本パックでしかも
スーパードライしか売ってなかったので、
致し方なく飲み干すことにします。仕方ない……(汗)。
ツェルトやシュラフを広げる時間じゃありません。
まだ早い。
d0211129_19143266.jpg
真っ暗になってしまったので、
仕方なくツェルトを張り、仕方ないので
この場で夜を過ごすことにします。
近くに宿も見当たりませんでしたし、
夜の峠越えは危険でもあるので、仕方ありません。
というか、飲んじゃったので自転車に乗れません。
仕方なく飲んだビールのおかげで、
仕方なく寝につきました。
d0211129_19171617.jpg
翌朝、6時前には落合峠へ向かって
走り出しました。
このスタート地点と時間のアドバンテージこそ
キャンプ旅のメリットです。
仕方ない状況の結果ですが(汗)。

行く手に待つのは、初めて越える落合峠。
四国最高標高の峠が見せる絶景はいかに。
下界にたどりつけば、今度こそ
素敵な出会いが待っている……ハズ。

バイクパッキング旅はいよいよ最終章へ。
もう少しお付き合いくださいませ。
by cyclotourist | 2016-05-28 19:47 | おしらせ | Comments(9)

九州〜四国バイクパッキング旅・四国横断編その1

こんにちは、田村です。

待ちに待った今日、
ガルパン劇場版のBD発売日ですね。
拙宅にもさきほど届きました。
これで、思う存分にビールを飲みながら
鑑賞することができます。
酔ってたら、きっと泣いちゃうだろうな……。
しかし、決してアルコール依存症ではない僕は
18時以降でなければ飲まないと
決めているので(例外は認めます)、
まだ封を開いておりません。そんなわけで、
いまのうちに、バイクパッキング旅の
続きを書いてしまうことにいたします。
d0211129_1457328.jpg
旅の四日目、実質的には二日目となる
四国の夜で、ついにツェルトが登場です。

まずは、キャンプ場まで
どのように走ったか、振り返りたいと思います。
d0211129_1459367.png
八幡浜からヘンなコースで
地芳峠(じよしとうげ)を目指し、
名高い四国カルストを走破して高知県入り。
そして、仁淀川町まで走ってキャンプしました。
走行距離は170kmほど、獲得標高は2400m弱。

仁淀川町というとよく分からないですね。
いわゆる平成の大合併で誕生した町で、
自分がキャンプしたあたりは池川町でした。
いまも、地元の人は池川、池川と言ってて、
池川町という看板もよく見かけました。
d0211129_1545280.jpg
別府から八幡浜へ、フェリーで
労せず上陸したのですが、
いまいち睡眠時間が稼げなかったのは
前回のブログ記事のとおり。それでも、
船内休憩は5時半で終了なので、
なかば強制的に出発することになりました。
さすがにこの時間帯は冷気が感じられ、
寝不足と相まってモチベーションが上がりません。
d0211129_1575120.jpg
こんな時は食べるに限ります。
八幡浜の街を出る前に、
とっととコンビニに寄ってカップ麺を
いただきました。冷えたカラダに
活力がよみがえります。
d0211129_1510062.jpg
八幡浜の東、伊予大洲との間には
夜昼峠という素敵な名前の
峠があります。昨年の冬キャンプでも走り、
なかなか味わい深い峠でしたので、
今回も国道を逸れて旧道に入っていきます。
こうした旧道は、とっつきこそ激坂でも
だんだん勾配が穏やかになる場合が多く、
意外と苦になりません。もっとも、時間はかかります。
d0211129_15145185.jpg
7時を回っても谷間に
日は差してこず、濃い朝霧が
待ち受けていました。
d0211129_15161196.jpg
夜昼峠の少し手前にある
れんが造りのトンネル。明治38年に完成したそうで、
ループ状の道筋にある現役トンネルとしては、
「日本最古ではないかと思われ」と解説した
案内板がありました。
「思われ」、というのが控えめでいいですね。
d0211129_1519753.jpg
峠そのものは切り遠しです。
標高300mほどの可愛い峠ですが、
港から走ってくると思いのほか高度感があります。
d0211129_1521325.jpg
下り出しても朝霧が消えず、
アイウエアがしっとり濡れるほど。
ここで気づくべきだったんですが、
当然、身につけてるウエアも
濡れているんですよね。
旧道を下り終えて国道に合流する頃には、
すっかりカラダが冷えてしまい、
なんだかまた調子が出なくなってきました。
d0211129_15234650.jpg
城下町の大洲に到着。
d0211129_15243098.jpg
平坦な県道44号を
しばらく進んでいきます。
d0211129_15251315.jpg
国道197号に戻って、
再びコンビニに立ち寄ります。
この先は宿泊予定地の仁淀川町まで
コンビニがなさそうなので、しっかり食べ物を
買っておきます。
結果的に、点々と道の駅があるので
補給に困ることはなかったのですが、買えるところで
買っておくのが無難です。
冷えて消耗したせいかもうお腹が減ったので、
ここでも麺類をガッツリいただきました。
d0211129_15273154.jpg
さて、めざす地芳峠は
峠としては比較的めずらしく、
国道と県道の交差点にあり、
東西南北いずれからもアプローチできます。
八幡浜からなら、すなおに西側から登ればいいのですが、
事前に地図で周囲を確認したところ、
南側からアプローチすると、大門峠、九十九曲峠、大茅峠など
それぞれ心ひかれる名前の峠を
通ることができそうです。そこで、まずは大門峠がある
県道284号へ進み、四国カルストの稜線に上がる林道を
進むコースを作っておきました。
写真がその大門峠。標高300m弱ですが、
三桁県道だけあって細い道が続き、情緒豊か。
ここは坂本龍馬が脱藩する時に通った峠でも
あるようです。このあたりの峠や街は、龍馬が
通ったことを顕彰している場所が多いですね。
剣客だけに健脚です(笑)。
自分も維新の志士になったつもりで
せっせと進んでいくと……
d0211129_153636.jpg
ほどなくして通行止め。
バイクパッキングの志士はあっさり挫折。
とぼとぼ引き返します。

こうなった時に、GPS頼みの
現代っ子はもろいです。今回、紙の地図は
携帯していません。もちろん、スマホがあるので
どこまでも詳細な地図がすぐに確認できるのですが、
そこから必要な情報を選べるかどうかが問題。

「ツーリングマップル」を見れば、地域を
面として俯瞰できるので、すぐに適当な
代替路を決めることができるのですが、
電子機器だとどうしても視野が狭くなるというか、
小さな縮尺の表示でわかる道、つまり国道を
選んでしまいがち。
d0211129_15402433.png
結果として、国道197号まで戻って、
檮原から国道440号に入り、
地芳トンネルの手前から旧道に入ったという、
もっとも無難ながら無駄に距離が長い
道を進んでしまいました。

青い線が実走したルートですが、
どうせなら、大洲方面へ少し戻って
ピンクで書いた県道2号に入るか、
オレンジで書いた林道を進んで
当初のルート(緑色)に合流すればよかったなあ……と。
この林道の入り口が、現地では分かんなかったんです。
寝不足でぼけていたのかもしれません(汗)。
やっぱり、ややこしい区間だけでも
紙の地図を用意しておけばよかったと反省。
d0211129_15464447.jpg
そんなわけで、予定外に
通ることになった檮原の街。
ここも龍馬が通ったことで有名ですね。
けっこうな観光地のようで、
街のメインストリートはずいぶんときれいに
整備されていました。
d0211129_15485543.jpg
橋が参道になっている
三嶋神社。なんと919年の遥か昔に、
伊豆の三島から勧請した古刹だそうです。
d0211129_1551278.jpg
沈下橋もあったりして、
思いのほか雰囲気のよい道が続きます。
d0211129_15514511.jpg
地芳トンネルが近づくと
高速道路みたいな高規格道路に変身。
クルマは走りやすいのでしょうが、どうも
新しい道ほど自転車には厳しい気がします。
d0211129_15524887.jpg
トンネル手前から旧道に入ると、
やっぱりほっとします。
d0211129_1553988.jpg
つづら折りで
ぐんぐん高度を上げていきます。
登るほどに視界が開け、深い山並みが
どこまでも広がるようになります。
d0211129_15545295.jpg
15時になって、ようやく地芳峠につきました。
標高は1080m。この峠自体は
稜線の鞍部にあり、国道440号のピークでは
あるのですが、あんまり峠らしさはありません。
着いてはじめて実感したのですが、
地芳峠は四国カルストのハイライトである
姫鶴平や五段高原、天狗高原の入り口なんですね。
つまり、あと300mほど登るんです(汗)。
d0211129_1635129.jpg
白い石灰岩がポコポコ露出した
カルスト地形。2億年以上前に堆積した
地層とのことで、その当時は海だったそうです。
こんな高原が海の底だったなんて驚きます。
d0211129_1672982.jpg
通りがかりの方が撮ってくれました。
観光客もちらほら。そういえば土曜日だなと
思い出します。旅も四日目になると、
曜日感覚が急速に薄れていきます(汗)。
この日も前日も陽射しが強かったものですから、
急速に黒々としてきました。
これでも日焼け止めは塗ってるんですけどね。
d0211129_1695798.jpg
天狗高原から下りに。
国道まで10km弱で標高差800mもある下りです。
d0211129_16122826.jpg
油圧ディスクブレーキさまさまです。
引きが軽く、よく効きます。
やはりブレーキシステムとして
最良だと思います。この制動力を知ると、
カンチとかセンタープルとか、あまりにも
頼りなく感じてしまいます。
d0211129_16153570.jpg
下りに下って出た道は、
ツーリストには有名な国道439号。
酷道としてしられる、通称「与作」。
これから明日一杯まで、
延々とつきあうことになる与作です。
d0211129_16173053.jpg
国道なのに哀愁あふれる与作。
その渋さが魅力ですが……
d0211129_1618834.jpg
改良も各所で進んでいます。
いい加減に日も暮れてきたので、
この日はどんどんトンネルを通過しましたが、
明日はなるべく旧道伝いに進みたいところです。
d0211129_16194492.jpg
19時、やっと仁淀町の
中心地に到着。ここでちょっとだけ
与作を離れたところにコンビニがあることは
調べておいたので、忘れずに寄ります。
キャンプ場までは4km。なかなかよい立地です。

ちなみに、仁淀川町にあるキャンプ場の利用可否は、
16時くらいに電話で確認しておきました。
前もって予約しておいても、自転車だと
たどりつけないかもしれませんし、
当日のあんまり早い時間に電話しても
その可能性はあります。かといって
ダマテンで乗り込んで「予約必須」と言われたり、
夜間は入れなかったりするとアレですから、
頃合いが難しいところです。
だから、ステルスキャンプ、いわゆる野宿がいいのですが。
それはいずれ、というか翌日に……。
d0211129_16205615.jpg
夜と朝の食材を購入。
もちろんビールは欠かせません。
はっきり言って、飲まないキャンプなんて
僕には考えられません。
d0211129_1625493.jpg
19時半、ようやくキャンプ場に到着。
NHKスペシャルで「仁淀ブルー」と紹介された
清流沿いにある、ふれあい公園キャンプ場です。
ちなみに管理人などはいらっしゃらなく、
利用料金500円は、翌日、近くの施設で払います。
d0211129_16285022.jpg
適当な間隔の立木がなく、
ガイドラインの一方は、ベンチに立てかけた
自転車に結びつけました。
暗くてよく分からないですね(汗)。なんにせよ、
ツェルトも工夫次第でどうにでも張れるなと
確かめることができました。
d0211129_16302786.jpg
ツェルトのなかは狭いので、
ベンチに座って晩酌開始。
お風呂? もうど〜でもいいや(笑)。
ビールの最初のひと口が、気絶するほど
おいしかったです。
ビールとツマミがあればそれで夕食として
自分には十分なので、
この日も火器は使ってません。
せっかくジェットボイルを持っているのに
なんだかなあと思いますが、
暗くなってから何かつくるのも面倒ですし……。
朝食用にカップ麺とレトルトピラフを
買っておいたので、翌朝は使うことになるでしょう。

ちなみに、密閉できないツェルトだと、蚊が心配になる人が
多いことと思います。僕も心配でした。
そこで、電気式蚊取り線香、塗るタイプの虫除け、
そして被害を被った時のウナコーワプチと、
三重の防衛策を講じておきました。
また、キャンプ場でもアームカバーとレッグカバーは
着けたままです。
これらによって、あまり蚊の襲撃を受けずにすみました。
キャンプ場に着いた宵の口の時間帯は
身の回りを蚊が飛んでいるのが分かりましたが、
夜が更けるに従って活動が低調になるのか、
次第に気にならなくなりました。
もしかしたら、酔って分からないだけかも
しれませんが(汗)。
d0211129_16344035.jpg
スマホでアニメ見たり。
やってることが自宅と変わりませんが、
それでもなんだかウキウキします。

と、ひとり静かな(?)夜を過ごしていたら、
炊事棟のほうから女性の罵声が聞こえます。
キャンプ場に着いた時から、クルマと一組のカップルが
いるなあとは分かっていたのですが、
炊事棟でBBQでもやって帰るのか、
テントなどは張ってませんでした。

その夫婦とも彼氏彼女ともしれないカップルの会話が、
どうにも聞き取れないのです。
もちろん、別に聞きたくはないのですし、
アニメに集中したいのですが、だんだんと声が
大きくなって、特に女性が妙にケンカ腰の
甲高い声を上げるから耳に入ってしまいます。

最初は方言で分かりづらいのかとも思いましたが、
どうやら中国人みたい。まあ、仁淀町に中国人が
住んでいても不思議はありませんが、
意味が分からなくても女性のヒステリックな
大声は不快なものです。しかも延々と終わらず、
男性を激しく罵倒しているようなのです。
リア充どもがどうケンカしようと関係ありませんが、
22時過ぎても終わる気配がなく、
うるさくって眠れやしません。

こういう時、たいていは時間が解決するのを
待つのが自分の保身術ではあるのですが、
前日もうるさくて寝不足でしたし、
今晩も眠れないとツーリングそのものの継続が
怪しくなってしまいます。
そんなわけで、22時半頃に業を煮やして
カップルに近づき、
「もう少し静かに話してくれ」と伝えました。

すると、男性は照れくさそうに笑うだけで、
女性のほうが
「は〜い、ごめんなさ〜い」と、まるで悪びれず
ヘンなイントネーションの日本語で答えたので、
一瞬どす黒い気持ちが沸き上がりましたが、
それ以降は静かになったので
しずしずとツェルトに潜り込みました。
しばらくすると、クルマが走り去る音が。
二人とも帰ったようです。

もしかしたら、男のほうは日本人で、
中国人の嫁サンをもらったのかもしれません。
しかしこれが男のご両親に評判が悪く、
家では冷たく扱われているのかもしれません。
嫁も家ではふんまんをぶちまけることもできず、
そんなストレスをキャンプ場で発散して
いるのかもしれない……そんなどうでもいいことを
考えながら、いつの間にか眠ったのでした。
d0211129_16473613.jpg
翌朝、おかげさまで6時まで
ぐっすり眠ることができました。
d0211129_1657949.jpg
ようやくジェットボイルの出番。
お湯を沸かしてコーヒーとカップ麺、そして
レトルトのピラフを温めるだけですが、
やっぱり火器があると心がなごみます。
こうしたギアを使うこと自体が
楽しいんですよね。
もうすこし調理メニューのレパートリーも
増やしたいとは思いますが……。

こんな感じで手早く朝食を済ませ、
ツェルトや寝袋などを撤収。さあ、今日も走るかと
思ったとき、ひとりの男性が僕に近づいてきました。
見るからに近所のおっさんという風体でしたので、
ヒマつぶしにやってきたんだろうなと
甘く見ていたら……

決して忘られない、
信じがたいできことが僕をおそったのです。

次回「コンマゼロ2の価値は」

みんなで読んでね〜!
by cyclotourist | 2016-05-27 17:18 | おしらせ | Comments(2)

九州〜四国バイクパッキング旅・九州横断編

こんにちは、田村です。

さきのブログ記事更新では、せっかくの
バイクパッキングを何ら紹介することなく、
ヘンなおばちゃんの話ばかり書いて恐縮でした(汗)。
d0211129_1832372.jpg
九州は全土がサイクリング天国ですが、
個人的な白眉は阿蘇外輪山から
北に続く高原エリアです。
目にしみるような草原を縫い、
青空との接点まで続く道……こんな道があるから、
何度も九州を走りたくなるのです。
d0211129_18384964.png
実質的なサイクリング初日となった20日、
こんなコースを走りました。
熊本から豊後街道で大津に出て、そのまま
ミルクロードと呼ばれる道に入り阿蘇の外輪山へ。
やまなみハイウェイをしばし進んだ後、
くじゅう周遊道路と呼ばれる県道40号へ。
このあたりのゴールデンコースは、
やまなみハイウェイで牧ノ戸峠を越えるものですが、
そちらは何度か体験しているので、
今回は県道40号で豊後中村に出ました。
そこから東進して水分峠を越え、
湯布院をかすめて別府に下り降りるという、
約150km、獲得標高2300mほどのコースです。

そんなに激坂があるわけではないのですが、
終始アップダウンが続くので、
大昔にキャンプ装備で走った時は、
途中で一泊した記憶があります。
しかし今回は軽量なバイクパッキング仕様で、
下りが苦にならないディスクロードです。
加齢を装備で補い、昔の自分よりも
長距離を快適に走ってやろうという魂胆です。
d0211129_18471563.jpg
二日間お世話になった
ボランティアヴィレッジを後にします。
やっぱり少しは疲れていたのか7時近くまで
熟睡してしまい、出発は7時半になりました。
次に熊本を訪れるのはいつになるのか……。
月並みですが、もとどおり以上の復興を祈って
走り出します。
d0211129_18495351.jpg
最寄りのコンビニで、
テントやトレッキングシューズを詰めた
リュックを自宅へ送り返します。
今日はサイクリングウエアを着ているので
一目で自転車の人と分かるようで、コンビニの店長さんが、
「がんばって」と声をかけてくれました。
おっさんの遊び旅に対して、温かい声援がうれしいです。

さて、大津までの20km少々の道のりは
本コースでほとんど唯一の平坦区間なのですが、
終始向かい風でまったくペースが上がりません。
国道57号の一本北にある、県道の大津街道を選んだものの、
朝の通勤時間と一致したのか
思いのほかクルマも多かったです。
d0211129_1855180.jpg
序盤で思いのほか疲弊して、
なんとか大津までやってくると、
阿蘇へはミルクロードへ迂回せよとの
案内が。国道57号の阿蘇大橋が崩落してしまったので、
ミルクロードを二重峠まで登り、そこから降りるのが
阿蘇へのメインルートになっているようです。
d0211129_18595892.jpg
9時過ぎ、ミルクロードの入り口にある
コンビニに寄ります。
この先、別府まで沿道にコンビニはないので、
その場で食べる遅い朝食だけでなく、
道中の補給食としてパンや羊羹も買っておきます。
コンビニはなくても、レストハウスや一般の商店は
点々とあるのは分かってますが、コンビニ依存症なので(汗)。
ここで塩焼きソバを食べたら、元気が出てきました。
朝食が遅かったのが、疲弊の原因でしたね。
「自転車で100kmをラクに走る」なんて本を書いていても、
まあ実際はこんなもんなんです(汗)。
d0211129_1972834.jpg
ミルクロードに入ってもクルマ多し。
阿蘇への迂回路になっているので当然ですね。
標高650mの二重峠までゆるゆると登っていきます。
峠路に入ると、風向きの影響が減るので、
向かい風が苦手な自分はかえって楽に感じます。
それくらい勾配も緩い峠です。
d0211129_19184222.jpg
峠が近づくと、道の左右から
木立が消え、草原が広がります。
この開放感が阿蘇の魅力。
d0211129_19195758.jpg
二重峠に到着。
旧街道の石畳が残されており、
それを伝って阿蘇に降りることもできます。
今回はミルクロードをそのまま進み、
まずは大観峰をめざします。
d0211129_1921373.jpg
二重峠の入り口には、
バイクラックが設けられていました。
わざわざ「ロードバイク」と銘打つ必要はないと
思うのですが……。
d0211129_19221638.jpg
峠を過ぎてあと少しだけ登ると、
外輪山の稜線に出ます。
ここからは緩いアップダウンとなり、
胸が空くような光景とあいまって、
自然とペースが上がります。しかし、
見落としてはならないスポットがあります。
d0211129_1924861.jpg
ちょうどバイクが止まっていましたが、
普段は見落としそうな小さな分岐です。
通行止めなのは、やはり地震の影響でしょうが、
前回訪れた時も通行止めでした。
通行はできませんが、少しだけ歩いて進んでいくと……
d0211129_19263820.jpg
外輪山から突き出した
陸の岬のような地形と道が現れます。
これが、サイクリストには有名になった
通称「ラピュタの道」です。恐ろしいほどの急勾配で
阿蘇盆地に下り降りる道です。
通行はできませんが、絶景は健在。
いつか、阿蘇盆地側から登ってみたいものです。
d0211129_1929287.jpg
ミルクロードに戻って、
文字通り快走していきます。
ここまで進むとクルマも少なくなり、
絶景を独り占めしているような感覚です。
天気にも恵まれ、こうしてココを走っているだけで
喜びがこみ上げてきます。
d0211129_19455938.jpg
55kmくらい走って、
大観峰着は12時過ぎ。阿蘇を代表する展望スポットです。
阿蘇五岳が眼前に迫ります。
平日のせいか、それとも地震の影響か
わかりませんが、訪れている人は少なめ。

このキャノンデールCAAD12 DISCの
ギヤ比は、インナーローで36×28Tです。
キャンプ装備としては軽いとはいえ、荷物を
6kg以上積んでるので、いつも登りでは
もう少し軽いギヤがほしいなあと思うのですが、
登りを過ぎると辛さを忘れてしまい、
ずっと同じギヤ比のままなんですよね……。
d0211129_19521440.jpg
大観峰を過ぎてしばらく進むと、
やまなみハイウェイに合流。
二十年以上前にはじめて走ってから、
ずっと気に入っている道です。
本当は一日で走りきるのはもったいないくらいです。
もしまだ走ったことがないなら、ぜひ
体験して欲しいと思います。
関東からは訪れにくいエリアなのは間違いないですが、
熊本空港〜鉄道輪行+大分or福岡空港を利用すれば、
日帰りだって不可能ではありません。
d0211129_1958942.jpg
国道442号と交差する
瀬の本高原までやってきました。
ここには大きなレストハウスがあるので、
ちょっと休憩。ドリンクなどを補充していると……
d0211129_19592283.jpg
陸上自衛隊の車両が続々と
やってきました。
軽装甲車もいてカッコいい。
多くの車両が粛々と停止し、
きれいに二列縦隊で駐車していく様子は
なかなか迫力がありました。
九州は自衛隊の基地が多いので、
こうした車両の移動をよく見かけます。
今回の地震では、きっと獅子奮迅の
働きを見せたのだと思います。
d0211129_2054483.jpg
瀬の本高原でやまなみハイウェイに別れを告げ、
一本西を北上する県道40号に入ります。
決して、牧ノ戸峠を避けたわけではありません(汗)。
こっちを走ったことがなかったので、
どんな道か知りたかったのです。
印象としては、やまなみハイウェイより集落が多く、
人の営みが感じられる癒し系の道でした。
風景のダイナミックさは、長者原を抜ける
やまなみハイウェイに軍配があがりますが、
こちらもなかなかイイですね。
d0211129_2091967.jpg
「九重“夢”大吊橋」なるものが登場。
日本一の長さを誇る吊り橋として整備されて、
このあたりで最大の観光スポットのようす。
この日も、外国人が多かったです。
しかし、通行に500円かかるうえ、自転車は通行不可とのことで、
近くから眺めるだけに留めました。
押し歩きで構わないので、
自転車の通行を許可して欲しいものです。
d0211129_20125113.jpg
吊り橋を過ぎると、
道は一転してつづら折りとなり、
玖珠川沿いへ急降下。九酔渓という
断崖絶壁の渓谷が現れます。
ずっと稜線近くを走るやまなみハイウェイに比べ、
こちらは景色の変化が豊かなのが魅力だと
しることができました。
d0211129_20145377.jpg
久大本線の豊後中村駅に出ました。
近年になって茅葺きに立て替えられたそうで、
ちょっとやり過ぎ感もありつつ、その渋さに
思わず輪行したくなります。
豊後中村で走行距離はちょうど100kmくらい。
時刻も16時近くになりましたが、
やっぱり別府まで走ることにします。

というのも、別府発の八幡浜行きフェリーは
23:50発の深夜便を利用しようと思っているので、
あんまり早く別府に着いても、
時間を持て余してしまうのです。もっとも、
こんな景色の良いエリアで夜間走行は避けたいですし、
日暮れまでには別府に着きたいと考えていました。
d0211129_21165083.jpg
湯布院の入り口となる
水分峠へ。数年前に訪れた時は
閉店したコンビニの廃屋が印象的でしたが、
すっかり更地になってました。
そのまま国道を進むと
トンネルが待っていますが、
その手前で県道11号に入るのがおすすめ。
渋い旧道で湯布院に降りることができます。
d0211129_21191067.jpg
眺めのよい草原も
素晴らしいですが、木立の間を
のんびり下っていく峠路も好きです。
d0211129_21261778.jpg
由布岳が近づいてきました。
あの麓を越えて、別府へ抜けます。
d0211129_21272588.jpg
狭霧台まで標高差300mほど
登り返し。のんびりのんびり、
翌日へ疲れを残さないように……。
到着した狭霧台は、ブルーシートが張られて
立ち入り禁止でした。湯布院の街を見下ろす
展望ポイントとして人気だったのですが……。
d0211129_21302174.jpg
ようやく下り。別府へ急降下。
短い距離で、強引に標高を
ゼロまで使い果たす急な下りです。
重いので登りでは恩恵のないディスクブレーキですが、
下りで大いに安心できるので、結果としてラク。
こうしたツーリングでは助かります。
d0211129_21445588.jpg
19時ちょっと前に
別府に到着。150km、無事に
走ることができて大満足です。
今日のように登りと下りばかりのコースでも、
いやだからこそ、バイクバッキング仕様の
ロードが頼りになることを確かめることが
できました。
そんな満足感を覚えつつ、銭湯へ。
写真の竹瓦温泉は、100円で利用できる
リーズナブルさ。産業遺産でもあるそうです。
シャワーはありませんが、湯船の横に座って、
桶で湯をすくいながらカラダを洗うのも
一興です。すぐ目の前に、背中全面に
彫り物があるお方がいたので、
お湯などを飛ばさないよう、気を使いましたが(汗)。
あと、この銭湯はガールズバー的なものが並ぶ
魅力的な飲み屋街のなかにあるので、
そうした誘惑に負けないよう気をつけねばなりません。
d0211129_21531970.jpg
すぐ近くにコインランドリーを見つけたので、
着ていたサイクルウエアを洗います。
洗濯200円、乾燥100円で完了。
ちなみに、今回は荷物が増えるのを覚悟して、
サイクルウエアもう一式と、
フツーのパンツとインナーシャツ、七分丈パンツを
持ってきているので、それなりに
文化的な装いで旅が送れそうです。
d0211129_2204056.jpg
入浴と洗濯を済ませたら、
とっととフェリーターミナルへ。
まだ21時で、ありあまるほど時間があります。
d0211129_221343.jpg
自転車を置いて、近くの
王将へ。がっつり夕食をいただきつつ、
ジョッキ二杯で軽めのほろ酔いになったら、
フェリーターミナルへ戻りました。
d0211129_223616.jpg
UFOキャッチャーやスロット的な
ゲーム機が並んだレトロな待合室。
d0211129_2235655.jpg
待つことしばし、フェリーが
接岸してきました。
20台くらいもトラックを降ろし、
入れ替わりに、僕ら八幡浜行きの車両が
乗船します。自転車はいちばん最後。
d0211129_225745.jpg
毛布を使って、丁寧に
固定してくれました。
d0211129_225311.jpg
ポケッタブルなリュックを広げ、
寝袋や充電器などを入れ込んで船室へ。
この23:50発フェリーの最大の魅力が、
八幡浜に到着後も5:30まで休憩できること。
つまり、一泊分の手間と費用が浮くわけです。

というわけで、旅の三日目はキャンプなし。
なにがバイクパッキングだか今日も分からない状態です(汗)。
雑魚寝とはいえ、広々とした船室で
ぐっすり寝るぞと思いきや……疲れてるのに寝付けません。
明日のことを考え、早く寝なきゃと思えば思うほど、
なんだか目が冴えてしまいます。
そうこうしているうちに、王将でのほろ酔いも覚めて
きてしまいます。
出航後すぐにフェリーの売店はしまってしまい、
ビールの補充もできません。

スマホいじったり、タバコをすったり、
一時間ほどうろうろしているうちに、なんとなく
眠くなってきたので、あらためて
寝袋に潜り込んだのですが、
ちょうどそのタイミングを見計らったように、
ロビーで飲んでいたであろう5、6人のおっさんが
船室に。しばしガヤガヤ騒がしくして
いら立たせたと思ったら、パタッと寝について
今度はイビキの嵐。
しまった、やられた。フェリー雑魚寝は
先に寝たもん勝ち。やっぱり耳栓は必須でした。

結局、自分が寝付けたのは
2時過ぎだったと思います。5時過ぎには
みんな起き出したので、眠ることができたのは
実質3時間弱……。
d0211129_22173310.jpg
5時30分、あきらかに
寝不足で軽くぼーっとした状態で
四国に上陸。さいわい筋肉的な疲労はあまり感じませんが、
どうなることやら……。

次回こそ、ツェルトでキャンプも
リポートします。生温くご期待ください。
by cyclotourist | 2016-05-26 22:33 | おしらせ | Comments(2)