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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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カテゴリ:おしらせ( 486 )

走り初め

こんにちは、田村です。

今ごろでなんですが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
〜初めというのは、何でも不思議とワクワクします。

リポートが遅くなりましたが、
お正月早々の2日に走り初めを行ってまいりました。
それも、キャンプ+ダート林道ランです。
大晦日も走ってキャンプ、もとい天体観測してましたから、
元旦を挟んでの行動です。
年末年始は妻子が実家に帰っているので
やりたい放題なのです(汗)。
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走り出したのは土浦駅。すぐに霞ヶ浦に出て、
もうなんど目指したか知れない大洗へ。
……と、その前に。
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家を出る時点でスローパンクしていて、
輪行で土浦駅に到着してからチューブ交換。
この駅にはサイクルルームがあって、このように待ち合わせや
ちょっとしたメンテに最適です。ポンプもあり。
特にこの寒い季節は助かりますね。
ここで、同行いただくトシさん、ばっきーさん、そして
YUKI隊長殿と合流したのであります。
今回は総勢4名の中所帯。YUKI隊長殿は日帰りですが、
3名は大洗でキャンプして、翌日はダート林道も
走ろうというプランです。
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ばっきー氏の新車が凄い。
知る人ぞ知るサーヴェロのエンデュランスモデル、
C5です。自転車を価格で判断するのはアレですが、
このC5は天井に届かんばかりの代物。
しかもスラムeタップHRD(無線変速+油圧ディスクブレーキ)という
究極のコンポで組まれています。ああ、うらやましい。
その新車を、ご覧のようにバイクパッキング仕様にしての
ばっきー氏の記念すべき
キャンプツーリング初体験なのです。
半ば強引に自分が誘った感がなきにしもあらずですが、
興味を持って実践していただけるとは
うれしいかぎりです。
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さて、大洗へのルートは無数にバリエーションが
組めますが、今回は百里基地(茨城空港)経由と
しました。ご覧のようなダートも現れ、
ちょっと変化があるので好きなルートです。
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空港側のゲートに展示されているファントム。
男なら好きですよね!?
これは偵察機に改修したタイプ。
いまのステルス機より段違いに迫力があります。
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空港前のセイコーマートで補給&休憩。
この日は快晴で暖かく、しかも風向きがよいという
絶好のサイクリング日和でした。
この時期は北風ばかりで苦労するのが常なので、
ラッキーです。
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14時半ごろ大洗に到着。
一ヶ月半くらいのご無沙汰でした。
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まずは大洗磯前神社で初詣、と向かったのですが、
あまりに長蛇の列。参拝は翌日として、キャンプ場へ。
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各自ツェルトを張って、荷を下ろします。
ばっきー氏が新調したツェルト(左奥)は、
ファイントラックのツェルト2ロング。
自分の(手前)より寸法がひとまわり広く、
居住性の高いタイプです。色も渋いですね。
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身軽になって、まずは温泉へ。
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さっぱりしてから、海岸通りの市場へ。
あんこうが並ぶ季節になりました。
もちろん我らも購入……ですが、写真のブツではなく
切り身を選んだのは言うまでもありません。

大洗でのキャンプは、この利便性が魅力。
お風呂も市場もスーパーも近く、そしてスーパーには
100均ショップまでもあり、ぶっちゃけ
大抵のモノは現地調達できます。
都市型キャンプとでも申しましょうか、
ワイルド感はとぼしいですが、
とにかく便利なのです。
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ウスヤさんで串カツを買ってキャンプ場に戻るという、
トシさんと自分にとっては定番の回遊ルート。
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あんこう鍋に焼肉と何でもありの宴。
メヒカリという小振りな魚も買ったのですが、
これが油タップリでうまいのなんの。

ばっきー氏は初の寒中キャンプということもあり、
不安も垣間見えましたが、0度対応の寝袋を持参しており、
その暖かさにホッとした様子。
実際、気温は0度くらいまで下がったようですが、
みな無事に朝を迎えることができました。

やってみないと分からないことですが、
装備さえ整えておけば、冬のキャンプは快適なのです。
虫はいないですし、汗はかかないですし、
キャンプ場は空いてるし、食べ物は美味い。
「寒い」という一点がネックですが、
これは装備で解決できる事柄です。
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いつも以上に睡眠時間を確保でき、
寒いだけに深酒もしなかったので、みな元気。
ちゃっちゃと一夜の宿を撤収し、
サイクリングスタート。
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トシさんのスペシャライズド・ルーベ。
自分のより格段に小さなサドルバッグながら
見事に装備一式を収めています。
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あらためて磯前神社に参拝し、
交通安全の御守りをいただきました。
これで今年も安心してサイクリングが楽しめます。
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二日目は、那珂川沿いにぐんぐん北上して
常陸大宮は御前山周辺のダート林道をめざします。
しかし、北風が強く、辛いのなんの……。
あとで聞けば、トシさんもばっきー氏も、
誰かが「帰る、止める」と言わないかなと
期待していたとか(笑)。
結果論ですが、常陸大宮まで水郡線で輪行して南へ走り出せば、
終始追い風で楽ができたなと思いましたが、致し方なし。
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ずっと平坦な道のりでしたが、
那珂川を離れて城里に入ると
わずかなアップダウンが現れました。
自分としては、多少上りがあったほうが
飽きないですむので助かります。
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小さな峠に至ります。
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待望のダート林道にたどりつきました。
トシさんおすすめのコースで、自分は初体験の林道。
「林道交通安全」の幟を肝に命じて入っていきます。
砂利混じりの土が締まっており、
我々30〜35Cのタイヤを履いたロードなら
問題なく楽しむことができそうです。
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これがダート林道デビューのばっきー氏。
こえーと言いつつ走ってましたが、
カメラを向けるとこのポーズ。意外と余裕?
タイヤが太いロードは、新しい世界を
楽しませてくれるのです。
体重100kgを超える巨漢のばっきー氏。
それでいてブルベの大ベテランなので
何の心配もしてませんでしたが、
やっぱり心配なかったですね(笑)。
体格がいい人は、
不思議とダートが似合う気がします。
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見事な杉林を通り過ぎます。
山の中は陽射しが届かず寒いですが、
非日常的な高揚感のおかげで楽しい時間。
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お昼もとおに過ぎているのに、こんな凍結箇所も。
さすが北関東、侮れません。
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ダート区間は5kmくらいでしたが、
一般道に出ると、緊張が解けてやっぱりほっとします。
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実寸32C近いタイヤを履いていた、ばっきー氏のC5。
まだタイヤクリアランスは十分です。
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32Cを履いていた、トシさんのルーベ。
フォーククラウンに泥も目立ち、
許容一杯のタイヤ幅といえますね。
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自分のエディメルクス・ストラスブール71。
三台のなかで唯一、グラベルにメインを置いた自転車なので、
32Cのタイヤだとタイヤクリアランスは
ありあまるほど。
タイヤクリアランスの広さはフレームの
冗長性の証でもあるので、シビアなロードレースで
選ばれることはないですが、
こうしたツーリングではタイヤ選択の幅が広がって
頼もしい限り……こういう真面目な事を書いていると、
仕事みたいでツマンナイな(汗)。
まあ、気に入ってる自転車ということです。
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日暮れ前、無事に水郡線の常陸大宮駅に到着。
初日も二日目も、走行距離は70kmほど。
日が短いこの季節、キャンプやダートありだと、
このくらいの距離がほどよいですな。
妙にカラフルなディーゼルカーに乗って、
水戸経由で家路につきます。
もうこれで労せずして家に帰れる、
もう何も怖くない、とすっかり安堵したのですが、
そのゆるみがフラグを立てちまいました……。

水戸で三人とも上りの常磐線に乗り換えたのですが、
強風の影響でダイヤ乱れ。
途中の石岡駅で特急の通過待ちをするとのアナウンスがあり、
こりゃしばらく止まるだろうと思った僕は、
いさんで列車を降り、駅の売店へ買い出しに。
ホームに売店はなく、高架上まで階段を上り、
もろもろ買ってからホームに戻ると……

列車いない。

輪行袋やバッグはもちろん、スマホまで
先の列車に置きっぱなしです。持っているのは、財布と
買い出した物品のみ……万事休す。

しかし、慌ててもどうしようもない状況。
やってきた次の列車に乗り、思案を巡らします。

当然ながら、乗り過ごした列車には
トシさんとばっきーさんが乗ってます。
彼らが降りる駅か、途中の停車駅で
待っていてくれるかも知れない……それなら、
自分は先頭に近い車両の窓際に乗って、ホームに
立っているかも知れない仲間の
姿を見逃さないようにしよう。
まるで友を信じて待つメロスのように、
列車に乗ることしばし……。

土浦駅に着いて減速する車窓から、
ホームに立つトシさんとばっきーさんの姿が!
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自分の荷物と共に、先行列車から降りて
待ってくれていた二人。
感動の再会。涙が出るほどホッとしました。

恥ずかしいオチがついてしまいましたが、
こうして無事に(?)走り初めが終わったのでした。

トシさん、ばっきーさん、本当にありがとうございました!
これに懲りず、またご一緒して下さい。

これはあれですね。勝って兜の緒を締めよ、的な
輪行して気を許すなという教訓、ですね。
昨年の日本縦断中も「何も怖くない」とか
言った途端にシフトワイヤーが切れたりしましたし、
言葉が油断を呼ぶことはあるのかも
しれないと思いました。
そんなセリフを発する時点で油断してると言えますし、
ボケが始まっている兆しかもしれません(汗)。
重々注意したいと思った走り初めでした。

今年一年も、みなさんの
サイクリングが素晴らしいもので
ありますように!



by cyclotourist | 2018-01-12 01:30 | おしらせ | Comments(8)

走り納め

こんにちは、田村です。

おそくなりましたが、
今年もよろしくお願いいたします。

みなさま、走り納めや走り初めは
いかがでしたでしょうか。
走り初めはまだ、という方も
いらっしゃることと思います。
新しい一年も、みなさんと充実した
サイクリングが過ごせることを祈っております。
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走り納めは沼津スタートでした。
この日もトシさんとご一緒させていただきました。
集合は年も押し迫った30日の12時、お昼です。
ふつう、なるべく早い時間に集合するのが
セオリーですが、今回は急ぐ必要がない、むしろ
遅い時間が望ましいサイクリングでした。
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まずは沼津港の沼津バーガーでランチ。
駅から2kmくらいですから、いきなり休憩です。
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人気メニューの「深海魚バーガー」なるものを
いただきました。経験済みのトシさんいわく、
ただのフィレオフィッシュバーガーだよ、と夢のない
コメントをいただきましたが、そのとおりでした(汗)。
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15kmほど南下して内浦へ。
漁港では大漁旗をかかげた船ばかり。
年末だからお祝いモードなのでしょうか。
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富士山がよく見えます。
冬らしいスカッとした空気が気持ちいい。
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しばし内浦を散策した後、セブンイレブンで買い出し。
4kgほどの重量となるでしょうか。
この夜の「天体観測」に備えての食材です。
今回のサイクリングは、西伊豆スカイラインの途中にある
土肥駐車場で星を見よう! というのが
テーマだったりするのです。
なにそれ? といぶかる方が多いと思いますが、
星を見るのがけっこう好きだったりするのです。
特に最近……。
輝く星を見るのって、みんな好きですよね!?
星は夜じゃないと見えませんから、
そのためにスタート時間を遅くしたわけで、
プチナイトランの実行なのです。
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フル装備のメルクス・ストラスブール71。
天体観測に備えた各種の耐寒装備と買い出しスペースを
確保するため、リュックも併用です。
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トシさんもほぼ同様の装備。
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15時半から戸田峠へ上り始めました。
いつもは考えられない行動ですが、
夜も走る、とあらかじめ決めていたので
躊躇はありません……ありませんが、
この季節、この時間帯に、標高700mの峠まで
上るのは覚悟がいるのは確かです。
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途中の真城峠までの急登がしんどいのなんの……。
食材をがっつりかかえているため、
通常のキャンプツーリング装備よりも
ずっしり重いのが堪えます。
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真城峠を越える頃には、
月が煌煌と輝き出しました。
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17時過ぎには沈みゆく夕陽。
戸田港の輝きが眼下にきらめき、
非日常的な光景が広がります。このルートを
この時間帯に走っていることが
新鮮でなりません。
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戸田峠に着いたのは17時半。
やはり荷が重いことと自分が衰えていることが相まって、
けっこう時間がかかりました。
夏場であれば明るい時間ですが、今はもう夜です。
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西伊豆スカイラインきっての絶景が広がる
達磨山のふもと。その絶景は闇に沈んでいますが、
駿河湾に輝く街並が幻想的でした。
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戸田峠を過ぎてしばらくすると下りになるので、
寒さに震えながら土肥駐車場へ。
到着は18時半近く。やはり日中以上に
時間を要しましたが、目的地に着いて感無量。
自分はこれまで知りませんでしたが、
この駐車場は天体観測の有名スポットなのです。
年末でもあり、ここまで来る酔狂な人も
いないだろうと思ってましたが、
そこは有名スポット、後から後から
同好の方々がやってきました。
「シャイニー!」と、歓声がしばしば聞こえます。
もちろん、みなクルマですが、一組二人だけ、
自転車でやってきた方もいて驚きました。
彼らはしばらくして三島方面へ下るとのことでしたが、
(それはそれで凄い)
手前どもは夜を徹して
天体観測を遂行します。
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稜線にある駐車場だけあって風が激しく、
そのままでは冗談ではなく凍死しそうだったので
持参の耐寒装備を展開します。
駐車場の東屋ですが、このような条件下での
展開に備え、ふたりともペグなしで自立できる
シェルターを持参しました。
気温は2°ほどまで下がったようですが、
外に出ていると体感気温は
いっそう激しく低く耐え難く、
シェルター内からの天体観測となりました。
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持参した火器で暖かい食事をいただきつつ、
ふたり静かに天体観測。
煌めく星々のドラマは期待を上回るものでした。
気がつけば日付が変わり、
大晦日を迎えた我々は、時間が経つのも忘れて
天体観測にふけったのでした。
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夜半から薄い雲が流れ出し、
満点の星とはなりませんでしたが、
月と雲の競演は悪くありませんでした。

そして、気がつけば朝。
我々は土肥駐車場で見た輝きのドラマを胸に、
下界へ戻ったのでした。

ブルベ以外でナイトランを実践することは
ほとんどありませんでしたが、
装備をキチッと整えたうえで(重要)、天体観測のように
夜しか楽しめない目的と強いモチベーションがあるのなら、
ナイトランも悪くないものです。

サイクリングは、走ること自体が趣味です。
だから、走るだけでもいいのですが、
他のさまざまな趣味を融合できるのも
大きな魅力です。
グルメしかり、写真撮影しかり、名所巡りしかり……。
「走る」という本質がもたらす
充実感が、ほかのプラスαの楽しみも
倍加してくれると感じます。

走り初めも実施済みなので、
またの機会にリポートしたいと思います。

あらためて、今年もよろしくお願いいたします!




by cyclotourist | 2018-01-06 23:52 | おしらせ | Comments(5)

沼津・内浦詣で

こんにちは、田村です。

今年も残りわずかになりました。
来し方行く末を考える頃合いですが、
とある先日もせっせと内浦へ行ってまいりました。
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伊豆長岡駅まで輪行。
東京からのほどよい遠さが
非日常感を盛り上げます。
遠過ぎると度々は行けませんし、
地元過ぎてもモチベーションが上がりません。
沼津の内浦や大洗は、そのあたりの距離感が
ほどよいのが魅力です。
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補給食として沼津名物「のっぽ」を購入。
名前どおり細長いので携帯性はよくないのですが、
オペハネグラの大型サドルバッグを付けてきたので
余裕で収まります。
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本日はルーベを駆るトシさんに
同道させてもらいました。
毎週のように内浦を訪れており、もはや住んでるんじゃないか? と
思えるほどに土地勘のあるサイクリストです。
内浦というと、海沿いのイメージが強いですが、
今回は山あいの細道をつなぐ
技ありのルートを設定してもらいました。
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県道を離れると、とたんに勾配20%を越える激坂。
いかに34Tを付けてるとはいえ、
押しも入ってしまいました。
今日はダートないと聞いていたので、
セミスリックの32Cタイヤで来たわけですが……
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ちょっとどちらへ……。
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押し、担ぎ、ヤブコギ……聞いてない展開に
圧倒され不安を感じつつも、未知の道を進むという
楽しさが勝ります。
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劇中の描写が蘇る林道も通過。
林道なのか農道なのかよくわかりませんが、
山あいに無数の道が存在するのは、
みかん産地ならではでしょうか。
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麓へ降りると富士山が全容を現します。
この日は遠く南アルプスの山並みも
望むことができました。空気が澄んだ冬ならではです。
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とある校庭越しに望む富士山。
こんな学校に通いたかったものです。
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いったん内浦・西浦の海沿いに降りてから、
再び山あいの細道へ。
このくらいにほどよく荒れた林道(農道?)だと
グラベルロードがちょうどいいのです。
MTBだと重いし下り以外はあまりメリットないですし、
ふつーのロードだと進むことを
躊躇しますからね。

最近、某誌のお仕事で、最新かつ主要なブランドの
グラベル系ロードを10台くらい試乗させてもらったのですが、
我がメルクスのストラスブール71は
そのいずれにも遜色がない、
出色の性能を備えていることが分かりました。
アルミフレームなのでコストパフォーマンスもよいですし。
まあ、自分の自転車がいちばん、というところですかね(汗)。

さて、やっぱりダート走行は時間を要しますから、
適当なところで麓に戻って
内浦で遅めの昼食を取ることに。
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海鮮が売りの食堂へ。
内浦は多くのお店にバイクラックがあって、
自転車にやさしい街だと思います。
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おまかせ海鮮丼なるものをいただきました。
どれがどこまで地元産なのか分かりませんが、
いろんなお魚が盛られていて大満足。
いつもはコンビニ上等な自分ですが、
たまにはグルメも味わいたくなるのです。

例のアニメの最終回が迫っているためか、
この日はいつも以上に同好の士が多く、
街は活気にあふれていました。
そして、よく見かけるのが……
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キャラクターを模したこのぬいぐるみ。
オートバイに着けるのは、もはやお約束のようで
ひんぱんに目にしました。もちろん、手に持ったり、
リュックに吊るしたりして歩いてる方も多数。
個人的にはちょっと勇気ないわ〜と思いますが、
自分が抱える愛のアピール方法としては
分からないではありません。
しかし、どこへ行っても、なんだかんだで
サイクリストよりもオートバイのライダーさんが
多いですね。ツーリングの楽しみ方は、
ライダーさんのほうが分かってるのかもしれません。
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沼津駅めざしてゆるゆる北上していくと
御用邸の公園にさしかかるのですが、そこの自販機で
ロード用のチューブを売ってました。
さすが静岡と感心。これがあると知っておけば、
役立つこともあるかもしれません。
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沼津港をぶらぶら。この沼津バーガーでは
自分いち押しのヨハネとコラボした
「堕天使の宝珠」と名付けられた
イカのゲソ揚げをいただきました。
劇中のイメージ通り、辛いのなんの……。
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ふと見かけたプラモ屋さんに吸い込まれました。
非常に品揃え豊富で、ガルパン最終章に登場した○○戦車も
売っており、思わず手が伸びましたが、
この時点で同作をまだ見てなかったトシさんの前で
買ってしまうとネタバレになりそうなので自粛。
さりとて何も買わずに出るのも失礼に感じたので、
かわりに……
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フィギュアライズバストの黒澤ルビィちゃんを購入。
メイドイン静岡のプラモを、ちゃんと静岡で買う自分、偉い。
こんな時も大型サドルバッグは便利ですな。
バイクパッキングはキャンプだけじゃなく、
さまざまなシーンで活用できる、
ということにしておきましょう。
しかし、ヨハネ押しを自認しながら、つい手に取ったのが
ルビィちゃんとは……自分も○○コンなのか!?
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沼津駅の北口もこんなことになってました。
永遠に最終回が来ないでほしいと思いつつ、
終わるからこそ輝くのがスクールアイドルなのでしょう。
ここで自転車を輪行袋にしまい、
トシさんともども普通列車に揺られて
家路についたのでした。
沼津のあらたな魅力を教えてくれた
トシさんとアクアの面々には
感謝してもしきれません。

個人的に、今年は充実したサイクリングを
重ねることができた一年でした。
昨年は派手な骨折で半年を棒に振りましたが、
その反動もあり、今年は積極的にいろんなところへ
行こうと思えました。
つきあってくれる仲間や、ブーブー言いながらも
外出を黙認してくれる家族に感謝でございます。

来年もよろしくお願いいたします。
みなさんよいお年を!



と、締めつつ、フィギュアライズバストの
ルビィちゃんについて。
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無塗装かつ接着剤要らずで
カラフルな胸像フィギュアとなるこのシリーズ。しかし……
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一部のキャラを除いて、あまり似てないことでも有名?
パッケージにどんと完成写真が出てるので、
よくもわるくも裏切られることはないのですが、
このルビィちゃんも、
もう少しイメージが近くならないのか? と思えます。

自分でフィギュアを自作してると、
似ないことの悩みを激しく経験してきたので、
どうすれば似るのか、ということも
少しは分かってきた気がします。
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とりあえず素組。無塗装で、しかもシールじゃなくて
このような瞳まで再現してます。バンダイ脅威の技術力、
ではあるのですが……。
寄り目っぽいのと、頬が痩せてるのが
ルビィちゃんらしさを損なっている気がします。
好みの問題なので、気にならない人もいるとは思いますが、
自分は気になったので……
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額から口元までカットソーで切り開き、
幅を広げてからパテ埋め。同時に頬にもパテ盛り。
広がった顔の幅に合わせて前髪も切り分けつつ、
ちょっとペタッとした造型も手直し。
また、ちょっと主張しすぎの感がある口の中の部品を
奥まった位置で固定するように。
これだけで、だいぶ○○っぽい
表情になったと思うのですが、どうでしょうかね。
瞳自体の形状は素晴らしいので、
それを活かした修正です。そして……
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肩幅を詰めたり、胸の下を細くしたり、首を細く長くしたりして、
収拾がつかなくなっている現状です(汗)。
年内に完成させたかったですが、年越しモデリングですな。



by cyclotourist | 2017-12-29 18:11 | おしらせ | Comments(4)

またまた林道サイクリング

こんにちは、田村です。

ここ最近、林道を走るのが面白くてなりません。
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11月初旬に開拓(?)した房総の林道。
横根峠の北から伸びる山中林道と、それに続く
数本の林道をつなげ、15kmほどの
ダート走行を満喫できます。
まずはソロで日帰りツーリング。
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その半月後には、バイクパッキング装備で
同じ林道へ。キャンプツーリングと林道ランが
いとも簡単に両立できるのは、比較的軽量なグラベルロードと
バイクパッキング的なアウトドアギアの恩恵です。
この装備でも、ほぼ100%乗車できました。
適度な荒れ具合の林道なのがうれしいかぎり。
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この時は、ベロクラフト大槻店長と
ベロオレンジお取り扱い元のT橋さんと三人でした。
お二人はトラディショナルなツーリング車。
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林道を抜けたら亀山湖のキャンプ場へ。
お二人は軽量な自立式ドームテント、自分は
いつものツェルト。気温三度まで下がりましたが、
楽しく快適な一夜を過ごすことができました。
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そして先週は、走りの撮影がめっぽううまい
Sカメラマンと共に走ってきました。
こんなに楽しい林道ツーリング、なにか
仕事にしなくちゃもったいないですからね(汗)。
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基本的にビビりな私ですが、
プロカメラマンに撮っていただくと
それなりに走れてるように見えるから不思議(笑)。

そんなこんなで、ここのところ
グラベルロードの出番が多いのでした。

2018年は、スペシャライズドからディヴァージュ、
メリダからはサイレックスという、
新しいグラベルロードが登場します。
自分が乗っているメルクスのストラスブール71も
継続して販売されます。
普通のロードバイクは技術革新がひと段落した感がありますが、
これらグラベルロードは、ハード面も遊び方などのソフト面も
まさにぐんぐん発展し、選択肢が増えつつあり、
ツーリストをいま一番ワクワクさせてくれる
ジャンルだなあと実感しております。


by cyclotourist | 2017-12-12 19:34 | おしらせ | Comments(4)

娘と伊豆サイクリング

こんにちは、田村です。

季節の移り変わりを感じる今日この頃です。
気温や景色に加え、アニメが好きな人だと、
その終わりと始まりにも季節を感じるものです。

最近のアニメはワンクールがだいたい12話なので、
三ヶ月ごとに新作が始まります。
秋アニメ、冬アニメ、春アニメといったように、
季節とリンクして語られることが多いです。
ふつーのドラマとかもそうかも知れませんが、
最近はとにかくアニメの本数が多いので、
季節の変わり目はなにかと気がそぞろになります。

今は秋アニメが中盤に差しかかる頃合いですが、
やっぱり「ラブライブ! サンシャイン!!」が
いちばんの人気作でしょうか。
自分も好きですが、小学5年生になった娘も
熱心にみているアニメです。
ちょっと田舎の女子高生たちが、母校を存続させるために
アイドル活動を始めるという話。
そのおもな舞台が、伊豆の内浦(沼津市)だったりします。

そこで、「内浦へ行ってサイクリングすっか?」と
娘をさそったところ、珍しく「行く」とのこと。

最近は親父の言うことなんかちっとも聞かず、
アニメを見ることとラノベを読むこと、そして
ゲームにしか興味がない引きこもりになってしまった
娘ですが、サンシャイン!!のおかげで外に出る気分に
なったようです。こんなところが親父に
似てしまうのも不憫です(汗)。
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先の日曜日、新幹線で三島駅にワープし、伊豆箱根鉄道に乗り換え。
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サンシャイン!!のラッピング電車に乗り込みます。
部分的にシールを貼っただけじゃなく、全面フルラッピングという
気合いの入った車両です。
もちろん、事前に運行予定表をWebで確認し、
これを利用できるタイムスケジュールを組んだのです。
小学5年生になった娘ですが、学年中でひときわ背が低く、
まだ輪行袋が歩いているようです。
自分で持つだけ偉くなったもんですが。
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線形がいいわりに揺れる電車。
沿線は基本的に住宅地なのですが、ときおり田畑が広がり、
そんなところでは富士山がど〜んと顔をだします。
冠雪した富士山はやっぱり美しいものです。
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伊豆長岡駅で下車。ごらんのように、駅舎が
サンシャイン!!祭り状態ですごいことになってます。
今回は伊豆長岡駅から走り出し、修善寺から戸田峠をめざし、
そこから急降下で内浦をめざします。
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こんな感じで、西伊豆の付け根を小さく
ひと周りするルートを予定しました。内浦をめざすなら、
沼津から海岸沿いを南下するか、伊豆長岡からすぐの
三津坂を越えればすぐなのですが、せっかく伊豆まで来て
峠のひとつも越えないのはもったいないですから。
娘にも「峠を越えるから」と言ってあります。
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二台の自転車を組み立て、出発準備。
フレームサイズ350mmのジュニア用ロードですが、
だいぶシートピラーとステムが長くなりました。
少し前にステムを70mmから100mmに交換し、
なんだかレーシーな雰囲気?
ピラーが出たことと車輪が小さいことが相まって、
大型サドルバッグ(オペハネグラの10リットル)も
余裕で装着できるようになりました。
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伊豆長岡駅には立派な売店があります。
地元とラブライバーに人気の「のっぽ」という
パンを買っておきます。食べ物と時間さえあれば、
越えられない峠はない、と思っております。
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狩野川の土手に出て、ゆるゆると南下。
修善寺の手前まで、こうしたクルマに気を使わない道を
選べるのがうれしいところ。
「やっぱり自転車って気持ちいいな〜。だろ?」
「……」
「修善寺って、有名な温泉があるんだぜ」
「……知らない」
「足湯とかしていくか」
「……しない」
伊豆長岡駅の華やかさに当てられ、すでに
テンション爆上がりの自分に対して、
娘はいまいちノリが悪いです。
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10kmほど走り、修善寺のコンビニで小休止。
「サンクスって、ファミマになるんだよね」
妙なことには詳しい娘。
ここも12月にはファミマになるそうです。
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修善寺から戸田峠への上りに入ります。
距離10kmで標高差600mのアップです。
時は10時半。何時に着けるやら……自分なら所要1時間なので、
その倍として、お昼過ぎには付くだろうと
いちおうは時間の経過を見込んでおきます。
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途中、「虹の郷」というテーマパークに立ち寄り。
ここもサンシャイン!!に登場して舞台となりました。
園内には入りませんでしたが、入り口に自販機があり、
ちょうどよい休憩ができました。
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「なんか前より遅くなってないか?」
「……」
「ゲームばっかしてるからだな」
「……父ちゃんもしてるじゃん」
「前はさ、バーッと勢いよく走って」
「……」
「すぐ疲れてたじゃん」
「……」
「今はずっと遅いな」
「……」
「年とったな。なんかおばさんぽい」
「……父ちゃん、うざい」
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峠までは、虹の郷以外に休憩ポイントもないので、
ちょっと路肩が広いところで休憩を数回。
「のっぽ、食べろよ」
「……」
「のっぽ、けっこううまいだろ」
「……ピーナッツバター嫌い」
「じゃあ、こっちの塩味を食べろよ」
「……フランスパンみたい」
止まると座りこんじゃうところがアレですが、
押して歩くのはいやみたいで、遅くても
乗って進もうとするのが偉い?
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力走2時間、ようやく達磨山レストハウスに到着。
あいにく富士山は雲に隠れてしまいましたが、
ここならではの海と山の絶景が広がります。
「な、すごいだろ」
「……」
「万歳くらいしてみろよ」
「……あー、ばんざい」
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レストハウスで鹿肉焼きオニギリというのを
いただきました。
「どう、うまいか?」
「人によるかな」
「……そうだな」
「こんにゃく食べたい」
「カロリーないぞ」
「太らなくていいじゃん」
親子で価値観が大きく違ってきてるなと実感。
なんにせよ、おおむね想定どおりの時間で
戸田峠に至ることができました。
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戸田峠から、真城峠を経て西浦・内浦へ急降下。
速度が出る下りでも、ハンドルのフラット部についてる
補助ブレーキレバーを握る娘。
まだブラケットとレバーが大きいみたいで、強く引けない様子。
油圧ディスクブレーキって、子供にこそ
必要なのかもしれません。
なんどか止まり、指の疲れをほぐしつつ下ることしばし。
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14時過ぎ、ふもとに降りたところで食堂へ。
海鮮丼をガツガツいただき、おまけのミカンも
ぺろりと平らげる娘。
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いよいよメイン舞台の内浦へ。
こうした何気ない場所がアニメ劇中で描かれてたりしていて、
好きな人にはたまりません。
「あそこにさ、人形持った兄ちゃんいたよね。見た?」
「……しーっ」
「あっち、また人形持ってるよ」
「……指差さない」
日曜ということもあり、そこかしこに
若干怪しげな来訪者がいます。自分としては
なんとなくシンパシーを感じて興味津々なのですが、
子供はやっぱり知らない人にはビビるようです。
というか、もはや娘のほうが常識人。
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観光案内所のレンタル自転車が
かなり痛いことになってました。
来訪者のクルマ、オートバイ、そして自転車も
なかなか個性派揃いで、そのあたりも
こうしたアニメ舞台の見所かもしれません。
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15時を過ぎると早くも西日となり、気温も下がります。
そこで、沼津市街へ向かう行程はカットし、
三津坂を越えて伊豆長岡駅に出ることにしました。
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「この坂もアニメに出てたよね〜」
「……ああ、あの時ね」
「ヨハネたちはへばってたけど、たいしたことないよね」
「……いつ終わるの」
「すぐだよ、すぐ」
「サイクリストの言うことは信じない!」
ひとつの真理に気付いたようで(汗)。
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ちょうど16時に伊豆長岡駅に到着。
50kmに満たない距離のサイクリングでしたが、
峠と舞台のおかげで中身は濃かったと思います。
娘はさすがに疲れたみたいで、
往路では余裕で担いでいた輪行袋がシンドそう。
「持ってやろうか」
「……うう、いい」
「持ってやるよ」
「……野球選手が肩を壊す気分が分かったよ」
「そんなの輪行で分かるわけないだろ」
「……うう」
「もっと軽い自転車が欲しいって母ちゃんにねだりな」
「父ちゃんが仕事して買ってよ」
「ぐう……」

こうして、娘とのひさびさのサイクリングは
無事に終了。
もう「娘につきあってやる」ではなくて、
「娘がつきあってやってる」感じで
完全に主従が逆転しましたね(汗)。



by cyclotourist | 2017-11-17 14:39 | おしらせ | Comments(8)

房総で林道サイクリング

こんにちは、田村です。

新アルテグラ34Tの力を実感するべく、
さっそく出かけてきました。
まさに新しいオモチャを得た子供状態で、
うきうきと房総半島へ向かいました。
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ほとんど通学客で占められた朝のJR内房線で
上総湊駅へ。この内房線も、以前はかなり奥まで特急列車で
行くことができたのですが、現在は特急がほとんど走ってない?
自宅がある池袋からだと、ぜんぶ普通列車のほうが早着する
ありさま。そのぶん、3時間近くも乗車することになり、
8時半頃に上総湊駅に着いた時点で少し疲れ気味。
東京湾フェリーを利用したほうがよかったかも……。
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とはいえ、内房線の駅舎は、古い平屋タイプが多くて
旅情がわきます。
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さっそく輪行袋をほどき、我がグラベルロードである
メルクスのストラスブール71を組み立てます。
油圧ディスク+スルーアクスル、さらにシャドーディレイラーという
最新仕様の輪行にもだいぶ慣れてきました。
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今回走ったルートの概略。
広い千葉県の真ん中あたりといったところでしょうか。
上総湊の近くに伸びる林道と、
保田から入る長狭街道(県道34号)に並走して伸びる
林道群をつないで走ってみることにしました。
なんどかぶらついたこともあるエリアですが、
林道の状況はひんぱんに変わるので、
それが不安と楽しみをもたらします。
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上総湊駅にほど近いコンビニに寄って、
トイレと補給食の買い出しを済ませます。
林道は基本的に無人となるので、十分な
飲料と食べ物を携行するのが必須です。
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国道から分かれ、竹岡の林道へ。
狭い手掘りのトンネルが迎えてくれます。
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序盤から道は荒れ放題。
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ここ三日間は晴れていたはずなのに、
堆積した泥がふかふかでリムまで埋まることも。
ディープリムって、泥道に埋まっても
脱出しやすいというメリットもありますね。
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2kmほど進んだところで、
道が沼に溶け込んでしまいました……。
行く手にガードレールが見えたので
進みたくもありましたが、この水かさのなかを
SPDシューズで歩く気にもなれず、
あっさり引き返しました。
昨今の台風の影響もあるのでしょうが、この竹岡林道は
もうだいぶ前から道としての機能を
失ってる感じですね。対岸に新道を開削してるような
工事現場も見受けられました。
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気を取り直して国道に戻り、保田まで走ってから
長狭街道へ。ゆるゆると150mくらいまで
標高を上げていきます。
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横根峠を越えた先で分岐路に入り、
林道山中線にアプローチ。入り口からダートです。
通行不能箇所があると案内板に出てましたが、
通行止めとは書かれてないので、慎重に進んでいきます。
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なかなかの勾配でぐいぐい上っていきます。
路面はえぐれたり陥没箇所が多いものの、
路盤自体はしっかりしてます。
35Cのタイヤでも十分に進んでいけ、
しかもリア34Tの効果はやはり絶大で、
体力を温存させてくれます。
もっとも、少しでも転びそうと感じたところは、
無理せずに押し歩くことにしました。
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サドルバッグに入れておいた水とパン。
ダウンチューブのボトルにも水を入れてますが、
ダートを走るとどうしても飲み口が汚れるので、
サドルバッグに入れておいた水を
飲むことが多いです。出し入れの手間はかかりますが、
ちょうどよい休憩になります。
MTBならハイドレーションを背負うところですが。
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ダート4、5kmほどで一本目の林道は終了。
県道をまたいで次の林道へ進みます。
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林道大山線です。一般道から分岐する入り口こそ
やや勾配が急でしたが、しばらくすると稜線に近い
なだからな道筋となります。
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さきほどの山中線より路面自体は整っているものの、
枝が大量に落ちています。
スポークやシートステーに枝を
なんども巻き込んだので、
金属製のガードがある自転車だと
ちょっと(かなり)気を使うと思います。
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携帯電話が通話可能であることを示す
看板が随所にありました。一般の人も
それなりに通る林道のようです。
一台だけオートバイとすれ違いました。
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ゆるゆると標高300mくらいまで上ります。
紅葉は始まったばかりで、房総は暖かいエリアなんだなと
実感します。
どこまでも静かで、自分の息づかいとタイヤが路面を
噛む音だけが響きます。
ひとりでいることの寂しさが逆に
気持ちよかったりします。
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大山線、横尾線、高山線と林道の名称が
変わっていきますが、基本的に道なりで
進んでいくことができます。
もちろん、ハンディGPSにはルートを表示させてますし、
ややこしい区間を参照できるよう、いちおう紙の
地図も携行しています。
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履かせているタイヤは35CのグラベルキングSK。
幅2インチを超えるMTB用のタイヤに比べると
悪路でのグリップ力は限定的ですが、
スピードさえ出さなければ相当に荒れた道でも
進んでいくことができます。
空気圧は3〜4くらいにしてます。
もっと下げればダートでの安定感が増しそうですが、
舗装路の走りが重くなるのもかったるいので、
そのあたりの案配が悩ましいところではあります。
今回のようなダート林道と舗装路の組み合わせとなる
コースの場合は、やはりグラベルロードが
総合的に判断して快適ですね。従来のランドナーが
はるかに軽快になったような自転車です。
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道が尾根の直下に出ると舗装が復活。
ここまでで計15kmほどのダートを走りました。
うまくつなげれば、近場でもそれなりの距離がある
ダートが楽しめることを再確認できました。
もっとも、近場とはいえ、房総はアクセスがよくないので、
新幹線を使える長野方面のほうが
自宅から速達できたりするのですが(汗)
これからの寒い季節は房総や伊豆といったエリアの
出番です。
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亀山湖に通じる一般道に復帰したのは
14時すぎ。ダートを走ると時間が経つのが早い早い……
というか、自分が遅いのですが(汗)。
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亀山湖の直前で痛恨のパンク。
ダート終わった〜という安心感が招き寄せた
トラブルかも知れません。
パンクには強かろうと思っていたグラベルキングですが、
サイドを何かが貫通してました。
この自転車での初パンク……。
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予備チューブのバルブがリム高さに対して短く、
「しまった」と、一瞬いやな汗が出ましたが、
延長バルブを持っていたので事なきを得ました。
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亀山湖に着いたのは15時。走行距離は60kmほど。
本当に日が短くなったものです。
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亀山湖畔の稲ヶ崎キャンプ場を下見。
今回は日帰りですが、いつか利用したいと思っています。
設備もロケーションも良好で、ここなら快適な
夜が過ごせそうです。
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至近の上総亀山駅から輪行するつもりでしたが、
一時間半も列車がないことが判明。
JR久留里線の終着駅なのに、いつのまにか無人駅に……。
居合わせた紳士としばらく世間話などしていたのですが、
さびれゆく地元の昨今を嘆いてました。
そのうち、10kmほど先の久留里駅からなら
列車が増えることに気付いたので、再スタート。
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久留里駅も渋い駅舎。
ここが始発の列車をつかまえ、木更津経由で帰宅したのでした。

もともとダート林道は好物のひとつですが、
オンオフどちらも軽快なグラベルロードを手に入れたことで、
今までより積極的に出かけるようになりました。

グラベルロードとはつまり、
要は太いタイヤが入るだけのロードバイクなので、
中途半端な車種だともいえますが、
遊びの幅を広げてくれるのは間違いないです。
また、特定の競技を志向してない数少ない
スポーツ自転車だともいえます。
ツーリング指向の方がこれから自転車を選ぶなら、
グラベルロードは間違いない選択肢として
定着していくのではないかな? と思っております。



by cyclotourist | 2017-11-05 13:23 | おしらせ | Comments(4)

新アルテグラでリア34T実装

こんにちは、田村です。

ブログ更新をすっかり怠ってしまいました。
ここのところ雨の日が多く、あまりサイクリングを
してないというのが更新してない理由なのですが、
ここ数ヶ月の浪費が妻にばれ、
預金通帳を取り上げられてしまったのが
サイクリングが低調になってしまった
理由でもあります(汗)。

そんな引きこもり気味の今日この頃ですが、つい先日、
我がグラベルロードであるメルクスのストラスブール71に
8000系アルテグラのリアディレイラーと
スプロケットを採用いたしました。
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MTB用メカではおなじみ、「シャドーデザイン」を
採用したのが8000系アルテグラの特徴です。
フレームエンドにブラケットを介して
ディレイラー本体を取り付けることで、
横方向への張り出しを抑えています。

ストラスブール71は105仕様の完成車ですが、
なぜこの新型アルテグラのリアディレイラーに
交換しようと思ったのでしょうか?

理由1
人に影響されやすいから(汗)
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今月はじめに4人でバイクパッキングを実践しました。
その際、大阪からお越しのKさんのロードが、
8000系アルテグラを装備していたのです。
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KHSのカーボンフレームに8000系アルテグラを
アッセンブルされていました。
やはり現代的なフレームには最新のメカが似合いますね。
この時は、4人という大所帯で
大洗でキャンプを楽しんだのですが、
虎視眈々とヒト様の自転車を観察するのが
趣味の自分としては(汗)、この8000系アルテグラの
デザインがなかなかいいなと感じたのです。

理由2
輪行の際にダメージが少なそう?
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従来の105。縦型輪行の場合、リアエンドに
保護金具を付けて立たせることになりますが、
ワイヤーが後方に伸びているため、
エンド金具が倒れたりすると(注意してないとすぐずれる)
ワイヤー取り付け部に直に負担がかかり、
その調整ボルトのあたりが折れることが
たまにありました。
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8000系アルテグラの場合。
ワイヤーがディレイラーの上方に付くため、
エンド金具が倒れてもダメージが少ないのでは……と
思ったのです。
ただ、ブラケットを介している分、ディレイラー全体が
後方に寄っているので、期待したほど
ダメージ軽減効果はなさそうです。
このあたりは後述します。

理由3
リアスプロケット歯数が最大34Tに!
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これが採用の決め手でした。
ご存知のように、シマノのロード用コンポだと
リアの最大歯数は32Tまででしたが、
8000系アルテグラで初めて34Tが登場し、
当然ながらGS仕様(ケージが長い)のディレイラーが
34Tに対応しました。
チェーンリングのインナーは34Tですから、
これでツーリング車的には当然ともいえた
前後一対一のギヤ比が実現できます。
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自分のグラベルロードはほとんどバイクパッキング専用機みたいな
運用をしてますが、その装備でダート林道に入ると、
従来のインナー34×ロー32Tだと
少々つらいシーンが多かったんですよね。
シマノ以外のチェーンリングを採用するか、
MTB用のメカを採用するかなども考えましたが、
意外とお金がかかるうえ、フロントディレイラーの台座が
あまり低い位置にないので、無闇に小さな
チェーンリングを使うのも難しかったのです。
思い切ってスラムにしてフロントシングルにするかとも
考えましたが、メカを総とっかえするのも
お財布に厳しいですし、なんだかんだいって
舗装路を走る機会が多いので、ツーリングにおいては
フロントはダブルのほうが汎用性が高く思えます。
そんなわけで、インナー34×ロー32Tのままで
ひいひい走っていたわけですが、
アルテグラに34Tが登場したことで
光明が見えた次第。
リアディレイラーとスプロケを交換するだけなので
費用は2万円ほどで済みます。

たかが2T、されど2T。
あともう一枚でもギヤが軽くなればと
思いながら走っていたストレスから
開放されるという喜びが得られるなら、
2万円は安いかなと思ったのです。
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購入と組み付けは、いつもお世話になっている
高田馬場のベロクラフトさんにて。
大槻店長の手で、速やかかつ確実に
セッティングしていただきました。
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チェーンテンションの調整範囲の幅が広く、
ロード向けのやや緩い張りから、
ダート向けのきつめの設定まで、
ごく簡単にできる……とのことでした。
また、アウターが非常にしなやかで、
従来よりスムーズな取り回しができるようになってます。
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さて、個人的には輪行時の利便性や安心感の
優先度はとても高いのですが、結果として
8000系のアルテグラだから輪行が楽で安心になる、
ということはなさそうです(汗)。
その理由のひとつが、ホイールを外した際に
チェーンがすごく弛むことです。
シングルテンションになったので、チェーンを
後方にひっぱらないんですね。
実用上は問題ないですが、輪行時にチェーンが
ばたつきやすくなるので、チェーンフック的に
使えるゴムバンドを用意したほうがいいかな、とは
思いました。
ディレイラー自体が内寄りになったのは事実なので、
蹴飛ばしたりぶつけたりする可能性が
減るとは思います。
d0211129_16561897.jpg
車輪を外す際は、リアをトップに入れておくのが常識でしたが、
シャドータイプの場合、ディレイラーをあまり後方に
ずらすことができない影響なのか、ロー側に入れたほうが
車輪を着脱しやすかったです。
ディスクブレーキでスルーアクスルという仕様ともあいまって、
従来とは違うコツが必要になりますね。

伝統的なツーリング車に似合うディレイラーとは思えませんし、
従来のディレイラーを圧倒する性能差もなさそうな
シャドータイプですが、デュラエースとアルテグラで採用された以上、
中長期的にはロードでもこのタイプが
主流になることが予想されます。
なにはともあれ、リア34Tが使える、というのは
現時点では8000系アルテグラが唯一ですから
(ロード用メカでは)、
自分のようなツーリストには
大きな福音ではあります。
ちなみに、105の32Tスプロケに対して、
アルテグラの34Tスプロケは重量30g増、
ディレイラーは逆に30gほど軽くなったので、
重量的にはトントンですね。
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ベロクラフトさん〜自宅の間には
意外と激坂が多いので、さっそく34Tのお世話になりました(笑)。
変速はさすがにスムーズで、やはりグレードアップすると
操作感は格段に心地よくなります。
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アニメ「冴えない彼女の育てかた」の舞台として知られる(?)
学習院横の激坂も34Tのおかげで
シッティングのまま上りきることができました。
やはり、2Tの違いは絶大です。
そう心底思える自分のヘタレ振りが少々情けなくもありますが、
これでまた走るモチベーションがアップしました。

追伸
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先月から今月にかけて妙にヒマだったので、
戦車プラモが5台も完成しました(汗)。



by cyclotourist | 2017-10-28 17:27 | おしらせ | Comments(3)

スポルティーフでキャンプツーリング

こんにちは、田村です。

ようやく秋めいた日が多くなりましたね。
生まれた季節が秋だからか、秋は
いちばん好きな季節です。

さて、「スポルティーフでキャンプツーリング」とは
たいへん魅力的なタイトルですが、
実践したのは僕ではありません。
敬愛する先輩サイクリストの
ジェームス吉田さんが果敢に実践されたのです。
d0211129_19270153.jpg
先の週末、吉田さんと、いつもの(?)トシさんと
三人でキャンプツーリングを楽しんできました。
行き先はもちろん(?)大洗でございます。
ご覧の通り、端正なトーエイのスポルティーフが
吉田さんの愛機(愛娘?)。
そして、これまた端正なRSAサンバッグスさんの
前後バッグに、キャンプ道具一式が見事に
収まっているのです。
自分も試したので可能だと分かってましたが、
実際に先輩サイクリストが実践されているのを
間近に見ると、妙に胸が熱くなりました。
しかも、お住まいの四国から長駆輪行して上京され、
一緒に大洗までのサイクリングを楽しめるのは
このうえなく楽しい出来事でした。
d0211129_19322516.jpg
「これが霞ヶ浦か〜広いなー」と
感心してくれる吉田さん。
こちらとしては、風光明媚な四国からお越しの方を、
なんの変哲もない関東平野にご案内するのは
心苦しいような気も正直したのですが、
喜んでいただけてこちらも嬉しくなりました。
土浦〜大洗という、自分やトシさんにとっては
見慣れきったエリアを走ったのですが、
初めてならやはり新鮮に映るようです。
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吉田さんとトシさんは初対面でしたが、
そこはサイクリスト同士。すぐに長年の友人のように
楽しく走ります。実は、ガルパン好き、という
共通項もあったりしますし。
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玉造や鉾田にくっきり残る廃線跡。
こんな渋めのシーンには、やはり
伝統的なツーリング車が似合います。
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往時の車両が展示されている公園などに
寄りながら、ゆるゆると大洗をめざします。
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ほぼ平坦なエリアですが、坂もなきにしもあらず。
力走する吉田さん。
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茨城県ならではのセイコーマート。
北海道好きにはたまりません。もっとも、
わざわざ四国からお越しの方を寄らせるのも
どうかと思いますが(汗)。
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こうして自分のバイクパッキング仕様のグラベルロードと
並ぶと、とても同じ目的の自転車には思えませんが、
やることも入れてる荷物もほとんど同じ。
求む機能を充たしてさえいれば、スタイルは
お好みでいいんだなと実感します。
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涸沼沿いのダートも走ってみました。
吉田さんの愛機がパンクしちゃいましたが、
それもまた会話の時間が増えて楽しいもの。
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なんど来ても大洗は心身に効きます。
初訪問の吉田さんも「ここが大洗か〜」と
軽く胸が熱くなっているご様子でした。
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大洗といえば、ガルパン登場キャラの看板が
風物詩。アリサが好き、という吉田さんの
好みが通すぎる(笑)。
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早めに大洗キャンプ場に入り、まずは
寝床を整えます。三人ともツェルトです。
じわじわ増えるツェルト派。これだけは、
実際に使ってみないとメリットが
分かりづらい道具かもしれませんね。
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市場でアンコウ鍋の具材を買い出したり、
お風呂に入ったり。
目的地についても非日常感が続くのが
キャンプの醍醐味だと思うわけです。
アンコウはまだ時期が早く、冷凍物しかありませんでしたが、
まあ十分でしょう。せっかく遠方から
お越しの方に、せめて大洗名物を食べていただきたいですし。
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そしていつもの宴会タイム。
ツェルトの前にそれぞれグラウンドシートを敷いて、
車座で飲むわけです。
「ツェルトでぜんぜんOKだね。サイドバッグの出番が……」と
自問自答する吉田さん。
みな固形燃料ですが、いくつか同時に燃やせば
鍋も十分にこなせる火力があり、
やっぱりアンコウ鍋はうまかったです。
ビールが進みすぎてやばい……。
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翌日は常陸大子の旧上岡小学校へ。
もちろん、ここもガルパンの舞台。
大洗から70、80km離れております。
当初、自走するつもりでしたが、誰いうこともなく
輪行移動に決定(汗)。
キャンプの二日目はグダグダになりがちですが、
「グダグダ、嫌いじゃないですよ」と
泰然自若な吉田さんがさすがです。

こうして、また一人、ディープな
ガルパンおじさんが誕生したのでした。
そして、四国に帰る吉田さんと上野駅で分かれ、
再会を約したのでした。
つぎは、こちらから四国を訪問して、
「結城友奈は勇者である」の舞台を
ご一緒したいなと思っております。



by cyclotourist | 2017-09-29 20:08 | おしらせ | Comments(7)

新刊『バイクパッキング入門』でます!

こんにちは、田村です。

さきほど、拙宅に『バイクパッキング入門』の
見本が届きました。
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来る9月27日から発売される、
その名のとおりバイクパッキングのノウハウ本です。
刊行は実業之日本社、価格は1,800円+税となります。

自身5冊目となる著書ですが、
この『バイクパッキング入門』は
サイクリストとしての自分が書きたいことをまとめた
集大成的な一冊になったと思います。

書名どおり、大型サドルバッグが代表する
「キャリアレス」なツーリングスタイルの
メリットや実践を紹介する内容ですが、
その機能や導入法に留まらず、
ツーリング全般の可能性をいかに追求し、
自分なりの旅を満喫するかのヒントを
200ページに渡って書かせていただきました。

特にバイクパッキングの長所がもっとも活きる
キャンプツーリングの魅力と可能性を、
自分なりに追求した結果をまとめております。
従来の、重くてしんどいキャンプツーリングの
イメージをがらりと変え、より多くの人が
実践してくれることを願って、
ロードバイクを中心に述べておりますが、
どんな車種や走り方にも応用できる
ノウハウが詰まっていると自負しております。

また、今回の本は、
自分が書きたいと思うことだけを、
書きたいように書かせていただきました。

単行本に限らず、雑誌やムックで多くの記事を
書かせてもらってきた自分ですが、
編集者という立ち位置から、なるべく
ノーマルで客観的な、言い換えれば無難な(?)
文章ばかりを書いてきた気がします。
それが仕事だと思っておりますが、
今回はそのタガのようなものを外し、
サイクリストとしての野生を開放しました。

自分が経験し、いいと思ったモノや方法を
紹介するのはもちろんですが、
本来は禁じ手としていた「ダメなモノ」も
包み隠さず紹介しております。
何かを否定して何かを浮かび上がらせるのは、
人としてゲスい行為だとは思いますが、
自分がよいと思うモノと方法を、
いちばん強く表現できるのも確かだと思います。

だから、この本は「個人の感想です」が
詰まっています。それだけに、自分が経験したことだけ、
実際に買って使ったものだけを取り上げています。
よいと思ったモノも、だめだなこりゃ、と
思ったものも、紹介しています。
たぶん、従来の常識やセオリーと
異なると感じる記述もあるでしょう。
でも、すべてが自分にとっては
真実であり、理想に近づいた結果なのです。

また、その経験は、自分がバイクパッキングを
導入したここ2年間のものが中心ですが、
その土台には、20年以上のツーリング経験と、
たくさんのサイクリング仲間からのご教示、そして
これまで書いてきたすべての記事があります。

なんでロードバイクなのか?
なんでキャリアがないのがメリットなのか?
従来のツーリング車じゃダメなのか?
MTBがバイクパッキングの王道じゃないのか?
サイズが小さい自転車にバッグが付くのか?
お金がかかるんじゃないの?
そもそもなんでキャンプするのだ?
テントじゃなくてツェルトで本当に寝れるの?
便利なガスバーナーがあるのに、
なぜ固形燃料なんかを使うのか?
トレイルでキャンプなんてできるの?
本当にそんなに軽量化できるのか?
……

自分自身も抱いていたし、多くの人が感じていると思う
たくさんの疑問や不安に、徹底的に向き合ったつもりです。
本当に快適で楽しいと思える「旅」を
より多くの人が体験できるように、
真摯かつノリと勢いで
書き綴った本でございます。

ロングライド派の人は、本書によって
キャンプツーリングという新たな芸風を
手に入れてほしいと思ってます。
すでにキャンプツーリングを経験してる人は、
より軽く可能性に満ちたスタイルを導入し、
ロングライドとも両立できる
軽快なキャンプツーリングを楽しんで
ほしいと思います。

本書には各種のバッグと装備品がやたら出てきますが、
そうした物言わぬ道具たちに、
自転車旅の魅力を代弁してもらった
つもりでもあります。

タイトルは、「バイクパッキング入門」ですが、
「大全」や「全書」、「必携」と銘打っても
決して恥ずかしくない一冊になった……と、
「個人の感想」(汗)では思っております。

ぜひみなさまご自身でお確かめいただき、
ご感想を聞かせていただければ幸いです。
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四六判とよばれるコンパクトな判型ですが、
ぎっしりと情報を詰め込んでおります。
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自分が所有する大型サドルバッグや各種バッグの
長所と短所をありていに紹介しております。
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買ったばかりのグラベルロードも大活躍(笑)。
MTBやツーリング車の顔色を失わせる(?)
トレイルやダートツーリングも紹介してます。
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3kg台の荷物重量で、快適なキャンプができる時代なのです。
もっと削り込んだり、バッグを改造・自作する実例もあります。
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全208ページのうち、半分はカラーです。
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どうぞよろしくお願いします!




by cyclotourist | 2017-09-21 11:49 | おしらせ | Comments(8)

ひさびさのブルベ

こんにちは、田村です。

先の週末は、2年振りくらいにブルベを走ってきました。
仲間と走るフレッシュだけは毎年走ってるのですが、
レギュラーなブルベ(BRM)は本当にごぶさた。

数年前から自身のブルベ熱がだだ下がり状態で、
最近はバイクパッキングでキャンプツーリングという
新たな芸風にハマっていたこともあり、
ブルベと縁のないサイクリングばかり楽しんでましたが、
仲間が主催する200kmブルベが新潟県で
開催されることになり、スタッフとして
参加してまいりました。

ブルベ当日をスタッフとして過ごすと、
走ることができませんから、前日に試走という名目で
走ることが許されています。
だから、ブルベといっても
一人寂しいサイクリングではあったのですが、
ひさびさに「楽しい!」と思えるブルベを体験しました。
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なんといってもコースがよかった!
「BRM917東京200 新潟棚田」と銘打つだけあり、
素晴らしい棚田風景が待っているのでした。
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広い新潟県の南部を舞台にしたコース。
越後湯沢をスタートして、まずは上越(直江津)まで。
そこから海岸線を進んで柏崎へ。
再び内陸に入り、松代を経て湯沢に戻ります。
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金曜日の夕方に越後湯沢入り。
都内から新幹線で一時間少々ですが、
Tシャツでは寒く、やはり気候が違います。
ブルベ本番は日曜日ですが、自分は土曜日に試走するので、
必然的に金曜日に前泊する必要があったのです。
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直前に宿を探したので、三連休前でもあり
なかなか宿が見つからなかったのですが、駅から少し離れた
岩原スキー場のホテルを取ることができました。
設備は古いものの、ご覧のように一人で使うには
異様に広く、これで二泊1万円少々はお得だなと
うれしくなりました。
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基本的に飲まないと眠ることができないので、
近くのセーブオンで買い出し。コンビニなのに
ご当地ツマミが充実。
ブルベの朝は早いので、睡眠時間の確保が重要です。
そのためにもたくさんのビールを速やかに飲んで
上質な酔いと睡眠を得る必要があり、
ツマミのよしあしはブルベの完走を左右すると言っても
過言ではない……かもしれないような気がします。
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翌朝6時、スタート。
ひとり寂しくも心中期するものがありました。
ひさびさのブルベで、200kmとはいえ獲得標高が3000mに
及ぶコースです。もちろん下見と完走が目的なのですが、
今回は11時間半以内で完走したいと、時間的な
目標も秘めておりました。
なぜなら、この日の18時半から前夜祭があるのです(汗)。
17時半までにはゴールして、ホテルでさっぱり汗を流してから
前夜祭に合流したいなと。

200kmのブルベは13時間半以内に完走すればいいので、
それを2時間もくりあげて走りきるのは
今の自分には少々荷が重く思えましたが、
そんな目標があったほうが、道中の緊張感が
切れないだろうとも思いました。
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国道17号をしばらく走り、国道353号へ。
途端にスノーシェッドが連続する峠路になります。
うわ〜と軽くビビりますが、勾配は8%どまりで、
先日の伊豆のように10%以上が連続する激坂はありません。
32Tのギヤにすがり、淡々と上ります。
いくら時間的な目標があるとはいえ、オーバーペースは
絶対に禁物なのです。
骨折してからというもの、ダンシングを避けていたのですが、
今回は解禁。もちろん、加速のためではなく
ストレッチのようなダンシング。
おかげで、疲労が減ったと思います。
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そして、50km弱で本コースのハイライトである星峠へ。
ちょうど実りを迎えた棚田が一望できました。
文句なしに素晴らしい光景でした。
水を張ったばかりの季節にも訪れたいなあと思わせます。
8時半くらいに到着したので、かなりよいペースです。
アップダウンは多いコースなのですが、信号が少なく上り勾配はほどほど、
下りは線形がよくスピードを出しやすい区間が多いので、
思いのほか時間が稼げました。
ブルベで峠というと、情緒も達成感も乏しく、
ただただシンドイだけ……という刷り込みがありましたが、
今回のコースは実に嫌みがなく、癒されます。
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まるで北海道のような平坦で直線的な道で上越へ。
風向きはいまいちでしたが、気持ちよく距離が稼げます。
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街中に入ると、上杉謙信のイラストが。
春日山城が近いのです。大昔、春日山城を訪れ、
実地調査(?)に基づいて模型を作ったことを思い出します。
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上越のコンビニが通過チェック。
本来、制限時間があるのですが、上りが多いコースなどでは
制限時間を設けない場合があります。
もちろん、通過の証明にレシートは必要です。
おにぎりをふたつ買い、ひとつはその場で食べ、
もうひとつはポケットに突っ込んで速やかに再スタートします。
通過チェックに到着した時点では、
平均時速が20kmを超えてました。
これなら前夜祭に間に合うだろうと確信しつつ、
ここから海岸線に出るので、風向きがよければ
10時間くらいで完走できるんじゃなイカ? と
高望みが芽生えます。
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しかし、弱いながら向かい風で失速(汗)。
上越〜柏崎は海岸に近い国道8号を進むのですが、
要所要所で県道レベルの道に入るよう指示されており、
国道のえぐいトンネルを避けるようになってます。
そんな区間では絶景も現れ、よく考えられたコースだなと
関心しながら走りました。
3ヶ月前の日本縦断で目にした光景もあり、
速度は稼げなかったものの楽しい時間を過ごせました。
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眼下に青海川駅を望める場所も。
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柏崎から内陸に入り、高柳へ。
雰囲気のよい街が点々と現れ、飽きません。
今回、通過チェックやPC以外では
止まらないと決めていたので通り過ぎるだけですが、
それでも風情ある街があると癒されます。
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160kmほど走って松代のPCに。
やはり、上越〜柏崎で速度が出なかったので、
平均時速は19km台に下がりました。
目標の前夜祭には余裕で間に合うだろうと目処がつきつつも、
10時間切りをめざすのはキツイとも分かり、
コンビニで少し長居しちゃいました。
けっきょく、走行速度より、停止時間が
平均速度を下げちゃうんですよね……。
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コース終盤は往路と共通なので、安心感があります。
アップダウンの目処がつくので、気も楽です。
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結局、10時間40分ほどで湯沢に戻りました。
まあ上出来です。一年前は松葉杖生活でしたから、
ここまで回復すれば御の字です。
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コンビニでだらだらしてるうちに、
翌日の本番に備えて参加者やスタッフも到着。
左のひときわ大きな御仁が、本ブルベ主催の
ばっきーさん。新潟県ご出身であり、
その土地勘と郷土愛を込めた
ブルベ開催なのです。
赤いウェアはトシさん。よくキャンプを共にしてきた
ツーリング仲間ですが、今回が初ブルベ参加です。

こうして試走という名の一人ブルベが完了し、
いったんホテルに戻ってさっぱりしてから
湯沢駅前の焼肉屋で仲間と合流。
それはそれはうまいビールをいただき、
ほとんど前後不覚でタクシーでホテルに帰ったのでした。
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明くる日曜日がブルベ本番。
台風の接近が報じられ、DNF(参加取りやめ)の方も多めでしたが、
なんと晴れ間も見える空模様に恵まれました。
そして、15名ほどが200kmの旅路へとスタート。
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スタッフ3名は、クルマで上越まで巡回。
運転免許のない自分は後席で伸びてるだけという
大名旅行です(汗)。
クルマはなんて速いんだ〜と驚くばかり。
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昨日は寄らなかった「日本一うまいトコロテン」。
箸一本でいただくのが、このあたりの流儀らしいです。
しかし、昨日の自分は時間が惜しくて寄らなかったのですが、
ブルベ走行中の半数の方は寄ってましたね。
その余裕に驚くばかり。
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上越の通過チェックに続々到着する参加者たち。
みな口々に、コースの走りやすさを伝えていました。
健脚揃いというのもあるのでしょうが、
やはり信号が少なく、凶悪な峠や農道を
組み込んでないコースはいいものだなと実感。

ここで全参加者を見送った我々は、
上越で買い物や昼食を楽しんだ後、
ひと足早く湯沢に戻ってゴール受付に備えました。
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上越で買ったプラモデルを組みながら(汗)ゴール待機。
一緒にニッパーも買ったのですが、これがかなり優れ物で、
ゲートから部品を切り出すのが快感。
三条で作られているスリーピークス技研の
プラモデル用ニッパーです。
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小一時間で完成。塗装なしでボリュームのある
フィギュアが簡単にできるとは、バンダイ脅威の技術力。
すごい時代になったものです。
そうこうするうちに(つまり、スタッフとして何もしてない。汗)
参加者が戻ってきました。
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やはり9時間台で続々ゴールしてきます。
おそるべし猛者たち。
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トシさんも無事にゴール。
よく一緒に走っている方なので、
初ブルベとはいえ、ほとんど間違いなく完走するだろうとは
思ってましたが、実際に完走を見届けると
我がことのようにうれしく思えました。

そして、なんとすべての参加者が無事に完走。
決して易しくはないコースでありながら
(易しいブルベはないというのが定説ですが)
100%の完走率というのは驚きました。
一部で雨に降られたものの、
トラブルも皆無だったようです。

こうして、大勢で後夜祭まで楽しんでから
家路についたのでした。
自分も試走とはいえ完走できたこともあり、
ひさびさのブルベ体験は思いのほか楽しいものでした。
こんなコースならまた走りたいなと
思わせてくれました。


by cyclotourist | 2017-09-19 15:41 | おしらせ | Comments(6)