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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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舞台と峠と鉄道と

こんにちは、田村です。

秋らしい涼しい日と、真夏に戻ったような陽気が
入り交じる今日この頃。地域によっては
台風も心配ですね。
昨日は貴重な晴れ間に恵まれそうだったので、
ふらっと輪行して伊豆で
サイクリングしてまいりました。
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東海道新幹線「こだま」で三島へ。
朝食として駅弁をいただくのが輪行の楽しみ。
東京駅でいちばん人気なのが写真の「深川めし」だと
聞いたことがあります。
個人的には東海道線のホームで買える深川めしが好きです。
北陸新幹線などのホームでも同じ名称の駅弁を買えますが、
味付けが違うように感じます。
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三島駅で下車し、輪行袋をほどきます。
一時期、軽量な横型輪行袋ポケットインを使ってましたが、
チャックがあっさり壊れたので、
やっぱり縦型のSL-100に戻りました。
なんだかんだ言って、SL-100は優秀です。
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予定したコースはこんな感じ。
三島をスタートして南下、反時計回りに
伊豆半島の北西部をコンパクトに回ります。
テーマは舞台、峠、鉄道です。
サイクリングと相性がいい三つの要素を
満遍なく楽しんでみようと思います。
半島を縦断して下田に出るのが定番ですが、
今回は自分には珍しく周回コースとしました。
距離はだいたい100km。
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狩野川沿いに南下。断続的に土手の上に道が続くので、
クルマが多い一般道を回避できます。
上々の晴天ですが、惜しくも富士山は雲に隠れてました。
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伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅に立ち寄り、
軽くモチベーションを上げておきます。
ご覧のように「ラブライブ!サンシャイン!!」一色に
染まっております。
駅舎正面は西側にあり、午前中は逆光になることを
知っていたので、まずはチラ見に留め、
復路でも寄ることにして先へ進みます。
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長岡の中心街を抜けて、駿河湾に面した内浦をめざします。
「ラブライブ!サンシャイン!!」のヒロインたちは
内浦に住んでいるという設定なのですが、
劇中第6話で、内浦から長岡に自転車で行く、という
シーンがあり、道中の坂でヘロヘロになる描写があります。
その坂に興味がありましたが……
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標高100mもなく、あっさりトンネルで抜けます。
こんな丘のような坂でバテているようじゃ
彼女たちもまだまだだなと思いつつトンネルを抜けると……
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旧トンネルの案内がありました。
なんでも、井上靖の「しろばんば」や太宰治の「斜陽」にも
登場した由緒あるトンネルだとか。
せっかくなので、見に行ってみます。
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いい感じに廃道化してます。
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今回、舗装路しか走らないつもりでも
グラベルロードを選んだのですが、結果として正解。
予期せぬ寄り道ありのサイクリングには、
太めのタイヤが心強いです。
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ほどなくしてトンネルに到着。
旧天城トンネルより古いらしいです。
さすがに中には入りませんでしたが、
なかなかの風情がありました。
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県道に戻って下り出すと、すぐに内浦が見えてきました。
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淡島。
この日は真夏日になり、湿気があるので遠景はいまいちながら、
近くの景色はくっきりと鮮やか。
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いつものコンビニで小休止。
サンシャイン!!のスタンプラリーがはじまったようで、
ここにもスタンプ台が設けられてました。
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ラッピングバスと行き会って小さくガッツポーズ。
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作中の高校のモデルといわれる中学校の前。
平日なのにラブライバーが多いです。
まさか学校に入ったりしないよね、と少し心配(汗)。
自分も似たような行動をしてるだけに、
マナーとルールは守らなければと思います。
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海の青さが目に沁みます。
いつもは内浦の先から南下して峠に向かうのですが、
今回は大瀬崎を経て戸田まで海沿いに
走りたいと思います。
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大瀬崎の付け根あたりは、日本屈指のダイビングスポット。
ウェットスーツを着てボンベを担いだ人がたくさん。
実は、20年くらい前にダイビングにはまりかけたことあって、
下から二番目くらいのライセンスを持ってました。
当時、このあたりで夜間ダイブの練習をしたことを
思い出しました。ちょっとの移動でも迷いそうになり、
潜水艦てすごいなあと思ったものです。
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先端まで遊歩道が続いており、自転車で回れます。
富士山が見えないのが残念。
空気が澄んだ季節に再訪したいですね。
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大瀬崎は指のように細い砂嘴のような地形ですが、
そこに淡水の「神池」があります。
とても霊験があるそうで、ここに棲む魚(コイがたくさん)に
危害を加えると、
「死或は精神喪失その他不慮の危難に遭遇したる」と
案内板に物々しく書いてありました。
自転車を立てかける際に、
コイがばしゃっと跳ねたのでビビりました。
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大瀬崎を後にすると、道はアップダウンの連続に。
おかげで見晴しはすばらしいのですが、
暑さと相まって思いのほか疲れます。
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戸田の港が見えてきました。
このあたりは展望台がいくつかあり、複雑な海岸線を
俯瞰できます。なんだかカルデラみたいだなと思ったら、
やっぱり太古の火山活動の影響で
こんな地形になったそうです。
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戸田に着いたのはお昼過ぎ。イートインスペースもある
貴重なコンビニに寄って、ゼリーで軽めの昼食と
飲料の補給を済ませます。
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街を後にし、戸田峠をめざします。
距離10kmで標高700mほどまで上るので、
なかなかに手強いです。
標高ゼロからのスタートなのがきつい。
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勾配10%越えがざら。
信州と違って涼しくないのがキツさを倍増させます。
やはり、伊豆は冬がいいのかも……。
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それでも時と共に峠に近づきます。
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力走すること1時間20分ほどで、なんとか戸田峠に到着。
自分の場合、100m上るのに10分かかるので、
だいたいその目安どおりの所要時間でした。
自分なりの所要時間さえ読めれば、
速くなくてもツーリングは楽しめると思います。
「上れるか分からない」「着くか分からない」というのが
いちばんストレスですからね。
時間さえかければ越えられない峠はなく(基本的には)、
その時間を用意するために
コースや装備を工夫するのが
ツーリングの醍醐味だと思います。
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戸田峠から修善寺に向けて下り始めると、
達磨山レストハウスがあります。
伊豆の代表的な展望スポットです。
わずかに富士山の頭が見えました。
今日は日帰りですが、達磨山にはキャンプ場もあるので、
いつか利用したいと思いつつ、ビールや食材の
調達の便を考えると二の足を踏んでしまうのです。
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修善寺駅に到着。戸田峠から上り返しがいっさいないので、
30分とかかりません。
駅舎は最近になって立て直され、
なんとなく洒落てますが、味わいは薄いですね……しかし!
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入場券を買って改札をくぐると
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アクアの三人、一年生トリオが迎えてくれます。
このパネルだけで、峠越えの疲れが癒されます。
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あとはゆるゆると、線路から付かず離れず走って行きます。
並行する国道は交通量が多いので、なるべくレールに近い
裏道を組んだのですが、それでもクルマは多いです。
田園と住宅が混淆してます。
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ローカル色は薄いですが、それぞれ個性ある
駅舎が現れます。ただ、サンシャイン!!関連があるのは
修善寺駅、伊豆長岡駅、三島駅だけのようです。
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やはり圧巻の伊豆長岡駅。
やりすぎ感もなきにしもあらずですが、
超人気アニメの舞台になって浮かれちゃってる感が
個人的には微笑ましく思います。
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駅舎内には二年生三人のパネル。
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駅舎には食堂や売店もあり。
時刻は15時過ぎ。
補給食で誤摩化していたお腹も限界に達しそうなので、
冷やし椎茸うどんをいただきました。けっこううまい。
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再び外に出ると、ラッピングバスが到着。
すごい華やか。
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後ろ髪引かれる思いで伊豆長岡を後にし、三島方面へ。
富士山がくっきり見えてきました。
そして、このコースを組んだ理由であるスポットへ……
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「撮り鉄」くん御用達のお立ち台スポットへ。
富士山バッグに編成写真を狙えるのです。
大場駅と三島二日町駅の中間あたり。
ちなみに、写真に写ってるのは元西武線の車両で、
カラーリングもそのまま。練馬出身者としては
感慨深いものがありますが、狙うのはコレじゃない。
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コレしかない。
「HAPPY PARTY TRAIN」です。
車体全体をキャンバスにしたフルラッピングと呼ばれる車両。
ちなみに、この写真は先月撮ったもの。
この時は自転車ナシの鉄道旅行でした。
コレを富士山バッグで撮ろうじゃなイカ、というのが
今回のサイクリングの最終テーマだったりします。

上の写真を撮ったり、実際に乗った時もそうなのですが、
いまやスマホで運行状態も確認できる時代です。
サイクリングだと、明確に何時何分に
望みの場所に着けるか事前には分かりづらいものですが、
着いてからスマホで調べれば問題なし。

そんなわけで、現地で運行表をチェック。
来るまで一時間だろうと待つ気でしたが……
……運休日でした。
なんというウカツ。毎日走ってるもんだと
ばかり思ってました。
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そんな自分を慰めるかのように、
初代のラッピング車両がやってきたので、とりあえずパチり。
16時を過ぎると、さすがに薄暗いですね……。

再訪を心に誓って、
三島駅から輪行で家路に。

なんとも竜頭蛇尾な感じで終わりましたが、
舞台、峠、鉄道趣味と、自分の興味あることを
大盛りにしたサイクリングを楽しんだのでした。



by cyclotourist | 2017-09-14 18:58 | おしらせ | Comments(5)
Commented by ミウラSV at 2017-09-16 09:11 x
自分は4年前の8月にほぼ同じコースを逆回りしてます。その時は修善寺まで輪行でした。その点が健脚の田村さんと違うところですね~。
修善寺からでも真夏の戸田峠の登りはきつかったし、戸田から海沿いのコースも一気に登るので100M前後とはいえ相当きつかったです。
あのころはまだ舞台になっていなかったので、単純にロケーションを楽しんでおりましたが、また一つ楽しみが増えましたね!
Commented by cyclotourist at 2017-09-18 15:59
ミウラSV様
コメントありがとうございます。
夏の伊豆は暑いし混むので避けがちでしたが、
サンシャイン!!のおかげで
走るモチベーションが生まれました。
ぜひまた走りたいと思っております。
Commented by 輪太郎 at 2017-09-18 22:53 x
太平洋も良いですね。青春18切符で、三江線、山陰本線、山口線、呉線など、鉄道プチトリップをしました。そして、瀬戸内海や日本海を味わいました。でも、太平洋も良いですね。退職して、時間はあるはずだし、お金も多少蓄えはあるけど、いろいろ難しい事をプライベートで抱えていて、ここのところ、自転車でダイナミックに遊ぶというのはあんまり出来ていません。でも、元気を出してサイクリングしたいなぁ。
Commented by cyclotourist at 2017-09-19 14:10
輪太郎様
コメントありがとうございます。
たしか、三江線は廃止になっちゃうんですよね。
その前に楽しめてよかったことと思います。
風光明媚な西日本にお住まいの方には、
東日本で自慢できるような海岸美は
あまりない気もしますが、伊豆のこのあたりは
走っていただく価値があると思います。
機会ありましたら、ぜひ。
Commented by 輪太郎 at 2017-09-19 15:27 x
三江線は来春廃線です。川本駅前で町観光協会の人と話していると、その話が面白かったのか、NHK、民放、山陰中央新聞のインタビューを受けました。テレビ出演、新聞登場、この目で確認もしました。三江線は、便数が少なく輪行には向いてないかもしれないけど、沿線の江の川はサイクリングは良いです。石見銀山は沿線ではないけど、組み合わせは可能です。田村さんも三江線、乗られたら良いですね。伊豆はいつか行きたいですね。
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