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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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旅の途中 鹿児島編

こんにちは、田村です。

5月14日より、自分史上二十数年ぶりの
ロングツーリングに出かけております。

昨今わりとマジメに働いたので少しお金に余裕があり、
それでいて今後は仕事の予定がほとんどないという(汗)、
千載一遇のチャンス。
なんとか妻に最長で一ヶ月の外出許可をもらうことができ、
念願だったバイクパッキングでの長めなキャンプツーリングに
出かけたのであります。
いちおう30日分の走行ルートは考えたのですが、
本当に何日走れるかは分かりませんし、いつ召還命令が
発せられるかもしれません。一日一日を大切にしようと思いつつ、
旅立ったのでした。
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羽田発7:55のスカイマーク鹿児島行きに搭乗。
料金は1万2000円くらい。ジェットスターだと
7000円くらいでも行けるのですが、出発が成田空港であることと、
自転車料金が2000円も取られるようになったので、
今回はスカイマークを選択しました。
しかも、以前は1000円必要だった自転車預け料金が
無料になっていました。機内でドリンクサービスもあったし、
機材もきれいだし、新生スカイマーク、案外いいいかも。
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ほぼ定刻通りに到着し、
10時には自転車を受け取りました。
空港に足湯があるのが、鹿児島空港のおもしろいところ。
ヒコーキ輪行だと、緩衝材入りの輪行袋を使う方も多いですが、
自分はこのとおりいつものSL-100です。
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自分の中でほぼ納得いくカタチになった
キャノンデール+オルトリーブの前後バックに、
納得できるキャンプ道具を詰め込んで出発。
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初日の行程。
台地の上にある鹿児島空港から走り出し、
90kmほど南の知覧をめざしました。
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国道10号に出て錦江湾を南下。
噴煙を上げる桜島が出迎えてくれます。
気温も湿度も高いので、あまりクッキリは望めませんが、
旅の初日が快晴に恵まれたことがうれしいです。
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ザビエル上陸の碑。
鹿児島は本当に史跡や名勝の多いところで、
道すがらにぽんぽん現れます。それぞれ見ていたら
時間がいくらあっても足らない、と自分に言い聞かせます。
観光と行程を消化することのバランスが難しいですね。
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鹿児島市街を抜けたら、
指宿スカイラインへ。
「ツーリングマップル」を見ていて、景色いいかも〜と思って
選んだ道筋ですが、けっこう上りが多くてグッタリ。
手元の気温計で30度にもなったので、体が
暑さに対応できてない感じ。期待通り、眺望は
なかなかでしたが……。
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道中、展望台が三カ所あり。
なかにはカメラやスマホを置くための台が
設けてあったりして、二十年前はこんなの
考えられなかったよな〜と、妙に感慨深くなりました。
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指宿スカイラインを出れば、下りで
あっというまに知覧へ。島津氏の城下町で、
本州の城下町とは雰囲気がかなり異なります。
石垣で個々のお屋敷が囲まれています。
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知覧茶の販売所も多数あり。
お茶でカテキン決めるのが好きな妻に送ってやります。
「出先でいろいろお土産送るからさ〜」と、
泣きつくように旅立ちの許可を得たので(汗)、
まずはひとつ、実践したわけです。
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知覧と言えば、特攻の基地があったことでも有名。
いつか訪ねたいと思っていた、特攻平和会館へ。
薩摩半島の知覧が陸軍の基地、
大隅半島の鹿屋が海軍の基地でした。
知覧の特攻平和会館には、四式戦闘機「疾風」が
展示されており、それを見たいのが訪問のきっかけでした。
この疾風、以前は京都のヘンな(?)美術館に展示されていた時期があり、
中学生の修学旅行で見たことがありました。
(そのために班分けリーダーになって、美術館へ行くことを決めた)
だから、疾風とは30年以上ぶりの再会だったりして、
妙に感慨深い時間を過ごしました。
特攻に身を捧げた先人たちの残した
さまざまな展示物に心を打たれたのは言うまでもなく……。
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17時くらいにキャンプ場へ。
知覧の町外れにある、山なぎ公園キャンプ場。
3年ほどまえに作られたらしく、紙の地図には
あまり載ってません。利用料金は500円。
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小屋があり、中で寝たり、
充電したりすることもできます。
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親切なおじさんが管理人さん。
地元の方が楽しむパークゴルフ場として
竹林を拓きつつ、旅人に向けたキャンプ場としての
設備も整えたそうです。
自分のバイクパッキング式のスタイルを見て、
これでキャンプ道具一式が収まっていることに
驚かれていました。その反応が「待ってました」って感じで
うれしかったりして(照)。
しかし、この後、管理人さんがドローンを飛ばし出し、
動画を撮影してフェイスブックにアップするというのには
驚きました。プロのカメラマンも使ってるDJI製のドローンで、
そのハイテクツール活用ぶりに驚きました。
ただものじゃありません。
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立木と遊具を使って、
ツェルトを設営。初めてのキャンプ場だと、
ポールなしでツェルトが張れるか、いつも不安があるのですが、
まあなんとかなるものですね。
遊具のキリンさんも、管理人さんが作ったみたい。
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設営を終えたら、知覧の
街に戻って、温泉に入りました。
こうした入浴施設は本当に助かります。
なるべくなら身ぎれいにしていたいですし、
それが体のトラブルを減らし、
キャンプを快適に過ごすポイントだと思います。
料金が350円ほどとリーズナブルなのも嬉しかったです。
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Aコープで夜と朝の飲食物を調達。
こうしたスーパーの存在も助かります。
バイクパッキング式だと、食料はほとんど携行できないので
(持つと重くなって、走りの可能性が減る)
毎日こうして買い出しするようになります。
地元のスーパーは、品揃えが東京とは違って
なかなかに買い物が楽しいです。
コンビニだと、どこもだいたいおなじですが……。
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鹿児島なんだから、ということで
少しリッチに黒毛和牛やさつま揚げなどを購入。
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油だけは持ってきてるので、
それをクッカーに垂らして焼きます。
固形燃料でも、けっこう美味しく焼けますよ。
自分の場合、夕食=ビールのつまみで
炭水化物なしですが(汗)。
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こうして、旅の初日は
想定以上にすべてがうまくいきました。
キャンプ場にはライダーさんがひとりいましたが、
静かな方でお互いに干渉することもなく、
快適な一夜を過ごしたのでした。
この年ですから、旅に出たからと行って
無闇に人とふれあいたくもないですし、
そんなに他人に興味もないので(汗)
ひとりで気持ちよく眠れれば、それがうれしいものだなと。
昼は暑く、夜はけっこう冷えるのがこの季節ですが、
7℃対応のシュラフなので、問題ありませんでした。
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朝食は、袋麺に適当な具を
突っ込んだモノで済ませます。
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ツェルトやシュラフなど、各種のギアを
乾かしながら収納していきます。
どう詰めればよいかも、だんだん自分のスタンダードが
できつつも、常にちょっとずつ変わってますね。
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二日目(5/15)は、このような行程。
薩摩半島から大隅半島に渡ります。
航路を除いた走行距離は80kmほど。
記憶をひもといてみても、キャンプの場合は
走行距離が100km以下だと余裕があって
幸せになれると思います。むろん、個々の脚と
想定コースの地形・風向き、立ち寄り箇所によりますが……。
ちょっと後に、190km走ったりして
ヤバい感も体験しましたが、それはまた後日。
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二日目のシンボルとなった開聞岳。
知覧を後にして南下すると、ほどなくして現れます。
茶畑越しに見ると、なんだか静岡県に
いるような気分になります。薩摩富士とも呼ばれるだけありますね。
桜島と対をなす、鹿児島のシンボルです。
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うっかり農道を選んだりすると、
けっこうなアップダウン……。
展望は非日常的でイイのですが。
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開聞岳の南麓を進む道は、
なかなかに変化があり楽しめました。
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西大山駅。
沖縄にゆいレールができるまでは、
「JR」とくくらなくても日本最南端だった鉄道駅です。
おっきな観光バスでたくさんの人が訪れてました。
駅舎もない素朴な無人駅ですが、この景観は
見事ですね。思わず、サイクリングやめて
鉄道旅をしたくなります(汗)。
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この日も快晴。
それを有効活用すべく、発電パネルを展開。
今回、電力の地産地消に務めるべく、用意しました。
これでモバイルバッテリーに充電し、
スマホやカメラに給電するのです。
それら電子機器を使わなければいいのですが、
そうもいきませんし……。
このソーラーチャージャーはけっこう性能がよく、
3000mAhほどのモバイルバッテリーが
残量1/4から4時間ほどで満タンになりました。
このチャージャー自体かさばるし、それなりに重いので、
本当にウルトラライトを優先するなら不要ですが、
いざとなれば電力を自給できる可能性があるというのは
けっこうな安心感があるものです……

こんなウンチクを語ってると、いつまでも行程が
進まない(汗)。そのあたりは、いずれ本で。
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山川〜根占のフェリーに乗船。大隅半島へ。
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さきほどまで麓にいた開聞岳を、
錦江湾越しに見ながら南下。
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「本土最南端」のAコープ。
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いろいろ買い込みます。
距離的にはすぐ先の「さたでいランド」という
キャンプ場に向かうのですが、
標高差300mあります。よって、一度キャンプ場に
行ってから買い出しに戻る、というのがシンドイのです。
買った飲食物をポケッタブルリュックに入れる、というのが
いつもの方法ですが、今回はけっこう上ることになるので
シートポストバッグからシュラフなど(軽くてデカい物)を出して
リュックに入れ、空いたシートポストバッグにビールなどを
収める、という入れ替え作戦を採ります。
さらに、平常よりビール本数を減らし、
アルコール対重量比に優れる焼酎も採用(汗)。
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あの岩肌の上まで……
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苦労しただけ、眺望はすばらしいキャンプ場。
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食べて飲んでアニメ見て(汗)。
自宅と同じかそれ以上の快適さ。
けっこう風が強めなことと、ツェルトを張る制約で
完全に平坦な場所は選べませんでしたが、
二日目の夜も幸せでございました。
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夜が空ければもう三日目。
5/16でございます。
天気予報は曇り一時雨。
朝は15℃ほどだったが、標高と風のせいか、
けっこう肌寒い。まあ、冬なら気温10℃もあれば
アツアツなので、結局は自分の
装備次第なんですよね。
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本日のハイライトは、
なんといっても佐多岬です。
ツーリストなら誰でもめざしたくなる、
九州最南端の岬。四半世紀前(こわ……)の
自分もそうでした。
今日の行程は、さたでいランド〜佐多岬〜鹿屋です。
距離は88km。
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昔は有料で自転車は原則通行禁止だった
佐多岬への道も、いまは一般道。
四半世紀前の訪問時(と、言えるほど年とったんだな……)は、
ゲートの人が、「いいよ、行っちゃいな」と
旅人フレンドリーに通してくれたのでした。
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アップダウンとお猿さんが
多い道を進むことしばし……
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佐多岬の碑。
こんなのもなかったな〜。
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オートバイのツーリスト。
なんで「日本一周」とか、わざわざ
プレートを張出してアピールするんだろうなあ……。
自分もそうだけど、ヒマで遊んでるだけだよね、
と思うのです。まあ、別にいいけど、ちょっと恥ずかしい。
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岬の灯台自体は変わらないけれど、
周辺は歩道やレストハウスなどを建設中。
残されたガジュマルの木(?)が見覚えあるなあ……。

なぜ、こうした突端の岬を目指したくなるんですかね。
なんとなく、行った感が得られるし、征服欲?
佐多岬の前後では、サイドバッグ装備のサイクリストを
ぱらぱら見かけました。

僕も、二十数年ぶりに佐多岬を訪れました。
その当時、ココをひとつの目標にしつつ、東京から
三ヶ月くらい走ったのでした。
そして時はめぐり、今回は佐多岬を
気持ちのうえでのスタート地点として、
新しい旅をバイクパッキングという新しいスタイルで
楽しんでみたいと思っております。

-------
いま(5/22)、とある街のホテルで連泊していて、
自宅からパソコンを送ってもらったので、
こうしてブログを更新いたしました。
本当は「九州編」にして、四国に渡るまでを
書いちゃいたかったのですが、キリがなく
長くなりそうなので、このへんで……。
by cyclotourist | 2017-05-22 20:53 | おしらせ | Comments(4)
Commented by はじ~ at 2017-05-22 23:11 x
ブログが更新されている、ということは東京に戻られたのかと思いましたが、まだ旅の途中なのですね。
ツエルトなど最低限の装備で、こういう旅も出来るのだと、とても参考になりますので書籍化を期待しています。
また、僕の自転車はフレームサイズが小さく、サドルバックとタイヤの干渉が課題なので、サドルバック改造の内容も興味あります。
では、引き続きバイクパッキングの様子をPC越しに楽しませてもらいます。
Commented by bakky at 2017-05-23 09:56 x
一ヶ月の長期サイクリングとは羨ましい。
Blogの内容からも日々充実した旅を送っているようで、羨ましい限りです。今のところ雨らしい雨も降ってないし、日々を満喫されているようですね。今後も旅先の更新、楽しみにしてます。

戻ってきたら是非連絡くださいませ。旅のお話をお聞きしたいですし、フレッシュの打ち上げとワルキューレのライブの鑑賞会が待っておりますので(笑)
Commented by ミウラSV at 2017-05-24 22:03 x
先日伺った話を実行中ですね。若い頃にしていたことを今になってするのも(できるのは)素晴らしいことだと思います。木金と雨模様となりそうですが、事故やけがなどに遭わぬよう無事の帰還と楽しい思い出ができることを願ってます。
Commented by cyclotourist at 2017-06-03 09:24
はじ~様
コメントありがとうございます。
最低限、かどうかは分かりませんが、
サドルバッグとフロントバッグのみで
旅を続けております。
サドルバッグの改造は、分解できる
オルトリーブならでは、かもしれません。

bakky様
コメントありがとうございます。
序盤は晴天続きだったのですが、
なかなか……。新潟でお会いしましょう!

ミウラSV様
コメントありがとうございます。
自転車と装備の進化のお陰で、
若かりし頃の自分を越えたぜ、と
実感している今日この頃です。なにはともあれ
安全第一で、この貴重な休みを
過ごして行きます。
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