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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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八丈島サイクリング その1

こんにちは、田村です。
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ひょんなことから、八丈島を
一泊二日でサイクリングしてきました。
東京から300km離れた洋上にある……と
紹介されてますが、もちろん八丈島も
東京なんですよね。
ふたつの火山が合体した、ひょうたん型の島です。
ぐるりと一周できる道があり、50km弱と手頃な距離です。
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八丈島サイクリングのきっかけは娘。
なんでも社会科の授業で、八丈島が
テーマに出てきて興味が湧いたらしく、「父ちゃん連れてけ〜」と
しばらく前からうるさかったのです。
で、サイクリングならいいよと言ったら
娘も異存ないようでしたので、輪行決定。
朝7時35分に羽田発の便に乗るため、
5時には池袋駅に到着。二台分を輪行して、
浜松町経由で羽田空港へ。池袋って、空路を
利用するには不便な立地です。しかし、
八丈島に鉄路は延びてないので、致し方ありません。
ちなみに航空券は、
大人13,790円、子供11,190円でした(片道)。
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広すぎて不便な羽田空港の、
そのまた外れの出発口でした。
タラップ搭乗は飛行機がよく見えるので嫌いじゃないですが、
なんのヘンテツもないボーイング737-800型。
季節外れだろうと思ってましたが、意外にも満席でした。
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ほぼ1時間の飛行で到着。
八丈富士がお出迎え。すっごーい。
山あいの空港のせいか、着陸直前にけっこう揺れて
娘はちょっとビビってました。
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カートじゃなくて台車がおいてありました。
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輪行袋を受け取って、
出口横で組み立て開始。
ちなみに、飛行機輪行で自転車が大丈夫なのかと
心配する声をよく聞きますが、国内線で目立った
トラブルに遭遇したことはありません。輪行袋も、
鉄道と同じようにいつものSL-100とL-100です。しかし……
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エンド金具がひしゃげてました。
大丈夫か〜と心配になりましたが、
自転車本体には異常なし。
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とっとと組み立て完了。
今回もバイクパッキング装備。実は
八丈島でもキャンプ泊をする計画なのです。
さすがに娘の装備まではバッグに入りきらないので、
自分も娘をリュックを併用しました。
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まずはキャンプ場をめざします。
空港は標高100mくらいの丘の上にあるので、
海沿いにあるキャンプ場までは楽々。
距離も3kmほどと至近で、南国ムードが溢れる道で
ほぼ一本です。
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底土野営場に到着〜。
テントをひとつ張って、そこにキャンプ装備やバッグを
置いていきます。これで身軽に島を走れます。
ちなみに底土野営場は事前の利用申請(電話)が必要ですが、
無料です。それでいて炊事棟やトイレは抜群にきれい。
キャンプ場でごそごそしていたら、ヒマそうなおっさんが
いろいろ話しかけてきました。
いわく、前日まで風が強くて船が二日間来なかったとか、
島は坂ばかりだとか、ほかの伊豆諸島とは違って
スーパーなどはたくさんあるとか……参考になりましたが、
人見知りの娘はやっぱりビビってましたね。
さっそく、島の中心部に戻って、補給食を手に入れます。
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道すがら見かけた書店。
さすが8000人弱が住んでる島です。
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おっさんお薦めの八丈ストア。
食品から日用品まで充実の品揃え。
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買い出しを済ませたら、
八丈一周道路へ。「都道」215号です。
東京都なのはもちろん知ってますが、
飛行機に乗って訪れた離島が東京と言うのは
なんだか新鮮ですね。だから、小学校の社会科でも
習うのでしょうか。ちなみに、道行くクルマは
品川ナンバーですよ。
まずは島の南半分を時計回りに進むことにしたのですが、
市街地を離れると、いきなり坂が始まります。
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所々に現在地が分かる案内板があり、
これならGPSなしでも迷う心配はなしです。
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案内板に描かれているジェット機は、
古今未曽有の5発機です(笑)。
絵はヘタじゃないですが、ヒコーキの知識ゼロですね。
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つづら折りの上り坂が
4kmほど続きます。ぐんぐん標高が上がっていき、
さっきまでいた市街地やキャンプ場が
みるみる小さくなっていきます。
しかし、もはや娘のほうが上りでは
速いくらいなのが悲しい……。
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登龍峠に到着。「のぼりょう」と読むそうです。
ここに至る道筋がつづら折れなので、それが龍に見えるのが
名前の由来とのこと。標高は320mほどと小さな峠ですが、
素晴らしい眺望が広がります。これは期待以上の絶景。
八丈富士と、その向こうに見えるのは八丈小島、
そして青い海と空が抜群に爽快です。
登龍峠から先もしばらく上りが続きましたが、
それを越えてしまえば、もうまとまった上りはありません。
とはいえ平地も少なくて、小さなアップダウンが連続します。
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島のほぼ南端にある「足湯きらめき」。
まさに眼前に海が迫るロケーション。
関節のこわばりに効くそうで、今の自分にぴったり(汗)。
娘も喜んでましたし、自分もゆっくり浸かりました。
八丈一周道路から100m以上も下にあるので、
往きはよいよい、帰りは……でしたが。
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島の郵便ポストは、昔ながらの
筒型をよく見かけました。これが標準のようです。
また、島の中心部だけでなく、南のほうにも
点々と集落があり、スーパーも見かけました。
離島ですが、秘境感はさほどありません。
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大坂トンネルを抜け、島の南側を回りきって
進路が北に向かうと、高架道路で
ぐんぐん標高を下げていきます。
ちょっと足がすくむような高度感がありました。
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市街地に入っていくと、
「玉石垣」が表れました。
丸い石を組み合わせた石垣で、
流人が伝えた技術らしいです。
そう、八丈島といえば「流人」というイメージがありますよね。
宇喜多秀家とか、宇喜多秀家とか(汗)。
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歴史民俗資料館に寄ってみます。
当初、初日は島の一周に専念して、
こうした立ち寄りは二日目にまとめる予定でしたが、
道すがら表れたので、娘の希望もあって
サイクリングを中断して寄ってみます。
昔の庁舎だった建物だそうです。
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外観も内部も渋いです。
展示は、地理、生物、歴史、民芸、そして流人関連など、
コンパクトながら多岐に及んでます。
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縄文時代の発掘された人骨のレプリカ。
そんな昔から人が住んでいたんだなと驚きました。
八丈島には、太古の昔の大津波で
島民が全滅……という壮絶な伝説があるそうで、
ただひとり生き残った女性が出産し、
子孫を残したそうです。
また、島の南半分を占める三原山は20万年前にでき、
八丈富士がある北半分は、1万年前にできたそうです。
知ってからあらためて島の景観を比べると、
南半分は本州でもよく見かけるように
稜線と谷筋が目立つ山容ですが、
北半分は八丈富士の円錐形が象徴するように
浸食が少ないシンプルな地形です。
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縄文時代の渡来のようす。
小さな丸木舟に、繁殖用の瓜坊を積んでます。
八丈島は黒潮の流れに浮かんでるので、
沖縄やフィリピンなど南方の影響が見て取れるそうです。
しかし、こんな丸木舟で何百、何千キロもの
海を渡るとは、今では信じられませんね。
そこまでして、未知の土地を求めるモチベーションとは
いったいなんなのでしょう。
自転車でツーリングするような軽い旅情とは
違う概念や必要性があったんでしょうね。
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近年の歴史展示もいろいろと。
ジェット機が初就航したのは1982年。
ボーイング737です。自分たちが乗ってきたのと同じです。
まあ、当時の200型と今の800型は別物らしいですが、
35年前も今も、基本は同じジェット機が飛んでると言うのも、
不思議と言えば不思議です。
昔は、いずれコンコルドとか超音速旅客機が
当たり前になると予想されてもいましたが……
燃費がよくなったけで、カタチは変わらなかったですね。
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ほとんど一室を割いて展示していたのが、
昭和天皇ご行幸の記録でした。
歴史民俗資料館、いろいろ勉強になりました。

さて、こんな立ち寄りをしていると
あっとう言う間に時間が経ってしまいます。
そこで、初日に島を一周する計画はあっさり放棄し、
続きは明日走ることにして、キャンプ場に帰ることに。

普段はゲームとアニメ観賞しかしてない娘
(親父も似たようなもんですが。汗)
とのキャンプ、どうなることやら……と
皆さんも不安かもしれませんが(?)
続きは次回のブログ更新で。
by cyclotourist | 2017-02-27 23:18 | おしらせ | Comments(6)
Commented by こじま at 2017-02-27 23:59 x
大腿骨骨折から復帰の病み上がりとはいえ、お嬢さんが同じペースで坂が登れるなんてイイですね。大阪トンネルまでの登り坂の下には、旧道が潜んでますね。
娘と過ごすキャンプレポート楽しみにしています。
Commented by NOM at 2017-02-28 07:43 x
物流部長大きくなりましたね。そろそろ新車?(笑)
Commented by cyclotourist at 2017-02-28 09:27
こじま様
コメントありがとうございます。
子供なので疲れやすいですが、瞬間的な
速さはなかなかのものです。
ちなみに、自分が折ったのは大腿骨ではなく、
下肢の脛骨と腓骨です。

NOM様
コメントありがとうございます。
身長135cmくらいなので、小学四年生としては
かなり小柄なんですよね……。
次の一台は、メーカーの最小サイズを探すか、
やっぱりオーダーすべきなのか、
勝手に悩んでおります(笑)。
Commented by 輪太郎 at 2017-02-28 23:48 x
何か久しぶりに娘さんのサイクル姿を見させていただいたような気がします。立派になられましたね。小4で135なら心配知ることはないですよ。僕は中1の春146ですから。
Commented by cyclotourist at 2017-03-01 15:42
輪太郎様
コメントありがとうございます。
最近は娘と走る機会もなかったのですが
(自分が骨折したので当然ですが。汗)
今年はいろいろ機会を作りたいなと思っております。
どうせあとしばらくしたら、親父に
付き合ったりはしてくれないでしょうからね〜。
Commented by 輪太郎 at 2017-03-01 17:09 x
ウチは息子は野球選手でした。プロを目指して自宅を離れ強豪校に行くセンスの持ち主でしたが、高校までいっしょにサイクリングしました。ま、3年に1度ぐらいですが。高校野球後、ヒルクライムレースに誘ったら、予想に反し、出るよ、と答え、たった60キロの練習で、高校の部2位になり、僕のベストタイムを9分破ってくれました(苦笑)。この冬、いっしょにMTB遊びをしようとしたら(息子は22才です)、スケボーで足を骨折し、アウトになりました(爆笑)。
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