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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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【プラモ作り】継続高校BT-42 その6

こんにちは、田村です。

早いもので、左足を骨折してから
2ヶ月以上が経ちました。先日の検診で、
40kgまで荷重をかけてよいという許可をいただき、
松葉杖一本で歩くことができるようになりました。

右手で杖を抱えて、折れてない右側の足に体重を
かけるようにして歩くんですね。
やってみるまで分かりませんでしたが、
腕が疲れず、しかも左手は手ぶらになったので、
歩いたり物を持ったりがだいぶ楽になりました。
とてもうれしいです。

この調子だと、杖なしで歩けるようになったり、
自転車に乗れるようになった時は、
もう本当に快感だろうな〜と楽しみです。
骨折なんてするもんじゃありませんが、
歩けることや、物を持てることだけで
嬉しい気持ちになれるのは、それはそれで
幸せなような気がしないでもありません。

そして本日、入院中に夢見ていた模型が
ようやく完成いたしました。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_0414963.jpg
BT-42に搭乗する
継続高校の三人です。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_0444466.jpg
半月前はコレでしたからね。
我ながら作り上げることができるのか
成算はなく半信半疑でしたが、
あきらめずに手を動かし続ければ、できるってもんだ。
その時間を作れた一因が骨折ですし、
そもそも作ろうと思ったのも入院してたベッドの上でしたから、
まさに怪我の功名と言うべきでしょうか(汗)。

また、いまも毎晩、超音波を出す
骨折治療器を使ってるのですが、
これに一時間くらいかかるので、ブログを更新したり
アニメを見るのにぴったりなのです。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_0493871.jpg
フィギュア作りの最終工程となったのは、
「手首」でした。今回の三人は、
それぞれが両手で物を持っています。
ミカはカンテレ(これもガルパンで初めて知りました)、
アキは装薬、ミッコはハンドルです。
作りはじめた当初から、こうした物を持つような
ポーズを考えていたものの、最終的には
手首で帳尻がつくだろうと甘く見てました。
しかしやっぱり難しく、腕全体を調整することに。
また、手首はエポキシパテで作ったのですが、
両手を同時に作ろうとすると
いつまでも位置が決まらずキーッとなったので、
片方ずつ作ることに。硬化時間の分、時間も
かなりかかりました。そもそも、1/35スケールで
リアルな手を作ること自体が難しく、
なんとかそれっぽくなったと自分が思えるレベルに
するだけでも這う這うのテイです。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_059984.jpg
スプレーのサーフェイサーを吹いて、
様子をみます。使ってる造形村のサーフェイサーは
ほぼ完全なつや消しなので、キズが目立ちにくいのが
利点というか、難点というか。
光沢に耐えうる表面仕上げは自分には無理なので、
基本的につや消し仕上げで済むフィギアや戦車は
助かります。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_122475.jpg
次に白を吹きます。
隠蔽力の強い、Mr.カラーのクールホワイトを使っても、
なかなか真っ白にはなりませんが、
肌色の部分はなるべく白くなるよう、
しつこく吹き付けておきます。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_133737.jpg
肌色を吹きました。
こうした小さいフィギュアを塗るセオリーみたいのが
分からないので(大きいフィギュアも試行錯誤ですが)、
とりあえずここまではエアブラシを使い、
ここから先は筆塗りします。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_155028.jpg
まずは髪とジャケットを塗ってみました。
勝負どころの瞳を塗る前に、表情の印象に影響を
与えそうな箇所を塗ってみたのです。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_164868.jpg
瞳をクールホワイトで塗ったら、
まつ毛と瞳の縁取りを0.3mmのコピックで書きます。
筆よりも狙った位置に線を書きやすいと思えるので、
とりあえずアタリとして、です。
この段階ではなんだか絶望的な
お顔になってしまって泣きたくなりますが、
くじけずにがんばります。ちなみに、肌と白目を
ラッカーで塗ってるので落とすことも可能ですが、
きれいに拭き取るのは難しいので
(クリアーを塗っておけばいいのかな?)
基本的には後でアクリルを塗り重ねることで
フォローします。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1113531.jpg
アクリル絵の具をプラ版の切れ端に出して
ちまちま調色して瞳まわりを塗っていきます。
塗料皿くらい買えばいいのに、つい面倒で(汗)。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1124526.jpg
塗りました。
あいかわらずヘタクソで悲しくなります。が、
似てるんじゃないか? と思い込んで納得します。
1/8でもうまく塗れないのに、1/35がうまく
塗れるはずもなく……。
ちなみに、娘が見たところ
「顔面崩壊してる」と、これまでになく
きっついコメントをいただきました(泣)。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1154663.jpg
カンテレを塗ります。
ここは我ながら工夫したところで、
まず、180番という粗い紙ヤスリでひとこすりして、
半ば運任せに筋目を入れてから塗りました。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_120313.jpg
いわゆる木甲板色のタンで塗った後、
アクリルの茶色を重ね、軽く綿棒でぬぐいました。
すると、筋目に茶色がほのかに残って、
なんとなく木目に見える……見えませんか?
個人的には、簡単に木材感が出せたと思ってます。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_123522.jpg
こうした塗装後に、伸ばしランナーで
弦を再現。黒いランナーを使ったので、
塗らなくてもそれっぽく見えるかと……。
本来は10本くらいあるみたいですが、
自分の技術では無理すぎます。
これでカンテレ完成〜と喜んだのですが、
ミカに持たせる時に腕に弦がこすれてよれてしまい、
仕上がりはだいぶ情けなくなりました……。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1254488.jpg
だいたいの塗り分けを終えた後、
アクリル絵の具やタミヤのウェザリングマスターで
陰影や色味を調整。ウェザリングマスターは、
少ないリスクで効果的に肌の色味を複雑にでき、
とても便利なアイテムですね。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1275243.jpg
つや消しクリアーを吹いて仕上げ。
ブーツとか瞳はつやがあったほうが
いいかと思いますが、そんな表面状況にないので、
全体をつや消しにしてしまいます。
あと、左胸に「継」と書いてあるのは知ってますが、
塗りようがないので割愛します。
プラッツのフィギュアだとデカールなんでしょうね。
本当は、参考用に入手したかったところですが、
それを見たら自作する勇気が潰えそうなので(汗)、
控えてしまいました。根がビビリなんで……。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_131324.jpg
百円玉と大きさ比較。
こんなに小さいんだから
ショボくても勘弁……という言い訳みたいな写真。
実際やっぱり小さくて、2.5倍のルーペをかけて
作業しても、自分の眼と指ではこれが今の
限界でございます。でも、
以前作った「リボン」の二人よりも、
自分比ではかなり上手にできたと思います。
特に、ミカとアキの足回りはかなり頑張ったと
自画自賛したくなるのです。
ちなみに、パンツは特に再現してません(汗)。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1344480.jpg
乗車させると足なんて
まるで見えません(笑)。
それでも、こうして乗せることができて
我が半月に悔いなし、でございます。
ミカの頭が1mmくらい砲塔から飛び出てたり、
ミッコの頭がターレットに当たってるとかは、
言わなければ分かりますまい(汗)。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1365923.jpg
砲塔のなかはキツキツ。
戦車の乗員は、お互いに仲がよくないと
務まらないだろうなと思ってしまいました。
少なくとも、おっさんが揉み合ってるような
状況よりはコレが素敵。アニオタとしては(汗)。
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1394154.jpg
戦車としてはそんなに大きくない
BT-42なので、フィギュアが
それなりに目立ってくれるような、
言わなければ分からないような……。
なにはともあれ、作りたい、いいな〜と思っていた
シーンを再現できてよかった、です。
もう少しどうにか……と思うところも多いのですが。

「人は失敗する生き物だからね。大切なのはそこから何を学ぶかってことさ」
(ミカ)

ですよね〜。

追記
【プラモ作り】継続高校BT-42 その6_d0211129_1873371.jpg
アキが持ってる装填棒(?)と
ニョロニョロみたいな髪留めを
忘れていたので、追加しました。
by cyclotourist | 2016-09-23 02:30 | 模型作り | Comments(8)
Commented by ミウラSV at 2016-09-24 21:38 x
順調な快復そしてプラモデルの完成、おめでとうございます!!
小さいものを作るのは難しいですよね、100円玉と比べてもそのすごさが判ります。ちなみに自分は老眼で無理です。(汗
それにしてもカットモデル、劇場版の雰囲気が思い浮かびます。やっぱ戦車って狭いですよね~。
チームワークが大事なんだなと!!
Commented by ばっきー at 2016-09-26 11:05 x
まずは快復が順調に進んでいる事、おめでとうございます。
傘も差せないというのは秋雨前線が続く最近では、かなり面倒で辛かったかと思います。

BT42ですが、見事な状態で素晴らしいですねぇ。今週末にでもお伺いして…と思ったのですが、仕事状況と模型ホビーショーに時間を取られて叶いませんでした。

写真に撮ると細かい部分のアラが見えなくなるので、やっぱり実物を是非見に行きたいですね。便利なツールの情報交換とかしたいですわ。やはり作っているものが違うと、アプローチが違うのか、私が使っている道具とかなり違うので興味深いです。
Commented by まりきち at 2016-09-26 22:10 x
完成おめでとうございます。
ミニチュアの快感ここにありな一作ですね。
ぼくはふたつのことを同時進行させるのが苦手なのでフィギュアと戦車のマッチングなんて考えただけでもウキーッとなってしまいます。
そしてこれを見ているとつくづくすぐ脇に砲弾が並ぶ環境で長時間過ごすのはイヤだなーと思っちゃいますね。
Commented by cyclotourist at 2016-09-26 23:11
ミウラSV様
コメントありがとうございます。
ドイツの戦記物とか読むと、戦車の中に
何日も閉じ込められたような記述がありますが、
とても常人には無理だなあと
あらためて思いました。
ちなみに自分も老眼気味で、
もうルーペなしでプラモ作りは難しいです。

ばっきー様
コメントありがとうございます。
おお、ホビーショー行かれたのですね。
さぞ目の保養になったことと思います。
ツールについて、自分がばっきーさんに
教わりたいです。本当は電動工具とか
ほしいですね〜。

まりきち様
コメントありがとうございます。
ストーリーがある模型作りは楽しいですね。
昔は、軍用機のドラマもいろんな本で
見かけましたが、最近はどうも……。
自宅勤務のメリットは、
物事を同時進行できることだと実感しました。
仕事にあきたら模型、乾燥や硬化時間に
仕事する……というダメ人間状態ですよ。
とりあえず、Aqoursロスを
模型作りで補完している今日この頃です(汗)。
Commented by 腹ペコ山男 at 2016-09-28 22:29 x
こんばんは。内部再現のツィートのリツイートがすごいことになってますね。いやしかしほんとにここまでやるとは。フィギュアですが、私もコピックを使っていた時期ありましたが、いまは眼はエナメル塗りしてます。1工程ごとにクリアでセーブしていけば失敗しても前工程に戻ることが出来ます。眼は輪郭書いた時点でほぼ決まるので、この段階でじっくり見てます(とくにひっくり返すと左右のバランスがよくわかります)私もえらそうなこと書いてますが、よく失敗します(爆)
Commented by cyclotourist at 2016-09-29 00:36
腹ペコ山男様
コメントありがとうございます。
ツイートは、ガルパンタグの結果でしょうね。
恐れ多いことです。
工程ごとのクリア塗り&エナメル、
次回は実践してみます!
フィギュアは顔、特に瞳が命ですからね。
うまくなりたいものです。
Commented by gomtvasi at 2016-09-29 17:57
すごいの一言です。1/35のフィギュアとか、表面処理さえどうやってるのか不思議です・・・。
Commented by cyclotourist at 2016-10-01 14:55
gomtvasi様
コメントありがとうございます。
実際の表面はけっこう
ガタガタです(汗)。ただ、もはや
ルーペなしの肉眼ではよく見えないので、
ヨシとしています。
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