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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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ディスクロードで三国峠へ

こんにちは、田村です。

今回のゴールデンウィークは、
いつになくサイクリング三昧でした。
ゴールデンウィークの序盤は宇治スタートでフレッシュを走りましたが、
先日は逆に宇治から先輩サイクリストをお迎えして、
三国峠をご一緒してきました。
シクロツーリストに大人気の、信州と秩父を画す峠です。
最大の魅力は、ダイナミックな切り通しの峠であることと、
秩父側に18kmも続く未舗装路です。
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久しぶりの三国峠は、
我がディスクロードの内なる可能性を
試すにはもってこいのサイクリングとなりました。
この日のために、タイヤをグラベルキング32Cに交換し、
装備はアピデュラの大型サドルバッグとフレームバッグに
搭載。日帰りなので、フツーはこんな大容量の搭載スペースは
要らないのですが、峠でカップ麺など食べたいと思って
火器を搭載。また、降水確率が直前まで
かなり高かったので、レインウエアも完備。

生粋のロード乗りの方にはもちろん、ベテランのツーリストにも
眉をひそめられかねないスタイルですが、
個人的にはディスクロードとバイクパッキング式のバッグ類に
大きな可能性を感じております。

先のキャンプでは、大型サドルバッグ、フロントバッグ、
フレームバッグ、トップチューブバックといった
アピデュラ4点セットを装着し、十分に軽快な
キャンプツーリングを体験することができました。

今回はバッグをサドルバッグとフレームバッグのみとして、
林道ダートでの安定感を味わってみたいと思いました。
本来、ダートでは自転車の運動性を損なわないように
リュックを背負うのが定番なのですが
ホールド感のよいサドルバッグと、自転車の重心に近い
フレームバッグなら、けっこういけるのではないかと。

というかむしろ、ロードバイクでダートを走るなんてコトは
一般的にはあまりおすすめできませんが、
僕にとってこのロードはツーリング車そのものなので、
その汎用性の高さをいろんなシーンで試したいと
思った次第です。
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輪行で信濃川上駅へ。
朝、家を出た時は台風のような豪雨でしたが、
信濃川上駅に到着した10時頃にはすっかり晴れました。
宇治からお越しの会長さん、千葉からお越しのKさん、Yさんと
合流し、それぞれの自転車を駅前で組み立てます。
舞台サイクリング研究会の例会ですが、
この日は舞台巡りはありません(汗)。
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4人それぞれ
個性が異なる自転車で参上。
左下が会長の26×1.5インチの「山旅車」のタイヤ、
左上がKさんの650×35Bのランドナータイヤ、
右上がYさんの700×40Cのツーリングタイヤ、
右下が自分の700×32Cのグラベルロードタイヤ。

いずれもダート走行を考慮した太めのタイヤながら、
規格やコンセプトが違うのが面白いところですね。
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頂きが白い北アルプスを背にして、
ゆるゆると三国峠へ向かいます。
三国峠は標高1740mもあるのですが、信濃川上駅が
すでに標高1100mもあり、アプローチは容易です。
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峠までは全舗装で20km少々、
峠から麓までの18kmはダートですが、そのあとは
三峰口駅まで再び舗装路を25kmほど走ることになります。
つまり、ダート走破だけを考えたMTBなどでは、
ちょっとかったるいコースなのです。
かといって、細いタイヤのロードでは、
ダートがまるで楽しめません。
自転車選びと装備が試されるコースといえるでしょう。
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さて、峠に向かっていると、
この日はたくさんのシティサイクルと出会いました。
乗っているのは、ほとんどがアジア系の外国人さん。
このあたりはレタスの産地として有名で、
そこで働いている方でしょうか。
しかし、出勤(?)時間には遅いですし、
なんだろうな〜と思いながら進んでいくと……
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秋山の集落の外れで、
時ならぬ人だかり。お祭りのようです。
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7年に一度という、
秋山の諏訪御柱祭りです。
いつもは行き交うクルマもまばらな県道が、
この日はお祭りのメインルートになっているのでした。
なぜかメイドさんやゴスロリ調に仮装した
ゴツいおっちゃんたちに驚きつつ、自転車を押して
進んでいくと……
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「持ってけ」と、お菓子と
スポーツドリンクをいただきました。
気前のいい振る舞いに感謝しつつ先へ進もうとすると
「せっかくだから曳いてけ」と言われ……
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レーパン姿で御柱に結ばれた縄を
つかむことに(汗)。
わずかな時間でしたが、晴れの場を
共有させていただきました。
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お祭りエリアを通過し、梓山のヤマザキストアに寄ります。
峠の登りが本格的に始まる直前にあるので、
いつも助かります。年中無休です。
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その場で食べるパンと、
峠でいただくカップ麺、そして
カップ麺に欠かせない水を調達。
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2リットルの水を
登山用のウオーターボトルに詰め替え、
フレームバッグへ。いい感じで収まりました。
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お店を後にすると、ほどなくして
林道になり、本格的な登りの始まり。
勾配は5〜6%とマイルドなので、
会話しながら楽しく進んでいける峠路です。
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雰囲気のよい峠路を
一気に走りきってしまうのは勿体ないので、
しばしば停まって自転車談義。
写真は会長のビゴーレ「山と旅の自転車」。
MTBベースのツーリング車です。
宇治から3日間の遠征となるので、
前後バッグ+リュックという装備です。
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Kさんのケルビムランドナー。
とにかくフレームサイズが大きいので、
650Bの車輪が小さく見えます。
長いヘッドチューブにWレバーを設けています。
このサイズに合わせたフロントバッグをオーダー中とのことで、
できあがりが楽しみですね。
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ぽつぽつと
山桜が咲いていました。
あっという間に散ってしまう桜ですが、
場所を変えれば長く楽しめますね。
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アピデュラのサドルバッグは、
その巨大な外観に反して、
さほど揺れません。ダンシングしても
違和感は少なく、フレーム剛性が高い自転車なら
快適に走ることができます。
大型バッグはキャリアで支えるもの、という
固定観念を覆してくれました。
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12時半過ぎ、峠に到着。
過去最高の青空が迎えてくれました。
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心に残る切り通し。
やっぱりいいな〜、ここ。
初めて訪れた会長とKさんも大満足。
ほかの峠のほとんどは、登り量が多くて長く険しいほど
達成感が高まるものですが、この三国峠は、
ちょっとのがんばりで最大限の喜びを、
気前よく感じさせてくれます。
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サドルバッグから火器を取り出して、
湯を沸かします。
こうした休憩や下りに備えて
長袖ジャケットも持参したのですが、
まるでいらないほどの好天に恵まれました。
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湯を沸かしてカップ麺を
いただくだけですが、
ツーリングに潤いが生まれます。
みなさんの湯も沸かしたので、ほとんどの水を
使い切ることができ、下りの前に軽量化も成功です(笑)。
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ありがとう三国峠……。
それではいざ……
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見せてもらおうか、
グラベルキングSKの性能とやらを!
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結果、十分に快適です。
さほど太くはないので無理は禁物ですが、
径が大きいので小石やギャップに弾かれることが少なく、
安定感があります。
当然ながらディスクブレーキも申し分なく効き、
セミブロックパターンのタイヤをがっちり制動します。
フロントバッグがないことも好影響だと思います。
以前、650×32Bのランドナーでも下りましたが、
正直なところ、今回のほうが快適です。
もちろん、下りだけならMTBのほうがラクですが。
(自分の26インチでも段違いに)

ロードでも、というかむしろ、最新のロードのほうが、
タイヤさえ変えれば、ランドナーより
ダートも楽に下ることができるという事実……。

ランドナーのスタイルも大好きな自分としては
若干複雑な気持ちですが、個人的には
いつわらざる感想です。

実際、スポルティーフはともかく、
ランドナーはここ数年で出番がめっきり少ないです。
フロントバッグの便利さも、GPSとウエアのポケットで
かなり代替できますし……。
とか考えていると、ランドナーが不要な気もしてきますが、
結局のところ、ロードがランドナー化してるというか、
基本性能と汎用性の高さに秀でたロードが、
ランドナーの機能と役割を包含しちゃってるんでしょうね。
あらためて言うまでもないのかもしれませんが……。

僕はスタイル「だけ」では自転車を選べないので、
ランドナーのあの様式美あふれるスタイルで走るなら、
本当に剛性と軽さやメカにこだわったランドナーを
あらためてオーダーする必要がありそうです……。

さて……

せっかくの中津川林道を、せっかく遠方からの先輩と走ってるのに、
こんなふうに自転車の実験をしているようなオタクには、
やはり罰が下るようです。
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前輪がパンクしたでゲソ!
サクッと直しつつも、どうも原因が分からないのです。
タイヤの表裏を確認しても異物が見当たらず、
チューブの穴はごく小さいので、石が原因の
貫通かリム打ちパンクだろうと判断し、
チューブを交換して再発進。

ほどなくして、再びパンク。
また直すも……パンク。
さすがに予備チューブがなくなり、パッチで直すも、
複数箇所が傷んだようで空気が抜けます……。
そこで、Yさんが手持ちのチューブを提供してくれました。
さいわい、お借りしたチューブが厚手だったせいか、
ようやくパンクの神様が去ってくれたようで、
それからは走り続けることができました。
自分の無用なトラブルでお待たせしてしまったみなさま、
本当に申し訳ありません。

ちなみに、昨日、タイヤをもとの25Cに戻したのですが、
その際、いくら確認しても、パンクの原因が分かるモノや状況は
タイヤやチューブ、リムテープに見当たりませんでした……。
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こんなありさまでしたから、
ダートが終わって麓に出た時は、
心底ほっとしました。
15時には三峰口に着くかなと思ってましたが、
自分のパンクのせいで、林道を出た時点で
15時を回ってしまいました(汗)。
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滝沢ダムです。
いつも、自分は国道をそのまま走っていたのですが、
Yさんの案内でダム南岸の旧道へ。
この日は通行止めではなく、登り返しやトンネルが
ほとんどない、気持ちがよい道を楽しむことができました。
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途中、停まった時に
自転車の激しい汚れにあらためて驚きました。
これは、マッドガードがあるランドナーなら
避けることができるので、もっと長距離や悪天候なら、
ちゃんとタイヤに沿ったマッドガードを備えた
ランドナーが強みを発揮するでしょう。
ちなみに、クリアランスがカツカツのフロントフォークには、
やっぱり擦りキズが付きました。
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三峰口駅まであと数kmというところで、
今度は会長がパンク。
これはきっと、田村の自責の念を和らげるための、
優しい計らいなのです(笑)。
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17時を回った頃、
ようやく三峰口駅に到着しました。
陽が長くなったので助かります。
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お花畑駅で降り、西武線へ乗り換え。
鉄道むすめの「みなのちゃん」も、すっかり
おなじみです。
自分のせいで時間が押してしまったため、
打ち上げが短くなってしまったのは痛恨の極みでしたが、
西武秩父駅前のB級グルメの店で英気を養い、
翌日のサイクリングに備えたのでした。

というわけで、翌日の舞台訪問サイクリングに続きます。


パンク連発は返す返すも情けない出来事でしたが、
ディスクロードとバイクパッキングは、
ダート林道でも十分に通用することは実感できました。
晴天に恵まれ、路面がほぼドライだったことも
好印象につながったと思います。

ロードに太めのタイヤを入れることの是非や、
クリアランスの有無、その大小による安全性などは、
くれぐれもご自身で判断してくださいね。
by cyclotourist | 2016-05-07 20:07 | おしらせ | Comments(8)
Commented by はじ~ at 2016-05-07 21:15 x
近頃はディスクロードが大活躍ですね。
25~33Cくらいを履ける余裕があると舗装路からダート、冬季になればシクロクロスも出来て汎用性が高いフレームと感じました。
後半の舞台巡りとフレッシュの記事も期待しています。
Commented by 千葉のKさんことミウラSV at 2016-05-07 21:41 x
今回のツアー、お疲れ様でした&ご案内ありがとうございました。
憧れの三国峠、好天にも恵まれ最高でした。
ツーリングについてはこれからはロードバイクが主流になりそうですね。すべてのものが時とともに変わるように、自転車の楽しみ方も多様性に溢れてくるだろうと思います。
あとは個人の趣向ですよね。その中で自分の好きなようにやればいいし、受け入れてくれる仲間がいるのが嬉しいです。
そしてまた新しい旅が始まるのです。
Commented by cyclotourist at 2016-05-07 21:59
はじ~様
コメントありがとうございます。
ディスクロード、かなり邪道な使い方だと
思いますが(汗)、自分の用途でも優秀です。
シクロクロスは未体験なので
自分には分かりませんが、競技だと
別の自転車が望ましいかも?
一度くらい体験したいかもと思ったり。
機会あれば教えてください!

ミウラSV様
コメントありがとうございます。
ご一緒いただき、とても楽しかったです!
おっしゃるとおり、人それぞれの
趣向がいちばん大切だと思います。自転車って、
気持ちよく感じられるのが一番ですから。
そして、やっぱり仲間ですね!
新しい旅を始めちゃいましょう〜。
Commented by 輪太郎 at 2016-05-07 22:16 x
お久しぶりです。広島の輪太郎です。投稿はしてないけど、このブログはずっと見ていました。この間、フォーカスのシクロクロス車が仲間入りしました。ドロップハンドル車で油圧ディスクが欲しかったところに、行きつけのショップがオイラを釣ろうと勝手に入れていたので、罠にかかりました。油圧ディスクはドロップハンドル車では、MTBと違い高価で、だいたい30万コースになりますね。将来的には価格はMTBばりに下がるだろうから、普及すると思います。ランドナーなども、輪行をしないなら、油圧ディスクは非常に良いと思いました。
Commented by cyclotourist at 2016-05-07 23:07
輪太郎様
コメントありがとうございます。
ご無沙汰ですね。
新車、おめでとうございます。
油圧ディスクにメリットが多いのは
間違いないですし、STIタイプと共に
普及していくと思います。あと、念のためですが、
油圧ディスクでも輪行に不安はありませんよ。
Commented by 千葉のY at 2016-05-07 23:17 x
まったく車種の違う自転車でも一緒に走って
同じ景色を楽しめるのは胸熱ですね。
そう考えるとグラベルロードもランドナーも生まれた時代と
ルックスが違っているだけで目指しているものは同じなんだなと感じました。
Commented by 会長 at 2016-05-07 23:44 x
三国峠・大洗と2日間に渡るアテンド、ありがとうございました。
三国峠の下りで試乗させて頂きましたが、
ディスク+ラージホイルの有用性が良く解りました。
昔に比べて道路事情も宿泊や補給、
それにナビゲーションに関すること変わりましたが、
ロードバイクやMTB、そしてランドナーにも、
まだまだ進化できる可能性があると思ってます。
我々、自転車旅をする者が更に楽しくなる様に、
なって行けば良いなあと思います。
Commented by cyclotourist at 2016-05-09 18:47
千葉のYさん、というかトシ様
コメントありがとうございます。
いろんなアプローチの自転車があって
興味深かったです。
算数のような正解がないのが
サイクリングの面白さですね〜。

会長様
コメントありがとうございます。
パンク連発でお恥ずかしい限りですが、
ご一緒できて幸せでした。
自転車旅の楽しさと可能性を、
これからも共に味わっていきたいですね!
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