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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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トルクレンチ

こんにちは、田村です。

みなさんはトルクレンチを使ってますか?
最近のパーツやその解説書には、
ほとんど必ず締め付けトルクが書いてありますね。

丈夫な金属部品を金属部品に
取り付けることが多い自転車の場合、
わりあい無頓着に、なんとなくの感覚で
締めている方が多いのではないでしょうか。
もちろん、自分もそうでした(汗)。

しかし、最近のカーボンハンドルとかカーボンフォークだと、
ちゃんと締め付けトルクを守らないと、
割れることもあるそうです。
CAAD12ディスクを大槻さんに組み立ててもらった際も、
しっかりトルクレンチをお使いでした。
この自転車、ミドルグレードなのに、
フォークはブレードだけでなくコラムも
カーボン製なのです。
(エンドとディスク台座はアルミ)

最近のカーボンコラムは、さほど簡単には
割れないそうですが、経験豊富なプロでさえ
(プロだからこそ、でしょうね)
トルクレンチで締め付けトルクを守っているのを
目の当たりにすると、自分もそうせねばと
思ってしまいました。基本的に、素直なんですよ(笑)。

とりあえず、CAAD12ディスク標準装備の90mmステムを
100mmステムに交換したいのです。
これによって、サドル〜ハンドルの距離が
マキノ号やルックとほぼ同じになるからです

そこで、比較的近所にあり、気になりつつも
利用したことがなかった「ワールドインポートツールズ」という
工具屋さんに行ってみました。

僕はまったくと言っていいほど工具の知識がないので、
もう素直に「トルクレンチほしいのですが」と
店員さんに声をかけると、とても親切に
該当コーナーへ案内してくれました。

しかし、ガラスケースをのぞいてびっくり。
トルクレンチって、お高いんですね〜。
また、自転車に用いられる5とか6Nというのは
一般用途(おもにクルマ?)としては
非常に低いトルクとのこと。そのためトルクレンチに
あんまり選択肢がないそうで、
値が低いだけに、それなりの安物だと
正確なトルクが測れないのだとか。
どうもかなり高級志向というか、本物志向のお店のようです。
そんなわけで、もうお任せで選んでいただき、
思い切って購入したのがこちら。
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ノーバーというメーカーの
イギリス製の工具です。
13,800円もしました(汗)が、
これでも比較的お安いほうでした。
1〜20Nに対応するタイプで、長さは20cmちょっと。
手にすると、かなりずっしりとした重さと精密感があり、
昔のフィルムカメラのいいものを
手にしたときと同じような気持ちよさがあります。

で、「ノーバー」という会社ってナニ?
と思って検索してみたら、同社のホームページが
あったので、沿革を読んでびっくり。

ノーバーという会社は1942年に設立され、
その最初の用途は、マーリンエンジンの
ガスケットレスシリンダーヘッドを
正確に締めることだった、とあります。

あの名機、スピットファイヤやモスキートの
エンジンに使われていたんですね!
なんとも輝かしい歴史を持つトルクレンチメーカーです。
すばらしい。プチ・ミリオタの自分としては、
急に愛おしく感じてしまいます。

ちなみに、ガルパン劇場版で脚光を浴びた
センチュリオン戦車のエンジンは、
マーリンの車載型だそうです。
空でも陸でも活躍した、すごいエンジンですね。
d0211129_1717337.jpg
そんなトルクレンチをさっそく使って、
ステムを交換いたしました。
123gと軽い割に安い(4000円)
KCNCのアルミ製ステムを採用。
しかし、外したキャノンデールロゴ入りの
ステムの重量を測ってびっくり。
こちらは107gしかありませんでした。
長さを10mm長い物にしたとはいえ、
わざわざ交換して重くなったのは
ちょっと悲しいですね。ちょっとだけですが。

で、トルクレンチ自体は、問題なく使うことができました。
グリップ下部のダイヤルを回して規定トルクにセットし、
それで締めれば、規定トルクに達したところで
「コクッ」とクリック感があり、そこで止めるだけです。
ステムの規定トルクは5Nだったのですが、
これって大したトルクは要らないんですね。
グリップが長いこともあって、あれ、もう?
って感じで、規定トルクに達します。
感覚的に締めていると、締めすぎることが
多いのが分かった気がします。

なお、トルクレンチは内部のバネを締め付けることで
任意のトルクを設定できるのですが、
使わないときは、ダイヤルを回して
負荷をかけない状態にしておくそうです。
そうでないと、バネが狂ってくると
お店の方が教えてくれました。
また、緩める際は使わない、とのこと。
言われてみればそうですね。
あと、けっこうな重さがあるので、
フレームの上とかに落とすと
悲惨なことになりそう……気を付けます。

ちなみに、油圧ディスク対応の
デュアルコントロールレバーのカタチが変だと
一部で話題なので……
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現行デュラエースの
サイドプル&機械式変速の
デュアルコントロールレバーと比べてみました。
下がデュラエースです。
こうしてみると、手を置く部分の
形状やボリュームはほとんど同じですね。
by cyclotourist | 2016-03-03 17:34 | おしらせ | Comments(2)
Commented by markun at 2016-03-05 09:35 x
久々にコメントさせてください。
トルクレンチ>私もずっと欲しくて物色してきましたが、ロードバイク向きの小ぶりのがなかなか無いですよね。これ(ノーバー)はいいですね。しかしやはり高~い(汗)。でもまあ、あのマーリンエンジンの(ということはあのP-51もこれで?@@)というところで、ここは大人買いでしょうか。
CAAD12>私は昨年秋、エモンダALR5を2号機として買いましたが、本来はホリゾンタル好きなので、最近はなんだかCAAD12も欲しいです(3号機?笑) 半年近く乗ってきて、これら新素材アルミの乗り味(フォークはカーボンですが)、フルカーボンロードと比較しても「全然いける」との印象は変わらずです。
Commented by cyclotourist at 2016-03-05 16:06
markun様
コメントありがとうございます。
ご無沙汰しちゃって恐縮です。
エモンダALRも評判のいい
モデルですよね〜。
いくらでも予算があるなら、とびっきりの
カーボンフレームを買えばよいと思いますが、
手頃な予算でまとめるなら、
やっぱりアルミが優秀ですね。
自分も「全然いける」と感じております。
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