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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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初めてのSDA王滝100km【前編】

こんにちは、田村です。

なんでも「初めて」というのは
印象に残りますし、苦労や失敗が多い分だけ、
活きた教訓が得られると思います。

初めてのキャンプツーリングは
20数年前でしたが今もよく覚えてますし、
4年前に初めて走ったブルベも
昨日のように思い出します。
昨年、初めて作ったフィギュア(汗)は
今見ると赤面もののデキですが、大切に飾ってます。
どんな事柄でも、初めてだから
体験できることがあると思います。
その経験こそ価値がある……のかもしれません。

そんなわけで、「SDA王滝」に
参加してきました。
MTB乗りには言わずと知れた、
耐久系のレースです。
柄にもなくレースなのです。
存在だけはずっと前から知ってましたが、
MTBでダートを100kmも走るなんて、
自分にはまるで想像できませんでしたので、
具体的に参加を考えたことなど
一度もありませんでした。今年までは。

考えてみれば、ブルベだって、
やってみるまではありえない世界だと思ってましたし、
フィギュアをイチから自作するなんて
無理だって思ってました。
まあ、後者の例はともかく、せっかくMTBも
持ってるんだし、ダメもとでSDA王滝に出てみようと
思ったわけです。
申し込むのは簡単です。難しい参加資格もなく、
「スポーツエントリー」でポッチリするだけですから(汗)。

しかし、基本的に友達が少ない上、
必ずしもMTBが自転車趣味のメインではない
日々をながく送ってきたので、自分には
情報がありません。
しかも、我がアンカーXNC7は、
本来は山サイ用に作ってもらったMTBでした。
スチールフレームながら限られた予算で
軽量化を求めていたので、
26インチ、リジッドフォーク、Vブレーキという仕様。
タイヤは300g以下の軽量モデル。
さすがにコレで王滝はいかんだろうということで、
ベロクラフトさんに頼んで、
フロントサスをインストールし、
タイヤは王滝で定番という
IRCのミブロマラソン2,25に交換してもらいました。
ディスクブレーキにすることも考えましたが、
ホイールまで変えるのはコストもかさむので、
見送りました。
ちなみに、自分のXNC7フレームは
伝統の26インチ対応ですが、
現行の同フレームは、ちゃっかりと
650Bホイール対応に仕様変更されてますね……。

そんなわけで、一応は自分なりに
王滝に向けた仕様と装備を整えつつも、
この旧世代然とした我がMTBで
(見た目はカッコいいと思ってるのですが)
どれだけ走れるものだろうか、というのも
参加するひとつの楽しみになりました。
自分の体力と知識はそっちのけにして(汗)。
王滝の長いダートをどこまで走れるか……
目標はただひとつ、制限10時間以内の完走のみ!
目標というほど努力してないので、願いですね。
レースなので、「完走が目標」とか
言ってるようじゃあ本来はダメなのでしょうが、
自分的には完走と無事の帰還だけが
心からのお願いです。

さて、迎えた開催前日(前振り長い…)、
木曽福島駅に降り立ちました。
もちろん輪行です。
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この日は、東京の老舗サイクリングクラブの
ミーティングがあったようで、向かう車内や
駅前には、たくさんのツーリング車が集まってました。
自分だけMTBなのが浮いてしまうという(笑)、
妙に現代離れした駅前から
そそくさと走り出します。
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MTBと装備はこんな感じ。
中型ザックを背負い、
サドルバッグの上には恥ずかし気もなく
テントを積載。
そうなのです。レース前日と開催日の夜は、
キャンプで過ごそうという算段。
実は、宿を探すのが遅くなってしまい、
日が近づいてから何軒かあたったけれど
当然のように空きが見当たらず、
そもそも知らない方と相部屋になるのも
気が進まないこともあり、
(イベント開催時はだいたいそうなるので)
だったら好きなキャンプも楽しもうと
考えたのでした。
ザックのなかには、レース中に使う
ハイドレーションバッグも忍ばせてあります。
まあ、MTBのレースに輪行とキャンプで
参加する人は少ないでしょうね〜。
駅の下にあるイオンで足掛け三日分の
食材を調達したら、王滝をめざして
走り出しました。
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というか、王滝村ってどこ?
という方もいらっしゃいますよね。
長野県南部の木曽エリア、その最西部です。
レースで走らせていただく林道群は、
あの御嶽山の南麓に張り巡らされています。
画像は木曽福島駅から王滝の中心部までですが、
北にポコッと飛び出てるのが、キャンプ場です。
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王滝村に入って御嶽山が近づくと、
御嶽信仰の霊神碑がたくさん目に入ります。
木曽福島駅から、レース集合場所の
王滝村の公園までは、20kmほど。
キャンプ場は、10kmほど離れてます。
受付時間や説明までは時間があるので、
まずはキャンプ場へ。
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王滝村の中心部からキャンプ場までは
標高差450mくらいあります。
衣食住が詰まったザックを背負っていると
地味にしんどい坂道でしたが、
進むに従って大きく見えてくる御嶽山に
目を奪われます。かすかに噴煙も上がっており、
昨年の大きな災害を物語っています。
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14時頃、ようやく
「おんたけ銀河村キャンプ場」に到着。
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とても整備された美しいキャンプ場で、
目の前に御嶽山が迫ります。
ソロテント持ち込みで一泊1500円と
それなりの料金ですが、コインシャワーなどもあり、
快適な夜が過ごせそうです。
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さっそく設営。
二晩過ごす我が家の完成です。
ウッドデッキみたいなスペースが使えました。
(土の上に張ることもできます)
自立型のテントはどこでも立てられるので
(ペグを打たなくても)
こんな場所には最適です。
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木曽福島のスーパーで買った食材の数々。
後で知りましたが、王滝村内にも
酒屋兼食料品店があり、そこで
買えばよかったですね。一部、レース中に
食べるための補給食もありますが、
パスタや棒ラーメンなど、キャンプ二泊中に
食べる品々です。今回、さすがに調理に凝るような
機材はもってきてないので、基本、茹でるだけで
OKな食材だけでございます。
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さっそく棒ラーメンで遅い昼食。
なんのヘンテツもない即席麺が、
ソロキャンプだとこのうえないごちそうです。
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さて、しばらくキャンプ場でくつろいだら、
登った道を下ります。
途中、御岳湖を眼下に望むことができました。
このキャンプ場への道(県道256)は、
御嶽登山かスキー場へ行くためにあるような
道なので(たぶん)、なかなかツーリングする機会は
ないと思いますが、見晴らしも風情も
悪くない道でした。
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下りはさすがに早く、
30分ほどで王滝の中心地を通過し、
町外れの松原スポーツ公園へ。
ここがSDA王滝の受付場所&翌日のスタート地です。
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受付を済ませてゼッケンなどをいただき、
出展しているブースを見て歩き。
トレック、スペシャライズド、スコットなどなど。
国内随一のMTBイベントで、100km部門だけでも
700人近い参加者が出るにしては、
ちょっとブースが少ない気もしました。
貴重な(?)本格派MTB乗りへのファンサービスとしても、
MTBをラインナップしている
他の多くのメーカーも出て欲しいような……。
なお、パワースポーツさんやアートスポーツさんが
出展・販売していて、補給食や各種アイテムの
購入も可能です。
自分も、パワージェル4個とバーを一本買いました。
エイドステーションもあるし、このくらいでいいんでしょうか?
タイヤでは、IRCさんが出てました。
自分のMTBをちょっと見てもらったら、
「これ、チューブですよね……」と、
なんだか意外そうに見られてしまいました。
やはり、チューブレスがフツーなんですね、ココでは(汗)。
MTBに関しては(他も似たようなもんですが)、
自分はまったく浦島太郎のようです。
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会場の駐車場には、クルマがたくさん。
まあふつう、レースはクルマで移動しますよね。
自分は運転免許もないですし、
乗せてくれる仲間もいませんから……と、
ちょっと卑屈になりそうな光景ではありました。
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17時30分から、説明会がはじまりました。
王滝村の村長さんもいらっしゃり、まずは
噴火による犠牲者への鎮魂、行方不明者への
配慮を述べたスピーチがありました。その後、
「人口は800人だけど、猿とイノシシは何倍もいる」
「林道は300kmもある」
と、ユーモアある(?)お話も。
地元としても、MTBの聖地として認知されている
ことを、非常に誇りに思ってらっしゃる印象でした。
その後、主催者から、各距離部門毎の
コース説明がありました。
初参加者としては「?」ばかりなので、
参考になることが多かったです。
近年は路面が整いつつありながらも、
依然としてかなりガレた区間が多いと聞き、
やはり緊張の度が高まります。
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19時くらいに説明が終わり、会場を後に。
御嶽山を望みながら、暮れはじめた坂道を
キャンプ場めざして再び登ります。
ゆっくり登ってますから疲れは残らないと思いますが、
本来はレース前夜にやることじゃないかも(汗)。
キャンプ場に着く頃には、とっぷり夜が更けました。
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自分のテントに着くと、
すっかり「帰宅」した気持ちで安心します。
ランタンの灯りで浮かびあがるテントが好きです。
ただ、さすがに標高1400mを越えるキャンプ場だけに
夜はけっこう冷えてきます。
温度計がないので正確にはわかりませんが、
10℃は切ってきた感じ。
レインウェア上下を着て、テント内で過ごします。
明日のレース本番は、
小雨が降るかも、という天気予報なのが
心配ではあります。

そして、実は最大の不安要素が……。
この夜は、ビールがないのです!
キャンプ場にも酒類は置いてないようで、
さりとて麓で買って持ち上がるのも
面倒に思ってしまい、あきらめました。
飲むとなったら、2リットルは飲みたいですからね(汗)。
2kgを担いで二度目の
ヒルクライムをするのも面倒だなあと、
麓では思ってしまったのです。
実に、半年ぶりくらいに、
お酒を一滴も飲まない夜になったのでした。
少なくとも、これでレース本番は
二日酔いの心配はなさそうです(笑)。

【次回予告】
だらだら書いていたら、
本番を走る前が長くなってしまいました……。
実際のところ、王滝100kmはどうだったのか?
そもそも、ビールなしで寝れたのか?
早朝起きれたのか?
そして完走はなったのか!?

とりとめもなく、次回に続きます。
by cyclotourist | 2015-05-25 22:17 | おしらせ | Comments(5)
Commented by かつ at 2015-05-25 22:50 x
後半も楽しみにしています。
すいませんひとつお聞きしたいことがあるのですが
使っているデジカメをおしえていただけないでしょうか
Commented by cyclotourist at 2015-05-25 22:55
かつ様
コメントありがとうございます。
最近のブログに載せてる画像は、
ほとんどニコンのクールピックスP340という
コンパクトデジカメで撮ったものです。
何か気になったことでもありますでしょうか。
Commented by かつ at 2015-05-25 23:13 x
お返事ありがとうございます
自分もロードバイクに乗るのですが
田村さんみたいな写真を撮ってみたいなと思いまして
参考になりました
ありがとうございました
Commented by パジャマ雄三 at 2015-05-25 23:52 x
田村編集長さま
当日は我が浦和CCの60周年ランが開田高原で開催されました。
私はサポートカー担当だったので知っていれば途中まで田村さんもついでに(失礼w)ビールを運ぶ位はサポート出来たのですが・・残念でした。
Commented by cyclotourist at 2015-05-26 12:46
パジャマ雄三様
コメントありがとうございます。
パジャマさんもいらっしゃったんですね。
「はづき」の方と列車で一緒になり、
いろいろお話しさせていただきました。
サポートカー、おつかれさまです。
自分と自転車はともかく、
ビールを配達してほしかったです(笑)。
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