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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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紫電改にめぐりあい

こんにちは、田村です。

もうすっかり一週間前のことに
なってしまいましたが、
一週間前のワタクシは八幡浜に一泊。
そして、紫電改に会うべく、
早朝にホテルを出発しました。
八幡浜から愛南町までは、だいたい100km。
愛南町からは、高知県に入って
宿毛駅16時過ぎに発の列車に乗って
家路に着く予定です。できれば、
外泊まりの半島もめぐりたいなあと思っていたので、
早く走り出すに越したことはない……と実行。
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予定したコースはこんな感じ。
愛媛県、本当に長いっす。
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5時40分にはホテルを出発。
八幡浜駅には、もうディーゼルカーの
エンジン音が響いていました。
それにのれば30km先の宇和島まで
ワープできるのですが、そうもいきますまい。
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長い笠置トンネルをぬけ
(さすがに全部が旧道というわけにも……)
6時半になって、ようやく一人前の暁。
しかし、寒いし腹減ったし、
たまらずコンビニに。ローソンに
イートインがあってほっとしました。
とりあえずカップ麺をいただいて再スタート。
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ところが気温は下がり続け、
メーター表示でマイナス二℃。
ちょっと辛いレベルの寒さに耐えかね……
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ジョイフルに逃げ込みました(汗)。
こんな寒い時間帯に走っちゃいかんです。
宿をもっと遅く出ればよかったと悔やみながら、
安いモーニングセットをいただきました。
さっきもコンビニで食べたのにね〜。
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国道56号に待ち受けるトンネルを避け、
法華津峠をめざします。
ツーリングマップルに「伊予屈指の大展望」とあり、
ここは旧道を行っておこうと狙ってました。
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ほどなくして峠へ。
標高は300mほどなので、
食べ過ぎた朝食ごなしに手頃。
しかし、けっこう分岐が多い細道で、
ハンディGPSがなければ不安になりそうな
峠路でした。そして、展望台に足を伸ばすと……
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段々畑越しに宇和海の絶景が登場。
この遠近感と高度感は、とても
300mほどの標高とは思えません。
期待以上の展望に心がおどりました。
これは四国はもちろん、全国でも屈指の
名峠ではないでしょうか。山と同じように、
峠も高きがゆえに尊からず……だなあと実感。
しばし見とれたあと、道なりに下っていけば
国道に合流し、淡々と走れば宇和島へ。
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宇和島の先にも、国道には
長いトンネルがあるので、県道を選択。
さらに南下を続けます。
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「へんろ道」です。
これを見ると、四国だなあと実感します。
もう二十年くらい前、自転車で八十八カ所を
めぐったのが懐かしいです。別に悪いことを
したり、供養したいモノがあったわけではないのですが、
若気のいたりでめぐりたくなったんですよね……。
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海沿いに出た国道を
ひたすら南下していきます。
この日はずっと向かい風。しかも
時とともに、どんより曇ってきました。
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海岸沿いの常で
ゆるいアップダウンが続きます。
「八百坂峠」とか、おそろしい名前のバス停が
ありましたが、実際はさほどエグくはありません。
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なんとかお昼すぎに
愛南町に到着。
お昼? そんなものはコンビニで買った菓子パンで十分。
「紫電改展示館」の案内標識が登場し、
それだけで血湧き肉踊り、サイクリングも四日目なので
いいかげん疲れてるのですが、
前に進む気力がみなぎります。
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ついに到着。
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紫電改展示館は、ちょっとした
休憩所のような建物。そして暗緑色の機体が!
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これか〜!?
このグラマラスなボディに低翼、そして
尾翼には「343-15」のシリアルが。
間違いなく紫電改……じゃなくて、ファントムを模した
気の利いた遊具ですね(笑)。
気を取り直して、いざ館内へ。
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この展示館の前に広がる海で、
30年以上前に引き上げられた状態を残し、
修復、保存されています。
もの言わぬ鎮魂、慰霊の碑なのです。
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日本機ばなれした、と
よく言われる機体です。
三菱の烈風や中島の疾風など、
おなじエンジンを積んだ戦闘機とは
ずいぶん違うラインだと感じます。
太めはきらいじゃないです。ヒコーキも女性も(汗)。
以前、スミソニアンで見た(しつこく自慢)紫電改は、
その展示スペースの広さと、
B29(しかもエノラゲイ……)と一緒だったこともあり、
あまり大きな機体には見えなかったのですが、
ここで見ると本当に大きなヒコーキです。
これをひとりで操縦していたと思うと、
やっぱりパイロットってすごいなあと感じました。
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装備品の一部は
個別に展示してありました。
これは冷却器のシャッター開閉ハンドルだとか。
完全に機械式の操作系です。
こうした歯車系の製作技術は、
戦後の自転車作りにも役立ったんだろうなと
思ったりしました。
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お土産コーナーには、
紫電改のプラモデルがいろいろ。
しかし「紫電改のマキ」はありませんでした。
ここは置いておくべきでしょう。
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「紫電改せんべい」。
ちょっと欲しくなりましたが、
これから宿毛駅まで、まだ20kmちょっと
走るので、見送りました。やっぱり欲しかった。
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紫電改展示館を後にしたのは、
14時ちょっと前。さすがに外泊まりまで
足を伸ばすと、狙った列車に遅れそうなので、
無難に宿毛駅へ直行しました。
土佐くろしお鉄道は、高架でローカル線とは思えません。
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高知で乗り換え、高松へ。
四国は広いです。
着いた時にはもう、サンライズ瀬戸が待ってました。
寝台特急のこれに乗れば、もう東京へ一直線なのです。
ちょっとぜいたくですが、自分へのご褒美です。
(褒美に値することを特にしてませんが……)
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むろん、ビールは必須です。
個室なので、なんの気兼ねなく
アニメも見れますし。
やっぱり寝台特急は最高だぜ。
お願いだから、サンライズは残ってほしい。
できれば北斗星の存続と富士の復活を……。
     *
こうして、キャンプ二泊、ホテル一泊、
車中一泊のツーリングは完結したのでした。
旅はいいですね、本当に。
いまこうして仕事に追われてると
(久しぶりにそんな時もあるんです)
夢のような時間だったなあと、
あらためて感慨もひとしおです。

みなさんも、よい旅を楽しまれてください。
by cyclotourist | 2015-02-27 20:33 | おしらせ | Comments(8)
Commented by ミウラSV at 2015-02-27 21:19 x
旧軍風カラーのファントムの乗り物にはほほえましさをかんじました。
紫電改に会えましたね。それまでの海軍機とは一線を画す造形に惹かれるものがあります。確か大戦末期には艦上樹型も試作されていたかと思います。(間違っていたらすみません)
それにしても四国の景観も素晴らしいですね。
定年後にでもこんな旅をしてみたいです。
Commented by 441M at 2015-02-28 00:15 x
緑のファントム改には笑わせて貰いましたが、最後は綺麗にまとまりましたね。
久々の花まるを進呈致します。
Commented by 北山 at 2015-02-28 03:14 x
ウルトラライトキャンプに紫電改テーマのツーリングお疲れ様でした。
寝台特急での輪行ビールは良いじゃなイカ。
走ったコースの思い出でだけもビールがすすみます(笑)
Commented by スナフキン at 2015-02-28 20:15 x
素晴らしいキャンプツーリングでしたね。
自転車、テント、温泉、鉄道と旅の要素が満載、
そして素晴らしい景色。
読んでいて面白いし、うらやましいかぎりです。
寝台列車を絡めて、こんな旅にでかけてみたいです。
Commented by ZENON at 2015-02-28 20:36 x
確か上野にある複座の零戦も、70年代かにラバウルの海の中から引き揚げて復元したものだったと記憶してますが、これが今でも大戦機でエアレースをやっているアメリカだったりすると、もっと手を入れて復元するかも?
>太めは・・・
これでも“改”になって、かなりスリムになったんですけどね~(笑)
元々が水上機で中翼配置の「強風(N1)」ですから、陸上機とは胴体デザインも設計思想が違ったんでしょうけど、自分は改になる前の「紫電」も結構好きでした。
Commented by 腹ポ at 2015-03-01 10:13 x
343-15って・・・(@_@;)

この紫電改が守ってた菅野大尉の機体じゃないですか!

こんなものがあったなんて気が付きませんでした。
もう一度、見に行きたいですね。
Commented by 輪太郎 at 2015-03-01 12:42 x
やっぱりサイクリングの世界は良いな。オイラはこの冬(12月~2月)の3ヶ月で、何と32日、MTBで山に行きました。MTBの伝道師を自認です。マシンは、チタン軽量フルリジッドカンチブレーキ車と、ラピエールカーボンフルサスの油圧ディスクの2台。落車は15回以上していますし、雪も何度も走りました。3月になったので、オンロードサイクリングも復活させます。瀬戸内海の岩城島に行きたいと思っています。
Commented by cyclotourist at 2015-03-01 21:33
ミウラSV様
コメントありがとうございます。
定年後なんて言わないでくださいよ〜。
常に時はいま、と思っているから、
自分はダメなんですね(汗)。

441M様
コメントありがとうございます。
今度、花まるうどんでも
おごってください。

北山様
コメントありがとうございます。
やっぱりテーマがあると、
走るモチベーションが上がるでゲソね。

スナフキン様
コメントありがとうございます。
今回は本当に楽しかったです。
ぜひ、スナフキンさんも
楽しんでください。

ZENON様
コメントありがとうございます。
水上機ってロマンがありますね。
戦闘機はともかく、
日本でも運航してほしいなあと思います。

腹ポ様
コメントありがとうございます。
あのファントム、もとい紫電改に
コインを入れて乗っておくべきだったと
後悔している今日この頃です〜。

輪太郎様
コメントありがとうございます。
乗りに乗ってますね。
落車、気をつけてくださいね。
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