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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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ルックでリュック【完結編】

こんにちは、田村です。

キャンプでは、夜も朝も早いものです。
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無事に朝日を拝むことができました。
夜間、2回くらいトイレへ行きましたが、
風が収まったためか、さほど気温が下がらず、
メーターの表示だと5℃くらいでした。
テント内だと10℃以上には保たれていたので、
ぐっすり眠ることができました。
さすがの保温力です。夏は蒸し暑くなるテントですが、
冬は心強い限りです。
いずれにしろ、持参の装備でなんとかなり、
ほっとしたのでございます。
6時半過ぎに起床してからがけっこう寒く、
3℃くらいまで気温が下がりましたが、
やはり瀬戸内は比較的過ごしやすいですね。
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シュラフを干します。
漏らしたりしたわけではありませんが、
シュラフやマット、テントなどは、
たたむ前にできるだけ乾かしておきたいものです。
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日差しが温かく、
今日も快晴に恵まれそうです。
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棒ラーメンをさくっと茹でて
朝食とします。昨日、買い込みすぎた魚肉ソーセージを
投入し、食べ応えを強化。
もっとも、ジェットボイルのコッフェルが小さく、
ひとつしかないため、少しずつしか
作ることができません。面倒なようですが、
仲間とだべりながら、こうした火器をいじくり回すのは
楽しいものです(笑)。
しかし、寒いと火力が上がりません。
寒冷地用のガスカートリッジを用意すればよかったと
思うもあとの祭り。ふだんはものの2分で
500ミmlの湯を沸かすジェットボイルですが、
何倍も時間がかかり、そのうちガス欠に……。
ちゃんと寒冷地用を用意していた
鈴木さんにカートリッジをお借りし、
なんとか調理を終えました。教訓、教訓。
みなさんさすがに手際がよく、調理しつつ、食べつつ、
いつの間にかテント類の収納も進み、
8時過ぎにはサイクリング開始です。
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弓削大橋と生名橋を走り、
島伝いに進んでいきます。
「しまなみ海道」のメインルート以外にも、
大きな橋がたくさんあって驚きます。
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生名島からフェリーに乗り、
因島に戻ります。
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フェリー乗り場は、
サイクリスト歓迎設備が整っていて
うれしいものです。
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しばし因島の西岸を走ると、
生口橋が見えてきます。
因島は、昨日の東岸は素朴な風景が広がりましたが、
西岸は栄えていて、コンビニもたくさんありました。
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生口島といえば、
やはり瀬戸田の商店街が有名ですね。
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珍味がならぶ商店に
引き寄せられる鈴木さん。さすが熱燗派。
自分もタコの干物を買いました。
「ちょっとあぶれば美味しいから」とのこと。
今夜のキャンプで食べるのが楽しみです。
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コロッケを買い食いし、
小腹を満たします。
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多々羅大橋が見えてきました。
長さ1480m。完成当時は
世界最長の斜張橋だったとか。
個人的には、「しまなみ海道」でいちばん
美しい橋だと思います。
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橋へのアプローチには、
協賛企業のバナーがたくさん。
まるでレース開催中のようです。
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生口島から多々羅大橋の
全貌を望むこのアングルが、
「しまなみ海道」のなかで白眉です。
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大三島に渡ると、
「サイクリストの聖地」というモニュメントが……。
以前は見かけなかったなあと思ったら、
昨年の10月にできたそうです。
「聖地」と自称するのはどうかとも思いますが、
そう言いたくなる場所ではありますね。
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人形の不思議なバイクラックがあり、
無言のうちに記念撮影を求めます(笑)。
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3月いっぱいまで、
「しまなみ海道」の橋梁群は無料開放中です。
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大三島橋を渡って
伯方島へ。
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道の駅のソフトクリームに
吸い寄せられたお二人。
橋を渡るたびにアップダウンがあるので、
それなりに疲れます。レンタサイクルで走ってる方も
たくさんお見かけしましたが、「しまなみ海道」ぜんぶを
走ったら相当疲れるのではないでしょうか。
ちなみに、ジャイアントとブリヂストンサイクルの
本格的なクロスバイクが多かったです。
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大島大橋を渡れば、
「しまなみ海道」で最後の島となる大島です。
他の島は沿岸の県道を走りましたが、
大島では島のまんなかを貫く国道へ。
軽いアップダウンで一気に島を縦断すると……
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来島海峡大橋の登場。
約4kmの来島海峡に架かる三連吊橋です。
もちろん「しまなみ海道」中で最大最長の橋です。
このハイライトを前にして、遅めの昼食をとります。
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道の駅で、タコ飯付きの
肉うどんをいただきました。
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愛媛県のイメージキャラクター、
みきゃん君。「こいつ、ブレーキ付いてないぞ」と
思わず突っ込む(笑)。
さて、来島海峡大橋を渡れば、
四国へ上陸なのですが、個人的にはその前に
立ち寄りたいところがありました。
それは亀老山です。標高300mほどのそこへ
登れば(もちろん車道が通じてます)、
長い来島海峡大橋を俯瞰することができるのです。
で、みんなに「行きましょう」と提案したのですが、
キャンプ装備ゆえか却下され、
自分ひとりで行くことに(泣)。
キャンプ場で合流することを約して、
しばしひとり旅のはじまりです。
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大島の南岸へ回り込んで、
亀老山へ向かいます。
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小さな峠を二つ越えたら、
本格的な登りが始まります。
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10%近い斜度が3kmほど続きます。
道は東側斜面に沿って伸び、見晴らしがよくない
枯れ木のなかを進むのですが、
終盤で大きく回り込み、一気に西側に出ます。
すると……
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どかんと視界が広がり、
眼下に来島海峡大橋が現れます。
ちょっと雲が多くなってきたのが残念ですが、
やはり絶景です。
時刻は15時くらい。本当は夕陽がすばらしいらしいですが、
それは次回のお楽しみということにして、
名残惜しくも道を下り降り、
あらためて来島海峡大橋へ。
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全長4kmもあると、さすがに
疲れます(汗)。しかも横風が強く、
びびりながら通過。ディープリムじゃなくて
よかったです。ちなみに、大槻さんは
大きなフレームバッグを装着されてましたが、
それによってハンドリングが不安になるとか、
そういう悪影響はなかったそうです。
なにはともあれ、これで四国に上陸です。
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今治城です。
豪壮な石垣と、復元された天守閣や櫓が見事。
この先で見つけたスポーツショップで
ガスカートリッジを調達し(あってよかった)
キャンプ場をめざします。この日は、
今治から10kmほど先にある
東予の国民休暇村でキャンプします。
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キャンプ場は国道から50m以上も
下った海岸にありました。
これは一度下ってしまうと、外界に
出づらいロケーションです。
キャンプ場に降りる前に国民休暇村の
宿泊施設で入浴することに。
ちょうどそこで、仲間と合流できました。
しかし、僕は大事なことを忘れていたのです。
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入浴後、お店を求めて
国道を先へと走ること5kmほど。
やっとコンビニを見つけました。
事前に買っておけばよかったのですが、
積載量に余裕がないロードなので、
つい億劫になっちゃって。
けっきょく、コンビニ袋を手に提げて、
再び5km走ってキャンプ場に戻りました。
この日の走行距離は90kmほど。
無駄に時間と体力を費やしましたが、
ビールのないキャンプなんて自分には
考えられませんから(汗)。
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すっかり自分が最後になってしまいましたが、
18時半にはテント設営完了。
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この日もキャンプ場は貸し切り状態。
整備された炊事棟で
思うがままにめいめい夕食をとります。
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コンビニで買ったパスタを
食べます。
走った後、しかもキャンプなら、
なんでも美味しいです。
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カルボナーラのレトルトをかけ、
まだ余っていた魚肉ソーセージを
トッピング。
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この晩も熱燗に取り組む
鈴木さん。
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瀬戸田で買ったタコを
ちぎってはあぶり、ちぎってはあぶり。
なかなか美味しゅうございました。
たらふく食べて飲んで、
この晩も19時過ぎには就寝です。
しかし、この後、悲劇が……。
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エアマットがスローパンクしてました。
そもそも半身用で寒いのに、
空気が抜けては保温力がガタ落ちです。
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テント内にエマージェンシーシートを
敷き詰め、足下には
輪行袋を広げました。
昨晩同様、着込めるものはすべて着込んで
シュラフに潜り込みますが、冷え込みがきつい。
う〜寒い、寒いとぼやきつつも、
テントのなかでビールを飲んだりしてるうち、
それなりにテント内は温かくなってきたので、
目を閉じます。
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6時過ぎに目覚めると、
メーターの気温は0℃でした。
大槻さんのエッジだとマイナス3℃だったそうで、
相当冷え込んだのは間違いないです。
なんとか眠ることができたものの、
少なくとも冬のマットは全身用じゃないと
しんどいなあと痛感しました。教訓、教訓。
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カフェオレで体を温め、
再起動です。
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パスタのあまりで朝食。
今回はペペロンチーノにしてみました。
これでキャンプ食はさいご。
残しても無駄に重いだけなので、
すべての食料をお腹へ放り込みます。
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ほかのみなさんは、フリーズドライの
アウトドア用食品を用意してました。
このほうが軽量なので賢いですね。
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干しつつ撤収。
次にテントを使うのはいつになることやら……。
名残惜しさ一杯でたたんでいきます。
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今日も快晴。瀬戸内の海は
おだやかです。
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準備完了。
この日は松山まで60kmほど走って解散となる
予定だったのですが、誰からともなく
「もう輪行でいいんじゃね?」と話がまとまり(笑)、
ほぼ最寄りで特急も止まる壬生川駅から
輪行することに。
ツーリングも三日目となると、まあだいたい
ぐだぐだになるもんです(汗)。
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10時過ぎには輪行準備完了。
キャンプ装備はリュックに詰め込み、
コンビニから自宅へ送ってしまいました。
これで「ルックでリュック」は
終了です。軽い、軽い。ルックの最大の魅力は、
輪行がおどろくほど楽なことです。
こんなレーシングマシンに乗って、
「輪行が楽」くらいしか感想が出ないのが
自分の愚かしいところですね〜。

今回、ロードでのキャンプ行を実践したわけですが、
たぶんもうくり返さないでしょうね。
走り自体は軽くて気持ちよいものですが、
(全行程、舗装路でしたし)
なにかと荷物が多くなるキャンプでは、
フロントバッグがないと不便きわまりないです。
リュックの重さは4kgほどでしたので、
これくらいの走行距離なら体への
ダメージは少なかったですが、いつもより
肩が凝った気もしました。
まあ容易に予想されたことではありますが……。
いちばんイヤだったのは、パンパンのリュックを背負い、
テントをサドルバッグ上に積んでるという、
家出のようなスタイルのカッコ悪さです(汗)。

とはいえ、「ウルトラライト」なスタイルの
キャンプツーリングなら、必ずしも
サイドバッグがいらないことも分かりました。
いわゆるスポルティーフ系のツーリング車で、
十分にキャンプツーリングが
できるなあと実感できたのが収穫でしょうか。
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お昼前には松山駅に
着きました。やっぱり鉄道は早いし
温かいし、輪行はサイコーです(笑)。

三日間一緒に走っていただいた
大槻さん、鈴木さん、Tさんの三人は、
松山空港から東京へ戻ります。
名残惜しくも寂しくも、お別れです。
今回はすてきな旅をご一緒させていただき、
本当にありがとうございました。

さて、ここからは一人です。
ヒマな自分だけは、この日も翌日も、
引き続き四国を走ろうかなと思っていたのです。
根が貧乏性なので(汗)。
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【次回予告】
キャンプ装備を脱ぎ捨て、
ただひとりで南へ南へ。
あらたなモチベーションが
走る力を与えてくれる……気がする。
長駆200kmの先にあるモノは!?
by cyclotourist | 2015-02-24 12:43 | おしらせ | Comments(8)
Commented by スノーレオパード at 2015-02-24 12:59 x
お疲れさまでした。
地元の魚屋さんで干物を買って、熱燗のカップ酒、いいなあ。

でも、自転車の宅配は心配ですね。業者を選ばないと、酷いことになります。去年、一緒に行った同僚の自転車が4台中2台ダメになりましたから。
無事の届くような、何かいい方法はありますか?
田村さんなら、ご存知でしょうか。
Commented by cyclotourist at 2015-02-24 13:11
スノーレオパード様
コメントありがとうございます。
自分は熱燗を飲んでませんよ(笑)。
宅配ですが、不要になった荷物を
送っただけです。自転車自体を配送するのは
危険ですし、それなりに料金もかかります。
自分の仲間でも、壊れたという話を
よく聞きます。
ヤマト便など、大型の荷物に対応したサービスで、
あまり自転車をばらさず、段ボール箱に入れて
送れば安全性は高まります。
(問屋がショップさんに自転車を送る時と同じ)
ただ、料金が高いですし、段ボールの
入手や処分に困るので(特に出先では)
一般ユーザーが行うのは
難しいでしょうね。やはり、自転車自体は
配送しないのがいちばんです。
Commented by ミウラSV at 2015-02-24 21:39 x
ウルトラライトキャンプの楽しみ方が満載のレポート、楽しく拝見しました。
食事もいろいろと工夫すれば、楽しみが増えますね。
四国編も楽しみにしております。
Commented by 441M at 2015-02-24 21:41 x
やっぱしキャンプはイイでしょう!
私達オヤヂグループでまた秋にやりますので、必ず参加する様に!(笑)
Commented by スナフキン at 2015-02-24 21:53 x
もう、面白すぎます。
そして、たいへん参考になります。
自分もいつかやりたいなあ、と思っているツーリングを、どんどん実行してしまう、その行動力がすごいです。
次の記事が待ち遠しいです。
Commented by 輪太郎 at 2015-02-24 22:40 x
素晴らしいサイクルキャンピングですね。オイライチオシの伯方島の塩ラーメン、次回はぜひ食べてみてください。
Commented by 北山 at 2015-02-24 23:32 x
ウルトラライトキャンプ、お疲れ様でした。
装備さえしっかりしていれば、
汗だらけの夏のキャンプより快適かも知れませんね。
ビールのないキャンプ、私も考えられません(笑)
後半のソロツーも楽しみにしています。
Commented by cyclotourist at 2015-02-25 20:39
ミウラSV様
コメントありがとうございます。
めんどうなイメージがあるキャンプも、
「ウルトラライト」なら
逆に実践しやすい気がしました。

441M様
コメントありがとうございます。
ぜひ、実施の際はお誘いください。
できれば最低二泊はしたいですね〜。

スナフキン様
コメントありがとうございます。
参考になれば幸いです。
シルク号でキャンプしたら
カッコよさそうですね!

輪太郎様
コメントありがとうございます。
そうですね、伯方でラーメンは
いつか味わってみたいです。

北山様
コメントありがとうございます。
ほんとうに、意外なほど快適でした。
後半はある意味、舞台巡礼みたいなかんじです(笑)。
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