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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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嶺方峠から木崎湖へ

こんにちは、田村です。
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輝くような快晴に恵まれた嶺方峠。標高は1100m。
長野駅から35kmほど走れば
出会うことができる絶景です。
無駄に20年以上サイクリングしてきましたが、
ここまで好条件に恵まれた
すばらしい展望はまれですね。

ツーリングは、天候に印象が
おおいに左右される遊びです。
最初に訪れた嶺方峠は霧に包まれてました。
その後、3回くらいの訪問では
北アルプスを拝むことができましたが、
昨年の夏、ブルベで訪れた嶺方峠は
雨が降る夜中でした……。

ここで、ツーリングで天気に恵まれる
秘訣を公開しましょう!
日頃の行い、も重要かも知れませんね(笑)。

でも真実のところは、天気予報がよい地域に、
天気予報がよい時に出かけることです。

「当たり前だろ」と怒られそうですが、
意外と実践は難しいです。
フツー、出かけることができる日を前もって選び、
それから目指す場所を決め、そうしてから
当日の天気予報を気にすることになります。
ですので、たとえば当日の降水確率が40%以上なら
中止、といったふうに決めることが多いと思います。
当日の天気予報が悪いのに、
無理して決行すれば、展望は望めません。

今回のように、天気予報がいい日に
思い切って決行する、というのが
ツーリングで「あたり」を引く秘訣です。
自分で条件を決めず、得られそうな条件に合わせて
決行日と行き先を決めるのです。
条件が決まってれば、装備も選びやすいですしね。

もっとも、そんなことができるのは、
ヒマで友達が少ないからソロが多い
自分のようなダメ人間だけでしょうが(汗)。

閑話休題。
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登ったら下りが待ってます。
嶺方峠から白馬へ下る道は
おおむね北西に向かってます。そのせいか、
やはり路面に雪が目立ちます。
フツーなら自転車に乗って下れる
道ではありませんが……
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スパイクタイヤの効果は絶大で、
滑りやすい雪や氷も、土のようにグリップします。
もちろん、乾燥路面よりは
スピードを落として走りましたが、
タイヤが滑るとか、転びそうになるとか
ヒヤッとするシーンは皆無。この安心感はうれしいです。
もしフツーのブロックタイヤだったら、
つるっと滑って痛い目にあったでしょう。
もちろん、スリックとか杉目のタイヤで
下れるような状況ではありませんでした。
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国道406号を道なりに下れば
白馬駅に出ますが、今回は木崎湖方面へ
抜けたかったので、下りの途中で左へ分岐する村道(?)に
入りました。とたんに路面が雪で見えなくなりましたが、
クルマが通ってるようで敷き固められてるので、
問題なく下り続けることができました。
下りが続くとさすがに冷えますが、
持ってきた他の防寒着を着るほどではなく、
ほどなくして平地にでます。
下りきっても、まだ標高700mぐらいあります。
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田畑は真っ白。
関東人にとって、非日常的な光景です。
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国道と大糸線を横切り、
さのさかスキー場に入ります。
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きゃっきゃうふふと男女が
たわむれるスキー場。
うらやましくなんかないんだから!
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スキー場のわき手から、
中部自然歩道になってる
「塩の道」に入って青木湖に出るはずなのですが、
(以前、走った)
雪に埋もれて見当つかず。さすがに
足の踏み跡もないルートに入るのは無理なので、
引き返します。
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ゲレンデのような、
あるていどの圧雪でも、
けっこうタイヤがめり込みます。
こうなると、乗車し続けるのは無理。
スパイクタイヤといえども、走ることができる
シーンは限定的です。
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あっさり国道140号に戻り、
青木湖をめざします。
幹線国道だけに、ばっちり除雪されてます。
でも国道を走るのは少しだけで、青木湖沿いの
道を進むことにします。
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上から見ると、♡型の青木湖ですが、
道沿いからそのカタチはわかりません。
でも、静かな湖面がやさしく迎えてくれました。
気温も上がり、まったく寒さを感じません。
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国道を逸れると
冠雪した路面が多いです。
もっとも、今回はそれが楽しいのです。
ただ、南接する中綱湖への道は
通行止めになってました。ですので、
しばし国道に戻り、南下を続けました。
木崎湖が見えてきたら、国道を離れ、
湖の西岸に伸びる道へ。
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木崎湖です。この日は風も弱く、
湖面はいたって静かです。
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やはり国道を逸れると
雪が多くなります。
スパイクタイヤのおかげで
安心して走れるものの、漕ぎは
格段に重くなるので、やはり距離を
稼ぐようなプランは無理ですね、自分の体力では。
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雪の重みで倒れた木がちらほら。
岸に近い湖面は薄く凍っているようです。
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そのスジでは人気の
木崎湖キャンプ場に到着。
しっかり、管理人さんと仲間たちがいらっしゃいました。
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とりあえず購入。
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揚げ食パンをいただきました。
中にはずっしりとアンコが。おいしかったですし、
カロリーと糖分に満ちてるので
サイクリストには最適ですね。
地元では、ガテン系お兄さんの
おやつとして人気らしいです。
(信濃大町の駅前で売ってるらしいです)
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木崎湖のシンボル的な桟橋。
ここ数年は毎年みてる気がします。
サイクリストには、小熊黒沢林道から一望する
木崎湖の風景が人気ですが、さすがに林道は
冬期閉鎖とのことです。ですよね。
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無事、15時すぎに信濃大町駅に到着。
長野駅からの走行距離は60kmほどでした。
さすがにこの季節に走ったことはないエリアでしたから、
距離と所要時間の見積もりに確信が持てず、
(押しが入ったら途方もなく時間かかるので)
万一、嶺方峠越えに時間がかかったら、
信濃大町で一泊してもいいかなと思ってましたが、
(明るい時間に木崎湖を見たかったですし)
幸か不幸か、予想より早く信濃大町駅に
着いてしまいました。ですので、
ちょっともったいないですが、輪行で
帰宅いたしました。
駅できっぷを買っていたら、
駅員さんにホッカイロをいただいたのが、
なにげにうれしかったです。

こんなわけで、相変わらずグルメも少なく、
温泉にも入らないツーリングでしたが、
とても充実した行程でした。
自分の足で到達した場所で、
非日常的な風景に出会うこと。それが
自分がサイクリングに望んでいることなんだなと
再確認させてもらった一日でした。

そして、冬のサイクリングは平地だけ、
近場だけと思っていましたが、
装備と天候が許せば、どんな季節も
思いきり楽しめるんだなと
知ることができました。
今回は本当に天候に恵まれましたので、
持参したダウンジャケットやレインパンツの
出番はナシ。持ってるから安心して
走れたようなもので、
やっぱり持っててよかったです。

もちろん、こんなサイクリングが楽しめるのは、
「装備と天候が許せば」ですよ。
本ブログの読者さんなら
お分かりだとと思いますが、
冬期に標高があるエリアでのサイクリングは、
基本的には難しいです。
走行距離を局限できるカーサイクリングとか、
見知った場所での「山サイ」的な
楽しみ方のほうが適してるかもしれません。
積雪路は、本来は自転車が遊べる
フィールドではないと思います。
でも、時にはこんな遊びかたもあるんだなと
思っていただければ幸いです。
仲間が見せてくれた一枚の写真がきっかけで、
冬の峠を楽しませていただきました。

ちなみに、結果的に雪がない路面のほうが
多かった今回のツーリングですが、
スパイクタイヤのピンはあまり削れず、
脱落もありませんでした。
春が訪れる前に、もう一度くらい、
雪の上を走らせてあげたいですね。
by cyclotourist | 2015-02-05 21:32 | おしらせ | Comments(8)
Commented by 北山 at 2015-02-05 23:01 x
まさかとは思いましたが、長野駅から自走されたのですね。
天候にも恵まれたとは思いますが、
雪道を含む長丁場を無事完走されたのはさすがですね。
雪景色の嶺方峠、さすがに見たことはありません。
楽しいレポートの中にも雪中走行の厳しさを
お書きになってられるのは、良いことだと思います。
Commented by ミウラSV at 2015-02-05 23:55 x
昔スキーで訪れた道ではありましたが、雪景色は普段とは一変しますね。
慣れない路面での長距離、順調で良かったですね!
やはり普段の行いとリサーチが重要そして安全第一ですね!!
Commented by 441M at 2015-02-06 00:30 x
スパイクタイヤとディスクブレーキ付きのMTB風味の「パスハンター」が欲しくなっちゃたじゃない!
正直まさかって思いながらも羨ましくって、言葉にできましぇん(苦笑)
Commented by cyclotourist at 2015-02-06 11:12
北山様
コメントありがとうございます。
MTBの楽しさを教えていただいた
貴兄にあらためて感謝です!

ミウラSV様
コメントありがとうございます。
雪景色をサドルの上から眺めるのは
また格別でした。

441M様
コメントありがとうございます。
26HEだと、いろんなタイヤがあるので
遊べる場所が広がりますね。
ところで、パスハンとMTBの違いを、
今度じっくり教えてください(笑)。
Commented by 輪太郎 at 2015-02-07 12:18 x
やはり、MTBひとつ取っても、いろんなマシンがあるというか、いるなぁ、と感じますね。オイラは現在チタン、クロモリフォーク、カンチの軽量MTBと、カーボンフルサス、油圧ブレーキのラピエール号の2台をフル稼働(12月からで19回出動)していますが、両方とも必要ですね。チタン軽量は雪の登山道の下りでは、役に立ちませんが、ドライなら問題ないし、カツギなどは圧倒的に楽。ラピエール号のフルサスは階段でも座ったままおりれますし、雪でもブレーキは心配なし。田村さんのリジッド%スパイクの組み合わせも面白そうです。自転車、まだまだやめられませんね。
Commented by cyclotourist at 2015-02-07 21:50
輪太郎様
コメントありがとうございます。
本当に、MTBという車種のなかだけでも、
スタイルや遊び方はさまざまですね。
今後も可能性を広げていきたいです。
MTBも自分も(照)。
Commented by okazu_hitode33 at 2015-02-08 19:56
どうも、いつぞやの高校生君であります(笑)
やっとの事でブログを発見!致しました。

実はスパイクタイヤ気になっていたので、購入の参考にさせてもらいます!
しかし、お値段すごいですね(笑)車のタイヤよりも...とマイナスな事は考えてはいけないですよね(汗)
Commented by cyclotourist at 2015-02-10 08:55
okazu_hitode33様
見つけてくれてありがとうございます(笑)。
スパイクタイヤ、えらく高価な買い物でしたが、
おかげでプライスレスな景色に
出会うことができました。
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