こんにちは、田村です。
先の日曜日は、人生初体験の
ワンダーフェスティバル出展でした。
日本最大(ということは世界最大?)の、
ガレージキットの祭典を、フィギュア作り一年生の
ワタクシが、恐れ多くも体験してまいりました。
幕張メッセに9時前に到着すると、
10時の開場を待つ長蛇の列が、
会場をぐるりと取り巻いております。
当日は暑く、熱射病になりはしないかと心配になりました。
会場に入ったら、受付を済ませて、
当ブースを探し当てたら準備開始。
長さ180cmの長テーブルが、一日限りの当店店舗です。
家を出て、途中のキンコーズでプリントしたばかりの
説明書を、販売部長がキットに入れます。
こうした説明書や入れ物も、本当はじっくり
準備したかったのですが……。
徹夜明けでもうろうとしつつも、
自分はダンボール箱と白布で展示台をでっちあげます。
お立ち台、完成です。
すみっこで壁際(しかも入り口の反対側)のブースだったので、
照明が暗いし白っぽいですね。肌色をもっと鮮やかに
塗ればよかったと反省。
開場すると、怒濤のような人の流れが
広いフロアを埋め尽くしました。
ディーラーブースの出展数といい、圧倒的な迫力です。
開場自体も、サイクルモードの1.5倍ほど広いです。
こんな大海原のなかで、自分のブースに目を
留めてくれる人がいるのかと心配になります。
しかし、意外なほど多くの方が
当ブースに立ち寄ってくれました。
フィギュアという特性上、ぐっと近くに寄って
見てくれますので、最初はびっくりしました。
サイクルモードとはなかなか勝手が違うものです。
そして、キットをお買い上げくださる方も多く、
しばらくすると材料代と出展料がまかなえるほどの
売り上げを達成! ありがたいし、うれしいかぎりです。
自分でも複製の出来映えが悪いと思っていたので、
お求めいただく方には、ひとりひとり
「複製がひどいですが大丈夫ですか?」と
お声がけしたのですが、みなさん
「これくらいなら大丈夫。がんばって作ります」と
言ってくださいました。きっと、来場者のみなさんのほうが、
こうした模型作りのベテランでしょうからね。
心強いかぎりです。
だんだん飽きてきて、
天を仰ぐ販売部長。
交代でブースを離れ、近くの展示を見たりしました。
企業ブースは華やかですね。
当ブースにも、何人かお知り合いの方が
足を運んでくれました。
写真は、エイ出版社時代にお世話になった
デザイナーさんです。自分はなぜかジャージ着用(汗)。
でも、会場内はけっこう蒸し暑かったので、
この選択はかしこかったです。
それにしても、
他のディーラーさんの出来映えはすごいです。
なかでも「艦これ」は大人気で、本当にたくさんの
フィギュアが展示されてました。
コスプレされてる方も
多かったですね。
なんと、当ブースに
西住みほ殿がいらっしゃいました。
なぜか、マスプロ車オーナーズミーティングの
サコッシュを持ってます(笑)。
ガルパンのヒロインと、
夢のツーショットです。
西住ちゃんは自分より背が高かったんですね〜。
お立ち寄りありがとうございました。
販売部長、ガレージキットを購入。
ディフォルメされた駆逐艦響きです。
作れるのか? お前……。
自分は神通・改二を購入。
全体の出来映えのすばらしさはもちろん、
分割や接合面、裏面のきれいな仕上がりに脱帽。
自分のは見えないところはボロボロですからね……。
キットととして販売するからには、組み立てやすさも
大事なんだな、と遅まきながら悟りました。
あっという間に17時、閉場となりました。
まさに夢のような時間でした。
搬入も搬出も、カート一台です。
自転車のイベントでは、こうはいきませんからね。
小さな模型ならではです。
開催日までの二週間、複製と見本作りに追われ、
もうしばらくフィギュアは見たくないなんて
気分にもなりましたが、こうして終わってみると、
また次回も参加したくなるから不思議なものです。
ディーラーとしてはともかく、次回もぜったいに
足を運びたいなあと思いました。
【キットをご購入いただいたみなさまへ】
本当にありがとうございます。
出来映えのイマイチ感に加え、解説書が
おざなりで申し訳ありません。
下記に、補足と完成見本を記しますので、
ご参照いただければ幸いです。
ご不明点は、なんなりとお問い合わせください。
・大鳳
胴体と腰・足は、腰を貫くように
軸打ちしてください。
前髪左の細い房が欠損してます。
写真のグレーの部分です。
細く伸ばしたパテなどで補ってください。
同じく、鎖骨あたりに伸びる
ベルトが欠損してます。
写真のグレーの部分です。
細く伸ばしたパテなどで補ってください。
船体を支える箇所です。
部品を写真のように組み合わせてください。
背面の艤装です。
銃座と体との接続は、各自が工夫してください。
見本では、L字形のプラ棒を使いました。
船体や艦橋(プラモから流用してください)に
伸びるアームなどは、軸穴を開け、
2mmくらいのビスとナットで固定してください。
背中を削り込んで、ナットを埋め込んでください。
ここに艤装をビス止めします。
ビスやナットは付属しませんので、
恐縮ですが、各自ご用意ください。
・翔鶴、瑞鶴
脚部の装甲板には、
写真のようにスクリューを取り付けてください。
軸は、別途2mmプラ棒などをご用意ください。
足との取り付けには、3mmプラ棒をご用意ください。
左右の髪は、それぞれ3つの部品を組み合わせ、
リボンを通して頭部へ固定します。
翔鶴、瑞鶴は、背面の艤装は付属しません。
・飛鷹
複製できなかったため、
飛行甲板は付属しません。
見本では、飛行甲板はプリントアウトを
貼付けてます。下記にデータ(PDF)をアップしましたので、
必要でしたらお使いください。
http://xfs.jp/4uTks
(ダウンロード期間7日)
展示台は、大鳳、翔鶴、瑞鶴と同じものが付属してますが、
足を開いている飛鷹にはスペースが足りません(汗)。
版権表記印字のため付属させましたが、
飛鷹の台座は、別途ご用意ください。
ちなみに、大鳳、翔鶴、瑞鶴は販売好調だったのですが、
この飛鷹は、ひとつしか売れませんでした(汗)。
やはり改装空母は人気ないのでしょうかね?
なにはともあれ、これでフィギュア漬けの
日々にひと区切りつきそうです。
いい加減、本業に集中したいと思います(汗)。