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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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軽さの意味は?

こんにちは、田村です。

昨日は久しぶりに降水確率が低い
日曜日でした(関東甲信越は)。
そこで、ついにルック595の出番です!
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朝6時に池袋をスタート。
先月の頭に走った時と同じスタート時刻、同じコースで、
信州の小諸をめざすことにしました。
前回はスポルティーフで走りました。
それと比較したいがための、同じコース選択です。
これはランドヌ東京が主催するブルベの
試走も兼ねているのですが、そちらの情報は
クラブのホームページで順次更新されますので、
当ブログでは触れないでおきますね。

ちなみに、写真のウェアは、先日できあがったばかりの
クラブウェアです。
日本らしさあふれるカラーリングと
桜のアレンジメントが素敵。でも、かなり目立ちますので
ふだんのサイクリングではちょっと照れるかも。
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青梅街道を西進していると、
同じウェアのサイクリストと出会いました。
クラブ員のKさんです。奇遇すぎて驚きました。
自転車がマキノ号というのも渋い。
練習の帰りとのことで、小諸行きを励ましてもらいました。
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およそ40km地点のコンビニで小休止。
到着はちょうど8時。
前回の到着時刻は……8時16分でした。
記憶に間違いなければ、前回はやや追い風。
今回はほぼ無風。
もちろん、全力で走ったりしてませんし、
信号も多いのでマイペース走行です。
それでいて16分も早くなったのは……
やはりルックの力なのか!?
3kgほどの重量差が現れたのでしょうか?
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名栗から山伏峠を越えます。
やはり登りはシンドイものですが、
心なしかスムーズに進みます。快調です……
ふと気温表示を見ると、なんと20℃。涼しいのです。
前回は山伏峠でも30℃に達してましたから、
軽さより気候の差かも知れません……。

圧倒的な性能の違いを感じたのは、
登りではなく下りでした。
ルックは路面に張り付くように走り、
安心感が高いですね。ブレーキの効きも文句なし。

細身のスチール製フレームは、
振動吸収性のよさが魅力でもあるのですが、
自分のスポルティーフはいまいち下りで
挙動が安定しません。タイヤが27Cと太いことで
乗り心地はいいのですが、時速50kmを越えると
微振動が全身を包む感じがして不安なのです。
ところがルックは、時速50kmでも40kmくらいにしか
感じないほど、挙動がまろやかなのです。

平地を巡航していても、両者の
乗り心地はずいぶんと違います。
スポルティーフは、大きな段差も小さな段差も
満遍なく削ぎ落としつつ、ハンドルやサドルから
伝わる衝撃感はやや鋭さが残るものです。
タイヤが路面から浮く感じもします。

対してルックの場合、
少々の段差は吸収し尽くすようで、
ハンドルやサドルに衝撃が響きません。
あるていど大きな段差になると
体にがつんときますが、
接地感は残っている感じがします。

自分でもよくわかりませんが、
スポルティーフのほうは、段差を
カッターで削ぎ落とすような印象で、
ルックのほうは、段差に紙ヤスリを
かけて滑らかにする感じ……でしょうか?
フィギュアの作り過ぎかも知れませんね(笑)。
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そんな脳内会話をしてるうちに
秩父に到着。10時5分でした。
ほとんど同じようなペースで走っているつもりですが、
前回より30分も早いです。
無意識にペースが上がってるのか、
それとも過ごしやすい気温のせいか、
やっぱりルックの走行性能ゆえか……。

おなじコースを走っても、やはり条件は異なりますので、
正確な比較は難しいですね。
なにはともあれ、遅くなってないだけで
なんとなくうれしいものです。
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長瀞まで足を伸ばします。
ちょうど貨物列車が通過中。
長瀞からは、県道71号に出て、
土坂峠をめざします。
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土坂トンネルです。
到着は12時35分。
前回は13時16分でした。
差が広がってますが、前回は暑いので
木陰で水をかぶったりしましたので、
停止時間が多かったことを覚えてます。
それでも、やはり特に登りでは
軽いルックが有利なのは間違いないようです。
登りになれば、すぐにインナー×ローになるので(汗)、
デュラエースの変速性能は発揮できませんが、
その軽さが無言の実力を発揮してると言えましょう。

なにはともあれ、土坂トンネルまでで120kmほど
走りましたから、自分的には悪くないペースです。
しかし、この頃から、左の足首が妙に
痛み出しました。もしかしたら、先の600kmブルベの
ダメージがまだ残ってるのかも知れない……
そう思って、ますます抑えめのペースで
先へ進むことにしました。
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わずかに登り基調の
十石街道を淡々と進みます。
20kmくらい道なり。土坂の手前から十石峠にかけて
コンビニの類いがまるでありません。
しかし道の駅がふたつあるので、
いつもどちらかで休むことにしてます。
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道の駅 上野です。
13時40分になりました。
ここまで気温表示は25℃止まりで快適。
前回の到着は14時27分でしたが、
気温表示は34℃にも高まりました。
今回も前回も、早く目的地に着こうとはまるで
思ってないのですが、自転車や装備の力を
試したいなとは常に思ってますので、
こうして比較できるのは面白いです。

なにはともあれ、自分比でずいぶんと早く
道の駅についたので、ちょっとしたご褒美を。
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天ぷらうどんを食します。
なかなか歯ごたえのある麺でした。
分不相応のルックとデュラエースを投入し、
その目に見える成果が、このうどんだと言えるでしょう。
数十万円の価値があるわけです(笑)。
前回はソフトクリームをペロッと食べただけでしたから。

しかし、うどんのくせに出てくるのが遅く、
道の駅に30分ほど滞在することになりました。
まあ、本当のブルベではなく、目的はあくまで
小諸到着なので遅れたっていいのですが、
できれば夜間走行はしたくないなと思いつつ、
ラスボスの十石峠に向かいます。
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現在は国道が通行できますが、
いつもどおり矢弓沢林道で峠をめざします。
全長7kmほどの舗装林道ですが、
序盤2.5kmほどが急勾配。
のろのろ進むしかありません。
インナーロー(36×28T)で時速7kmくらい……。
こんなスローペースになってしまうと、
フレームの性能うんぬんよりも、
「もっと軽いギヤにすればよかった」とか
「あと500m走ったら一服しよう」ぐらいしか
考えることができません(汗)。
心なしかスポルティーフより進む気がしますが、
気の問題だと思います。

それよりもむしろ、ドリンクボトルをひとつだけにしてたので、
飲料の残りが心配に。
サドルバッグの容量に限りがあり、
輪行袋と雨具一式でパンパンなので、
工具類はツールボトルに入れたのです。
ボトルケージはふたつなので、必然的に
ドリンクボトルは一本のみ。
この日は涼しいのでマシでしたが、
真夏日は装備を考え直さないとダメですね。

こういった面では、搭載量に余裕がある
スポルティーフは安心感が高いですし、
ロングライドを前提に3ボトルケージにした
マキノ号が頼もしくなりますね。
そういえば、このコースは、
トーエイスポルティーフ、ケルビムランブラー、
マキノ号、そして今回のルックと、
4機それぞれで走ったことになります。
我ながら飽きずに走りますね……。
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標高が1000mを越えると、
濃い霧が立ちこめてきました。
時々は前方からクルマやバイクが降りてくるので、
こちらもライトを点灯しつつ、びびりながら走ります。
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十石峠です。標高は1350mほど。
景色はまるで望めません(泣)。
到着は16時10分でした。
前回は16時40分。
うどんで失った時間を少し取り戻してますね。

やっぱり軽い自転車は確かに有利。それでいて
剛性感や乗り心地も十分すぎる程よいので、
ルック595が優れた自転車なのは間違いないようです。
いまさらお前が言うなという話ですが(汗)。
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下る前に、レインジャケットを着込みました。
本当にこの日は妙に涼しく、峠では
15℃くらいではなかったでしょうか。
また、肌が濡れるほど霧が濃いので、
まさか着るとは思わなかったレインジャケットの出番。
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県道139号の向こうに
浅間山を望みます。
十石峠さえ越えてしまえば、あとは下り基調で
小諸へたどり着きます。市街に入る際に若干の登り返しがあり、
なんだか左の足首の痛みが増してきましたが、
首尾よく走り切ることができました。
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小諸城大手門です。
到着は18時20分でした。
前回は18時50分。つまり、後半の
下り基調の道では、まるで時間を短縮できて
ないんですね。脚以上に腕に問題があるというコトで(汗)。

さて、前回は上田まで走って一泊したのですが、
今回は名残惜しくも日帰りです。小諸駅から輪行します。
そ・し・て……ルックの真価が発揮されました!
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収納が早くて、楽(笑)。
初めてルックを収納しましたが、所要6分。
そして担いだ時の快適さは感動的でした。
近年、輪行される方が増えていると言われる背景には、
こうした軽い自転車の存在も
大きいのでしょうね。

200kmも走って、「輪行が楽」とか言われてるんじゃ、
ルックもデュラも浮かばれないですね(笑)。
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軽井沢で新幹線に乗り換え。
すると、最新鋭のE7系がやってきました。
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自由席は赤いシートです。
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通路側シートでも
使えるコンセントがあります。
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輪行に欠かせないスペースは、
従来型と同じ広さでした。
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東京駅で先頭車両を拝見。
へんなクビレがなく、航空機然としたスタイル。
思っていたより実物はカッコいいです。

さて、気になるのは足首の痛みです。
くるぶしの後ろが腫れてきました。
いままで、膝が痛くなることはありましたが、
どうしたことでしょう。
今週は北海道1200が控えてますし、
万全の体調で挑まなければなりません。

そういえば、肋骨を折った時にもらった湿布は
実によく効きました。
そこで、今日は整形外科へ行ってきました。
すると、腫れ具合を見た医者は
採血すると言い出します。
なんで? と思いつつ従い、検査結果を待つことしばし。
「ほら、やっぱり尿酸値が高いでしょ」
「? それがなにか」
「痛風ですよ」
「ツーフー!?」

なんと、痛風の発作で関節炎なのだそうです!
永遠の26歳を自称していたワタクシが
痛風なんて……。

なんでも、激しい運動をしたり、
水分が不足すると、関節に沈着していた
尿酸の結晶がはがれ、白血球との関係で
炎症が起きるのだとか。

サイクリングが激しい運動とは思えませんが、
登りでハアハア言いますし、
昨日は涼しいせいか、水分をあんまり
取らなかったのは事実。
ビールだって毎日飲んでるし……。
言われてみると、認めざるを得ません。

痛風は「ゼイタク病」とも言われますよね。
もしやルックやデュラエースを買った報いか!?
……なわけあるか、と自分で自分に突っ込みつつ、
おそまきながら水をがぶ飲みしております。

北海道1200は走れるのか!?
台風も来てるし、不安です。
by cyclotourist | 2014-07-07 15:07 | おしらせ | Comments(4)
Commented by 輪太郎 at 2014-07-07 21:50 x
ステキなサイクリングでしたね。ビールに痛風はまずいかな。お大事にしてくださいね。ルックの威力凄いですね。軽さだけではないのでしょうね。ま、カーボン未経験のオイラには、よくわかりませんが。
Commented by はじ~ at 2014-07-07 22:09 x
ルックのデビュー走行、お疲れ様でした。
スチールのスポルティーフに憧れているのですが、カーボンのフレームをベースにフェンダー等を取りつけてスポルティーフ風にするのも輪行を考えた時に良いのかな、とも思いました。
先日試しに初めて輪行袋へカーボンロードを収めてみましたが、フレームとタイヤを縛る位置が間違っていたことに、この記事での写真で気づきました(汗)再チャレンジしてみます。
Commented by ミウラSV at 2014-07-07 22:30 x
カーボンロードを十分に体験されたようで、お疲れ様でした。
>痛風
まだ軽い状態みたいですね。マジで風が当たっても居たいということから痛風ですから。
水を普段から大量にとるのもありのようですが、お大事になさってください。
Commented by cyclotourist at 2014-07-08 18:17
輪太郎様
コメントありがとうございます。
カーボンは、というよりルック595は
やはり優秀ですね。
でもたぶん、スチールの自転車に
乗る機会のほうが、今後も多いと思います。

はじ~様
コメントありがとうございます。
ツーリング装備が似合うカーボンフレームが
あればいいんですよね。
輪行は慣れるまで面倒な気がしますが、
すぐに慣れると思いますよ。

ミウラSV様
コメントありがとうございます。
おかげさまで、そんなに敏感かつ
激しい痛みはないので助かってます。
一部では駆逐艦「痛風」とか
言われてます(笑)。
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