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シクロツーリスト&ランドヌールときどき模型の製作日記

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山音製輪所さんへ

こんにちは、田村です。

都内の桜も散りつつあり、
ぐっと暖かくなる日が多くなりましたね。
昨日もそんな一日でしたが、
おなじみのみなさんと一緒に、
とある自転車工房を訪ねてきました。
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集合は多摩川に架かる是政橋。
集まったのは、ベロクラフトの店長にしてCWSの
自転車事業をマネージメントする大槻さん。
そして、某大学を無事に卒業し、
某一部上場の自転車販売店に就職した五十嵐君です。
大槻さんと走るのも、五十嵐君と走るのもひさしぶり。
ここから神奈川県・厚木の郊外にある
山音製輪所さんへ走っていこうというわけです。

ご存知ですか? 山音製輪所(やまおとせいりんじょ)。
去年、誕生した自転車工房なのですが、
その様子を拝見するために、この日は三人でレッツゴーなのです。
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しばし「多摩サイ」を上流へ向けて走り、
県道20号などを経由して厚木方面へ。
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千葉県の柏から自走でやってきた五十嵐君。
厚木が近づくと、国道にもゆるやかなアップダウンが
あらわれます。ちょうど、見晴らしがよい丘越えのような
道に差しかかったので、僕は不意に五十嵐君に声をかけました。
「頂上まで勝負だ!」
最近、彼はブルベにも出るようになり、400kmを17時間くらいで
走るとか、脚自慢が鼻持ちならない五十嵐君。
人生の先輩として、ここらでシメとかないとなりません。

結果……あっという間に五十嵐君にちぎられました(泣)。
山音製輪所さんに着く前に、三回くらい挑戦したのですが、
すべて僕が敗退。まったく追いつけません。さすがです。
「参りました」
「いや〜田村サンすごいっすよ。その年齢なんですから」
「くっ……」

そんなわけで、どうにかこうにか山音製輪所さんに到着。
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厚木の街外れにある、瀟洒な一軒家です。
この一階が、工房になっているのです。
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東叡社に勝るとも劣らない
広さと工作設備を整えた工房です。
そう、ご存知の方もいらっしゃると思いますが
山音製輪所を立ち上げた尾坂さんは、
東叡社で7年修行された方で、昨年から
自らの工房を開いたのです。
今年のハンドメイドバイシクルショーに出展されていたので、
その自転車をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
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尾坂さんです。自分のようなシロートにも
優しく接してくれる方です。
過去、東叡社を取材させていただくたびに、
尾坂さんの笑顔に癒されたものです……。
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定盤は、そのスジでは神のような
梶原氏製作のもの。
愛用しているビルダーさんが多い定盤です。
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ヘッドチューブに入るロゴマーク。
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ダウンチューブのブランドマーク。
「モンソン」と読むそうで、山と音を表す
フランス語から考えたとのことでした。
シンプルで上品ですね。
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ご自身のプロムナード的な
自転車に装備されていたキャリア。もちろん
尾坂さんの手作り。デザインも仕上げも見事でした。
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こんなキャリアも。
大型のサドルバッグを受け止めるためのキャリアですが、
後部が折りたたみ式になっていて、輪行時は
跳ね上げて地面と干渉しないデザイン。
面白いですね。
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キャリア製作用の治具。もちろん尾坂さん手作り。
こうした治具が、完成度が高い工作を支えているです。

新しい工房ということで、どういった自転車を
作られていくのか注目したいところです。
尾坂さんにうかがったところ、
「どんな自転車も作りたいと思っていますが、
個性を出せるのは、やっぱりツーリング車でしょうか。
キャリアやバッグを含めて提案していきたい」
とのことでした。
実は尾坂さんはバッグづくりにも定評があり、
東叡社に務めていた頃から、端正なフロントバッグなどを
折に触れて作られていたのです。
同行させていただいた大槻さんもおっしゃってましたが、
ひとりのビルダーで、フレームに加え、
キャリアもバッグも作ることができる方は、
ほかにはない存在なのではないでしょうか。

この日は、展示用のツーリング車をオーダーするという
大槻さんに同行させていただきました。
近未来的に、山音製輪所さんのツーリング車が
ベロクラフトさんに展示されることと思います。
東叡社で培われた尾坂さんの技術と他にはないセンス、
そして数々の工房をご存知の大槻さんによる
仕様に基づくツーリング車……どのような自転車が
できあがるか、個人的にも楽しみです。
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工房見学の後、尾坂さんが
近郊の里山へ案内してくださいました。
まったく自分には土地勘のないエリアなのですが、
すぐに住宅が少なくなり、南信州を思わせるような
素朴な風景が広がります。走る環境にも恵まれているのも、
山音製輪所の魅力になりそうです。
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ディレイラー不調を発生した五十嵐君。
5速のドッパーを装備したオタク自転車に、
11速アテナを装備した自分の自転車が負けるとは
あらためてお恥ずかしい限りです……。
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桜の花びらが舞う素敵な広場でランチ。
今年はお花見の機会に恵まれました。
都内ではあらかた散ってしまった桜ですが、
こちらではまさに満開を迎えておりました。
貴重な時間を僕らに割いていただいた尾坂さん、
あらためてありがとうございました。
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さて、お天気もよいので、
僕と五十嵐君は、走って帰ることにします。
家族サービスが待ち受けている大槻さんは輪行です。
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途中まで五十嵐君と一緒に。
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トイレ休憩でよったコンビニにて、
ふたりとも「艦これ」の食玩を購入。
コンビニでフツーに艦これグッズが手に入るほど
人気が高まるとは……。
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僕のは重巡筑摩が入ってましたが、
五十嵐君のはシークレットの軽巡矢矧。
こんなグッズですら、彼に負けたような(笑)。

それにしても、自宅(池袋)から厚木は思ったより遠く、
帰路は国道246利用でほぼ最短経路にしたにも関わらず、
往復の走行距離は130kmを越えました。
そういえば、距離100kmを越えるサイクリングは
ひさしぶりでした。
家で飲んだビールがおいしかったです。
by cyclotourist | 2014-04-10 21:40 | おしらせ | Comments(7)
Commented by 北山広 at 2014-04-10 23:31 x
個性的なデザインのキャリアですね。
これに似合うバック方も興味があります。
オーダー全盛の頃みたいに個性ある工房が
増えて行くのは我々ツーリング派にとっては嬉しいですよね。

>人生の先輩として、ここらでシメとかないと

今度、北山に来た時はギャフンと言わせときますから(笑)
Commented by おみず at 2014-04-11 09:20 x
山音製輪輪所さんは私もハンドメイドバイシクルショーで知ったのですが昔住んでいた家のすぐ近所でビックリしました。懐かしいので訪ねて見たいけど、勢いでオーダーしちゃいそうなのでやめておきます。
Commented by 441M at 2014-04-11 20:53 x
尾坂さん、ダウンチューブのロゴが決まったんですネ。
基本的な技術は身につけておられる様なので、後はどんどん経験を重ねられれば・・・って事で、田村さん、1台逝きますか!(笑)
Commented by 竜胆急行 at 2014-04-11 22:09 x
やっぱり名人の作品は見た目もキレイですね
ヘッドマーク見た瞬間に欲しくなっちゃいました^^;;あぶないあぶない

五十嵐くん> 是非こちらの300km「水上山岳」へエントリーさせてください
 ギャフンと言わせること確実です!
Commented by ミウラSV at 2014-04-11 23:02 x
個性的なキャリア(でも実用的)いいですね。キャリアだけでも作ってもらえるのでしょうか。
このような工房がこれからも続いてくれると嬉しいです。
>すべて僕が敗退。まったく追いつけません。さすがです。
>こんなグッズですら、彼に負けたような(笑)。
自分は若さに張り合うのはやめました。(汗 素直に年齢を認めることにしてますが、自分より年長の方で早い人も沢山いますが・・・。
Commented by 危篤男子 at 2014-04-12 00:04 x
ここ数日、怒られてばかりで不沈の僕でもヘコんでいたのですが、田村さんと勝負して元気が出ました(笑)

北山広様
対決ですね…お手柔らかにお願いします!!

竜胆急行様
ようやく今年の予定が決まり、ブルベに向けて改修&作戦会議中です(笑)
Commented by cyclotourist at 2014-04-16 17:46
北山広様
コメントありがとうございます。
侵蝕魚雷でもなんでもつかって、
盛大にギャフンと言わせてやってください。

おみず様
コメントありがとうございます。
訪問即オーダーにはなかなかならないと思いますので、
お気軽に訪ねてみてはいかがでしょうか。

441M様
コメントありがとうございます。
逝きたいのは山々ですが、まずは
ランブラーの二代目をオーダーしたいですね。
金策しなきゃ(汗)。

竜胆急行様
コメントありがとうございます。
悔しいながら、危篤男子くんは相当に速いです。
ブルベで見かけたら、餃子を10kgぐらい背負わせてください。

ミウラSV様
コメントありがとうございます。
自分も気だけは若いつもりなのですが、
もうダメですね。走っていても、早く居酒屋へ
行きたくなってしまいます(笑)。

危篤男子様
あれで勝ったと思うなよ!
まだ終わらんよ。
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